Tedious diary more x4

写真日記ブログを合流させて完全に雑記ブログ化しました(>_<)


タグ:iWood

過去に何度も記事にしていますが、私は iPhone 用木製ケースの代表格ともいえる「iWood」をずっと愛用していました。他のケースと使い分けていたものの、一番のお気に入りは iWood で、それは今でも変わりません。

iPhone 用ケースいくつか雑感 【後編】 PORTER, iWood
iWood 再び。iWood 4 - iWood for iPhone 4 ようやく到着→装着

若干高めのケースですが、とにかく作りの良さと木の温かみは素晴らしく、下手なケースに数千円を出すくらいなら断然 iWood と思えるほどのケースでした。特に今のような真冬に iWood の温もりは安心感さえ感じられるほど(言い過ぎ!?)。

ま、ケースに関しては個々人の好みがありますので、「iWood サイコー」とか言ってるのはオッサン iPhone ユーザーの戯言と聞き流してもらえればいいのですが、そのお気に入りの iWood 4 は(旧タイプゆえ)iPhone 4S にしてから使えなくなってしまいました。

iPhone4S_WoodCase11


見ての通り、iPhone 4 / 4S でマナーモードの位置が異なる問題で使えないわけです。昨春以降の iWood 4 は 4/4S 対応のマナーモード穴になっていますが、私は iWood 4 の予約受付開始と同時に申し込んだクチですから従来タイプになっています。

iPhone 4S でも使える iWood を改めて注文しようかとも思いましたが、同じモノですから今ひとつ芸がない。木の種類やデザインを変える手はありますが、どうせまた iPhone 5 を買うのだから、iWood は iPhone 5 用(iWood 5?)にしよう、と。

また iPhone 4S ではホワイトにしたため、背面をあまり隠したくないというのもありました。

それで iPhone 4S では主にバンパー系ばかり使っているのですが、iWood 愛用者的には冬になると木の温もりが欲しくなり、安価なウッドケースを見てしまったので衝動的に注文してしまいました。



お値段 1,980円。そこらへんに売られている普通のケースと変わらない値段ですから、iWood のバッタもん ウッドケースとしては格安です。

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今年も残すところ、あと1週間を切りました。ということで、毎年末恒例の「今年のお買い物ベスト」を順次発表したいと思います。

今年は昨年発覚した病気治療のため、仕事量が激減した割に手術・その後治療・検査・山ほどの薬代…と出費が続く状況だったので、正直なかなか思うようなお買い物ができませんでしたが、買ったものをリストアップしていくと、何かとアップル製品だけは色々買うハメになった1年だったようで…(^^;)

なので、不本意ながら?今年の「お買い物ベスト」にはアップル製品が溢れてます。なんというか、甘んじて「アップル信者乙」という揶揄を受けざるをえない内容になってしまっていますが、仕方ありません。

とは言っても、PC / IT ガジェット絡みでは

客観的に見ても今年は Apple の当たり年


だったと思いますし、良くも悪くも話題的に他を圧倒していたようにも思いますので、仕方ないかなーと。買ってませんが、新型 MacBook Air も大絶賛されまくってますしね…

ま、盛者必衰の理のある世界ですから、「Apple のピークって 2010年頃だったね」と言われないように頑張ってもらいたいものですが、どうなりますやら(少々過剰評価のきらいもあるので、どこかで評価反転みたいなことにならなきゃ良いですけどねぇ)。



さて、毎年書いていますが、

この「今年のお買い物ベスト」は、製品に対する評価ではありません


ので、お間違いなきよう。

もちろん、製品に対する評価も重要なポイントですが、あくまで

その製品を買って良かったかどうか
どれだけ買った分の元を取れたか


での評価となります。いくら良い製品でも、買ってあまり使ってなかったら評価は低くなります。

一応、去年同様に「お買い物評価点数」と「製品評価点数」を並べて付けていますが、あまり意味はないかもしれません。

また、書籍、BD/DVD の類も除外しています。そのあたりを含めると、話がややこしくなるので…(但し、ソフトウェア類は含んで考えています)。

いずれにせよ、

今年の自分の買い物に対する反省と評価の場


でもあります。チラ裏的な話ですけど、元々チラ裏ブログですからね :-D

では、まずは10位から6位までを…

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北海道を旅している間に、ヨーロッパから iWood 4 こと iWood for iPhone 4 が自宅に到着していました。注文してから3ヶ月以上、本来の手にしているはずの時期からも2ヶ月遅れての到着。

iWood4_13


以前、Twitter でも経過報告をしたのですが、8月上旬の予約開始と同時に申し込んだにも関わらず、8/30 の iWood 4 発送開始日を過ぎても一向に発送メールがなく、1ヶ月ほど経って問い合わせたら、技術上の問題で遅れているという返事。

9月中に届いている人もいるようでしたが、どうやら木の種類や背面へのマーキングの有無などで前後していたよう。そして10月も半ばになって、未発送者へ遅延お詫びのメールが届き、5日後には月末に発送できるというメールが届きました。

この時点で「遅延が納得いかなきゃ、キャンセル返金も受け付けるよ」ということだったので、

iPhone 4 は 3GS より薄いから、厚みのあるケースは更に今イチかもなぁ
待たされすぎて興味薄れたし、キャンセルしようかな…


と結構悩みましたが、既に代金のカードの引き落しも終わっているし、このあと冬になれば欲しくなる可能性も高いので、キャンセルはしませんでした。

結局のところ

8/4 (現地時間 8/3) iWood 4 予約受付開始。即注文!
8/30 iWood 4 発送開始予定日。音沙汰なし。
9/30 どうなっとんねん!メールを Minot へ送る。
10/1 Minot から技術上の問題で遅延してるよ、sorry と返信が届く。
10/16 未発送者に遅延お詫び&21日に状況知らせるよメールが届く。
10/22 (現地時間 10/21) 25〜28日に発送するよ、というメールが届く。
10/29 (現地時間 10/28) 発送したよメールが届く。
11/6 自宅に無事到着

