先日の記事「富士フイルム X-E2 ファーストインプレ【3】 〜発売前イベントで感じた印象と購入後の体感差」では、購入して使ってみると発売前イベントで感じた印象と違った、と感じた点について記しましたが、メモリーカードへの書き込み速度高速化については定量的なテストを報告すると書きました。今日は、その報告です。
X-E2 発売前イベント会場で使った印象では手持ちの X-E1 と比べても(RAW + JPEG ブラケット撮影の解放時間が)大差ない印象でしたが、後述する計測結果のとおり、
と判りました。発売前イベントでの印象は、会場の X-E2 で使用していたメモリーカードが遅かったせいですね。
発売前イベント会場の X-E2 で使用されていたのは富士フイルム純正カードは、以下の金色のメモリーカードでした。
「これが基準のカードですか?」と聞いたら富士フイルムの方は「そうだ」と答えたのですが、後から調べてみると Class 10 ではあるものの、あまり速くないカードのようでした。
となれば、こちらの X-E1 がそこそこ速いカードで使っていたのですから、印象があまり良くないのも道理。富士フイルムには最大読み出し速度 90MB/s の UHS-I 対応の純正 SDHC カード、
が用意されているのですから、イベント時にはケチらずに能力を最大限発揮できるカードを使っていただきたいですね。こぢんまりした会場でタッチ&トライ台数も少なかったのですから、今後はご一考願いたいものです。
とまぁ、言い訳はこれくらいにして(^_^;)、
というのが、テスト結果で明らかになっています。この点でも、現行機に相応しい能力を(ようやく)得たと言っても良いかと思います。
以下、X-E1 / X-E2 で3種類のメモリーカードを使って書き込み速度を検証した結果を記しておきます。
X-E2 発売前イベント会場で使った印象では手持ちの X-E1 と比べても(RAW + JPEG ブラケット撮影の解放時間が)大差ない印象でしたが、後述する計測結果のとおり、
X-E2 のメモリーカード書き込み速度は、従来機よりかなり速くなっている
と判りました。発売前イベントでの印象は、会場の X-E2 で使用していたメモリーカードが遅かったせいですね。
発売前イベント会場の X-E2 で使用されていたのは富士フイルム純正カードは、以下の金色のメモリーカードでした。
「これが基準のカードですか?」と聞いたら富士フイルムの方は「そうだ」と答えたのですが、後から調べてみると Class 10 ではあるものの、あまり速くないカードのようでした。
となれば、こちらの X-E1 がそこそこ速いカードで使っていたのですから、印象があまり良くないのも道理。富士フイルムには最大読み出し速度 90MB/s の UHS-I 対応の純正 SDHC カード、
が用意されているのですから、イベント時にはケチらずに能力を最大限発揮できるカードを使っていただきたいですね。こぢんまりした会場でタッチ&トライ台数も少なかったのですから、今後はご一考願いたいものです。
とまぁ、言い訳はこれくらいにして(^_^;)、
X-E2 は従来機よりメモリーカード書き込み速度は高速化されていて
最高速メモリーカードの能力を発揮できるミラーレス機
最高速メモリーカードの能力を発揮できるミラーレス機
というのが、テスト結果で明らかになっています。この点でも、現行機に相応しい能力を(ようやく)得たと言っても良いかと思います。
以下、X-E1 / X-E2 で3種類のメモリーカードを使って書き込み速度を検証した結果を記しておきます。
使用したメモリーカードは以下の3種類。

旧世代の Extreme Pro は、現行の Pro じゃない Extreme(サンディスクの普及タイプカード)と同程度の速度なので、価格と速度を天秤にかける時の参考になるかもしれません。
また、普段使っているのは Sandisk 一択なのですが、あまりの安さに予備カードとして買った Lexar PREMIUM II がありましたので、合わせて取り上げてみました。コストパフォーマンスに優れた廉価メモリーカードとして Transcend と並んで人気ですので、コスパ優先で考える時の参考にして下さい。
(記事執筆時には Amazon で「Lexar SDメモリーカードがその場で10%OFF キャンペーン」なんてのもやってますけどね)
従来機のメモリーカード書き込み速度でストレスを感じるのは主に RAW 撮影時でしたので、今回のテストは
という形で行いました。


