ブログネタとしては NEX-5 とか iPhone4 とか、いくつかあるわけですが、なにせW杯モード。W杯を見るのに精一杯で、なかなかブログまで手が回りません(一応「iOS4 マルチタスク対応アプリメモ」は、対応アプリの追加にともなって毎日更新しています)。
毎日うだるような蒸し暑さの上、天気もイマイチ続きなので、iPhone 3GS → 4 で一番驚いたカメラ性能の違いなんてのも、実写サンプルを含めて記事にしようと思ってるのですが…まぁこれは近日中に記事にしますが、もう一つ記事にしようしようと思いつつ、しないままだったのが、先月から今月にかけての 3G モバイルルーターのラッシュ。
先月 iPad 発売に合わせたかのように、b-mobile(日本通信)やドコモから Pocket WiFi モドキの小型モバイルルーターが発表され、今月は WiMAX が小型のモバイルルーター2種を発表し、
というくらいな勢いで、Pocket WiFi を発売日購入して愛用してきた私としても、なかなか興味深いニュースではありました。
■ 日本通信、SIMロックフリーのWi-Fiルーター「b-mobileWiFi」5月24日発売
■ 日本通信、SIMロックフリーのWiFiルータ「b-mobile WiFi」正式発表
■ 「iPadに最適!」有線LAN/無線LAN/3Gを自動切り替えできるモバイルルータ
■ バッファローとNTTBP、ドコモ網対応「ポータブルWi-Fi」正式発表
■ NTTBP+バッファロー共同開発の「ポータブルWi-Fi」
■ UQ、Wi-Fiルーター「WiMAX Speed Wi-Fi」発表
■ これまでとは違う“ノンPC”の世界を作る―UQが見据えるWiMAXの未来
■ WiMAX対応の無線LANルータ「URoad-7000」ファーストインプレッション
と同時に、イー・モバイルも
■ イー・モバイル、2年契約で料金を安くする「にねん得割」を提供
なんてものを出してきたけれど、既存ユーザーには何も恩恵はなく(おまけにドコモも数百円差ではねぇ…)、さらに
■ イー・モバイル、通信速度制限の基準を変更
■ イー・モバイル、通信速度制御の基準を改定―24時間、300万パケットに
という制約条件を一気にきつくしてきたわけで、
ところに、この仕打ち。
別にこの通信制限の基準にいつも引っかかるわけではないし、大改悪!と叫ぶほどのものではないが、24時間で 366MB 程度といえば、Windows Update をかけたら引っかかることもあるし、iPad で Youtube の HD 映像を4〜5本見たら終わる(まぁ今のイー・モバイル回線で HD 映像を見る気になるかどうかは別だが、その程度の転送量ということ)。
こういう状況を見ていると、
と思えてくるわけで、
・すっかり回線速度も遅くなり
・エリアも中途半端に広がったところで打ち止め気味になり
・緩い通信量制限もきつくなりつつあり
・料金的な魅力もすっかりなくなりつつあり
…となると、なんかもう
という感じになってきた。
エリアならドコモ、速度ならドコモや WiMAX、通信制限の緩さなら WiMAX、料金的にはどこもイー・モバイルと大差ない。これに近く au も WiMAX 共用という武器をもって殴り込んでくる。
こういうことは、データー通信のキャリアは往々にしてあることで、典型的な例で言えばウィルコムがそうであったように、使い時、潮時というものがあると思ってる。そんなわけで、
と考え始めて、この春から WiMAX をちょくちょくテストしてきた。
キッカケは友人経由で WiMAX の USB 端末を縛りなしで数百円という値段で購入できたことで、その端末を使って1日プランで時折使ってみたところ、
というのが率直な印象だった。
地方や建物の奥がダメなのは仕方ないにしても、地下が全くダメなのは(京阪神の地下は現状厳しい)ちょっと日常的に使うのに困りそうだが、京阪神の郊外でも意外なほど使えて、ここで使えるかな?と思ったところで 6〜8Mbps 出たりして、これは意外と行けるかも…と(自宅付近だと 2〜3Mbps 前後だけど、自宅では使わないし)。
そんなわけで、「WiMAX で小型モバイルルーターが出たら、モバイル回線は WiMAX にしようかな…」と思ってたところに、今月の発表。
■ UQ、Wi-Fiルーター「WiMAX Speed Wi-Fi」発表
