Tedious Days More×3

Life is but an empty dream...


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やや引き伸ばし気味に続けてきた“お買い物ベスト10”も最後、ベスト3。前回から数日空いてしまって、大晦日も大晦日、今年2009年もあと10時間少々になってからの更新になってしまいました。

ここまで引っ張るつもりはなかったのですが、出張していたり、天皇杯準決勝@国立競技場にガンバの応援に行っていたりでバタバタしていて記事を書いている時間がありませんでした…

でもまぁ、今年のベスト3に関しては悩むことなく、最初から決まっていたようなものです。少なくともベスト3のうちの2つは、随分前から確実に今年のお買い物ベストを争うものだと確定してましたしね。


第3位 ソニー VAIO type P

お買い物評価 92点 (製品評価としては94点)

SONY VAIO typeP P50 XP Home WWAN クリスタルホワイト VGN-P50/W
SONY VAIO typeP P50 XP Home WWAN クリスタルホワイト VGN-P50/W

(XP モデルなら HDD でも実用になる速度で動き、6万円未満で購入できるのは魅力)


人気沸騰で品不足の喧騒も今は昔と感じられる VAIO type P だが、発表されたのは今年1月、まだ松の内が終わるか終わらないかの頃、2009年の商品だった。色々な商品が出て type P のインパクトも薄れたし、私自身 MacBook Air を購入して type P の稼働率、持ち出し率は大きく減ったけれど、今年を振り返る上で忘れてはいけないエポックメイキングな製品。

ここ5〜6年メインノート PC は軽さより性能を重視してきた私にとって、VAIO type P を購入して愛用して軽さ薄さの魅力を再認識しなければ、MacBook Air を買うこともなかっただろうから、その意味でも評価は高い。

そして Air を購入後も、数多くの製品が登場しても決して薄れることのない

まともにタイピングできる最小サイズで、軽く薄い


という VAIO type P 最大の特長は変わらないし、だからこそ使用頻度は落ちても、自分にとって必要なパソコンであり続ける。

例えば VAIO X なんかは確かに薄いけれど、最高に薄い必要性がなければ薄いパソコンはいくらでもあるし、ほんの少しの妥協で遥かに性能の高いノートパソコンが得られる。ネットブックにしては相当に高い値段を出したくなる魅力が、私には感じられない。

しかし、type P は今なお、ある程度のタイピングを可能にする最小底面積なパソコンであり、それでいて最高クラスの軽さがあり、厚みも十分薄い。大嫌いな言葉ではあるが、発売後1年近く経っても only one である。

VAIO type P and DMC-G1 (3)


単に薄さだけを追求する競争は今も昔も数多くあるし、LOOX や工人舎製品のようにキーボードを犠牲にして小ささだけ追求している製品も国内外問わず出ている。しかし、タイピングへの犠牲を最小限にしながらサイズを追求した、VAIO type P に追随するパソコンは出ていない。あるとすれば、パソコンではないが、ポメラくらいだろう。

実際、私自身 MacBook Air を購入しても VAIO type P の役割がなくなってないし、今後もないだろう。性能では大きな差があっても、この小ささでマトモなタイプが可能ゆえ、MacBook Air を持って出るのは躊躇われる時や普通のノート PC を持って出るのは迷う時にも、気軽に持ち出せる存在だ。

仕事柄、出先で緊急リモートメンテということもあるから、出かける時にはできるだけ PC を携帯したい(ssh が使えれば iPhone でも何でもいいけど)。でも、プライベートの旅行で 普通のノート PC(MacBook Air 含む)を持っていくのはちょっと…という時でも type P なら持って行ける。かつ、まともにタイピングできる。

この小ささ&薄さのバランスがある限り
この先も VAIO type P は愛機として使われていく


1年近く経っても、そう思う。稼働率が落ちても手放せない。ネットブックゆえの多少の遅さも許せる。

数年前に VAIO UX で懲りて以降、私のノートパソコンスタイル的に、まともにタイピングできないパソコンを二度と買うことはないから、この VAIO type P が最小限サイズになる。小さいけど厚みのあるノートパソコンは、バックへの収納的にもイマイチだしね。

結局この「小さく(軽く薄く)まともにタイプできる」特徴ゆえ、他に色々な PC を買っても他にとって代わられることないポジションを維持し、私に必要なパソコンとしてあり続けるだろうと思う。

本当は直前まで2位の予定だったのだけど、現時点での稼働率の差で3位となってしまった。しかし VAIO type P に対する製品評価は今年手にした新製品の中で最も高い。ほぼ1年前の商品だけど、輝きは何も変わっていない。

個人的 VAIO type P カスタマイズメモ
コンセプトに負けてスルーはできなかった… VAIO type P (1)
オーナーメイド内容と、その反省 VAIO type P (2)
隙間を埋めてくれる存在 VAIO type P (3)
ケースやポーチに悩む VAIO type P (4)
type P 用諸々アイテムや追加バッテリー VAIO type P (5)
フォトストレージ代わりと撮影写真整理 VAIO type P (6)
VAIO X と VAIO (type) P



第2位 キヤノン コンパクトデジタルカメラ PowerShot S90

お買い物評価 93点 (製品評価としては88点)



つい2ヶ月ほど前に買ったものであり最近色々書いていたので、ここでまた色々書くのもアレだが、とにかく

予想以上に気に入って愛用中


であるし、値段も手頃。

操作性に若干の難はあっても(それまで使っていた富士フィルム FP100fd からすれば天国)、それを遥かに超える良さがある。とにかく、自分にフィットしたこと、好みにあったことが高い評価の主要因。何しろ、自分のお買い物評価だからね。

ホールドの悪さに関しては、後付グリップを輸入して装着して多少は改善されたので、そのあたりも+αとして加味されての点数になってる。

後付グリップは、取り付けた時には思ってたほどの改善がなかったので微妙な評価だったが、今ではあるのが当然という感じ。撮影時のホールド性向上に関してはやっぱり微妙だけど、普段ちょいと持つ時の感触はダントツに良くなったし、見た目も含めて気に入ってる。

the wall reflection of the buildings (2)


でもって PowerShot S90 の良さは過去に何度も書いているけれど、

  • P/S/A/M 各露出モードがあって一眼と同じ感覚で撮影できる(コンパクトデジカメならではの自由度の少なさを我慢せずに済む)

  • レンズ根元のリングコントローラーでステップズームが使える(前回撮影画角の記憶あり)

  • ISO800 を使う気にさせる高感度画質(ISO 400 なら完全常用可能)&通常感度での画質も現在のコンパクトデジカメではトップクラス

  • コンパクトデジカメの中では、AF が速い& AWB もマトモ

  • 操作性も背面メインダイヤルの軽さや電源ボタン位置を除けば、まずまず良い方(納得はできないが、これより良い操作性のコンパクトデジカメの方が少ないのも事実)

  • 28〜105mm という一般的なズームレンジをカバーしている

  • これらの特徴がありつつ、普通のコンパクトデジカメサイズに収まってる


というもの。

とにかく、一眼ライクに撮影できてコンパクトデジカメでは画質も上位、それでいて普通のコンパクトデジカメのサイズと機能を持つ、ということに尽きる。

やはり一眼レフにしろ、マイクロフォーサーズにしろ、P/S/A/M という露出モード(キヤノンの場合は P/Tv/Av/M)で撮るのに慣れている身としては、コンパクトデジカメでもこういった露出モードがある方が良い。やはり落ち着く。

もちろん、P/S/A/M がなくてオートモードとシーンモードだけでも工夫して使うことはできるし、コンパクトデジカメだからそんな露出モードがなくても仕方ないと諦めることもできる。けれど、

初心者がシャッター1つで良く写る完全オートがあると安心なのと同じく
普段から P/S/A/M 各モードを使うことに慣れてると、それがあるだけで安心


だったりする。そういう人は、きっと私だけではないと思う。

また、画質も操作性も素晴らしいけど単焦点の GR Digital III や、画質、操作性や機能は充実しているけれどコンパクトというには大きい PowerShot G11 は、それぞれ魅力的なことは旧機種ながら使った経験から実感しているけれど、“普通のコンパクトデジカメ”ではなく、スタイルを選ぶ。

自分なりの撮影スタイルが固定されていれば、それらはベストフィットするだろうけれど、私の場合は少しずつ無理があった。過去に旧機種を使っていた経験からすると、「やっぱりズームのあるコンパクトデジカメも必要」とか「やっぱりコンパクトデジカメならもう少し小さな方が良い」とか思ってしまう。

そんな私には

普通のコンパクトデジカメなのに、中身はこだわり有り


的な PowerShot S90 みたいなものは理想だった。不満点も少なくないので理想と言うと語弊があるが、現時点では最も理想に近いコンパクトデジカメだ。

それゆえに今年のお買い物ベスト第2位にした。世代交代、技術革新の速いコンパクトデジカメなので、いつまで満足していられるかは判らないが、現時点では過去のコンパクトデジカメにないほどの満足感を覚えている。

the twilight at Umeda one day (3)


今後も色々なコンパクトデジカメ新機種が出るだろうけれど、撮影素子に関しては新しい方が良いとは限らない(作ってみての当たり外れ的なものがある)ので、PowerShot S90(や G11, GR3, GXR)に搭載されている撮影素子を超える素子を搭載したものではないと満足できない気もする。

発表当初から迷い、最近は iPhone とマイクロフォーサーズばかりだからコンパクトデジカメは使ってないしなぁ…と思いつつ、とある事情で買うことにしたが、ホント買って良かったと思っている一品。

PowerShot S90 を買ったおかげで、マイクロフォーサーズの出番が激減したのは言うまでもない。高感度性能も1段くらいしか差がないし、静止画スナップなら S90 で十分。ゆえに E-P1 / E-P2 のようなコンパクトスタイルのマイクロフォーサーズは全く興味がなくなった。

G1 / GH1 のように多少は動体撮影可能なパナソニックの LVF 内蔵タイプのマイクロフォーサーズは今後も注目&購入したいと思ってるが、去年から1年間続いたマイクロフォーサーズ熱を冷ます効果があった PowerShot S90 でもあった。

コンパクトデジカメを(Powershot S90に)買い替えるか否か…
遅まきながら?PowerShot S90 購入
PowerShot S90 Custom Grip(後付けグリップ)を海外から取り寄せて、付けてみた
すっかりお気に入り PowerShot S90 使用感まとめ



第1位 アップル/ソフトバンク iPhone 3GS

お買い物評価 95点 (製品評価としては92点)

iPhone & MacBook Air in Cafe 1


やっぱりね…と言われそうでも、別に奇をてらうわけではないので、コレになってしまうかと。今年のお買い物ベスト3のどれも、自分の何かしらのスタイルに影響を与えた製品ではあるし、特に VAIO type P とこの iPhone 3GS は影響があった。

それでも iPhone 3GS を使い始めたことによる自分への影響は想像していたとおり大きかったし、想像以上に大きかった。それらについては散々過去の記事で書いてきているので、もう繰り返さないけれど、Palm Pro. で PDA を使い始めてから随分色々と使ってきた中でも最高の評価は間違いなく与えられるし

過去の PDA 系アイテムで最高に好きだった Palm V 以来の愛着


が出てきた。

もちろん、購入から半年が経ってるので、興奮気味の熱というものは既に冷めている。逆に実用品としての自分の価値は時が経つに連れて高まっているのが、今現在。

相変わらずドコモのケータイと併用しているが、おサイフケータイと旧来の電話番号維持以外はほぼ iPhone になっている。購入前に「捕らぬ狸の皮算用を元に iPhone 3G S を予約した」という記事を書いたが、ほぼその記事通りで2台持ちでも旧来より+αで維持できている。

さらに、ここ2ヶ月はパケ・ホーダイダブルも切って試しているので、2台持ちでもドコモオンリーの時と変わらない金額になっている。元々発信は少なかった上にドコモの比重が下がり無料通話分の余りが気になっていたから、無料通話分を有効に使うことを目的にしてるが、パケ・ホーダイを切るとパケット単価が一気に跳ね上がるので、怖々試しているところだ。

おサイフケータイは捨てられないし、捨てるつもりもないから、モバイル Suica や Edy などのチャージ時にかかるパケット代との兼ね合いだが、パケ・ホーダイを切ってもモバイル Suica のチャージで60円くらい、Edy ならもっと低いので、通常時は何とかやっていけるかな?と思っている。

アプリ更新ダウンロードなどではガッツリとパケット代金がかかるが、過去2ヶ月分の繰越分でやりくりするか、もしくは一時的にその月だけパケ・ホーダイダブルに入って料金をできるだけ下げる方向で賄えそうだ。

と、ドコモの料金をやりくりしているが、Pocket WiFi を買っても iPhone は iPhone であり、時々見かけるような「Pocket WiFi を使って iPhone を最低料金で維持して節約」なんてことはしないし、できない。

ま、人それぞれのやり方、考え方はあるけれど、iPhone を Pocket WiFi 経由でしか使わないなら GPS とカメラがある iPod touch みたいなものだし、GPS やカメラなら(それそのものの性能は)ガラケーの方がずっと優秀。

というか、いちいち Pocket WiFi をオンオフしたり、Pocket WiFi のバッテリーを気にしたり、電波状況を気にしたり…面倒くさすぎて、なんのためのスマートフォンだよ、って気はする。もちろん、iPod touch + Pocket WiFi なんてのも戻れない。

どれだけソフトバンクがキャリアとして糞であっても、iPhone の魅力が上回ってるのだから、どうせ iPhone を使うなら iPhone らしく使いたい、そう思う。

そのあたりは人それぞれだから Pocket WiFi に依存する人をどうのこうの言うつもりはないが、私にとっては絶対ない選択肢だなぁ…と思ってる。ってか、

片手に収まる・完結する超ミニ PC だからスマートフォンの意味がある


と思うしね。費用節約なら別の手段を模索することになるだろう。

iPhone 3GS with VAIO type P at a Cafe


ま、そんなわけで iPhone 依存が日増しに進んだ今年 2009年の後半だったのは間違いない。そして、ガラケーメインだった頃より確実に IP reachable でないとストレスが溜まるようになったとも言える。それは来年困りそうなことでもあるのだが…

ガラケーでも色々なことはできたけれど、元々が PC ありきのオールドタイプな人種だから、ケータイサイトより PC サイト、検索一つとっても PC と同じ画面でやらないと辛いし、ブラウザの操作性として iPhone に慣れるとケータイのフルブラウザなんて触れなくなる。

ということなんだけど、かと言って「iPhone に馴染めない」ということに反発するようなことはない。一時話題になった

iPhoneやめました (1/5) - ITmedia +D モバイル

なんて記事に対しても、内容そのもの、言いたいことについては「なるほどねー」と思うだけだ。

ただ、言いたいことは判るし理解できるけれど、仮にも ITmedia で編集長を名乗る人間が、公的な記事で個人的なことを必死に5ページにも渡って書くとか有り得なさすぎ、という感じで、一言で言えば「こいつ必死杉」ですな。

プライベートのブログか twitter に書くレベルで、どういう神経で公的な記事として書いたんだろう?と思うし、止めるヤツはいなかったのか?とも思ったり。

メルマガで「iPhone 止めた」と書いたら、頭のおかしな Apple / iPhone 狂信者に dis られたようですけど、この編集長女史は同じ土俵に上がったってのを気づかないんでしょうかねぇ。まぁ話題になってページビューが稼げたようですから、表彰モノかも知れませんが。

まぁ、逆に iPhone 礼讃まくりのブログとかもキモくて見てられませんけど、そのあたりは Apple 信者のブログ、ウェブサイトなんてのは大昔からいっぱい有りますからね。慣れてますし、スルー力もあるつもりだったり。

