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阪口晴南、太田格之進というトヨタ、ホンダ陣営の若手がフロントロウに並んだ
今年の SUPER FORMULA 初戦の決勝レース。
けれども、シグナルがブラックアウトした直後、
その2人を捉えてトップに躍り出たのは王者奪還を期す野尻智紀選手。

ファインダーの奥で1〜2コーナーを立ち上がってきた車を捉えると
めちゃくちゃ見慣れた TEAM MUGEN の黒い車体と16の数字が。
スタートで3番手から一気に先頭に立ったのは経験値の差だろうか。
そして、2周目には早くも2番手に随分とマージンを築いていた(写真2枚目)。

2021、2022年と2年連続シリーズチャンピオンとして手のつけられない強さを誇り、
昨年は肺気胸で1戦欠場しながらも最後までチャンピオンを争い、ランキング3位。
3連覇はならなかったものの、1戦欠場して尚強しの絶対王者感の印象しかなかった。

今年は当然チャンピオン奪還を目指しているはずだが、
その強さを初戦から存分に見せつけられた。
テストの時はそこまで速くはなかったのに、
さすがのアジャスト能力の高さ、としか言えない。

とはいえ、できれば独走しすぎることなく、
最終戦の鈴鹿 JAF GP までシリーズチャンピオン争いがもつれる展開を期待したい。
両陣営の若手にも、F2 から転戦してきた2人にも頑張って欲しい。

(X-T5 + XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WR)