Tedious Days More×3

Life is but an empty dream...


タグ:F100fd

何度か書いているように、iPhone 3GS を購入後、ブログ用写真(というか twitter 用写真)は iPhone 3GS で撮影したものオンリーになってしまった。おまけに E-P1 も買って、コンパクトデジカメの出る幕はほとんどなくなってしまった。

さらに E-P1 も、メインカメラとして別途 EOS 1D MarkIII や DMC-G1 を持って出かけ、E-P1 はスナップ用サブカメラとして持っている場合には、やっぱり iPhone 3GS に押されて撮る枚数がかなり少なかったりする。

例えば、月初めに行っていた北海道の場合、1D Mark3 と E-P1 と iPhone 3GS で撮影した枚数は

1D Mark3:1,477枚
E-P1:122枚
iPhone 3GS:259枚

という結果だったし、その翌週、青春18きっぷの残り消化で伊勢湾から常滑に行った際には

DMC-G1:281枚
E-P1:11枚
iPhone 3GS:136枚

という撮影枚数だった。

iPhone 3GS のカメラは、それそのものは大したカメラではないどころか、昨今の日本製ケータイカメラに比べれば性能は劣る。画素数が 300万画素と少ない点は別に構わないが、画質面で2年近く前の P905i と比べても優れてるとは言えない。

ところが、iPhone の中で一通りのレタッチ処理はできるし、twitter やブログ投稿用アプリ、flickr や facebook アプリで、撮影→(必要に応じて加工)→ウェブへのアップロードやメール添付送信、が極めてスムースに完結する。パノラマ写真ですら Auto Stitch アプリを使えば驚くほど簡単にできる。

まさにパソコン要らずで極めて迅速簡単だから、モバイルでの写真撮影→ネット投稿は、その利便性が画質云々を圧倒されてしまう。さらに、GPS 内蔵で撮影場所の記録ができるから撮影メモとして撮っておくのにも重宝する(もっとも GPS の精度は状況によって差があるので、時々変な場所情報が登録されるが)。

そのようなことは、過去の記事で何度も書いてきた。

常滑にて(Tilt Shift Generator 使用)
(常滑にて by iPhone 3GS with Tilt Shift Generator)


ただ、そうは言っても iPhone 3GS の画質(というよりケータイカメラの画質)は、ちょっと厳しい時があるのも事実。ブログ用(twitter 用)ならば画素数はどうでもいいし、掲載時に 500〜640pixels 程度に縮小すれば、それなりに見られる程度にはなる。

とはいえ、極小撮影素子によるラチチュードの狭さはどうにもならないから白飛び、黒潰れは激しく、解像も極めて低いから縮小してもそのままでは甘さも目立つ。

実際撮影していても、ピーカンの晴天下屋外にて iPhone 3GS で撮っていると、青空が簡単に白く飛ぶ。青空を青く残そうと思えば、手前の被写体が真っ黒に潰れる。さすがに、この点だけは iPhone 内のレタッチアプリを使ってもどうにもならない。コンパクトデジカメでも起きることだが、圧倒的にコンパクトデジカメに分がある。

屈斜路湖@美幌峠なう。今から16時のヒコーキで帰るべく、空港までダッシュ!旭川空港だけど(爆)
(美幌峠から屈斜路湖 by iPhone 3GS)


とはいえ、利便性& GPS 内蔵ゆえに iPhone を使い続けているわけだが、同じシーンで撮り比べて真面目に?比較したことがないので、ここらで自分なりにちゃんと比較してみようと思って撮り比べてみた。

コンパクトデジカメを今後使うかどうかという検討の一環なので、iPhone 3GS と現在メインで使ってるコンパクトデジカメ F100fd を比較してみるのが主眼だが、ついでに最近コンパクトデジカメ代わりとして使っている E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8 も一緒に撮り比べてみた。