とまぁ、今まで書いた内容の繰り返しにならないように何か書こうと思ったら、いつも通り取止めのない下らない文章を書き散らしましたが、今年前半は VAIO type P、後半は iPhone 3GS の年だったような気がする、私のお買い物ベスト 2009 でした。

捕らぬ狸の皮算用を元に iPhone 3G S を予約した
iPhone 3GS を手にして半日
ソフトとハードのベストバランス - iPhone 3GS 購入から半月 (1)
iPhone 3GS 購入から1ヶ月
iPhone 3GS を購入して変わったこと 【前編】
iPhone 3GS を購入して変わったこと 【後編】
iPhone 用ケースいくつか雑感 【前編】epik, SwitchWay etc.
iPhone 用ケースいくつか雑感 【後編】 PORTER, iWood
iPhone 3GS 購入から2ヶ月
個人的な興味で iPhone 3GS と F100fd と E-P1 を比較撮影してみた
半年経過して現在使用中 iPhone ケース4種4素材(前編)
Pastebot は凄い!(凄いのは Mac & iPhone / touch ユーザー限定だけど…)
半年経過して現在使用中 iPhone ケース4種4素材(後編)

手に馴染むどころか、もうすっかり生活の一部、身体の一部と言って良いくらいの存在になっている iPhone 3GS。もうコレを手にしてなかった頃はどうやっていたっけ?というくらいの依存度だ。iPhone 3G では色々と躊躇う部分があって我慢したが、料金面も含めて 3GS 発売の機会に購入して本当に正解だったと思う。

純粋にユーザーとして使っている部分以外では文句の言いたいこともあるけれど、現在のスマートフォンで最も、かつ抜きん出て実用的なのは実感する。携帯電話というより、電話もできるパームトップPC として他の選択肢は考えられない。

とまぁ、すっかり依存している iPhone 3GS だが、発売から半年近くが経って12月4日から 3GS 16GB が実質負担額(分割支払金と月月割の差額)がゼロ円になる=実質値下げを始めるとのこと。

iPhone 3GS(16Gバイト)の実質負担額が0円に―「iPhone for everybodyキャンペーン」
ソフトバンク、iPhone 3GS 16GBの実質負担額が0円に

iPhone 3GS 自体の売れ行きは発売から5ヶ月経ってもそう落ちてなく、BCN ランキングでほとんど常にベスト3を維持し続けてきたから、このタイミングで値下げするというのも良く判らないが(前モデルの 3G 8GB が実質ゼロ円になるキャンペーンが始まったのは今年2月)、冬モデルとの競争力を高めるということなのだろうか?

いずれにせよ、キャンペーンを適用すれば(ほとんどの人が適用するだろうけど)

iPhone 3GS 16GB も 32GB も 11,520円値下げ


ということで、まだ迷っていた人の背中押しに…なるのでしょうかね。まぁ私の周りは、ほとんどもう押し終わったので(笑)関係ないような気がしますが…

ともあれ、iPhone 3GS 登場後、多くの友人知人に強く背中押しして買わせたけれど、1ヶ月〜数ヶ月経って彼ら全員が買って良かったと言ってくれていることは一安心だし、iPhone 3GS のポテンシャルを示しているように思う。もちろん、私の背中押しはちゃんとその人に合ったものを背中押しするから、必ずや気に入ってもらえると思っていたけど。

ただ、今回の値下げで 10月くらいに買った友人はちょっと得も言われぬ気分になってるかもしれない…私なんかはもう5ヶ月使い倒してるから、1万やそこらの元は余裕で取ってるから気にならないけれど。

個人的にはもう6〜7万の本体価格は完全に償却した感じなので、本音を言うと「32GB に買い替えたいな…」と思っていたり。発売日の1週間前の予約開始時に、何を間違ったが 16GB を予約したのは本当に後悔している。iPod touch の時に 8GB で十分やりくりできていたから 16GB で十分と思ったのだが、

32GB でなく 16GB を買ったことは 4096回以上後悔した、今年一番の後悔


と言っていい。本当に 4096回くらいは後悔してる。失敗だった。

かなり使い込むとは思っていたけれど、ここまでとは思ってなかったしねぇ。iPhone 用アプリなんか、どれもサイズは小さいから絶対 1GB なんかいかないと思っていたけど、今や 3GB 超。音楽も写真もビデオも入れてると、やりくりに困る時も出てくるというか、正直音楽が思う存分入れられないのがストレス気味…かといって他も削りたくないし…

なんてことになってるので、今から買う人に言うのは

大は小を兼ねる、ホントだよ!


ということだけだ。特にすぐに買い替えるつもりがない人は、余裕を持っていた方が良い。どう変わって行くか判らないし、たかが1万円そこそこの差なんだしね。実質ゼロ円に釣られる前に、ちょっと考えた方が良い(32GB も同じ値段だけ値下げだしね)。

そういう私は日々「32GB にしておけば良かった〜」と後悔しつつ、1週間に1度は「32GB に変えちゃおうかな…」なんて思いつつも、とりあえず来年6〜7月に 64GB が出るまで我慢がまがま。64GB あればアプリやビデオをある程度入れても、写真や音楽の大半が入るはず(音楽ライブラリは 35GB くらいだし)。それまで 16GB で我慢だぜ…はぁ orz

iPhone & MacBook Air in Cafe 1


ちなみに、今から iPhone 3GS を買う人は、iPhone 3GS とともに1つ、モバイルバッテリーは用意した方が良い。iPhone 3GS のバッテリーは決して保たないわけじゃないが(音楽と電話だけなら普通のケータイ以上に保つ)、一度使い慣れると普通のケータイより遥かにネットしまくるので、バッテリーもどんどん減っていくことになって、心もとない。

でもって iPhone は交換可能なバッテリーじゃないので、外部給電のモバイルバッテリーを利用することになる。定番中の定番は



L2AS はサイズも重さも多少あるが、iPhone 3GS を2回半以上充電できるので、出張・旅行時にも安心。さらに USB 給電口が2つあるので、iPhone と別のケータイその他を同時に充電することも可能で、とにかく使い回しが効くので重宝する。

最近モデルチェンジして L2S から L2AS になったが、前モデルの L2S でも iPhone への充電は(完全にバッテリーがなくなってからのゼロ充電も含め)可能。iPhone への充電速度も純正の AC-USB アダプタを使った時と変わらない速さで、私もずっと愛用してる。



この L3AS は L2AS の半分のサイズ・重さ・容量の、お手軽サイズ。それゆえ、USB 給電口は1つ、iPhone への充電も1回+α。いつも持ち歩くのに L2AS のサイズ、重さは嫌だという人向け。

こちらも前モデル L3S からのモデルチェンジ直後だが、L3S は iPhone への充電が不安定なので×である。できているというひともいるが、ゼロ充電ができない例も多く L2S とは違うので、買うなら新モデルの L3AS 一択である。

これら eneloop mobile booster シリーズは人気ということもあって、モデルチェンジ後は量販店でも度々品切れを起こしているので、iPhone 3GS を買って(iPod touch でも Pocket WiFi でも同じだけど)eneloop mobile booster を買うつもりの人は早めに手配した方が良い(当分は)。

これら eneloop mobile booster は汎用の USB 給電モバイルバッテリーなので、iPhone とは当然 USB ケーブルで繋がることになる。これでは出先で使うのに困るという人向けに、iPhone のお尻にある iPhone コネクタに直結する



というようなものもある。似たような製品は色々あって、私もいくつか使ってきたが、サイズ的にはこれが一番小さい。その分、バッテリー容量も小さいので充電はせいぜい 40〜50% 程度(公称は 60% だけど、そこまでは微妙)。なので、ある意味いつも持ち歩いての緊急用にふさわしい。

ただし、この手の iPhone コネクタ直結型は、自分が使うケースとの相性によってコネクタに刺さらないこともあるので、その辺は注意が必要になる。薄手のシリコンケースなら問題ないことが多いが、厚みのあるケースだとそのままでは使えないことも多い。

私は、この手の iPhone コネクタ直結式の小さなモバイルバッテリーをいつも鞄の片隅に忍ばせておき(Pocket WiFi など PC 関係の小物をまとめた小さなポーチに入ってる)、日帰りにしろ泊まりにしろ、旅にしろ出張にしろ、どこか出かける際には L2S を持って出るようにしている。

また、こういったタイプとは全く異なり、ケース一体型というのもある。代表的なのは



要は iPhone のケースであると同時に、ケース内にバッテリーも入っている。いわば増設バッテリーケースというもの。ケースとしてみると厚みはかなりあるし、iPhone が常時重くなるが、iPhone と一体化しているのでバッテリーが増量されたような形になる。

おまけに eneloop mobile booster のようにバッテリーとケーブルで繋がってるようなこともないし、iWALK その他の iPhone コネクタ直結型のように iPhone の尻にぶら下がることもないので、バッテリー使用時の見栄えや使い勝手は一番良い。問題は常時重くなる、大きくなることだが…

というように、モバイルバッテリーについては完璧な手段はないので、自分の利用スタイルにあったものを選ぶことになる。いずれにしても、これから iPhone 3GS を手に入れる人はモバイルバッテリーの1つくらいは是非ともあった方が良いのは間違いない。

ちなみに本当なら、今日発売の



を速攻買う予定だったのだけど、発売日未定で延期になってしまった…(来年1月頃という話だが)

三洋、8色セットの「eneloop tones」と「eneloop stick booster」の発売が延期に

まぁいずれにしても、この段階で iPhone 3GS 値下げでどれだけ効果があるのかは判らないけど、冬のボーナスやらクリスマス絡みやらお年玉絡みその他で買おうと思っていた人には良いタイミングだっただろう。

購入から5ヶ月ということで、ちょっと書きかけていた文章はあったのだけど、それはまた後日ということで…

ブログネタ
ケータイのカメラでどんなものを撮りますか? に参加中!
先日 livedoor ブログの管理画面を開いたら、ピックアップテーマで「ケータイのカメラでどんなものを撮りますか?」というのが出ていたので、ちょっと思うところもあるし書いてみる。

ケータイで写真を撮るか?と聞かれれば、

「近年すっかりケータイカメラで写真は撮らなくなっていたが、iPhone 3GS 購入後また撮るようになった」

となるし、どんなものを撮るか?と問われれば、

  • twitter 投稿添付用=リアルタイムの日記的出来事写真

  • デジタル一眼で撮影した場所、ロケハン場所を GPS 記録を含めたスナップ撮影


となる。前者は如何にもケータイカメラで撮る内容だ。後者は GPS デジカメの代わりとも言え、iPhone 3GS で写真を撮るようになって最も意識が変わった部分である。

本日の夕暮れ
(by iPhone 3GS)


J-Phone でのケータイカメラブームに大きく乗り遅れたドコモから、SH251i に続いてリリースしたカメラ付きケータイ(当時は“iショット”と呼んでいた)D251i を発売日購入したのは 2002年7月。

購入後からしばらくはケータイカメラを頻繁に使っていたし、ケータイカメラで撮った写真付きでウェブ日記を更新していた。本当に素晴らしいものだと思ったし、ハイエンド機種の 500番台機種からわざわざ低機能な 200番台機種に機種変した価値はあったと思った。

けれど、いつしか使わなくなっていた。SH505i あたりを使っていた頃まではブログ用写真を中心に撮っていた気がするけれど、FOMA に切り換えた頃からは使わなくなっていた。P902i なんか写真どころか動画を売りにしていた機種だけど、ほとんど撮らなかった。

ケータイカメラはないと困るかもだけど
普段は別に撮らなくなったわ…


と、そんな時代が続いた。ちょうど、写真嫌いカメラ嫌いだった私が、ふとしたきっかけでデジタル一眼レフを買い、のめり込んで行くのと平行したように思う。

ケータイカメラと一眼レフを比較するような愚は犯さないけれど、初期のケータイカメラからずっと活用してきて、「やっぱり画質がなぁ…」と思うことが多くなった。と同時に、

撮った画像をパソコンに取り込むのが面倒なケータイが増えてきた


のも使わなくなった大きな理由。

以前は mini/microSD カードをサクッと抜いてパソコンに取り込めたが、最近は microSD カードスロットがバッテリー収納部の中にあって、カードを取り出すのに一手間かかるようになるものも多い。

全てをケータイだけで賄うケータイ依存人間でもないから
画質も妥協、PC連携の使い勝手も妥協では今イチ使い辛いなぁ…


というわけで、使う頻度も減った。P905i に至っては購入日に(まだ当時最大容量だった)2GB microSD カードを購入して取り付けたのに、3年近くで 100枚も撮っていない状況だ。

オシンコシンの滝@知床。5時頃
(by iPhone 3GS)


ところが、そんな状況を一変したのが iPhone 3GS 購入。iPhone 契約で自分の生活スタイルの色々なものが変わると思っていたが、ことカメラという点でも大きく変わった。

とにかく、ケータイ(iPhone)で写真を撮るようになった。それは購入直後より少し時間が経ってからの方が使う頻度が増して、今に至る。今では

メモ用のコンパクトデジカメは要らないかもしれないなぁ


と思ってる。実際、FinePix F100fd を売って Powershot S90 を買おうとか思っているけど、なかなか踏ん切りがつかないのは「メモカメラは iPhone の方が便利」ということがある。

メモカメラがコンパクトデジカメより iPhone の方が便利かも?と思うようになった理由は、いくつかあるが、

  • GPS 内蔵(使ってみて初めて便利さを実感!)

  • 撮影から加工編集、ブログやオンラインアルバムへのアップロードまで1台で完結できる(それも十分な機能とスマートな処理で)


この2つが大きい。

GPS 機能は iPhone 3GS のカメラで実際に使ってみるまで、私のデジタルカメラに必要な機能としては二の次どころか三の次以下の存在、なくても別に構わない、GPS なんか付けるくらいなら他の機能や基本機能を充実しろ、だった。

それが今や「メモカメラとして使うなら GPS は欲しいよね」と思うようになった。どこで撮ったのか記録できるのは本当に便利。EXIF で撮影時間が記録されるなら、撮影場所も記録されて欲しい。このくらいのことが何故判らなかったのか?と思う。

例えば、どこか行った店を入口前で写真記録しておけば、外観だけでなく位置まで記録されるのだ。後から「あの店、どこらへんだったっけ?」とか、再び行く時に確実に場所が把握できる。

普通の日常スナップ写真以外でも、一眼レフで撮影した場所で iPhone でも1枚撮っておけば撮影場所が記録できる。山の中で見つけたポイントも、あとからきちんと把握できる(電波が入らない場所でも GPS データーは記録される)。

こんなことがこれほど自分にヒットする機能だったとは思わなかった。カメラそのものには全く関係ないけれど、

行動記録としてのカメラに GPS は必需品


だから、そういう意味では一眼レフよりコンパクトデジカメ、コンパクトデジカメよりケータイカメラにこそ、写真の GPS 記録は必要なのかもしれない。

もちろん、この GPS 記録を EXIF に含めてしまうと、何時どこにいたかというのが写真を見ればバレバレになってしまうから、その取り扱いには注意が必要だが、いずれにしても日常写真に GPS 記録はもはや必需品だなぁ、と思っている。

もうすぐ伊良湖岬。
(by iPhone 3GS)


そしてもう1つ、iPhone 3GS 購入後にケータイカメラ(というよりは iPhone のカメラ)を使うようになったのは、やはり iPhone 内で画像編集からアップロードまで完結できてしまう、ということだろう。

iPhone 3GS のカメラは今時のケータイカメラとしては決して画質は良くない。AF もマクロもない iPhone 3G のカメラは酷すぎだったのに比べれば、3GS はかなり使える。使えるけれど、2009年に発売された高価格ケータイのカメラとしてみれば、物足りない。

