三角形の小さな金属片…というには厚みが 1cm ほどあって、PHILIPS と書いてあるコレ…
手前の透明なボタンを押すと
のようにパカっと開く。
中から出てきた端子を見れば、iPhone / iPod ユーザーなら判るように、iPhone / iPod 用小型クレードル(ドック)の「TriDock」。2週間ほど前に Twitter で知って、速攻で注文してしまった。どれだけ使うか?という予定以前に、この手の小物には非常に弱い私。
ただ、写真では小さなクレードルの上に iPhone がきちんと載っているけれど、本当に安定するの?という思いはあった。あったけど、こういうのは使ってみないと分からないし、お値段は 3,700円+送料 500円。これくらいなら“とりあえず買って試してみる”ことができる値段。
ということで、注文して即日発送メールがきたが、香港から国際郵便で発送なので(購入サイトは日本語ページ)、待つこと1週間。到着して早速ドックに iPhone を挿してみる。
写真のように幅はほぼ iPhone と同じで、完全に頭でっかちな感じになる。が、意外と安定している。
横から見ると判るように、開いた蓋が支えの役割をしている。純正 iPhone Dock より随分小さく感じるが、底面が四角ではなく三角形であることも感覚的な小ささに貢献しているのだろう。いずれにしてもかなり小さいのに、不安定さはあまり感じない。
写真では判りづらいが、蓋の先端の方、iPhone や iPod の背中が当たる部分には薄くゴムが貼ってあって傷がつかないように配慮されている。
後部には USB ケーブルを挿せるようになっていて、USB 経由で同期も充電も可能になっている。まぁ、“Dock”と称しているのだから当然ではあるが、この小さな TriDock を通常のクレードル代わりにすることも可能ということだ。コネクタは mini B であり、iPhone ドックコネクタとは異なる。
ちなみに、前面にある蓋を開くための透明のスイッチは、USB ケーブルで給電されていると青く光るようになっている。iPhone / iPod が挿されていなくても常時光るので、ぶっちゃっけ鬱陶しい時もあるかもしれない。ってか、最近は無闇に青く光る製品が多すぎ…
さて、この「TriDock」の特長は単に小さなクレードルというだけじゃない。いや、単に小さなクレードルなのだけど、小さく三角形にしてあることで、
という使い方ができる。先の写真を90度左回転させたのではなく、
ということ。
よく iPhone 用ケースで背面にスタンドが付いている製品があるが、これは底部に付けた TriDock が三角形であることで、うまく iPhone が斜め上に向いてくれて、横置き用のスタンドにもなってくれるのだ。
TriDock の形状を利用しているため、角度を細かく調整するようなことはできないが、十分実用的に使える。TriDock の形状が三角形であることは、このためにあることが判る(三角形の形状だから TriDock という名前なんだろうけど)。
ともあれ、この TriDock は
ということで、超小型であることと合わせ、なかなかの便利製品ということが判る。私もこれを知って「便利そう!旅行に持っていくと良さそう!」と思い、購入する決め手になった。
さて、この TriDock を少し試していて気になったことがある。
ということだ。
USB ケーブルを選ぶ?それって USB ケーブルが不良なんじゃね?と思えるだろうが、実際には USB ケーブルを選ぶ USB 製品というのは存在していて、これもそうである。
例えば、ある USB ケーブルを AC-USB 変換機から他の Dock に挿して iPhone を乗せても問題なく使える。eneloop 充電池に挿しても充電できる。そして、その USB ケーブルを TriDock に挿す。TriDock のボタンが青く光って給電されている。でも iPhone を載せると給電されない。
おかしいな?と思って、USB ケーブルを別のものに変えると、今度は iPhone にも給電される。十数本も溜まってしまってる Mini B 端子の USB ケーブルのうち5〜6本をとりあえず試すと、やっぱり iPhone まで給電されるものと、されないものがある。
昔も別の機材で似た経験があるから「こんなものかな?」としか思わないのだけど、そういうこともあるので旅行用にショートケーブルやリールケーブルを使う時には、きちんと確認してからペアで持って行った方が良い。280円で買った中国製リールケーブルは使えるけど、昔買った国産メーカーのショートケーブルは使えなかった、なんてこともあるしね。
どころで TriDock が便利なのは良いけれど、注文してからふと思い出したことがある。クレードル/ドック製品でいつもネックになるのは
という問題である。純正 iPhone 3G Dock なんか、裸じゃなければ極めて薄いケースじゃないと挿さらないくらい許容度は低い。
純正 Universal Dock は裸で利用する際にはアダプターを付けて使用する分、分厚いケースでもアダプターなしで挿せば使えたりするが、当然推奨されてはいない(私は気にせず、そうしているけれど)。
今までの写真に載ってる iPhone は、OSIR のカーボンケース(O-Shield-iPhone 3G/3GS Matte Carbon)を装着している。ほとんど背面しか保護しないケースだが、かなり薄くて、カーボンファイバー素材ゆえに非常に軽い。
また、金属の肌触りが iPhone を裸で使っている時と一番差のない感触なので、お気に入りのケースである(裸よりは滑りにくい。詳しくは、こちらの記事を参照)。
かなり薄い部類の OSIR のカーボンファイバーケースを付けていると、今までの写真にあったように問題なく TriDock に挿すことはできるし、使うこともできる。が、他の iPhone 用ケースではどうか?