■ これまでとは違う“ノンPC”の世界を作る―UQが見据えるWiMAXの未来
さらに料金的にも大攻勢をかけてきて、
というキャンペーンをあちこちでやっている(8月1日まで)。
ドコモも1年間は月額料金を下げてきているが、あちらは2年縛りがあるから1年後からは嫌でも値上げになるのに対して、WiMAX は概ね縛りがない。WiMAX は止めたきゃ、いつ止めても解約料金はかからない(30日以内の解約のみ解約金がかかる)。となれば、
となるわけだ。
というか、今年の冬には今の WiMAX より速い LTE をドコモがサービス開始するわけで、データー通信を取り巻く情勢は次々と変わっていく。そんな中で痛感したのは
ということ。
イー・モバイルも Pocket WiFi を買う時までは、主に EMチャージで使ってきた。Pocket WiFi を発売日買いする時に、発売日から EMチャージで Pocket WiFi を買えるようになっていることを知らず(前日まで告知もなく、店員も知らなかった)、2年縛りで購入してしまった。
やむを得なかった?とはいえ2年縛りで買ったことは、失敗とまでは行かなくても微妙な気分。だからこそ、
と言える。エリアの問題はあるにせよ、マトモに電波が入れば随一の高速通信だしね。
そして、今は月額料金だけでなく、購入時の負担が少ないことも魅力。例えば、
■ ヨドバシ.com-ワイヤレスゲート Wi-Fi + WiMAX スピードNo1.キャンペーン
■ Bic WiMAX SERVICE ビックワイマックス お申し込み受付中
といったように、USB や Express Card 端末が1円だったり、モバイルルーターが 4,800円で買えたりする(各種プロバイダや他の量販店などでもキャンペーンをやってるので、興味ある人は色々調べてみると良いかも)。
特にビックカメラは、今月発表されて発売されたばかりの、シンセイコーポレーション製モバイルルーターを条件付きとはいえ 4,800円で売ってるのが魅力的である。
これら端末を激安で買うには月額固定料金プランに加入することが条件になってるが、先にも書いたように「1ヶ月すれば解約自由」であるから、1ヶ月だけ固定料金で使って、その後はダブル定額プランに移行することも可能だ(移行は解約→再契約だが、同じこと。また各キャンペーン内容で異なるので確認のこと)。
まぁ、ちょっとでも使うようになれば、月額 3,780円は断然安いから、それに落ち着くだろうけれど…
というような WiMAX の大攻勢もあって、すっかり WiMAX に移行する気になって今月発表の小型モバイルルーターのどちらかを買うか、シンセイコーポレーション製の「URoad-7000」にするか、聞いたことのないメーカーであるソフトアンドハード製の「egg」にするか、なんてことを悩んでいたわけだが…
気がつくと、昨秋(Pocket WiFi が発売されるちょっと前)発売された、ちょいとお古のモバイルルーター NEC Aterm WM3300R を購入していた。
、この製品は Pocket WiFi や、それを意識した製品に比べると大きく、当初は全く購入する対象にはなかったのだが、思わず買ってしまった理由は
ということ。
新しい小型モバイルルーターが出たら売れなくなるのは明らかなので、在庫処分だろう。正直 Pocket WiFi や新しい WiMAX 小型モバイルルーター2種に比べるとデカい。おまけにバッテリー駆動時間が短い。
ことは正直に言おう。
ヨドバシカメラでは平日4,800円で売ってるが、週末は1円となっている。レジの販売用バーコードが、平日用4,800円、休日用1円で分かれて印刷されていたから、しばらくは(おそらくキャンペーン期間中の8月1日まで?)やっているだろう。
いずれにせよ、モバイルルーターが1年で手に入って月額 3,780円、いつでも解約可能なら、ちょっとやそっとの難があっても良いや、と思わず手が伸びてしまう。
もっとも、ドコモやイー・モバイルのように2年縛りがあれば、こんな機材選びはしない。2年使うことを考えれば、初期費用が多少高くついても良いもの、納得できるものを購入する。でも、WiMAX は違う。
のである。使い捨てと言っちゃひどすぎるが、良い機材が出たら今の機材を気楽に解約して新しい機材に乗り換えられる。
この在庫処分なモバイルルーターを買った理由のもう一つは、
という感じがした。