しかし、それを多少なりとも補えるのが画像編集アプリ。パソコンの画像編集ソフトほどの機能はないにしても、Photogene のようにトリミング、角度補正・画像回転、明るさ・コントラスト、レベル補正、彩度、RGB バランス、シャープネス、縮小、吹き出し・フレーム加工…と、一通り機能が揃っているアプリは少なくない。

PhotoForge になれば、それこそレベル補正だけでなくトーンカーブもあれば、簡易 HDR 機能も暈かしもあり、さらにペイント機能もある。他にはティルト専用のアプリもあれば、古い写真風に加工専用のアプリもある。

といった様々なアプリがあることもそうだが、単純に「ちょっとトリミングしたい」「ちょっと色を補正したい」という細かな自分の要望に、その場で応えられることは、写真が少しでも好きで興味を持っている人にはたまらなく魅力的である。

単焦点で画質も今イチでも、

写真の加工をケータイでストレスなくできる素晴らしさは、
ちょっとくらいの画質差やズーム機能の不備を遥かに上回る


と感じる。ケータイカメラで高画質高画質と言ったところで、所詮ケータイカメラ用の極小撮影素子に、極小レンズだからどうしようもない。

それを思えば、ちょっとでも“フォトレタッチ”出来た方が随分と見栄えがつく。そして、ネットにアップさせる気になる。

今日は青春18切符の消化が目的の旅。
(by iPhone 3GS with Tilt Shift Generator)


iPhone 自体、ケータイというよりも“マイクロ・パソコン”であるから、こういったことは出来て当たり前で、いわゆる普通のケータイと比較する方が間違っているかもしれない。が、やはり iPhone がケータイではなくコンピューターであることの強みは、ケータイカメラ機能、ケータイカメラを使う点でも大きな意味があると感じている。

写真の GPS 機能も単に記録するだけでなく、Koredoko アプリのように撮影した写真の撮影日時とともに Google Maps で撮影位置を表示してくれるようなアプリがあれば、これはまた二重に有用になる。

もちろん、iPhone 3GS のカメラに不満はある。画質もなんだかんだ言って、3年近く前の P905i と同等以下だし、色々な写真撮影アプリは出ているが、Apple から提供されいる API や機能の制限上、サードパーティーのアプリを使っても露出のコントロールは出来ない。

そんな不満はあるけど、きっと D251i でケータイカメラデビューした時よりもずっとケータイで写真を撮っているし、そして有効活用できていると思う。

まぁ、また iPhone を賛するだけの記事になってしまったような気がするが…(笑)

本日の最後は渓流紅葉散策。
(by iPhone 3GS)

何度か書いているように、iPhone 3GS を購入後、ブログ用写真(というか twitter 用写真)は iPhone 3GS で撮影したものオンリーになってしまった。おまけに E-P1 も買って、コンパクトデジカメの出る幕はほとんどなくなってしまった。

さらに E-P1 も、メインカメラとして別途 EOS 1D MarkIII や DMC-G1 を持って出かけ、E-P1 はスナップ用サブカメラとして持っている場合には、やっぱり iPhone 3GS に押されて撮る枚数がかなり少なかったりする。

例えば、月初めに行っていた北海道の場合、1D Mark3 と E-P1 と iPhone 3GS で撮影した枚数は

1D Mark3:1,477枚
E-P1:122枚
iPhone 3GS:259枚

という結果だったし、その翌週、青春18きっぷの残り消化で伊勢湾から常滑に行った際には

DMC-G1:281枚
E-P1:11枚
iPhone 3GS:136枚

という撮影枚数だった。

iPhone 3GS のカメラは、それそのものは大したカメラではないどころか、昨今の日本製ケータイカメラに比べれば性能は劣る。画素数が 300万画素と少ない点は別に構わないが、画質面で2年近く前の P905i と比べても優れてるとは言えない。

ところが、iPhone の中で一通りのレタッチ処理はできるし、twitter やブログ投稿用アプリ、flickr や facebook アプリで、撮影→(必要に応じて加工)→ウェブへのアップロードやメール添付送信、が極めてスムースに完結する。パノラマ写真ですら Auto Stitch アプリを使えば驚くほど簡単にできる。

まさにパソコン要らずで極めて迅速簡単だから、モバイルでの写真撮影→ネット投稿は、その利便性が画質云々を圧倒されてしまう。さらに、GPS 内蔵で撮影場所の記録ができるから撮影メモとして撮っておくのにも重宝する(もっとも GPS の精度は状況によって差があるので、時々変な場所情報が登録されるが)。

そのようなことは、過去の記事で何度も書いてきた。

常滑にて(Tilt Shift Generator 使用)
(常滑にて by iPhone 3GS with Tilt Shift Generator)


ただ、そうは言っても iPhone 3GS の画質(というよりケータイカメラの画質)は、ちょっと厳しい時があるのも事実。ブログ用(twitter 用)ならば画素数はどうでもいいし、掲載時に 500〜640pixels 程度に縮小すれば、それなりに見られる程度にはなる。

とはいえ、極小撮影素子によるラチチュードの狭さはどうにもならないから白飛び、黒潰れは激しく、解像も極めて低いから縮小してもそのままでは甘さも目立つ。

実際撮影していても、ピーカンの晴天下屋外にて iPhone 3GS で撮っていると、青空が簡単に白く飛ぶ。青空を青く残そうと思えば、手前の被写体が真っ黒に潰れる。さすがに、この点だけは iPhone 内のレタッチアプリを使ってもどうにもならない。コンパクトデジカメでも起きることだが、圧倒的にコンパクトデジカメに分がある。

屈斜路湖@美幌峠なう。今から16時のヒコーキで帰るべく、空港までダッシュ!旭川空港だけど(爆)
(美幌峠から屈斜路湖 by iPhone 3GS)


とはいえ、利便性& GPS 内蔵ゆえに iPhone を使い続けているわけだが、同じシーンで撮り比べて真面目に?比較したことがないので、ここらで自分なりにちゃんと比較してみようと思って撮り比べてみた。

コンパクトデジカメを今後使うかどうかという検討の一環なので、iPhone 3GS と現在メインで使ってるコンパクトデジカメ F100fd を比較してみるのが主眼だが、ついでに最近コンパクトデジカメ代わりとして使っている E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8 も一緒に撮り比べてみた。

きちんと比較するなら三脚を立てて撮影すべきところだが、スナップカメラとして比べるのに三脚を立てて撮っても意味はないので、いつも通り手持ちで気楽に撮って比較してみた。撮影時の設定などは以下の通り。

iPhone 3GS:
標準カメラアプリと、手ぶれ軽減機能のある Camera Genius アプリでの撮影の併用。なお、Camera Genius で撮影した場合には EXIF が付加されないので、その場合はほぼ同時に標準カメラアプリで撮影した画像の EXIF を掲載してある。

FinePix F100fd:
ズームはできるだけ iPhone 3GS の画角に近くなるように設定(換算焦点距離が約 40mm 相当)。撮影モードはマニュアル(といっても F100fd では露出補正のできるオート撮影モード)。露出補正は場合により -0.3EV、その他は±0。その他の設定は 12Mpixel (Fine)、ISO Auto (800)、フジクロームモードで撮影。

E-P1:
スナップカメラとしてなのでズームレンズではなく M.Zuiko 17mm F2.8 を使用(そのため iPhone 3GS や F100fd より若干広角)。撮影モードはプログラム、ISO オート、階調モード標準、その他ほとんどオートで JPEG Fine L。

なお、このブログに掲載している写真は、はてなfotolife で自動的に 500pixels に縮小されたものを使っている。また、写真画像のリンク先から一応等倍画像を見ることができる。

また、iPhone 3GS の写真は Camera Genius で撮影した写真を除き、GPS 情報がついているので、写真画像リンク先のページで緯度経度をクリックすると Google Maps で撮影場所が表示されます。



まず、iPhone 3GS でも画質的にあまり問題にならないシーンとして、近接のあまり解像度を要求しない被写体=看板を撮ってみた。


20090917150158
(E-P1, 1/60s, F2.8, ISO320)

20090917150419
(F100fd, 1/52s, F3.6, ISO800)

20090919132634
(iPhone 3GS, 1/15s, F2.8, ISO108)


あまり問題にならないような近接写真でブログに載せるサイズでも、こうやって並べてみると iPhone3GS の写真は甘さを感じる写真になる。もちろん等倍で見ると、差は歴然。これでも AF が付いて iPhone 3G よりは遥かに良くなってるわけだが、やはりケータイカメラらしい解像感である。

ただ、実用的にはフォーカスを当てている右側の文章に関しては等倍でも問題ないレベルだし、縮小してブログ用とするなら尚更問題ないレベル。縮小するのにパソコン上で Photoshop などを使って縮小してアンシャープマスクを少しかけてやれば、パッと見はもっと良い感じになる。

あと iPhone 3GS とは別に、FinePix F100fd と E-P1 を比べると、この手のものではほとんど差がなく、被写界深度の関係で F100fd の方が実用的だったりする(というか E-P1 はレンズが周辺部の描写がアレな M.Zuiko 17mm F2.8 ということもある)。F100fd が青っぽいのは、フジクロームモードで撮ってるからで、ノーマルならこれほど青くはならないので、念のため。



次に、もう1つ近接の看板だが、こちらは背景に青空と木々が写っているシーン。

20090917160342
(E-P1, 1/500s, F7.1, ISO200)

20090917160348
(F100fd, 1/800s, F3.6, ISO100)

20090917160545
(iPhone 3GS, 1/720s, F2.8, ISO70)


iPhone 3GS だけ、やたら暗く写ってるのが特徴的ですが、白が主体の風吹岩の看板にフォーカスを当てると、自動的に露出もそこが基準になるので、全体が暗くなってしまいます。iPhone 3GS のフォーカスポイントが露出基準になるという機能は、状況によって良くもあり悪くもありですね(この場合はまだ許容範囲?ですが…)。

フォーカスポイントを測光基準にするか、常に全体測光にするか切り換えられれば良いのですが(もしくは AE ロックか AF ロック)、シンプル&判りやすさが第一である iPhone の UI 設計では、それは似合わないかと。だとするならば、いつも全体測光よりはフォーカスポイントを基準に測光してもらう方が逃げ場はある気がします。



ケータイカメラは、スナップというよりはメモカメラという側面も強いのですが、そういうシーンとして部屋の中でガムのボトルパッケージを撮ってみた。iPhone 3GS だけ撮影角度が違うのは、こちらの手違いで特に意図はないです。

20090918154556
(E-P1, 1/60s, F2.8, ISO640)

20090918154602
(F100fd, 1/40s, F3.6, ISO800)

20090921214731
(iPhone 3GS, 1/15s, F2.8, ISO263)


画角と近接撮影距離の問題で、撮影写真全体を見ると iPhone 3GS > F100fd > E-P1 という被写体撮影サイズになりますが、画素数の違いもあるのでトリミングをすれば F100fd > E-P1 > iPhone 3GS という順になる。画質もやはり iPhone 3GS だけが少々甘い。

とはいえ、この手の撮影なら iPhone 3GS でも十分賄える、ましてやブログに掲載するレベルなら何ら問題ない、という感じですね。



さて、ここまではまだ iPhone 3GS があまり問題にならない場面でしたが、風景撮りとなると大きな差が出ることは当然予測できます。ということで、

20090917160253
(E-P1, 1/500s, F8, ISO200)

20090917160113
(F100fd, 1/750s, F3.6, ISO100)

20090917160116
(iPhone 3GS, 1/800s, F2.8, ISO70)


F100fd だけ色味が異なるのは、先にも書いたようにフジクロームモードで撮影しているから(こうしてみると、ノーマルモードにしておけば良かった…と後悔先に立たず)。

大きく差が出ると思ったものの、ブログ用に 500pixels に縮小すると思ったほど差が出てない(と私は思う)。これは縮小画像が、はてなfotolife の適当縮小アルゴリズムで生成されたものだからということもあるだろうけれど(Flickr だと自動縮小しても、もう少しマシ)、それにしても意外なほど差がないように思える。

もっとも、等倍で見ると iPhone 3GS は甘甘で、遠景はさすがケータイカメラというレベルだし、手前の針葉樹の葉っぱも全く解像してなく、写真としては厳しいレベルにある。

のだけど、500pixels 程度に縮小してブログなら、元画像がかなりダメダメでも意外と使える、という事例になったようにも思う。加えて、リアルタイム投稿できる便利さ、そして GPS 記録というメリットがあると、スナップ&メモ的な撮影には iPhone 3GS を使いたくなる、iPhone 3GS で撮っておけば良いか、となりがちなのである。

ちなみに、個人的には iPhone 3GS 云々より気になるのが、E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8 と FinePix F100fd の画質の差が、ここまであまりないこと。もちろん白飛びの差はあるし、あまり差のでないシーンばかり並べてきたけれど、それでも思った以上に変わらないというか…



今回の事例はどれもあまり明暗差のあるシーンを撮ってないのだが、これは多少明暗差のあるシーン。谷あいの木々と、奥の町並みで光が当たっているエリアとの明暗差はそこそこある。

20090917152040
(E-P1, 1/500s, F7.1, ISO200)

20090917151858
(F100fd, 1/800s, F3.6, ISO100, -0.3EV)

20090917151721
(iPhone 3GS, 1/1100s, F2.8, ISO70)


見ての通り、iPhone 3GS では手前の谷あいは、かなり暗くなってしまっている。というのも、フォーカスを奥の町並みに当てたため、露出もそらちを基準にして算出されている。

というか、手前の谷あいにフォーカスを当てると、谷あいは適正露出になるものの、奥の町並みが完全に飛んでしまう。どのような写真になるかというと、

20090917151710
(iPhone 3GS, 1/290s, F2.8, ISO70)


とまぁ、酷い写真になる。この両者の写真の中間が良いのだが、露出補正ができるわけでもないし、とにかく簡単に白飛びしてくれるので、難しいところである。

ま、ケータイカメラらしい大甘の解像度と、ラチチュードの狭さに加えて露出の難しさが iPhone 3GS で写真を撮る上で最も難しいところと思える。



次に、同じように白飛びしやすい場面として、夕陽に当たってる岩を撮影。

20090917160749
(E-P1, 1/500s, F7.1, ISO200)

20090917160905
(F100fd, 1/800s, F3.6, ISO100, -0.3EV)

20090919132646
(iPhone 3GS, 1/720s, F2.8, ISO70)


白飛びの量は明らかに iPhone 3GS が多いが、このくらいだと露出基準が岩になっていることでもあり、そう問題は発生していない。ブログ用、twitter 用なら何ら問題レベル。

それよりも、こうしてコンパクトデジカメ(それも1年半前のモデル)と比較すると、M.Zuiko 17mm F2.8 というレンズが単体で5万円のプライスを付けていることが信じられない出来だなぁ。E-P1 はそれなりに良いカメラだと思うし、スナップ用レンズとしてはコレを付けるのが一番似合うのだが…



最後に、滝を手持ちで撮ってみた。まぁ、滝を手持ちなんて、まともに写真を撮るなら有り得ないけど、ちょいとスナップ、観光地でパシャパシャと撮る“普通の人”的に撮ってみた感じで。なお、滝の写真の縮小写真は、縮小とともに左 90度回転も、はてな fotolife に処理させています。

20090917145920
(E-P1, 1/60s, F2.8, ISO800, -0.3EV)

20090917150047
(F100fd, 1/25s, F3.6, ISO800)

20090919132631
(iPhone 3GS, 1/15s, F2.8, ISO432)


ブログ用縮小画像でも差は見て取れるが、iPhone 3GS は 1/15秒のシャッター速度でまずまず撮れているのは、Camera Genius の手ぶれ軽減機能のおかげともいえる(手ぶれ補正ではないので念のため)。

iPhone 3GS の写真は相変わらず解像感がないので、滝の周囲の木々はどうしようもないが、滝だけを見れば、これまたブログ用としては問題ないレベル。ちょいとパソコンで処理すれば、L版くらいなら写真でも十分いけるか?という感じはある。