きちんと比較するなら三脚を立てて撮影すべきところだが、スナップカメラとして比べるのに三脚を立てて撮っても意味はないので、いつも通り手持ちで気楽に撮って比較してみた。撮影時の設定などは以下の通り。

iPhone 3GS:
標準カメラアプリと、手ぶれ軽減機能のある Camera Genius アプリでの撮影の併用。なお、Camera Genius で撮影した場合には EXIF が付加されないので、その場合はほぼ同時に標準カメラアプリで撮影した画像の EXIF を掲載してある。

FinePix F100fd:
ズームはできるだけ iPhone 3GS の画角に近くなるように設定(換算焦点距離が約 40mm 相当)。撮影モードはマニュアル(といっても F100fd では露出補正のできるオート撮影モード)。露出補正は場合により -0.3EV、その他は±0。その他の設定は 12Mpixel (Fine)、ISO Auto (800)、フジクロームモードで撮影。

E-P1:
スナップカメラとしてなのでズームレンズではなく M.Zuiko 17mm F2.8 を使用(そのため iPhone 3GS や F100fd より若干広角)。撮影モードはプログラム、ISO オート、階調モード標準、その他ほとんどオートで JPEG Fine L。

なお、このブログに掲載している写真は、はてなfotolife で自動的に 500pixels に縮小されたものを使っている。また、写真画像のリンク先から一応等倍画像を見ることができる。

また、iPhone 3GS の写真は Camera Genius で撮影した写真を除き、GPS 情報がついているので、写真画像リンク先のページで緯度経度をクリックすると Google Maps で撮影場所が表示されます。



まず、iPhone 3GS でも画質的にあまり問題にならないシーンとして、近接のあまり解像度を要求しない被写体=看板を撮ってみた。


20090917150158
(E-P1, 1/60s, F2.8, ISO320)

20090917150419
(F100fd, 1/52s, F3.6, ISO800)

20090919132634
(iPhone 3GS, 1/15s, F2.8, ISO108)


あまり問題にならないような近接写真でブログに載せるサイズでも、こうやって並べてみると iPhone3GS の写真は甘さを感じる写真になる。もちろん等倍で見ると、差は歴然。これでも AF が付いて iPhone 3G よりは遥かに良くなってるわけだが、やはりケータイカメラらしい解像感である。

ただ、実用的にはフォーカスを当てている右側の文章に関しては等倍でも問題ないレベルだし、縮小してブログ用とするなら尚更問題ないレベル。縮小するのにパソコン上で Photoshop などを使って縮小してアンシャープマスクを少しかけてやれば、パッと見はもっと良い感じになる。

あと iPhone 3GS とは別に、FinePix F100fd と E-P1 を比べると、この手のものではほとんど差がなく、被写界深度の関係で F100fd の方が実用的だったりする(というか E-P1 はレンズが周辺部の描写がアレな M.Zuiko 17mm F2.8 ということもある)。F100fd が青っぽいのは、フジクロームモードで撮ってるからで、ノーマルならこれほど青くはならないので、念のため。



次に、もう1つ近接の看板だが、こちらは背景に青空と木々が写っているシーン。

20090917160342
(E-P1, 1/500s, F7.1, ISO200)

20090917160348
(F100fd, 1/800s, F3.6, ISO100)

20090917160545
(iPhone 3GS, 1/720s, F2.8, ISO70)


iPhone 3GS だけ、やたら暗く写ってるのが特徴的ですが、白が主体の風吹岩の看板にフォーカスを当てると、自動的に露出もそこが基準になるので、全体が暗くなってしまいます。iPhone 3GS のフォーカスポイントが露出基準になるという機能は、状況によって良くもあり悪くもありですね(この場合はまだ許容範囲?ですが…)。

フォーカスポイントを測光基準にするか、常に全体測光にするか切り換えられれば良いのですが(もしくは AE ロックか AF ロック)、シンプル&判りやすさが第一である iPhone の UI 設計では、それは似合わないかと。だとするならば、いつも全体測光よりはフォーカスポイントを基準に測光してもらう方が逃げ場はある気がします。



