Tedious diary more x4

写真日記ブログを合流させて完全に雑記ブログ化しました(>_<)

タグ:PowerShotS90

やや引き伸ばし気味に続けてきた“お買い物ベスト10”も最後、ベスト3。前回から数日空いてしまって、大晦日も大晦日、今年2009年もあと10時間少々になってからの更新になってしまいました。

ここまで引っ張るつもりはなかったのですが、出張していたり、天皇杯準決勝@国立競技場にガンバの応援に行っていたりでバタバタしていて記事を書いている時間がありませんでした…

でもまぁ、今年のベスト3に関しては悩むことなく、最初から決まっていたようなものです。少なくともベスト3のうちの2つは、随分前から確実に今年のお買い物ベストを争うものだと確定してましたしね。


第3位 ソニー VAIO type P

お買い物評価 92点 (製品評価としては94点)

SONY VAIO typeP P50 XP Home WWAN クリスタルホワイト VGN-P50/W
SONY VAIO typeP P50 XP Home WWAN クリスタルホワイト VGN-P50/W

(XP モデルなら HDD でも実用になる速度で動き、6万円未満で購入できるのは魅力)


人気沸騰で品不足の喧騒も今は昔と感じられる VAIO type P だが、発表されたのは今年1月、まだ松の内が終わるか終わらないかの頃、2009年の商品だった。色々な商品が出て type P のインパクトも薄れたし、私自身 MacBook Air を購入して type P の稼働率、持ち出し率は大きく減ったけれど、今年を振り返る上で忘れてはいけないエポックメイキングな製品。

ここ5〜6年メインノート PC は軽さより性能を重視してきた私にとって、VAIO type P を購入して愛用して軽さ薄さの魅力を再認識しなければ、MacBook Air を買うこともなかっただろうから、その意味でも評価は高い。

そして Air を購入後も、数多くの製品が登場しても決して薄れることのない

まともにタイピングできる最小サイズで、軽く薄い


という VAIO type P 最大の特長は変わらないし、だからこそ使用頻度は落ちても、自分にとって必要なパソコンであり続ける。

例えば VAIO X なんかは確かに薄いけれど、最高に薄い必要性がなければ薄いパソコンはいくらでもあるし、ほんの少しの妥協で遥かに性能の高いノートパソコンが得られる。ネットブックにしては相当に高い値段を出したくなる魅力が、私には感じられない。

しかし、type P は今なお、ある程度のタイピングを可能にする最小底面積なパソコンであり、それでいて最高クラスの軽さがあり、厚みも十分薄い。大嫌いな言葉ではあるが、発売後1年近く経っても only one である。

VAIO type P and DMC-G1 (3)


単に薄さだけを追求する競争は今も昔も数多くあるし、LOOX や工人舎製品のようにキーボードを犠牲にして小ささだけ追求している製品も国内外問わず出ている。しかし、タイピングへの犠牲を最小限にしながらサイズを追求した、VAIO type P に追随するパソコンは出ていない。あるとすれば、パソコンではないが、ポメラくらいだろう。

実際、私自身 MacBook Air を購入しても VAIO type P の役割がなくなってないし、今後もないだろう。性能では大きな差があっても、この小ささでマトモなタイプが可能ゆえ、MacBook Air を持って出るのは躊躇われる時や普通のノート PC を持って出るのは迷う時にも、気軽に持ち出せる存在だ。

仕事柄、出先で緊急リモートメンテということもあるから、出かける時にはできるだけ PC を携帯したい(ssh が使えれば iPhone でも何でもいいけど)。でも、プライベートの旅行で 普通のノート PC(MacBook Air 含む)を持っていくのはちょっと…という時でも type P なら持って行ける。かつ、まともにタイピングできる。

この小ささ&薄さのバランスがある限り
この先も VAIO type P は愛機として使われていく


1年近く経っても、そう思う。稼働率が落ちても手放せない。ネットブックゆえの多少の遅さも許せる。

数年前に VAIO UX で懲りて以降、私のノートパソコンスタイル的に、まともにタイピングできないパソコンを二度と買うことはないから、この VAIO type P が最小限サイズになる。小さいけど厚みのあるノートパソコンは、バックへの収納的にもイマイチだしね。

結局この「小さく(軽く薄く)まともにタイプできる」特徴ゆえ、他に色々な PC を買っても他にとって代わられることないポジションを維持し、私に必要なパソコンとしてあり続けるだろうと思う。

本当は直前まで2位の予定だったのだけど、現時点での稼働率の差で3位となってしまった。しかし VAIO type P に対する製品評価は今年手にした新製品の中で最も高い。ほぼ1年前の商品だけど、輝きは何も変わっていない。

■ 個人的 VAIO type P カスタマイズメモ
■ コンセプトに負けてスルーはできなかった… VAIO type P (1)
■ オーナーメイド内容と、その反省 VAIO type P (2)
■ 隙間を埋めてくれる存在 VAIO type P (3)
■ ケースやポーチに悩む VAIO type P (4)
■ type P 用諸々アイテムや追加バッテリー VAIO type P (5)
■ フォトストレージ代わりと撮影写真整理 VAIO type P (6)
■ VAIO X と VAIO (type) P



第2位 キヤノン コンパクトデジタルカメラ PowerShot S90

お買い物評価 93点 (製品評価としては88点)



つい2ヶ月ほど前に買ったものであり最近色々書いていたので、ここでまた色々書くのもアレだが、とにかく

予想以上に気に入って愛用中


であるし、値段も手頃。

操作性に若干の難はあっても(それまで使っていた富士フィルム FP100fd からすれば天国)、それを遥かに超える良さがある。とにかく、自分にフィットしたこと、好みにあったことが高い評価の主要因。何しろ、自分のお買い物評価だからね。