反面、今まで E-P1 と F100fd に大きな差がなかったけれど、こういうシーンでは差が出た。といっても、手ぶれの差といえる。E-P1 のボディ内蔵手ぶれ補正はかなり強力で、これに比するコンパクトデジカメはないし、こと手ぶれという点ではボディに重さがあった方が良い。

それにしても、開放で撮ると M.Zuiko 17mm F2.8 の周辺画質が泣けてくるね…今まではあまり見ないようにしていたけれど(笑)



というわけで、以上、意味があるのかないのか判らない比較をしてみた。iPhone 3GS、FinePix F100fd、E-P1 という3機種ということからも判るように、ごく個人的な環境での比較であり、別に他の人の参考になれば、なんてことは思ってないのだが、実際比較してみると色々と興味深かったので記事にしてみた。

E-P1 はスナップカメラとしてだけでなく、DMC-G1 とのペア、特に 7-14mm F4 と組み合わせて広角用として使うのにすこぶる便利にしているが、その用途は良いとしてもスナップ用途として 17mm F2.8 と組み合わせてる限りは、なんかコンパクトデジカメとの比較が微妙であることを再認識してしまった。

もちろん、ちゃんと見れば E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8 の方が良いし、今回比較をしていない ISO 1600〜3200 クラスの高感度を必要とする場面においては大きな差が出るのは判り切っている(自明すぎて比較をしなかった)。

しかし、スナップ用として特に細かな画質にこだわらないければ、大差ないレベルになるシーンも多いことも改めて判った。また、FinePix F100fd には P/S/A/M モードがないけれど、購入を考えている Powershot S90 だと P/S/A/M はある。

となると、やはり M.Zuiko 17mm F2.8 の代わりに LUMIX G 20mm F1.7 を購入するか、M.Zuiko 14-42mm 標準ズームを買ってスナップ用として常用するか、それとも…

悩みを増やすだけの比較になってしまったが、それでも一つ言えることは、

ブログ掲載用、twitter 用なら iPhone 3GS で撮っても十分


ってことだ。ISO 1600以上の高感度が必要なシーンは別としてだが、スナップ&メモとして撮るならお手軽投稿& GPS 記録を覆すほどの画質の差もない、ということを自分なりに再確認できたのは収穫だった。

iPhoneにて、その3@道道106号線。利尻富士に沈む夕陽。
(利尻富士に沈む夕陽 by iPhone 3GS)

出張とかで間が空いたが、前編からの続き。


(4)PORTER iPod/iPhone ポーチ(オレンジ)

PORTER のアップルストア限定の iPhone 用ポーチ。以前も限定発売されていたが、7月上旬に新たにオレンジとホワイトの2種類が限定発売された。発売後しばらくは在庫があったようだが、今はもう完売になっている(再度発売するのかどうかは不明)。

【追記】8/27現在、オレンジのみが出荷予定2〜3週で購入受付が再開されている。また、そのうち完売御礼で購入不可になるかもしれないが…

PORTER が大好きな人もいるが、個人的には別にどうでもいいブランドだが(と書くと柵的にもアレだけど)、特に PORTER だからといって買ったわけじゃなく、ベルトポーチでカラビナ対応のものが欲しかったので色々ググって探していたら PORTER のポーチに行き当たり、既に完売していたが新たにオレンジとホワイトが7月上旬に発売されるというので予約購入した次第。

PORTER には似たサイズのポーチがあって、そちらの方が千円程度安い。そちらでも別に良かったし、コレの発売まで待てずに買ってしまおうかな?とも思ったのだが、やはり iPhone 用と言うことでジャストフィットさを考えて、こちらを購入。

実際手元に届いて使ってみると、

iPhone を入れる部分のサイズが絶妙


大きすぎず小さすぎない。iPhone にシリコンケースや iWood を付けて入れても余裕がある。けれど、余裕がありすぎるわけでもなく、さすが専用品という感じのジャストフィット加減!

iPhone 用ケース PORTER Orange (3)


内側のクッション性も良い感じで、安心して入れられる感じがある。素材も裸で iPhone を入れても問題ないと思わせる素材で、さすが専用品という作り。手が行き届いている。

また、このポーチの特長の一つである

イヤホンが収納可能な外側メッシュポケット部も非常に便利


すぎる。この手のケースでは何故かイヤホンなどの収納まで気を配ってくれているものが少なく、個人的に不満だったが、このポーチのメッシュポケット部分は使いやすくて満足。こういった収納部があるとスマートにイヤホンの出し入れができるのに、モバイルプレイヤー用のポーチで積極的に採用している例が少ないのは本当に不思議だ。

個人的には、このイヤホン収納用のポケットが内側でなく外側であることもポイントが高い。いちいちメイン収納部のチャックを開けて内側にしまうより外側のポケットに入れた方が手っ取り早いし、イヤホン収納ってのはどうしても嵩張るから外側に膨らむポケットの方がスマートに収納できて良いかと。

この外部収納部が蓋のあるポケットではなく、開放型のポケットなのも良い。サクッとイヤホンを出し入れすることを考えれば、また嵩張りがちなイヤホンの収納にはポケットに蓋は不要だろう。かと言ってメッシュポケットに入れたものは落ちにくい構造になっていて、その点もちゃんと考えられているように思う。

iPhone 用ケース PORTER Orange (1)


高級感とか質感みたいなものは皆無であるけれど、安っぽいボタン留めのポーチカバーがあったり、個人的には論外のベルクロテープを使用したカバーだったりせず、ちゃんとダブルファスナーでの開閉であることは細かいけれど、意外と重要だったりする。

ちなみに私の iPhone はホワイトボディなので、ポーチの色はオレンジではなくホワイトも考えたけれど、ホワイトではアクセントが弱い気がしたのでオレンジにした。オレンジの部分はメイン収納部の内側とメッシュポケットの紐だけなので、見た目は全く派手ではなく、むしろ予想通りにピンポイントでアクセントが効いている感じで個人的には満足。

というわけで、ちょっとしたポーチで6千円弱もとるとは PORTER は相変わらずええ商売しているなぁ〜と思いながらも、iPhone 3GS 購入の勢いで予約購入したけれど、凄く気に入っていて使っている。PORTER だから云々ではなく

サイズや構造のバランスが本当に良い


のだ。サイズその他の評価は人に依るだろうけど、私にはバッチリと思えるサイズであり、構造だった。

iPhone 用ケース PORTER Orange (2)


ベルトポーチとしてもカラビナ経由でも、ベルクロテープでバッグのショルダーベルトにも取り付けられて、色々な状況で使えるため、すっかり愛用中である。ケースは iWood を中心に時々変えたりするけれど、ケースごと iPhone を入れるポーチは、ずっとこのポーチになっている。

ファンも多いがアンチも多い? PORTER ということもあって色々言う人もいるし、私自身 PORTER をあまり評価はしていないが、このポーチだけは買って良かったと思う。値段は安くないが、もし再販されたらお勧めだ。

PORTER iPod/iPhone ポーチ(オレンジ) (Apple Store)


(5)Miniot iWood for iPhone

iPhone 用の木製ケースとして有名な iWood。オーダーメイド制作なので納期は4週間(2009/8現在)、お値段は80ユーロから、と iPhone 3G/3GS 用のケースとしては最も値の張る部類であるが、iPhone 3GS 購入直前にケースを物色している時に、ネットで写真を見た瞬間にやられてしまい、そのままオーダーしてしまった。

iPhone 用ケース iWood (2)
iWood for iPhone 3G/3GS Mahogany


iPhone 用の iWood ケースは、基本モデルの iWood for iPhone(80ユーロ)と、中央に2本のラインが入った iWood cobra(パドックまたはウェンジの木にメープルを組み合わせたもの。120ユーロ)の2種類があるが、今回はまず基本モデルを…ということで普通の iWood for iPhone をチョイスした。他には iPod touch 用と iPod Classic 用がある。

基本モデルの iWood for iPhone では使用する木の種類として、メープル(カエデの木)、オーク(ナラの木)、パドック(花梨の一種)、チェリー(桜の木)、マホガニー(センダン科の常緑樹)、ウオルナット(クルミの木)の6種類から選ぶことができる。私は色々迷って、マホガニーをチョイス。

カスタマイズとして背面に、大きな一文字、最大2行までのメッセージ、画像を指定してのロゴを入れることもできる。Apple マークを入れている人も多いようで、私も Apple マークか何かを入れるかどうか迷ったが、何か入れてしまうと後で後悔した時にどうしようもないので、今回は何も入れず素のままで行くことにした。

またオプションとして、ケースで選んだ素材と同じ台座(スタンド)も追加することでき、こちらは別途 20ユーロかかる。こちらは iWood 付きの iPhone を置いた時の見栄えのことも考えて注文した。この台座については、また詳しく後述する。

iPhone 用ケース iWood (3)
左:iWood 本体、右:専用台座


なお、日本への送料は通常配送の場合には無料であるが、FedEx を利用する場合には別途32〜40ユーロかかる。発送元はオランダなので、通常は移送の場合は発送から到着までは結構な時間がかかる。また、注文後のレスポンスもあまり良いとは言えないので、多少不安になるのも事実。

私の場合、注文してからオーダー確認のメールが来るまで数日かかった。ちょうど 3GS 発売前後と重なって注文が殺到していたようで、ウェブで注文後にすぐオーダー確認メールが来る人もいれば、数日かかる人もいるようだった。

オーダーシステムも不安定で、私もオーダー時に一度エラーになったこともあるので、注文後に確認メールがしばらく来ない人は問い合わせる方が良いかと思う。いずれにせよ、レスポンスは迅速でないので、注文する人はその点を心に留めておいた方が良いだろう。

注文後数日してオーダー確認メールが来た後、いつまで経っても発送メールが来なくて不安になっていたら、1ヶ月近く経って「注文殺到につき、発送が遅れる」というメールが来ました。当初2週間で発送となっていたのが4週間かかるとのこと。現在(2009/8)は最初から納期が4週間となっています。

もっとも発送遅延のメールが来て2日後に発送メールが来たので、結局注文から発送までちょうど1ヶ月かかったことになります。cobra の場合はもう少し時間がかかる場合もあるようです。

そして発送から到着までは9日かかりました。FedEx だともっと速かったでしょうが、ケチってしまったので到着まで時間がかかって少々不安になりましたが、無事到着。到着までまとめてみると、以下の通り。

6月26日 Miniot のサイトで発注
6月29日 オーダー確認メール
7月21日 発送時期遅延の連絡メール
7月23日 発送連絡メール
8月 1日 到着

私がオーダーした時の納期表示が2週間だったため、いささかイライラさせられたのも事実ですが、この手のオーダーメイドものは受注して1つ1つ作っていくのですから、多少時間がかかるのは仕方ありませんね。Vaja もそうでしたが、その分手元に来た時の喜びというものは味わえるわけで :-D

iPhone 用ケース iWood (1)
到着時のケースを開いたところ


首を長くして待って到着し、いざ開梱して手にしてみると、まずまず満足。やっぱり

木の感触は心地よい


これに尽きます。シリコンケースでもプラケースでもアルミケースでもレザーケースでも味わえない、この優しい感触。暖かみのある感触。手に馴染んで心地よい。買って良かった、と思わせるものです。

逆に言えば、この木の感触を求めない人には全く不向き、この感触を特に必要のない人にとってはコストパフォーマンスが悪いだけのケースになるでしょう。

加えて、先に“まずまず”満足と書いた“まずまず”における注釈点でもあるのですが

サイトの写真で見るのと違って、高級感や作りの良さはあまりない


ってことがあります。意外と普通です。もっとも、iPhone 用ケースとしては高い部類に入るとはいえ、たかだか 80ユーロですから高級感なんぞ求めるのが間違ってると言えば間違ってるわけですが、ネットで絶賛されまくって、あたかも高級な感じを先入観で持ってると拍子抜けする人もいるでしょう(私の場合は別に拍子抜けというほどではありませんでしたが)。

iPhone 用ケース iWood (6)
iWood を装着した状態の iPHone


質感があまりない一因として、木製ケースですが思ったより薄く作られていることがあります。思いのほか薄く、そして軽い!

iPhone に装着しても大きく重たくなった感じはありません。というか、

シリコンケースと比べても軽いと感じる


くらいです。iPhone 装着時の厚みは Airジャケットのような薄手のシリコンケースに比べると厚くなりますが、ボテッとした感じはありません。

反面、それだけ薄いということは落としたりしたら簡単に割れそうです(実際割ってしまったというレポートがネットでも報告されています)。そのあたりは仕方ないですし、私は強度優先で厚くなるより、これくらい薄くて良かったと感じています。粗相をしやすい人はシリコンケースやハードカバーのような割れないケースを選ぶべきでしょう。

なお、裸で使うのと比べれば断然滑りにくいですが、シリコンケースほどの滑りにくさはありません。レザーケースと同程度でしょうか。使い始めの頃は特に滑りやすいですが、使っていくうちに少しずつマシになっていく感じです。使っていると実に手に馴染みます。木という素材の良さのせいでしょうか…

iPhone 用ケース iWood (4)

iWood 内側


ケースの内側は上の写真のように薄い保護材が入っているので、直接木と iPhone が密着するわけではないため、スライドして脱着する時に iPhone 背面が木に擦れて傷つきまくるということはなさそうです。私の iPhone はホワイトなので目立たないので判りづらいですが、10回や20回の脱着程度では大丈夫そうでした。

ケースは2分割構造になっているので、iPhone ドックに挿す場合には下部だけを取り外してドックに挿すことができます。はめ込み時のロックは手で引き抜くだけの構造で、巧いことできているのか、外したい時に力を入れて抜けば外れるものの、普段は外れたりしないようになってます。

iPhone 用ケース iWood (5)
iWood 分割部外側


ただ、ネットでは緩くなってきた、最初から外れやすかった、という報告もありますので、最初の頃に嬉しがって抜き差ししていた時を除けば、ジャケットを交換するとき以外は脱着は控えるようにしています。

もっとも素材が木ですので、季節によって(湿度によって)微妙なサイズの変化はあるでしょうし、経年変化で色々と変わっていくこともあるでしょう。この辺は見た目の変化も含めて、味わいとして楽しんでいくしかないのかな、と思っていたりします。

iWood 装着時の各種ボタン・スイッチ、端子部の状態ですが、端子部は全てキレイに穴がくり抜かれていて露出しています。イヤホンも Dock ケーブルも問題なく挿すことができますし、Dock コネクタ左右のスピーカーおよびマイク部分も露出していますので、音声の入出力も裸で使っている時と何ら変わりありません。

iPhone 用ケース iWood (7)
マナーモードスイッチ(右)とボリュームボタン部


ボタン・スイッチに関してはマナーモードのロックスイッチだけが露出するように穴がくり抜かれていて、ボリュームボタンとスリープボタンに関しても問題なく押せるようになっています。よく見るとボタン部分の木はボディ部の木と一体になっていて、別パーツになっておらず、このあたりの造りは本当に良くできています。

ただ、ボタン類は木の上から押す形になりますので、裸で使っていたり、薄いシリコンケースで使っている時よりもボタンの押し込みに力が必要だったり、一工夫が必要な場合があります(特にスリープボタン)。

iPhone 用ケース iWood (8)
イヤホン端子(右)とスリープボタン部(左)


また、マナーモードのロックスイッチは、マナーモードへの切り替えは指先で何とか押し込んでやればできるのですが、マナーモードから通常モードへ戻すことがどうやってもできません。スイッチを手前側へ戻すためにスイッチの奥から手前に引っ張らないといけないのですが、くり抜かれた穴に余裕がないのでそれができません。

