やや引き伸ばし気味に続けてきた“お買い物ベスト10”も最後、ベスト3。前回から数日空いてしまって、大晦日も大晦日、今年2009年もあと10時間少々になってからの更新になってしまいました。
ここまで引っ張るつもりはなかったのですが、出張していたり、天皇杯準決勝@国立競技場にガンバの応援に行っていたりでバタバタしていて記事を書いている時間がありませんでした…
でもまぁ、今年のベスト3に関しては悩むことなく、最初から決まっていたようなものです。少なくともベスト3のうちの2つは、随分前から確実に今年のお買い物ベストを争うものだと確定してましたしね。
第3位 ソニー VAIO type P
お買い物評価 92点 (製品評価としては94点)
SONY VAIO typeP P50 XP Home WWAN クリスタルホワイト VGN-P50/W
(XP モデルなら HDD でも実用になる速度で動き、6万円未満で購入できるのは魅力)
人気沸騰で品不足の喧騒も今は昔と感じられる VAIO type P だが、発表されたのは今年1月、まだ松の内が終わるか終わらないかの頃、2009年の商品だった。色々な商品が出て type P のインパクトも薄れたし、私自身 MacBook Air を購入して type P の稼働率、持ち出し率は大きく減ったけれど、今年を振り返る上で忘れてはいけないエポックメイキングな製品。
ここ5〜6年メインノート PC は軽さより性能を重視してきた私にとって、VAIO type P を購入して愛用して軽さ薄さの魅力を再認識しなければ、MacBook Air を買うこともなかっただろうから、その意味でも評価は高い。
そして Air を購入後も、数多くの製品が登場しても決して薄れることのない
という VAIO type P 最大の特長は変わらないし、だからこそ使用頻度は落ちても、自分にとって必要なパソコンであり続ける。
例えば VAIO X なんかは確かに薄いけれど、最高に薄い必要性がなければ薄いパソコンはいくらでもあるし、ほんの少しの妥協で遥かに性能の高いノートパソコンが得られる。ネットブックにしては相当に高い値段を出したくなる魅力が、私には感じられない。
しかし、type P は今なお、ある程度のタイピングを可能にする最小底面積なパソコンであり、それでいて最高クラスの軽さがあり、厚みも十分薄い。大嫌いな言葉ではあるが、発売後1年近く経っても only one である。
単に薄さだけを追求する競争は今も昔も数多くあるし、LOOX や工人舎製品のようにキーボードを犠牲にして小ささだけ追求している製品も国内外問わず出ている。しかし、タイピングへの犠牲を最小限にしながらサイズを追求した、VAIO type P に追随するパソコンは出ていない。あるとすれば、パソコンではないが、ポメラくらいだろう。
実際、私自身 MacBook Air を購入しても VAIO type P の役割がなくなってないし、今後もないだろう。性能では大きな差があっても、この小ささでマトモなタイプが可能ゆえ、MacBook Air を持って出るのは躊躇われる時や普通のノート PC を持って出るのは迷う時にも、気軽に持ち出せる存在だ。
仕事柄、出先で緊急リモートメンテということもあるから、出かける時にはできるだけ PC を携帯したい(ssh が使えれば iPhone でも何でもいいけど)。でも、プライベートの旅行で 普通のノート PC(MacBook Air 含む)を持っていくのはちょっと…という時でも type P なら持って行ける。かつ、まともにタイピングできる。
1年近く経っても、そう思う。稼働率が落ちても手放せない。ネットブックゆえの多少の遅さも許せる。
数年前に VAIO UX で懲りて以降、私のノートパソコンスタイル的に、まともにタイピングできないパソコンを二度と買うことはないから、この VAIO type P が最小限サイズになる。小さいけど厚みのあるノートパソコンは、バックへの収納的にもイマイチだしね。