上記のテスト撮影を動画で撮影して
以上の4点を計測しました。

(必要に応じて動画の音声部分を取り出して波形を見て確実にカウントするようにしました)
その結果をまずは、X-E1 / X-E2 と3種類のメモリーカード(+参考値の Eye-Fi Pro X2)の計測結果を一覧で示します。
上記結果から、各メモリーカードにおける X-E1 → X-E2 の改善率をまとめると、以下のようになります。
ここで、速度の遅い Lexar PLATINUM II の 20秒間撮影枚数が X-E1 → X-E2 で減っているのは、
この2点により、スタートダッシュで稼いだ分が PLATINUM II 程度の速度では20秒で逆転できなかったせいです。
逆に言えば、JPEG オンリーなら、さらに X-E2 の速度改善が際立つであろうことも言えるわけです。まあ、JPEG だけなら従来機でもそうそうストレスが溜まるほどではありませんでしたが。
ともあれ、以上の結果から
な評価ということが明らかになったと思います。
一定以上の速度を持つカード利用時のバッファ解放速度の短縮度から見るに、書き込み速度そのものは相当高速化されていると思います。他の点と同様に、X-E1 が 2012年末のミラーレス機にしては遅かったというのはあったとしても、X-E2 がストレスを感じない快適なカメラになった一因だと思います。
個人的に、従来機(X-E1)で最もストレスを感じていた点の一つに
ということがありました。

(この画面で待たされるたびにイラッとした… X-E2 も出るけど時間は半減)
従来機でも X-E2 でも、連写を含む通常撮影時はメモリーカード書き込み時にも問題なく次の撮影ができるのに、ブラケット撮影の時はメモリーカードへの書き込みが全部終わるまで何もできない仕様になっています。
このブラケット撮影後の待たされ仕様がなければ、ここまでメモリーカード書き込み速度を気にすることもなかったのですが、こういう糞仕様ですからストレスは感じましたし、X-E2 で時間半減となって、その点は楽になりました。
とはいえ、本来こんな仕様がおかしいわけで、AF が 0.0何秒だとかいう数字競争よりブラケット撮影時にフリーズする糞仕様を改善すべきでしょう(単純に高速化するより難しいのは判ってますけどね)。
いずれにせよ、X-E2 は最高速クラスのメモリーカードをきちんと活かせるカメラになりました。X-E2 でのメモリーカード毎の測定値だけを抜き出してみると、以下のようになります。
メモリーカードも高い金を払えば払っただけ、期待に応えてくれる結果になっていると思います。もちろん、RAW で撮らない、ゆっくり撮る人なら 45MB/s で問題ないと思いますが。
私も手持ちの 95MB/s の Extreme Pro は今まで全部、他のカメラ用にしていたのですが、X-E2 で使うようにしました。
であります(逆な感じだけど)。
特に RAW 撮りする X-E2 ユーザーで速度の出ないカードを使っているなら、最高速クラスのメモリーカードを使うべきでしょう。だいぶストレスは削減されます。
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(富士フイルム純正に限る!という方はこちら。書き込み速度は Ex. Pro の半分)
最後に X-E2 + 現行 Extreme Pro (95MB/s) カードで上記テスト(RAW + JPEG 撮影連写/ブラケット撮影)した時の動画を載せておきます。
従来機の方はどれくらい速くなっているのかの参考になれば幸いです。バッファフル時の連写速度も速くなっていますが、バッファフルでシャッター切り終わってからのバッファ解放時間(ランプ点灯が終わるまで)が、X-E2 ではホント速くなっています。
(RAW + JPEG で 25秒連写ののち、バッファ解放まで)
(RAW + JPEG で露出ブラケット3枚連写からバッファ解放まで)
■ 富士フイルム X-E2 ファーストインプレ【1】 〜X-E1 ユーザーの私が X-E2 を購入した唯一つの理由と、その結果
■ 富士フイルム X-E2 ファーストインプレ【2】 〜X-E2 を買うにあたって気になった“次”機種
■ 富士フイルム X-E2 ファーストインプレ【3】 〜発売前イベントで感じた印象と購入後の体感差
■ 富士フイルム X-E2 ファーストインプレ【4】 〜尖りカメラが特長そのまま万人に勧められるカメラへ
■ 富士フイルム X-E2 ファーストインプレ【5】 〜なんだかんだ言いつつ気に入って使っている新機能
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(RAW サイズがデカくなったので RAW 撮りメインの人は大容量が良いかと)

