Tedious diary more x4

写真日記ブログを合流させて完全に雑記ブログ化しました(>_<)


タグ:ipod

Appleが欧州で命令されて、しぶしぶ欧州だけで売っていた Lightning-microUSB アダプタ。iPad mini/第四世代 iPad 発売日に突如、予告なく国内の Apple Store オンラインで注文受付が始まり、速攻注文したものが届きました。

従来の純正 30pin-microUSB アダプタは最後まで欧州でしか売らなかったので、Lightning-microUSB アダプタもそうだろうと思っていたので、友人に調達を頼んでいましたし、Apple Store オンラインで受注が始まった時も何かのミスだろうと思っていたのですが、無事入手。

友達が欧州から入手したものを見ていて知っていたのですが、手元に来て見てみると、やっぱり

ちっっせえええええええ〜〜


の一言。

Lightning-microUSB01
(左:Lightning-microUSB アダプタ、右:Lightning-30pinアダプタ)


もう Lightning-30pinアダプタが馬鹿みたいにデカく見えてしまいます。

Lightning-microUSB02
(左:純正 Lightning-USB ケーブル、右:Lightning-microUSB アダプタ)


iPhone 5 / iPad mini 付属の純正 Lightning ケーブルのコネクタ部と比較しても、ほんの少し大きいだけ。

ということは、

モバイル充電でリールケーブルと使ってた 30pin アダプタと違って
どの iPhone ケースでも使える、干渉しないんじゃないか?


と思うわけです。

このことは以前の記事で書きました。

Tedious Days More×3 : Lightning-30ピン変換アダプタがようやく発売&到着、試してみての注意点その他色々

持ち歩きしてモバイル充電で長い純正 Lightningケーブルを使うのは嫌で、Lightning-30pinアダプタ+従来の iPhone 用リールケーブルを使いたくとも、Lightning-30pinアダプタを使うとケースをかなり選ぶことになりました。

Lightning-microUSB03


しかし、Lightning-microUSB アダプタの小ささなら iPhone 5 や iPad mini などのケース干渉も最小限になりそうです。

ということで、早速 Lightning-30pinアダプタで使えなかった iPhone 5 ケースを試してみました。

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【注】朝以降に何点か追記しました。au版はテザリング機能があるようです(SB版はない…?)

仮眠から起きて、今年もリアルタイムで発表会中継を眺めておりました。まぁ、噂通り、リーク通りすぎて、つまらんといえばイマイチつまらん内容でした。ただ、

スマートフォンも進化が行き着いてきて、特に画期的なこともなく
年々面白くなくなるのは仕方ないかな…


という気はしてますし、私自身ファンではあっても信者ではないので「iPhone だから何かあるはず…!?」なんて期待もしてなかったので、ある意味予想通りですが…(´Д`)

内容はリーク情報通りに4インチ液晶で縦長化、16:9 解像度化、LTE サポート…と続きますが、

ハードウェア的には、そこらの Android 機と同じ


なので、何の驚きもありません。ここらは Windows PC と Mac の関係と同じですね。違いはあくまで OS。

iPhone5_Release1


ただ、iOS 5 → 6 はマイナーチェンジと言い切っていいほど根本的な変化がないので(それこそ従来機で使えば、大きい変化は地図など一部アプリだけ)、ソフトウェア面でもどこまで変化があるかなぁ…とは思います。

そういう意味では

ハードウェアは Andorid 中級機に追いついた変化があるが
それ以外は大して面白みのある変化は特になし


と言って良いと思います。まぁ、順当キャッチアップです。

iOS 機は iTunes も含めたトータル環境の過ごしやすさが全てなので、そこに魅力を感じない人にはどうでもいい話、つまらなく見えるでしょうね。

ただ、コネクタが(これまたリーク情報通り)新しいコネクタに変更されたことで「サード殺し」云々と批判されてもいますが、

このご時世、9年間も引っ張ってきた規格を変えてもバチは当たらんだろ…


と思いますけどね。これについては批判するのはどうかと感じています。

まぁ、iPad のカメラコネクションキットみたいにデカい変換アダプターは、どうかと思いますし、変換アダプターが 2,880円とか高すぎ!だし、おまけに変換アダプターが 10月発売ってマジですか…状態ですけどね(-_-#)

それから気になる LTE 対応ですが、以下のページに LTE 各国対応周波数リストが掲載されています。

Apple - iPhone 5 - View countries with supported LTE networks.

これによれば、北米 GSM モデルじゃなく香港版の SIM ロックフリー機なら日本でも(ドコモ Xi でも)使えそうなことが判りますし、CDMA モデルは日米共用ということが判ります。SIM ロックフリー派には朗報ですね。

iPhone 以外では、これまた噂の iPad mini は発表なし(それはまた別の機会で当然でしょう)、iPod シリーズはちょっと格好良くリニューアルでしたね。

長方形デザインに戻った nano は Bluetooth 搭載で欲しくなるデザイン。ウォークマンみたいですが、下部ボタンがゴテゴテしてないので良いです。touch も2年ぶりモデルチェンジで、iPhone 下位互換の低価格を目指すなら順当な内容でしょうか。

ただ、

今回の発表会で最大の驚きは、iPod touch のストラップ対応化!


でした。ストラップ穴という形じゃなく、Apple らしくスマートな対応になっていたのですが、これなら iPhone でも対応して欲しい気がします。

ということで、以下、新型 iPhone まとめ。

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今週 SRS Labs. から発売された「SRS iWOW 3D」。SRS Labs. と言えば、オーディオ関係にちょっと興味のある人なら知っているであろう、サラウンド・オーディオ補正技術を持つ会社。技術開発・設計を行い、それ(IPコア)を他社にライセンス供与するのが中心の会社。

それゆえ、直接コンシューマー製品を売ることは殆どなく、ライセンス先から発売される製品、カーオーディオや PC などのサウンド関連ソフトのスペックやロゴで SRS だの True何とか(擬似サラウンドの TruSurround とか)だのという名前は、もしかすると見たことがあるかも知れません。

そんな SRS Labs. がコンシュマー相手に売る数少ない製品が iPhone / iPod / iPad 向けの“音質改善”ユニット「SRS iWOW」であり、その最新製品が数日前に国内でも発売開始された「SRS iWOW 3D」。

SRSiWOW3D_01
(SRS iWOW 3D パッケージ)


SRS iWOW 3D

昨年末に前モデル「SRS iWowAdaptor for iPod/iPhone3G」が発売されましたが、こちらは公式には iPhone 4 に対応してなかった上、新型の発売が予告されていたため、今回 iPhone 4 公式対応の新モデルが国内発売されたので、私も早速購入してみた次第です。

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今朝未明の Apple の新製品発表会。iPod シリーズのリニューアルが中心ということは明らかだったし、新 Apple TV も映画やテレビ番組のストリーミング配信用ゆえに日本は蚊帳の外というのも予測されていたので、内容には元から大して興味はなかった。

が、今回は Apple が初めてキーノートをネット生中継するということで、それだけは体験しておくか〜と思っていたのに、発表会スタート15分前で撃沈、気がつけば既に発表会は終わっていた朝4時…orz

とはいえ、発表会の内容を振り返ってみると、ほとんど事前リーク通りで興味を惹くようなものは特に無し。

アップル、720pカメラや高精細液晶の新iPod touch
アップル、小型化&マルチタッチ液晶の第6世代iPod nano
アップル、操作ボタン復活の第4世代「iPod shuffle」
アップル、SNS機能やAirPlay機能を追加した「iTunes 10」
米Apple、99ドルのストリーミングビデオ端末「Apple TV」

個人的に興味を惹いたのは、iOS 関連のみ。来週リリースの iOS 4.1 で、

  • HDRカメラが純正機能で入ったこと

  • HD 動画のアップロードが Wi-Fi 限定で可能になったこと


の2つはちょっと目を惹いた。特に HDR 機能を純正に入れてくるとは驚いた。

夢の中での噂によれば、この純正 HDR 機能は3枚合成なのに1回しか切ってないかのようなレスポンスで、通常撮影より少し遅いくらい。通常写真と2枚保存してもストレスフリーとか。画質は HDR としては穏やかで、ラチチュードを大きく広げるより、彩度も含めて自然な方向でチューニングされてるとか、夢の話らしいですけど。