という経緯を辿って手元にやってきたわけですが、

すっかり待たされて、興味薄れたし


ということで、旅から帰ってきて2日間は放置してました。以前なら、旅から帰ってきたところだろうが、なんだろうが「やっほーーっい!」と開梱するところでしょうが、なんかもう「そのうち気が向いたら…」状態。

とはいうものの、到着してるのにいつまでも放置プレイするわけにもいかず、なにかトラブルがあれば連絡して返品交換もしなければならないので、本日開梱。

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iWood 3G with Dock との外装箱比較


iWood 3G と比べると、やけに箱が小さい…と思ったが、よく考えたら 3G の時には台座も注文して同梱だった(^_^;)

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外装箱を開けたところ


相変わらずシンプル、質素ながらセンスの良いパッケージング。Apple 製品の周辺アイテムはこうでなくては、という感じがあります。

今回は背面にアップルロゴを入れてもらいました。iWood 3G の時にはアップルマークを入れると何か嫌らしいかな?と思ったのですが、今回は色合い的に薄めの木の種類ですので、アクセントが欲しいと思って入れました。ま、よく言えば定番、悪く言えばありきたりですな。

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iWood 4 (Cherry) 背面


今回注文した木の種類は Cherry。iPhone 4 がソリッドな感じになったので、桜の木の硬質感が合うかな?と思って、Cherry にした次第。ま、ネットを見渡して iWood ユーザーであまり注文していない素材がいいかな?と思ったのもありますが。

ちなみに iWood は、Walnut, Padouk, Mahogany, Maple, Oak, Cherry の6種類の木から選ぶことができます。

写真は適当撮りしているので、撮り方に選って色合いが全然違っていて申し訳ないのですが(光の状態によって見え方も変わります)、上記写真の色合いが現物に一番近いと思います。ちょっと薄めの色合いの木材ですが、木ですから使っていくうちに少しずつ色が変わって、概ね濃くなっていきますから、そういう意味でも色薄めの種類を選んでみました。

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iWood 4 (Cherry) 内面


内側は iWood 3G と同様の構造。上下分割タイプのケースで、内側には本体背面とケースが直接密着することでの擦れ傷がつかないような仕組みになっています。実際、iWood 3G + iPhone 3GS では1年近く使って、百回以上は脱着を繰り返したでしょうが、iPhone 3GS は中古で売る時に傷なし満額で売れましたしね。

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左:iWood 4 (Cherry) 右:iWood 3G (Mahogany)

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左:iWood 4 (Cherry) 右:iWood 3G (Mahogany)


マホガニー材の iWood 3G との比較。こうして見ると、iPhone 3G/3GS と iPhone 4 本体の形状の違いからケースも iWood 4 の方がやや幅狭で、そして全体の厚みが薄いことが分かります。ただ、ケースを構成する木材の厚み自体は薄くなっていないどころか、若干厚みを増したように思います

なお、iWood 3G の方は底部にちょっとした欠け、割れができてしまってますので、念のため。

なんにしても、iWood 3G にしても iWood 4 にしても

Minot の細部までこだわった仕上げは素晴らしい


と言わざるを得ません。

遅れてすっかり興味が薄れたとか何とか言っても、実物を見て手にすると満足してしまうデキです。悔しいけれど(^_^;)。まー、こう言っちゃなんですが、「バッタモンとは違うんだよ、バッタモンとは」ってな感じですな。

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iPhone 4 with iWood 4 表面


iPhone 4 に装着してみたところを表側から見ると、iPhone 3G/3GS + iWood 3G と大差ありませんが、

手にした感触は iWood 3G とは結構違う


ことに気づきます。

私の iWood 3G がマホガニー材で、iWood 4 ではチェリー材を使ったという違いもありますが、iPhone 自体の形状の違いにより、iWood 4 ではケース自体の形状も違って、iWood 4 ではややソリッドな形状であり、iWood 3G の曲面を生かした優しい感触とは全く違うことがすぐ判ります。

ただ、感触は違っても iWood は iWood。装着して手にした瞬間、

うひょー、やっぱ iWood は良いねー


と思ってしまいます。何ともいえない、この木の感触は最高。買って良かった!と思わせてくれるケースです。

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側面からの上記写真を見ると判りますが、iPhone 4 本体の形状にあわせ、側面には上下2つの段差があります。これが持った時に「iWood 3G の優しい感触とは違う」と感じさせる要因だと思われます。とにかく感触は iWood 3G と結構違います。

なお、上記写真で見て判るとおり、今回も iWood を装着した状態でのマナースイッチへのアクセスは難しいです。というか、材質の厚みが若干増したせいか、iWood 3G の時より悪くなっているため

マナースイッチは全く使えないに等しい


状態です。iWood 3G の時には「マナーモードにはできるけど、元には戻せない」というアクセスの悪さだったのですが、iWood 4 ではマナーモードにするのも難しいです。

