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タグ:45-200mm

噂になっていた、というか直前には確定スペックがダダ漏れになっていたオリンパス E-PL1 が本日正式に発表。昨夏にマイクロフォーサーズ第一号機の E-P1 を発表してから、わずか半年強で3機種目。

OLYMPUS マイクロ一眼 PEN E-PL1レンズキット シャンパンゴールド E-PL1 LKIT GLD
PEN E-PL1 レンズキット シャンパンゴールド

(今回の E-PL1 は本当に隙のない、誰にもお薦め可能なモデル)


E-P1 が発売された時に言っていた色々なこと(言い訳)を半年でひっくり返したり、E-P2 の時にも「強力な手ぶれ補正と高感度があるのでストロボ内蔵は優先度が低いので…」と言ってたことは何だったの?というくらいの手のひら返しですが、なんにせよ

  • 手ぶれ補正内蔵

  • ストロボ内蔵

  • GF1 用とは違って非常に評価の高い E-P2 用の外付け EVF が利用可能

  • ちょっと大きくなったけれど、安く作るために軽量化に成功

  • 値段もようやくマトモなリーズナブルな価格に

  • 糞遅い AF も高速化された

  • 難点は背面液晶が安物コンパクトデジカメ並みに劣化したこと


ということで、あの PEN デザインが大好きだという人以外にはパーフェクトな仕様。

E-P1 が話題になってちょい売れしたものの、廉価なパナソニック GF1 が登場してからは E-P2 が出ても年末商戦は完敗しまくりだったオリンパスが、本気も本気で出してきたモデルなのかもしれません。

手ぶれ補正が内蔵されてるメリットはあるのに、ストロボがないだけで敬遠されまくっていた鬱憤もこれで晴れるでしょう。もちろん、

PEN 風デザインでヲタを釣っておいての出し惜しみ
なんてことはなく、半年間の技術進歩ゆえなのでしょう(棒読み)


きっとね。たぶんね。

OLYMPUS マイクロ一眼 PEN E-PL1レンズキット ホワイト E-PL1 LKIT WHT
PEN E-PL1レンズキット ホワイト

(E-P1 を使ってた時の経験からするとホワイトは意外といけます)


カラーもシャンパンゴールド、白、黒と3色揃い踏み。E-P1, E-P2 の時のように「あれ?この色はなんでないの?」的なこともなく、全く出し惜しみ感はないと言えます。糞なパンケーキレンズセットもなくなったのはオリンパスの良心でしょうか。

唯一あるとすれば、ボディ単体と標準レンズキットは判るものの、ダブルズームキットの望遠レンズは、フォーサーズアダプターをかましての大きなフォーサーズ用望遠レンズとなっているわけで、明らかに無理して用意した感ありあり。

マイクロフォーサーズ用の望遠レンズが間に合わなかってない状況だから仕方ないとはいえ、

何としてでもパナに負けない商品を揃える!


という意気込みが伝わってくるラインナップになってます。個人的には

無理やりなダブルズームキットを発売するくらいなら
新発売の高倍率ズームレンズキットを用意した方が良かったのでは?


と思うのですが、高倍率ズームレンズ 14-150mm の発売は5月ということですから、ボーナス商戦に向けて、きっと高倍率ズームレンズキットが追加されるのかもしれません。

OLYMPUS PEN用 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6

(動画撮影向けでないけど、パナの同等レンズよりずっと安いのは魅力)


既存ユーザーならボディ単体一択なものの、新規ユーザーは標準レンズのみのキットか、無理やりダブルズームキットを買うか悩むところでしょうが、個人的には

無理やりダブルズームキットは止めておけ


と言いたいですな。オリンパスがどういう言い訳しても、そのうち手のひら返すんですから。

それに望遠レンズは、レンズ側に手ぶれ補正が内蔵されていた方が絶対使いやすいので(ファインダーで像が安定するメリットは望遠レンズでは絶大)、パナソニックの 45-200mm を別途買うことをお薦めしたいですね。

Panasonic デジタルカメラオプション デジタル一眼カメラ用交換レンズ H-FS045200
Panasonic デジタル一眼カメラ用交換レンズ H-FS045200

(手軽に 400mm の超望遠域が使える愛用のレンズ)


ま、無理やりダブルズームキットの存在と、コストダウンのために超安物になった背面液晶を除けば、E-P2 の値段と付加価値って何?というくらいに詰め込まれた E-PL1 はホント人に勧めやすくなったなぁ…と思います。