HD 動画のアップロードの方は、今でも Pixelpipe を使えば HD 動画のアップロードは可能で、実際に前回記事で紹介した「オロロンライン 28機の風車」は、先週北海道で iPhone4 にて撮影し、すぐに iPhone4 の iMovie アプリで編集し、Pixelpipe を通して Youtube にアップロードしたものですからね。

ただ、純正の HD 動画アップロード機能は Wi-Fi 限定になるので、3G 経由でも各所に HD 動画アップロードが可能な Pixelpipe は iOS 4.1 登場以後も利用することになりそうで

あとは発表会では特に触れられていませんが、iOS 4.1 では AVCRP がフルサポートされて、ようやく Blueooth イヤホンで曲の早送り・巻き戻しが使えるようになりました。マトモになるのに、どれだけ時間がかかったことやら!ですが…

Apple iPad Wi-Fi + 3G ★64GB★ (香港SIMフリー版)
Apple iPad Wi-Fi + 3G 64GB (香港SIMフリー版)

(環境が整って、個人的に iPhone4 より iPad の SIM フリーが欲しいかも…)


もっとも、大きな興味は来週使える iOS 4.1 より、少し触れられた iPad 用 iOS 4.2。特に

  • 標準でワイヤレス印刷機能搭載

  • ワイヤレスで外部スピーカー、Mac/PC、新Apple TV などで映像・音楽を再生できる AirPlay


という 4.1 にはない2点は、大いに気になる。

ワイヤレス印刷は、各プリンターメーカーが配布しているアプリや ePrint などのアプリで今でも限定的に印刷可能だけれど、いつも使ってるメールアプリや Safari アプリ、その他のアプリからサクサクと印刷できるわけではない。

ノートPC 代わりに iPad 的な使い方を考えるなら、やはり印刷機能は必須だし、一手間二手間が必要な外部アプリで云々やるより、システムに統合してもらう必要はある。ま、そのための API を作って、アプリで対応は必要となるだろうが。

iOS 4.2 のワイヤレス印刷機能がどこまで使いやすく、どこまでのプリンターをサポートするのか不透明だが(Mac で共有されたプリンタのみ、なんてなったら興ざめだ)、Apple のことだから期待しすぎないように…と思いつつ、期待したい。

また、AirPlay もちょっと期待したい。というか、いま実際に悩んでいることで、

「iPhone4 で撮った HD 動画を編集後、リビングのテレビに出力にしたいがスマートな方法がない」

ということ。iPad に HDMI アダプタ・ケーブルがオプションであれば良いのに、旧態依然のアナログ RGB のみ。そんな端子、今どきのテレビに付いてるわけないだろ。

Mac だと Blu-ray に焼くのも大事になるし(Windows でやれば良いんだけど…)、あるのは iPhone4 を AV コンポーネントケーブルで繋ぐくらい。でも、なんで今さらあんな大げさなケーブルで繋がなきゃならないのか。

というわけで、超小型な新 Apple TV を1万円以下で買って HDMI ケーブルでテレビと繋ぎ、Mac / PC や iPad からの映像をワイヤレスで流せることができれば、結構スマートなはず。いちいち、ケーブルで繋ぐよりずっと良くね?と。新 Apple TV は安いし。

でも

現在、日本では新 Apple TV は予約受付すらできない


んですけどね。

その代わりなのかどうか知りませんが、現行の 160GB Apple TV が値下げされて 12,800円で売ってるんですけどね。微妙にぐらつく値段かも(笑)



さて、iPods の新製品。発売は2〜3週間先と言うことですが、既に各店舗で予約受付は始まってるようです。

価格的には、昨今の円高(少しマシになったけど)に関しては多少加味されているようです。モデルチェンジのなかった iPod Classic 160GB が2千円下がるなど、前モデルよりは米国値段から少し下がってるように見えます。

で、iPod トップモデル、と言うよりは iPhone 持ちたくない人向けモデルの iPod touch 第四世代。



予想通り、そして誰にも考えたように「iPhone4 から電話機能を削除してもの −α」なわけだけど、毎年注目されるのは、その“−α”。

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前回記事でも書いたように、ゴールデンウィーク前に遊ぶことは遊んだので、仕事をちょこちょこしつつ引き篭ってるわけだが、まぁとにかく暑い。先々週沖縄に行ってた時ほどではないが、それに近いくらい。

ということではなく、昨日5連休のあいだに届いて欲しい!と思っていたブツが届いて、すっかり虜になっています。

iPad_Welcome1


先日、国内発売が延期になった際、「くそー、誰かゴールデンウィークに海外行くヤツいねーかなー」などと twitter で愚痴っていたら、知人から「後輩が西海岸行くんで、お土産代を補助するからと買ってきてもらうんだけど、頼んでみる?」という話が。

「おぅおぅ、俺もお土産代くらい補助するぜー」と、完全にマタタビに猫状態。ただ、冷静に考えるとゴールデンウィーク終わってから更に宅急便で送ってもらったら、国内予約開始と変わらない時期になるので、とりあえず着いてすぐに探して海外から送ってもらえるなら、ということで。

そんなこんなで無事、知人宅に先日届き、続いて私の手元にも届いた次第。色々と+αはかかってますが、先行で試せるなら納得できる範囲の+α。まぁ、馬鹿でこらえ性が無いから仕方ありません。

ダメ元で、純正ケースと Camera Connection Kit も頼んでおいたのですが、純正ケースの方は予想外に手に入ったものの、カメラキットの方はどこもなかったそう。一番試したいものなんですけどね…

iPad_Welcome2
地味な純正ケースに入れて横置きで使ってると
外でも目立ちません(たぶん)


色々と書きたいことはあるのですが、iPad を輸入しての先行レビューみたいなのは、もっと早くに手に入れた人のものが既にあちこちにあるので、まずは嬉しがり記事だけに留めておきます。

所詮、大きい iPod touch ですからね。ノートパソコンとは違います。ただ、何かを生産する作業にはパソコンが必要ですが、消費する作業はこれで十分。というより、コレですね。ブログを書くのはパソコンの方が良いのは言うまでもないですが、見るのは iPad ですね。

あと、iPad に最適化してない楽器・音楽制作アプリはもう二度と買わないでしょう。電子書籍の類もね。まぁ、電子書籍とかどうでもいいと思ってますけど。

とりあえずもう少し使い込んで、国内予約開始前に一度だけ、軽く雑感とか書いてみたいとは思ってます。どのモデルを買うか、悩みどころですしね(買ってきてもらったのは 16GB WiFi です)。

【追記】 最初の写真で iPad に使っているスタンドは、以前、別の用途で買ったものを流用してます。たぶん、ハンズか LOFT で商品陳列用に売っているもので、数百円のはずです。

ケースを付けたままでも縦横置けるし、立てた場合は下から USB ケーブルを付けられるので、有り合わせの割には気に入ってます。ケースは必ず付けて使うと思っていたので、純正ドックは最初から(多分今後も)買う予定はありませんでした。

あとはカメラコネクションキットがどうしても欲しいけれど、本当に品薄まくりみたいで困る…ヤフオクにすら出てない(純正ケースの暴利な値段を見てたら、出ても買う気しないと思うけど)。
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三角形の小さな金属片…というには厚みが 1cm ほどあって、PHILIPS と書いてあるコレ…

iPhone_TriDock01


手前の透明なボタンを押すと

iPhone_TriDock02


のようにパカっと開く。

中から出てきた端子を見れば、iPhone / iPod ユーザーなら判るように、iPhone / iPod 用小型クレードル(ドック)の「TriDock」。2週間ほど前に Twitter で知って、速攻で注文してしまった。どれだけ使うか?という予定以前に、この手の小物には非常に弱い私。