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iPhone 4 with iWood 4 底部


同様にドックコネクタ部も iWood 3G よりアクセス性は悪くなりました。実際に

iWood 3G ではギリギリ使えていた非純正ドックコネクタケーブルが
iWood 4 ではキチンと刺さらない


という状況ですので、純正ケーブルもしくは、コネクタ部が純正と同じサイズのものを使用しなければ刺さりません。このあたりは純正バンパーと似た状況です。

もっとも iWood の場合は、こういったことを想定した上での上下分割式のケースですから

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という感じで、簡単に下側のケースを外してドックに置いたり、ケーブルを接続することができます。

そうはいっても微妙に面倒なのは変わりないので、個人的にドックコネクタケーブルを iWood 3G 以上に選ぶようになったのは困りものだったりします。

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iPhone 4 with iWood 4 上部


イヤホン部とスリープスイッチのある上面側ですが、ケース枠の厚みが若干増したことによってマナースイッチとドックコネクタがアクセス性が落ちたのと同様、イヤホン部もやや奥まり度が増しています。よって、純正バンパー同様に、イヤホンジャックの形状によっては使えないものもあるかと思います。

スリープスイッチやボリュームスイッチについては、iWood 3G の時と操作感は変わってません。裸や薄手のケースの時よりは若干押しにくくなるものの、実用上問題はありません。

iWood4_14


さて、遅れに遅れて、すっかり興味というかテンションが落ちてから届いた iWood 4 (iWood for iPhone 4) でしたが、実際に届いて装着して使ってみると

やっぱ iWood は、ええわー


となってしまいます。この木の温かみと作り込みは iWood ならでは。

ぶっちゃけ、これだけ遅れるということは何かあるわけだから、クオリティが落ちるかもなぁ…と思ってましたが、杞憂でした。これがホントに有り難い。とにかく再び iWood を買うというのは、そのクオリティを買っているのだから、そこが落ちると最悪でしたが、そんなことはなかったのでホッとしました。

それと、もう一つ。iWood ケースは厚めのケースですので、せっかくの iPhone 4 の薄さをスポイルしてしまうという懸念です。

iWood 4 を装着すると iPhone 4 の厚みや幅は増すのは当然なのですが

iPhone 4 のソリッド感は iWood 4 を装着しても意外と変わらず


でして、実際に厚みは増してるのだけど、手にした印象では分厚くなった〜という感じは少なかったりします。

もちろん、実際には多少厚くなっているのですから、薄さそのままなんてことはありません。ジーパンの後ろポケットに入れた時の印象も当然変わります。

ただ、iPhone 3GS に iWood 3G を装着した時よりも厚みを増した感じは少ないかな?と感じます。このあたりは元の iPhone 4 が薄いこととソリッドな形状が、そういった印象を与えているのでしょう。

ただ、厚みの印象に関してはそう悪くないのですが、

横幅が広がった印象は結構する


ので、iWood 4 を付けるとiPhone 4 を握った時の感触は確実に変わります

前述したように、握った時に側面の2つの段差が手に強く触れることもあり、iWood 3G の曲面的な優しさとは違うことを印象づけられます。

ま、厚い厚いと言っても、

シリコンケースあたりと厚みは大差ない


んですけどね。私は日頃、色々な薄手のケースを使ってるから、厚い厚いと言ってるので、シリコンケースを愛用してるような人には厚みはさほど問題にならないでしょう。

それよりも個人的には、以前 iPhone 3GS にマホガニー材の iWood 3G を装着しても iPhone は iPhone のままの印象だったのに、

iPhone 4 に Cherry の iWood 4 を装着すると
手に持った時の印象が妙に変わる


気がします。大げさに言うと、なんか iPhone 4 じゃないものになったような、そんな感触。

おそらく iPhone 4 が、そして iWood 4 を装着した iPhone 4 も平板である分だけ、素材で印象が変わるのかもしれません。面白い印象で、楽しんでます。

iWood4_10


といったところが、iWood 4 到着・開梱・装着してのファースト・インプレッション。iWood に関しては iWood 3G を1年使ったこともあり、十分判っての購入ですから、ここから大きく印象が変わることはないでしょう。

個人的には iPhone 3GS 時代に iWood とともに愛用していた OSIR のカーボンケースの iPhone 4 版が出てくれることを期待していたのですが、どうやら未だに音沙汰ないところを見ると期待薄のようです。

なので、今回は iWood 4 メインで、あとは今まで使ってきた諸々のケースを T.P.O. に応じて使い分けることになりそうです。

なんにせよ、

冬場の寒い時期には、気の温もりでホッとできる iWood 最高!


です。ちなみに、夏場も汗がべたつかないので、お勧めです。夏と冬には iWood。これ、ホント。

お値段は $95 +送料 $15 とはりますし、自分で個人輸入するのが基本ですが、円高の折ですし、安物ケースをいくつも変遷するよりは納得できるように思います。合う合わないはあるでしょうけど。

Miniot
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iPhone / iPod 用のハンドメイド木製ケースとして有名な iWoodの iPhone4 用ケースが、一昨日 minot で受注開始になりました(8月30日から順次完成次第、発送)。



Miniot - iWood for iPhone 4

先月から予告されていて、3GS 時代には愛用中の愛用しまくっていた私としては、今か今かと待ち構えていたのですが、ようやく一昨日の朝に受注開始メールが届き、即注文。なにせ、ハンドメイドゆえにバックオーダーを抱えると、到着にかなり時間を要しますからね…

iPhone 3GS 発売後も、通常3〜4週間だったのが、ピーク時には2ヶ月待ちだったので、今回も注文が殺到することは確実なので、とにかく迷う暇もなく注文…

したのですが、決済トラブルで何度やっても注文完了できず、仕方ないので拙い英語で少しやりとりしましたが、結局先方の決済システム上の問題だったようで、無事注文をできました(複数注文も最初の注文だけを受け付けてくれました)。