結局この「小さく(軽く薄く)まともにタイプできる」特徴ゆえ、他に色々な PC を買っても他にとって代わられることないポジションを維持し、私に必要なパソコンとしてあり続けるだろうと思う。
本当は直前まで2位の予定だったのだけど、現時点での稼働率の差で3位となってしまった。しかし VAIO type P に対する製品評価は今年手にした新製品の中で最も高い。ほぼ1年前の商品だけど、輝きは何も変わっていない。
■ 個人的 VAIO type P カスタマイズメモ
■ コンセプトに負けてスルーはできなかった… VAIO type P (1)
■ オーナーメイド内容と、その反省 VAIO type P (2)
■ 隙間を埋めてくれる存在 VAIO type P (3)
■ ケースやポーチに悩む VAIO type P (4)
■ type P 用諸々アイテムや追加バッテリー VAIO type P (5)
■ フォトストレージ代わりと撮影写真整理 VAIO type P (6)
■ VAIO X と VAIO (type) P
第2位 キヤノン コンパクトデジタルカメラ PowerShot S90
お買い物評価 93点 (製品評価としては88点)
つい2ヶ月ほど前に買ったものであり最近色々書いていたので、ここでまた色々書くのもアレだが、とにかく
であるし、値段も手頃。
操作性に若干の難はあっても(それまで使っていた富士フィルム FP100fd からすれば天国)、それを遥かに超える良さがある。とにかく、自分にフィットしたこと、好みにあったことが高い評価の主要因。何しろ、自分のお買い物評価だからね。
ホールドの悪さに関しては、後付グリップを輸入して装着して多少は改善されたので、そのあたりも+αとして加味されての点数になってる。
後付グリップは、取り付けた時には思ってたほどの改善がなかったので微妙な評価だったが、今ではあるのが当然という感じ。撮影時のホールド性向上に関してはやっぱり微妙だけど、普段ちょいと持つ時の感触はダントツに良くなったし、見た目も含めて気に入ってる。
でもって PowerShot S90 の良さは過去に何度も書いているけれど、
というもの。
とにかく、一眼ライクに撮影できてコンパクトデジカメでは画質も上位、それでいて普通のコンパクトデジカメのサイズと機能を持つ、ということに尽きる。
やはり一眼レフにしろ、マイクロフォーサーズにしろ、P/S/A/M という露出モード(キヤノンの場合は P/Tv/Av/M)で撮るのに慣れている身としては、コンパクトデジカメでもこういった露出モードがある方が良い。やはり落ち着く。
もちろん、P/S/A/M がなくてオートモードとシーンモードだけでも工夫して使うことはできるし、コンパクトデジカメだからそんな露出モードがなくても仕方ないと諦めることもできる。けれど、
だったりする。そういう人は、きっと私だけではないと思う。
また、画質も操作性も素晴らしいけど単焦点の GR Digital III や、画質、操作性や機能は充実しているけれどコンパクトというには大きい PowerShot G11 は、それぞれ魅力的なことは旧機種ながら使った経験から実感しているけれど、“普通のコンパクトデジカメ”ではなく、スタイルを選ぶ。
自分なりの撮影スタイルが固定されていれば、それらはベストフィットするだろうけれど、私の場合は少しずつ無理があった。過去に旧機種を使っていた経験からすると、「やっぱりズームのあるコンパクトデジカメも必要」とか「やっぱりコンパクトデジカメならもう少し小さな方が良い」とか思ってしまう。
そんな私には
的な PowerShot S90 みたいなものは理想だった。不満点も少なくないので理想と言うと語弊があるが、現時点では最も理想に近いコンパクトデジカメだ。
それゆえに今年のお買い物ベスト第2位にした。世代交代、技術革新の速いコンパクトデジカメなので、いつまで満足していられるかは判らないが、現時点では過去のコンパクトデジカメにないほどの満足感を覚えている。
