Tedious diary more x4

写真日記ブログを合流させて完全に雑記ブログ化しました(>_<)

タグ:MacOSX

先日 E-M1 Mark II ファームウェア・アップデートの件を書いていて思い出したのですが(オリンパスの問題は後述)、

現行 macOS 10.13 High Sierra は
32bit アプリをサポートする最後の macOS


になる可能性が、昨年6月の WWDC 2017 で発表されています。Mac App Store で配布するアプリについては既に今年1月から 64bit アプリであることが必須条件になっています。(6月には既存アプリも 64bit 化しないとリリースできない)

32-bit apps will not launch on iOS 11, Mac App Store transition to 64-bit from 2018 | 9to5Mac

「また Apple は古い互換性を切るのかよ」と思う人もいるかもしれませんが、MacOS X の 64bit 化はかなり早い段階(2005年 Tiger あたり)から始まっており、6年前の 2012年には 64bit カーネルのみ提供になっています。

OS カーネルも付属アプリも 64bit アプリだし、macOS 的に古い 32bit アプリはもう非標準だけど、互換性のために起動を許しておくわ


という状態が 6年間も続いてきたわけですから、さすがにもう切り捨てられても仕方ないでしょう。

それに 6年間も「互換性のためだけに 32bit アプリの起動は許してるけど、早よ 64bit アプリに作り直しなはれ」と言われ続けてきたのですから、macOS 向けにアプリをリリースしているメーカーのほとんどは対応を終わっています。

自分の Mac で使用しているアプリが 32bit か 64bit かを調べるのは「システム情報」アプリを使用します。使い方は以下のとおり。

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本日、OS X 10.9 (Mavericks) および 10.8 (Mountain Lion) 向けに「デジタルカメラRAW互換性アップデート 5.04」がリリースされました。

DigitalCameraRAWupdate504A


このアップデートで新たに
  • 富士フイルム X-E2
  • 富士フイルム X-T1
  • ニコン D3300
  • ニコン Nikon 1 AW1
  • パナソニック DMC-GM1
  • ペンタックス K-3

以上の機種の RAW ファイルが OS レベルで扱えるようになりました。X-E2 は長らくのお待たせでした。

Finder で RAW ファイルを選択してスペースキーを押して Quick Look することも、プレビューや iPhoto、Aperture 3 といったアプリで開いて編集することも可能になりました。

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ウェブベースのサービスが浸透して Mac と Windows のソフト比較が昔ほど重きを持たなくなってきたり、Mac OS X 上のメールソフトの少なさが以前より言われなくなりましたが、Mac OS X 上のメールソフトが寂しい状況なのは今も昔も変わりません。

Windows ベースのメールソフトは老舗&定番ソフトがずっと、Windows の世代交代を経ても着実にサポートし続けているモノが多いのに比べ、Mac では少し前に「Sparrow」なる Gmail に適した使いやすいメールアプリが登場して話題を集めたものの、速攻で Google に買収されてしまいました。

ベンチャー企業としては Google に買収されて“ゴーーーール!”でしょうが、将来にも期待してアプリを購入した身としては「今後はメインテナンスリリースだけになりまーす」と言われて素直に納得できるはずもなく、何とも言えぬ気分になりました。

そういったことがあった中で、少し前に Mac 向けの新たな、期待できそうなメールアプリが登場しました 。それが「Airmail」。

AirMail01


大まかな特徴としては

  • Gmail, GoogleApps, Yahoo!, iCloud, AOL は最低限の設定入力で、あとは自動設定してくれる

  • 上記5つのサービス以外のメールサービスは、IMAP 設定を自分で入力すれば利用可能
    POP しか提供していない化石みたいなメールサービスは利用不可

  • Gmail のラベル利用は非常にやりやすい(Sparrow より良い)

  • Dropbox との連携が可能で、添付ファイルをメールに添付して送るのではなく、Dropbox にアップロードして共有リンクをメールに貼って送ることができる

  • 作成できるのは HTML メールのみ(エンコードは UTF-8)

  • Cc/Bcc に特定のメールアドレスを自動付加するなど、従来のメールソフトでよくある細かい機能は(まだ?)あまりない


といったところでしょうか。

Gmail を中心に、今どきの大手ウェブメールサービスを使うのに特化していますが、一般的な IMAP 対応のメールサービスにも対応していますので、Gmail, Yahoo!, AOL, iCloud 以外でも利用可能だと思います。