今月発表された WiMAX の新しい小型モバイルルーター2種類「URoad-7000」「egg」を Pocket WiFi や WM3300R と公称値で比較してみると…
Pocket WiFi:95.5×48.6×14.1mm、80g、4時間
URoad-7000:104×62×14.8mm、117g、3.5時間
egg:110×61.8×28.3mm、130g、5時間
WM-3300R:94×67×22mm、145g、2.5時間
最後の「時間」はバッテリー駆動時間。こうしてみると、Pocket WiFi の小ささ、軽さが際立つ。
URoad-7000 にしても egg にしても、Pocket WiFi ユーザー的には(小型モバイルルーターとしては)満足できそうかは微妙だ。もちろん、回線速度には満足できたとしても。
ちなみに egg はバッテリー交換不可だそうですし、給電コネクタも WM-3300R の USB micro、URoad-7000 の TTA-20 に比べると Pocket WiFi の USB mini B というのも極めて汎用的。そこも Pocket WiFi の良さだ。
先にも書いたように、イー・モバイルはなんだかなーな状態になってきたものの、Pocket WiFi の出来はかなりよく、ぶっちゃけ最近は本当にポケットに入れて使っていた。というか、上記の比較を見ても判るように
である。
そういうこともあって、
ということで、1円の NEC Aterm WM3300R を使うことにした次第。ま、それでも
という感じで、Pocket WiFi を使ってきた身としては、その大きさにはちょっと萎える。
ただ、iPod touch を偽 iPhone 化して使うような人と違って、メインはパソコンで使う=ある程度腰をすえて使うことが多いので、当面はこれでも良いかと思っている次第。
あとは、WiMAX のエリアの問題があるわけで、今まで時々使ってきて、それなりに使えると判っているものの、これから本格的に使っていく過程で色々不満も出るでしょう。
ただ、イー・モバイルの契約はスーパーライトデータプランで月額1,000円で寝かす分だけでなく EMチャージの SIM も有効のまま残してあるので、必要があればそれを使えばいいし、ウィルコム回線も月額百数十円払って残してあるので、まぁ何とでもなる、という感じでしょうか(他にちょっとした裏技も持ってるので…)
そして肝心のお金的な問題ですが、
わけで、これが最終的な決定打になりました。
単純に、今までイー・モバイルに月額 4,980円払っていたのが、これが寝かすことで(スーパーライトデータプランの最低料金である)月額 1,000円になり、反面ワイヤレスゲート Wi-Fi + WiMAX に月額 3,780円払うわけですが、この時点で月額 200円浮きます。
さらに私の場合、今まで公衆無線LANサービスのためにヨドバシカメラのワイヤレスゲート Wi-Fi プラン(月額 380円)に入っていたので、ワイヤレスゲート Wi-Fi + WiMAX に加入することで、それも不要になって更に浮きます。
つまり…
(現在)
イー・モバイルのデータプランに月額 4,980円
ワイヤレスゲートの Wi-Fi プランに月額 380円
で
合計 5,360円
だったのが、
(これから)
イー・モバイルのスーパーライトデータプランに月額 1,000円
ワイヤレスゲーの Wi-Fi + WiMAX プランに月額 3,780円
で、
合計 4,780円
となって、計算上は月額 580円コストダウンになるわけです。
単純にこういうわけにはいかない月もあるでしょうが、ある程度のコストダウンが見込め、少なくとも無闇にコストアップはしなさそうということもあって、乗り換えました。
というわけで、モバイル時のメイン回線をイー・モバイルから WIMAX へ変更しました。発売日から半年強、愛用した Pocket WiFi もサブデバイス扱いです。
ローカル無線 LAN を手軽に構築するのにも役に立ちますし、EMチャージの SIM に入れ替えて、WiMAX は入らないけれどイー・モバイルなら入るという場所では使うこともあると思うので(北海道とか)ので、全く使わなくなることはないでしょう。
なんにせよ、Pocket WiFi は良いデバイスです。キャリアは今イチに堕ちつつありますけどね。
今回 WiMAX に乗り換えた理由は、今まで書いてきたように
