手に馴染むどころか、もうすっかり生活の一部、身体の一部と言って良いくらいの存在になっている iPhone 3GS。もうコレを手にしてなかった頃はどうやっていたっけ?というくらいの依存度だ。iPhone 3G では色々と躊躇う部分があって我慢したが、料金面も含めて 3GS 発売の機会に購入して本当に正解だったと思う。

純粋にユーザーとして使っている部分以外では文句の言いたいこともあるけれど、現在のスマートフォンで最も、かつ抜きん出て実用的なのは実感する。携帯電話というより、電話もできるパームトップPC として他の選択肢は考えられない。

とまぁ、すっかり依存している iPhone 3GS だが、発売から半年近くが経って12月4日から 3GS 16GB が実質負担額(分割支払金と月月割の差額)がゼロ円になる=実質値下げを始めるとのこと。

iPhone 3GS(16Gバイト)の実質負担額が0円に―「iPhone for everybodyキャンペーン」
ソフトバンク、iPhone 3GS 16GBの実質負担額が0円に

iPhone 3GS 自体の売れ行きは発売から5ヶ月経ってもそう落ちてなく、BCN ランキングでほとんど常にベスト3を維持し続けてきたから、このタイミングで値下げするというのも良く判らないが(前モデルの 3G 8GB が実質ゼロ円になるキャンペーンが始まったのは今年2月)、冬モデルとの競争力を高めるということなのだろうか?

いずれにせよ、キャンペーンを適用すれば(ほとんどの人が適用するだろうけど)

iPhone 3GS 16GB も 32GB も 11,520円値下げ


ということで、まだ迷っていた人の背中押しに…なるのでしょうかね。まぁ私の周りは、ほとんどもう押し終わったので(笑)関係ないような気がしますが…

ともあれ、iPhone 3GS 登場後、多くの友人知人に強く背中押しして買わせたけれど、1ヶ月〜数ヶ月経って彼ら全員が買って良かったと言ってくれていることは一安心だし、iPhone 3GS のポテンシャルを示しているように思う。もちろん、私の背中押しはちゃんとその人に合ったものを背中押しするから、必ずや気に入ってもらえると思っていたけど。

ただ、今回の値下げで 10月くらいに買った友人はちょっと得も言われぬ気分になってるかもしれない…私なんかはもう5ヶ月使い倒してるから、1万やそこらの元は余裕で取ってるから気にならないけれど。

個人的にはもう6〜7万の本体価格は完全に償却した感じなので、本音を言うと「32GB に買い替えたいな…」と思っていたり。発売日の1週間前の予約開始時に、何を間違ったが 16GB を予約したのは本当に後悔している。iPod touch の時に 8GB で十分やりくりできていたから 16GB で十分と思ったのだが、

32GB でなく 16GB を買ったことは 4096回以上後悔した、今年一番の後悔


と言っていい。本当に 4096回くらいは後悔してる。失敗だった。

かなり使い込むとは思っていたけれど、ここまでとは思ってなかったしねぇ。iPhone 用アプリなんか、どれもサイズは小さいから絶対 1GB なんかいかないと思っていたけど、今や 3GB 超。音楽も写真もビデオも入れてると、やりくりに困る時も出てくるというか、正直音楽が思う存分入れられないのがストレス気味…かといって他も削りたくないし…

なんてことになってるので、今から買う人に言うのは

大は小を兼ねる、ホントだよ!


ということだけだ。特にすぐに買い替えるつもりがない人は、余裕を持っていた方が良い。どう変わって行くか判らないし、たかが1万円そこそこの差なんだしね。実質ゼロ円に釣られる前に、ちょっと考えた方が良い(32GB も同じ値段だけ値下げだしね)。

そういう私は日々「32GB にしておけば良かった〜」と後悔しつつ、1週間に1度は「32GB に変えちゃおうかな…」なんて思いつつも、とりあえず来年6〜7月に 64GB が出るまで我慢がまがま。64GB あればアプリやビデオをある程度入れても、写真や音楽の大半が入るはず(音楽ライブラリは 35GB くらいだし)。それまで 16GB で我慢だぜ…はぁ orz

iPhone & MacBook Air in Cafe 1


ちなみに、今から iPhone 3GS を買う人は、iPhone 3GS とともに1つ、モバイルバッテリーは用意した方が良い。iPhone 3GS のバッテリーは決して保たないわけじゃないが(音楽と電話だけなら普通のケータイ以上に保つ)、一度使い慣れると普通のケータイより遥かにネットしまくるので、バッテリーもどんどん減っていくことになって、心もとない。