この「Airmail」、既に幾つかの Mac 系のニュースサイト、アプリ紹介サイトでも取り上げられていますが、現在はまだβ版であり、

現状のβ版利用には Facebook アカウントかメアドの登録が必要


となっています(Airmail そのものへの登録ではなく、Airmail が使っている開発者向けサービスからソフトをダウンロードするための登録)。それゆえ、

「良さそうなメールソフトだけど、なんかよく判らんところへ登録したくないわ」
「使ってみたいけど、Facebook アカウントをよく判らんサービスと連携とるのは嫌」

という人も多いと思います。

私も多少抵抗がなくもなかったのですが、私が見たサイトの軽い紹介程度では何も判らず、「結局自分で使わんと判らんよねー」ということで、サブアカウント中心ですが1週間ほど利用してみました。

で、気になっている人への参考になるかどうか判りませんが、ひと通りの利用画面と簡単な感想だけでなく、全メニュー項目と設定ダイアログ内の内容が判るスクリーンショットを以下に載せておきます。

Facebook やメアドの登録までして使いたくないけど興味はある、正式版になったら考えてみよう、と思っている人には、現在の「Airmail」の機能がある程度つかめて、参考になるのではないかと思います(スクリーンショットの多くはクリックで拡大表示されます)。
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ParagonSoft が感謝祭セールとして先日から無料配布している「NTFS for Mac OS X」の限定版「NTFS for Mac OS X for Seagate drives」ですが、無料配布期間は 12月1日までとなっています。

「NTFS for Mac OS X」というのは Windows で利用されているフォーマット種類の一つ、NTFS 形式でフォーマットされた HDD を Mac に繋いでも読み書きできるようにするソフトです。

Windows でも外付 HDD では FAT や exFAT を利用している場合が多いですが、なかには NTFS でフォーマットされた HDD もあります。昔ながらの FAT 形式は一番使われていますが 4GB 以上のファイルは利用できませんし、FAT, exFAT はセキュリティ的に脆弱ですから、ビジネス用途では外付け HDD でも NTFS という場合は少なくありません。

MacOS X では FAT, exFAT を扱うことができますが(exFAT は 10.6.4 以降)、NTFS だけは扱うことができません。そこを NTFS フォーマット HDD でも Mac でも読み書き可能にするのが「NTFS for Mac OS X」です。

NTFSforMac_Seagate01
(MacOS X 上で NTFS フォーマットの HDD が扱える)

NTFSforMac_Seagate02
(ディスクユーティリティでフォーマットする時に NTFS が選べるようになる)

NTFSforMac_Seagate03
(Mac で NTFS フォーマットした HDD はもちろん Windows でマウント可能)


今回のキャンペーンは、その「NTFS for Mac OS X」の Seagate製 HDD 専用版を感謝祭記念として無料であげましょう、というものです。

もちろん、自社の主たる製品を無闇にばら撒くわけじゃなく、ちゃんと理由も制限もあります。

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PDF ファイルや自炊した電子書籍ファイルをスマートフォンや小型タブレット、電子書籍専用端末で読むのに慣れている人の場合、少しでも快適に読むために、PDF ファイルなどをデバイスへコピーする前に、周辺部の余白を切り落とすことをよく行います。

たとえば、この時刻表 PDF ファイル。これをスマートフォンで普通に開くと

MacPreviewPDFCropping14


となって、拡大しなければ時刻が見づらいものです。

ところが、この時刻表ファイルは周辺部の余白が大きいですから、スマートフォンに入れる際に余白を最小限にするようにトリミングしてから入れておくと

MacPreviewPDFCropping15


となって、拡大せずとも時刻は判別できます(細かな注釈は拡大が必要ですが、パッと見の時刻が判るだけでも便利になるかと)。

また、もうちょっと細かい文字の例を挙げてみますと、以下のような新幹線時刻表の PDF ファイルもそのまま入れると、拡大しなければ、いま開いているページが何時頃かも判りづらいくらい細かな表示になります。

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年に一度のお祭り、WWDC - WorldWide Developers Conference 2012 基調講演の夜(現地は朝)がやってきました。色々な IT 系カンファレンスやイベントがありますが、“祭り”的な盛り上がりとしては一番のイベントでしょう。

今年の発表は噂通り

  • ノートブック MacBook シリーズの一新(全て本日発売!)