ただ、写真では小さなクレードルの上に iPhone がきちんと載っているけれど、本当に安定するの?という思いはあった。あったけど、こういうのは使ってみないと分からないし、お値段は 3,700円+送料 500円。これくらいなら“とりあえず買って試してみる”ことができる値段。

ということで、注文して即日発送メールがきたが、香港から国際郵便で発送なので(購入サイトは日本語ページ)、待つこと1週間。到着して早速ドックに iPhone を挿してみる。

iPhone_TriDock04


写真のように幅はほぼ iPhone と同じで、完全に頭でっかちな感じになる。が、意外と安定している。

iPhone_TriDock05


横から見ると判るように、開いた蓋が支えの役割をしている。純正 iPhone Dock より随分小さく感じるが、底面が四角ではなく三角形であることも感覚的な小ささに貢献しているのだろう。いずれにしてもかなり小さいのに、不安定さはあまり感じない。

iPhone_TriDock03


写真では判りづらいが、蓋の先端の方、iPhone や iPod の背中が当たる部分には薄くゴムが貼ってあって傷がつかないように配慮されている。

iPhone_TriDock11


後部には USB ケーブルを挿せるようになっていて、USB 経由で同期も充電も可能になっている。まぁ、“Dock”と称しているのだから当然ではあるが、この小さな TriDock を通常のクレードル代わりにすることも可能ということだ。コネクタは mini B であり、iPhone ドックコネクタとは異なる。

ちなみに、前面にある蓋を開くための透明のスイッチは、USB ケーブルで給電されていると青く光るようになっている。iPhone / iPod が挿されていなくても常時光るので、ぶっちゃっけ鬱陶しい時もあるかもしれない。ってか、最近は無闇に青く光る製品が多すぎ…

さて、この「TriDock」の特長は単に小さなクレードルというだけじゃない。いや、単に小さなクレードルなのだけど、小さく三角形にしてあることで、

iPhone_TriDock06


という使い方ができる。先の写真を90度左回転させたのではなく、

iPhone を横にしてビデオを見る時のスタンドにもできる


ということ。

よく iPhone 用ケースで背面にスタンドが付いている製品があるが、これは底部に付けた TriDock が三角形であることで、うまく iPhone が斜め上に向いてくれて、横置き用のスタンドにもなってくれるのだ。

TriDock の形状を利用しているため、角度を細かく調整するようなことはできないが、十分実用的に使える。TriDock の形状が三角形であることは、このためにあることが判る(三角形の形状だから TriDock という名前なんだろうけど)。

ともあれ、この TriDock は

縦置きでも横置きでもスタンドとして機能する


ということで、超小型であることと合わせ、なかなかの便利製品ということが判る。私もこれを知って「便利そう!旅行に持っていくと良さそう!」と思い、購入する決め手になった。

iPhone_TriDock07


さて、この TriDock を少し試していて気になったことがある。

USB ケーブルを選ぶ製品なので注意が必要


ということだ。

USB ケーブルを選ぶ?それって USB ケーブルが不良なんじゃね?と思えるだろうが、実際には USB ケーブルを選ぶ USB 製品というのは存在していて、これもそうである。

例えば、ある USB ケーブルを AC-USB 変換機から他の Dock に挿して iPhone を乗せても問題なく使える。eneloop 充電池に挿しても充電できる。そして、その USB ケーブルを TriDock に挿す。TriDock のボタンが青く光って給電されている。でも iPhone を載せると給電されない。

おかしいな?と思って、USB ケーブルを別のものに変えると、今度は iPhone にも給電される。十数本も溜まってしまってる Mini B 端子の USB ケーブルのうち5〜6本をとりあえず試すと、やっぱり iPhone まで給電されるものと、されないものがある。

昔も別の機材で似た経験があるから「こんなものかな?」としか思わないのだけど、そういうこともあるので旅行用にショートケーブルやリールケーブルを使う時には、きちんと確認してからペアで持って行った方が良い。280円で買った中国製リールケーブルは使えるけど、昔買った国産メーカーのショートケーブルは使えなかった、なんてこともあるしね。



どころで TriDock が便利なのは良いけれど、注文してからふと思い出したことがある。クレードル/ドック製品でいつもネックになるのは

ケースに入れた iPhone は、そのクレードルに挿さるの?


という問題である。純正 iPhone 3G Dock なんか、裸じゃなければ極めて薄いケースじゃないと挿さらないくらい許容度は低い。

純正 Universal Dock は裸で利用する際にはアダプターを付けて使用する分、分厚いケースでもアダプターなしで挿せば使えたりするが、当然推奨されてはいない(私は気にせず、そうしているけれど)。

今までの写真に載ってる iPhone は、OSIR のカーボンケース(O-Shield-iPhone 3G/3GS Matte Carbon)を装着している。ほとんど背面しか保護しないケースだが、かなり薄くて、カーボンファイバー素材ゆえに非常に軽い。

また、金属の肌触りが iPhone を裸で使っている時と一番差のない感触なので、お気に入りのケースである(裸よりは滑りにくい。詳しくは、こちらの記事を参照)。

かなり薄い部類の OSIR のカーボンファイバーケースを付けていると、今までの写真にあったように問題なく TriDock に挿すことはできるし、使うこともできる。が、他の iPhone 用ケースではどうか?

まず、手持ちのケースで一番分厚い、だけど OSIR のカーボンケースと並んで大のお気に入りケースである iWood を試してみる(iWood については、こちらの記事とかこちらの記事を参照)。

iPhone_TriDock08


ちょっと挿さりにくいが、何とか挿さる。大丈夫そう…

と思ったが、USB ケーブルを繋いで TriDock に通電させても iPhone には通電されない。iWood 最大の難点は、単にケースに厚みがある方というだけでなく、ドックコネクタの部分がケースの外側から見るとちょっと奥まってしまっていて、さらにケースに柔軟性がないため、押し込んだら挿さるというものではないこと。

iWood ではドックコネクタに挿すモバイル用外部バッテリーの類いも、ケーブル方式以外はほとんど繋げない場合が多いのだが、この TriDock も同じ原因で、“一応挿さるけど、挿さり方が甘くてちゃんと接続されない”というパターンのようだ。残念だが、仕方ない。

でも iWood の場合、上下分離式のケースなので

iPhone_TriDock09


という形で、下部ケースを外してドックに挿せば使える。

モバイル時に使うドックコネクタ直結型外部バッテリーだと、いちいちケースの下部だけ外して給電しながら使うとか格好悪くてやってられないが、自宅とか旅先のホテルその他で使うなら、こういうやり方も悪くないだろう。

まぁ、それでもちょっぴり面倒と言えば面倒だけど…。でも、冬場に外へ持ち出す時、特に寒風吹きさらす中で iPhone を使う時は iWood の木の温かみは手に優しいから使いたくなる。逆に夏場も、ベタつきにくいので iWood が良かったりする。

ともあれ、iWood ほどの厚みがあると、そのままでは TriDock に挿すのはちょっと無理。だけど、手持ちの他のケースは問題なく行けた。特に

シリコンケースでは厚い方の epik も問題なく挿して使えた


ので、厚いハードケース以外は割と対応できるのではないかと思う。素材が硬めのケースでも Incipio UltraLight Feather Slim Form Fitted Case みたいな薄目のケースは問題なく使えたしね。

ちなみに iPhone のケースについては何度か記事を書いてるけれど、直近でよく使ってるケースについては

半年経過して現在使用中 iPhone ケース4種4素材(前編)
半年経過して現在使用中 iPhone ケース4種4素材(後編)

の記事を参照してもらえれば、と思う。

iPhone_TriDock10


ということで、この TriDock、出張・旅用アイテムとして便利に使えるだけでなく、自宅で使うクレードル/ドックとしても悪くないように思う。まぁ、私が TriDock をいくら宣伝したところで一銭も入るわけじゃないけれど、価格もそう高くないし、良さそうに見えたなら買ってみるのも悪くないと思う。

私は以下のサイトで購入しました。

電脳中心買物隊 in 香港/商品詳細 Philips TriDock - 超ポータブルiPhoneクレードル

先にも書いたように、購入サイトは日本語サイトですが、発送は香港からになり、支払いは銀行振込のみとなっています。まぁ、これだけの便利グッズなので、そのうち日本の代理店なりショップが売ると思いますけどね…って、フィリップス自身が売らないのかねぇ?