結局マナーモードを解除するためには、ケースを外さないといけないという…まぁ事実上マナーモードは使えない or マナーモードが基本状態ということになります。正直、この点は iWood を使っていて最も不便なところです。が、このあたりも個体差があるようです…

なお、Dock 端子は完全に露出していて、Dock ケーブルの類いは問題なく挿せると前述しましたが、ケーブル類はサードパーティー製も含めて大丈夫でしたが、Dock コネクタに直結するタイプのモバイルバッテリー(PowerStation とか TS-201/202 とか)については、iWood の厚みが邪魔して使えないことが多いと思います。

シリコンケース装着時は、epik のような薄くないシリコンケースでも何とか挿すことができた PowerStation も、iWood 装着時には使えませんでした。勿論、iWood は分割式ですので下部だけ取り外せば使えますが、直結タイプのモバイルバッテリーを常用する人には不向きのように思います。

iPhone 用ケース iWood (9)
オプションの台座に iPhone with iWood を置いてみた

iPhone 用ケース iWood (10)
横から見た状態


さて、20ユーロのオプション品である台座(スタンドというかドックというか)。上記写真で見て判るように、iWood 本体と同じ木から作られていて、見た目は非常にマッチしています。

と言いたいのだけど、実のところ、想像してたよりずっと小振りのドックで、縦置きで置いていると今一つ見栄えのバランスが悪い。頭でっかちにな感じで、ドックとかスタンドに立てかけた時の安心感がない。

実際には、台座の切り込み部に入れる形になるし、後ろ側は背もたれが小さいながらもあるので、見た目と違ってぐらつきもなく不安定さもないけれど、それでも台座の高さがある分だけ重心が高くて安定感はないし、軽い地震で倒れそうな感じはある。

おまけにこのドック、内部はどうなってるかというと、

iPhone 用ケース iWood Dock
iWood Dock に純正 Dock ケーブルを入れたところ


純正の iPhone Dock やユニバーサルドックのように、Dock ケーブルは背面に接続してドックそのものにあるコネクタに iPhone を挿すのではなく、自分の持っている純正 Dock ケーブルを中に這わせて、台座部にケーブルのコネクタ部を露出させるようになっている。

で、こんな仕組みで上手いこと iPhone Dock やユニバーサルドック代わりになるかと言えば、全くそんなことはなく、ちょっと考えれば判るように、iWood の Dock から iPhone を外す時は自分の手で Dock ケーブルを外すことになる。

iWood の Dock は機能的には全く意味ねぇ〜〜〜


ということだ。むしろ iPhone を外す時に自分の手で Dock ケーブルを iPhone から外した後、また iWood の Dock にケーブルをきちんと這わし直す作業が必要になるので、ハッキリ言って面倒なだけです。

そんなわけで、縦置きすると見た目的にもバランス的にも良くないし、ドックケーブルの付け外しは面倒なだけなので、結局私は

iPhone 3GS with iWood 2
iWood Dock に iPhone を横置きで使用中


という形に落ち着いています。iPhone を裸やシリコンケースで使っているとき、アクリル製ディスプレイスタンドに横起きしていたのと変わりありませんが、重量的なバランスもこれなら問題なく、またドックケーブルの付け外しも楽です(写真ではサードパーティー製のケーブルを使用することで、より付け外しが楽になっていますが、それについては後日別記事で)。

そんなわけで iWood オプションの台座(ドック)については

20ユーロも出した割には微妙というか今イチ


というのが率直な感想。ただ、見た目と言う点では iPhone に iWood のケースを装着している時のスタンドとしてはベストなので、もう一度買うとしたら、やっぱりドックも注文してしまうかもしれません。

シリコンケースなど他のケースならアクリル製ディスプレイスタンドに置いても別段違和感はないのですが、やはりウッドケース+ウッドスタンドのペアを一度見てしまうと、ウッドケース+アクリル製スタンドは使いたくなくなるんですよね…

iPhone 3GS with iWood 1


そんなわけで、オプションのドックについてはショボすぎて微妙なところもありましたが、iWood そのものについては概ね満足しています。前述したように、他の素材では味わえない暖かみを感じるケースであり、使い続けてるとどんどん手に馴染む感じがします。また、

冬に使う時の(木の)暖かみは念頭にあったけど
真夏の暑い時も素材的に心地よい


のです。シリコンケースだとありがちなベタベタ感がなくて、ホント夏場の使い心地がよくて、すっかり愛用中です。

暑さと言えば、発熱の面でもシリコンケースよりは背面の熱さがあまり感じられないのもいい感じです。素材的に全く熱を通さないわけでもないし、かといって通しすぎるわけでもないのが良いのかもしれません。

いずれにせよ、iWood を使い始めて思うのは

日本円で1万円以上するけれど、よくある2〜4千円の
中途半端なケースをいくつも試すよりずっと安上がりじゃね?


と思ってます。もちろん、木製のケースに興味があったり、好きな人に限定されますが、高いからと半端な値段の半端なケースをウロウロするよりは、本当に良さそうなものに手を出してみることをお勧めしたいと思います。別に iWood だけでなく、他の製品でもですが。

私自身、海外直輸入で購入するもので、もういくつか興味あるケースがあるのですが、既に iPhone 3GS 購入以降、本体以外に4万くらいは使っていますし、現在は「iWood 常用たまに epik のケース+ PORTER のポーチ」で満足しているので、当面はこのままで行こうかな、と。

いつまで我慢できるのかは判りませんが… X-)

iPhone 3GS 購入後、色々な周辺アイテムを買ってしまって結構散財しているわけだが、金額的に半分以上占めているのが iPhone 用ケースである。ま、この手のアイテムでケースを色々買ってしまうのは、よくあることである。

数多くのケースを買っている人たちに比べれば、まだまだ数少ないというか、1ヶ月で5つほど購入して、もうここらへんで打ち止めな気分だが、打ち止め気分なだけに、今まで買ったものについて少し触れておきたい。

(1)パワーサポート「Airジャケット」

iPhone 用ケースとしてメジャーかつ定番の一つ「Airジャケット」。購入直後は iPhone を裸で使っていたし、今でも iPhone を裸で使うのは一番スマートだと思っているのだが、やはり裸で使うと滑りやすいのが気になる(色が白だと背面部の傷は目立たなさそうだから、その点は裸でも良いのだが)。

iPhone 用ケースは購入前に、後述するいくつかのケースは注文していたものの、いずれも海外発送で到着まで時間がかかり、購入直後には間に合わなかったので、それらが到着するまで暫定的に使おうと思って買ったのが、この「Airジャケット」。決め手は、シリコン系のケースでは厚みが一番薄い、という評判である。




傷保護にしろ、滑り止めにしろ、iPhone の薄さをあまりスポイルしたくないと思ったので、ネット上の評判で、この手のケースでは一番薄いと言われていたコレを購入。さらに国内メーカー品のために量販店でも購入しやすく、実際 iPhone 3GS 発売直後でも手に入れられたので購入した。

実際使ってみた印象は、可もなく不可もなく。ただ、「この手のケースでは一番薄いのかも知れないが、思っていたより薄くはないなぁ…」という印象ではあった。もちろん最低限必要な厚みというのはあるわけで、この厚みはやむを得ないと判っていても、裸で使っているのとは大きな差があるし、印象の差も小さくない。

もっとも、後述する epik のケースなどと比べると、断然薄い。購入したクリアの方は、安物の epik のクリアに比べると透明度も高いように感じたので、装着感を最低限にしたい人、ケースの薄さを求める人は「Airジャケット」がベストのように思う。

もっとも、私は他に色々とケースを買ったことと、私が iPhone 3GS 購入後に iPhone 3GS に機種変(買い増し)した友人がこの「Airジャケット」を買うつもりだったというので、ほとんど使うことなく、その友人に購入金額の8掛けで譲ってしまった。ので、写真も撮ってなかったし、これについては軽くこの辺で。




(2)epik SOFT Crystal Gel Hard Case Skin for Apple iPhone

某2ちゃんねるの iPhone ケーススレで iPhone 3GS 登場前後から話題になっていたシリコンケース。特徴は

安い&色が豊富


ということ。eBay で購入できるのだが1個 $5.99、2個セットだと $8.99、3個だと $12.99、5個だと $19.99 と格安で、さらに日本への送料も $0.49 と安いので、海外通販に有りがちな“送料を考えると高くなる”なんてこともない。

2個買っても送料込みで千円以下、色が9色(2009/8上旬現在は黄色が売り切れて8色)と豊富なので、複数買って気分次第で付け替えるという気にもなる。5個買っても2千円くらいだから、国内製シリコンケース1個を買うのと変わらない値段というのがポイント。ちなみに、液晶面の保護シートも付いてくる(安物だけど)。

iPhone 用ケース epik (1)


ただ、勘違いされると困るのだが、値段から考えても判るように

安かろう悪かろうではないが、質を求める製品ではない


わけで、中国製の安物製品に有りがちな、1個1個の製品の質が違うということはある。

例えば複数買うと、1つは iPhone に入れる時にスムースに入るけど、1つはちょっと入れるのに窮屈な感じはする(入れるのは入る)とか、スリープボタンの部分は切り込みだけのはずなのに1つだけくりぬかれているとか、カメラの穴の位置がちょいとズレているものがあったりとか(7個買ったが撮影に支障のあるものはなかった)、背面に epik の文字が入ってるのと入ってないのが混じっていたり…

まぁ、そういう具合である。もちろん上質感は全くないし、前述の「Airジャケット」に比べると厚みもあって野暮ったい。だから、シリコンケースを1つだけ、それなりのものを買う人にはお勧めしかねる。

iPhone 用ケース epik (2)


しかし、値段の割には普通に使えるのも事実だし、着せ替え的に色々カラーリングを楽しみたい、シリコン系のケースを安く買いたい、細かいところは目をつむれる、という人にはお勧めである。

私自身、安いしダメ元で注文してみたのだけど結構気に入ってしまって、2回目の購入もした。安いし、カラーが色々あることもあって、iPhone 3GS を買った友達に見せると、だいたい欲しいと言われたりして、譲ってしまって、結局手元にいつも1〜2色しか残ってない。それだけ評判がいい?とも言える(安いしね)。

個人的に iPhone に合うカラーは、ホワイトボディには CLEAR、RED、ORANGE、GREEN あたり(注文してないが PINK もきっと似合いそう)、ブラックボディには BLACK、RED、BLUE あたりが似合うと思った(ブラックボディには CLEAR より BLACK が良い感じ)。

iPhone 3GS with epik case - CLEAR 1


購入方法は、「http://stores.shop.ebay.com/dcmugen__W0QQ_armrsZ1」にアクセスして(お店の URL)、左側の Store Categories から「iPhone 3G」を選択。

すると、色々と iPhone 3G/3GS 用の商品がリストアップされるが、シリコンケースは基本的に以下の2種類で、多く商品欄が出ているのは1個、2個、3個、5個セットを選ぶために区別されている。

・SOFT Crystal Gel Case Skin Cover for Apple iPhone 3G
・SOFT Crystal Gel Hard Case Skin Apple iPhone 3GS 3G S

前者(2009/8上旬現在、2ページ目以降にある)は旧タイプで、後者(2009/8上旬現在、1ページ目にある)が新タイプ。後者には“Hard”という単語が入ってるが、両方購入してみたところ、材質に大きな差はないと感じる。今からなら、“Hard”後者の方を選んだ方が良いと思う。

ちなみに注文時に色の指定欄はなく、色の指定は Paypal 支払い時に「Message to dcmugen88」というボタンがあるので、そこをクリックしてメッセージ欄に自分が欲しい色を書く(指定なしの場合は Black)。

また、Paypal 支払い時に上記のボタンがでない場合や指定し忘れた時には、注文確定後に eBay 内の購入履歴欄から店へメッセージを送ることのできるフォームがあるので、そこから「注文したけど、色の指定は○○と××だからよろしく」みたいなメッセージを送ると、きちんと処理してくれる(私は2回ともそうした)。

もちろん、全て英語で行うことになるが、eBay での注文自体は簡単なものだし、色指定の英語も中学英語以下のレベルで可能だから、そんなに難しく考えずにできる。ヤフオクなどでも同じものを eBay で買うより高値で出ているのを見るけれど、はっきり言ってヤフオクより迅速簡単にできると私は感じるくらいだ。

なお、私が2回注文した経験からは、注文から発送までは3〜4日程度、発送したよ〜というメールが来てから届くまでは4日〜1週間強という感じだった。発送元は香港。封筒に入ってやってくる。

iPhone 3GS with epik RED



(3)Speck Switch Way

Mac のノートユーザーなら知ってる人も多い「SeeThru Hard Shell Case」で有名な Speck の iPhone 3G/3GS 用ベルトポーチ。

iPhone 用ケース Speck Switch Way (1)


Speck | SwitchWay Case for iPhone 3G & iPhone 3GS

Speck と言えば、「SeeThru Hard Shell Case」なのだが、この Switch Way はレザーケースのベルトポーチ。もちろん、Speck は「SeeThru Hard Shell Case」が有名なので、その iPhone 3G/3GS 用もある。

Speck | SeeThru Hard Shell for iPhone 3G & iPhone 3GS

ハードケースによくある2分割式で、下側部分を取り外すと台座になるというギミックが面白い。また、

Speck | CandyShell Case for iPhone 3G & iPhone 3GS

というケースもある。これらのケースはネットで検索すると購入レビューもあるようだが、「SwitchWay」に関しては購入した人が見当たらないので、購入前にベルトポーチが1つくらいは欲しいと思っていたので、買ってみた次第。

この「SwitchWay」ベルトポーチの特徴は、リンク先のページに紹介されているように

縦入れも横入れもできるベルトポーチ


ということにある。片面は

iPhone 用ケース Speck Switch Way (2)


となっていて、もう片面は

iPhone 用ケース Speck Switch Way (3)


となっている。これに iPhone を入れる時は

iPhone 用ケース Speck Switch Way (5)


という縦入れ方式もできるし、

iPhone 用ケース Speck Switch Way (4)


という横入れ方式もでき、どちらの体制でも逆面のクリップでベルトに上手く収めることができる。なかなかのアイデアものである。

ただ、注意すべきは

iPhone は裸の状態でしか入れられない


ということ。iPhone にケースを付けた状態では、この「SwitchWay」ベルトポーチには入らない。「Air ジャケット」のような薄いケースであっても、付けた状態でこれを使うのは無理である。裸の状態では見事にフィットして、出し入れに苦労はないし、入れた状態でガタガタすることもない。

厳密には「Air ジャケット」くらい薄いケースだと入らなくはないのだが、シリコンケースは滑らないこともあってキツキツの状態で押し込むのは苦労するし、出す時にはもっと苦労する。というか、出すのはかなり無理がある。

ということで、この

Speck SwitchWay ケースは裸使い専用


である。なので、私も今は iWood が基本で、気分次第で epik のケースを付け替えているので、この SwitchWay ケースは買ったものの眠ったままになってしまっている。ま、そのうち裸使いに戻ったら、また使うことになる…かな?裸使いでベルトポーチのレザーケースを探してる人には良いケースと思うんだけどね。

ちなみに Speck のサイトでは $34.95 が $17.47 と半額セールをしている(2009/8現在。iPhone 3GS が出る前からセールし続けてる)。きっと売れなかったんだろうな…と思う。また、安いんだけど、FedEx の送料が同じくらいかかるので、トータルとしては $30 以上かかるので、そのあたりは気をつけた方が良いかと。

(後編に続く)

前編からの続き。

(4)アプリの購入量が(無料有料問わず)増えた(^^;)

iPod touch から iPhone 3GS に移行して、電波が届く限り anytime IP reachable な状況になったので、アプリに頼る場面は減るかと思っていたが、確かにオフラインで使える・楽しめるアプリの利用は減った。特にゲームアプリは数多く入れているものの(元から多くない)プレイ時間は激減した。