  • Mac用新 OS「OS X 10.8 - Mountain Lion」正式発表(7月発売 $19.99)

  • iOS 6 発表


という内容で発表されました。

隠し玉も驚くようなこともなし


でした。

目玉は

噂の MacBook Pro with Retina Display


でしょう。

MacBook Pro with Retina Display は Retina というだけじゃなく 15インチなのに MacBook Air 並みの薄さで、性能も Pro。MacBook Air が現在のノートPC の潮流を定めたように、新しい Retina MacBook は今後のノートPC を指し示しているのは間違いありません。

$4,000 なんていう噂もありましたが、MacBook Pro with Retina Display は 184,800円 (8GB RAM / 256GB SSD) 、なので内容を考えれば個人的には安いくらいと感じます。重さが 2kg というのが欠点といえば欠点でしょうか。

また、本来目玉でもいいはずの

iOS 6 はマイナーアップデートな雰囲気満載


と感じました。リリースが秋ですから iPhone 5 との絡みで何か隠されてる可能性はありますが、もうやることもあまりない気はします(他の OS もそうですが)。

ということで、それぞれの点について発表された内容を以下箇条書きにまとめてみました。


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動作が軽い RAW 現像ソフトとして、また写真セレクトソフトとしても秀逸で愛用しているキヤノン純正の RAW 現像ソフト「Digital Photo Professional」が、よ〜〜〜〜やく MacOS X 10.7 (Lion) に対応しました。

キヤノンのデジタルカメラ向けソフトウェアの MacOS X 新バージョン対応が遅いのは今に始まったことではなく、半年遅れは当たり前な過去があるので昨夏リリースの 10.7 (Lion) 対応が未だなくても「またか…」気分でしたが、先日 MacOS X 10.8 (Mountain Lion) の今夏リリースが発表されたことで

DPP の MacOS X 10.7 対応は 10.8 が出る頃になったりして…(^_^;;;)


という不安すら過ぎったのですが、本日 EOS Utility とともに MacOS X 10.7 (Lion) 対応版がリリースされました。

Snow Leopard 公式対応の時は角度調整機能搭載と同時期でしたし、てっきり来月の EOS 1D X 発売と同時に DPP へ搭載される予定の「新レンズ補正」「HDR」「画像合成」各機能を含むメジャーアップデート版と同時に 10.7 (Lion) 対応になるのだろうと思っていましたので、ちょっと意表を疲れた感じではあります。

DPP3114a


ま、Snow Leopard の時も「環境設定を開いたら落ちる」「ファイル移動(ドラッグ&ドロップ)したら落ちる」というバグに対する暫定対応版ですら4ヶ月、それも後者はファイル移動を禁止するという苦笑せざるを得ない対応で、さらに3ヶ月後の正式対応版(OS リリースから7ヶ月)でもファイル移動は禁止のままでしたから、今回はまだマシでしょうか…

(ちなみに Snow Leopard でファイルのドラッグ&ドロップが再度可能になったのは更に1年後、OS リリースから1年8ヶ月後でした…)

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午前2時スタートから午前4時まで、2時間みっちりのキーノート。one more thing も含めて、全てソフトウェア。iPhone 5 も新 Air も全くなし。そして、発表内容も MacOS X 10.7 Lion、iOS 5、iCloud と予告通り。

けれど、

予告通りだけど、中身は濃かった


そんな2時間だった。

とにかく、Lion, iOS 5, iCloud も機能満載。なので、説明記事は各メディアを見てもらうとして、個人的に気になったこと、重要なポイントだと思うことを幾つかピックアップしてみます。

なにせ、

MacOS X も iOS もクラウドベースで大きく変わる


というのが、今回の WWDC なのでしょう。

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iMac で様子をしていた 10.4.11 だが、特に目につく問題が起きている気配もなかったので、MacBook Pro にもインストール。今のところ、こちらも特に問題なさそう。

MacBook Pro では仮想環境に VMware Fusion を使っているのだが、10.4.11 アップデートに併せて、こちらも 1.1 にアップデート。MacOS X 10.4.11 の修正内容には VMware Fusion の安定化とあったり、VMware Fusion 自体も 1.1 で安定化のための修正が加えられているようだが、目立った変化はなし。

ネット上で Fusion を 1.1 にすると BootCamp パーティションから起動している場合には BSOD になるというレポを見かけたが、ウチでは特にそんなこともなく至って平和。ただ、VMware Fusion 上の WinXP のシャットダウン時間が更に延びた気がする。正直ちょっと遅すぎ。