個人的にオリンパスは全く信用できないメーカーになってますし、実際に E-P1 を予約購入して使っていて、とてもじゃないけれど E-P1, E-P2 を人に勧めるなんてことはできませんでしたが、この E-PL1 は人に勧められるように思います。

となれば、「これだけ褒めるのだから、お前も買うの?」と聞かれてもおかしくないのですが、その答えは

E-P1 で痛い目にあってるので当分
下手すると永久にオリンパスのカメラは買わないよ


ということです。いやホントに。半年で、ここまでコロコロと新機種出しまくって、ちょっと前に言ってた言い訳を手のひら返ししまくるメーカーも珍しいですよ。

まぁ、E-PL1 は一つの完成形ですから、ここから買う人はぶっちゃけ何も悪くないと思いますけど、E-P1 を買った人間としては(既に売り払ったとは言え)複雑というか、やっぱりこういうメーカーだったか…E-P1 を早急に売っておいて良かった〜としか思えないわけで。

あと、私自身、自分の被写体や撮影スタイルの点からも

AF、特に AF-C が遅い&望遠レンズが使い物にならないカメラは要らない


というのが、たとえマイクロフォーサーズでも重要な材料にならざるを得ないことが、DMC-G1 と E-P1 の両使いでハッキリしたので、改善されたとは言え、AF には(将来にわたって)期待がもてないオリンパスのカメラとは縁がないかもしれません。

ぶっちゃけ、適当スナップなら PowerShot S90 で十分。コンパクトデジカメでは撮れない、AF 速度や望遠域を要求するものこそ、“一眼”の出番だと考えます。それがたとえ、ハイエンド一眼レフ+重量級望遠レンズであっても、マイクロフォーサーズであっても同じ。



とまぁ、オリンパスのボディに関しては色々と思うところはありますが、レンズに関してはやっぱり素直に凄いと思うところはありまして、今回正式発表された広角ズーム M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 は「欲しい!」と思うレンズ。



なにせ開発発表の時に見たスペック、35mm 換算 18mm スタートの広角ズームなのに、沈胴式とはいえ Φ56.5×49.5mm で 155g。パナソニックの 7-14mm F4 の時にも、そのコンパクトさに驚いたけれど、こちらは更に脅威的。

おまけに、前玉が突き出しているパナソニック 7-14mm F4 と違って 52mm という、標準ズームかよ!というフィルタ径でフィルターが付けられるのも大きな魅力。7-14mm F4 はやっぱり気を使うからねぇ…おまけに値段も手頃。

とは言うものの、名玉とも言われるパナソニック 7-14mm F4 を持ってるので、速攻予約というところまで行かず。というか、昨秋買う予定だった 20mm F1.7 が PowerShot S90 に変わってしまったので、9-18mm より先に 20mm F1.7 が先ですかね…

それでも E-P1 に 7-14mm F4 を付けて愛用していた経験から

手ぶれ補正内蔵ボディと超広角ズームの組み合わせは面白い!


と言えます。一眼レフのサブボディとしても、マイクロフォーサーズ2台持ちの時にも、本当に便利に、面白く使えますので、オススメですね。

あと、パンケーキレンズが欲しい場合には、間違ってもオリンパス純正の 17mm F2.8 みたいな糞レンズを買わずに、



このパナソニック 20mm F1.7 一択ですな。17mm F2.8 はデザイン的には良いけれど、ボディのポテンシャルを全く生かせないレンズということは、E-P1 パンケーキレンズセットで嫌というほど痛感しましたしね…

とまぁ、元 E-P1 ユーザー的には複雑な気持ちになった E-PL1 ですが、ホントこれからのユーザーにはオススメですな。

個人的には、コンパクトデジカメ以外ではもうファインダー or EVF 内蔵機種しか買わないと思うので、パナソニックの DMC-G1 / GH1 後継の新機種に期待です。

オリンパス、マイクロフォーサーズ対応ボディ第3弾「E-PL1」
専門用語なしで一眼の仕上がり、小さい“デジタルPen”「OLYMPUS PEN Lite E−PL1」
オリンパス、超広角ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4-5.6」
オリンパス、動画撮影にも適した軽量マイクロフォーサーズレンズ

すっかり遅くなってしまったが、9月17日にパナソニックからリリースされた DMC-G1 と望遠ズーム LUMIX G VARIO 45-200mm F4-5.6 のアップデート・ファームウェアを試した際の感想をまとめておくことにしたい。