いずれにしても、値段の分はあると思える iPhone / iPod 用小物で、納得いく買い物でした。
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ベスト3の発表の前に、自分的にイマイチだったお買い物をいくつか反省の意味を込めて書いてみる(^_^;)

★ アップル iPod shuffle(第三世代)

お買い物評価 10点 (製品評価としては60点)



とりあえず全然使ってません。製品としては悪くないのは判ってるのですが、とにかく使ってません。1万円弱の値段とはいえ、実働時間は数時間もないので、無駄遣いでした。よって、お買い物評価的には10点。

買う前に要らないのは判っていたんですが、ちょうど初代 iPod nano を紛失した直後に新型 shuffle の発表があり、発売直後にヨドバシでたまたま在庫を見つけて衝動買い。開封してその小ささと洒落た感じを、手にとって実感して満足して終了。

半年以上経ってから「ちょっとでも使おう」と思って初めて同期するも、既に iPhone 3GS 以外を使うことは皆無の状況だったから、お試しでちょっと使っただけ。

でも、その割には



iPod shuffle を同期する際に USB コネクタに直結して使えるコネクタ(shuffle が小さく薄い形状なのでケーブルで繋ぐよりずっと便利)とか



コントロールスイッチ類の無い Shuffle を付属の純正リモコン付きイヤーフォン以外のイヤーフォンを使う場合に必要なリモコンアダプター(付属のイヤーフォンとか絶対使いたくない派なので必須。色は黒を使ってるけど)とか

まぁ周辺アイテムも買ってしまっていたんですよね…使う前に一通り体制を整えてしまう悪い癖ですな。

ま、いずれにせよ、製品が悪いわけではなく、使うこともないモノを買った単なる無駄遣いという点で、今年最低のお買い物でしたね…orz


★ オリンパス デジタルカメラ E-P1

お買い物評価 30点 (製品評価としては50点)



コンパクトデジカメ風レンズ交換式カメラの初号機となって、この夏最も注目を集めまくったカメラと言えるオリンパス E-P1。強気の値段設定だったが予想以上に売れたようだし、既に E-P2 が実質後継機になっているけれど、E-P1/2 とも未だに売れている。

手放してしまったし、私自身としてはあまり評価が高くない E-P1 だけど、それなりに売れた・売れる理由は十分判る。

・レンズ交換式コンパクト(風味)の需要・良さは凄くあるし
・(GF1 に比べれば)質感があって作りも悪くないし
・手ぶれ補正はボディ内蔵

とくれば、魅力的に映るのも確か。

レトロ風デザインは好みが分かれるだろうが、個人的にはそう悪くなかった。悪かったのは、オリンパスが自社の昔の機種を復刻したようなデザインをやたら主張してウザかったことであり、さらには

PEN 50周年に無理やり間に合わせるために、中途半端な機種を出したこと


と言える。

が、それは最初から判っていたことで、それで文句いうのは E-P1 を買った方が馬鹿すぎることだ。私も馬鹿だった。馬鹿だから不満があるのが判って買ったんだけど。

まぁ、そういうわけで E-P1 は悪いカメラではなかったが、やっぱりあらゆる点で性に合わなかったので、自分のお買い物評価は低くならざるを得ない。ま、うまく直前に信頼度の高い E-P2 発表情報が入ってきて、後継機が出て値落ちする前にそれなりの値段で売り払えたのが唯一良かったことだろうか。E-P1 は売れてるけど、結構中古のタマも出てるしね(中古も結構売れるみたいだけど)。

悪くないと言いつつ、製品としての評価がこの点数の原因は、やっぱり AF。カメラそのものに対して合わなかった最大の点が AF。先に DMC-G1 の高速 AF を使っていたから1年近くも後から出してコレはないわ、だった。最初の発売前セミナーイベントに指摘した C-AF の問題点は、発売前に「改善しました」と電話かけてきたけど全然治ってなかったしねぇ。

というか、むしろ E-P1 は(おそらく E-P2 も変わらんだろうが)C-AF を付けるべきじゃなかったね。思い切って静止体専用にしておけば、+5点以上だった。あんな中途半端な C-AF を出して、さらには全然改善されてないファームウェア・アップデートなんてするから余計に印象が悪くなった。

加えて添付ソフトが糞すぎた。シグマの SIGMA Photo Pro を超えるメーカー添付現像ソフトはないと思ったが、あった。それを知ることができたのは一つの収穫。そりゃサードパーティー製の現像ソフトの需要もたくさんあるわね。

ボディとは関係なくても、添付の純正 RAW 現像ソフトも製品としての評価には十分入るしねぇ。キヤノンのデジタル一眼なんか DPP があるから俺的には全て+10点増しみたいなものだし(笑)

そして今回の件で、やっぱりオリンパスとは肌があわないことを実感。PEN だか何だか知らんがカメヲタしか知らないようなものの記念イヤーに間に合わせるために、キチンと仕上げるべき次世代商品を確信犯で中途半端に出してしまえる神経が理解できない。

そして E-P1 発売から間もない時期に実質後継機の E-P2 をリリースしたのにも関わらず、未だ E-P1 にはロクなファームウェア・アップデートもないままに捨て置かれているとかね、ホント売って良かったと思ってる。だからと言って GF1 を買う気は起きないんだけど。

まぁ、事前に触って合わないと思ったカメラは買っても合わないということが判ったというか、いつしかカメラ歴も5年を超えて、それくらいの判別が自分できちんと付くくらいの感覚・判断基準を持てるようになっていたことが判った、と前向きに解釈して強引に自分を納得させています(苦笑)

オリンパス、マイクロフォーサーズ機「E-P1」発表、そして…
E-P1を速攻予約したので、実機も速攻触りに行ってみた(前編)
E-P1を速攻予約したので、実機も速攻触りに行ってみた(後編)
毒(E-P1)を食らわば、皿(M.ZUIKO 14-42mm)まで食うべきか?
E-P1の予約をキャンセルしようか悩んで、もう一度実機に触れてみた
E-P1 発売前夜
E-P1 ファースト・インプレッションの前にひと言いわせてくれ
気を取り直して E-P1 購入後の第一印象を…
E-P1 実戦投入後の率直な感想
評価が難しい E-P1、そして煮え切らない私
E-P1予約特典のフォーサーズアダプター MMF-1 が来たわけだが…
E-P1 も購入して1ヶ月
DMC-GF1 と E-P1 と DMC-G1(GF1 実機体験比較感想)
個人的な興味で iPhone 3GS と F100fd と E-P1 を比較撮影してみた
E-P2 &マイクロフォーサーズ用レンズ2本、国内発表(+私が E-P1 を手放した理由)



あと、個々の製品単独ではないのだけれども、PlayStation 3 を購入してから嬉しがって? Blu-ray ソフトを買いすぎですな。ゲームソフトは随分押さえているのだけど、ここ数カ月(特に今月)は Blu-ray ソフト代だけで、どれだけ買ってるか…

ぶっちゃけ言うと

Amazon ならいつでもキャンセルできるから、とりあえず予約だけ…
と、後でキャンセルする方向で予約した Blu-ray Box をすっかり忘れていて
ある日発送メールが届いて気づいて後悔した


なんてことも…

まぁ、Blu-ray 購入しまくりのおかげでアフィリエイトの恩恵を得ている友人が数人いるはずですので、それが救いでしょうか。ちなみに購入した BD ソフトはあまり言えませんが(爆)

アース [Blu-ray]
アース [Blu-ray]

