常に携帯するカメラ、自分が日常的に撮るためのカメラはもうスマートフォンに敵わない、画質とコンパクトさ、使いやすさのバランスが最高レベルにある GR を持ってしても無理だった…
7年前、そういう思いに至って、手放した初代 APS-C GR。もう二度とコンパクトデジカメは買わないと決意していたはずなのに、7年の月日が熱さ喉元をわするるの如く、再び手を出してしまったコンパクトデジカメ、そして GR。
■ この秋の買い物について考えるどうでもいい話 3 〜 GR IIIx 欲しい熱が意外としつこい問題
■ もう二度とコンデジは買わないと決めたはずなのに…買ってしまったリコー GR IIIx 〜心の中のせめぎ合いを制した理由、言い訳
■ リコー GR IIIx 購入前後のアレコレ
従来の画角 28mm というポリシーから外れる GR IIIx が発売され、そして手元に届いてから、ちょうど1ヶ月経ちました。
苦手な 28mm じゃなく 40mm 画角の GR が出た!これは 7年前の決意を覆してでも買うしか…。でも、またスマホに負けて使わなくなるだけなのに…
そんなことを思いながらの購入。この1ヶ月使ってみて、色々と思うところはありました。予想どおりなこと、予想とは違っていたこと。
この1ヶ月、使っていて感じたことを都度メモしていたのですが、それを見返してみると結構いっぱい書き散らしていて、まとまるかどうかも判りませんが、ひとまず端的に1ヶ月の感想を列挙すると、以下のとおり。
- 私自身の日常お気楽撮影機としてスマホに一矢報いることができるか?という主目的については、7年経ってもやっぱり完敗
- ただ、どんな時にも持ち歩ける「カメラ」としては GR 以外の選択肢が私にはない、ということも改めて実感。
- カラーの絵作りは全くもって自分の感覚から遠くて戸惑うばかりだが、複数あるモノクロモードは好き。
- 2段階のクロップモードをボタンに割り当てることでステップズーム感覚で使えているのは本当に良い、が 2段階目のクロップは流石に画素数減りすぎなのがもどかしい。
- 画質の良さはもちろん、ボケも個人的には満足で、この点はさすが GR というしか。
- 28mm という画角が苦手で 35mm が好きで、40mm なら後者に近い感覚で使えるやろ!と思って買ったが、意外と 35mm と 40mm の画角感覚の差を思い知らされて、ちょっと狭いな…と思うことが多い。
- Wi-Fi 転送がかなり不安定で、外出先での転送成功率が低すぎてストレスしかない。
- プログラムラインのノーマルが割と開放に寄りがちで、光量が多い時を除いては開放優先と大差なく、深度優先になると F8 になって、中庸中間という意識がないんか?という印象。
- スマホに対抗すべく腰からぶら下げて速写性を上げる一環として Peak Desgin Capture を試してみたが、バッテリー蓋を使えなくしてまでやるほどメリットはなく、GR ほど小さなカメラなら腰からぶら下げたポーチから取り出すのと大差なかった…
こんなところでしょうか。良くも悪くも、買わないと判らなかったこと、忘れていたことは多かったなぁ、と思いますので、買ったこと自体には後悔はないです。
とりあえず、それぞれの点について、思うことを少々記しておきます。
続きを読む