でもって iPhone は交換可能なバッテリーじゃないので、外部給電のモバイルバッテリーを利用することになる。定番中の定番は



L2AS はサイズも重さも多少あるが、iPhone 3GS を2回半以上充電できるので、出張・旅行時にも安心。さらに USB 給電口が2つあるので、iPhone と別のケータイその他を同時に充電することも可能で、とにかく使い回しが効くので重宝する。

最近モデルチェンジして L2S から L2AS になったが、前モデルの L2S でも iPhone への充電は(完全にバッテリーがなくなってからのゼロ充電も含め)可能。iPhone への充電速度も純正の AC-USB アダプタを使った時と変わらない速さで、私もずっと愛用してる。



この L3AS は L2AS の半分のサイズ・重さ・容量の、お手軽サイズ。それゆえ、USB 給電口は1つ、iPhone への充電も1回+α。いつも持ち歩くのに L2AS のサイズ、重さは嫌だという人向け。

こちらも前モデル L3S からのモデルチェンジ直後だが、L3S は iPhone への充電が不安定なので×である。できているというひともいるが、ゼロ充電ができない例も多く L2S とは違うので、買うなら新モデルの L3AS 一択である。

これら eneloop mobile booster シリーズは人気ということもあって、モデルチェンジ後は量販店でも度々品切れを起こしているので、iPhone 3GS を買って(iPod touch でも Pocket WiFi でも同じだけど)eneloop mobile booster を買うつもりの人は早めに手配した方が良い(当分は)。

これら eneloop mobile booster は汎用の USB 給電モバイルバッテリーなので、iPhone とは当然 USB ケーブルで繋がることになる。これでは出先で使うのに困るという人向けに、iPhone のお尻にある iPhone コネクタに直結する



というようなものもある。似たような製品は色々あって、私もいくつか使ってきたが、サイズ的にはこれが一番小さい。その分、バッテリー容量も小さいので充電はせいぜい 40〜50% 程度(公称は 60% だけど、そこまでは微妙)。なので、ある意味いつも持ち歩いての緊急用にふさわしい。

ただし、この手の iPhone コネクタ直結型は、自分が使うケースとの相性によってコネクタに刺さらないこともあるので、その辺は注意が必要になる。薄手のシリコンケースなら問題ないことが多いが、厚みのあるケースだとそのままでは使えないことも多い。

私は、この手の iPhone コネクタ直結式の小さなモバイルバッテリーをいつも鞄の片隅に忍ばせておき(Pocket WiFi など PC 関係の小物をまとめた小さなポーチに入ってる)、日帰りにしろ泊まりにしろ、旅にしろ出張にしろ、どこか出かける際には L2S を持って出るようにしている。

また、こういったタイプとは全く異なり、ケース一体型というのもある。代表的なのは



要は iPhone のケースであると同時に、ケース内にバッテリーも入っている。いわば増設バッテリーケースというもの。ケースとしてみると厚みはかなりあるし、iPhone が常時重くなるが、iPhone と一体化しているのでバッテリーが増量されたような形になる。

おまけに eneloop mobile booster のようにバッテリーとケーブルで繋がってるようなこともないし、iWALK その他の iPhone コネクタ直結型のように iPhone の尻にぶら下がることもないので、バッテリー使用時の見栄えや使い勝手は一番良い。問題は常時重くなる、大きくなることだが…

というように、モバイルバッテリーについては完璧な手段はないので、自分の利用スタイルにあったものを選ぶことになる。いずれにしても、これから iPhone 3GS を手に入れる人はモバイルバッテリーの1つくらいは是非ともあった方が良いのは間違いない。

ちなみに本当なら、今日発売の



を速攻買う予定だったのだけど、発売日未定で延期になってしまった…(来年1月頃という話だが)

三洋、8色セットの「eneloop tones」と「eneloop stick booster」の発売が延期に

まぁいずれにしても、この段階で iPhone 3GS 値下げでどれだけ効果があるのかは判らないけど、冬のボーナスやらクリスマス絡みやらお年玉絡みその他で買おうと思っていた人には良いタイミングだっただろう。

購入から5ヶ月ということで、ちょっと書きかけていた文章はあったのだけど、それはまた後日ということで…