最初に買った BD ソフトの1つが Earth だったのだけど
これは BD + Full HD では DVD とは断然違うことを実感させられた…


あと、マウスは今年も色々買ったけど…決定打はなかったかなぁ。特に Bluetooth はいくつ買ったっけな?というくらい買った気もするけれど常用できるものはなかったし、モバイル用としても昔愛用していた Logicool V500 ほど、コンパクトに持ち歩けつつ手に合うものもなかった。

Logicool Performance Mouse M950 に関しては買う予定だけど、色々事情があって今買っても仕方ない面があって来年予定。というか、近年 Microsoft のマウス新製品がイマイチなのが…マウスに関しては Microsoft も好きなんだけどね。

両社ともいい加減 Bluetooth マウスでマトモなものを出して欲しいね。と、毎年言ってる気がするけど。今年になって Bluetooth マウスが山ほど出てきて、BT 派としては嬉しいことは嬉しいが、数だけ多くて、正直なところ質の点ではイマイチなものばかりだったわ…
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シルバーウィークも本日で終わり。あまり日祝日は関係ないのだけど、このシルバーウィークの間は所用その他でどこへ出かけても人混みだし、道路は渋滞しまくりでウンザリ。

こういう時は逆に引き蘢って仕事、なんだけど、細々と出かける所用やアポが多かった。そして、友達の買物にも2回ほど付き合った。

ま、この場合、買物=電化製品であるのでヨドバシ梅田に行くことが多いのだが、そのついでに自分が興味のあるものも見て回っていたりもした。



DMC-GF1 は発売後に改めて、二度ほど店頭で触ってみたが、やはり以前の記事で書いた感想には変わりない。特に、写真や離れてパッと見は悪くない見栄えも、実際に手に取るとちょっとガッカリ感が強いところも、当初の印象と変わらない。

もっとも、辛い評価になるのは私が DMC-G1 と E-P1 を持っているからであって、初めて一眼レフ(というかレンズ交換式カメラ←面倒くせー言い方)を買うのには悪くないとは思ってる。

とはいえ、一眼カメラを買おうとしている友達から「どう?」と聞かれて、「悪くはないけど」としか言いようがなかった。自分が欲しいもの良いものと他人にとって良いものは別、というのは鉄則だが、サイズ・重量最重視じゃないと微妙に薦めにくい面もあったり…

DMC-GF1 も E-P1 も一眼を持っている人間に「サブにはピッタリだよ!」とは大手を振って言えるんだけど、一眼レフを買いたいと思ってる人には薦めにくい面もあったり。DMC-G1 / GH1 ならお薦めしやすいんだけど(特に安い G1 はね)。

GF1 も(G1 の時と同じく)もうちょっと安くなってから、じゃないかな…なんてね。

それよりも個人的に買いたい衝動を抑えるのに苦労したのが、パナソニック LUMIX G 20mm F1.7。



本来発売日に買うつもりだったのだけど、金銭面も含めて色々思うところがあってペンディング中なんだけど、良いレンズってのは(パナソニックセンターで試写した時も含め)十分判っているだけに、ヨドへ行く度に買いたい衝動を抑えるのに苦労した(在庫もあったし…)。

これを買ったら、同じパンケーキレンズでも画質的には雲泥の差である M.Zuiko 17mm F2.8 は不要になる。かといって、17mm F2.8 は E-P1 とセットで買ってるから単独では中古で売りにくい…なんて思ったりもするわけで。

見た目は M.Zuiko 17mm F2.8 と比べると少々野暮ったいけど(Zuiko 25mm F2.8 と似た感じ)、描写は比較にもならないくらい良いし、同程度の値段で同時期に似たようなレンズを出してるのに、こうも違うのか…と思ったり(オリからレンズの良さを取ったら何も残らんのにねぇ)。

ま、いずれ買いたい、買うつもりとは思ってるが、他に欲しいものも色々あるだけに、どうしたものかと思案投げ首状態…

とか思いつつ、他人様のお買い物相談に乗っていたのだが、その中でダークホース的に良かったものが、第5世代 iPod nano。



正直、今回の iPod モデルチェンジは例年に比べて地味すぎて、特に興味を惹くこともなくスルー気味だったので、一番変化した nano も「あ〜ビデオが撮れるようになったんだねー」的な感じしかなかったんだけど、実際ちょっと使う機会があって試してみると、なかなか良かった。

友達の友達が初めて iPod を買うのに色々判らないから、ということで、買物からその後カフェでノートPC への iTunes & iPod セットアップまでやってあげたのだけど、その過程で最新の第5世代 iPod nano もじっくり触ることになり、一通りの機能を試すことができた。

見た目は(色がハデになったことを除けば)マイナーチェンジなのだが、細々と機能が増えている他、カバーフロー表示させた時もサクサク感が増しているなど、意外と手が入ってる感じがあったりした。

歩数計も精度まではきちんと判らないけれど、ちゃんとバックグラウンドで常に計測してくれて、百均の歩数計よりは便利に使えそうな気がしたし、何よりも意外と良かったのはビデオ。

もちろん画質云々というものじゃないし、同じ VGA 収録でも iPhone の録画ビデオ画質よりは落ちる(多分レンズの違い)のは事実だが、あの小さな nano で適当に写したことを考えれば、意外と悪くないじゃん、と思ったり。

今回、第5世代 iPod nano を買った友人の友人も、そのビデオ録画機能に興味があったという。レッスンで先生が見本を示しているのをサッと撮っておきたい、そんなことを考えてるそうだ。たぶん、それくらいのニーズには問題なく使えるだろう。

Apple iPod nano 第5世代 16GB 最新モデル


初期の iPod nano からすると断然大きくなった現行 nano の液晶画面でも、「ビデオを見る」という用途には厳しいと思ってるが、逆に「ビデオを撮る」分には悪くない。

レンズのある場所が場所なだけに、最初は気をつけないと指がかかりまくりだけど、そこらへんは慣れで解決できるレベルで、ほとんど単機能なだけに操作性は悪くなかった。

これで静止画写真も撮れれば良かったのは事実だが、いずれにせよ、ケータイより遥かに小さく軽く薄い iPod nano で、気軽に動画が撮れるのはちょっと面白いかもしれない。

と同時に、マイナーチェンジではあるが、やはり「最高の iPod は最新の iPod」だとも感じた。まぁ第三世代 nano みたいに、そう言いきれないモノも、たまに出るけどね :-)

どんどん悩ましくなってる EOS 7D に関しては、また稿を改めて書く予定…
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だいぶ使うソフトも決まってきているのだけど、アップデートその他で少しずつ入れ替えもしているので、久しぶりに iPhone アプリについて書いてみる。一応、タイトルに iTunes URL のリンクをするようにしてみた(過去ログもリンクを付加修正済)。

iPod touch 2.0 アップデートと iPhone / iPod touch 用アプリ雑感その1
iPhone / iPod touch 用アプリ雑感その2
iPhone / iPod touch 用アプリ雑感その3
iPhone / iPod touch 用アプリ雑感その4

AQUA FOREST

2次元物理演算エンジン「Octave Engine」を使ったゲーム(もどき)。東京ゲームショウ2008開催記念で明日(2008/10/12)まで一時無料配布中

個人的にちょっと興味があったアプリで、AppStore オープン直後にリリースされた時には、よっぽど買って試してみようかな…と思ったのだけど、ゲームとして面白いかどうかも判らないものに¥900 も払うのはなぁ…と躊躇っていたので、無料配布されて嬉しかった。

が、それと同時に¥900 出して買わなくて良かった…とも思った。確かに物理演算を使った動きはそれなりだが、今時これくらいのものは珍しくないし、何よりもゲームとしては今イチ。ぶっちゃけ¥900 も出して買うものじゃない。無料ならとりあえず試してみても良い(iPhone アプリはサイズ的にも小さいので邪魔にならない)が、適正価格はせいぜい¥300 くらいだなぁ…というのが正直な感想。

Catch The Egg

これもハドソンが東京ゲームショウ2008開催記念で明日(2008/10/12)まで一時無料配布中にしているゲームの一つ。普段は¥450 で売ってるらしい。よくもまぁ、こんなゲームを¥450 で売るなぁ…という言葉に尽きる。