私も iPhone4 は裸で使ってるくらい薄くなったのが気に入っているので、装着するとかなり分厚くなる iWood を買うのは迷ったのですが、

一度、木のケースの良さを知ると、注文せずにはいられない


のでした。

iWood に関しては、過去に何度も本ブログに書いているので再度言うこともないですが、本当に木のケースというのは良いです。特に

夏と冬は iWood のケースがピッタリ


な季節だったりします。

糞暑い中、手汗でベタベタすることもなく、冬は暖かみのあるケースの感触が寒い中でホッとさせてくれます。3GS 時代には極薄・軽量な OSIR のカーボンケースも愛用していましたが、iWood をしばらく装着していないと、懐かしくなるんですよね、木の感触が。

やっぱり、木の暖かみが心地よいなぁ…


と、ホッとさせられるケースでもあります。

詳しくは iWood について書いた以下の過去記事を参照して下さい。

Tedious Days More, More and More:iPhone 用ケースいくつか雑感 【後編】 PORTER, iWood
Tedious Days More, More and More:半年経過して現在使用中 iPhone ケース4種4素材(前編)

ちょっと高めのケースですが(iPhone4 用は?75/$97+送料$15)、造り込みを考えれば納得ですからね。一度、バッタもんの偽 iWood みたいなケースを見ましたが、全然細かいところの造りが粗雑でしたからね…



材質(木の種類)は今まで同様、Walnut、Padouk、Mahogany、Maple、Oak、Cherry の6種類から選べます。3G/3GS 用の時にあった Cobra デザインはなく、また同じ素材で作られた専用台座のオプションも今回はありません。

値段は先にも書いた通り ?75 or $97 で少し値下げした 3G/3GS 用と同価格。日本への送料は $15、Fedex だと $45 です。

ちなみに、私は 3G 用は Mahogany を使っていたので、今回は少しだけ明るめ、かつ感触を変えようと思って Cherry にしてみました。



まぁ、金欠極まりない状況で、こんなケースを注文するのもどうかと思いつつも、

いつも手に持ってるモノだからこそ、こだわりたい


というのはあります。

ただ、写真を見ても判るとおり、iWood を装着すると、ただの iWood であり、3GS も 4 も関係なくなる、というのはあって、先にも書いたように iPhone4 のスリムさの恩恵がなくなるのが残念ですが…

それでも来るのが待ち遠しい逸品です。

(と、書きながら次回の記事はまた 380円ケース再び、の予定だったり…)

【8/9 追記】この記事を掲載後、同じように決済トラブルの報告を3件いただいてます。minot からのメールでは「システムは直したよ〜」とありましたが、相変わらずのようですのでご注意を。

不安な場合は、minot へメールすれば、ちゃんと対応してくれると思います。私の糞英語でも通用したので、多少不安な英文でも大丈夫かと。

なお、コメントで頂いた情報によれば、8/16までは夏休みでオフィス不在のようですので、上記決済トラブルもありえるので、注文はそれからにした方が良いかもしれません。

プロテック iWALK モバイルバッテリー for iPhone&iPod PIB-800BK ブラック 【iPhone 3G,3GS,4/iPod nano 5G
プロテック iWALK モバイルバッテリー for iPhone&iPod PIB-800BK

(バッテリーが明らかに長持ちする iPhone4 だけど、いつも鞄に忍ばせておいて
負担にならず、万が一の時に便利なのがこの iWalk)

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iPhone 3GS 発売1週間前に予約を入れてから、実際に発売して手にいれるために Bluetooth レシーバーや iPhone 用ケースを海外サイトで注文して用意周到に iPhone を待ち受けてから半年。すっかりなくてはならない生活の一部になったことは少し前の記事の冒頭で触れたとおり。

そんな中、iPhone 用のケースは iWood が届いてからは、ほとんどずっと iWood を使ってきた。以前の iPhone 用ケースに関して書いた記事(の後編)で書いたように、「木の質感に優る物なし」である。もちろん、これは私の感覚であり、感じ方は人それぞれなのは言うまでもない。

勿論、iWood にも難点は結構多く、

  • 非常に軽いが、ケースとしては厚みがそれなりにあるので、iPhone に装着した際のサイズは結構大きくなる。

  • 上下分離式だが、ケースを装着したままだと Dock に挿せないだけでなく、Dock コネクタ直結型のモバイルバッテリーも使えない(ケースの下側を外す必要がある。USB ケーブルで充電するタイプは装着したままで問題ない)。

  • 選択する木の種類にもよるが、マホガニーだと滑りにくさは全くないので、持っている時に滑らせないように気を付ける必要性は、裸の時と同じくらいある。

  • 薄い木製ケースなので、万が一落とした場合は簡単に割れる(けど、落としたのだから当然ですな)。

  • 値段が高め。定価で買うなら欧州の発売元サイトで直接購入する必要があり、それが嫌なら国内で販売しているショップでから割高な値段で買う必要がある(発売元から直接購入で1万円前後だが、2〜3千円のケースをいくつも買うなら iWood の方が…という気はするけどね)。


という感じで、実際使ってると不満に感じることも少なくなかったりする(厚みとか Dock 直結式のモバイルバッテリーが使えないとか)。

ただそれでも、木という材質の良さというのは何者にも勝り、夏場で手に汗をかいていてもべたついたりしないし、冬場の寒い時にも金属の冷えた感じが無くて、“木の温かみ”を実感することができて、季節を問わず万能という感じがしている。

