一昨日配信開始の角川文庫の電子書籍では全て本来の表紙がなくなっており、個人の Kindle 出版でもやらないような簡易表紙になっていることが話題になっていました。
Kindle 系アフィリエイトブログあたりでも盛んに取り上げられていましたが、KADOKAWA 本家本元の
BOOK☆WALKER でも


こんな感じなので一部の電子書籍ストアだけではなく全社共通なのでしょう。これが KADOKAWA ないし角川文庫としての今後共通した方針なのか、たまたま年末年始休暇が絡んで間に合わなかったとかの事情があるのかは判りません。
この簡易表紙化に対してはネットでも賛否両論…というよりは殆ど否定的な意見が言われていますが、私個人としても
としか言いようがありません。
定価を半額以下にディスカウントとかなら判りますけど、正価ないし近い金額でコレはない。電子書籍を推進しようとして色々やっている割には、ちょっとね…と思います。何らかの事情があって、いずれ元に戻る(電子書籍なら再配信可能だし)ことを期待したいと思います。
ただ、個人的にはレコードや CD の時もそうですが、カバー(ジェケット/表紙)というのは大切な存在だと思っていますけれど、
とも思うわけです。
表紙重要、ジャケット大切。そういう気持ちは、音楽や本が好きな自分や、そういう趣向の人間、私たちのような世代にとっては当然であっても、そうではない人、そうではない世代にとっては、どこまで価値があるモノなのか、と。
Kindle 系アフィリエイトブログあたりでも盛んに取り上げられていましたが、KADOKAWA 本家本元の


こんな感じなので一部の電子書籍ストアだけではなく全社共通なのでしょう。これが KADOKAWA ないし角川文庫としての今後共通した方針なのか、たまたま年末年始休暇が絡んで間に合わなかったとかの事情があるのかは判りません。
この簡易表紙化に対してはネットでも賛否両論…というよりは殆ど否定的な意見が言われていますが、私個人としても
金取って売ってるくせに、青空文庫レベルかよ!
としか言いようがありません。
定価を半額以下にディスカウントとかなら判りますけど、正価ないし近い金額でコレはない。電子書籍を推進しようとして色々やっている割には、ちょっとね…と思います。何らかの事情があって、いずれ元に戻る(電子書籍なら再配信可能だし)ことを期待したいと思います。
ただ、個人的にはレコードや CD の時もそうですが、カバー(ジェケット/表紙)というのは大切な存在だと思っていますけれど、
音楽好き、本好き以外や、若い世代にはどこまでカバーが重要なのだろう?
とも思うわけです。
表紙重要、ジャケット大切。そういう気持ちは、音楽や本が好きな自分や、そういう趣向の人間、私たちのような世代にとっては当然であっても、そうではない人、そうではない世代にとっては、どこまで価値があるモノなのか、と。
もちろん、カバーを重要と思わない人たちにとっても「ないより有った方が良い」という人は多いでしょう。でも、そういう人たちや「あってもなくてもいい」「カバーなんて気にしたことがない」という人たちが増えるにつれ、コストダウン手段として簡易表紙の電子書籍が増える可能性は否定できません。
(たとえ、一冊に付き僅かな経費だったとしてもギリギリのコストダウンを考慮する段階では見過ごせなくなる)
Kindle のようなロクに本の整理もできないようなストア/アプリなら表紙がどうであれ些末かも知れませんが、
BOOK☆WALKER や BookLive! のような本棚機能があると、そこに簡易表紙がズラッと並ぶのは味気なさすぎてウンザリです。
けれど、10年20年、もっと先を考えると「どんな本にも表紙のあった古き良き時代」なんてことにならないとも限りません。電子書籍が当たり前の時代に、どれだけの時間がかかるかは判りませんが、そうなれば可能性は否定できません。
なにしろ、紙媒体でリアル書店に並べてもらう場合は表紙というものが非常に重要な購入導線になっていますが、ネットの世界では(購入要素としての)表紙の重要性が紙媒体&書店と比べると非常に小さい。
そう思うと、今回の例は表紙を簡易化してその影響を調べるのかも…なんて邪推もしたくなります(電子書籍ストアであっても書店と言うよりはネットストアでしかないことを思えば影響は小さいと思いますが)。
音楽における、媒体の変化およびリスニング形態の変遷とジャケットの重要性の変化を見れば、書籍における表紙も電子書籍が普及していけばどうなるかは判りません(表紙が全面的になくなるとは思いませんけど)。
音楽においてはレコードから CD になった時ですら、「CD みたいな小さな媒体ではジャケットの重要性が薄れる」だのなんだのと散々言われました。今から思えばアホみたいな話ですし、中身(音楽)そのものには影響がなくてもジャケットの重要性は減りました。
“ジャケ買い” というものが CD になって減ったのは確かでしょうし、唸らせるジェケット、衝撃的なジャケット、中にはジャケットがゆえのレコード発禁なんてのも CD になり、さらにはネット配信の時代になって過去のものとなりつつあります。
ましてや、今は「音楽は Youtube で聴く(見る)」世代が浸透してきていますから、尚更です。iTunes で音楽を買って iPod / iPhone に入れて聴く、ということですらオッサン世代のリスニングスタイルとなりつつあります(それが良いかどうかは別として)。
Apple は iTunes や iPhone において Cover Flow という仕組みを用意するなど音楽好き、ジャケット世代にも配慮してはいますが、そういったは “好き者だけの世界” となりつつあります。
(新宿・渋谷や梅田・心斎橋のレコード屋で 12インチシングルやアルバムを探しまくっていた世代からすれば、あの Cover Flow というのは、なかなか郷愁をそそらせるギミックなんですけどね…)