発想は悪くないとは思うが、グラフィックとかゲームの奥深さを考えると、それこそ初期のケータイアプリ並み。あの頃は糞アプリでも金取れていたかもしれないけど、今時このレベルでお金を取るのはどうかと…。というより、ハドソンはの iPhone 向けアプリは、どんどん粗製濫造になっている感じ。AppStore オープン時の3作に比べると、その後はちょっとねぇ…無料アプリでも Hanako Side-B みたいなのがあったし。

ネオサメガメ

ハドソンが東京ゲームショウ2008開催記念で明日(2008/10/12)まで一時無料配布中にしているゲームの最後の一つ。落ちものパズル系としては、テトリス、ぷよぷよ、と並んで有名?かもしれない「さめがめ」。3つの中では一番遊べる。

通常の「さめがめ」と「ネオサメガメ」の2つが遊べるが、どちらもいい。レベルも色々選べ、BGM もあって、さすが通常は有料アプリ(¥450)だと思わせるデキ。

と言いたいところなのだが、アプリが結構な頻度で落ちる。iTunes のレビューにもあるけれど、極めて動作が不安定なアプリの一つ。本来なら金取って商売しているアプリなんだから、もうちょっとデバッグしてからリリースすべきじゃね?と思わざるを得ない。

とにかく「今回ハドソンが期間限定で無料にしたアプリには訳がある」と言える。使ってる物理演算エンジンは凄いけどゲームとしては微妙な AQUA FOREST、金取るレベルじゃない Catch The Egg、ゲームとしては定番で面白いけどバグ多すぎで金を取れるレベルにないネオサメガメ。いずれも元々無料でもおかしくないくらいで、金払って買った人が可哀想というか何と言うか。売れなくて当然だ。

少なくとも“ハドソンの iPhone アプリは慎重になるべき”というのが、私の結論だ。期間限定で無料にしてくれたハドソンには悪いけど、粗製濫造はイカンよ。

fring

とうとう登場した iPhone / iPod touch 用の VoIP(インターネット電話)&メッセンジャーアプリ。対応するサービスは Skype, MSN Messenger, ICQ, Google Talk, SIP, Twitter, AIM, Yahoo! Messenger と、およそメジャーな VoIP サービスとメッセンジャーサービスを網羅している。これだけあれば文句なし&無料。

最初に fringアプリ上で fring のユーザー登録をして、それから add-on で自分が使っているサービスの ID・パスワードを入れれば使えるようになる。既に各サービスを使っていれば、そう戸惑うことはないと思うが、問題は VoIP の品質。

PC との間で Skype してみたが、iPod touch から流れる音声はかなり劣化しているし、タイムラグも通常の Skype 同士と比べると1〜数秒のタイムラグがある。昔の衛星通信そのもの。このあたりは非常手段として妥協する必要はあるだろう。

これで iPod touch でも簡易電話が可能になる…わけではなく、マイクがないと(使えないと)電話にはならない。第二世代ではマイク内蔵イヤホンで利用可能らしいが、第一世代では音声は聞くだけ…orz。が、VoIP 電話が使えなくてもマルチクライアント IM としても便利と言っておこう。まぁバグは多めだけど。

にしても iTunes のレビューは酷いな。レビューに「使い方を教えて下さい」とか連発で、中にはそれで星1つ(最低評価)とか、そんなレビューしてるヤツはアカウント停止にしたらいいのに。

LDR touch

livedoor Reader ユーザー待望のアプリが登場。はてな touchと同じ作者さんによるものだが、こちらはブログ投稿機能がなく、純粋に livedoor Reader と連動したローカル RSS リーダー。livedoor のアカウントを登録すれば、livedoor Reader の未読分をローカルに保存して、非通信時にも読むことができる。

なにせ公式の livedoor Reader iPhone版は未読分を見ることはできるが、見た分を既読にすることができないという糞仕様のままで、mobile版(ケータイ版)より劣っている状況を放置したままな上、iPhone / iPod touch なら通常版を見たいところだが、それも(簡単には)できないという終わってる状況だったから、ホントこのアプリの登場は嬉しい。

ただ、このアプリも未読既読処理については微妙なところがある。既読処理したはずなのに、再読み込みしたら未読になってしまったりすることも多いし、非通信時に読んでおいて、通信復活時にそのまま既読処理をしてしまうと、そのサイトの未読分も含めて既読処理されてしまうなどの問題はある。

これはアプリが悪いというよりは、livedoor Reader の既読未読処理 API が記事単位で処理できないという問題によるもので、どちらかというと livedoor Reader の仕様が糞なわけだが…(PC アクセス時でも記事単位での既読処理ができないのは挙動を見ていれば判るはず)。

まぁ、それはともかく LDR touch の登場は、livedoor Reader 愛用者として非常に喜ばしいし、livedoor Reader ユーザー必携?と言えるアプリなのは間違いない。

Wikiamo

Wikipedia 閲覧用アプリはいくつかリリースされていて、前回は「Wikipanion」をおススメと書いたし、私も Wikipanion をしばらく使っていたが、今はコレ!Wikiamo がおススメ!

同じ無料の Wikipanion と比べると、ブックマークが可能、一度検索したものは1週間キャッシュされるので非通信時にも閲覧可能(iPod touch ユーザーには特に嬉しい)、日本人作者ということもあり、Wikipanion と違って何もしなくても日本語 Wikipedia を検索、表示できる、などなど。

Wikipanion の有料版「 Wikipanion Plus」と比べると、タブによる複数記事の同時表示など、いくつかの機能はないけれど、ブックマーク機能などが無料で使えるのは嬉しい。使い勝手は WikipanionWikiamo も変わらず、簡単かつ納得できる操作性。

ということで、無料かつ機能の差で、今は Wikiamo がおススメということで。

ptsEijiro 英辞郎ビューワー評価版

ネット発の英和、和英辞典として有名な英辞郎の iPhone / iPod touch 用アプリが登場。これはその無料評価版で、フルバージョンの「英辞郎」が¥1,800、和英の「和英辞郎」が¥1,000。だが、これらはネットアクセス不要のローカル検索可能なアプリなので、この値段は十分リーズナブルだろう。

英和の方は英辞郎、略語郎、例辞郎を搭載して 200万語以上の見出し(よってアプリサイズも 80MB 以上)、和英辞郎は 192万語以上(64MB 以上)。そしてサンプルと用意されたこの評価版は A, B で始まる単語だけ収録して 23万語以上(8MB 以上)。

今までは WISDOM があったが、今後は選択肢が増えて嬉しい人には嬉しいだろうし、私も買おうかどうしようか迷いつつ、評価版をダウンロードした次第だ。どれほど使うかなぁ…辞書を使うことは多いんだけど、だいたいは IP Reachable だからなぁ…

駅探エクスプレス(乗り換え案内)(¥350)

AppStore スタート時から無料の乗り換え案内アプリとしてリリースされてきた「駅探エクスプレスの無料版」が近日サービス終了というアナウンスとともに、この有料版 Ver2.0 がリリース。入力履歴が表示されるなど、有料サービスに伴って当然機能強化はされてるようだ。

有料化といっても、¥350 で2年間有効予定とのこと(1年に1回バージョンアップ予定で Ver.4 リリース時までサービス有効)。ケータイ・アプリだと月額¥315 が定番だから、それを考えれば十分安い(機能もその分低いけど)。

私自身それくらい払うのは別に良いのだけど、ぶっちゃけ iPhone ではなく iPod touch では検索を行う機会はほとんどない。たまに寝モバしつつ何かを思い出して、ふと行うくらいだ。当然それだけのために有料アプリを使う意味はない(携帯では NAVITIME の有料サービスを使っている)。Safari でパソコンの検索サイトへ行っても良いわけだしね…

ということで、有料化されてオサラバすることになったが、iPhone を使っていて経路探索を時々行うような人は、有料化されても間違いなく定番であることは間違いないし、2年で¥350 なら十分安い。

