北中米ワールドカップ 2026 も(ようやく)グループステージが終わって、ノックアウトステージ決勝トーナメントが始まります。全試合数の半分は2日前に消化して既に折り返していますが、気分的にはここが折り返し。

全試合をフルでじっくり見る、なんてことはできませんが、一応全試合とも最低限 DAZN のロングハイライト(15分程度)では視聴し、だいたい平均 1日 1試合ペースで興味ある試合をフルタイムで見てます(ながら視聴含む)。

ただ、グループステージ第1節、第2節の 1日 4試合ペースだと何とかこなせても最終節のように 1日 6試合となると、ロングハイライトを全部観るだけでも1時間半かかりますから結構時間は取られます。おまけに💩DAZN の意味不明なエラーにも悩まされますしねえ。

TediousPhoto20260628B_FxxkDAZN1(他に視聴中デバイスがないのにコレ😮‍💨)


日本代表はグループFを2位通過して、次戦トーナメント初戦にいきなりブラジル。いきなりブラジルかよ〜、とは誰しも思うことですが、去年の抽選時点でグループ F も割と厳しめだけでなく、

1位抜けしたらモロッコ(アフリカ王者、FIFAランク7位)
2位抜けしたらブラジル(8大会ベスト8以上、FIFAランク6位)

という対戦相手は予想されていたことですし、おまけに3位ギリ抜けは前々回優勝、前回準優勝、FIFAランク3位のフランス😅相手だったという。

本大会参加国を 48カ国まで水増し、決勝トーナメント(ノックアウトステージ)も32カ国もあって FIFA ランク的に日本より下の国も少なくない中、

何位で抜けてもトーナメント初戦で
FIFAランク一桁とぶち当てられる


組み合わせは、くじ運の無さを感じますね……

TediousPhoto20260628A_Wcup2026KOtournament(公式サイトから。クリックで拡大)


ともあれ、今回のW杯も折り返しということで、今大会を見てきて色々思うところを記しておきたいと思います。場末の素人が感じた戯言、というか独り言の類いですけど。

日本や各国の戦術や戦い方を語れるほど傲慢ではないので、そういったことに触れるつもりはなく、主に大会の仕様や各種規定、そして中継に対して思うところを吐き出そうと思います。

W杯開幕当初から少しずつ思うところを書き足していたら例によって長くなりすぎましたので😅、記事を2分割にしてまずは大会の仕様、規定について。
  1. 出場国数増加について(1)大盛りでたっぷり満足感的な
  2. 出場国数増加について(2)GSの試合間隔が1日増えたのは色々◎
  3. 出場国数増加について(3)多少試合レベルの低下はあっても、それ以上に
  4. 大会ルールについて(1)ハイドレーション・ブレイク
  5. 大会ルールについて(2)1分間ピッチ外待機、5秒ルール、10秒ルールなど
  6. 実況・解説・中継(次回記事)




出場国数増加について(1)大盛りでたっぷり満足感的な

極東の片隅で底辺ド素人があーだこーだ言ったところで無意味なので静観するしかありませんでしたが、ワールドカップ本大会出場国数が 32→48カ国に増やされることには、元々反対でした。

反対の理由としては、出場国が増えて大会レベルが低下するとか開催国の負担が増すとか(もう一国の単独開催は現実的でなくなってしまった)といったことより、アジアの出場枠が増えることで、今の日本代表の強さからするとアジア予選が緊張感のない面白みに欠けることが嫌でした。実際、今回のアジア予選はそうでした。

で、実際に本大会が始まってどうだったかというと、最初は「え?やっとグループステージ第1節が終わったところ?長っ!」なんて感じたこともありましたが、今の心境は

今まで割とあっという間にグループステージが終わってしまった感じだったけど、今回はたっぷり見られた気分で、意外と悪くないな


という感じ。

W杯のある日常が続くにつれ、それが当たり前になり、時差の関係で多くの試合は深夜・未明から朝方にかけてのキックオフですが、あさ目を覚ましたらW杯の試合がライブでやっていて出かけるまで(ながらだけど)観ていられる毎日は悪くないです。