Panasonic デジタル一眼カメラ LUMIX (ルミックス) G1 Wレンズキット コンフォートレッド DMC-G1W-R
(LUMIX G1 Wレンズキット コンフォートレッド DMC-G1W-R)

1年経っても見劣りしない性能。価格は7万円台で安定したままに。


このファームウェア・アップデートがリリースされてから急遽 EOS 7D を買うことを決め、そして EOS 7D を買って試しまくったり、さらに 1D Mark IV が発表されたり、すっかり EF マウントに意識が行っていたが、ファームウェアリリース後1ヶ月かけて DMC-G1 + 45-200mm での撮影を何度も試していた。

その結論は、既に別の記事で軽く触れたこともあったけれど

今回のファームウェア・アップデートで AF-C 性能は
劇的とまでは言わなくても随分と改善された、素晴らしいアップデート


ということになる。どれくらい改善されたかというと

本気の動体撮影は無理でも(AF以外の問題もある)
条件限定の、お気楽な動体撮りならそこそこ使えるかも…


と思えるくらいである。

もちろん、動体撮りといっても色々ある。鉄道やモータースポーツのように、AF に頼らなくても構図は限定されるものの置きピンで対処可能なものもあれば、飛行機やスポーツのように AF に頼る割合が多いものもある。

鉄道や飛行機は挙動がほぼ予測できるが、サッカーやバスケットのように動きにランダム性が強い動体もある。そして、日中太陽光の中で撮る物もあれば、体育館などの暗い室内で撮るものもあるし、ナイターや夜間撮影をターゲットとする場合もある。

今回の DMC-G1 + LUMIX G VARIO 45-200mm のファームウェア・アップデートにおいて、それら全てについて撮影が可能になったか?と言えば、全くそんなことはない。特に

動体が撮れるほど AF 速度・精度が出せるのは
相変わらず十分照度のある状況に限られる


のは変わらない。もちろん、

20091002173342
(141mm F4.2, 1/40s, ISO160)


というくらいの写真は撮れる。ただ、ヒット率は(一眼レフを使うのに比べ)低い。ま、DMC-G1 はボディが軽すぎて流し撮りは特に難しいけれど。

(なお、本記事の全ての写真は全て DMC-G1 + LUMIX G VARIO 45-200mm F4-5.6。リンク先から等倍画像が閲覧可能。表記の焦点距離は 35mm 換算したもの)

これは極端というか、DMC-G1 の AF 限界を少しばかり超え気味の条件であると思うが、それでも以前は箸にも棒にもかからなかった。それが、ファームウェア・アップデートで、たまにでもヒットするようになっている。

旅客機撮りは十分照度があって、伊丹空港周辺のように撮影条件も良ければ、そう難しい被写体ではない。廉価一眼レフでも(そして初心者クラスでも)十分対応できる被写体だし、DMC-G1 でも着陸後の転がり(着陸からスポットへの移動のこと)くらいならそれなりに撮れていた。

20091021163138
(217mm, F8, 1/640s, ISO200, -0.3EV)
この程度の、着陸後の転がり写真なら普通に撮れるレベルになった。
以前はこの程度でも結構ピンを外していたものだった…


ただ、望遠レンズを使って飛行機を追いかけた場合、たとえ被写体の速度が遅い“転がり”であっても、等倍で見てビシッとした写真のヒット率はなかなか低く、「もうちょっと AF-C の動体追尾がマシになってくれたらなぁ…」という思いはあった。

もちろん、色々試す中で AF-C を単純に使うのではなく、追尾 AF にした方が良いのか?など色々試してきたが、追尾 AF の方が動体追従の結果が良い場合もあった。飛行機でいえば、着陸後の転がりで側面の窓を追尾させると追尾精度は通常の AF-C より良かった。

ただ、正面気味の被写体や、高速で動く被写体には無力だったりして、やはり基本である AF-C の速度精度の向上、特に望遠レンズ LUMIX G VARIO 45-200mm との組み合わせでの精度速度向上を望んでいた。

そんな中、標準ズームレンズ LUMIX G VARIO 14-45mm との組み合わせにおける AF-C 性能の向上は、半年前(2009年5月末)にファームウェア・アップデートが行われた。

私自身は標準ズームで AF-C を使うことはほとんどないので、これの恩恵はさほど受けてないのだが、その前に発売された LUMIX G VARIO 7-14mm F4 超広角ズームで飛行機撮りした際には、明らかにフォーカス速度がダブルズームレンズより速かったし、AF-C の挙動も安定していたので、それが 45-200mm にも反映される日を待っていた。