ケータイカメラは、スナップというよりはメモカメラという側面も強いのですが、そういうシーンとして部屋の中でガムのボトルパッケージを撮ってみた。iPhone 3GS だけ撮影角度が違うのは、こちらの手違いで特に意図はないです。

20090918154556
(E-P1, 1/60s, F2.8, ISO640)

20090918154602
(F100fd, 1/40s, F3.6, ISO800)

20090921214731
(iPhone 3GS, 1/15s, F2.8, ISO263)


画角と近接撮影距離の問題で、撮影写真全体を見ると iPhone 3GS > F100fd > E-P1 という被写体撮影サイズになりますが、画素数の違いもあるのでトリミングをすれば F100fd > E-P1 > iPhone 3GS という順になる。画質もやはり iPhone 3GS だけが少々甘い。

とはいえ、この手の撮影なら iPhone 3GS でも十分賄える、ましてやブログに掲載するレベルなら何ら問題ない、という感じですね。



さて、ここまではまだ iPhone 3GS があまり問題にならない場面でしたが、風景撮りとなると大きな差が出ることは当然予測できます。ということで、

20090917160253
(E-P1, 1/500s, F8, ISO200)

20090917160113
(F100fd, 1/750s, F3.6, ISO100)

20090917160116
(iPhone 3GS, 1/800s, F2.8, ISO70)


F100fd だけ色味が異なるのは、先にも書いたようにフジクロームモードで撮影しているから(こうしてみると、ノーマルモードにしておけば良かった…と後悔先に立たず)。

大きく差が出ると思ったものの、ブログ用に 500pixels に縮小すると思ったほど差が出てない(と私は思う)。これは縮小画像が、はてなfotolife の適当縮小アルゴリズムで生成されたものだからということもあるだろうけれど(Flickr だと自動縮小しても、もう少しマシ)、それにしても意外なほど差がないように思える。

もっとも、等倍で見ると iPhone 3GS は甘甘で、遠景はさすがケータイカメラというレベルだし、手前の針葉樹の葉っぱも全く解像してなく、写真としては厳しいレベルにある。

のだけど、500pixels 程度に縮小してブログなら、元画像がかなりダメダメでも意外と使える、という事例になったようにも思う。加えて、リアルタイム投稿できる便利さ、そして GPS 記録というメリットがあると、スナップ&メモ的な撮影には iPhone 3GS を使いたくなる、iPhone 3GS で撮っておけば良いか、となりがちなのである。

ちなみに、個人的には iPhone 3GS 云々より気になるのが、E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8 と FinePix F100fd の画質の差が、ここまであまりないこと。もちろん白飛びの差はあるし、あまり差のでないシーンばかり並べてきたけれど、それでも思った以上に変わらないというか…



今回の事例はどれもあまり明暗差のあるシーンを撮ってないのだが、これは多少明暗差のあるシーン。谷あいの木々と、奥の町並みで光が当たっているエリアとの明暗差はそこそこある。

20090917152040
(E-P1, 1/500s, F7.1, ISO200)

20090917151858
(F100fd, 1/800s, F3.6, ISO100, -0.3EV)

20090917151721
(iPhone 3GS, 1/1100s, F2.8, ISO70)


見ての通り、iPhone 3GS では手前の谷あいは、かなり暗くなってしまっている。というのも、フォーカスを奥の町並みに当てたため、露出もそらちを基準にして算出されている。

というか、手前の谷あいにフォーカスを当てると、谷あいは適正露出になるものの、奥の町並みが完全に飛んでしまう。どのような写真になるかというと、

20090917151710
(iPhone 3GS, 1/290s, F2.8, ISO70)


とまぁ、酷い写真になる。この両者の写真の中間が良いのだが、露出補正ができるわけでもないし、とにかく簡単に白飛びしてくれるので、難しいところである。

ま、ケータイカメラらしい大甘の解像度と、ラチチュードの狭さに加えて露出の難しさが iPhone 3GS で写真を撮る上で最も難しいところと思える。



次に、同じように白飛びしやすい場面として、夕陽に当たってる岩を撮影。

20090917160749
(E-P1, 1/500s, F7.1, ISO200)

