今日午後から、日経に続いて朝日新聞も有料電子版「朝日新聞デジタル」を開始。ウェブ版だけでなく、iPad 版、Android 版を用意して準備万端スタートととなった(iPhone版は審査の関係で遅れているらしい)。
■ 朝日新聞デジタル
■ 朝日新聞 for iPad
■ 朝日新聞デジタル (Android Market)
通常の asahi.com とは違って、朝日新聞デジタルの方は紙面の内容を全部網羅+αを提供するということで、
となっています。
そして、有料会員のお値段も
という価格設定で、これは完全に日経の後追いとなっています(日経の場合、電子版のみだと 4,000円)。
日経にしても朝日にしても
といいましょうか、宅配購読者の併読をポイントに置いてる節もあります。
日本の場合、新聞の宅配システムという独特のものがあるがゆえに、こういう形にならざるをえないのでしょうけれど、如何せん古いというか、これではいつまで経っても電子版の一般的な普及は進まないかなぁ…という気もします(といっても、日経なんかは周りでも電子版だけに切り替えた人が何人もいますが)。
さて、新聞の有料電子版で成功したと言われる日経新聞も基本的に有料会員向けサイトになっていますが、
のに対して、
となっていて、有料会員登録をしないと一切の記事が読めません。
もっともこれは、
ということで、日経と違って無料サイトと有料サイトを完全に区別していると言えます。
日経の場合、興味を惹く記事を読もうとすると、かなりの割合で有料会員限定記事ですし、他の新聞その他ネット上でのニュースソースでは補えない記事も多いですので、なんだかんだで「電子版払うのも仕方ないか…」と思いやすく、それが成功に繋がっていると感じています。
問題は、朝日新聞デジタルがそう思わせられるかどうか。無料の asahi.com と比べて、またネット上の他の無料ニュースサイトと比べて、お金を払わせるだけの価値を見いだせるか?ということでしょう。
今日15時の開始直後に早速申し込んで(クレジットカード登録は必要だが7月末まで無料)、ウェブ版、iPad版、Android版を少しの間使ってみた感じでは、魅力がないわけではないけれど、今の段階では電子版を申し込むには微妙かな、と。電子版だけでなく、宅配に+千円で電子版というのも含めてですが。
そのあたり、今後の改善にも期待しつつ、良い点・悪い点を挙げながら雑感を述べてみたいと思います。
■ 朝日新聞デジタル
■ 朝日新聞 for iPad
■ 朝日新聞デジタル (Android Market)
通常の asahi.com とは違って、朝日新聞デジタルの方は紙面の内容を全部網羅+αを提供するということで、
有料会員限定のニュースサイト
となっています。
そして、有料会員のお値段も
電子版単独だと月額 3,800円
宅配と併読の場合だと、宅配+1,000円
宅配と併読の場合だと、宅配+1,000円
という価格設定で、これは完全に日経の後追いとなっています(日経の場合、電子版のみだと 4,000円)。
日経にしても朝日にしても
あくまで宅配購読者を減らさないような価格設定
といいましょうか、宅配購読者の併読をポイントに置いてる節もあります。
日本の場合、新聞の宅配システムという独特のものがあるがゆえに、こういう形にならざるをえないのでしょうけれど、如何せん古いというか、これではいつまで経っても電子版の一般的な普及は進まないかなぁ…という気もします(といっても、日経なんかは周りでも電子版だけに切り替えた人が何人もいますが)。
さて、新聞の有料電子版で成功したと言われる日経新聞も基本的に有料会員向けサイトになっていますが、
日経の場合は、一定の記事は会員登録なしで誰でも読め、
また有料会員向けの記事も無料会員登録で限定的に読める
また有料会員向けの記事も無料会員登録で限定的に読める
のに対して、
朝日新聞デジタルは完全有料会員限定
となっていて、有料会員登録をしないと一切の記事が読めません。
もっともこれは、
無料で読みたい場合は asahi.com で思う存分どうぞ
ということで、日経と違って無料サイトと有料サイトを完全に区別していると言えます。
日経の場合、興味を惹く記事を読もうとすると、かなりの割合で有料会員限定記事ですし、他の新聞その他ネット上でのニュースソースでは補えない記事も多いですので、なんだかんだで「電子版払うのも仕方ないか…」と思いやすく、それが成功に繋がっていると感じています。
問題は、朝日新聞デジタルがそう思わせられるかどうか。無料の asahi.com と比べて、またネット上の他の無料ニュースサイトと比べて、お金を払わせるだけの価値を見いだせるか?ということでしょう。
今日15時の開始直後に早速申し込んで(クレジットカード登録は必要だが7月末まで無料)、ウェブ版、iPad版、Android版を少しの間使ってみた感じでは、魅力がないわけではないけれど、今の段階では電子版を申し込むには微妙かな、と。電子版だけでなく、宅配に+千円で電子版というのも含めてですが。