ホールドの悪さに関しては、後付グリップを輸入して装着して多少は改善されたので、そのあたりも+αとして加味されての点数になってる。

後付グリップは、取り付けた時には思ってたほどの改善がなかったので微妙な評価だったが、今ではあるのが当然という感じ。撮影時のホールド性向上に関してはやっぱり微妙だけど、普段ちょいと持つ時の感触はダントツに良くなったし、見た目も含めて気に入ってる。

the wall reflection of the buildings (2)


でもって PowerShot S90 の良さは過去に何度も書いているけれど、

  • P/S/A/M 各露出モードがあって一眼と同じ感覚で撮影できる(コンパクトデジカメならではの自由度の少なさを我慢せずに済む)

  • レンズ根元のリングコントローラーでステップズームが使える(前回撮影画角の記憶あり)

  • ISO800 を使う気にさせる高感度画質(ISO 400 なら完全常用可能)&通常感度での画質も現在のコンパクトデジカメではトップクラス

  • コンパクトデジカメの中では、AF が速い& AWB もマトモ

  • 操作性も背面メインダイヤルの軽さや電源ボタン位置を除けば、まずまず良い方(納得はできないが、これより良い操作性のコンパクトデジカメの方が少ないのも事実)

  • 28〜105mm という一般的なズームレンジをカバーしている

  • これらの特徴がありつつ、普通のコンパクトデジカメサイズに収まってる


というもの。

とにかく、一眼ライクに撮影できてコンパクトデジカメでは画質も上位、それでいて普通のコンパクトデジカメのサイズと機能を持つ、ということに尽きる。

やはり一眼レフにしろ、マイクロフォーサーズにしろ、P/S/A/M という露出モード(キヤノンの場合は P/Tv/Av/M)で撮るのに慣れている身としては、コンパクトデジカメでもこういった露出モードがある方が良い。やはり落ち着く。

もちろん、P/S/A/M がなくてオートモードとシーンモードだけでも工夫して使うことはできるし、コンパクトデジカメだからそんな露出モードがなくても仕方ないと諦めることもできる。けれど、

初心者がシャッター1つで良く写る完全オートがあると安心なのと同じく
普段から P/S/A/M 各モードを使うことに慣れてると、それがあるだけで安心


だったりする。そういう人は、きっと私だけではないと思う。

また、画質も操作性も素晴らしいけど単焦点の GR Digital III や、画質、操作性や機能は充実しているけれどコンパクトというには大きい PowerShot G11 は、それぞれ魅力的なことは旧機種ながら使った経験から実感しているけれど、“普通のコンパクトデジカメ”ではなく、スタイルを選ぶ。

自分なりの撮影スタイルが固定されていれば、それらはベストフィットするだろうけれど、私の場合は少しずつ無理があった。過去に旧機種を使っていた経験からすると、「やっぱりズームのあるコンパクトデジカメも必要」とか「やっぱりコンパクトデジカメならもう少し小さな方が良い」とか思ってしまう。

そんな私には

普通のコンパクトデジカメなのに、中身はこだわり有り


的な PowerShot S90 みたいなものは理想だった。不満点も少なくないので理想と言うと語弊があるが、現時点では最も理想に近いコンパクトデジカメだ。

それゆえに今年のお買い物ベスト第2位にした。世代交代、技術革新の速いコンパクトデジカメなので、いつまで満足していられるかは判らないが、現時点では過去のコンパクトデジカメにないほどの満足感を覚えている。

the twilight at Umeda one day (3)


今後も色々なコンパクトデジカメ新機種が出るだろうけれど、撮影素子に関しては新しい方が良いとは限らない(作ってみての当たり外れ的なものがある)ので、PowerShot S90(や G11, GR3, GXR)に搭載されている撮影素子を超える素子を搭載したものではないと満足できない気もする。

発表当初から迷い、最近は iPhone とマイクロフォーサーズばかりだからコンパクトデジカメは使ってないしなぁ…と思いつつ、とある事情で買うことにしたが、ホント買って良かったと思っている一品。

PowerShot S90 を買ったおかげで、マイクロフォーサーズの出番が激減したのは言うまでもない。高感度性能も1段くらいしか差がないし、静止画スナップなら S90 で十分。ゆえに E-P1 / E-P2 のようなコンパクトスタイルのマイクロフォーサーズは全く興味がなくなった。

G1 / GH1 のように多少は動体撮影可能なパナソニックの LVF 内蔵タイプのマイクロフォーサーズは今後も注目&購入したいと思ってるが、去年から1年間続いたマイクロフォーサーズ熱を冷ます効果があった PowerShot S90 でもあった。

■ コンパクトデジカメを(Powershot S90に)買い替えるか否か…
■ 遅まきながら?PowerShot S90 購入
■ PowerShot S90 Custom Grip(後付けグリップ)を海外から取り寄せて、付けてみた
■ すっかりお気に入り PowerShot S90 使用感まとめ



第1位 アップル/ソフトバンク iPhone 3GS

お買い物評価 95点 (製品評価としては92点)

iPhone & MacBook Air in Cafe 1


やっぱりね…と言われそうでも、別に奇をてらうわけではないので、コレになってしまうかと。今年のお買い物ベスト3のどれも、自分の何かしらのスタイルに影響を与えた製品ではあるし、特に VAIO type P とこの iPhone 3GS は影響があった。

それでも iPhone 3GS を使い始めたことによる自分への影響は想像していたとおり大きかったし、想像以上に大きかった。それらについては散々過去の記事で書いてきているので、もう繰り返さないけれど、Palm Pro. で PDA を使い始めてから随分色々と使ってきた中でも最高の評価は間違いなく与えられるし

過去の PDA 系アイテムで最高に好きだった Palm V 以来の愛着


が出てきた。

もちろん、購入から半年が経ってるので、興奮気味の熱というものは既に冷めている。逆に実用品としての自分の価値は時が経つに連れて高まっているのが、今現在。

相変わらずドコモのケータイと併用しているが、おサイフケータイと旧来の電話番号維持以外はほぼ iPhone になっている。購入前に「捕らぬ狸の皮算用を元に iPhone 3G S を予約した」という記事を書いたが、ほぼその記事通りで2台持ちでも旧来より+αで維持できている。