その VMware Fusion は 1.1 になって日本語化された。ACT2 が国内代理店になったことによる影響だろう。英語メニュー、メッセージを見慣れている身としては違和感があるけれど、無茶苦茶な日本語化でもないので喜ばしいことだ。それに一部で話題になっているけれど、海外のあるオンラインショップで買うと$35.99で買える。普通に買う値段の半額。ACT2 がバージョンアップ記念限定セールで一時8千円で売っていたけど、断然安い。iMac では Parallels を使い続けているが、iMac も VMware Fusion にしたい気はあるので、もう1ライセンス買うかどうか悩み中。

VMware Fusion 日本語版


とまぁ、現状あまり問題が出ていない 10.4.11 なのだけど、ちょっと困ったちゃんなのは、やっぱり Safari3。

Ver.2 よりレンダリング速度がより高速化されたとか言ってるけど、それは全然判らない。でも元々速かったし、それは別に良い。Ver.2 → 3 で一番良いと思えたのは、ページ内検索時にページ背景がグレー化されてキーワードが強調される機能。最初戸惑ったが、すぐに慣れて良さを感じるようになった。インクリメンタルサーチはできて当然だけど、キーワード強調のデザインは Apple らしい視覚効果だ。

問題は、一部のページでやたらフォントが汚くなったり、ポップアップ絡みで少し挙動が変わってること。まだ bug かどうかは精査してないが、target 指定のページをタブで開けていたのができなくなったのは嫌だし、フォントが汚い Safari なんて正直存在価値がないも同然だ(フォントが汚くなったのは一部のページだし、中にはサイト側のフォント指定に問題がある気もするが、Safari の方にも問題があるような…)。

あとフレームボーダーのデザインが微妙に変わったり、レンダリングの挙動もちょこちょこと変わってる。日本語の斜体が今まで明らかにおかしかったのが直ってるのはGJ。そして Safari 自身には関係ないけど、Safari3 だと Google ドキュメントが使えるようになるのも嬉しい。ノートブックは相変わらずダメだが、オンライン・オフィスアプリ戦略として重要視されている Google ドキュメントに比べ、ノートブックは放置されてるようだし仕方ないかも。

ネット上ではよく落ちると評判だけど、今のところ 10.4.11 上では Ver.2 に比べて目立って落ちる頻度が高いことはないように思う。正直困ってるのは、先に書いたフォント・レンダリングとポップアップ絡みの挙動くらい。

むしろ Debug モードで Web Inspector が使えるようになったのは、仕事面ではかなり嬉しいところだ。日本語にきちんと対応できてないとか、機能面でも Firefox plug-in の Firebug や Web Developer には足りないところは多いが、見せ方は親切だし、Safari でこういうツールが使えるのは喜ばしい。

…なんて改めて書いてみると、ちょっと困ったちゃんと書いた Safari3 だが、意外と良いな。まぁ Web Inspector や Google ドキュメントよりフォントやポップアップの挙動を元に戻すのが優先だけど。
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朝イチに iMac で作業していたらソフトウェア・アップデートに引っかかってきたのだが、インストールする前に修正内容を見たら Safari 3 が強制インストールされる(Webkit 周りが一新される)ということで、一旦はスルー。地雷かどうかのチェックをしようと、ネットで情報を漁るもほとんど情報なし。無問題なのか、まだ多くの人が入れてないだけなのか…

たぶん後者なのだろうし、いま色々と問題が出ると非常に困るのでペンディングにしようかと思っていたのだが、とっとと塞ぐべきセキュリティホールへの対処も一緒に入ってる。ホント、

セキュリティホール対策と機能追加・修正を一緒にアップデートするなよ…


と、いつも思うのだが、そんなことを言っても仕方ない。所詮は Apple だ。仕方ないので人柱込みで iMac の方だけアップデート。まぁ、ひとまずは問題ないかな…Parallels も特に問題なく動いている。

Safari が Ver.3 になってしまったが、Ver.2 での検証が必要な時は外付 HDD からブートしてくればいいかな。Safari Stand と Creammonkey はそれぞれ要バージョンアップ。ってか、Creammonkey がいつの間にか Greasekit という名前になって、かなりバージョンアップが進んでいたのに気づかなかった。あと、Safari Stand(β用)は Site Alternation がうまく動かないっぽい。

MacBook Pro の方は、ただ今絶賛プログラミングしまくり中で少しでも問題が出ると困るので、とりあえず週末までペンディング。

にしても、Safari 2 と Safari 3 の CSS や Javascript 周りの挙動の違いをまとめてくれてるところはないのかな…そのチェックができないと安心して Safari 3 をメインに移行できない…

最後のタイガー? Safari 3正式版を同梱した「Mac OS X 10.4.11」
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