まず、手持ちのケースで一番分厚い、だけど OSIR のカーボンケースと並んで大のお気に入りケースである iWood を試してみる(iWood については、こちらの記事とかこちらの記事を参照)。
ちょっと挿さりにくいが、何とか挿さる。大丈夫そう…
と思ったが、USB ケーブルを繋いで TriDock に通電させても iPhone には通電されない。iWood 最大の難点は、単にケースに厚みがある方というだけでなく、ドックコネクタの部分がケースの外側から見るとちょっと奥まってしまっていて、さらにケースに柔軟性がないため、押し込んだら挿さるというものではないこと。
iWood ではドックコネクタに挿すモバイル用外部バッテリーの類いも、ケーブル方式以外はほとんど繋げない場合が多いのだが、この TriDock も同じ原因で、“一応挿さるけど、挿さり方が甘くてちゃんと接続されない”というパターンのようだ。残念だが、仕方ない。
でも iWood の場合、上下分離式のケースなので
という形で、下部ケースを外してドックに挿せば使える。
モバイル時に使うドックコネクタ直結型外部バッテリーだと、いちいちケースの下部だけ外して給電しながら使うとか格好悪くてやってられないが、自宅とか旅先のホテルその他で使うなら、こういうやり方も悪くないだろう。
まぁ、それでもちょっぴり面倒と言えば面倒だけど…。でも、冬場に外へ持ち出す時、特に寒風吹きさらす中で iPhone を使う時は iWood の木の温かみは手に優しいから使いたくなる。逆に夏場も、ベタつきにくいので iWood が良かったりする。
ともあれ、iWood ほどの厚みがあると、そのままでは TriDock に挿すのはちょっと無理。だけど、手持ちの他のケースは問題なく行けた。特に
ので、厚いハードケース以外は割と対応できるのではないかと思う。素材が硬めのケースでも Incipio UltraLight Feather Slim Form Fitted Case みたいな薄目のケースは問題なく使えたしね。
ちなみに iPhone のケースについては何度か記事を書いてるけれど、直近でよく使ってるケースについては
■ 半年経過して現在使用中 iPhone ケース4種4素材(前編)
■ 半年経過して現在使用中 iPhone ケース4種4素材(後編)
の記事を参照してもらえれば、と思う。
ということで、この TriDock、出張・旅用アイテムとして便利に使えるだけでなく、自宅で使うクレードル/ドックとしても悪くないように思う。まぁ、私が TriDock をいくら宣伝したところで一銭も入るわけじゃないけれど、価格もそう高くないし、良さそうに見えたなら買ってみるのも悪くないと思う。
私は以下のサイトで購入しました。
■ 電脳中心買物隊 in 香港/商品詳細 Philips TriDock - 超ポータブルiPhoneクレードル
先にも書いたように、購入サイトは日本語サイトですが、発送は香港からになり、支払いは銀行振込のみとなっています。まぁ、これだけの便利グッズなので、そのうち日本の代理店なりショップが売ると思いますけどね…って、フィリップス自身が売らないのかねぇ?