狂熱の蠍団~ヴァージン・キラー VIRGIN KILLER
(各国で発禁になった有名アルバムの現行ジャケット。オリジナルは貼るのが憚られる
のでAmazonページで表紙の一番左写真をどうぞ。今なら日本でも発禁確実)
今すぐ書籍における表紙がどうこうなるとは思いませんし、商業本の電子書籍においても表紙が簡易化されるのは一部だと思いますが、10年20年というサイクルの中で音楽同様に変わっていくのかなぁ、と思います。
長いサイクルの中で変化していくのは、寂しいことではあってもそれはそれで仕方ないことだと思っています。音楽が iPod によっていつでもどこでも沢山の音楽が聴けるようになったように、その分の何かしらの恩恵があれば納得もできるでしょう。
(音楽と書籍は全く違う物だ、と寝言をいう人も時折見かけますが、文化という言われ方もする消費娯楽メディアとしては根本的に変わらないものです。そこに上下もないですしね)
今回の角川文庫の表紙簡易化は、たまたまであったり、何かの事情があって直ると思いたいですが、電子書籍がゆっくり普及して行くにつれ、音楽に続いて書籍の表紙というものも(出し手側で)再考される時も来るのかなぁ、と感じる出来事でした。
ま、こういうことがあってはならない!と思う人は Twitter だのブログだのでガタガタ言っても意味ないので、角川文庫へ直接要望するなり、Amazon や各電子書籍ストアの窓口へリクエストするなり、そういった行動をすべきかと思います ;-)
■ お問い合せのご案内 | 角川書店 | KADOKAWA
■ Amazon.co.jp ヘルプ: Amazon.co.jpへのお問い合わせ
(たとえ、一冊に付き僅かな経費だったとしてもギリギリのコストダウンを考慮する段階では見過ごせなくなる)
Kindle のようなロクに本の整理もできないようなストア/アプリなら表紙がどうであれ些末かも知れませんが、
けれど、10年20年、もっと先を考えると「どんな本にも表紙のあった古き良き時代」なんてことにならないとも限りません。電子書籍が当たり前の時代に、どれだけの時間がかかるかは判りませんが、そうなれば可能性は否定できません。
なにしろ、紙媒体でリアル書店に並べてもらう場合は表紙というものが非常に重要な購入導線になっていますが、ネットの世界では(購入要素としての)表紙の重要性が紙媒体&書店と比べると非常に小さい。
そう思うと、今回の例は表紙を簡易化してその影響を調べるのかも…なんて邪推もしたくなります(電子書籍ストアであっても書店と言うよりはネットストアでしかないことを思えば影響は小さいと思いますが)。
音楽における、媒体の変化およびリスニング形態の変遷とジャケットの重要性の変化を見れば、書籍における表紙も電子書籍が普及していけばどうなるかは判りません(表紙が全面的になくなるとは思いませんけど)。
音楽においてはレコードから CD になった時ですら、「CD みたいな小さな媒体ではジャケットの重要性が薄れる」だのなんだのと散々言われました。今から思えばアホみたいな話ですし、中身(音楽)そのものには影響がなくてもジャケットの重要性は減りました。
“ジャケ買い” というものが CD になって減ったのは確かでしょうし、唸らせるジェケット、衝撃的なジャケット、中にはジャケットがゆえのレコード発禁なんてのも CD になり、さらにはネット配信の時代になって過去のものとなりつつあります。
ましてや、今は「音楽は Youtube で聴く(見る)」世代が浸透してきていますから、尚更です。iTunes で音楽を買って iPod / iPhone に入れて聴く、ということですらオッサン世代のリスニングスタイルとなりつつあります(それが良いかどうかは別として)。
Apple は iTunes や iPhone において Cover Flow という仕組みを用意するなど音楽好き、ジャケット世代にも配慮してはいますが、そういったは “好き者だけの世界” となりつつあります。
(新宿・渋谷や梅田・心斎橋のレコード屋で 12インチシングルやアルバムを探しまくっていた世代からすれば、あの Cover Flow というのは、なかなか郷愁をそそらせるギミックなんですけどね…)