という3点だったわけですが、
とは思ってます。というか、まぁ
的なところはあるわけで。ただ、それを判っていても、今回はドコモを選ばなかった。その理由は
というところにある。
2年縛られてもエリアの広さと回線品質でドコモを選ぶか
縛りの無さと回線速度で WiMAX を選ぶか
これは人それぞれの状況によって、最適解は変わることでしょう。都市部にいるから WiMAX という選択肢があるのも事実ですしね。
ただ、近く、この選択肢に au のエリアの広さと WiMAX の速度を兼ね備えた存在も出てくるわけで、そうなってくるとイー・モバイルはどうするんだろうねぇ…と思うわけで。今や Pocket WiFi だけの存在のような…
【7/1 追記】本日から UQ 本体でも13ヶ月間の月額 3,780円のキャンペーンなどを開始しました。
■ UQ、商用サービス1周年で新規ユーザーに割引キャンペーン
毎日うだるような蒸し暑さの上、天気もイマイチ続きなので、iPhone 3GS → 4 で一番驚いたカメラ性能の違いなんてのも、実写サンプルを含めて記事にしようと思ってるのですが…まぁこれは近日中に記事にしますが、もう一つ記事にしようしようと思いつつ、しないままだったのが、先月から今月にかけての 3G モバイルルーターのラッシュ。
先月 iPad 発売に合わせたかのように、b-mobile(日本通信)やドコモから Pocket WiFi モドキの小型モバイルルーターが発表され、今月は WiMAX が小型のモバイルルーター2種を発表し、
いきなり、みんな、どうしたんだ?
というくらいな勢いで、Pocket WiFi を発売日購入して愛用してきた私としても、なかなか興味深いニュースではありました。
■ 日本通信、SIMロックフリーのWi-Fiルーター「b-mobileWiFi」5月24日発売
■ 日本通信、SIMロックフリーのWiFiルータ「b-mobile WiFi」正式発表
■ 「iPadに最適!」有線LAN/無線LAN/3Gを自動切り替えできるモバイルルータ
■ バッファローとNTTBP、ドコモ網対応「ポータブルWi-Fi」正式発表
■ NTTBP+バッファロー共同開発の「ポータブルWi-Fi」
■ UQ、Wi-Fiルーター「WiMAX Speed Wi-Fi」発表
■ これまでとは違う“ノンPC”の世界を作る―UQが見据えるWiMAXの未来
■ WiMAX対応の無線LANルータ「URoad-7000」ファーストインプレッション
と同時に、イー・モバイルも
■ イー・モバイル、2年契約で料金を安くする「にねん得割」を提供
なんてものを出してきたけれど、既存ユーザーには何も恩恵はなく(おまけにドコモも数百円差ではねぇ…)、さらに
■ イー・モバイル、通信速度制限の基準を変更
■ イー・モバイル、通信速度制御の基準を改定―24時間、300万パケットに
という制約条件を一気にきつくしてきたわけで、
最近イー・モバイルは通信速度は落ちるばかりだし
改善どころか、エリアの広がりも悪くなってきた
改善どころか、エリアの広がりも悪くなってきた
ところに、この仕打ち。
別にこの通信制限の基準にいつも引っかかるわけではないし、大改悪!と叫ぶほどのものではないが、24時間で 366MB 程度といえば、Windows Update をかけたら引っかかることもあるし、iPad で Youtube の HD 映像を4〜5本見たら終わる(まぁ今のイー・モバイル回線で HD 映像を見る気になるかどうかは別だが、その程度の転送量ということ)。
こういう状況を見ていると、
イー・モバイルは Pocket WiFi のヒットでユーザーが増えた対策を
回線増強よりユーザーへの制限でやりくりしようということか…
回線増強よりユーザーへの制限でやりくりしようということか…
と思えてくるわけで、
・すっかり回線速度も遅くなり
・エリアも中途半端に広がったところで打ち止め気味になり
・緩い通信量制限もきつくなりつつあり
・料金的な魅力もすっかりなくなりつつあり
…となると、なんかもう
もうイー・モバイルって、値段の割には
どれも中途半端になってきたよね…
どれも中途半端になってきたよね…
という感じになってきた。
エリアならドコモ、速度ならドコモや WiMAX、通信制限の緩さなら WiMAX、料金的にはどこもイー・モバイルと大差ない。これに近く au も WiMAX 共用という武器をもって殴り込んでくる。