さらに、ここ2ヶ月はパケ・ホーダイダブルも切って試しているので、2台持ちでもドコモオンリーの時と変わらない金額になっている。元々発信は少なかった上にドコモの比重が下がり無料通話分の余りが気になっていたから、無料通話分を有効に使うことを目的にしてるが、パケ・ホーダイを切るとパケット単価が一気に跳ね上がるので、怖々試しているところだ。

おサイフケータイは捨てられないし、捨てるつもりもないから、モバイル Suica や Edy などのチャージ時にかかるパケット代との兼ね合いだが、パケ・ホーダイを切ってもモバイル Suica のチャージで60円くらい、Edy ならもっと低いので、通常時は何とかやっていけるかな?と思っている。

アプリ更新ダウンロードなどではガッツリとパケット代金がかかるが、過去2ヶ月分の繰越分でやりくりするか、もしくは一時的にその月だけパケ・ホーダイダブルに入って料金をできるだけ下げる方向で賄えそうだ。

と、ドコモの料金をやりくりしているが、Pocket WiFi を買っても iPhone は iPhone であり、時々見かけるような「Pocket WiFi を使って iPhone を最低料金で維持して節約」なんてことはしないし、できない。

ま、人それぞれのやり方、考え方はあるけれど、iPhone を Pocket WiFi 経由でしか使わないなら GPS とカメラがある iPod touch みたいなものだし、GPS やカメラなら(それそのものの性能は)ガラケーの方がずっと優秀。

というか、いちいち Pocket WiFi をオンオフしたり、Pocket WiFi のバッテリーを気にしたり、電波状況を気にしたり…面倒くさすぎて、なんのためのスマートフォンだよ、って気はする。もちろん、iPod touch + Pocket WiFi なんてのも戻れない。

どれだけソフトバンクがキャリアとして糞であっても、iPhone の魅力が上回ってるのだから、どうせ iPhone を使うなら iPhone らしく使いたい、そう思う。

そのあたりは人それぞれだから Pocket WiFi に依存する人をどうのこうの言うつもりはないが、私にとっては絶対ない選択肢だなぁ…と思ってる。ってか、

片手に収まる・完結する超ミニ PC だからスマートフォンの意味がある


と思うしね。費用節約なら別の手段を模索することになるだろう。

iPhone 3GS with VAIO type P at a Cafe


ま、そんなわけで iPhone 依存が日増しに進んだ今年 2009年の後半だったのは間違いない。そして、ガラケーメインだった頃より確実に IP reachable でないとストレスが溜まるようになったとも言える。それは来年困りそうなことでもあるのだが…

ガラケーでも色々なことはできたけれど、元々が PC ありきのオールドタイプな人種だから、ケータイサイトより PC サイト、検索一つとっても PC と同じ画面でやらないと辛いし、ブラウザの操作性として iPhone に慣れるとケータイのフルブラウザなんて触れなくなる。

ということなんだけど、かと言って「iPhone に馴染めない」ということに反発するようなことはない。一時話題になった

■ iPhoneやめました (1/5) - ITmedia +D モバイル

なんて記事に対しても、内容そのもの、言いたいことについては「なるほどねー」と思うだけだ。

ただ、言いたいことは判るし理解できるけれど、仮にも ITmedia で編集長を名乗る人間が、公的な記事で個人的なことを必死に5ページにも渡って書くとか有り得なさすぎ、という感じで、一言で言えば「こいつ必死杉」ですな。

プライベートのブログか twitter に書くレベルで、どういう神経で公的な記事として書いたんだろう?と思うし、止めるヤツはいなかったのか?とも思ったり。

メルマガで「iPhone 止めた」と書いたら、頭のおかしな Apple / iPhone 狂信者に dis られたようですけど、この編集長女史は同じ土俵に上がったってのを気づかないんでしょうかねぇ。まぁ話題になってページビューが稼げたようですから、表彰モノかも知れませんが。

まぁ、逆に iPhone 礼讃まくりのブログとかもキモくて見てられませんけど、そのあたりは Apple 信者のブログ、ウェブサイトなんてのは大昔からいっぱい有りますからね。慣れてますし、スルー力もあるつもりだったり。

とまぁ、今まで書いた内容の繰り返しにならないように何か書こうと思ったら、いつも通り取止めのない下らない文章を書き散らしましたが、今年前半は VAIO type P、後半は iPhone 3GS の年だったような気がする、私のお買い物ベスト 2009 でした。

■ 捕らぬ狸の皮算用を元に iPhone 3G S を予約した
■ iPhone 3GS を手にして半日
■ ソフトとハードのベストバランス - iPhone 3GS 購入から半月 (1)
■ iPhone 3GS 購入から1ヶ月
■ iPhone 3GS を購入して変わったこと 【前編】
■ iPhone 3GS を購入して変わったこと 【後編】
■ iPhone 用ケースいくつか雑感 【前編】epik, SwitchWay etc.
■ iPhone 用ケースいくつか雑感 【後編】 PORTER, iWood
■ iPhone 3GS 購入から2ヶ月
■ 個人的な興味で iPhone 3GS と F100fd と E-P1 を比較撮影してみた
■ 半年経過して現在使用中 iPhone ケース4種4素材(前編)
■ Pastebot は凄い!(凄いのは Mac & iPhone / touch ユーザー限定だけど…)
■ 半年経過して現在使用中 iPhone ケース4種4素材(後編)
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とある事情から、一眼レフと同じようにコントロールできるコンパクトデジカメが急遽必要欲しくなったので、発表当初から購入を迷っていた PowerShot S90 を購入して2ヶ月近くが経った。

マイクロフォーサーズを一眼レフのサブシステムに据えて以来、すっかりコンパクトデジカメは使わなくなっていたので「今さら新しいコンパクトを買っても使わないかもなぁ」と迷い、そうなる危惧を持ったまま買ったのだが、全くの杞憂だった。ぶっちゃけ