狂熱の蠍団~ヴァージン・キラー VIRGIN KILLER
(各国で発禁になった有名アルバムの現行ジャケット。オリジナルは貼るのが憚られる
のでAmazonページで表紙の一番左写真をどうぞ。今なら日本でも発禁確実)
今すぐ書籍における表紙がどうこうなるとは思いませんし、商業本の電子書籍においても表紙が簡易化されるのは一部だと思いますが、10年20年というサイクルの中で音楽同様に変わっていくのかなぁ、と思います。
長いサイクルの中で変化していくのは、寂しいことではあってもそれはそれで仕方ないことだと思っています。音楽が iPod によっていつでもどこでも沢山の音楽が聴けるようになったように、その分の何かしらの恩恵があれば納得もできるでしょう。
(音楽と書籍は全く違う物だ、と寝言をいう人も時折見かけますが、文化という言われ方もする消費娯楽メディアとしては根本的に変わらないものです。そこに上下もないですしね)
今回の角川文庫の表紙簡易化は、たまたまであったり、何かの事情があって直ると思いたいですが、電子書籍がゆっくり普及して行くにつれ、音楽に続いて書籍の表紙というものも(出し手側で)再考される時も来るのかなぁ、と感じる出来事でした。
ま、こういうことがあってはならない!と思う人は Twitter だのブログだのでガタガタ言っても意味ないので、角川文庫へ直接要望するなり、Amazon や各電子書籍ストアの窓口へリクエストするなり、そういった行動をすべきかと思います ;-)
■ お問い合せのご案内 | 角川書店 | KADOKAWA
■ Amazon.co.jp ヘルプ: Amazon.co.jpへのお問い合わせ
![背表紙は歌う: 2 (出版社営業・井辻智紀の業務日誌) [Kindle版]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51EGxbOgPSL._AA278_PIkin4,BottomRight,-40,22_AA300_SH20_OU09_.jpg)

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