前記事で「いま対策内容の検証をしている時間はない」と書きつつも、やっぱり新しいもの好き、堪え性のない性格の私としては、目の前にある新ファームウェアはすぐダウンロードしてしますし、ダウンロードしたらすぐにアップデートをしたくなるし、アップデートしたら試したくなる。
というわけで、以前私自身が症状を確認したのと、できるだけ同じ条件にして撮ってみました。レンズは同じ EF 70-200mm F2.8L IS USM、シャッター速度 1/3200s で高速連写。一応、F値も同じ F5.6 に合わせておきましたが、天候が異なるため、ISO値や露出は変わってます(画角も)。
被写体は、60〜70km/h 程度で走るトラックを横から撮ってます。以前掲載したのと同じアルミボディなトラックを選んでみました。
以前の記事で掲載したサンプルでは、
のオリジナル画像(トリミング済み)を、「グレースケール化→イコライズ(平均化)→明るさをマイナス→コントラストを最大限強く(+100)」とすることで、
というように、アルミボディの波形状の線がトラックの後ろに、ちょうど連写1コマ前の分まで映っていることが確認できました。さらにコントラストを上げ、アンシャープマスクを適用して強調しての等倍画像は

こんな感じでもありました。実際、ここまで強烈に画像を加工することはない or 稀のはずで、撮影条件的にも一部の被写体(戦闘機とか鳥とか)相手をしている人のみが問題になると思われるものでしたが、現象としては簡単に再現できるものでした。
で、今回の残像問題対策ファームウェア Ver.1.1.0 ではどうでしょうか?
まず画像加工前の画像(トリミング済み)です。
これを前回同様、「グレースケール化→イコライズ(平均化)→明るさをマイナス→コントラストを最大限強く(+100)」してみます。
前回とは天候条件が違うこともあり露出は異なりますが、この手の写真を撮って極端な画像加工をすれば簡単に出ていた残像は見えてきません。さらに強調加工した等倍画像でも

てな感じです。
条件が全て同一ではないので、これをもって完全に対策されたと断言はしませんが、少なくとも以前は割と簡単に再現できていたのが、今回の対策ファームでは出ませんね。他の5〜6台の車の写真を加工してみましたが、視認できません。
ということで、
わけですから、
しています。キヤノンの迅速な対策を、素直に歓迎したいと思います。
ちなみに「残像問題をファームウェアで対策したらコマ速が落ちる」などと言っていた人もいるようですが、
秒8コマ切れてます。
ということで、残像問題はこれで完全解決ですね(少なくとも私の中では)。
これでエアーユーザーを始めとするアンチの次の目標は、視野率 100% 問題でしょうかねぇ(笑)。この値段で 1D クラスと同じ“視野率 100%”を期待する方がどうかと思いますが、正直ちょっと無理して視野率 100%と言わなくても良かったのに…というレベルではありますね。
それで 7D の価値が大きく損なわれるものでもなければ、視野率がどうしても必要ならライブビューを使えば良いだけでは?という気もしますしね。7D のライブビューはホント良く出来てますしね。
というわけで、以前私自身が症状を確認したのと、できるだけ同じ条件にして撮ってみました。レンズは同じ EF 70-200mm F2.8L IS USM、シャッター速度 1/3200s で高速連写。一応、F値も同じ F5.6 に合わせておきましたが、天候が異なるため、ISO値や露出は変わってます(画角も)。
被写体は、60〜70km/h 程度で走るトラックを横から撮ってます。以前掲載したのと同じアルミボディなトラックを選んでみました。
以前の記事で掲載したサンプルでは、
のオリジナル画像(トリミング済み)を、「グレースケール化→イコライズ(平均化)→明るさをマイナス→コントラストを最大限強く(+100)」とすることで、
というように、アルミボディの波形状の線がトラックの後ろに、ちょうど連写1コマ前の分まで映っていることが確認できました。さらにコントラストを上げ、アンシャープマスクを適用して強調しての等倍画像は

こんな感じでもありました。実際、ここまで強烈に画像を加工することはない or 稀のはずで、撮影条件的にも一部の被写体(戦闘機とか鳥とか)相手をしている人のみが問題になると思われるものでしたが、現象としては簡単に再現できるものでした。
で、今回の残像問題対策ファームウェア Ver.1.1.0 ではどうでしょうか?
まず画像加工前の画像(トリミング済み)です。
これを前回同様、「グレースケール化→イコライズ(平均化)→明るさをマイナス→コントラストを最大限強く(+100)」してみます。
前回とは天候条件が違うこともあり露出は異なりますが、この手の写真を撮って極端な画像加工をすれば簡単に出ていた残像は見えてきません。さらに強調加工した等倍画像でも

てな感じです。
条件が全て同一ではないので、これをもって完全に対策されたと断言はしませんが、少なくとも以前は割と簡単に再現できていたのが、今回の対策ファームでは出ませんね。他の5〜6台の車の写真を加工してみましたが、視認できません。
ということで、
以前までは簡単に症状を再現できたものが
自分で試す限りは症状が出なくなった
自分で試す限りは症状が出なくなった
わけですから、
個人的には残像問題は改善されたと認識
しています。キヤノンの迅速な対策を、素直に歓迎したいと思います。
ちなみに「残像問題をファームウェアで対策したらコマ速が落ちる」などと言っていた人もいるようですが、
私が試した限り、ファームウェア・アップデート後も
コマ速は全く落ちていません
コマ速は全く落ちていません
秒8コマ切れてます。
ということで、残像問題はこれで完全解決ですね(少なくとも私の中では)。
これでエアーユーザーを始めとするアンチの次の目標は、視野率 100% 問題でしょうかねぇ(笑)。この値段で 1D クラスと同じ“視野率 100%”を期待する方がどうかと思いますが、正直ちょっと無理して視野率 100%と言わなくても良かったのに…というレベルではありますね。
それで 7D の価値が大きく損なわれるものでもなければ、視野率がどうしても必要ならライブビューを使えば良いだけでは?という気もしますしね。7D のライブビューはホント良く出来てますしね。