- 現行 Sandisk Extreme Pro (95MB/s)
- 旧世代 Sandisk Extreme Pro (45MB/s)
- Lexar PREMIUM II (45MB/s)
旧世代の Extreme Pro は、現行の Pro じゃない Extreme(サンディスクの普及タイプカード)と同程度の速度なので、価格と速度を天秤にかける時の参考になるかもしれません。
また、普段使っているのは Sandisk 一択なのですが、あまりの安さに予備カードとして買った Lexar PREMIUM II がありましたので、合わせて取り上げてみました。コストパフォーマンスに優れた廉価メモリーカードとして Transcend と並んで人気ですので、コスパ優先で考える時の参考にして下さい。
(記事執筆時には Amazon で「Lexar SDメモリーカードがその場で10%OFF キャンペーン」なんてのもやってますけどね)
従来機のメモリーカード書き込み速度でストレスを感じるのは主に RAW 撮影時でしたので、今回のテストは
- RAW + JPEG 撮影モード
- マニュアルフォーカス、マニュアル露出、ISO 200、DR 100%、WB 固定で、できるだけ他の設定が影響を与えないようにした(つもり)
- 高速連写モードで 25秒間連写と、露出ブラケットの2種類の撮影を各組み合わせで2回ずつ行って、結果平均を採った
という形で行いました。


上記のテスト撮影を動画で撮影して
- 20秒間にシャッターを切れる枚数
- バッファフル状態で最後のシャッターを切ってからメモリーカードへの書き込みが全て終わるまでの時間(バッファ解放時間)
- バッファフル状態での撮影間隔
- 露出ブラケット3枚撮影からメモリーカードへの書き込みが終わって撮影画面へ戻るまでの時間
以上の4点を計測しました。

(必要に応じて動画の音声部分を取り出して波形を見て確実にカウントするようにしました)
その結果をまずは、X-E1 / X-E2 と3種類のメモリーカード(+参考値の Eye-Fi Pro X2)の計測結果を一覧で示します。
| 20秒間での 撮影枚数 | バッファフル からの解放時間 | バッファフル 中の撮影間隔 | ブラケット撮影後 の復帰時間 | ||
| 現行 Ex. Pro 95MB/s | X-E1 | 28枚 | 15.4秒 | 1.1秒毎 | 4.0秒 |
| X-E2 | 38.5枚 | 5.8秒 | 0.6〜0.7秒毎 | 2.2秒 | |
| 旧 Ex. Pro 45MB/s | X-E1 | 22枚 | 23.2秒 | 1.5〜2.5秒毎 | 6.8秒 |
| X-E2 | 26枚 | 9.4秒 | 1.0秒毎 | 3.4秒 | |
| Lexar PLATINUM II | X-E1 | 19枚 | 29.6秒 | 2.1秒毎 | 7.5秒 |
| X-E2 | 17.5枚 | 16.0秒 | 1.8〜1.9秒毎 | 5.9秒 | |
上記結果から、各メモリーカードにおける X-E1 → X-E2 の改善率をまとめると、以下のようになります。
| 20秒間での 撮影枚数 | バッファフル からの解放時間 | ブラケット撮影後 の復帰時間 | |
| 現行 Ex. Pro 95MB/s | 1.4倍 | 2.7倍 | 1.8倍 |
| 旧 Ex. Pro 45MB/s | 1.4倍 | 2.7倍 | 2.0倍 |
| Lexar PLATINUM II | 0.9倍 | 1.9倍 | 1.3倍 |
ここで、速度の遅い Lexar PLATINUM II の 20秒間撮影枚数が X-E1 → X-E2 で減っているのは、
- X-E2 では RAW ファイルが 14bit 化されていてファイルサイズが肥大化している
(RAW ファイルサイズ:X-E1 26.1MB → X-E2 33.8MB) - にも関わらず、X-E2 のバッファメモリは X-E1 と同じと推測され、バッファフルになるまでの撮影枚数が少ない
(メモリーカードに依らずバッファフルになるまで X-E1 は 11枚、X-E2 では 8枚撮影可能)
この2点により、スタートダッシュで稼いだ分が PLATINUM II 程度の速度では20秒で逆転できなかったせいです。
逆に言えば、JPEG オンリーなら、さらに X-E2 の速度改善が際立つであろうことも言えるわけです。まあ、JPEG だけなら従来機でもそうそうストレスが溜まるほどではありませんでしたが。
☆
ともあれ、以上の結果から
X-E2 のメモリカード書き込み速度が従来機の2倍近いのは妥当
な評価ということが明らかになったと思います。
一定以上の速度を持つカード利用時のバッファ解放速度の短縮度から見るに、書き込み速度そのものは相当高速化されていると思います。他の点と同様に、X-E1 が 2012年末のミラーレス機にしては遅かったというのはあったとしても、X-E2 がストレスを感じない快適なカメラになった一因だと思います。
個人的に、従来機(X-E1)で最もストレスを感じていた点の一つに
RAW + JPEG で露出ブラケット撮影したときの待たされ感が半端なかった
ということがありました。