しかし iPhone 3GS の、あまりにも快適な使用感(主に動作速度、安定感)から

予想以上に汎用的な使い方、コンピューターに使える


ことと

いつもネットに接続できるからこそ、使えるアプリが広がる


わけで、結局アプリのインストールは激増した。AppStore オープンから iPhone 購入前までの1年弱でダウンロードした有料無料アプリの総数は120程度だったが、iPhone 購入後1ヶ月少々経った現在は200を遥かに越えている。

増加ペースはそろそろ落ち着いているが、「iPhone 3GS は十分使える、少なくとも中期的には使い続ける」という判断が下された現在、今まで最高千円程度までに納まっていた有料アプリの単価だが、今後は更なる高額アプリ(2〜3千円レベル)にも手を出していくことになりそうだ。

iPod touch 時代も自宅 LAN の中では IP Reachable だから(寝モバ時を中心に)色々なネットワーク系アプリを愛用してきたし、その中にはオンラインでなくても使えるアプリも多かったが、やっぱり「いつでもオンラインで使ってこそ!」というアプリがほとんどである。

例えば livedoor Reader アプリの「AeroReader」はキャッシュを溜めておけるので、オフラインでも RSS フィードを読むことはできるが、全文がフィードされてない記事を読む時のことや未読処理のことを考えれば、iPhone で使ってこそ、と感じる。

ウェザーニュース」「Wikiamo」「はてな touch」といったアプリも iPod touch 時代からの愛用アプリではあるが、これらもやっぱり“いつでもどこでも使えてこそ”なのは言うまでもない。

Mac や PC から各種ファイルを iPhone に送り込める「AirSharing」のように、anytime IP Reachable になることで使用頻度が減ったアプリもあるが、暇つぶしのゲームアプリ類を除けば、概ね iPhone にすることで、ようやくそれらアプリの本領発揮という感じである。

iPod touch と iPhone は見た目とスペックは似ているが
デバイスとしての方向性、利用形態は全く非なるもの


というのは、iPod touch 時代から判っていたことだが、iPhone 3GS を使い始めて、そのことを改めて感じている。両方使ってきたからこそ、実感することである。

また、初代 iPod touch にはカメラもマイクもスピーカーもなかったから、それらを利用するアプリはスルーだったわけで(初代 iPod touch にはインストールすらできないアプリも多い)、iPhone 3GS にしてからカメラ系のアプリはいくつもダウンロードしているし(有料アプリも)、マイクを利用するソフトも同じである。

もちろん必要とあれば(興味があれば)、有料アプリも購入しているわけだが、

多くのアプリは¥115〜数百円レベルと単価が安いので、つい買ってしまう


というのもある。

千円前後以上のアプリは多少考えてしまうが、¥115、¥230 だったら少々迷っても「ま、いいか」という感じで買ってしまうし、買ってしまえる。それで後悔することはほとんどないのだけど、後から思えば「別に買わなくても良かったよなぁ…」なんて思うジョークアプリもあったりする。それを買わせてしまうのが AppStore の魅力であり魔力であるかもしれない。

そして iPhone 3GS が、携帯電話ではなく携帯コンピューターとして汎用的に使えるという感じが深まっていくとともに、

使うことは滅多にないと思うけど、何かの際には使うかもしれないから
とりあえず入れておくか、というアプリが増えていく(^^;)


ことになる。ちょっと便利かも?と思うだけでインストールしたり、有料アプリを買ったり。

最近は滅多に使わなくなっている「Skype」アプリもそうだし、登録しただけで放置プレイの「facebook」も iPhone なら手軽に使えるから使う機会もあるかも?なんて思って入れているけど、結局使ってない。

iステラ」みたいな千円の有料アプリも、「旅先で夜空を見上げる時に便利かもね−」なんて思って買ってしまってるわけだが、よくよく考えたらそんなことはないわけで(笑)。ま、iステラは見てるだけで和む時もあるから、別に後悔はしていないけど。

そんなわけで、どんどんアプリが増えていく。油断していると、11ページ×16個+4個=計180個インストールできるアプリ限界量の9割近くまでインストールしていたりして、自分でも驚いてしまう。

さすがに、やたらめったらインストールしても容量の無駄遣いだし、使いづらくなるところもあるので、猿のようにインストールしていた時期を過ぎて、徐々に減らしている段階ではあるが、やっぱりアプリへの興味はなかなか尽きない。

特に、有料アプリによっては期間限定で無料になったり、半額、80%OFF セールをやっていたりするから、それに釣られてついつい購入してしまうことも多い。また、試用版という概念がないから(代わりに有料アプリの制限版・試用版を無料アプリとしてリリースしているアプリは多い)、同種のソフトを複数購入して使い比べたり…

そんなわけで、iPhone 3GS 購入後、予想以上に多くのアプリを購入するようになって、それは今も、そして今後も続いていきそうだ…

iPhone 3GS with epik case - CLEAR 1


(5)twitter を再び使うようになった

前項で触れた“iPhone だから手軽にサービスが利用できるだろうと思ってインストールしたアプリ”の一つに、twitter アプリがある。無料 twitter アプリとしては超定番の「TwitterFon」である。facebook と違い、これはよく利用している。

といっても“iPhone を使い始めたから twitter を(再び)使い始めた”わけではなく、iPhone にインストールするアプリを色々と見定めている時に「iPhone なら twitter との相性は抜群に良さそう」と twitter の存在を思い出しただけで、現在 twitter 利用を完全に復活させているが、twitter への投稿は PC からの方が多い。

とはいえ、

twitter と iPhone は素晴らしく相性が良い


のも事実。想像はしていたけれど、いざ使ってみると想像以上に相性抜群だ。

元々 iPhone での文章入力は、長文入力に向かないのは言うまでもない。だから、140文字という制限のある twitter は、むしろ好都合。

そして TwitterFon のように twitpic(twitter 連動型写真投稿・共有サービス)や bit.ly(URL 短縮サービス)と勝手に連動してくれると、twitter 投稿時の添付する写真のアップロードは自動だし、文章に貼った URL の短縮化も自動である(文字数に制限のある twitter に URL 短縮サービスは必須)。

私自身、twitter は2年以上前に一度使っていた時期があるのだが、ここのブログの記事群を見て判るように、短く文章をまとめるのが苦手だから、結局 twitter には合わずに止めて放置していた。その放置していた2年間のあいだに、多くの周辺サービスが始まっていた。

正直、2年前の twitter とは全然印象が違う。

便利な周辺サービスと、こんなに使いやすいアプリがあると、
twitter はなんて使いやすいのだろう!と思ってしまう


くらいだ。

ま、一般的なブログとも SNS とも趣を異にするのは確かなので、合う人は合わない人は未だにあるだろうが、少なくとも以前の twitter ブームで試して離れてしまった人も、現在の iPhone アプリや同様の PC 用クライアントソフトを使えば、印象が変わる可能性はある。

そのせいか、最近は国内でも twitter のトラフィックが増えた、使う人が増えた、という記事を時々目にする。

Twitterとは 国内で“再流行”、一般化の兆しも
Twitter、日本のユーザー伸び率好調も利用時間は米・英より短い

私自身はこれらの記事を目にしていても「今さら twitter なんて…」と思っていたのだけど、iPhone を手にして、twitter 用アプリ「TwitterFon」で大きく印象を変え、再び使い始めることになった(今後もっと多機能なものが欲しくなれば新しい twitter 用アプリを購入する可能性はあるが、無料の TwitterFon も結構多機能で判りやすく快適に使えるので、当分はこのままかな…)。

もっとも、twitter を使い始めたことには、もう一つ理由がある。

1年ほど前、この livedoor Blog とは別に、はてなダイアリーも使い始めたのだが、その理由が

「ちょっとした日記的なことや、新製品メモ的な記事は分離しよう」
「はてなダイアリーを日記スタイルで使えば、それらの投稿記事が無駄に長くならないだろう」

と思ったことだった。

そして、いざ、はてなダイアリーで雑記、日記的なものを始めて見ると、当初は短文の投稿で収まっていたが、徐々にいつもの癖が出て長文投稿が増えてしまっていた。時々思い直すのだが、結局ダラダラと書いてしまう癖(この記事でもそうだけど)は直らず、自分でも何だかなぁ〜という状態になっていた。

そして、そんな状態を打破したいと思っていたところに、iPhone 3GS 導入で twitter のことを思い出し、

「日記、雑記、新製品メモ的なことは、はてなダイアリーを止めて twitter に移行しよう」

ということで、再び積極的に twitter を使い始めたわけだ。twitter なら嫌でも140文字まで。たとえ2〜3回に分けて投稿しても知れている。結果的には、良い方向に向かっている気がしている(といっても、ダラダラと書く癖は直りそうもないが)。

そんなわけで、私の twitter 利用法はあくまでマイクロブログであり、ほとんど誰からもフォローされてないし、フォローもしてない。

まさに私が勝手に tweet するだけ


なので、本来の(or 昨今の)twitter 活用法とは違うだろうが、それもまた良し、と思っている。一応、右サイドバーにリンクは張ってあるので、見ても見なくても勝手にすればいいと思う :)

ま、twitter を本格的に復活させてから

マイクロブログ・メモブログとして使うなら
twitter より Tumblr の方が良かったんじゃね?


と思ったりもしてるので、そのうち Tumblr に変えてしまうかもしれないけれど、今のところは iPhone 3GS 購入をキッカケに twitter 利用を復活させたということで。

TwitterFon on iPhone 3GS


(6)evernote の使用も復活した(けれど…)

もう一つ、“iPhone 導入を機に利用を復活させたウェブサービス”が「evernote」。これを導入した理由は

Mac でも PC でも、さらに iPhone でも
テキスト(メモ)を同期しつつ編集もしたい


ということ。ポイントは「iPhone 側でも編集したい」「パソコン側は Mac でも PC でも」という2点にある。

テキストメモの同期が iPhone と同期する iTunes が入っている PC/Mac とだけで良いなら、標準で入っているメモソフトで同期を行うことができる(Mac ならメールソフトのメモと、PC なら Outlook のメモ)。また Mac となら「BunruiMemo」という有料アプリがある。

とはいえ、こちらは基本的に同期対象が1台であり、当然パソコン間のファイル同期・共有機能を持っていない。とにかく必要なのは iPhone と PC / Mac の同期だけではなく、PC も Mac も iPhone も全てで同期できることだ。

となれば、パソコン間のファイル自動同期サービスがベースにならざるを得ない訳で、Dropbox や、その対抗馬である SugarSync(Dropbox より同期の柔軟度が高い)となる。これらは既にサービス開始当初から愛用していて、文句なしに素晴らしいウェブサービスであることは言うまでもなく、個人的には

マシン間ファイル同期について Dropbox は産業革命みたいなもの


とすら思っている。大げさだと、個人的にはそれくらい画期的だったという意味で。

Windows, Mac, Linux の多くのパソコン、環境を使い分けている身としては、何の細かい設定もせずに極めてスムースに、特に Dropbox は自然にと言っていいくらいのスムースさでファイルの同期、共有が完了する。あまりの楽さ加減に、これらのサービスにはもはや Google 以上に依存してしまっているかもしれない。

そういう状況の中で“携帯型コンピューター”である iPhone 3GS を使い始めると当然、「iPhone でもパソコンで同期・共有しているファイルを見たい、編集したい」「Dropbox, SugarSync で同期しているファイルを閲覧・編集隊」となる。

しかし残念ながら、現状は

Dropbox も SugarSync も、iPhone からは
同期しているファイルを閲覧することはできても、編集はできない


という状況にある。Dropbox はウェブサイトへ iPhone でアクセスしてログインすれば、同期・共有しているファイルを iPhone に最適化した形で閲覧はできるが(対応ファイル形式のみ)、テキストファイルですら編集はできない。

SugarSync はウァブアプリではなく、いち早く「SugarSync」アプリ(無料)をリリースしているが、こちらも編集作業はできない。iPhone で撮影した写真を同期対象に含めることは可能だが、既存ファイルの編集はテキストファイルも含めて不可能である(閲覧も当然、対応ファイル形式のみ)。

Dropbox も近々 iPhone アプリをリリースするということだが、Dropbox からのメールその他の情報で知る限り、こちらも SugarSync 同様に、同期・共有ファイルの閲覧(対応ファイル形式のみ)と iPhone で撮影した写真の共有機能くらいで、どうやら編集はできないようだ。

となれば、別の方法を考えなければならない。

パソコン側におけるローカルファイルの同期を諦めれば、Google Docs を使うことでメモの共有は可能だ。「iNote」「RainbowNote」のように、メモ帳アプリの中には GoogleDocs とファイルのインポート・エクスポート機能を持っているものがあるから、それを使えばメモの共有はできる。実際、私は iNote を購入して使っている(iNote にした理由は、多機能よりアプリ起動の速さを取ったから)。

が、Dropbox や SugarSync の楽さ加減に慣れてしまった今は、いちいちインポート・エクスポートも面倒くさい。自動同期が無理でも、いちいちインポート・エクスポートではなく、ボタン1発程度で同期してくれないものか…

そこで思い出したのが evernote。Dopbox や SugarSync のようなローカルファイル同期型ではなく専用クライアントで閲覧・編集する方式だが、オフラインの時にも使えるし、テキストのみならず、画像も同期・共有してくれる。また、evernote はウェブクリップを簡単に取って同期・共有できるのが大きな特徴である。

そして evernote には Mac, Windows 用クライアントに加えて、「evernote」アプリが用意されており、

evernote だと iPhone 上で共有・同期しているテキストファイルの編集も可能
(勿論それだけでなく、iPhoneで撮影した写真などを同期・共有することも可能)


ということで、「これなら iPhone, Mac, PC で同期を取りながらテキスト編集が自在にできる!」と思って、サービス開始当初に試した後は放置していた evernote を久々にログインして使い始めた。

Dropbox のようなスムースな同期ではなく、パソコンでも専用クライアントが必要という、理想とは若干異なる形態だが、ベストではなくともベターな選択肢、解決策として使えるだろうと。

しかし、世の中そうは甘くなかった。確かにサービス内容だけを見れば自分が欲してるものはあるし、確かに実現できている。しかし、ちょっと使い始めて思い出した。

Windows 用 evernote クライアントソフトの使いづらさは異常


いや〜1年以上経って、少しはまともになってるかと思ったら、酷いのは相変わらずだ。激重いわ、使いづらいわ、で、どうせーっちゅうねん、という感じ。まともな人間が使いたくなるソフトとは思えない。高速な PC とフルHD以上の解像度な画面なら多少は使えるが、そんな条件を前提にされても困るしねぇ。

Mac 用クライアントソフトはかなりマシで(Windows 用クライアントとは見た目からして全く違うし、使い勝手も全く異なる)、我慢すれば使えるレベルにあるが、テキスト編集している間にバックグラウンド処理などでテキストフォーカスが入力部分から外れてしまうなど、イライラさせてくれる挙動はやっぱりある。

パソコン用クライアントソフトがこうだから、iPhone 用アプリも鈍重である。メモソフトとしてサクッと起動して編集というわけには全くいかないし、同期取って iPhone 上で編集となると、まぁちょい待たされる。ただ、基本的にメモ帳ソフトではなく、マルチメディアメモ同期・共有ソフトと思えば、我慢できる。

やっぱり問題は Windows クライアントと同期のダメさ。例えば同一ファイルを、複数のクライアントで同一タイミングで(同期するまでの間で)編集した場合、当然コンフリクト処理が必要になるわけだが、evernote ではそれを放棄してしまってる。