とはいえ、難点もあるし、さすがに半年近くメインで使っていると、たまにはイメチェンというか、

外見だけでなく、手に持った時の質感も変えたい


ということで、今は iWood(木製), epik(シリコン)、Incipio UltraLight Feather Slim Case(ポリマー樹脂)、OSIR(カーボン)といった、4種類4素材のケースを T.P.O. や気分で使い分けている。今の自分の iPhone 状況の記録も含めて、それら今使ってるケース4つを軽く紹介しておきたい。

(1)Miniot iWood 3G

iPhoneCase Compare iWood (1)

iPhoneCase Compare iWood (2)


このケースの良し悪しについては前述のとおりであるし、詳しいレビューについては以下の過去記事を参照してもらえれば判るはず。

iPhone 用ケースいくつか雑感 【後編】 PORTER, iWood

厚みのあるケースだが、とにかく木という材質の良さに尽きる。あとは背面から見ると iPhone その他に見えないというメリット?もある。ただ、携帯電話にも全く見えないので、このケースを付けた iPhone を耳に当てて電話していると、ハンズフリーで電話しているより不思議な目で見られるかもしれない(笑)

使い分けは、夏場の暑い時や冬場の寒冷地といった場所の屋外で使うには iWood に限るなぁ〜と思っている(理由は前述)。それ以外でもやっぱり木の手触りの良さを覚えているので、他のケースを使っていても時々戻りたくなる。手に持っていて、心地よいんだよね。

Miniot


(2)epik SOFT Crystal Gel Hard Case Skin for Apple iPhone

iPhoneCase Compare epik (1)

iPhoneCase Compare epik (2)


海外製の安物シリコンケース。ただ、安物と言ってもちょっとやそっとの安さではなく、1つ $4.99、2つ同時購入なら $8.99、3つなら $12.99、5個まとめてなら $19.99 となって1個あたり $4弱。送料は $0.99。2009年末の為替レートなら1個400円である。

となれば、安かろう悪かろうという気もするが、実際来たものを使ってみると、決して丁寧な作りでもなければ当然質感もイマイチだけど、実用品としては十分使えるレベルにある。この epik のケースについても詳しくは過去記事を参照してもらえればと思う。

iPhone 用ケースいくつか雑感 【前編】epik, SwitchWay etc.

シリコンケースでも厚手に属するケースだが、iWood ほどではないので Dock コネクタ直結型のモバイルバッテリーも使える上、シリコンケースはとにかく滑りにくいという良さがあるので、旅行その他で落下に対する安全性を最重要視したい時には、今でもこのケースにしている。

厚手というハンデもシリコン素材ということと合わせ、逆に対衝撃性という面での安心感に繋がっているので、そういった落下防止を考えたい持ち出し場面で使っている。あと8色あって安いので、まとめて買って色を気分や服と合わせて変えてみることも簡単だったりする。

のだが、激安のせいか結構友人知人が欲しいということで、3回ほど輸入しているのに手元にはいつもほとんど残ってないので、色を変えて使うことは殆どなかったり…(今はクリアと赤しかない)

eBay Store - dcmugen: BlackBerry, Samsung, HTC

残る Incipio UltraLight Feather Slim Form Fitted Case、OSIR O-Shield-iPhone 3G/3GS Matte Carbon と言った、最近良く使っている薄手ケースについて、次回記事の後編で(記事を分けて引き伸ばすのは趣味じゃないが、書く時間が足りないのだ…)
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出張とかで間が空いたが、前編からの続き。


(4)PORTER iPod/iPhone ポーチ(オレンジ)

PORTER のアップルストア限定の iPhone 用ポーチ。以前も限定発売されていたが、7月上旬に新たにオレンジとホワイトの2種類が限定発売された。発売後しばらくは在庫があったようだが、今はもう完売になっている(再度発売するのかどうかは不明)。

【追記】8/27現在、オレンジのみが出荷予定2〜3週で購入受付が再開されている。また、そのうち完売御礼で購入不可になるかもしれないが…

PORTER が大好きな人もいるが、個人的には別にどうでもいいブランドだが(と書くと柵的にもアレだけど)、特に PORTER だからといって買ったわけじゃなく、ベルトポーチでカラビナ対応のものが欲しかったので色々ググって探していたら PORTER のポーチに行き当たり、既に完売していたが新たにオレンジとホワイトが7月上旬に発売されるというので予約購入した次第。

PORTER には似たサイズのポーチがあって、そちらの方が千円程度安い。そちらでも別に良かったし、コレの発売まで待てずに買ってしまおうかな?とも思ったのだが、やはり iPhone 用と言うことでジャストフィットさを考えて、こちらを購入。

実際手元に届いて使ってみると、

iPhone を入れる部分のサイズが絶妙


大きすぎず小さすぎない。iPhone にシリコンケースや iWood を付けて入れても余裕がある。けれど、余裕がありすぎるわけでもなく、さすが専用品という感じのジャストフィット加減!

iPhone 用ケース PORTER Orange (3)


内側のクッション性も良い感じで、安心して入れられる感じがある。素材も裸で iPhone を入れても問題ないと思わせる素材で、さすが専用品という作り。手が行き届いている。

また、このポーチの特長の一つである

イヤホンが収納可能な外側メッシュポケット部も非常に便利


すぎる。この手のケースでは何故かイヤホンなどの収納まで気を配ってくれているものが少なく、個人的に不満だったが、このポーチのメッシュポケット部分は使いやすくて満足。こういった収納部があるとスマートにイヤホンの出し入れができるのに、モバイルプレイヤー用のポーチで積極的に採用している例が少ないのは本当に不思議だ。