(この画面で待たされるたびにイラッとした… X-E2 も出るけど時間は半減)
従来機でも X-E2 でも、連写を含む通常撮影時はメモリーカード書き込み時にも問題なく次の撮影ができるのに、ブラケット撮影の時はメモリーカードへの書き込みが全部終わるまで何もできない仕様になっています。
このブラケット撮影後の待たされ仕様がなければ、ここまでメモリーカード書き込み速度を気にすることもなかったのですが、こういう糞仕様ですからストレスは感じましたし、X-E2 で時間半減となって、その点は楽になりました。
とはいえ、本来こんな仕様がおかしいわけで、AF が 0.0何秒だとかいう数字競争よりブラケット撮影時にフリーズする糞仕様を改善すべきでしょう(単純に高速化するより難しいのは判ってますけどね)。
☆
いずれにせよ、X-E2 は最高速クラスのメモリーカードをきちんと活かせるカメラになりました。X-E2 でのメモリーカード毎の測定値だけを抜き出してみると、以下のようになります。
| 20秒間での 撮影枚数 | バッファフル からの解放時間 | バッファフル 中の撮影間隔 | ブラケット撮影後 の復帰時間 | |
| Extreme Pro 95MB/s | 38.5枚 | 5.8秒 | 0.6〜0.7秒毎 | 2.2秒 |
| Extreme Pro 45MB/s | 26枚 | 9.4秒 | 1.0秒毎 | 3.4秒 |
| Lexar PLATINUM II | 17.5枚 | 16.0秒 | 1.8〜1.9秒毎 | 5.9秒 |
| (参考) Eye-Fi Pro X2 | 14枚 | 33.7秒 | 1.9〜4.4秒毎 | 12.3秒 |
メモリーカードも高い金を払えば払っただけ、期待に応えてくれる結果になっていると思います。もちろん、RAW で撮らない、ゆっくり撮る人なら 45MB/s で問題ないと思いますが。
私も手持ちの 95MB/s の Extreme Pro は今まで全部、他のカメラ用にしていたのですが、X-E2 で使うようにしました。
新しい酒は新しい革袋に盛れ
であります(逆な感じだけど)。
特に RAW 撮りする X-E2 ユーザーで速度の出ないカードを使っているなら、最高速クラスのメモリーカードを使うべきでしょう。だいぶストレスは削減されます。
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(富士フイルム純正に限る!という方はこちら。書き込み速度は Ex. Pro の半分)
最後に X-E2 + 現行 Extreme Pro (95MB/s) カードで上記テスト(RAW + JPEG 撮影連写/ブラケット撮影)した時の動画を載せておきます。
従来機の方はどれくらい速くなっているのかの参考になれば幸いです。バッファフル時の連写速度も速くなっていますが、バッファフルでシャッター切り終わってからのバッファ解放時間(ランプ点灯が終わるまで)が、X-E2 ではホント速くなっています。
(RAW + JPEG で 25秒連写ののち、バッファ解放まで)
(RAW + JPEG で露出ブラケット3枚連写からバッファ解放まで)
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