今後も色々なコンパクトデジカメ新機種が出るだろうけれど、撮影素子に関しては新しい方が良いとは限らない(作ってみての当たり外れ的なものがある)ので、PowerShot S90(や G11, GR3, GXR)に搭載されている撮影素子を超える素子を搭載したものではないと満足できない気もする。
発表当初から迷い、最近は iPhone とマイクロフォーサーズばかりだからコンパクトデジカメは使ってないしなぁ…と思いつつ、とある事情で買うことにしたが、ホント買って良かったと思っている一品。
PowerShot S90 を買ったおかげで、マイクロフォーサーズの出番が激減したのは言うまでもない。高感度性能も1段くらいしか差がないし、静止画スナップなら S90 で十分。ゆえに E-P1 / E-P2 のようなコンパクトスタイルのマイクロフォーサーズは全く興味がなくなった。
G1 / GH1 のように多少は動体撮影可能なパナソニックの LVF 内蔵タイプのマイクロフォーサーズは今後も注目&購入したいと思ってるが、去年から1年間続いたマイクロフォーサーズ熱を冷ます効果があった PowerShot S90 でもあった。
■ コンパクトデジカメを(Powershot S90に)買い替えるか否か…
■ 遅まきながら?PowerShot S90 購入
■ PowerShot S90 Custom Grip(後付けグリップ)を海外から取り寄せて、付けてみた
■ すっかりお気に入り PowerShot S90 使用感まとめ
第1位 アップル/ソフトバンク iPhone 3GS
お買い物評価 95点 (製品評価としては92点)
やっぱりね…と言われそうでも、別に奇をてらうわけではないので、コレになってしまうかと。今年のお買い物ベスト3のどれも、自分の何かしらのスタイルに影響を与えた製品ではあるし、特に VAIO type P とこの iPhone 3GS は影響があった。
それでも iPhone 3GS を使い始めたことによる自分への影響は想像していたとおり大きかったし、想像以上に大きかった。それらについては散々過去の記事で書いてきているので、もう繰り返さないけれど、Palm Pro. で PDA を使い始めてから随分色々と使ってきた中でも最高の評価は間違いなく与えられるし
が出てきた。
もちろん、購入から半年が経ってるので、興奮気味の熱というものは既に冷めている。逆に実用品としての自分の価値は時が経つに連れて高まっているのが、今現在。
相変わらずドコモのケータイと併用しているが、おサイフケータイと旧来の電話番号維持以外はほぼ iPhone になっている。購入前に「捕らぬ狸の皮算用を元に iPhone 3G S を予約した」という記事を書いたが、ほぼその記事通りで2台持ちでも旧来より+αで維持できている。
さらに、ここ2ヶ月はパケ・ホーダイダブルも切って試しているので、2台持ちでもドコモオンリーの時と変わらない金額になっている。元々発信は少なかった上にドコモの比重が下がり無料通話分の余りが気になっていたから、無料通話分を有効に使うことを目的にしてるが、パケ・ホーダイを切るとパケット単価が一気に跳ね上がるので、怖々試しているところだ。
おサイフケータイは捨てられないし、捨てるつもりもないから、モバイル Suica や Edy などのチャージ時にかかるパケット代との兼ね合いだが、パケ・ホーダイを切ってもモバイル Suica のチャージで60円くらい、Edy ならもっと低いので、通常時は何とかやっていけるかな?と思っている。
アプリ更新ダウンロードなどではガッツリとパケット代金がかかるが、過去2ヶ月分の繰越分でやりくりするか、もしくは一時的にその月だけパケ・ホーダイダブルに入って料金をできるだけ下げる方向で賄えそうだ。