予想以上に、かなり気に入っている


キッカケは何にしろ、迷いを吹っ切って買って良かったと思っている。そして、購入当初「遅まきながら?PowerShot S90 購入」という記事で絶賛に近いことを書いていたが、2ヶ月近く経った今も、その「買って良かった」度は変わっていないどころか、デジカメ関連では今年一番の買い物だったかも?と思うくらいだ。

S90 を買う半月ほど前に高機能高画質コンパクトとして使っていた E-P1 を手放したということもあって、それまでコンパクトデジカメを使っていた「ブログ用適当ブツ撮り」と E-P1 で撮っていた「屋外適当スナップ」の両方が1台に集約された結果、事前に心配したのと裏腹に、よく使っている。

Red turned leaves shot by PowerShot S90 (1)
(F4.9, 1/800s, +1/3EV, ISO 80)


やはり一眼レフにしろ、マイクロフォーサーズにしろ、P/S/A/M という露出モード(キヤノンの場合は P/Tv/Av/M)で撮るのに慣れている身としては、コンパクトデジカメでもこういった露出モードがある方だけで落ち着いて撮れる気がする。

いくら「コンパクトデジカメは簡単さが売りだからオートで撮るものだ」と頭で判っていても、オートモードとシーンモードを工夫して使えば良いだけと判っていても、常日頃 P/S/A/M の露出モードで自分でコントロールして撮っていると、それができないことだけでストレスが溜まってしまう。

初心者がシャッター1つで良く写る完全オートがあると安心なのと同じく
普段から P/S/A/M 各モードを使うことに慣れてると、それがあるだけで安心


だったりする。そういう人は、きっと私だけではないと思う。

the twilight at Umeda one day (1)
(F3.2, 1/30s, -2/3EV, ISO 80)


そんな一眼同様の露出コントロールがこのサイズのコンパクトデジカメで使えて、なおかつ実用十分な(個人的には 28mm から 100mm オーバーの)画角域があって、画質もなかなか良い。そう、

画質が思ってたよりずっと良い


コンパクトデジカメの極小素子だから画質なんてそれなり。そう思っていたし、事実それは PowerShot S90 でも変わらないのだけど、意外とやるじゃん!と思える絵を出してきてくれるのも、また事実。コンパクトデジカメらしいシャープネスの強い絵ではあるが、パッと見で見栄えのする絵であるし、これはこれで悪くない。

そして、高感度耐性。昨年リリースの機種では最も高感度に強いと言われたフジフィルム F100fd を使ってきたのだけど、ぶっちゃけベース感度での画質が今ひとつだったから、高感度に強いと言われても微妙すぎた。画質が良いと思ったことは、結局一度もなかった。

A scene at Ohatsu-Tenjin Shinto shrine (2)
(F4.5, 1/50s, -2/3EV, ISO 800)


それに比べると PowerShot S90 はベース感度の画質はかなり見栄えがするし、ISO 400〜800 なら自分基準でも使えるレベル。特に、ISO 400 なら積極的に使っても良いわ、と思わせたコンパクトはなかったから、自分の中では画期的なことだった。

ISO 800 になるとやっぱり解像感がなくなりつつあるし、ISO 1600 ともなれば私の中では非常用になってしまうけど、それでも ISO 400/800 が実用になる、使ってもさほどガッカリしない(私にとって)初めてのコンパクトデジカメ。

そのあたりは同じ撮影素子の GR Digital III や PowerShot S90 でも同じだから、やっぱりこのソニー製の撮影素子の素性が良いのだろう。動画には向いてないせいか動画機能のレベルは2〜3年前のレベルだが、こと静止画については素晴らしいバランスを持っていると思うし、動画はオマケで構わないから静止画画質を望む私にはピッタリだ。

Illuminated Christmas tree at Kyoto Station (1)
(F3.2, 1/30s, -1EV, ISO 800)


という感じで、すっかり気に入って、購入前の「新しいコンパクトデジカメを買っても使わないかも…」という杞憂はどこへやら、毎日持ち歩いて使ってる。コンパクトながら画質もそこそこ、高感度耐性もそこそこ、そして露出コントロールができるだけに、マイクロフォーサーズの出番が確実に減ってしまった。

時期的に E-P1 と入れ替わるようになったけれど、それはたまたまで、E-P1 を売って PowerShot S90 を買ったわけでもなければ、E-P1 を売ったから PowerShot S90 を買ったわけでもないのだけど、これだけ PowerShot S90 の出来が良かったら、E-P1 を売る前に S90 を買っていたとしても、S90 優先で E-P1 は速攻売ってしまっていただろう。

自分の撮影スタイル的に、レンズ交換できるカメラならどれだけ小さくても動き物が撮れるカメラであって欲しいから、善い悪いではなく、合う合わないという面で E-P1 が不利だったのは否めない(それ以外にも理由はあるけど)。

Test shot of airplane by PowerShot S90 (1)
(F4.9, 1/800s, -2/3EV, ISO 640)


PowerShot S90 ですら AI Servo が入ってるからと電車を撮ってみたり、一眼レフでも廉価機・廉価レンズでは厳しい条件の千里川での飛行機撮りをやらせてみたりと、無茶させてる私だからね…まぁ

AF 速度や動体相手の AF は E-P1 より PowerShot S90 の方がマシかも?