こういうことは、データー通信のキャリアは往々にしてあることで、典型的な例で言えばウィルコムがそうであったように、使い時、潮時というものがあると思ってる。そんなわけで、
Pocket WiFi は凄く良い製品で気に入ってるが
イー・モバイルを使うのはそろそろ見直すか…
イー・モバイルを使うのはそろそろ見直すか…
と考え始めて、この春から WiMAX をちょくちょくテストしてきた。
キッカケは友人経由で WiMAX の USB 端末を縛りなしで数百円という値段で購入できたことで、その端末を使って1日プランで時折使ってみたところ、
地下や建物の奥はサッパリだけど
エリア的には意外と使えるじゃん
エリア的には意外と使えるじゃん
というのが率直な印象だった。
地方や建物の奥がダメなのは仕方ないにしても、地下が全くダメなのは(京阪神の地下は現状厳しい)ちょっと日常的に使うのに困りそうだが、京阪神の郊外でも意外なほど使えて、ここで使えるかな?と思ったところで 6〜8Mbps 出たりして、これは意外と行けるかも…と(自宅付近だと 2〜3Mbps 前後だけど、自宅では使わないし)。
そんなわけで、「WiMAX で小型モバイルルーターが出たら、モバイル回線は WiMAX にしようかな…」と思ってたところに、今月の発表。
■ UQ、Wi-Fiルーター「WiMAX Speed Wi-Fi」発表
■ これまでとは違う“ノンPC”の世界を作る―UQが見据えるWiMAXの未来
さらに料金的にも大攻勢をかけてきて、
1年間は月額 3,780円で使い放題
というキャンペーンをあちこちでやっている(8月1日まで)。
ドコモも1年間は月額料金を下げてきているが、あちらは2年縛りがあるから1年後からは嫌でも値上げになるのに対して、WiMAX は概ね縛りがない。WiMAX は止めたきゃ、いつ止めても解約料金はかからない(30日以内の解約のみ解約金がかかる)。となれば、
とりあえず月額料金が安い間だけ使うのも全然OK
となるわけだ。
というか、今年の冬には今の WiMAX より速い LTE をドコモがサービス開始するわけで、データー通信を取り巻く情勢は次々と変わっていく。そんな中で痛感したのは
1年で変化していくデーター通信の契約では
2年縛りはよほどのことがないと、もう嫌
2年縛りはよほどのことがないと、もう嫌
ということ。
イー・モバイルも Pocket WiFi を買う時までは、主に EMチャージで使ってきた。Pocket WiFi を発売日買いする時に、発売日から EMチャージで Pocket WiFi を買えるようになっていることを知らず(前日まで告知もなく、店員も知らなかった)、2年縛りで購入してしまった。
やむを得なかった?とはいえ2年縛りで買ったことは、失敗とまでは行かなくても微妙な気分。だからこそ、
止めたい時に後腐れなく止められて
それでいて料金も安く、購入時の負担も少ない今の WiMAX は魅力的
それでいて料金も安く、購入時の負担も少ない今の WiMAX は魅力的
と言える。エリアの問題はあるにせよ、マトモに電波が入れば随一の高速通信だしね。
そして、今は月額料金だけでなく、購入時の負担が少ないことも魅力。例えば、
■ ヨドバシ.com-ワイヤレスゲート Wi-Fi + WiMAX スピードNo1.キャンペーン
■ Bic WiMAX SERVICE ビックワイマックス お申し込み受付中
といったように、USB や Express Card 端末が1円だったり、モバイルルーターが 4,800円で買えたりする(各種プロバイダや他の量販店などでもキャンペーンをやってるので、興味ある人は色々調べてみると良いかも)。
特にビックカメラは、今月発表されて発売されたばかりの、シンセイコーポレーション製モバイルルーターを条件付きとはいえ 4,800円で売ってるのが魅力的である。
これら端末を激安で買うには月額固定料金プランに加入することが条件になってるが、先にも書いたように「1ヶ月すれば解約自由」であるから、1ヶ月だけ固定料金で使って、その後はダブル定額プランに移行することも可能だ(移行は解約→再契約だが、同じこと。また各キャンペーン内容で異なるので確認のこと)。
まぁ、ちょっとでも使うようになれば、月額 3,780円は断然安いから、それに落ち着くだろうけれど…