Yahoo!路線情報

駅探エクスプレスの有料化発表と前後して登場したのが、この無料アプリ。駅探エクスプレス潰し…というほどではなく、機能的には駅探エクスプレスよりずっとシンプル。

乗り換え検索時の検索結果は3件だけ、時間優先や乗り換え回数優先などの選択もできず、駅名入力はキーボード入力のみ(キーボード入力は駅探エクスプレスよりやりやすいかも)。また、検索履歴は残せないし、運行情報や駅の時刻表などの付加情報はなし。GPS による最寄り駅検索は可能。

といった感じで、駅探エクスプレスよりは随分シンプル。たまに使うくらい、検索条件・結果はシンプルでも構わない、というなら有料化された駅探エクスプレスではなく、このYahoo!路線情報で十分だろう。

逆に言えば、Yahoo!路線情報を使ってみて不満を覚えるようなら、2年で¥350 だから駅探エクスプレスを買ってみるのが良いだろう。私のように iPod touch だからほとんど iPhone アプリで乗り換え検索はしない、普段はケータイの有料サービスを利用している、という「一つ乗り換え検索アプリを入れておきたい」程度の人にはピッタリかも。

Yahoo!地図 (Version 0.2)

Yahoo!路線情報の前にリリースされた「Yahoo!地図」アプリもバージョンアップされて、最寄り駅検索のルート表示がついただけでなく、表示された場所の天気や乗り換え検索時に Safari に飛んで地図に戻って来れなくなっていたのを内部で表示するようになったので、また便利さがアップした。

Apple 純正のマップアプリ(Google Maps)と違って多機能化を目指している分、いささか画面デザインがゴチャついていたり、拡大縮小時が若干スムースじゃなかったり、2本指ダブルタップで縮小にならなかったりと不満はあるが、なにせ iPhone / iPod touch から使える Google Maps が古すぎるので、地図の新鮮度だけでも使えるのはこのYahoo!地図に限る。

日めくり2008年度版

すっかり見かけることもなくなった日めくりカレンダーの iPhone アプリ。単に日付だけでなく、旧暦、干支、月和名、九星、二四節気、六曜、誕生石、誕生花、格言、今日は何の日、著名人の生誕、年中行事など、非常に多くの情報が表示される。なかなか素晴らしい。必須じゃないけど、小粋なアプリ。

陰陽占い

四柱推命アプリ。iTunes のレビューではきちんと計算してないとか言ってる人もいるけど、まぁ遊びとしてなら良いんじゃないかと思う。ってか、そんな占いごときでそんな必死にならなくても…とか思うけど、そうじゃない人もいるんだろうな。

ま、人に見せる時に女性だと占いものは結構食いつきが良いので。四柱推命みたいな地味なのは、さほど食いつきは良くないけど(笑)

iGolf

超簡易ゴルフゲーム。売りは“ショットする時に iPhone / iPod touch をクラブに見立てて振る”という、ただ一点。Wii Sport のゴルフと一緒ですな。ただし、Wii のリモコンと違って、iPhone を吹っ飛ばす確率は確実に高いので、その点だけはくれぐれもご注意を。

また、ゲームとしては3ホールしかないくらい簡素。Wii Sports のゴルフもゴルフゲームとしては非常にシンプルだったが、それより遥かにシンプルで、もはやゲームと言えるかどうかも微妙なくらい。ゲームというよりは一発ネタに近いアプリ。

iBowl

iGolfと同じ作者によるボーリングゲーム。当然こちらも“ボールを投げる時に、iPhone / iPod touch を持ってスローする”というのがウリ。これもゲームというよりは一発ネタに近いけど、ゴルフよりはマシかなぁ。

複数プレイヤー機能があれば面白いと思うのだが、所有者以外が iPhone を放り投げて壊したら、それはそれで揉めそうではある :-)

allRadio(¥115)

ストリーミングで提供しているインターネット・ラジオ局を聴くことのできるソフトの一つ。以前は¥450 で販売されていたが、値下げして¥115 となった。

以前¥450 で販売されていた時は、機能的に優れている「Tuner」との価格差が¥250 だったので、どうせ購入するなら Tuner の方が断然おススメと言い切れたが、¥115 となれば価格差も広がったので、機能差を考慮して、お手軽にこちらを買うのもアリ(iTunes の音楽1曲分の値段だしね)。

Tuner との機能差は、allRadio がプリセットされたインターネット・ラジオ局しか聴けないのに比べ、Tuner は予め登録されている局以外でも URL を入力して(AAC, MP3 で提供されている)ストリーミングサイトの多くを聴くことができるのが一番の差異。他にも登録済みラジオ局の検索や演奏中の曲名表示に対応しているか否か、という差も有る(Tuner は対応、AllRadio は非対応)。

もっとも allRadioにプリセットされた局も多数あって、iTunes にプリセットされているメジャー・ストリーミング・サイトの多くを聴くことができるので、それで十分というなら allRadio で安く楽しめる。なにせ¥115 ならダメ元でも良いくらいの値段なので、自分が所有している曲だけでなく、ラジオ代わりにちょっと使いたいというならおススメ。


といったところが、最近の my iPhoneApps な状況。

ついでに最近 Apple は AppStore トップ 10 ランキングのブログパーツを提供するようになったので、右のサイドバーに有料無料別に付けてみた。モノは試し、ということで。アフィリエイトじゃないから私の方には何も入らないし、情報も来ないので気兼ねなくどうぞ。

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とりあえず Air Sharing がメチャクチャ素晴らしいのと Air Sharing の無料配布期間があと1週間くらいで終わるので、再びつらつらと iPhone / iPod touch 用アプリを紹介してみるテスト。

Air Sharing の他にも Yahoo! 地図、Wikipanion など、実用性の高い便利ソフトが揃ってきて、こうなると iPhone / iPod touch プラットホームの良さを実感できる昨今。


Air Sharing(¥800)

「iPhone / iPod touch は自由にファイルを転送できないし、電波が届かない時でもファイルを閲覧することができないから困る」といった不満を、かな〜〜〜りの度合いで解消するソフト。特に無線 LAN がないと IP Reachable にならない iPod touch にとっては最強に有り難いもの。

原理的には、Air Sharing を起動すると iPhone / iPod touch が簡易 WebDAV サーバーになるので、Mac なり Windows なり Linux なり何なりで http://iPhone のアドレス:8080/ にアクセスすれば、iPhone / iPod touch へ自由にファイルを入れたり、削除したり、フォルダを作ったりできる(アクセス用アドレスは下の方に表示される)。Vista や MacOS X のように WebDAV フォルダがシームレスに扱えるなら、なお簡単。

ファイルを入れておけば、電波のないところでも(あるところでも)入れたファイルは Air Sharing から閲覧できる。iPhone OS が標準で対応しているファイル形式は読めるので、テキストや JPEG / PNG などの画像、PDF ファイルに加え、Word / Excel / PowerPoint や iWork のファイルが読める。メールアプリで読めるファイル形式といって言い。

ちょっとした資料やメモを放り込んでおくのも良し、よく使う駅や空港の時刻表を PDF で放り込んでおけばネットアクセスなしでもサクッと見られる。フォルダも自由に作れるので便利だ。

ちなみに、最初はパスワード制限なしなので、これはパスワードをかけるようにすべき。また Public 機能もあるが、これも使わないなら OFF にしておくべきかと。

そして、このソフトは元々有料ソフトのはずだったのが、作者が間違えて登録したおかげで 2008/9/8 のリリースから2週間は無料になってしまっていたが、現在は通常通り有償ソフトとなっている。それでも¥800の価値は十分にある便利ソフト。特に常に IP Reachable じゃない iPod touch ユーザーは色々なものを入れておける効果は高いかも。

【追記】Safari で保存した webarchive 形式のファイルも閲覧することが可能なので、ウェブサイトを保存してオフライン閲覧も可能。ただ、PDF その他は日本語がきちんと表示されるが、日本語テキストファイルは文字化けすることがあるので注意が必要。