個人的には、このイヤホン収納用のポケットが内側でなく外側であることもポイントが高い。いちいちメイン収納部のチャックを開けて内側にしまうより外側のポケットに入れた方が手っ取り早いし、イヤホン収納ってのはどうしても嵩張るから外側に膨らむポケットの方がスマートに収納できて良いかと。

この外部収納部が蓋のあるポケットではなく、開放型のポケットなのも良い。サクッとイヤホンを出し入れすることを考えれば、また嵩張りがちなイヤホンの収納にはポケットに蓋は不要だろう。かと言ってメッシュポケットに入れたものは落ちにくい構造になっていて、その点もちゃんと考えられているように思う。

iPhone 用ケース PORTER Orange (1)


高級感とか質感みたいなものは皆無であるけれど、安っぽいボタン留めのポーチカバーがあったり、個人的には論外のベルクロテープを使用したカバーだったりせず、ちゃんとダブルファスナーでの開閉であることは細かいけれど、意外と重要だったりする。

ちなみに私の iPhone はホワイトボディなので、ポーチの色はオレンジではなくホワイトも考えたけれど、ホワイトではアクセントが弱い気がしたのでオレンジにした。オレンジの部分はメイン収納部の内側とメッシュポケットの紐だけなので、見た目は全く派手ではなく、むしろ予想通りにピンポイントでアクセントが効いている感じで個人的には満足。

というわけで、ちょっとしたポーチで6千円弱もとるとは PORTER は相変わらずええ商売しているなぁ〜と思いながらも、iPhone 3GS 購入の勢いで予約購入したけれど、凄く気に入っていて使っている。PORTER だから云々ではなく

サイズや構造のバランスが本当に良い


のだ。サイズその他の評価は人に依るだろうけど、私にはバッチリと思えるサイズであり、構造だった。

iPhone 用ケース PORTER Orange (2)


ベルトポーチとしてもカラビナ経由でも、ベルクロテープでバッグのショルダーベルトにも取り付けられて、色々な状況で使えるため、すっかり愛用中である。ケースは iWood を中心に時々変えたりするけれど、ケースごと iPhone を入れるポーチは、ずっとこのポーチになっている。

ファンも多いがアンチも多い? PORTER ということもあって色々言う人もいるし、私自身 PORTER をあまり評価はしていないが、このポーチだけは買って良かったと思う。値段は安くないが、もし再販されたらお勧めだ。

PORTER iPod/iPhone ポーチ(オレンジ) (Apple Store)


(5)Miniot iWood for iPhone

iPhone 用の木製ケースとして有名な iWood。オーダーメイド制作なので納期は4週間(2009/8現在)、お値段は80ユーロから、と iPhone 3G/3GS 用のケースとしては最も値の張る部類であるが、iPhone 3GS 購入直前にケースを物色している時に、ネットで写真を見た瞬間にやられてしまい、そのままオーダーしてしまった。

iPhone 用ケース iWood (2)
iWood for iPhone 3G/3GS Mahogany


iPhone 用の iWood ケースは、基本モデルの iWood for iPhone(80ユーロ)と、中央に2本のラインが入った iWood cobra(パドックまたはウェンジの木にメープルを組み合わせたもの。120ユーロ)の2種類があるが、今回はまず基本モデルを…ということで普通の iWood for iPhone をチョイスした。他には iPod touch 用と iPod Classic 用がある。

基本モデルの iWood for iPhone では使用する木の種類として、メープル(カエデの木)、オーク(ナラの木)、パドック(花梨の一種)、チェリー(桜の木)、マホガニー(センダン科の常緑樹)、ウオルナット(クルミの木)の6種類から選ぶことができる。私は色々迷って、マホガニーをチョイス。

カスタマイズとして背面に、大きな一文字、最大2行までのメッセージ、画像を指定してのロゴを入れることもできる。Apple マークを入れている人も多いようで、私も Apple マークか何かを入れるかどうか迷ったが、何か入れてしまうと後で後悔した時にどうしようもないので、今回は何も入れず素のままで行くことにした。

またオプションとして、ケースで選んだ素材と同じ台座(スタンド)も追加することでき、こちらは別途 20ユーロかかる。こちらは iWood 付きの iPhone を置いた時の見栄えのことも考えて注文した。この台座については、また詳しく後述する。

iPhone 用ケース iWood (3)
左:iWood 本体、右:専用台座


なお、日本への送料は通常配送の場合には無料であるが、FedEx を利用する場合には別途32〜40ユーロかかる。発送元はオランダなので、通常は移送の場合は発送から到着までは結構な時間がかかる。また、注文後のレスポンスもあまり良いとは言えないので、多少不安になるのも事実。

私の場合、注文してからオーダー確認のメールが来るまで数日かかった。ちょうど 3GS 発売前後と重なって注文が殺到していたようで、ウェブで注文後にすぐオーダー確認メールが来る人もいれば、数日かかる人もいるようだった。

オーダーシステムも不安定で、私もオーダー時に一度エラーになったこともあるので、注文後に確認メールがしばらく来ない人は問い合わせる方が良いかと思う。いずれにせよ、レスポンスは迅速でないので、注文する人はその点を心に留めておいた方が良いだろう。

注文後数日してオーダー確認メールが来た後、いつまで経っても発送メールが来なくて不安になっていたら、1ヶ月近く経って「注文殺到につき、発送が遅れる」というメールが来ました。当初2週間で発送となっていたのが4週間かかるとのこと。現在(2009/8)は最初から納期が4週間となっています。

もっとも発送遅延のメールが来て2日後に発送メールが来たので、結局注文から発送までちょうど1ヶ月かかったことになります。cobra の場合はもう少し時間がかかる場合もあるようです。