というような WiMAX の大攻勢もあって、すっかり WiMAX に移行する気になって今月発表の小型モバイルルーターのどちらかを買うか、シンセイコーポレーション製の「URoad-7000」にするか、聞いたことのないメーカーであるソフトアンドハード製の「egg」にするか、なんてことを悩んでいたわけだが…
気がつくと、昨秋(Pocket WiFi が発売されるちょっと前)発売された、ちょいとお古のモバイルルーター NEC Aterm WM3300R を購入していた。
、この製品は Pocket WiFi や、それを意識した製品に比べると大きく、当初は全く購入する対象にはなかったのだが、思わず買ってしまった理由は
6月半ばからヨドバシカメラで週末1円で売られてる
ということ。
新しい小型モバイルルーターが出たら売れなくなるのは明らかなので、在庫処分だろう。正直 Pocket WiFi や新しい WiMAX 小型モバイルルーター2種に比べるとデカい。おまけにバッテリー駆動時間が短い。
デカい、重い、駆動時間が短いの三重苦だけど、1円に負けた(^^;)
ことは正直に言おう。
ヨドバシカメラでは平日4,800円で売ってるが、週末は1円となっている。レジの販売用バーコードが、平日用4,800円、休日用1円で分かれて印刷されていたから、しばらくは(おそらくキャンペーン期間中の8月1日まで?)やっているだろう。
いずれにせよ、モバイルルーターが1年で手に入って月額 3,780円、いつでも解約可能なら、ちょっとやそっとの難があっても良いや、と思わず手が伸びてしまう。
もっとも、ドコモやイー・モバイルのように2年縛りがあれば、こんな機材選びはしない。2年使うことを考えれば、初期費用が多少高くついても良いもの、納得できるものを購入する。でも、WiMAX は違う。
縛りのない WiMAX だから、在庫処分を安く買って
本当に満足できそうな機材が出るまで繋ぎとして使える
本当に満足できそうな機材が出るまで繋ぎとして使える
のである。使い捨てと言っちゃひどすぎるが、良い機材が出たら今の機材を気楽に解約して新しい機材に乗り換えられる。
この在庫処分なモバイルルーターを買った理由のもう一つは、
新型の WiMAX 小型モバイルルーターも、よくよく検討すると
Pocket WiFi に比べて今イチだよなぁ…
Pocket WiFi に比べて今イチだよなぁ…
という感じがした。
今月発表された WiMAX の新しい小型モバイルルーター2種類「URoad-7000」「egg」を Pocket WiFi や WM3300R と公称値で比較してみると…
Pocket WiFi:95.5×48.6×14.1mm、80g、4時間
URoad-7000:104×62×14.8mm、117g、3.5時間
egg:110×61.8×28.3mm、130g、5時間
WM-3300R:94×67×22mm、145g、2.5時間
最後の「時間」はバッテリー駆動時間。こうしてみると、Pocket WiFi の小ささ、軽さが際立つ。
URoad-7000 にしても egg にしても、Pocket WiFi ユーザー的には(小型モバイルルーターとしては)満足できそうかは微妙だ。もちろん、回線速度には満足できたとしても。
ちなみに egg はバッテリー交換不可だそうですし、給電コネクタも WM-3300R の USB micro、URoad-7000 の TTA-20 に比べると Pocket WiFi の USB mini B というのも極めて汎用的。そこも Pocket WiFi の良さだ。
先にも書いたように、イー・モバイルはなんだかなーな状態になってきたものの、Pocket WiFi の出来はかなりよく、ぶっちゃけ最近は本当にポケットに入れて使っていた。というか、上記の比較を見ても判るように
本当にポケットに入れて使う気になるのは Pocket WiFi だけ
である。
そういうこともあって、
いずれ、もっと良い WiMAX 用モバイルルーターが出るだろうから
当分は1円のモバイルルーターで良いかな♪
当分は1円のモバイルルーターで良いかな♪
ということで、1円の NEC Aterm WM3300R を使うことにした次第。ま、それでも
という感じで、Pocket WiFi を使ってきた身としては、その大きさにはちょっと萎える。