と、ドコモの料金をやりくりしているが、Pocket WiFi を買っても iPhone は iPhone であり、時々見かけるような「Pocket WiFi を使って iPhone を最低料金で維持して節約」なんてことはしないし、できない。
ま、人それぞれのやり方、考え方はあるけれど、iPhone を Pocket WiFi 経由でしか使わないなら GPS とカメラがある iPod touch みたいなものだし、GPS やカメラなら(それそのものの性能は)ガラケーの方がずっと優秀。
というか、いちいち Pocket WiFi をオンオフしたり、Pocket WiFi のバッテリーを気にしたり、電波状況を気にしたり…面倒くさすぎて、なんのためのスマートフォンだよ、って気はする。もちろん、iPod touch + Pocket WiFi なんてのも戻れない。
どれだけソフトバンクがキャリアとして糞であっても、iPhone の魅力が上回ってるのだから、どうせ iPhone を使うなら iPhone らしく使いたい、そう思う。
そのあたりは人それぞれだから Pocket WiFi に依存する人をどうのこうの言うつもりはないが、私にとっては絶対ない選択肢だなぁ…と思ってる。ってか、
と思うしね。費用節約なら別の手段を模索することになるだろう。
ま、そんなわけで iPhone 依存が日増しに進んだ今年 2009年の後半だったのは間違いない。そして、ガラケーメインだった頃より確実に IP reachable でないとストレスが溜まるようになったとも言える。それは来年困りそうなことでもあるのだが…
ガラケーでも色々なことはできたけれど、元々が PC ありきのオールドタイプな人種だから、ケータイサイトより PC サイト、検索一つとっても PC と同じ画面でやらないと辛いし、ブラウザの操作性として iPhone に慣れるとケータイのフルブラウザなんて触れなくなる。
ということなんだけど、かと言って「iPhone に馴染めない」ということに反発するようなことはない。一時話題になった
■ iPhoneやめました (1/5) - ITmedia +D モバイル
なんて記事に対しても、内容そのもの、言いたいことについては「なるほどねー」と思うだけだ。
ただ、言いたいことは判るし理解できるけれど、仮にも ITmedia で編集長を名乗る人間が、公的な記事で個人的なことを必死に5ページにも渡って書くとか有り得なさすぎ、という感じで、一言で言えば「こいつ必死杉」ですな。
プライベートのブログか twitter に書くレベルで、どういう神経で公的な記事として書いたんだろう?と思うし、止めるヤツはいなかったのか?とも思ったり。
メルマガで「iPhone 止めた」と書いたら、頭のおかしな Apple / iPhone 狂信者に dis られたようですけど、この編集長女史は同じ土俵に上がったってのを気づかないんでしょうかねぇ。まぁ話題になってページビューが稼げたようですから、表彰モノかも知れませんが。
まぁ、逆に iPhone 礼讃まくりのブログとかもキモくて見てられませんけど、そのあたりは Apple 信者のブログ、ウェブサイトなんてのは大昔からいっぱい有りますからね。慣れてますし、スルー力もあるつもりだったり。
とまぁ、今まで書いた内容の繰り返しにならないように何か書こうと思ったら、いつも通り取止めのない下らない文章を書き散らしましたが、今年前半は VAIO type P、後半は iPhone 3GS の年だったような気がする、私のお買い物ベスト 2009 でした。
■ 捕らぬ狸の皮算用を元に iPhone 3G S を予約した
■ iPhone 3GS を手にして半日
■ ソフトとハードのベストバランス - iPhone 3GS 購入から半月 (1)
■ iPhone 3GS 購入から1ヶ月
■ iPhone 3GS を購入して変わったこと 【前編】
■ iPhone 3GS を購入して変わったこと 【後編】
■ iPhone 用ケースいくつか雑感 【前編】epik, SwitchWay etc.