そのあたり、今後の改善にも期待しつつ、良い点・悪い点を挙げながら雑感を述べてみたいと思います。
前述のとおり、朝日新聞デジタルの閲覧には有料会員登録が必要であり、
Step 1) 朝日新聞 Jpass への登録(クレジットカード登録必須)
Step 2) 朝日新聞デジタル購読申込
という手順が必要になります。クレジットカード登録が必要なのは躊躇しますが、
ですので、興味があるなら、ひとまず2ヶ月強、使ってみて様子を見てから決めた方が良いでしょう。
朝日新聞デジタルのサイト右上の「ログイン」から「ご購読申し込み」→「お申し込み手続き」と進むと、上記の個人情報入力および規約承諾画面になります。クレジットカードの登録が必須ですので、その点だけは注意が必要です。
Jpass の申し込みが終わった後、朝日新聞デジタル購読申込の画面になり、購読申し込みのためのメール送信ボタンを押すと、登録先メールアドレスに“朝日新聞デジタル購読申込 URL”が送られてきて、その URL 先で購読申し込みを行います。
ここで、宅配と併読するかどうかの選択となりますが、ひとまず電子版だけのお試しなら「電子版のみ」を選ぶことになります。
といった手続きを済ませて購読申し込みを行った後に、朝日新聞デジタルへ行くと、左上に会員名がデカデカと出て、各記事をクリックしても読むことが可能になります。
また、購読申し込みが終わっていれば、iPad 版や Android 版も自由に使えます。
■ 朝日新聞 for iPad
■ 朝日新聞デジタル (Android Market)
iTunes や Android Market からアプリをダウンロードしてインストールし、アプリの最初の起動時に購読申し込みを行った ID(メールアドレス)とパスワードを入力すれば使えるようになります。
細かい操作方法の差異はあるものの、
しています。新聞を模した感じのデザイン&レイアウトは単なるニュースサイトリーダーではないデザインで、個人的には好感が持てます。
上記画面写真では、ウェブ版は 27インチの大型画面のために凄く縦長で見通しが良くなっていますが、ノートPC で使った場合では、殆ど iPad と似たような画面サイズになります。
情報はウェブ版、iPad版、Android版とも、24時間更新版(24時刊)、朝刊、You刊の紙面切り替えが可能で、文字サイズ変更や検索ができます。このあたりは当然の機能。
さらに、この朝日新聞デジタルの特徴としては
という機能が備わっていて、有料ならこれくらいはひとまず揃ってないと困る程度のものは最初から用意されています。
ウェブ版、iPad 版、Android 版で大きな機能の違いはないものの、
という違いはあります。特に
ですね。もちろん、動画など一部コンテンツはオフラインでは利用できないようですが、「新聞を読む」という点を考えれば、さして気になることではないと思います。
印象としては
と思います。少なくとも、やる気の無さが伺える日経アプリよりはずっとマシです。アプリに関しては、ですが。
ざっと使ってみた感じ、iPad版は画面の広さや各機能へのボタン配置に余裕があって、心地良く使えます。My 朝日新聞や My キーワードの機能を使い込んでいけば、電子新聞ならではの感覚で新聞を読むことはできるでしょう。
Android 版は現状スマートフォン専用という感じで、Galaxy Tab では先の画面写真にもあったようにレイアウトがあってないように思えます。また、iPad 版と比べると機能やデザイン面でも少し見劣りする感じは否めません。
ウェブ版に関しても新聞を読む感じにはなっているけれど、よくあるサクサクとニュースを読むスタイルではなく、どちらかといえば iPad 版と同じ感覚。ニュースサイトというよりは、まさにウェブ新聞。
とまぁ、軽く「朝日新聞デジタル」を紹介してみましたが、使ってみると難点もありますので、列挙しておきましょう。
しばらく使って感じただけでも、う〜ん…と思うことは幾つも出てきた。
特に強く思うのは
であることと
ということ。まだファーストリリースであるから仕方ないと思う面もあるが、iPad 版は本来のレイアウトデザインが良いだけに、ちょっとしたことで台無しにしてる部分もある。ちょっと残念。
そういう意味では
という印象。よくも悪くも、そんな感じ。
だから、RSS フィードを使ってサクサクとニュース処理していくようなタイプには全く向かない。そういう意味では、個人的には、同じサービス形態の日経新聞より産経新聞アプリに近い感覚を持った。

(iPad / Android 版も各面ページでは下にスクロールして全記事を辿る)
産経新聞アプリは単なる紙面スキャンであるが、朝日新聞デジタルも
「紙面を読むことを主眼としている」
「内部完結して外部サービスとの連携が皆無」
と感じる点では、似たようなコンセプトを感じる。