20090917160905
(F100fd, 1/800s, F3.6, ISO100, -0.3EV)

20090919132646
(iPhone 3GS, 1/720s, F2.8, ISO70)


白飛びの量は明らかに iPhone 3GS が多いが、このくらいだと露出基準が岩になっていることでもあり、そう問題は発生していない。ブログ用、twitter 用なら何ら問題レベル。

それよりも、こうしてコンパクトデジカメ(それも1年半前のモデル)と比較すると、M.Zuiko 17mm F2.8 というレンズが単体で5万円のプライスを付けていることが信じられない出来だなぁ。E-P1 はそれなりに良いカメラだと思うし、スナップ用レンズとしてはコレを付けるのが一番似合うのだが…



最後に、滝を手持ちで撮ってみた。まぁ、滝を手持ちなんて、まともに写真を撮るなら有り得ないけど、ちょいとスナップ、観光地でパシャパシャと撮る“普通の人”的に撮ってみた感じで。なお、滝の写真の縮小写真は、縮小とともに左 90度回転も、はてな fotolife に処理させています。

20090917145920
(E-P1, 1/60s, F2.8, ISO800, -0.3EV)

20090917150047
(F100fd, 1/25s, F3.6, ISO800)

20090919132631
(iPhone 3GS, 1/15s, F2.8, ISO432)


ブログ用縮小画像でも差は見て取れるが、iPhone 3GS は 1/15秒のシャッター速度でまずまず撮れているのは、Camera Genius の手ぶれ軽減機能のおかげともいえる(手ぶれ補正ではないので念のため)。

iPhone 3GS の写真は相変わらず解像感がないので、滝の周囲の木々はどうしようもないが、滝だけを見れば、これまたブログ用としては問題ないレベル。ちょいとパソコンで処理すれば、L版くらいなら写真でも十分いけるか?という感じはある。

反面、今まで E-P1 と F100fd に大きな差がなかったけれど、こういうシーンでは差が出た。といっても、手ぶれの差といえる。E-P1 のボディ内蔵手ぶれ補正はかなり強力で、これに比するコンパクトデジカメはないし、こと手ぶれという点ではボディに重さがあった方が良い。

それにしても、開放で撮ると M.Zuiko 17mm F2.8 の周辺画質が泣けてくるね…今まではあまり見ないようにしていたけれど(笑)



というわけで、以上、意味があるのかないのか判らない比較をしてみた。iPhone 3GS、FinePix F100fd、E-P1 という3機種ということからも判るように、ごく個人的な環境での比較であり、別に他の人の参考になれば、なんてことは思ってないのだが、実際比較してみると色々と興味深かったので記事にしてみた。

E-P1 はスナップカメラとしてだけでなく、DMC-G1 とのペア、特に 7-14mm F4 と組み合わせて広角用として使うのにすこぶる便利にしているが、その用途は良いとしてもスナップ用途として 17mm F2.8 と組み合わせてる限りは、なんかコンパクトデジカメとの比較が微妙であることを再認識してしまった。

もちろん、ちゃんと見れば E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8 の方が良いし、今回比較をしていない ISO 1600〜3200 クラスの高感度を必要とする場面においては大きな差が出るのは判り切っている(自明すぎて比較をしなかった)。

しかし、スナップ用として特に細かな画質にこだわらないければ、大差ないレベルになるシーンも多いことも改めて判った。また、FinePix F100fd には P/S/A/M モードがないけれど、購入を考えている Powershot S90 だと P/S/A/M はある。

となると、やはり M.Zuiko 17mm F2.8 の代わりに LUMIX G 20mm F1.7 を購入するか、M.Zuiko 14-42mm 標準ズームを買ってスナップ用として常用するか、それとも…