と思うくらい差がないか、本当に PowerShot S90 の方がストレスなく撮れたりしてる。無論、同じマイクロフォーサーズでも DMC-G1 は比較するのも悪いくらいにずっと速いけれど。

Test shot of airplane by PowerShot S90 (2)
(F4.9, 1/800s, -2/3EV, ISO 800)


ともあれ、購入当初のテンション・アゲ↑アゲ↑な感じから落ち着いたら、お気に入り度も下がるというか冷めるかと思ったのだけど、しばらく経ってもそんなことはなく、自分でも驚くほどだ。

これだけ気に入ってなければ、先日記事にしたような両面テープで接着する後付グリップなんてのは買っていない。余程のことがなければ、常に“売却”のことを考えるのが私のコンパクトデジカメに対するスタンスだから、PowerShot S90 は特別な存在になったと言える。

ちなみに、その後付グリップだが、付けてみたときには微妙に感じていた部分もあるが、今はすっかり手に馴染んでいる。

後付のグリップなんて…と迷ったけど、買って良かったし、付けて良かった


と思う。

見た目も悪くないし、撮影時のグリップ効果は微妙だが、単に持ってる時に引っ掛かりができただけでも安心感はある。もはや、後付グリップのない PowerShot S90 はちょっと嫌かも…と思うくらいだ。

■ PowerShot S90 Custom Grip(後付けグリップ)を海外から取り寄せて、付けてみた
■ グリップを付けた後は、牛革リストストラップを注文して付けてみた PowerShot S90

後付グリップを付けて、ストラップも(まだ当座のつもりだが)レザーハンドストラップに付け替えて、これだけ手をかけたのは GR Digital や DP1 のような高級デジタルコンパクトの時でもなかった。

PowerShot S90 with AkiAsahi.com Strap (2)


それだけ気に入ってるということでもあるし、これほど手にフィットするというか、使っていて気が楽なコンパクトデジカメは初めてかもしれない。もっとも、合う合わないは個人差があるから、単に

俺と PowerShot S90 との相性がすこぶる良い


だけかもしれない。

それでも、ファーストインプレッションで書いたように

  • P/S/A/M 各露出モードが使えて

  • レンズ脇にリングコントローラーがあり

  • ステップズームが使えて(制限付ながら前回撮影画角の記憶あり)

  • ISO800 を使う気にさせる高感度画質で(ISO 400 なら完全常用可能)

  • コンパクトでは AF は速い方だし AWB は信頼できるし

  • コンパクトデジカメというサイズに収まってる


という良さをポイントにしたい人にはお薦めできるコンパクトデジカメだと思う。

the Nakanoshima promenade in Osaka City (1)
(F4.9, 1/125s, ISO 400)


褒めてばかりだと何なので、欠点もきちんとしておきたい。PowerShot S90 は気に入ってるし、良いカメラだと思うが、細かい点では欠点も少なくないカメラである。

まず、購入前から感じていたり、購入直後の記事でも指摘したような

  • ボディがツルツル仕上げで前面もツルツルなので、グリップが安定しづらい

  • RING FUNC ボタンの位置が電源ボタンと間違いやすい位置にある(コントローラーリングの機能を頻繁に変えるようなことがあるか?そもそも RING FUNC ボタンがいるか?固定機能ボタンにする必要があるか?という問題を感じる)

  • 背面のメインダイアルが異常に軽くて誤操作しやすいこと(最近のロットでは改良されているという話だが…)

  • 右端の方ボケ(多くの個体で見られるらしく、ほとんど仕様?)

  • ズームレバーがショボクて操作しづらい(コントローラーリングでステップズームを操作することで救われてるけど)

  • ISO オートの最高感度が設定できない

  • デジタル水準器は欲しかった(このサイズでこれ以上機能満載にするのは無理かも知れないが…)


という不満点は変わらないし、さらに使って行く中で

  • ファンクションメニュー(FUNC SET)表示時にレリーズボタンで撮影モードに戻れない。通常のメニューからはレリーズボタンですぐ撮影可能になるのに、こんな制限をする意味が判らない

  • ファンクションメニュー表示時に MENU ボタンを押せばメニュー画面に移行するのに、メニュー画面表示時に FUNC SET ボタンを押してもファンクションメニュー画面には移行しない。前項と同じことで、ここで一方通行であることの意味が判らない

  • 電池蓋は少し開けにくいのは良いが、安全として開けにくくしているというよりは、造りが悪いだけという感じが気になる

  • マイメニューに登録できる項目が限られてすぎている。前回書いたようにファンクションメニューの項目が登録できないだけでなく、メニュー項目でも登録できないものが多い。カード初期化を登録したいのに登録できないし…


という不満点も出てきた。また、欲を言えば

  • 自分で露出をコントロールできるだけに シャッター速度 1/1600s の制限はもう一声と言いたくなる(シャッターの高速化は価格を大きく上げる要因だから仕方ないけど…)

  • この画質で良いから 200mm まであればなぁ…(200mm でマトモな画質のコンパクトデジカメなんて見たことないし、S90 もテレ端域の画質は良くないけど)


というのもあるが、まぁこれらはちょっと欲張りすぎということも判っている。露出コントロールの自由度と操作性にこの画質でありつつ、コンパクトでそれなりの価格なのが S90 の良さだ。

ただ操作性の面では、ファンクションメニューと通常のメニューの扱いの差だけは気になる。マイメニューに登録できる項目の制限でもそうだが、こういった無意味な制限・制約というか、操作における直交性のなさは、個人的に一番イラッとくる。

デジタル水準器などは非常に欲しいとは思うと同時に仕方ないとも思うが、こういった単にソフトウェアで実現している操作性の不備は単なる手抜きだし、UI 設計者はアホじゃね?と思えてしまうのだ。

そんな不満点はあるものの、何度も書いているように全体的には大満足のコンパクトデジカメだ。

ホールディングも含めた使い勝手の良さに惚れた GR Digital、解像感の素晴らしさにやられた DP1 など気に入ったコンパクトデジカメは過去にもあったけど、PowerShot S90 は「無難に色々なシーンに対応でき、ストレスなく使えるのにコンパクト」な、極めて実用度が高いコンパクトデジカメだ。

the Nakanoshima promenade in Osaka City (2)
(F2.5, 1/80s, -1/3EV, ISO 80)


最後に、SDHC メディアの書き込み速度によって、PowerShot S90 ではどれくらい連写速度が変わるかを簡単に測定してみたので、あまり意味はありませんが、その結果を記しておきます。