もちろん、朝日新聞デジタルの場合は朝刊だけでなく24時間随時更新もあるうえ、各環境ごとに読みやすくレイアウトし、サポート機能を備え、ウェブ版・Android 版もあるから、産経新聞アプリと同一視はできないけれど、日経のような通常のニュースサイトで記事配信のみで差別化とは異なるコンセプトである。
そういった点を踏まえると、自分のスタイルとしては RSS フィードを RSS リーダーで処理していくスタイルの方がいいし、ネット時代ではそれが主流のようにも思える。そういう人には Asahi.com で、ということなのだろう。
そして、今のところ Asahi.com に対する記事のプレミア感もさほど感じられないので、それもまだ 3,800円なり、+1,000円なり出せる感じになれない理由。
単に紙面レイアウトのデザインの良さでは、スタイルの違いもあって付加価値を感じ得ないから、やはり今後 asahi.com にはない“金の出せるコンテンツ”があるかどうかがポイントになる。それは今は見えてこない。
加えて言うならば、
今の新聞業界では仕方のないことではあるのだろうが、それとこれとは話が別だ。
少なくとも、今日「朝日新聞デジタル」を観て回った限りでは、朝日新聞が求めるだけの金額の価値があるとは思えなかったし、その割にはデカデカと広告表示して、貴重なスペースを犠牲にしているし、今後7月末までに解約することを思い直すためには、かなり大きな改善、+αがないと無理というのが本音だ。
Step 1) 朝日新聞 Jpass への登録(クレジットカード登録必須)
Step 2) 朝日新聞デジタル購読申込
という手順が必要になります。クレジットカード登録が必要なのは躊躇しますが、
いま申し込むと7月末までは無料
ですので、興味があるなら、ひとまず2ヶ月強、使ってみて様子を見てから決めた方が良いでしょう。
朝日新聞デジタルのサイト右上の「ログイン」から「ご購読申し込み」→「お申し込み手続き」と進むと、上記の個人情報入力および規約承諾画面になります。クレジットカードの登録が必須ですので、その点だけは注意が必要です。
Jpass の申し込みが終わった後、朝日新聞デジタル購読申込の画面になり、購読申し込みのためのメール送信ボタンを押すと、登録先メールアドレスに“朝日新聞デジタル購読申込 URL”が送られてきて、その URL 先で購読申し込みを行います。
ここで、宅配と併読するかどうかの選択となりますが、ひとまず電子版だけのお試しなら「電子版のみ」を選ぶことになります。
☆
といった手続きを済ませて購読申し込みを行った後に、朝日新聞デジタルへ行くと、左上に会員名がデカデカと出て、各記事をクリックしても読むことが可能になります。
また、購読申し込みが終わっていれば、iPad 版や Android 版も自由に使えます。
■ 朝日新聞 for iPad
■ 朝日新聞デジタル (Android Market)
iTunes や Android Market からアプリをダウンロードしてインストールし、アプリの最初の起動時に購読申し込みを行った ID(メールアドレス)とパスワードを入力すれば使えるようになります。
細かい操作方法の差異はあるものの、
基本的な画面デザインや操作方法は
ウェブ版、iPad 版、Android 版とも共通
ウェブ版、iPad 版、Android 版とも共通
しています。新聞を模した感じのデザイン&レイアウトは単なるニュースサイトリーダーではないデザインで、個人的には好感が持てます。
上記画面写真では、ウェブ版は 27インチの大型画面のために凄く縦長で見通しが良くなっていますが、ノートPC で使った場合では、殆ど iPad と似たような画面サイズになります。
情報はウェブ版、iPad版、Android版とも、24時間更新版(24時刊)、朝刊、You刊の紙面切り替えが可能で、文字サイズ変更や検索ができます。このあたりは当然の機能。
さらに、この朝日新聞デジタルの特徴としては
- コンテンツを自分の好みに並べられる MY 朝日新聞
- キーワード登録でニュース収集する MYキーワード
- 記事のスクラップブック機能(Android 版は非対応)
という機能が備わっていて、有料ならこれくらいはひとまず揃ってないと困る程度のものは最初から用意されています。
ウェブ版、iPad 版、Android 版で大きな機能の違いはないものの、
- 24時刊、朝刊、You刊の切り替えや、紙面各面(政治、経済、社会、スポーツなど)への移動方法、各種機能呼び出しは各環境で異なる。
- iPad, Android 版はダウンロードしてオフラインでも読むことができ、また何日か分は書庫に保管できる
という違いはあります。特に
オフラインで紙面がきちんと読めるのは良い
ですね。もちろん、動画など一部コンテンツはオフラインでは利用できないようですが、「新聞を読む」という点を考えれば、さして気になることではないと思います。
印象としては
アプリはファーストリリースとしてはよく出来てる