そして発送から到着までは9日かかりました。FedEx だともっと速かったでしょうが、ケチってしまったので到着まで時間がかかって少々不安になりましたが、無事到着。到着までまとめてみると、以下の通り。

6月26日 Miniot のサイトで発注
6月29日 オーダー確認メール
7月21日 発送時期遅延の連絡メール
7月23日 発送連絡メール
8月 1日 到着

私がオーダーした時の納期表示が2週間だったため、いささかイライラさせられたのも事実ですが、この手のオーダーメイドものは受注して1つ1つ作っていくのですから、多少時間がかかるのは仕方ありませんね。Vaja もそうでしたが、その分手元に来た時の喜びというものは味わえるわけで :-D

iPhone 用ケース iWood (1)
到着時のケースを開いたところ


首を長くして待って到着し、いざ開梱して手にしてみると、まずまず満足。やっぱり

木の感触は心地よい


これに尽きます。シリコンケースでもプラケースでもアルミケースでもレザーケースでも味わえない、この優しい感触。暖かみのある感触。手に馴染んで心地よい。買って良かった、と思わせるものです。

逆に言えば、この木の感触を求めない人には全く不向き、この感触を特に必要のない人にとってはコストパフォーマンスが悪いだけのケースになるでしょう。

加えて、先に“まずまず”満足と書いた“まずまず”における注釈点でもあるのですが

サイトの写真で見るのと違って、高級感や作りの良さはあまりない


ってことがあります。意外と普通です。もっとも、iPhone 用ケースとしては高い部類に入るとはいえ、たかだか 80ユーロですから高級感なんぞ求めるのが間違ってると言えば間違ってるわけですが、ネットで絶賛されまくって、あたかも高級な感じを先入観で持ってると拍子抜けする人もいるでしょう(私の場合は別に拍子抜けというほどではありませんでしたが)。

iPhone 用ケース iWood (6)
iWood を装着した状態の iPHone


質感があまりない一因として、木製ケースですが思ったより薄く作られていることがあります。思いのほか薄く、そして軽い!

iPhone に装着しても大きく重たくなった感じはありません。というか、

シリコンケースと比べても軽いと感じる


くらいです。iPhone 装着時の厚みは Airジャケットのような薄手のシリコンケースに比べると厚くなりますが、ボテッとした感じはありません。

反面、それだけ薄いということは落としたりしたら簡単に割れそうです(実際割ってしまったというレポートがネットでも報告されています)。そのあたりは仕方ないですし、私は強度優先で厚くなるより、これくらい薄くて良かったと感じています。粗相をしやすい人はシリコンケースやハードカバーのような割れないケースを選ぶべきでしょう。

なお、裸で使うのと比べれば断然滑りにくいですが、シリコンケースほどの滑りにくさはありません。レザーケースと同程度でしょうか。使い始めの頃は特に滑りやすいですが、使っていくうちに少しずつマシになっていく感じです。使っていると実に手に馴染みます。木という素材の良さのせいでしょうか…

iPhone 用ケース iWood (4)

iWood 内側


ケースの内側は上の写真のように薄い保護材が入っているので、直接木と iPhone が密着するわけではないため、スライドして脱着する時に iPhone 背面が木に擦れて傷つきまくるということはなさそうです。私の iPhone はホワイトなので目立たないので判りづらいですが、10回や20回の脱着程度では大丈夫そうでした。

ケースは2分割構造になっているので、iPhone ドックに挿す場合には下部だけを取り外してドックに挿すことができます。はめ込み時のロックは手で引き抜くだけの構造で、巧いことできているのか、外したい時に力を入れて抜けば外れるものの、普段は外れたりしないようになってます。

iPhone 用ケース iWood (5)
iWood 分割部外側


ただ、ネットでは緩くなってきた、最初から外れやすかった、という報告もありますので、最初の頃に嬉しがって抜き差ししていた時を除けば、ジャケットを交換するとき以外は脱着は控えるようにしています。

もっとも素材が木ですので、季節によって(湿度によって)微妙なサイズの変化はあるでしょうし、経年変化で色々と変わっていくこともあるでしょう。この辺は見た目の変化も含めて、味わいとして楽しんでいくしかないのかな、と思っていたりします。

iWood 装着時の各種ボタン・スイッチ、端子部の状態ですが、端子部は全てキレイに穴がくり抜かれていて露出しています。イヤホンも Dock ケーブルも問題なく挿すことができますし、Dock コネクタ左右のスピーカーおよびマイク部分も露出していますので、音声の入出力も裸で使っている時と何ら変わりありません。

iPhone 用ケース iWood (7)
マナーモードスイッチ(右)とボリュームボタン部


ボタン・スイッチに関してはマナーモードのロックスイッチだけが露出するように穴がくり抜かれていて、ボリュームボタンとスリープボタンに関しても問題なく押せるようになっています。よく見るとボタン部分の木はボディ部の木と一体になっていて、別パーツになっておらず、このあたりの造りは本当に良くできています。

ただ、ボタン類は木の上から押す形になりますので、裸で使っていたり、薄いシリコンケースで使っている時よりもボタンの押し込みに力が必要だったり、一工夫が必要な場合があります(特にスリープボタン)。

iPhone 用ケース iWood (8)
イヤホン端子(右)とスリープボタン部(左)


また、マナーモードのロックスイッチは、マナーモードへの切り替えは指先で何とか押し込んでやればできるのですが、マナーモードから通常モードへ戻すことがどうやってもできません。スイッチを手前側へ戻すためにスイッチの奥から手前に引っ張らないといけないのですが、くり抜かれた穴に余裕がないのでそれができません。