悩みを増やすだけの比較になってしまったが、それでも一つ言えることは、

ブログ掲載用、twitter 用なら iPhone 3GS で撮っても十分


ってことだ。ISO 1600以上の高感度が必要なシーンは別としてだが、スナップ&メモとして撮るならお手軽投稿& GPS 記録を覆すほどの画質の差もない、ということを自分なりに再確認できたのは収穫だった。

iPhoneにて、その3@道道106号線。利尻富士に沈む夕陽。
(利尻富士に沈む夕陽 by iPhone 3GS)

秋のデジカメ新製品も既に多くの製品が発表され、発売済み、発売が間近い製品も多いけれど、以前の記事でも触れたように Panasonic DMC-GF1、Canon EOS 7D といった製品に多少心惹かれたものの、結局買い換え、買い増すことはなさそうな状況。

もちろん今後も新製品発表があるだろうし、今のところEF マウントとマイクロフォーサーズの2マウント体制の私としては、DMC-G1 後継機 or 上位機や EOS 1D MarkIV の発売は来春かな…という感じで一息ついていたりする。

ま、この間にレンズを少し…と思うが、EF レンズに関しては EOS 1D MarkIV でキヤノンの“反省や本気度”を見てからになるので、とりあえず LUMIX G 20mm F1.7 あたりを手に入れておきたいとは思っている。

そんな中、この秋にデジカメを買うとすれば、コンパクトデジカメを F100fd から Powershot S90 に買い替えようかな?と思っている。

画素数を減らして画質重視に振った Powershot G11 と同じ撮影素子を使いつつも、コンパクトデジカメとしてはかなりヘビーボディの G11 と違って、いかにもコンパクトデジカメ的なサイズ。何より P/S/A/M モードがきちんとあってコントロールできるのは魅力的である。



F100fd の画質に関しては、満足とは言えないまでも(コンパクトデジカメとして割り切っていれば)あまり不満はない。発売から時間が経ってるが、今でも廉価なコンパクトデジカメよりは良いし、サイズもまずまず。

ただ、如何せん操作性の悪さ、特に露出補正をするにもメニューを開かなくてはならないことだけは、ストレスが溜まる。判ってて買ったものの、使い勝手は良くない。だから、そのうち興味がある機種が出れば買い替えたいなぁ…とは思いつつ、後継機 F200EXR を迷いつつ踏み出せないでいて半年が経った。

FUJIFILM デジタルカメラ FinePix (ファインピックス) F200 EXR ブラック FX-F200EXRB
発売から半年経って F200EXR は2万円強に。画質を考えればバーゲンプライス。

S90 を買わなければ操作性も画質も向上している F200EXR に買い替えるかも…


そんなわけで Powershot S90 に買い替える手もありかなぁ?と思っている。P/S/A/M モードがあるのと、Powershot G11 と同じ(コンパクトデジカメとしては)大型の撮影素子を使っているのが何より魅力的。

もっとも、ボディがコンパクト、ということは必然的にレンズにしわ寄せがくるわけで、韓国キヤノンで公開されている等倍サンプル画像を見ても、同じ撮影素子を使った G11 の写真は(低感度ならば)コンパクトデジカメとは思えない画質を見せてくれているのに比べると、S90 の方はそれなり。レンズの差を実感させるものになっている。

これを見ると、フラフラと「やっぱり S90 より G11 を買おうかな?バリアングル液晶は便利だし」なんて思うのだが、Powershot G11 が如何に良くても、やはりコンパクトデジカメとしては大きく、そして重い。



写真の見た目からして“ごっつい”感じがするが、実際のサイズ・重量もやはり大きく重い。E-P1 ボディ単体と比較するのはアンフェアだが、とりあえず比較してみると

Powershot G11: 112.1×76.2×48.3mm, 355g
E-P1: 120.5×70.0×35mm, 335g

という感じで E-P1 ボディ単体やパンケーキレンズとの組み合わせだと、あまり差がなかったりする。

下記の記事では E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8 パンケーキレンズの組み合わせでの比較写真も掲載されているが、これを見てもマイクロフォーサーズを持っていたら、別に G11 を選ぶ必要はないかなぁ…と感じさせられる。