ただ、iPod touch を偽 iPhone 化して使うような人と違って、メインはパソコンで使う=ある程度腰をすえて使うことが多いので、当面はこれでも良いかと思っている次第。
あとは、WiMAX のエリアの問題があるわけで、今まで時々使ってきて、それなりに使えると判っているものの、これから本格的に使っていく過程で色々不満も出るでしょう。
ただ、イー・モバイルの契約はスーパーライトデータプランで月額1,000円で寝かす分だけでなく EMチャージの SIM も有効のまま残してあるので、必要があればそれを使えばいいし、ウィルコム回線も月額百数十円払って残してあるので、まぁ何とでもなる、という感じでしょうか(他にちょっとした裏技も持ってるので…)
そして肝心のお金的な問題ですが、
イーモバイルに月額千円払って寝かす分を含めても
当分は安くなる
当分は安くなる
わけで、これが最終的な決定打になりました。
単純に、今までイー・モバイルに月額 4,980円払っていたのが、これが寝かすことで(スーパーライトデータプランの最低料金である)月額 1,000円になり、反面ワイヤレスゲート Wi-Fi + WiMAX に月額 3,780円払うわけですが、この時点で月額 200円浮きます。
さらに私の場合、今まで公衆無線LANサービスのためにヨドバシカメラのワイヤレスゲート Wi-Fi プラン(月額 380円)に入っていたので、ワイヤレスゲート Wi-Fi + WiMAX に加入することで、それも不要になって更に浮きます。
つまり…
(現在)
イー・モバイルのデータプランに月額 4,980円
ワイヤレスゲートの Wi-Fi プランに月額 380円
で
合計 5,360円
だったのが、
(これから)
イー・モバイルのスーパーライトデータプランに月額 1,000円
ワイヤレスゲーの Wi-Fi + WiMAX プランに月額 3,780円
で、
合計 4,780円
となって、計算上は月額 580円コストダウンになるわけです。
単純にこういうわけにはいかない月もあるでしょうが、ある程度のコストダウンが見込め、少なくとも無闇にコストアップはしなさそうということもあって、乗り換えました。
☆
というわけで、モバイル時のメイン回線をイー・モバイルから WIMAX へ変更しました。発売日から半年強、愛用した Pocket WiFi もサブデバイス扱いです。
ローカル無線 LAN を手軽に構築するのにも役に立ちますし、EMチャージの SIM に入れ替えて、WiMAX は入らないけれどイー・モバイルなら入るという場所では使うこともあると思うので(北海道とか)ので、全く使わなくなることはないでしょう。
なんにせよ、Pocket WiFi は良いデバイスです。キャリアは今イチに堕ちつつありますけどね。
今回 WiMAX に乗り換えた理由は、今まで書いてきたように
- イー・モバイルが段々ダメキャリアになってきた
- WiMAX が強力キャンペーンを推進して安かった
- 3月から少し試していて、エリアもある程度は見込みがたった
という3点だったわけですが、
エリアや回線品質的にはドコモもありだった
とは思ってます。というか、まぁ
ドコモを使ってるのが一番安心
的なところはあるわけで。ただ、それを判っていても、今回はドコモを選ばなかった。その理由は
- LTE も始まろうというのに、寝かせられない月額固定料金での2年縛りは辛い。
- 相変わらずパケット種類の制限がある。
- 大病を患って入院手術をするはめになって、当面は去年までほど頻繁に旅行に行けなくなったので、エリアの広さにこだわりはすくなくなった(といっても1月の手術後、北海道や沖縄、四国と行ってるのだけど)
というところにある。
2年縛られてもエリアの広さと回線品質でドコモを選ぶか
縛りの無さと回線速度で WiMAX を選ぶか
これは人それぞれの状況によって、最適解は変わることでしょう。都市部にいるから WiMAX という選択肢があるのも事実ですしね。
ただ、近く、この選択肢に au のエリアの広さと WiMAX の速度を兼ね備えた存在も出てくるわけで、そうなってくるとイー・モバイルはどうするんだろうねぇ…と思うわけで。今や Pocket WiFi だけの存在のような…
【7/1 追記】本日から UQ 本体でも13ヶ月間の月額 3,780円のキャンペーンなどを開始しました。
■ UQ、商用サービス1周年で新規ユーザーに割引キャンペーン