使用メディアは Sandisk Ultra II (2GB), Extreme III (8GB), Extreme III 30MB/sec Edition (8GB) の3種類。RAW + JPEG (L) と JPEG (L) のみの場合に、いずれもマニュアル露出&マニュアルフォーカスでシャッター速度が十分に速くなるようにして2回ずつ測定した結果です。


Sandisk SDHCRAW + JPEGJPEG
Ultra II
(10MB/s)
0.7コマ/秒1.0コマ/秒
Extreme III
(20MB/s)
0.875コマ/秒1.0コマ/秒
Extreme III
30MB/s Edition
0.9コマ/秒1.0コマ/秒

※ PowerShot S90 の仕様では JPEG 連写時 0.9コマ/秒

JPEG のみでは Ultra II でも Extreme III 30MB/Sec. Edition でも変わらず、秒1コマでした。仕様上 0.9コマ/秒ですから、仕様通りと言えます。メディアの書き込み速度よりも機械的な連写速度の限界が先に来ていると言えます。

これが RAW + JPEG での撮影になると、Ultra II (転送速度 10MB/sec.) ではメディアの書き込み速度の限界が先に出てしまい、連写コマ数が落ちてしまいます。

また、20MB/sec. の Extreme III と 同 30MB Ediition では若干の差がありますが、大きく変わってはないので、RAW + JPEG ではこのあたりが限界かもしれません。

今回は連写コマ数で比較しましたが、当然撮影後の書き込み時間にも影響はありますので、この結果を見る限り、書き込み時間短縮という点からも Extreme III クラス(20MB/sec. 以上)を使う意味はあるはずです。

本来なら一眼レフでの測定のように、連写してバッファフルからのバッファ開放までの時間を測りたいところですが、PowerShot S90 は連写速度が1コマ/秒であるように、ほぼバッファの余裕はありません。RAW + JPEG 1コマ分最低限+αといったところです。

なので、今回は簡易的に連写コマ数で測ってみました。まぁさほど意味はないとも言えますが、それでも PowerShot S90 での SDHC 選びにおいては

速い SDHC を使うことは、それなりに有効


のように思います。最高速クラスを使うほどでなくても、20MB/sec クラスのメディアを選択するのが良いように思います。

といっても、今は最新の Extreme (30MB/s) が十分に安くなっていて、ネットだと旧製品より安い場合もあったりするので、わざわざ旧製品を選ぶこともないでしょう。Amazon でも



と安いですからね…4GB なら更に安いですけど、8GB でもここまで安いなら、わざわざ 4GB を選ぶ必要もないような。それに PowerShot S90 の場合、RAW が使えますから RAW で撮るとメモリ馬鹿食いしますしね。

もっとも、 RAW 撮りをメインにする人だと 8GB は心もとないかもしれないので、16GB SHDC が有力な選択肢になるでしょうが、Sandisk の最上級クラスの SDHC が 16GB で7千円台(2009/12/19現在)とはつくづく良い時代に…って、ジジイ臭い話は辞めておきましょう :-)

私の場合は、マイクロフォーサーズで使うために Extreme III 8GB を何枚か持っているのを使い回してますが、新たに PowerShot S90 を買われるなら、もしくは SDHC を増やそうと思ってるなら、余裕を持って高速なメディアを使うのが良いかと…

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ちょっと前に某所で話題になった PowerShot S90 用の後付けグリップ(Custome Grip)を注文していたのだが、ようやく昨日到着したので、簡単にそのレビューを。

PowerShotS90_CustomGrip05


購入先は以下のサイトになる。アメリカの個人ショップであるので、説明・注文・注文後のメールその他(必要なら先方とのやり取りも)は全て英語になる。

■ Richard Franiec's Camera Accessories (Canon S90 Custom Grip)

海外・英語ということで二の足を踏む人もいるが、そういう人は諦めるしかない。日本のヤフオクより簡単安全な eBay ですら尻込みする人もいるのは知ってるし、ここはショッピングカートすらないので多少手間はあるから(個人的には手間のうちに入らないが)、海外通販未経験な人には敷居が高いかもしれない。

ここは個人ショップであるが、支払いに関しては PayPal で相手に直接クレジットカード番号はいかないので、 その点は eBay と変わらない。PayPal が怖いとか言い出したら海外通販&シェアウェア購入は無理だが、それは各々のリスク管理次第だから自身の考え方と照らし合わせて、となる。なお、直接購入だから何かあれば自身でメールをやり取りするしかないのは言うまでもない。

注文方法のアドバイスについては後述するとして、何はともあれ、実際のブツの話。

注文したブツは国際郵便で届きます(International First Class Mail)。

PowerShotS90_CustomGrip01


A5 サイズのクッション入り封筒で到着しますが、中身は入ってるのか?というほど軽く、開けてみると

PowerShotS90_CustomGrip02


という後付けグリップ実物と、“Dear Fellow Powershot S90 enthusiast”で始まる小さな紙切れだけが入っています。紙切れは一応説明書のようで、

  • 実際に接着して取り付ける前に、試しで被せて位置関係を確認してみろ(バッテリー部の蓋と干渉しないのを確かめろ)

  • 接着する面はアルコールで拭いて綺麗にしろ


みたいなことが何項目にも渡って書いてあります。

難しいことは書いてないので目を通しておくのも良いでしょうが、読まなくても大抵の人は同じことをするでしょう。私はアルコールを使って清掃まではしてませんが。

さて、袋から Custome Grip 本体を取り出してみると

PowerShotS90_CustomGrip03


質感はなかなか良いです。サイズに比べると重さがあり、パッと見も良く手に触れた感じも PowerShot S90 と似た感触で、3千円強のものにしては「意外と良い造りじゃん」と思えるものです。

実際に PowerShot S90 に(接着せずに)試しで取り付けてみても違和感がないように感じられるほどです。本体端の丸み部分の処理もまずまずで、全体的に粗悪さを感じるようなことはなく、まずはホッとするところです。