そして、いつもなら日本代表の試合を追いつつ、気がつけば「もうグループステージ終わりで、明日から決勝トーナメントか〜」だったのが、グループステージ終了時点で

たっぷり観させてもらったぜ


感がありました。

全体の試合レベル云々は別として、見応えのあった試合もありましたし、各国のエース、レジェンドの活躍もあってエンターテイメントとして楽しく過ごさせてもらった半月少々。弊害もあるけれど、今まで以上にW杯まみれの日々が続くのは悪くないし、満腹感を得られる点で、当初反対だった気持ちも正直言って変わりました。

おまけに、これからの決勝トーナメントも従来の2倍の国が残っている=試合数も倍増ですから、決勝戦を迎える頃には「もうお腹いっぱい!満腹!」という気持ちになっていそうです。まぁW杯決勝戦から3週間もすれば Jリーグ開幕なので、それまでにはW杯の余韻も落ち着いてそうですが。


出場国数増加について(2)GSの試合間隔が1日増えたのは色々◎

参加国増大→グループステージのグループ数増となって、グループステージにおける試合間隔が中3日から中4〜5日のになったことは、選手にとって間違いなく良いことですし、観る側にとってもちょっと余裕ある日程になって、個人的には良かったですね。前の試合の余韻を感じる時間、次の試合へのワクワクドキドキの時間が増えて、メリットを感じました。

中3日というのはサッカーにおいて最小限試合間隔ではありますが、それが続くとやる方だけでなく観る方も忙しない気分です。今春、ガンバ大阪が百年構想リーグと ACL 2 による過密日程で中2日、中3日が連続して7連戦、11連戦をこなすムチャクチャな日程がありましたが、観る方も本当に慌しかったですからね。

そういう意味では参加国増でグループステージの試合間隔が従来より少し開いたのは、色々な意味で良かったと捉えています。32カ国のままでも余裕のある日程にできたでしょうけれど、コスト面などからどうしても詰め詰めの日程になりがちで、そういう意味では参加国増に反対していた私もメリットを感じた点でした。


出場国数増加について(3)多少試合レベルの低下はあっても、それ以上に

多くの人、メディアがW杯本大会参加国増大で心配していたのが、W杯本大会の試合クオリティの低下だと思いますが、これは全く否定するのは難しいだろうと思います。ド素人から見ても、

本来なら(従来なら)W杯本大会に出るレベルじゃないよなぁ


と感じた国もあったし、結果的に

大量点差の試合が多いのでは?


と感じるところです。「予選レベルの試合を何度も目にしてる💢」と怒っている欧州メディアもありましたが、そういう意見も納得できるし、大会後もずっと引きずる議論だろうと思います。

ただ、北米でサッカーの魅力を語るうえでは点が多く入ったほうが分かりやすく良いですし、0-0 でも内容の濃い試合はあるにせよ、やっぱり点の入るエンターテイメントゲームの方がウケるし、そこで各国の人気選手が点を取れば盛り上がるので、こういうのも FIFA の狙いだったのかもしれないなぁ、と思ったりします。

私自身も「本来ならW杯本大会に出られるレベルじゃないよなぁ」と思いつつも、そんな参加国増によって出場できた小国の代表が必死に戦って、強豪国相手に健闘したり、初得点、初勝利に沸いている姿は、それはそれで魅力を感じていました。番狂わせもまたサッカーの魅力ですしね。

辛口メディア、評論家からすると「そんな試合は予選で十分だ、本大会で見せるものではない」だそうですが、もちろんそれにも一理はあると理解はしますけど、私はW杯を見ていくうちに、小国の意地、初出場の国の頑張りみたいなものを本大会で見るのも良いなぁ、と宗旨替えしました😓

それに今はW杯に出ることが当たり前、グループステージ突破が当然の日本代表ですが、W杯に出ることが目標だった時代を知る身としては、初めて日本代表が出場したフランスW杯では「え?これで本大会出てきたん?」と欧州南米からは思われていただろうレベルだったことを思うと、日本人が他の国に対して「本大会出場のレベルにない」なんて言えたものではないと思いますから。

そんなわけで、今回の本大会出場国数増大は当初反対でしたが、全2項のことも含めて、今では必ずしも反対ではなくなりました。積極的に賛成になったかというと、そこまでは言い切れませんが、出場国数増にメリットもあった、とは感じています。