Yahoo! 地図

標準搭載の Google Maps から随分時間は経ったが、Yahoo! 地図アプリが登場。もちろん無料。Yahoo! 地図の特徴は何と言っても、地図が新しい!ということ。つーか、iPhone 用 Google Maps の日本国内地図が古すぎるんだけどね(PC 上での更新が反映されてない)。ともあれ、地図が新しいというだけでも十分使う価値はある。

後発だけあって、素晴らしいユーザーインターフェースで賞賛を集めた Google Maps アプリの UI を基本的に踏襲しているので、そこそこ使いやすい。また、Google Maps 同様、地図以外に航空写真も表示できるし(Google Maps と違って地図+写真はできない)、表示中央位置の住所や天気情報、最寄り駅なんかもボタン一つで表示できるといった便利機能もある。

反面、Google Maps を真似した UI だが、多少足りてない面もある。まず、二本指ダブルタップで縮尺が一段階縮小される機能がない。一本指で普通にダブルタップすると一段階拡大は当然あるのだが、二本指による縮小がないのは疑問。また、ダブルタップでの一段階拡大時の動きは滑らかさに欠ける(つーか遅い)。ピンチイン・アウト時の拡大縮小も一度リドローがかかるのでスムースさには欠ける。

その点を除けば特に不満なく、地図が新しいだけに Google Maps より断然使える。PC 上では Google Maps 基本の私も、iPhone / iPod touch 上では「これからは Google Maps より Yahoo! 地図」と言い切れる。

まぁ Yahoo! 地図のアプリ画面のデザインセンスは、Google Maps のシンプルさに比べるとダサい感じは拭えないけどね…やはり日本的というか、機能を付けていくとシンプルにできなくて、ボタンを並べてゴテゴテとしまう。判っちゃいるけど難しい、できない、というのは良く判るんだが、同種のアプリで同じような機能を実現してるアプリで比較すると、センスの差を明らかにしてしまう…

Wikipanion

Wikipedia 専用のブラウザアプリ。Wikipedia は Safari でも問題なく見られるし、決して見難くないのだけど、この専用アプリを使えば、当然最高に快適。Safari で Google 検索して Wikipedia に行くよりずっと快適だし、Wikipedia を何となく見る場合にも最高。

レイアウトを見やすくしてくれるだけでなく、インクリメンタル検索機能や候補一覧機能、ページの見出し一覧機能、関連項目一覧(どちらもタッチ一発でジャンプ)といった感じで、思った以上に Safari より便利に使えるので手放せなくなる。無料アプリだし、お勧め。

最初は Defaut Search が English になってるので日本語に、Enabled Languages も English だけになってるので日本語を追加しておく必要がある。なお、Wikipanion の設定画面は Wikipanion アプリそのものではなく、iPhone / iPod touch の設定画面内に項目が追加されている。

【追記】ブックマークに複数記事のタブ表示など機能が強化された有償版「 Wikipanion Plus」(¥600)も登場。こちらはさらに使いやすそうだが、タブ機能はないがキャッシュ機能がある「Wikiamo」という無料アプリが強力な対抗馬に…

はてな touch

はてな用アプリ。はてなダイアリーへの投稿、編集機能に加え、ホットエントリーやブックマークからのはてなダイアリー閲覧機能もある。ダイアリーの投稿、編集機能には、はてな記法の補助機能もあるので便利な人には便利だろう。私は独自の記法を覚えるより、どこでも共通の HTML 直書きだから関係ないが。

はてなダイアリーの閲覧機能に関しては、ホットエントリーや My ブックマークのページが見られるだけで、リンクを辿って他サイトへ次々…という流れには対応してないので、正直オマケかな?と思う。

それでもとにかく、ブラウザでログインして投稿するより、遥かに簡単かつ迅速に投稿、編集ができるのは言う間でもないし、はてなダイアリーユーザーにはそれだけで存在意義がある。メール投稿だと確認も面倒だしね。願わくば、はてなフォトライフの写真を閲覧してダイアリーに貼付けられる機能があれば、と思うが、とにかく簡単投稿が可能になっただけで嬉しい。

mixi には既にいくつかアプリが存在しているし、海外の SNS、写真サイト、ブログサービスには多数のアプリが出ているが、livedoor Blog 用アプリは誰も出さないのかな…自分で作ることも考えるんだが、どうせ誰かが作ってるだろうし(それもずっと良いのを)と思うと、なかなかね。(追記:この後すぐに同じ作者から LDR touch がリリースされました!)

パズループ Free

ゲームボーイカラーに始まり、PS、アーケード、携帯アプリ、DS、Wii ウェアと様々なプラットホームでリリースされている「パズループ」の iPhone / iPod touch 版の無料体験版。有料版は AppStore オープン時にリリースされているが、1ヶ月以上経ってから無料版もリリースされた。

無料版ではステージモードのみプレイできる。暇つぶしにプレイするなら、これでも十分。DS のパズループも購入したこともあるし、ある意味使い古されたソフトだから、¥900 も出してプレイするようなゲームかというと微妙だしねぇ。

上海 Free version

こちらも AppStore リリース直後に有料版「上海」をリリースした SUNSOFT が、しばらく時間を置いて無料版をリリース。こちらは3面までプレイ可能。3面といっても、牌の並べ方が3パターンのみというわけでなく、牌を並べる形・牌の数で決まる面が3種類ということなので、そこそこ遊べる。

バッタもんの Moonlight Mohjong Lite に比べると、牌も見やすいし、操作性もいい。さすが本家である。それに牌の並べ方は本家の方がちゃんとしていて、考えずに牌を取って一手間違うとダメというのもこっちの方があるしね。ライトに遊ぶなら Moonlight Mohjong Lite でも十分だけど、ライトならこっちも十分に遊べるので、暇つぶし用にお勧め。

Moonlight Mohjong Lite

そのバッタもん上海だけど、以前紹介した頃は操作性がかなり悪く、牌を取るのにフラストレーションが溜まることもあったけど、何度かのバージョンアップを経て、今では操作性もだいぶ向上した。まぁ3Dな牌をグリグリしながら取っていかなきゃならないので、そういう点では本家の方が気軽に遊べると思うけど、こちらはこちらで面白いとも言える、かも…

Hanako Side-B

今回のふざけたアプリで賞。というか、糞アプリもいいところ。無料ソフトとはいえ、数々のゲームアプリを速攻でリリースしたハドソンだから、それなりに中身があるかと思いきや、ウェブサイトへのリンクだけ。本当にそれだけ。

完全に AppStore を使った宣伝。ページ一つにリンク一つ貼っただけで「Hanako の iPhone アプリが登場!」とか、ふざけんな。企画して通したヤツは今すぐコンクリート抱いて海にダイブすべき。

シャネルアプリを見習えどころか、まさに爪の垢を煎じて飲め状態。規約に違反していないから審査は通るだろうけど、いつまでも NEW の目立つ位置から落とさない Apple もホント糞だ。



ちなみに、最近では2ちゃんねるビューワー 2tch free が(一部界隈で)話題になっているけれど、rep2 使いの私は、rep2 を独自改造して iPhone / iPod touch 対応しているので、2tch を使うことはなさそう。あと、いくつか有料アプリも買ってみたのだが、それについてはまたいずれ。

関係ないけど、ファームウェア 2.1 はかなり良くなったと思う。相変わらず Safari は落ちる時は落ちるし、使っていくうちにシステム全体として反応が鈍くなることもあるけど、以前と比べたら Safari が落ちる頻度も少し減ったし、システムが急激に鈍くなって落ちることもないし、日本語入力もどうしようもなく遅くなることもなくなった。

もちろん、ようやく連文節変換ができるようになったことで、(いくら変換精度がアホでも)随分とテキスト入力時のストレスは減った。iTunes と同期時のバックアップ処理に時間がかかりすぎてどうしようもなかった問題も解消されたし、

ファームウェア 2.1 が本当の Ver.2


だったね、と。MobileMe もそうだったけど、ホント未完成で出しすぎだろ、と。
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