写真で見るキヤノン「PowerShot G11」(試作機)

というわけで、既にマイクロフォーサーズを持っている私としては、画質が落ちても買い換えるとすれば S90 かな?と思うのだが(もちろん S90 もコンパクトデジカメとしては画質は良い方に見える)、問題は

マイクロフォーサーズと iPhone 3GS がある今
自分にコンパクトデジカメは必要か?


ということだ。ぶっちゃけ、今持ってる F100fd をどれだけ使ってるかと言えば、最近は本当に使わなくなってしまった。

E-P1 購入後、コンパクトデジカメはブログ用物撮り以外ほとんど撮ってない


という現状がある。

半月前の北海道行きの時には 1D3 と E-P1 だけを持って行って、F100fd は迷いつつも持って行かなかった。先週の青春18旅(鳥羽〜伊良湖〜常滑)の際も DMC-G1 と E-P1 を持って行ったが、F100fd は持っていなかった。そして、どちらも F100fd を持って行かずに何の問題もなかった。

何度も書いているように、現地更新の twitter 用には iPhone 3GS で撮った方が便利すぎて、もはやコンパクトデジカメが出る幕がなくなってしまった。

パソコンに取り込んでからアップするなら E-P1 を持って行って撮る方が(いくら E-P1 に不満があっても)ずっとマシである。G11 ならともかく、S90 ならやはり画質面でマイクロフォーサーズの方が断然上なのは明らか。

それゆえ、E-P1 購入後は旅行に持って行くコンパクトデジカメがなくても困らないし、最近は撮影枚数的にも月に十数枚程度なのだが、かといって

コンパクトデジカメを持ち出す機会はそれなりにある。撮らないだけで。


ということなのだ。近所に買い物へ出かける時なんかは、F100fd を持って行くことが少なくない。

近所に出かけるのに、別に写真を撮る気はないから E-P1 を持ち出すようなことはしない。でも iPhone 3GS じゃ何となく心もとないかな?と思って(ケータイカメラではコンパクトデジカメ以上に撮れる状況が限られる)、F100fd 程度の大きさならポケットなり、小さなカバンの隅にしのばせておける。

E-P1 +パンケーキレンズがいくらコンパクトと言っても、F100fd みたいな標準的コンパクトデジカメのサイズに比べると2〜3倍のサイズがある。だから、持ち出す機会は決して少なくない。

もっとも、iPhone 3GS だけじゃ心許ないと思ってコンパクトデジカメを持って行くけど、結局撮るのはほとんどの場合 iPhone 3GS。だから、持ち出すことはあっても撮ることは少ない。

こんな“予備機”状態だから、わざわざコンパクトデジカメを買い換える必要もない。自分の中の理性は、そう言う(当然だ)。

反面、F100fd の操作性の悪さが使わない度を高めているなら、S90 を買って使いやすさが増したならば、ちょくちょくコンパクトデジカメを使うことになるのかも?という気がなくもない…まぁ、やっぱりないだろうけど。

Canon デジタルカメラ Power Shot S90 PSS90


無尽蔵に金がある裕福な人間だったら、こんな迷いはなくサクサクと買い替えて行くのだろうけど、なにせ社会の底辺を蠢くレベルだから、それなりに慎重にならざるをえない。

S90 のお値段は amazon で44,482円(2009/9/15現在)。量販店だと 49,800のポイント 10%還元。コンパクトデジカメとしては高い部類に入る。というか、私のコンパクトデジカメにおける心理的購入上限は4万円だから、ちょっとオーバー。

買っても大して使わないと想定できるものに無駄金使うよりは、一眼なりマイクロフォーサーズのレンズを買うべきだよな…とは判っている。判っているのだけど、この機種も Powershot G11 や EOS 7D と同じく、

