先月、ベッドサイドに置いている古い小型 Android タブレットの更新目的に BNCF Bpad T1 を購入してなかなか良さげだったものの、ちょっと使い続けられない不具合があって返品となってしまった件を記しました。

寝モバ端末更新用に買ってまぁまぁ好感触だったけど、ファーストインプレを書く前に返品となってしまった BNCF Bpad T1 の話【前編】
寝モバ端末更新用に買ってまぁまぁ好感触だったけど、ファーストインプレを書く前に返品となってしまった BNCF Bpad T1 の話【後編】

上記記事の寝モバ用端末の購入は今夏のプライムセール終了間際に「これも買っとくか」ってな感じの滑り込み購入でしたが(そして返品😅)、プライムセール開始前から購入を決めていたモノの一つが、ちょっと大きめ 13インチ画面のタブレット。

以前の記事でも「iPad mini を売って画面大きめタブレットを……」と書いていたことがありましたが、あれから色々考えつつ昨今諸々値上がりの折、13インチ画面のタブレットを安い中華タブレットで調達することにしました。それが冒頭の写真の ALLDOCUBE ブランドの「iPlay 70 Max Pro」。

後述するように、1ヶ月使ってきて思いのほか気に入ったところがあって、予定外に常用タブレットの一つになっています。これが2万円台で買えるのは素晴らしいとも思います。

なので、これから何回か色々書くなかでネガティブなことも多く書きますが、iPad などとともに常用端末の一つにしているくらい高く評価できる部分もあることを踏まえて、まずは 1ヶ月使ってきての結論的なことを言っておくと、

コスパ抜群だけど
安いのには訳がある
とことん割り切る覚悟で


とは言っておきたいです。「お、いいね」「この値段でこれならコスパ良いねぇ」と思わせてくれるのは確かですが、

2万円台でこのスペックを実現するには、こうなっちゃうかぁ


というところも当然あります。当たり前ですが、安物は安物。マジックはありません。

数字上の圧倒的に見えるコスパの反面、

安い中華タブにありがちな
数字で見えない部分の酷さ


というのは、スペック上の数字優先な有象無象の中華ブランド製品にはありがちですが、本製品では 13インチ 2.5K 解像度の液晶を搭載というスペック的に魅力を強く感じる部分がある分、逆にそれで 3万円を切る価格を実現するため削られたものも大きかった印象はあります。

もちろん過去に何台も中華タブレットを買っているので、その点は承知の上での購入ですが、如何せん、

動画視聴に良さげなスペックで謳い文句もそこなのに、動画視聴が一番の欠点と感じる画質/音質

というのが、絶賛できるコスパの良さを相殺してしまうくらいのマイナス点と思ってしまいます。

1ヶ月使ってきた中での本製品 iPlay 70 Max Pro への評価は
  • 動画視聴以外では「コスパ抜群で素晴らしい製品👍」
  • 動画視聴では「2万円台で 13インチ 2.5K液晶とスペックを盛ると、やっぱり質はこうなっちゃうかぁ😮‍💨」

という両極端な評価です。だからこそ、単純にダメ出しはできないし、かと言って褒めたくても褒められない製品です。気に入ってますが、本来気に入りたかったところがダメなので複雑な気分です。

画質音質なんて気にせず「安くて大きな画面で動画が見られればそれで良いんや」という人なら最適な製品だと思います。ただ、謳い文句とスペックを見てこのタブレットに魅力を感じる人の期待に本当に達せられる製品かは疑問に思います。安いからと割り切っても、いささか想定以上かもしれません。

まぁ言うても値段なりといえば値段なり、と思っていますから、騙された感なんてのはなくて、やっぱりなぁ、という感じですけれども。



とまぁ、いきなり結構酷い(本当の)ことを言いましたが、冒頭でも書いたように、酷いと言ってる割には予定外に常用タブレットのひとつになっているわけで、とりあえず、

2万円台で概ねストレスなく動く
13インチ2.5K液晶タブレット


というのは高く評価できる点であり、コスパ抜群!と言い切れます。サポートも何もあったもんじゃないけれど、さすがスペックと価格だけで切磋琢磨しあう中華ブランドの一角です。