いずれにしても、値段の分はあると思える iPhone / iPod 用小物で、納得いく買い物でした。
手前の透明なボタンを押すと
のようにパカっと開く。
中から出てきた端子を見れば、iPhone / iPod ユーザーなら判るように、iPhone / iPod 用小型クレードル(ドック)の「TriDock」。2週間ほど前に Twitter で知って、速攻で注文してしまった。どれだけ使うか?という予定以前に、この手の小物には非常に弱い私。
ただ、写真では小さなクレードルの上に iPhone がきちんと載っているけれど、本当に安定するの?という思いはあった。あったけど、こういうのは使ってみないと分からないし、お値段は 3,700円+送料 500円。これくらいなら“とりあえず買って試してみる”ことができる値段。
ということで、注文して即日発送メールがきたが、香港から国際郵便で発送なので(購入サイトは日本語ページ)、待つこと1週間。到着して早速ドックに iPhone を挿してみる。
写真のように幅はほぼ iPhone と同じで、完全に頭でっかちな感じになる。が、意外と安定している。
横から見ると判るように、開いた蓋が支えの役割をしている。純正 iPhone Dock より随分小さく感じるが、底面が四角ではなく三角形であることも感覚的な小ささに貢献しているのだろう。いずれにしてもかなり小さいのに、不安定さはあまり感じない。
写真では判りづらいが、蓋の先端の方、iPhone や iPod の背中が当たる部分には薄くゴムが貼ってあって傷がつかないように配慮されている。
後部には USB ケーブルを挿せるようになっていて、USB 経由で同期も充電も可能になっている。まぁ、“Dock”と称しているのだから当然ではあるが、この小さな TriDock を通常のクレードル代わりにすることも可能ということだ。コネクタは mini B であり、iPhone ドックコネクタとは異なる。
ちなみに、前面にある蓋を開くための透明のスイッチは、USB ケーブルで給電されていると青く光るようになっている。iPhone / iPod が挿されていなくても常時光るので、ぶっちゃっけ鬱陶しい時もあるかもしれない。ってか、最近は無闇に青く光る製品が多すぎ…
さて、この「TriDock」の特長は単に小さなクレードルというだけじゃない。いや、単に小さなクレードルなのだけど、小さく三角形にしてあることで、
という使い方ができる。先の写真を90度左回転させたのではなく、
iPhone を横にしてビデオを見る時のスタンドにもできる
ということ。
よく iPhone 用ケースで背面にスタンドが付いている製品があるが、これは底部に付けた TriDock が三角形であることで、うまく iPhone が斜め上に向いてくれて、横置き用のスタンドにもなってくれるのだ。
TriDock の形状を利用しているため、角度を細かく調整するようなことはできないが、十分実用的に使える。TriDock の形状が三角形であることは、このためにあることが判る(三角形の形状だから TriDock という名前なんだろうけど)。
ともあれ、この TriDock は
縦置きでも横置きでもスタンドとして機能する
ということで、超小型であることと合わせ、なかなかの便利製品ということが判る。私もこれを知って「便利そう!旅行に持っていくと良さそう!」と思い、購入する決め手になった。
さて、この TriDock を少し試していて気になったことがある。
USB ケーブルを選ぶ製品なので注意が必要
ということだ。
USB ケーブルを選ぶ?それって USB ケーブルが不良なんじゃね?と思えるだろうが、実際には USB ケーブルを選ぶ USB 製品というのは存在していて、これもそうである。
例えば、ある USB ケーブルを AC-USB 変換機から他の Dock に挿して iPhone を乗せても問題なく使える。eneloop 充電池に挿しても充電できる。そして、その USB ケーブルを TriDock に挿す。TriDock のボタンが青く光って給電されている。でも iPhone を載せると給電されない。
おかしいな?と思って、USB ケーブルを別のものに変えると、今度は iPhone にも給電される。十数本も溜まってしまってる Mini B 端子の USB ケーブルのうち5〜6本をとりあえず試すと、やっぱり iPhone まで給電されるものと、されないものがある。
昔も別の機材で似た経験があるから「こんなものかな?」としか思わないのだけど、そういうこともあるので旅行用にショートケーブルやリールケーブルを使う時には、きちんと確認してからペアで持って行った方が良い。280円で買った中国製リールケーブルは使えるけど、昔買った国産メーカーのショートケーブルは使えなかった、なんてこともあるしね。
☆
どころで TriDock が便利なのは良いけれど、注文してからふと思い出したことがある。クレードル/ドック製品でいつもネックになるのは
ケースに入れた iPhone は、そのクレードルに挿さるの?