妥協している部分があるかもしれないが、
キヤノンにしては出し惜しみはしてない


と思わせるから欲しくなっちゃうんだよなぁ。そういう時のキヤノンは悪くない。だから欲しくなる。

とりあえず LUMIX G 20mm F1.7 が先だから、まずそちらを買って、Powershot S90 は EOS 7D と同じく、しばらく様子見して、どうしても欲しくなったら買うという方向かなぁ…。冬のボーナス商戦には少しは価格がこなれてるだろうし。

そう思いつつ、毎日 amazon で予約購入ボタンを押しそうになる昨今だったりするのだが…

まず、富士フィルム FinePix F100fd。発売は3月だが、秋にモデルチェンジをしてなかったので、未だ現行機種ではある。が、さすがに時間が経っているので、安売りされていることが多く、発売当時は4万円弱だったのが、2万円強で買えることも多い。

FUJIFILM デジタルカメラ FinePix F100fd ブラック FX-F100FDB


ヨドバシなどの量販店では3万円前後の値付けの時もあれば、2万円台半ば+20%ポイント還元という時もあるし、ここ1〜2ヶ月 amazon.co.jp では2万円強で売られている(12月23日現在 ¥20,900)。そして、とりあえず購入した結果の結論から言えば

今さら3万以上はナンセンスだが、2万円強なら十分あり


という感じ。リコー GR Digital に飽きて、春にコンパクトデジカメを買う時に、この FinePix F100fd も有力候補だったものの、その時は操作性の悪さに諦めたのだが、この値段なら操作性の悪さも妥協できるだろうということで改めて買ってみたが、その通りだったかな、と思う。

富士山 from 小淵沢 by FinePix F100fd
テレ端 140mm相当、ISO200
(リンク先はオリジナルファイルを縦横 50%縮小したのみの画像)


春から使ってきた DP1 はコンパクトデジカメでは有り得ない素晴らしい解像感で気に入っていたけれど、やっぱり 28mm 固定焦点で、マクロはほとんどないのも同然で寄れない、さらにレンズが F4 と暗く、手ぶれ補正もないので暗いところではお手上げ、という状況だったので、「やっぱり普通のコンパクトデジカメが要るなぁ」とは思っていた。その中で、

  • 1万円台半ばで安売りされていた型落ちのニコン Coolpix P600

  • 平凡だけどレスポンスが良く、とにかく過不足なく使えるキヤノン IXY 920IS

  • 画質と手ぶれ補正の効きは微妙だけど、ズームの望遠側が 200mm まであるリコー R10 or 型落ちの R8

  • 画質は微妙で若干予算オーバーだが、安くなってきた&操作性の良さは GR Digital で実感しているリコー GX200

  • 予算オーバーだが、画質は高感度も含めてなかなか良いと思ったパナソニック LX3


と、1万円台から5万円オーバーまで色々と候補はあったのだけど、結局のところ

高いのを買っても結局不満は出るし、どうせ妥協するなら安いところで


と思って、これを購入した。とりあえず購入にあたっては必須条件として

  • 28mm スタート(F100fd は実際には 28mm よりワイドっぽい)

  • 高感度に強い(コンパクトデジカメに高感度を期待はしないが、それでも一応)


というのがあったので、安くなったこともあって F100fd よ再び、ということになった。プリントとか、ちゃんと写真を撮るという時は 1D MarkIII があるので、目的はブログ用を中心とした適当スナップ用として購入した次第。

操作性の悪さはともかく、画質的には適当スナップ用には十分以上であり、得手不得手はあるものの、2万円強で得られるものとしては、なかなか悪くない。特にクロームモードの絵は、単純に彩度を上げただけとはちょっと違うので、なかなか良い(とはいえ、基本的にはコンデジの彩度ゴッテリな画像だが)。

京都駅からの夕暮れ by FinePix F100fd
122mm 相当、ISO200
(リンク先はオリジナルファイルを縦横 50%縮小したのみの画像)


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