■ iPhone 用ケースいくつか雑感 【後編】 PORTER, iWood
■ iPhone 3GS 購入から2ヶ月
■ 個人的な興味で iPhone 3GS と F100fd と E-P1 を比較撮影してみた
■ 半年経過して現在使用中 iPhone ケース4種4素材(前編)
■ Pastebot は凄い!(凄いのは Mac & iPhone / touch ユーザー限定だけど…)
■ 半年経過して現在使用中 iPhone ケース4種4素材(後編)
ここまで引っ張るつもりはなかったのですが、出張していたり、天皇杯準決勝@国立競技場にガンバの応援に行っていたりでバタバタしていて記事を書いている時間がありませんでした…
でもまぁ、今年のベスト3に関しては悩むことなく、最初から決まっていたようなものです。少なくともベスト3のうちの2つは、随分前から確実に今年のお買い物ベストを争うものだと確定してましたしね。
第3位 ソニー VAIO type P
お買い物評価 92点 (製品評価としては94点)
SONY VAIO typeP P50 XP Home WWAN クリスタルホワイト VGN-P50/W
(XP モデルなら HDD でも実用になる速度で動き、6万円未満で購入できるのは魅力)
人気沸騰で品不足の喧騒も今は昔と感じられる VAIO type P だが、発表されたのは今年1月、まだ松の内が終わるか終わらないかの頃、2009年の商品だった。色々な商品が出て type P のインパクトも薄れたし、私自身 MacBook Air を購入して type P の稼働率、持ち出し率は大きく減ったけれど、今年を振り返る上で忘れてはいけないエポックメイキングな製品。
ここ5〜6年メインノート PC は軽さより性能を重視してきた私にとって、VAIO type P を購入して愛用して軽さ薄さの魅力を再認識しなければ、MacBook Air を買うこともなかっただろうから、その意味でも評価は高い。
そして Air を購入後も、数多くの製品が登場しても決して薄れることのない
まともにタイピングできる最小サイズで、軽く薄い
という VAIO type P 最大の特長は変わらないし、だからこそ使用頻度は落ちても、自分にとって必要なパソコンであり続ける。
例えば VAIO X なんかは確かに薄いけれど、最高に薄い必要性がなければ薄いパソコンはいくらでもあるし、ほんの少しの妥協で遥かに性能の高いノートパソコンが得られる。ネットブックにしては相当に高い値段を出したくなる魅力が、私には感じられない。
しかし、type P は今なお、ある程度のタイピングを可能にする最小底面積なパソコンであり、それでいて最高クラスの軽さがあり、厚みも十分薄い。大嫌いな言葉ではあるが、発売後1年近く経っても only one である。
単に薄さだけを追求する競争は今も昔も数多くあるし、LOOX や工人舎製品のようにキーボードを犠牲にして小ささだけ追求している製品も国内外問わず出ている。しかし、タイピングへの犠牲を最小限にしながらサイズを追求した、VAIO type P に追随するパソコンは出ていない。あるとすれば、パソコンではないが、ポメラくらいだろう。
実際、私自身 MacBook Air を購入しても VAIO type P の役割がなくなってないし、今後もないだろう。性能では大きな差があっても、この小ささでマトモなタイプが可能ゆえ、MacBook Air を持って出るのは躊躇われる時や普通のノート PC を持って出るのは迷う時にも、気軽に持ち出せる存在だ。
仕事柄、出先で緊急リモートメンテということもあるから、出かける時にはできるだけ PC を携帯したい(ssh が使えれば iPhone でも何でもいいけど)。でも、プライベートの旅行で 普通のノート PC(MacBook Air 含む)を持っていくのはちょっと…という時でも type P なら持って行ける。かつ、まともにタイピングできる。
この小ささ&薄さのバランスがある限り
この先も VAIO type P は愛機として使われていく
この先も VAIO type P は愛機として使われていく
1年近く経っても、そう思う。稼働率が落ちても手放せない。ネットブックゆえの多少の遅さも許せる。
数年前に VAIO UX で懲りて以降、私のノートパソコンスタイル的に、まともにタイピングできないパソコンを二度と買うことはないから、この VAIO type P が最小限サイズになる。小さいけど厚みのあるノートパソコンは、バックへの収納的にもイマイチだしね。