問題の取り付けですが、この裏面を見てみると

PowerShotS90_CustomGrip04


ということで判るように、ボディとの接着は3Mの両面テープを使用します。実を言うと、私はこの

両面テープで接着というのが大嫌い


で(売る時にも困るしね)、グリップが良い GR Digital の時はともかく DP1 の時には似たようなもの(滑り止めのテープ類含む)が欲しくなりましたが、「両面テープとか有り得ないし〜」と、絶対不可侵的な壁によって取り付けることはありませんでした。最近だと E-P1 用にも色々と貼付けるヲタグッズが出てましたが、同じ感覚でした。

が、ここで考えを改め…たわけではなく、取り付けた今でも両面テープで接着して後付けするなんて下品すぎる手段だと思ってますが、そう多くはない PowerShot S90 の欠点を解消するためなら…と止むを得ず取り付けることにしました。これが単なるデザインなら「はぁ?馬鹿じゃね?」で終わりですけど。

あと「長く使えそう、使いそうだから売却のことは考えなくていいかな?」と思いもあります。コンパクトデジカメは大して気に入らないと半年から1年で売ってしまうので、売る時にあまり程度が悪くなる使い方は避けるのですが、1年異常使うようならゴミになっても減価償却は十分できてますしね。

と、話は横道に逸れまくりましたが、接着方法と言っても結局、十分に接着形態のテストをして、接着部分を綺麗にしてから、Custom Grip 裏側の両面テープ2枚を剥がして「オリャー」と貼付けるしかないわけで(笑)

こういうのを貼るのが苦手な人もいるとは思いますが(私もそうです)、

液晶保護シールを貼るよりは貼りやすい


ので、そう肩に力を入れなくても良いです。液晶保護シールを貼るのに成功した試しがなくて、最近は貼らなくなった私みたいに(笑)。ただ、両面テープを剥がす前に、接着位置は入念に確認した方が良いかも。

接着したらしばらく放置して両面テープの粘着がしっかりするまで待ちましょう。逆に、やり直すなら貼付けた直後でないと困ることになります。

そして接着後の形態。

PowerShotS90_CustomGrip05
(正面から)

PowerShotS90_CustomGrip06
(少し斜め上から)

PowerShotS90_CustomGrip07
(少し斜め横から)


この Custom Grip、確かに見た目の質感は悪くなく、材質や色見は PowerShot S90 本体と合ってます。そして曲線を帯びたデザインもそんなに悪くありません。PowerShot S90 全体のデザインと、まずまずマッチしていると言っても良いでしょう。

そして正面から見る限り、妙な隙間とか浮いた感じはありません。ので、人に見られる部分で違和感は感じられない、感じさせないと思います。買った時からこうだったと言えるほどのフィット感ではなくても、3千円台で買ったものとしては悪くない印象です。

無論、売ってるウェブサイトに掲載されているサンプル写真の印象が悪くなかったから買ったのですが、掲載されていた写真の印象と変わりないと思います。少なくともアジア圏の通販で格安感に騙された時のような「写真と全然違うやんけー」というのは皆無ですね。

しかし、やはり後付け、処理しきれない部分もあります。

PowerShotS90_CustomGrip08
(横から見た状態)


ボディ角の曲面はきちんと合わせられるように成型されているので、浮いているようなところもなくて全く問題ないのですが、一番下の部分だけ切り込みが入っていて、そこがちょっと浮いてる感じがあります(実際には浮いてなく切り込みのせいですが)。

この切り込みは、バッテリー蓋の開閉に干渉しないように配慮されて付けられているので仕方ないのでしょうが、このあたりは後付けの宿命と言いましょうか、なんともダサい部分であります。

PowerShotS90_CustomGrip09
(底面から見た状態)


こちら側から見ると両面テープの分だけ微妙に浮いている感があります。今ではもうちょっと隙間は薄くなっていますが、ピッチリというわけにはなかなかいかないようで…(私の付け方が下手な部分もあるでしょう)。

ただ底面から見るとアレなんですが、上からや正面から見ると

PowerShotS90_CustomGrip10
(上面方向から)

PowerShotS90_CustomGrip11
(正面横から)

PowerShotS90_CustomGrip12
(斜め横から)


こんな感じで違和感はあまりないので、まぁ良いかな?と思っています。

人に見せる部分がダサくなければ良いんじゃね?


という頭隠して尻隠さず論理で、私は良しとしています。3千円台で買ったものとしては悪くありませんし、所詮後付けですから完璧というわけにはいきませんしね。

このあたりの処理がどうしても気になる人は止めておいた方が良いでしょう。私も気になる方ですから、ちょっとしたことで引いてしまう気持ちは判りますけど。でもまぁ、個人的には良くやってる方だと思います>Custom Grip

20091114144515


さて、見た目はともかく、実際に取り付けて(一晩接着が安定するのを待ってから)使ってみた印象を書いておく必要があるでしょう。最初にハッキリ言ってしまうと

手が小さいせいか、肝心のグリップ効果は、ないよりマシかも?程度かなぁ…


です。想像していたよりグリップが役立たない理由ですが、

S90 ボディと似た材質なので、グリップ部もツルツル


であることと、一番大きな理由が

レリーズボタン位置とグリップサイズとのバランスが微妙に悪い


ことにあると感じます。

私の場合、PowerShot S90 のレリーズボタンに人差し指をかけて、中指や薬指をグリップにかけて安定させようと思うと、ちょっとグリップが小さいんですよね。小さいというのは、グリップの突起の高さが低いのではなく、突起の横方向の張り出しが小さいということ。

グリップ部分がもう少しだけレンズ側まで張り出してくれてたら…


と思うのです。レリーズボタンに十分人差し指がかかる状態にすると、中指も薬指も取り付けたグリップより内側にきてしまって、グリップの意味がほとんどないんですよね…あと 5〜6mm はレンズ側に張り出してもらわないと、という感じです。