と思います。少なくとも、やる気の無さが伺える日経アプリよりはずっとマシです。アプリに関しては、ですが。
ざっと使ってみた感じ、iPad版は画面の広さや各機能へのボタン配置に余裕があって、心地良く使えます。My 朝日新聞や My キーワードの機能を使い込んでいけば、電子新聞ならではの感覚で新聞を読むことはできるでしょう。
Android 版は現状スマートフォン専用という感じで、Galaxy Tab では先の画面写真にもあったようにレイアウトがあってないように思えます。また、iPad 版と比べると機能やデザイン面でも少し見劣りする感じは否めません。
ウェブ版に関しても新聞を読む感じにはなっているけれど、よくあるサクサクとニュースを読むスタイルではなく、どちらかといえば iPad 版と同じ感覚。ニュースサイトというよりは、まさにウェブ新聞。
☆
とまぁ、軽く「朝日新聞デジタル」を紹介してみましたが、使ってみると難点もありますので、列挙しておきましょう。
- iPad版も Android版も、高い有料会員サイトなのにデカデカと広告表示とかアホかよ…
- スクラップブックに登録した記事は文字情報のみになってしまって、元記事へのアクセスができない
- スクラップブックにメモを追加することができるが、外部へのスクラップブック書き出しみたいなことはできない。
- そもそも外部サービスへの連携が殆どなく、朝日新聞デジタル内で閉じたコンテンツになりすぎている
- アプリを終了して再度起動すると、紙面トップに戻ってしまう。読んでいたところから再開するオプションも付けるべき
- オフラインでダウンロード済みの紙面を閲覧しようとした時に、ネット接続できない旨の警告が数回出てくるのは少しウザったい
- アプリで閲覧していても、天気予報、テレビ番組表、株価情報といった情報はウェブ版に飛ぶようだが、レイアウトが iPad や Android と合っていない
- 検索で表示された記事はウェブ用になっていて、これまたレイアウトの整合性が取れていない
- My 朝日新聞や My キーワードの設定や表示に関してはもう少し工夫がないと、正直判りづらい。有料版として有効に使えるかどうかのキモだから工夫すべき
- iPad 版は、ちょくちょく落ちる(iPad2 だけの問題?)
しばらく使って感じただけでも、う〜ん…と思うことは幾つも出てきた。
特に強く思うのは
完全に朝日新聞デジタル内で閉じたコンテンツ環境
であることと
各環境に最適化されていない部分がまだ多い
ということ。まだファーストリリースであるから仕方ないと思う面もあるが、iPad 版は本来のレイアウトデザインが良いだけに、ちょっとしたことで台無しにしてる部分もある。ちょっと残念。
そういう意味では
ニュースサイトというよりは、まさに新聞紙面購読サイト
という印象。よくも悪くも、そんな感じ。
だから、RSS フィードを使ってサクサクとニュース処理していくようなタイプには全く向かない。そういう意味では、個人的には、同じサービス形態の日経新聞より産経新聞アプリに近い感覚を持った。
(iPad / Android 版も各面ページでは下にスクロールして全記事を辿る)
産経新聞アプリは単なる紙面スキャンであるが、朝日新聞デジタルも
「紙面を読むことを主眼としている」
「内部完結して外部サービスとの連携が皆無」
と感じる点では、似たようなコンセプトを感じる。
もちろん、朝日新聞デジタルの場合は朝刊だけでなく24時間随時更新もあるうえ、各環境ごとに読みやすくレイアウトし、サポート機能を備え、ウェブ版・Android 版もあるから、産経新聞アプリと同一視はできないけれど、日経のような通常のニュースサイトで記事配信のみで差別化とは異なるコンセプトである。
そういった点を踏まえると、自分のスタイルとしては RSS フィードを RSS リーダーで処理していくスタイルの方がいいし、ネット時代ではそれが主流のようにも思える。そういう人には Asahi.com で、ということなのだろう。
そして、今のところ Asahi.com に対する記事のプレミア感もさほど感じられないので、それもまだ 3,800円なり、+1,000円なり出せる感じになれない理由。
単に紙面レイアウトのデザインの良さでは、スタイルの違いもあって付加価値を感じ得ないから、やはり今後 asahi.com にはない“金の出せるコンテンツ”があるかどうかがポイントになる。それは今は見えてこない。
加えて言うならば、
宅配を前提とした料金体系は萎える
今の新聞業界では仕方のないことではあるのだろうが、それとこれとは話が別だ。
少なくとも、今日「朝日新聞デジタル」を観て回った限りでは、朝日新聞が求めるだけの金額の価値があるとは思えなかったし、その割にはデカデカと広告表示して、貴重なスペースを犠牲にしているし、今後7月末までに解約することを思い直すためには、かなり大きな改善、+αがないと無理というのが本音だ。