結局この「小さく(軽く薄く)まともにタイプできる」特徴ゆえ、他に色々な PC を買っても他にとって代わられることないポジションを維持し、私に必要なパソコンとしてあり続けるだろうと思う。
本当は直前まで2位の予定だったのだけど、現時点での稼働率の差で3位となってしまった。しかし VAIO type P に対する製品評価は今年手にした新製品の中で最も高い。ほぼ1年前の商品だけど、輝きは何も変わっていない。
■ 個人的 VAIO type P カスタマイズメモ
■ コンセプトに負けてスルーはできなかった… VAIO type P (1)
■ オーナーメイド内容と、その反省 VAIO type P (2)
■ 隙間を埋めてくれる存在 VAIO type P (3)
■ ケースやポーチに悩む VAIO type P (4)
■ type P 用諸々アイテムや追加バッテリー VAIO type P (5)
■ フォトストレージ代わりと撮影写真整理 VAIO type P (6)
■ VAIO X と VAIO (type) P
第2位 キヤノン コンパクトデジタルカメラ PowerShot S90
お買い物評価 93点 (製品評価としては88点)
つい2ヶ月ほど前に買ったものであり最近色々書いていたので、ここでまた色々書くのもアレだが、とにかく
予想以上に気に入って愛用中
であるし、値段も手頃。
操作性に若干の難はあっても(それまで使っていた富士フィルム FP100fd からすれば天国)、それを遥かに超える良さがある。とにかく、自分にフィットしたこと、好みにあったことが高い評価の主要因。何しろ、自分のお買い物評価だからね。
ホールドの悪さに関しては、後付グリップを輸入して装着して多少は改善されたので、そのあたりも+αとして加味されての点数になってる。
後付グリップは、取り付けた時には思ってたほどの改善がなかったので微妙な評価だったが、今ではあるのが当然という感じ。撮影時のホールド性向上に関してはやっぱり微妙だけど、普段ちょいと持つ時の感触はダントツに良くなったし、見た目も含めて気に入ってる。
でもって PowerShot S90 の良さは過去に何度も書いているけれど、
- P/S/A/M 各露出モードがあって一眼と同じ感覚で撮影できる(コンパクトデジカメならではの自由度の少なさを我慢せずに済む)
- レンズ根元のリングコントローラーでステップズームが使える(前回撮影画角の記憶あり)
- ISO800 を使う気にさせる高感度画質(ISO 400 なら完全常用可能)&通常感度での画質も現在のコンパクトデジカメではトップクラス
- コンパクトデジカメの中では、AF が速い& AWB もマトモ
- 操作性も背面メインダイヤルの軽さや電源ボタン位置を除けば、まずまず良い方(納得はできないが、これより良い操作性のコンパクトデジカメの方が少ないのも事実)
- 28〜105mm という一般的なズームレンジをカバーしている
- これらの特徴がありつつ、普通のコンパクトデジカメサイズに収まってる
というもの。
とにかく、一眼ライクに撮影できてコンパクトデジカメでは画質も上位、それでいて普通のコンパクトデジカメのサイズと機能を持つ、ということに尽きる。
やはり一眼レフにしろ、マイクロフォーサーズにしろ、P/S/A/M という露出モード(キヤノンの場合は P/Tv/Av/M)で撮るのに慣れている身としては、コンパクトデジカメでもこういった露出モードがある方が良い。やはり落ち着く。
もちろん、P/S/A/M がなくてオートモードとシーンモードだけでも工夫して使うことはできるし、コンパクトデジカメだからそんな露出モードがなくても仕方ないと諦めることもできる。けれど、
初心者がシャッター1つで良く写る完全オートがあると安心なのと同じく
普段から P/S/A/M 各モードを使うことに慣れてると、それがあるだけで安心
普段から P/S/A/M 各モードを使うことに慣れてると、それがあるだけで安心
だったりする。そういう人は、きっと私だけではないと思う。
また、画質も操作性も素晴らしいけど単焦点の GR Digital III や、画質、操作性や機能は充実しているけれどコンパクトというには大きい PowerShot G11 は、それぞれ魅力的なことは旧機種ながら使った経験から実感しているけれど、“普通のコンパクトデジカメ”ではなく、スタイルを選ぶ。
自分なりの撮影スタイルが固定されていれば、それらはベストフィットするだろうけれど、私の場合は少しずつ無理があった。過去に旧機種を使っていた経験からすると、「やっぱりズームのあるコンパクトデジカメも必要」とか「やっぱりコンパクトデジカメならもう少し小さな方が良い」とか思ってしまう。