Dropbox のように「同じファイルを2箇所で同時に編集しているから、ファイル名を変えて二重保存しておくから、てめーで何とかしやがれ」という措置で十分なのに、それすらしないとはふざけてんのか?と思う。同期に関しては同期タイミングもリアルタイムにはできないし、同期速度もモッサリ過ぎる。

希望を持って使い始めたのだが今イチすぎて、かといって他に良さげなものもないし(evernote と同じようなレベルならともかく…)、どうしようもなくて、とりあえず evernote を暫定的に、でも当初予定していたことよりはかなり縮小して使っている。

本当は Dropbox や evernote の iPhone アプリで、テキストファイルくらい編集できるようになればベスト、なのであるが、すぐには期待薄だしねぇ…

そんなわけで twitter 同様に evernote も iPhone をキッカケに再び使い始めたけれど、evernote の方は不満いっぱい(主に iPhone 以外の点で)。PC / Mac / iPhone の間を自由にリアルタイム同期できるテキストメモの道は、まだまだ遠そうである。




といった感じで、ダラダラと2回にも記事を分けて、「iPhone 3GS を手にして変わったこと」を書いてきた。何度も書いてきたように、既に自分にとってなくてはならないものになっている。

もちろん、iPhone を手にしたくらいで生活が激変なんてことはない。ないけれど、便利になったことも多いし、いくらまだ旧来のケータイに依存している部分があるとはいえ、今どちらかを選ばねばならない、と言われれば当然 iPhone 3GS になるくらいは、意識が変わっている。

ただ、それと同時に、この1ヶ月少々は iPhone 絡みで細々とした無駄遣いもした。アプリの購入もそうだけど、ケースやモバイルバッテリー、Bluetooth レシーバーなどで、4万近くは散財しているだろう。もっとも、それを後悔はしていないし(むしろ満足している購入物が多い)、今後はもう控えめになっていくだろう。

ま、その辺の無駄遣い?については、まだいずれ…

「iPhoneを使うようになって変わったこと」というスレが某所にあるわけだが、個人的に iPhone 3GS 購入後に変わったことをチラ裏代わりに書いてみることにする。購入前に予想していたこともあるし、予想してなかったこともある。

(1)ドコモのケータイをほとんど使わなくなった(が、使うこともまだある)

これは予想通りであり、予定通りである。iPhone 3GS 購入後、ドコモのケータイで使うのは、

・モバイルSuica
・ドコモにかかってくる一部の電話・メールの応対
・一部の(予約その他でどうしても必要な)imode サイト

のみである。特に移行後、予想外の事態は起きてなく、全て予定通り、予想通りの範囲に収まっている。

唯一予想外と言えば、予想以上に普段使いの携帯としての iPhone の比重が大きくなっていることだが、先日の記事で書いたように、長期的なスパンでの電話番号、メールアドレスの告知をどうするか、まだ完全な結論が出ていないので仕事を中心にドコモがメインである。

が、仕事の場合は PC メールが中心でもあるし、iPhone +転送メール利用によって PC メールもリアルタイムに近い状態で着信が判ることも多いので、現在のままでもさして不便を感じてない。

未だに使うことのある imode サイトは、JAL、エクスプレス予約(JR東海の新幹線)、銀行関係、そして業務関連。

JAL に関しては iPhone から PC サイト経由で行えるため、ほとんど使うことはないし、今後もそう使う機会はないと思うが、imode サイトの方が素早くできるのも事実で、状況によっては使うこともあるかと。

問題は、新幹線のエクスプレス予約が iPhone ではできない(PC サイトでのログインに問題がある)こと。ただ、それくらいは imode で行うのも仕方ないと思っている。iPhone は万能ではないし、iPhone だけしか持てないならともかく、2台持ちしているのだから(パケ代が抑えられる範囲で)便利な方を使い分けすれば良いかと。

ちなみに、エクスプレス予約も JAL のケータイサイトも iPhone からアクセスできるようにする非公式アプリがあるのだが、上記の理由で現状それらを使うほどの必要性は感じていない。将来的には非公式有料アプリを使う可能性(特にエクスプレス予約)はあるが、今はまだない。

JAL予約 (iTunes URL)
EX予約ブラウザ (iTunes URL)
Rapidy新幹線予約 (iTunes URL)

銀行関係については、振り込み作業が PC から作業するよりケータイから行う方が断然素早く行うことができるため、当分ケータイサイトを使うだろうと思う。特に出先で、となると PC からだと乱数表が必要になることもあるので、事実上不可能なこともある。

最後に業務関連だが、一般的にケータイサイトの制作に携わることはないのだが、一部業務で実機確認を行う必要性が出てくる場合もあって、月に何度かはテストを行うこともある。が、これはどうしようもない。

いずれにせよ、パケホーダイからパケホーダイ・ダブルに変更した7月からは、i-mode の画像表示設定を通常は OFF にしているので、それらのケータイサイトを使っていても、さほどパケ代はかかっておらず、7月は予定通りパケホーダイ・ダブルの最低料金に収まった。

また、おサイフケータイとして、モバイルSuica やヨドバシポイントのアプリも使い、モバイルSuica のチャージ時にパケット代はかかるわけだが、こちらも特にパケット代が多くかかることはないので、問題なく推移している。

というわけで、7月は

・JAL のケータイサイトを2〜3回
・エクスプレス予約を2回
・銀行の入出金チェックを数回、振り込み1回
・モバイルSuica チャージ1回
・カウントダウントレイン-P(時刻表 iアプリ)のデーター更新3駅分
・業務関連のケータイサイトのチェックを何回か
・i-mode メール10通ほど

を行ったが、なんとかパケホーダイ・ダブルの最低料金に収まった。

この分だと今後も、パケホーダイ・ダブルの最低料金で収まるか、多少オーバーしてもせいぜい千円くらいまでに収まりそうで、大幅にオーバーすることはなさそうである。よって、購入前に書いた“取らぬ狸の皮算用”どおり、

ドコモのパケホーダイ料金を同ダブルに変えて
ドコモに支払う代金を削減した分+αで iPhone を維持できる


という当初の目論見通りに推移できそうである。

捕らぬ狸の皮算用を元に iPhone 3G S を予約した

こういう状況なので、ドコモや au を使っていてエリアの問題がある人、おサイフケータイなどが必要な人も、パケット代を最小限ないし、それなりに抑え込むことが可能ならば、パケホーダイの料金分(+α)の月額料金で iPhone 3GS を維持できると思う(iPhone 3GS 代金を一括払いする場合)。

iPhone 3GS with iWood 1


(2)フリック入力を使い始めて慣れた(&文章入力を iPhone で行うようになった)

1年前の iPhone OS 2.0 で搭載されたフリック入力だが、3GS 購入まで一切使わなかった。もちろん、昨年フリック入力が搭載された時に初代 iPod touch で試したことはあるのだが、使いやすいとは全く思わなかった。よって、それまで同様 QWERTY 配列のフルキーボードで日本語入力をしていた。

初代 iPod touch(iPhone 3G も同じ性能)での日本語入力に関しては、色々工夫しても、OS のバージョンアップで色々改善されても、やっぱり日本語変換時にもたつき感があって、小気味良く入力できるものではなかった。そのため、フリック云々以前に、文章入力はどうしても仕方ない時を除いて行ってこなかった。

しかし、iPhone 3GS では処理速度が一気にアップしたため、日本語入力もほとんどストレスがないレベルになった。と同時に、1年前は大して良いとは思わなかったフリック入力に再度チャレンジしてみると十分使える、むしろ QWERTY 配列のフルキーボード入力より楽に感じるものになっていた。

ちなみにフリック入力について判らない人は、以下の YouTube 映像を見てもらえれば、どういう入力方式か判ると思う。





ケータイで一般的なテンキーがタッチパネル上で再現されているのだが、ケータイのように1つのキーを連続タッチして「あ→い→う→え→お」と切り替えるのではなく、「あ」の上下左右に指をスライドすることで「い、う、え、お」を入力する方式である。

もちろん慣れは必要とするが、それは何でも同じである。それに

食わず嫌いに近かった私も実際に慣れてみると、
タッチパネルだとフリック入力は極めて合理的な入力方法だと実感


した。購入後1ヶ月少々経って、短文のメール書きや twitter への投稿くらいは全く苦にならなくなっている。おまけに

いざ踏み出すと、慣れるのに意外と時間はかからなかったし
慣れると普通のケータイで入力するより疲れが少ないかも?


と感じている。“指で押す”という動作がほとんどないので、その分負担が少ないのかもしれない。QWERTY 配列のフルキーボード入力はともかく、少なくともケータイ打ちでの入力にはもう戻りたくない、というのがフリック入力を使い始めて1ヶ月の、今の私である。

とはいえ、

フリック入力が快適なのは、3GS の処理速度があってこそ


なのも事実。今でも初代 iPod touch を使うことはあって、その際にフリック入力をすることも稀にあるのだが、やはり処理速度の遅さゆえに入力時の反応が鈍く、ストレスが溜まる。フリック入力に慣れた今でも、初代 iPod touch(旧 iPhone 3G と同等性能)では、文章入力をしたいとは思わない。

また、フリック入力でも英文入力は可能なのだが、一単語程度の入力ならともかく、それ以上になると私は QWERTY 配列の英語キーボードに切り替えて入力した方が速い(PC と同じ QWERTY 配列に慣れているからだろう)。入力方法の切り替えは一発なので、そのあたりは適宜切り替える方が理に適ってると感じる。

そんなわけで、iPhone 3GS を購入して数日後からフリック入力に再チャレンジし、数日である程度慣れてしまってからは、QWERTY 配列の日本語キーボードは使わないことに決めて、設定→一般→キーボード→各国のキーボード→日本語から、フルキーボードをオフにしている。

過去の経験上、使わないキーボードはオフにしておいた方がシステムが軽くなるのが判っているので、現在は日本語のテンキー、絵文字、英語のキーボードのみにしている。

何はともあれ

フリック入力に抵抗がある人も 3GS なら慣れてみる価値あり


と自信を持って言える昨今である。

iPhone 3GS with VAIO type P at a Cafe


(3)VAIO type P を使う機会が多少減った。でも iPhone 3GS と VAIO type P は良きパートナー

仕事柄、出かける時にノートパソコンは欠かせない私。近所に買い物程度ならともかく、半日以上出かけるなら、何か緊急対応をしなければならない事態が発生した時のために(そんなことは滅多にないのだが)、いつもノートパソコンを携帯していた。

そんな状況において、今年初めの VAIO type P の登場は、その負担を大きく軽減した。超軽量薄型なのに長文タイピングも何とかこなせる type P は救世主のような存在で、この半年、常に自分とともにあったと言って良い。

そんな中での iPhone 3GS 購入。そして予想以上に iPhone 3GS の出来が良かった。

・PC サイトの閲覧に関しては問題なくこなし、
・VPN は使えるし、ssh や VNC のアプリは揃っているし(これらは昨年から使っていた)、
・前項で書いたように最低限の入力作業ならこなせるレベル

ということで、外出先の PC ブラウジングやメールチェック&最低限の返信、さらには最低限の緊急対応もできなくはない(あくまで、できなくはないレベルだが)と感じさせるものだった。

そんなこともあって、VAIO type P を持ち出す機会は減った。減ったと言っても後述するように、その減った回数は多くない。けれど、半日〜1日プライベートで出かける場合には、今まで鞄の隅に入れていた VAIO type P を入れないことも出てきた。そのくらいの間ならノートパソコンがなくても何とかなりそう、と思えるようになったからだ。

また、先日北海道へ行った際に「iPhone 3GS があったお陰で、いつもなら確実に旅先で開く VAIO type P を全然開くことがなかった」と書いたけれど、今後もプライベートな旅では「VAIO type P を持っていったけれど使わなかった」ということがあるだろうと思う。

少なくとも仕事に関わる事態が発生せず、写真データーをバックアップする必要性がなければ、VAIO type P を開かないこともあるだろうなぁ…と思う。それほど iPhone 3GS は、ノートPC で賄ってきたことの一部を代替できる。

もちろん、本気で写真撮りをしていれば、ホテルに戻ってポータブル SSD に写真データーをバックアップする作業が必要になるから VAIO type P を使うことになるだろうし、それがなくても日帰りでない旅でノートPC を持って行かない選択肢は私にはない(もちろん、出張ならメインノートPC たる MacBook Pro を持って出るのは必須)。

しかし、五箇山・白川郷へ日帰りドライブした際のように、「今日は VAIO type P を持って行っても使うことはないな」と思える日帰りの遊びなどでは、今までのように「念のために…」と思わず、気兼ねなくノートPC を置いていけるようになったことは、私にとって大きい。

仕事の緊急対応に関しては油断できないとしても、VAIO type UX を携帯用ノートPC として持ち出して使っていたことを思えば、iPhone 3GS の方がずっとスムースに色々とこなせる気がしている。

そんなわけで

VAIO type P 導入に続いて iPhone 3GS 導入と
今年は大きく自分のモバイル体制が変わった年になった


そう実感する昨今である。

もっとも、VAIO type P を持ち出したり、旅先で使う機会は多少減ったけれど、実のところトータルで見れば、VAIO type P を持ち出す機会はそう減ってはいないのも事実。

旅行やドライブ時には色々変わったこともあるけれど、京阪神内へ所用で出かける時、買い物に出かける時は、MacBook Pro を持ち出していなければ、VAIO type P を持って出ることがほとんどである。それはまぁ当然と言えば当然で、

タイピングやプログラミングは最低でも VAIO type P


なのだから、出先である程度タイピングする作業をする可能性があれば、やはり VAIO type P は持ち出したい。別に仕事でなくても、今これを出先のカフェで書いているように、ちょっと空き時間に type P を広げてタイプする、的な作業をする可能性があれば、VAIO type P は欠かせない。

前述したように、VAIO type P はほとんど持ち出すのが苦にならないレベルの軽量薄型なノートPC だから、無理して持ち出す感覚もないし、負担とも感じない。だから、iPhone 3GS 導入後も気兼ねなく持ち出している。

iPhone 3GS 購入後、VAIO type P を持ち出さない、使わない場面は出てきたけれど、決して VAIO type P の良さは消えることがないし、相変わらず愛用もしている。つまり

  • 出先でちょっと PC サイトを使いたくなるような時に VAIO type P を開くことはなくなった

  • ちょっとしたメールを iPhone 3GS でするのも問題ないし、twitter やブログの投稿なら iPhone 3GS の方が楽な場合もあるくらい

  • けれど、VAIO type P の真骨頂である「このサイズ、重量で、きちんとタイピングできる」という良さは iPhone が逆立ちしても敵わない

  • ちょっとでもタイピングする可能性があるなら VAIO type P も持って出る。


というわけで、

iPhone 3GS と VAIO type P は相互補完できる極めて良い相棒


と感じている。どちらも超軽量のコンピューターとして素晴らしいものを持っているしね。本当に、本当に、数年前を考えれば隔世の感がある。良い世の中になったものだ…と、つくづく思う。

(長くなったので、以下後編に続く

iPhone 3GS についてしばらく何も書いてなかったので、1ヶ月経った感想でも書くかと思ったが、正直特筆するようなことがなかったりする。あまりになさすぎて、特に何も書いてこなかった。書いても、ありきたりのことしか書けない。

かといって、もちろん iPhone 3GS を買ったのが失敗とか、あまり使ってないなんてことはなく、真逆である。もはや iPhone 3GS があるのが当たり前になっているし、

予想通り、自分にとってなくてはならないツールの一つになった


そんなこの1ヶ月である。

E-P1 のように良い点もあるが、不満点も多いものなら色々と書きたいことは出てくるし、色々試してみてその結果を考えるべきものがあれば、それもまた記事のネタになるが、iPhone 3GS に関してはほとんど不満点がない。