結局マナーモードを解除するためには、ケースを外さないといけないという…まぁ事実上マナーモードは使えない or マナーモードが基本状態ということになります。正直、この点は iWood を使っていて最も不便なところです。が、このあたりも個体差があるようです…

なお、Dock 端子は完全に露出していて、Dock ケーブルの類いは問題なく挿せると前述しましたが、ケーブル類はサードパーティー製も含めて大丈夫でしたが、Dock コネクタに直結するタイプのモバイルバッテリー(PowerStation とか TS-201/202 とか)については、iWood の厚みが邪魔して使えないことが多いと思います。

シリコンケース装着時は、epik のような薄くないシリコンケースでも何とか挿すことができた PowerStation も、iWood 装着時には使えませんでした。勿論、iWood は分割式ですので下部だけ取り外せば使えますが、直結タイプのモバイルバッテリーを常用する人には不向きのように思います。

iPhone 用ケース iWood (9)
オプションの台座に iPhone with iWood を置いてみた

iPhone 用ケース iWood (10)
横から見た状態


さて、20ユーロのオプション品である台座(スタンドというかドックというか)。上記写真で見て判るように、iWood 本体と同じ木から作られていて、見た目は非常にマッチしています。

と言いたいのだけど、実のところ、想像してたよりずっと小振りのドックで、縦置きで置いていると今一つ見栄えのバランスが悪い。頭でっかちにな感じで、ドックとかスタンドに立てかけた時の安心感がない。

実際には、台座の切り込み部に入れる形になるし、後ろ側は背もたれが小さいながらもあるので、見た目と違ってぐらつきもなく不安定さもないけれど、それでも台座の高さがある分だけ重心が高くて安定感はないし、軽い地震で倒れそうな感じはある。

おまけにこのドック、内部はどうなってるかというと、

iPhone 用ケース iWood Dock
iWood Dock に純正 Dock ケーブルを入れたところ


純正の iPhone Dock やユニバーサルドックのように、Dock ケーブルは背面に接続してドックそのものにあるコネクタに iPhone を挿すのではなく、自分の持っている純正 Dock ケーブルを中に這わせて、台座部にケーブルのコネクタ部を露出させるようになっている。

で、こんな仕組みで上手いこと iPhone Dock やユニバーサルドック代わりになるかと言えば、全くそんなことはなく、ちょっと考えれば判るように、iWood の Dock から iPhone を外す時は自分の手で Dock ケーブルを外すことになる。

iWood の Dock は機能的には全く意味ねぇ〜〜〜


ということだ。むしろ iPhone を外す時に自分の手で Dock ケーブルを iPhone から外した後、また iWood の Dock にケーブルをきちんと這わし直す作業が必要になるので、ハッキリ言って面倒なだけです。

そんなわけで、縦置きすると見た目的にもバランス的にも良くないし、ドックケーブルの付け外しは面倒なだけなので、結局私は

iPhone 3GS with iWood 2
iWood Dock に iPhone を横置きで使用中


という形に落ち着いています。iPhone を裸やシリコンケースで使っているとき、アクリル製ディスプレイスタンドに横起きしていたのと変わりありませんが、重量的なバランスもこれなら問題なく、またドックケーブルの付け外しも楽です(写真ではサードパーティー製のケーブルを使用することで、より付け外しが楽になっていますが、それについては後日別記事で)。

そんなわけで iWood オプションの台座(ドック)については

20ユーロも出した割には微妙というか今イチ


というのが率直な感想。ただ、見た目と言う点では iPhone に iWood のケースを装着している時のスタンドとしてはベストなので、もう一度買うとしたら、やっぱりドックも注文してしまうかもしれません。

シリコンケースなど他のケースならアクリル製ディスプレイスタンドに置いても別段違和感はないのですが、やはりウッドケース+ウッドスタンドのペアを一度見てしまうと、ウッドケース+アクリル製スタンドは使いたくなくなるんですよね…

iPhone 3GS with iWood 1


そんなわけで、オプションのドックについてはショボすぎて微妙なところもありましたが、iWood そのものについては概ね満足しています。前述したように、他の素材では味わえない暖かみを感じるケースであり、使い続けてるとどんどん手に馴染む感じがします。また、

冬に使う時の(木の)暖かみは念頭にあったけど
真夏の暑い時も素材的に心地よい


のです。シリコンケースだとありがちなベタベタ感がなくて、ホント夏場の使い心地がよくて、すっかり愛用中です。

暑さと言えば、発熱の面でもシリコンケースよりは背面の熱さがあまり感じられないのもいい感じです。素材的に全く熱を通さないわけでもないし、かといって通しすぎるわけでもないのが良いのかもしれません。

いずれにせよ、iWood を使い始めて思うのは

日本円で1万円以上するけれど、よくある2〜4千円の
中途半端なケースをいくつも試すよりずっと安上がりじゃね?


と思ってます。もちろん、木製のケースに興味があったり、好きな人に限定されますが、高いからと半端な値段の半端なケースをウロウロするよりは、本当に良さそうなものに手を出してみることをお勧めしたいと思います。別に iWood だけでなく、他の製品でもですが。

私自身、海外直輸入で購入するもので、もういくつか興味あるケースがあるのですが、既に iPhone 3GS 購入以降、本体以外に4万くらいは使っていますし、現在は「iWood 常用たまに epik のケース+ PORTER のポーチ」で満足しているので、当面はこのままで行こうかな、と。

いつまで我慢できるのかは判りませんが… X-)
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