そんな私には
普通のコンパクトデジカメなのに、中身はこだわり有り
的な PowerShot S90 みたいなものは理想だった。不満点も少なくないので理想と言うと語弊があるが、現時点では最も理想に近いコンパクトデジカメだ。
それゆえに今年のお買い物ベスト第2位にした。世代交代、技術革新の速いコンパクトデジカメなので、いつまで満足していられるかは判らないが、現時点では過去のコンパクトデジカメにないほどの満足感を覚えている。
今後も色々なコンパクトデジカメ新機種が出るだろうけれど、撮影素子に関しては新しい方が良いとは限らない(作ってみての当たり外れ的なものがある)ので、PowerShot S90(や G11, GR3, GXR)に搭載されている撮影素子を超える素子を搭載したものではないと満足できない気もする。
発表当初から迷い、最近は iPhone とマイクロフォーサーズばかりだからコンパクトデジカメは使ってないしなぁ…と思いつつ、とある事情で買うことにしたが、ホント買って良かったと思っている一品。
PowerShot S90 を買ったおかげで、マイクロフォーサーズの出番が激減したのは言うまでもない。高感度性能も1段くらいしか差がないし、静止画スナップなら S90 で十分。ゆえに E-P1 / E-P2 のようなコンパクトスタイルのマイクロフォーサーズは全く興味がなくなった。
G1 / GH1 のように多少は動体撮影可能なパナソニックの LVF 内蔵タイプのマイクロフォーサーズは今後も注目&購入したいと思ってるが、去年から1年間続いたマイクロフォーサーズ熱を冷ます効果があった PowerShot S90 でもあった。
■ コンパクトデジカメを(Powershot S90に)買い替えるか否か…
■ 遅まきながら?PowerShot S90 購入
■ PowerShot S90 Custom Grip(後付けグリップ)を海外から取り寄せて、付けてみた
■ すっかりお気に入り PowerShot S90 使用感まとめ
第1位 アップル/ソフトバンク iPhone 3GS
お買い物評価 95点 (製品評価としては92点)
やっぱりね…と言われそうでも、別に奇をてらうわけではないので、コレになってしまうかと。今年のお買い物ベスト3のどれも、自分の何かしらのスタイルに影響を与えた製品ではあるし、特に VAIO type P とこの iPhone 3GS は影響があった。
それでも iPhone 3GS を使い始めたことによる自分への影響は想像していたとおり大きかったし、想像以上に大きかった。それらについては散々過去の記事で書いてきているので、もう繰り返さないけれど、Palm Pro. で PDA を使い始めてから随分色々と使ってきた中でも最高の評価は間違いなく与えられるし
過去の PDA 系アイテムで最高に好きだった Palm V 以来の愛着
が出てきた。
もちろん、購入から半年が経ってるので、興奮気味の熱というものは既に冷めている。逆に実用品としての自分の価値は時が経つに連れて高まっているのが、今現在。
相変わらずドコモのケータイと併用しているが、おサイフケータイと旧来の電話番号維持以外はほぼ iPhone になっている。購入前に「捕らぬ狸の皮算用を元に iPhone 3G S を予約した」という記事を書いたが、ほぼその記事通りで2台持ちでも旧来より+αで維持できている。
さらに、ここ2ヶ月はパケ・ホーダイダブルも切って試しているので、2台持ちでもドコモオンリーの時と変わらない金額になっている。元々発信は少なかった上にドコモの比重が下がり無料通話分の余りが気になっていたから、無料通話分を有効に使うことを目的にしてるが、パケ・ホーダイを切るとパケット単価が一気に跳ね上がるので、怖々試しているところだ。
おサイフケータイは捨てられないし、捨てるつもりもないから、モバイル Suica や Edy などのチャージ時にかかるパケット代との兼ね合いだが、パケ・ホーダイを切ってもモバイル Suica のチャージで60円くらい、Edy ならもっと低いので、通常時は何とかやっていけるかな?と思っている。
アプリ更新ダウンロードなどではガッツリとパケット代金がかかるが、過去2ヶ月分の繰越分でやりくりするか、もしくは一時的にその月だけパケ・ホーダイダブルに入って料金をできるだけ下げる方向で賄えそうだ。