もちろん不満点が全くないわけじゃないが、非常に細かいところであって大勢には何ら影響のない、自分にとっては些細なものである。それゆえに記事にしにくい。賞賛一辺倒の記事は既に書いているし。

これが Windows Mobile 機から移行 or 併用するユーザーなど、初めての iPhone OS ならば色々と不満点は出てくるのだろうが、幸か不幸か初代 iPod touch を発売直後から使っているだけに、iPhone OS に慣れきってる。アプリが追加ができなかったり、日本語入力が酷かった時代を知ってるだけに、この2年での進歩具合は隔世の感がある。

それに加えて iPhone 3GS は、初代 iPod touch や先代 iPhone と比べて、あらゆるレスポンスが速く(過去色々使ってものと比べてもトップクラスだろう)、メモリ倍増のおかげで今まであったシステムの不安定さが皆無に近いレベルまで解消された状況では、不満の言いようがない。

iPhone 3GS at a Cafe


そんな中で

唯一不満と言えば、やはり電波の入り具合


である。これは iPhone 3GS への不満というわけではなく、iPhone をリリースしているソフトバンクというキャリアへの不満であるが、予想はしていたものの、やっぱりこの点だけは多少不満を感じざるを得ない。

と言っても、そう頻繁に不満を感じることはない。日常的に移動する京阪神地区や都内はハイスピードエリアであり、ほとんどの状況では電波がそれなりに入り、なおかつ十分な速度が出る。電車移動中に電波状況が一時的に悪くなることがしばしばあっても、短気な私が苛つくほどではない。自宅内でも電波状況は、まずまず良好。

さらに、予想していたソフトバンクの電波状況に対する不安材料の一つとして、地方、特に山間部での電波の入りの悪さは不安だったけれども、それに関しては思ったほどではなかった。少なくとも現状では、そう感じている。

ドコモと違ってハイスピードエリアの狭さを感じることは少なくないが、地方や山間部で「ここで入らんか〜」と嘆くようなことはなかった。むしろ、北海道なんかでは日高の山の中をドライブしていて、R274(石勝樹海ロード)や R38(狩勝国道)といった人里離れた山岳国道を走っていても、ほとんど圏外にならなかったことに驚いたくらいだ(同乗者が使っていた)。

もちろん、美瑛の丘の陰で一時的に圏外になったり、R156 で五箇山・白川郷から御母衣ダムやひるがの高原を通って、山沿いを庄川や長良川沿いに南下する時に時々圏外になることもあったが、「ここで圏外になっても、まぁ仕方ないわ」と思える箇所ばかりであり、地方で電波の入り自体に不満を感じたことは今のところ、ない。

それよりもむしろ

都心部での電波状況の不安定さ、
特にビル内、地下街でしばしば圏外になることが多々ある


のが気になるし、いささか閉口気味。以前も書いたが、ソフトバンク以外のキャリア、emobile ですらバリ3なのに、ソフトバンクだけ圏外ということもあって、それは一度や二度ではなかった。当初は驚いたが、今ではまたか…という感じだ。

もちろん、ちょっと移動すれば電波状況は改善されるのだが、カフェやレストランの中など、ここで使いたいと思うところで圏外になってしまうのは辛いところだ。大阪駅構内ですら圏外と電波1〜2本をウロウロする場所がある(まともにネット接続できない)のは、さすがに信じがたいことだったが現実だ。

iPhone 3GS Speed Test@大阪駅1
大阪駅構内だとラッシュ時でも通常はこのくらいの速度が出る

iPhone 3GS Speed Test@大阪駅2
しかし場所によっては電波が何とか入って、この程度というところも
(このすぐ近くでは圏外になる)


一部には、iPhone では(電波の回り込みが断然優位な)800MHz 帯域が使えないからドコモでも FOMA プラスエリアを除けばソフトバンクと変わらないなどとアホなことを言う人もいるようだが、都心部でドコモがハイスピードエリアの速度が出ない状況がほとんどないことを考えると、帯域の問題ではなく単にソフトバンクがこまめにアンテナを立てられていないだけ、ということを感じる。

ま、この点も覚悟していたからある程度予想の範囲内ではあるけれど、不満なのは変わりない。改善を望みたいところだが、ソフトバンクは債務解消優先でアンテナ建設への投資は最小限のようだから、地方でのハイスピードエリア拡大とともに、あまり期待はできないところだ。

また、ハイスピードエリアについては(ソフトバンクと比べると圧倒的に広い)他社と比較されるのが困るせいか、ソフトバンクは未だにハイスピードエリアを公表していないのだが、狭いなら狭いなりでいいから(今さらソフトバンクのエリアの狭さは周知の事実だろう)、きちんと公表してくて欲しいと思う。判っていれば、こちらとしても行く場所に応じて覚悟なり対策なりできるのだから。


とまぁ、iPhone というかソフトバンクの電波状況については不満を感じるが、

少々電波状況に不満があっても
iPhone の良さが大きく減じられるものではない


のも事実。そして電波状況さえ良ければ、これほど手軽で快適なネット端末もないと思える。ぶっちゃけ、ネットブックでネットブラウズするより楽と感じることもあるくらいだ(もちろん、いつもでなく限られた状況での話)。

そんなわけで、以前の記事でも書いたように、まさに「ハードとソフトのベストバランスなデバイス」として愛用しているし、この愛用加減は長く続きそうである。そして概ね予想通りであるが、一部では予想以上なこともある。それは…

iPhone を新規で買ったけれど、MNP しても良かったかな?


ということ。先のような電波状況の問題があっても、ちょっと今はそう思ったりする。

エリアの問題、キャリアに対する信頼性のこともあって、iPhone 購入前は「通話に使うメインの携帯はドコモのままにする」というのは絶対事項だったし、「いくら iPhone を買うとはいえ、ソフトバンクに MNP とか有り得ねぇ」とか思っていたが、いざ iPhone を使い始めて、そして iPhone ばっかり使っていると、旧来の P905i を2個持ちするのが面倒に感じる時がある。

無論、エリアの狭さその他の問題を考えると、仕事柄、緊急連絡が存在する私としてはドコモの携帯を持たない選択肢はない。ソフトバンクのみなんて絶対に有り得ない。

ないけれど、本来あまり使用する予定のなかった iPhone の電話番号やメールアドレスを告知する範囲を徐々に広げている(というか iPhone がメインになりつつあるので広げざるを得なくなってる)状況を考えると、

  • 今まで使ってきた電話番号を MNP して iPhone にする

  • 新規でドコモを契約して、そちらの電話番号を緊急連絡が必要な人たちだけに告知する


という方が手間がなかったような…?と思うのだ。

いくらソフトバンクの電波状況が良くないとはいえ、概ね通常の行動半径では電波が入るし、ビル内とか地下街で一時的に入らない場所やソフトバンクの電波が入らない山間部へ立ち入る時に、どうしても緊急連絡が必要な人は限られているから、iPhone とは別に2台目を持って行くにしても、むしろ完全にサブ携帯として扱えるようにすれば良かったかな?と、今にして思う。

ま、そう思っていても、長く維持している/これからもするであろうメインの電話番号をソフトバンクに預けるというのは、どうにも心理的な抵抗があるのも事実だが(笑)

ただ、今後も iPhone を気に入って使い続けていくとしたら、次に iPhone の後継機種を購入する時には、

  • ドコモで使い続けている電話番号を MNP して新しい iPhone を購入する

  • 現在の iPhone の電話番号を MNP してドコモに移行 or 現在の iPhone で使ってる回線を解約して、ドコモで新規契約


にしても良いかもしれないなぁ…と思っていたりする。

実際には、そうするとなると、携帯メールアドレスの告知が改めて必要になるから、その辺も色々と考える必要があって、今の iPhone のメアドなり携帯電話番号の告知もそのあたり込みで考えないとなぁ…と悩ましい昨今である。携帯電話を変える度にサクサクと番号もメアドも変える人もいるが、そんなことはできないしねぇ。

いずれにせよ、それはまだ当分先の話。でも、そんな当分先の話まで考えてしまうくらい、気に入って、そして必須のツールになっている私の iPhone 3GS だったりする。

「コンピューター、ソフトなければ、ただの箱」 パソコンという言葉がなかった更に昔、ハードウェアが主でソフトウェアが従であった時代から、そう言われていた。翻って現在。完全に主役はソフトウェアとなって、多くのハードウェアはソフトウェアの入れ物になりつつある。

それでもハードウェアとソフトウェアは、コンピューターの両輪である。目的をこなすために使用するソフトウェアと、それを動かすためのハードウェア。時にそれがアンバランスになりながらも、時にベストバランスなデバイスを生むことがある。

昨年来のネットブック・ブームにしても、単にネットブックが低価格というだけでなく、低価格でありながらもネット利用やそこそこのオフィス利用をこなすのに十分な性能が提供されていたことに尽きる。枯れた、今となっては比較的軽い Windows XP という OS と、その Windows XP やブラウザ、オフィスソフトを動かすのに必要十分なハードウェア性能。

それらのバランスが非常に良く整えられたのが、昨年の Asustek EeePC 901-X、MSI Wind Notebook 以降の(いわゆる第2世代)ネットブックであり、だからこそ広く売れることになったのだろうと思っている。

物理的な制約上、ソフトウェアが要求する性能にハードウェアが追いつかないという状況がしばしば発生したノートパソコンだが、時にベストバランス、利用形態を考えるとベストに近い製品が誕生し、それらは名機と呼ばれてきたし、名機を多く生み出すことのできる土壌が整った時代が存在した。

反面、ノートパソコンより遙かに制約が多かった PDA(携帯情報端末)、その現代版のスマートフォンの歴史は、ノートパソコン以上にソフトウェアが要求するものにハードウェアが追いつくことが難しかった歴史でもある。

PDA の祖である Newton は MacExpo/Tokyo(とその後のオフ会)でしか使ってみたことがなかったが、快適にサクサク使えるというものでなかったことは覚えている。2代目 Palm、Palm Professional(で良かったっけな?)を使っていたが(今も持ってるけど)、当時でもやや大柄で無骨なサイズで、動作も実用にはなるけどキビキビという感じではなかった記憶がある。

自分にとって本当の「携帯」情報端末になったのは、Palm V だった(某HF氏から譲ってもらったものだ)。今見ても小さくスリムで格好良いデザインで、キビキビと動くほどではなかったものの(特に日本語を扱うと)、胸ポケットでも尻ポケットでも楽に入るサイズで、実用的に情報を携帯できるデバイスだった。個人的には、今なお愛すべき存在だ。

その後 Palm は進化し、Visor や CLIE という派生系も登場し、カラー化、多機能化への道を進んでいき、私もいくつかを手にした。方や MS-DOS ベースのモバイルギアに始まって、Windows CE ベースのデバイスも初代 iPAQ から各種モバイルギアなど、いくつも手にして、いくつかはそれなりの愛着は持ったものの、Palm V ほどの携帯性と実用性を兼ね備えたものにはならなかった。

それがようやく変化したのは、初代 iPod touch を手にした時だった。

現地の製品発表直後、午前4時に Apple Store のオンラインショップに突撃して予約したものの、「別にビデオなんて見ないしなぁ…」ということで一度は予約をキャンセルしたのだが、結局発売直後に入手、そして自分にとっては、ようやく Palm V 以来の“携帯情報端末”になり得るものと感じ、iPhone 3GS 購入まで、そして今でもサブ機として愛用している。

ただ、長年の月日は PDA が昔の PDA でなくなり、情報端末はネット端末としての素養を要求される。その中で初代 iPod touch、ひいては iPhone 3G は、いささかハードウェア能力が不足気味だった。

単純に iPod +αとして使うだけなら十分でも、ネット端末として Safari であちこちウェブサーフしたり、アプリが配布されて色々とできるようになってくると、(安定性も含めて)もう少し足りない…そう思うことは少なくなかった。

昨年 iPhone 3G を購入するのに踏み切れなかったのも、ソフトバンクは…という思いだけでなく、そういった面と価格・維持コストとのバランスが微妙に感じていたからでもあった。

しかし、iPhone 3GS は違った。手にして実際に使ってみて、すぐに感じられるものがあった。

ソフトウェアにハードウェア性能が追いついた!


追いつき、そしてやや追い越して余裕があるのが iPhone 3GS。それゆえに、使い心地が段違いに違う。単純なスペック比較では計り知れないほどに違った。

iPod touch も iPhone 3GS に先んじて OS 3.0 にアップデートしていたから、できることは(ハードウェアにおける違いを別にすれば)同じなのだが、

同じことができることと、ストレスなくできることの大きな差


を、これほど感じたことは何時以来だろうか?と思うくらいの体験だ。そして2週間使ってきて実感することは、

極めて安定して、安心して使えるデバイスになった


ということ。Safari が全く落ちなくなったわけじゃないが、iPod touch / iPhone 3G 世代に比べれば圧倒的に安定していて、何の不安もなく使える。だからこそ、ようやく、モバイルデバイス好きや新しい物好きじゃない普通の人にも、興味があれば勧められるものになった。

もちろん、iPhone 3GS および iPhone OS 3.0 に欠点がないわけじゃない。ないわけじゃないけれど、ハードウェアとソフトウェアのベストバランスによる使い心地の良さが、それらの欠点を些末に感じさせてくれる。

今後、iPhone OS は更に進化して多機能化していくだろう。ハードウェアの性能も上がるだろうが、このベストバランスが続くかどうかは判らない。過去にベストバランスなデバイスがモデルチェンジして、そうでなくなった事例は少なくない。だからこそ、

今の iPhone 3GS における
ハードウェアとソフトウェアのベストバランスを心から歓迎したい


Palm V から長い月日が経って、ようやく Palm V と並ぶだけの愛着を得られそうなデバイスを手にすることができたと思う。Palm V よりちょっと大きいけれど、できること、得られることは遙かに広い。

そして、初代 Dynabook からノートパソコンが常に傍らにないと不安だった私にとって

初めてノートパソコンから一部の役割を委譲できる携帯デバイス


になった。初代 iPod touch / iPhone 3G の処理能力では、ブラウジングするのにも多少の我慢を強いられていた。特定のサイトならともかく、一般のパソコン用ウェブサイトを見て回るのには(Safari の不安定性も含めて)ストレスが溜まり、ノートパソコンが使えるならノートパソコンを使いたいと思っていたし、実際そうしてきた。

けれど、iPhone 3GS のハードウェア性能と iPhone OS 3.0 のソフトウェアの成熟度は、

長文タイピングしないのなら VAIO type P すら要らないかな…


と感じさせるものだった。実際、先日の北海道行きでは結局 VAIO type P を使うことは一度もなかった。今までの私には有り得ないことだった。

無論、まともなタイピングができるのに持ち歩くのが苦にならないノートパソコンである VAIO type P は、今後も自分が出かける際には常に共にあるだろう。タイピングを含む何かを創る作業をするには iPhone 3GS は荷が重いし、iPhone 3GS はそういうデバイスではない。この記事も出先の合間に type P で書いているわけだしね…

けれど、iPhone 3GS の使い勝手の良さが、ここまで影響を及ぼすとは全く予想してなかった。それほどまでに iPhone 3GS は馴染む。携帯情報端末として、情報の受けに関してはもう iPhone 3GS で十分になったし、情報の作成もかなりの部分がこなせる。

もちろん、これらのことは私における経験と実感であるが、私が背中を押して iPhone 3GS を購入することになった人(現在3名)も、少なからずそういう傾向にあるようだ。各自の中でのノートパソコンの比重がグッと下がった、と。

iPhone OS 3.0 というソフトウェアが提供する世界を、快適に使えるようにした iPhone 3GS のハードウェア性能。まさにベストバランス。本当に手にして良かったと思える2週間だった。

PC-NJ70A with iPhone 3GS

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