とにかく「数字だけを見れば」Pad Pro / Air や大手メーカー製 Android タブレットの 13インチモデルの価格を考えると圧倒的なコストパフォーマンス。また、返品した BNCF Bpad T1 のようなトラブルも(今のところ)なく快適に使えており、安定した使い勝手です。

ただし、搭載チップ UNISOC T7300 は GPU 周りが 10周遅れなので、ゲームには全く不向きです。というか、グラフィックの綺麗なスマホゲームを心地良くプレイするつもりなら、本製品に限らず安い中華スマホ/タブレットは買ってはいけません。

ゲーム以外の用途では 4K 動画編集や大量の RAW を読み込ませて云々といった「3万円切りの安物タブレットにやらせるんじゃねぇ」みたいな重い処理を除けば、概ね快適です。iPad Pro のように、何をやらせても瞬速みたいなことはありませんが、大抵の日常用途はストレスなくこなします。物理メモリが 8GB あるので、今どきの Android OS & 大抵のアプリも問題ありませんし、数年くらいは大丈夫でしょう。

何もかもが爆上がりのこのご時世、2万円台の大きめタブレットでこれだけストレスフリーで日常用途をこなせれば文句なしです。お世辞抜きで称賛したくなります。動画視聴を除けば、ですけど。

iPlay70MaxPro08(スペック表、クリックで拡大)


そもそも私の大きめ画面タブレットの購入動機が

複数人(2〜3人)で DAZN のサッカー中継とか一緒に見る時、iPad Pro の 11インチ画面だとちょっと小さいよなぁ


だったため、元々は

買っても普段は使わない(既に常用タブレットが複数ある)
→だったら多少難があっても安い中華タブレットで良いのでは?

という流れでの購入でしたから、

元々ほぼ動画視聴専用の予定
→実際に使うと動画視聴には向かない画質/音質

というのは、他の点で満足でき得るところがあったとしても、ちょっと厳しく当たることになってしまいます。

値段が値段ですので、決して画質や音質が良いとは期待していませんでしたが、過去に 2〜3万円程度で買った中華タブレットと比較しても画面やスピーカークオリティの点でいささか落ちる印象はありますので、動画視聴用途に対しては厳しく評価せざるを得ません。

よくある 11インチクラスの画面を持つタブレットより一回り大きな 13インチ画面、多くの安い中華タブレットがフル HD+ 解像度(1920x1200 pixels) であるのに対して、本製品は 2.5K 解像度 (2560x1600 pixels)。13インチ iPad Pro / Air や Galaxy Tab ほどではなくとも、11インチクラスの上位タブレット並みの高解像度。

これらのスペックを見ると動画視聴に最適感はありますし、本製品販売ページの謳い文句でも動画視聴へのアピールに偏っていますから、その分だけ実際の画質や音質、特に音質への落差は大きいところは拭えないと思います(あくまで個人的な評価感想ですけれど)。

お前は 2万円台の安物中華タブレットに何を期待してるんだ?求めてるんだ?


というツッコミは私自身も自分に向けて突っ込んでいるのですけど、画質は千歩譲って目をつぶるとしても、百均で 500円くらいで売られている、音が出るだけの激安スピーカーと真っ向勝負できる音質だけは、1ヶ月経った今も慣れられませんので、どうしても厳しくなってしまいます。

念の為に言っておくと、長年常用してきた iPad Pro と比較してどうこうではありません。値段も数倍どころではない製品を比較するつもりはないですし、画質も音質も比較自体が失礼なレベル差があるので、そことは切り離して考えています。ただ、無印 iPad や Galaxy Tab の値段の高さに多少納得はしてしまいました。値段なり、という言葉にも改めて。

iPlay70MaxPro14

というわけで 1ヶ月使ってきたうえで、本製品を動画視聴に使うとしての個人的な基準/印象を独断と偏見で言えば、
  • 画質?音質?どうでもいい、少し大きめ画面にちゃんと映って音が聴こえていれば十分、安いのが欲しい!という人には最適

  • Youtuber の動画や TVer やサブスクでバラエティやドラマを軽く見る程度なら、音のショボさは多少気になっても十分に許容範囲

  • DAZN やその他サブスクでスポーツ中継を見る用途だと、音がショボくてスタジアムなどその場の雰囲気は伝わりにくいが、「事実を観ることが最重要」と割り切れば我慢できる

  • Netflix やその他サブスクで映画や同レベルに作り込まれたドラマを観るのは、映像表現も音響効果も台無しにしてストーリーを追うだけになるので、個人的には無理