と、ドコモの料金をやりくりしているが、Pocket WiFi を買っても iPhone は iPhone であり、時々見かけるような「Pocket WiFi を使って iPhone を最低料金で維持して節約」なんてことはしないし、できない。
ま、人それぞれのやり方、考え方はあるけれど、iPhone を Pocket WiFi 経由でしか使わないなら GPS とカメラがある iPod touch みたいなものだし、GPS やカメラなら(それそのものの性能は)ガラケーの方がずっと優秀。
というか、いちいち Pocket WiFi をオンオフしたり、Pocket WiFi のバッテリーを気にしたり、電波状況を気にしたり…面倒くさすぎて、なんのためのスマートフォンだよ、って気はする。もちろん、iPod touch + Pocket WiFi なんてのも戻れない。
どれだけソフトバンクがキャリアとして糞であっても、iPhone の魅力が上回ってるのだから、どうせ iPhone を使うなら iPhone らしく使いたい、そう思う。
そのあたりは人それぞれだから Pocket WiFi に依存する人をどうのこうの言うつもりはないが、私にとっては絶対ない選択肢だなぁ…と思ってる。ってか、
片手に収まる・完結する超ミニ PC だからスマートフォンの意味がある
と思うしね。費用節約なら別の手段を模索することになるだろう。
ま、そんなわけで iPhone 依存が日増しに進んだ今年 2009年の後半だったのは間違いない。そして、ガラケーメインだった頃より確実に IP reachable でないとストレスが溜まるようになったとも言える。それは来年困りそうなことでもあるのだが…
ガラケーでも色々なことはできたけれど、元々が PC ありきのオールドタイプな人種だから、ケータイサイトより PC サイト、検索一つとっても PC と同じ画面でやらないと辛いし、ブラウザの操作性として iPhone に慣れるとケータイのフルブラウザなんて触れなくなる。
ということなんだけど、かと言って「iPhone に馴染めない」ということに反発するようなことはない。一時話題になった
■ iPhoneやめました (1/5) - ITmedia +D モバイル
なんて記事に対しても、内容そのもの、言いたいことについては「なるほどねー」と思うだけだ。
ただ、言いたいことは判るし理解できるけれど、仮にも ITmedia で編集長を名乗る人間が、公的な記事で個人的なことを必死に5ページにも渡って書くとか有り得なさすぎ、という感じで、一言で言えば「こいつ必死杉」ですな。
プライベートのブログか twitter に書くレベルで、どういう神経で公的な記事として書いたんだろう?と思うし、止めるヤツはいなかったのか?とも思ったり。
メルマガで「iPhone 止めた」と書いたら、頭のおかしな Apple / iPhone 狂信者に dis られたようですけど、この編集長女史は同じ土俵に上がったってのを気づかないんでしょうかねぇ。まぁ話題になってページビューが稼げたようですから、表彰モノかも知れませんが。
まぁ、逆に iPhone 礼讃まくりのブログとかもキモくて見てられませんけど、そのあたりは Apple 信者のブログ、ウェブサイトなんてのは大昔からいっぱい有りますからね。慣れてますし、スルー力もあるつもりだったり。
とまぁ、今まで書いた内容の繰り返しにならないように何か書こうと思ったら、いつも通り取止めのない下らない文章を書き散らしましたが、今年前半は VAIO type P、後半は iPhone 3GS の年だったような気がする、私のお買い物ベスト 2009 でした。
■ 捕らぬ狸の皮算用を元に iPhone 3G S を予約した
■ iPhone 3GS を手にして半日
■ ソフトとハードのベストバランス - iPhone 3GS 購入から半月 (1)
■ iPhone 3GS 購入から1ヶ月
■ iPhone 3GS を購入して変わったこと 【前編】
■ iPhone 3GS を購入して変わったこと 【後編】
■ iPhone 用ケースいくつか雑感 【前編】epik, SwitchWay etc.
■ iPhone 用ケースいくつか雑感 【後編】 PORTER, iWood
■ iPhone 3GS 購入から2ヶ月
■ 個人的な興味で iPhone 3GS と F100fd と E-P1 を比較撮影してみた
■ 半年経過して現在使用中 iPhone ケース4種4素材(前編)
■ Pastebot は凄い!(凄いのは Mac & iPhone / touch ユーザー限定だけど…)
■ 半年経過して現在使用中 iPhone ケース4種4素材(後編)