ただ、32カ国も残る決勝トーナメントへ日本とオーストラリアしか進めなかったアジア枠は減らすべき、と残念ながら思いました。オイルマネーさんが反対するかも知れませんが、今大会のアジア予選は(今の日本だと)緊張感に乏しい状況でしたし、個人的には減枠して予選がもう少しシビアになるのは歓迎です。


大会ルールについて(1)ハイドレーション・ブレイク

Jリーグでは夏場の飲水タイムがもうお馴染みの光景になっているので、今回のW杯で導入された前後半のハイドレーションブレイクもさほど違和感がないかも?と思っていましたが、そんなことはなくて、ハイドレーションブレイクのたびにブーイングが出るスタジアムも多かったようですが、個人的にはそのブーイングに賛成です。

とにかく3分は長すぎて完全に試合の流れが寸断、実際ハイドレーションブレイク明けに(戦術的に)流れが変わったり、ゴールシーンを見たのも一度や二度でなかったので、ゲーム形式が変わってしまった印象はあります。実質的に

アメリカ大好きクォーター制


になっちゃったサッカーでありますね。

猛暑ではない場所、時間帯でも関係なく入れられるブレイクであり、DAZN のようにガッツリ CM が入るのをみると、銭ゲバ FIFA 会長が「選手の安全健康のため」などと嘯いたところで、どう見ても金儲けのためにサッカーを変質させた印象は拭えません。

アメリカンスポーツは細切れにブレークがあるけれど、サッカーは基本的に流れが途切れないのが良いところ。最近は VAR その他で試合が止まる時間が増えてきたけれど、今回のハイドレーション・ブレイクは時代に応じての変化というよりは変質だと感じたので、今大会限りにして欲しいと思ってます。味を占めたからには無理だろうけど。

Jリーグ観戦者として暑い季節に飲水タイムの必要性は十分に判っていますが、常時ではなく基準を作って必要に応じて、にして欲しいし、CM のために無駄に長くすることなく 1分程度に抑えるべきと、今回のハイドレーション・ブレイクを見て改めて感じましたね。

加えて、3分もハイドレーション・ブレイクを入れるならその間は時計を止めるべきで、アディショナルタイムに最初から3分を追加するやり方は違和感しかないです。サッカーには時計を止める習慣、概念はないけれど、ハイドレーション・ブレイクでサッカーを変質させるなら、中途半端なことをせず、時計を止める習慣まで取り入れても良かったように思います。毒を食らわば皿まで、ですな┐(´д`)┌


大会ルールについて(2)1分間ピッチ外待機、5秒ルール、10秒ルールなど

今回のW杯から時間稼ぎプレーの削減を目指して導入されたのが、
  • 治療を受けた選手はプレー再開後ピッチ外で1分間待機
  • スローイン、ゴールキックは5秒以内
  • 審判が遅延行為と見做した場合は5秒カウントダウンを開始
  • 選手交代時は交代ボードが掲げられてから10秒以内に一番近いタッチラインから外へ退出
  • GK 治療時に他の選手がテクニカルエリア付近へ集まることの禁止

といった追加ルール。時間稼ぎもサッカーのうち、と言う人もいますが、個人的には時間稼ぎを抑制することには賛成です。ただし、3分ものハイドレーション・ブレイクで試合時間を延ばしておきながら、もう一方でこれらを行うのはチグハグとしか思えません。

ちなみに 5秒10秒ルール違反で相手ボールになるシーンはまだ見ていませんが(たぶん)、「治療を受けた選手はプレー再開後ピッチ外で1分間待機」と言うのは、見てるといささか疑問を禁じ得ません。

時間稼ぎでも何でもなく本当に治療が必要だった選手が、プレー再開後に治療が終わってもピッチ外で待たされ、ずーっと入れない状態になって数的不利になっているのを見ると、時間稼ぎ対策とはいえ、なんかちょっと違うなー、と個人的には感じました。素人なりにサッカーの魅力とは相容れない気がしました。

すぐ痛がって治療を受けて時間稼ぎというのはよく見る光景ですが、傷んで治療は時間稼ぎじゃない場合の方が多いだけに、何でもかんでも1分間待機させられる=味方の数的不利を必要以上に強制されるルールは(全面的にダメとは思わないけれど)今後何かしらの改善変更があることに期待したいですね。



というわけで、長くなりすぎたので中継や実況に関しては次記事にて。