前回記事では、かなり気に入っている Nikon 1(の望遠ズーム)ですが、ニコンの決算説明会資料 (PDF) で
「Nikon 1(ノンレフレックス)は、商品計画を見直す。今期のレンズ交換式カメラを55万台下方修正するが、その大半はNikon 1」
という、Nikon 1 の将来が不透明になったと考えざるを得ない文言があったことを書きました。
と同時に、Nikon 1 が気に入っている私も「売れないのも道理だよなぁ」と感じていることも書きました。売れ線ミラーレス機であるマイクロフォーサーズや NEX あたりと比べても、
という点が挙げられます。
私の場合、EVF+望遠レンズという組み合わせを欲して Nikon 1 V1/V2 + 30-110mm というシステムに魅力を感じていますが、広角〜標準域で Nikon 1 を積極的に使いたいか?と言われれば微妙です(10-100mm のコンパクトな高倍率ズームレンズは良いと思いますが)。
せめて初代 RX100 くらいの画質ならば、もっと広範囲に Nikon 1 を活用していたでしょうが、現状では
であります。それも、ほぼ昼間専用。
Nikon 1 の AF はミラーレス機で唯一動きものに対応できる AF-C だと感じていますが、同時に動きものを捉える時にはシャッター速度を上げる必要がある時も多い=高感度が必要な場合も多く、Nikon 1 の高感度画質のダメさが、AF の魅力も大きく損なっていると感じています。
そういう意味でも
と思います。ISO 800 で崩壊する画質では動きもの云々関係なくダメでしょう。
そして、先の理由でも挙げたように、Nikon 1 が売れないのは画質だけではありませんから、ニコンが決算説明会で示したように手詰まり気味なのも仕方ありません。
センサーサイズの小ささを生かしてボディもレンズもグッと小さくしていく方向しかない、それこそ、「サイズ的なライバルはマイクロフォーサーズじゃなくて PENTAX Q だ」という感じにならないとねぇ、と思うのです。
オリンパスもパナソニックもカメラ事業の生き残りをかけてマイクロフォーサーズには注力していますから(ソニーの NEX も)、一般ユーザーに一番訴求しやすいポイントである「大きさ」については努力して、かなり Nikon 1 との差が詰まっています。
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「Nikon 1(ノンレフレックス)は、商品計画を見直す。今期のレンズ交換式カメラを55万台下方修正するが、その大半はNikon 1」
という、Nikon 1 の将来が不透明になったと考えざるを得ない文言があったことを書きました。
と同時に、Nikon 1 が気に入っている私も「売れないのも道理だよなぁ」と感じていることも書きました。売れ線ミラーレス機であるマイクロフォーサーズや NEX あたりと比べても、
- 画質的に劣ることはあっても(特に高感度)優位性は殆どない
- センサーサイズが小さいことによるボディ・レンズサイズの小ささは、望遠レンズを除いて優位性の差を縮められている
- コンパクトから移行する人が魅力を感じる点の一つであるボケを魅力に見せられるレンズが少ない
- センサーサイズが小さいことで優位になる望遠側は 300mm 域のレンズ止まり
- 価格的な魅力にも乏しい
という点が挙げられます。
私の場合、EVF+望遠レンズという組み合わせを欲して Nikon 1 V1/V2 + 30-110mm というシステムに魅力を感じていますが、広角〜標準域で Nikon 1 を積極的に使いたいか?と言われれば微妙です(10-100mm のコンパクトな高倍率ズームレンズは良いと思いますが)。
せめて初代 RX100 くらいの画質ならば、もっと広範囲に Nikon 1 を活用していたでしょうが、現状では
小型軽量な望遠システムを持って行きたい時限定
であります。それも、ほぼ昼間専用。
Nikon 1 の AF はミラーレス機で唯一動きものに対応できる AF-C だと感じていますが、同時に動きものを捉える時にはシャッター速度を上げる必要がある時も多い=高感度が必要な場合も多く、Nikon 1 の高感度画質のダメさが、AF の魅力も大きく損なっていると感じています。
そういう意味でも
Nikon 1 はセンサーが良くならないと、どうにもならないよなぁ
と思います。ISO 800 で崩壊する画質では動きもの云々関係なくダメでしょう。
そして、先の理由でも挙げたように、Nikon 1 が売れないのは画質だけではありませんから、ニコンが決算説明会で示したように手詰まり気味なのも仕方ありません。
センサーサイズの小ささを生かしてボディもレンズもグッと小さくしていく方向しかない、それこそ、「サイズ的なライバルはマイクロフォーサーズじゃなくて PENTAX Q だ」という感じにならないとねぇ、と思うのです。
オリンパスもパナソニックもカメラ事業の生き残りをかけてマイクロフォーサーズには注力していますから(ソニーの NEX も)、一般ユーザーに一番訴求しやすいポイントである「大きさ」については努力して、かなり Nikon 1 との差が詰まっています。
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