という問題である。純正 iPhone 3G Dock なんか、裸じゃなければ極めて薄いケースじゃないと挿さらないくらい許容度は低い。
純正 Universal Dock は裸で利用する際にはアダプターを付けて使用する分、分厚いケースでもアダプターなしで挿せば使えたりするが、当然推奨されてはいない(私は気にせず、そうしているけれど)。
今までの写真に載ってる iPhone は、OSIR のカーボンケース(O-Shield-iPhone 3G/3GS Matte Carbon)を装着している。ほとんど背面しか保護しないケースだが、かなり薄くて、カーボンファイバー素材ゆえに非常に軽い。
また、金属の肌触りが iPhone を裸で使っている時と一番差のない感触なので、お気に入りのケースである(裸よりは滑りにくい。詳しくは、こちらの記事を参照)。
かなり薄い部類の OSIR のカーボンファイバーケースを付けていると、今までの写真にあったように問題なく TriDock に挿すことはできるし、使うこともできる。が、他の iPhone 用ケースではどうか?
まず、手持ちのケースで一番分厚い、だけど OSIR のカーボンケースと並んで大のお気に入りケースである iWood を試してみる(iWood については、こちらの記事とかこちらの記事を参照)。
ちょっと挿さりにくいが、何とか挿さる。大丈夫そう…
と思ったが、USB ケーブルを繋いで TriDock に通電させても iPhone には通電されない。iWood 最大の難点は、単にケースに厚みがある方というだけでなく、ドックコネクタの部分がケースの外側から見るとちょっと奥まってしまっていて、さらにケースに柔軟性がないため、押し込んだら挿さるというものではないこと。
iWood ではドックコネクタに挿すモバイル用外部バッテリーの類いも、ケーブル方式以外はほとんど繋げない場合が多いのだが、この TriDock も同じ原因で、“一応挿さるけど、挿さり方が甘くてちゃんと接続されない”というパターンのようだ。残念だが、仕方ない。
でも iWood の場合、上下分離式のケースなので
という形で、下部ケースを外してドックに挿せば使える。
モバイル時に使うドックコネクタ直結型外部バッテリーだと、いちいちケースの下部だけ外して給電しながら使うとか格好悪くてやってられないが、自宅とか旅先のホテルその他で使うなら、こういうやり方も悪くないだろう。
まぁ、それでもちょっぴり面倒と言えば面倒だけど…。でも、冬場に外へ持ち出す時、特に寒風吹きさらす中で iPhone を使う時は iWood の木の温かみは手に優しいから使いたくなる。逆に夏場も、ベタつきにくいので iWood が良かったりする。
ともあれ、iWood ほどの厚みがあると、そのままでは TriDock に挿すのはちょっと無理。だけど、手持ちの他のケースは問題なく行けた。特に
シリコンケースでは厚い方の epik も問題なく挿して使えた
ので、厚いハードケース以外は割と対応できるのではないかと思う。素材が硬めのケースでも Incipio UltraLight Feather Slim Form Fitted Case みたいな薄目のケースは問題なく使えたしね。
ちなみに iPhone のケースについては何度か記事を書いてるけれど、直近でよく使ってるケースについては
■ 半年経過して現在使用中 iPhone ケース4種4素材(前編)
■ 半年経過して現在使用中 iPhone ケース4種4素材(後編)
の記事を参照してもらえれば、と思う。
ということで、この TriDock、出張・旅用アイテムとして便利に使えるだけでなく、自宅で使うクレードル/ドックとしても悪くないように思う。まぁ、私が TriDock をいくら宣伝したところで一銭も入るわけじゃないけれど、価格もそう高くないし、良さそうに見えたなら買ってみるのも悪くないと思う。
私は以下のサイトで購入しました。
■ 電脳中心買物隊 in 香港/商品詳細 Philips TriDock - 超ポータブルiPhoneクレードル
先にも書いたように、購入サイトは日本語サイトですが、発送は香港からになり、支払いは銀行振込のみとなっています。まぁ、これだけの便利グッズなので、そのうち日本の代理店なりショップが売ると思いますけどね…って、フィリップス自身が売らないのかねぇ?
いずれにしても、値段の分はあると思える iPhone / iPod 用小物で、納得いく買い物でした。