  • 音楽を聞くのは BGM 程度に鳴らすのも無理な音質なので、イヤホンまたは真っ当な外部スピーカー必須

といった感じですね。

ディスプレイは全体的に色が薄く、素人目にも色域が狭いので映像を楽しむという点では全く不向きですし、実際に使ってみて初めて知った(知りたくなかった)事実として、

2.5K解像度ディスプレイだが
1440p60はカクカクしがち


なので、動画では高解像度ディスプレイのメリットは活かせません

動画の内容、エンコーディングその他のやりようにも依ると思いますが、搭載された T7300 チップだと 1080p60 (1920x1080pixels /60fps) は安定して再生できるものの 1440p60 (2560x1440pixels / 60fps) は少々パワー不足に思います(30fps なら大丈夫かも?試していないけれど)。

動画視聴以外の場面では 2.5K 解像度の精細さが生きることも多いですから、2.5K 解像度ディスプレイが宝の持ち腐れとは思わないですが、ディスプレイ品質の微妙さを考えると

これなら FHD+ 解像度で良いからもう少しマシなパネルを使って欲しかったかなぁ、もしくはそういう製品を選ぶべきだったかなぁ


と思っちゃいましたね。まぁ安さとスペックを追い求めれる中華ブランドの製品で、スペック上の数字を捨ててウェブ上では判らない品質を優先するなんてことはほとんどないので、この手の製品を買うのにそれを求めるのが間違っているのは重々承知してますが。

音質については

高音も低音もダメダメ
中域の音しか聴こえない


という百均などの安スピーカーにありがちな品質です。

人の声は聞き取れるので、バラエティやドラマは「スカスカの音やなぁ」と思いながらも一応観ていられますし、スポーツ中継はスタジアムで集音した音は迫力や雰囲気に欠けますが、実況解説の言葉はしっかり聞き取れるので役には立ちます。ですが、映画とかになるとせっかくの音楽や効果音が台無しなだけでなく、俳優の独特な声もガッカリです。

なので、テレビドラマやバラエティを軽く観る程度やスポーツ中継はギリ我慢できても、映画など高品質に作られた映像を観るのには耐え難い、映画に対して申し訳なくなるというか、コイツで観る(というか聴く)のがもったいない気分になります。

これらはあくまで私の感じ方なので、購入にあたっては他の評価も併せてバランスを取ってもらいたいと思います。個人的にはサクラでもないのにこのスピーカーを良いとかフツーとか言う人の耳には同情を禁じえないですし、画質が良いとか言ってる人も一度くらい真っ当な画質のタブレットを使ってみて欲しいところではあります😅

iPlay70MaxPro12(4スピーカーの意味はゼロです)


ということで、動画視聴まわりについてはボロクソに言いましたが、本製品が動画視聴をウリにして売っていてのコレですから仕方ないと思っています。ただまぁ

動画視聴以外では
おめー意外と良いやんけ


って感じで、ふとデスクサイドに置いてる 11インチ iPad Air と入れ替えてみたら 13インチの大きめ画面が思いのほか良く感じて

たまに使うだけのつもりが
想定外の常用タブレットに


なってしまったくらいの良さ、ポテンシャルはあります。色々ある欠点を割り切って許容できれば、この上なく安価で使える大きめ画面タブレットだと思います。

動画視聴も Youtube やドラマ、バラエティ番組くらいなら「こんなクソ💩画質音質に慣れるのは嫌だけど、大画面な分見やすいから仕方ないか」って感じで観ていますし、元々の購入動機であった「2〜3人で DAZN のサッカー中継を一緒に見る」用途にも何とか許容範囲なので、

まぁまぁええ買いもんだったかな?


とは思っています。映画などは「ながら視聴」でも耐え難い(個人の感想)点だけは想定外でしたけど。

ということで、ダラダラと書き連ねてきましたが、次回は「購入検討から iPlay 70 Max Pro 購入を決めた理由」を、次々回は改めて1ヶ月使ってきた印象をまとめておきたいと思います。

(続き)→ 動画視聴用に大きめ画面のタブレットが欲しい、で買った 13インチ2.5K液晶で2万円台の ALLDOCUBE iPlay 70 Max Pro 【中編:購入動機と選択理由】