ただ、これは私が男性としては手が小さめサイズゆえの印象かもしれません。大きな手、特に外人サイズに作ってあるでしょうから、そのあたりそのサイズの人が使うと印象が異なるように思います。こればっかりは個人差ありすぎの問題なので、あくまで私の印象でしかないので、念のため。

もっとも、レリーズ時にはもう一息と思った Custom Grip ですが、

片手で S90 を掴んで持って歩く際の安心感は倍増


というのはあります。

せっかくのコンパクトデジカメですからね、気軽に片手だけでサクサク持って歩くことは普通にありますから、その時に今までのツルツルボディだけだったのが、後付けとはいえグリップが少しでもあるのは心強いです。この点は手のサイズに関係なく言えると思います。

20091119163333


ここからは、この PowerShot S90 Custom Grip を買おうと思った人で、海外通販に慣れてない人に簡単な購入方法の説明をしておきます。慣れてる人なら、こんなものを読まずともスイスイできるでしょう。

■ Richard Franiec's Camera Accessories (Canon S90 Custom Grip)

注文方法は上記ページの下の方にある Ordering のところに(英語で)書かれています。難しい英語ではないので読めば判ると思りますが、注意すべき点は「一般的なショッピングカート方式での注文ではない」ということです。

簡単に言えば、

送料込みの代金を自分で計算して PayPal で送金し
送金時の通信欄に自分の注文内容を記述する


ということです。つまり、予め送料を含めた支払金額を自分で計算する必要があるわけです。2009年11月25日現在だと S90用 Custom Grip 本体の値段 $32.95 に加え、U.S. 以外への送料(International First Class Mail)$4.50 の合計 $37.45 USD となっています(価格がずっと同じか変動するかは不明)。

この金額をメモしておき、注文方法に書いてあるように(実際には記載と少々異なりますが)

  1. PayPal にログイン(PayPal のアカウントがない人は作る)

  2. 自分のアカウントでログインしたら、「Send money」タブをクリック(「Send money」ではその名の通り他の PayPal ユーザーに送金するコーナー)

  3. 「Send money」では、まず To (Email) フィールド(送金先欄)に、この Custom Grip を作ってる個人ショップのメールアドレス tecsol@comcast.net を入力する

  4. Amount フィールド(送金額欄)に送料を含めた合計金額(先の例なら $37.45)を US ドル指定で入力

  5. 下の Purchase 欄の Purchase type は Goods のままでOK

  6. 以上が間違いなければ continue ボタンをクリック(まだ送金されない)

  7. 次に「Review your payment and send」という表示になって、支払おうとしている内容の明細が出てくる(クレジットカードが登録されていない場合は、このステップの前後に支払い方法の入力があるかもしれない。ここでは既に PayPal 利用履歴があってカードが登録済みの話となる)

  8. Payment To 欄に先ほど入力したメアドがあって、その下に Verified Business Member と書かれているはず。これは PayPal が認証したビジネス会員ですという意味。詳しくは PayPal のヘルプを参照のこと。

  9. Amount 欄と Your total charge 欄で送金金額を再度確認し、その下にある自分の支払い方法・内容(為替レートも出る)に加え、氏名・住所を確認する(この氏名・住所宛に送られてくる)

  10. その下にある通信欄の Message 欄に注文する品物、今回の場合なら Custom Grip -- S90 (CGS90) を必ず書く(これを忘れると、先方は何を注文したのか判らない)

  11. 以上が終わったら Send Money ボタンをクリックする


これで終わりです。前述のようにクレジットカードを登録していない人は少々手順が異なる(追加される)と思います。

一般的なショッピングカート方式と比べると若干手間はかかりますが、やってみれば難しくはないかと。心理的障壁はあるかもしれませんが、3千円台のブツですから、物は試しでやってみるとしても手頃な値段な気もします。

さて、注文をすると PayPal から支払いのメールが間もなくやってきて、その後この個人ショップからも注文受付のメールが来て、発送予定日もそこに記載されていました(私の場合は、本文最初に書いてあった)。

発送時にはまた、発送案内メールが来ました。そのメールが来てから到着まで、私の場合は1週間弱かかりましたがが、同時に発想された人たちはもっと早かった人もいたようで、たまたま3連休にかかってしまって遅くなったのかもしれません。

なお、発送は先にも書いたように USA からの International First Class Mail(国際郵便)なので、郵便事故があれば判りませんから、2週間ほど経っても届かないようなら連絡した方が良いでしょう。不良品も含めてトラブルがあると、ちょっと面倒になるのがこういう海外通販のネックですが、それがなければ簡単なものです。

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というわけで、ザッと実物の写真やら使ってみた感想やら購入方法の概説やらをしてみましたが、実際に取り付けてみて、どれだけ人に勧められるかというと

モノは悪くないし値段も手頃なので、興味があれば買うのは悪くないが
グリップ感が劇的に改善されるか?というと微妙


ですね。手の大きさや握り方に個人差があるので、劇的に改善される人もいるかもしれませんが、そうでない人もいるでしょうしね。一概に「オススメ!」とは言い切れません。

グリップ自体がボディと同じ質感なので、見た目のフィット感はあるのですが、表面上はやはり滑り止め効果のある処理がされていた方が機能的には良かったかもしれません。そうなら多少サイズが合わなくてもグリップ効果はあったでしょうしね。

もっとも(写真での)見た目がここまで良い感じでなければ買ってなかったでしょうから、そのあたりは難しいかもしれません…見た目が悪くなる後付けパーツなんて、いくら機能的に良くても絶対付けなくないですもんねぇ。

と書いてくると、買って&取り付けてあまり満足してないのか?というと、別にそういうことではなく

大満足とは言わないが、小満足くらいはある


し、

買って&取り付けて後悔はしてない


です。値段が手頃だった&すんなりと到着したこともあって、買って良かったとは思ってます、今は。

先々はどうか判りませんけど(そんなもの自分でも判るわけがない)、これを付けることで見た目の差別化にもなりますしね。とりあえずは付けて良かったと思ってます。他人にガンガン背中押しできるものではないですけどね :-)

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