20090514183908
(16mm, F4.5, 1/1000s, ISO200, -1.33EV)
7-14mm F4 発売後に千里川で超広角飛行機撮りを試していた時の一枚
ここは一眼レフでも廉価機あたりだと厳しい条件なので
DMC-G1 だと当然ヒット率は高くなかったが、使える写真はあった
ま、AF 以外の問題の方が大きかったけれど…


が、一向に望遠ズーム 45-200mm へのファームウェア・アップデート、AF-C の性能改善のアナウンスはなく、既に DMC-G1 とだぶるズームレンズの発売から1年が経って、こりゃもう望遠ズームの AF-C 性能改善は無理なのかな…と思ったところに、キタコレ。

直前にリリースされた同じマイクロフォーサーズのオリンパス E-P1 の AF-C 改善ファームウェア・アップデートが、実質的には全く改善が見られないに等しかったことがあっただけに、こちらもどれくらい改善されているか心配というか、あまり期待せずにアップデートして試したのだが、

「やっぱりパナソニックはオリンパスと違うわ。これこそ、まともなファームウェア・アップデート、性能改善だわ!」

と思える改善だった。ファームウェア・アップデート後の一番最初の実戦投入が、たまたまサッカー(Jリーグ)撮りになったので、さすがにサッカーはお話しにならなかったし、アップデートしても厳しいだろうと思って使ってみたら

あれ?Jリーグの試合を撮って、こんなにまともに写ったっけ?


と思えるくらい、以前とは違った。

以前何度かサッカー撮りを(むろん本気撮りではなくお試しで)試したものの、ナイターはもちろん晴天日光下でも使える写真はほとんど無きに等しい状態だった。

20091003155358
(350mm, F5.3, 1/640s, ISO500)
Jリーグの試合写真は無断掲載禁止なので、アメフトをサンプル程度に。
サッカーやアメフトの動きには追従しきれないので、
まだまともに見られる写真でも等倍だと甘くなってしまう。


それがファームウェア・アップデート後に試し撮りしてみると、なんか意外と撮れている。もちろん、1D MarkIII で撮った場合とは違って、等倍で見られる写真は稀だけど、50%縮小しても見られる写真がなかった以前に比べると格段の向上になっていた。

万博のスタジアムからだと 400mm では遠いから大きくトリミングすることになるし、等倍じゃ厳しいので 50% 縮小前提となると、仕上がりの写真はあまり大きなサイズではなくなってしまうけど、写真を撮りに行くのではなく観戦の片手間でちょっと撮る分には意外と悪くない、と感じた。

何度か触れているが、Jリーグの試合を撮るにしてもフルサイズの一眼レフボディに大きなレンズを持ち出せる機会は、そんなに多くない。閑古鳥が鳴いているスタジアムならともかく、万博はスタジアムの収容人員が少ないボロスタジアムだけに、長いレンズを振り回しても周りに邪魔にならない試合は少ない。

そんな時、DMC-G1 + LUMIX G VARIO 45-200mm F4-5.6 で撮れればどれだけ良いか…と思う。アウェーの試合でも、サッカーを見に行く、サッカーを撮りに行くならば Mark III + 望遠レンズを持って行くのは苦にならないが、出張ついでだと難しい。が、DMC-G1 とレンズなら出張ついでに持って行くのも苦にならない。

20091021161646
(350mm, F4, 1/640s, ISO200, -2/3EV)
以前は飛行機を追尾していると、離陸直後は必ずピンぼけになっていた。
のが、アップデート後はそれなりにヒットしてくれるようになった。
とはいえ未だ苦手で、少しでも暗くなるとピンぼけしまくる。
(原因というか癖は判っているのだが…)
ピントが機体後部に来てるのはご愛嬌。ピント位置をすぐ変えられないし…


同じことは飛行機撮りでも言えることで、「飛行機を撮りに行く!」もしくは「写真を撮りに行く!」という旅なら大きなカメラとレンズを持って行くのは躊躇わないが、そうでない旅や出張時に、ちょっと空港 or 空港周辺で飛行機を撮りたい、と思っても DMC-G1 ではちょっと微妙だった。

せっかく撮ってもボツ写真、今イチ写真を連発するだけなら、後から落胆する分だけ撮りたくないとすら思う。だから撮影メインじゃない旅行の時にはマイクロフォーサーズだけで行くかどうか悩むし、出張などでマイクロフォーサーズしか持ってなければ飛行機は撮らなかった。

それが今回のアップデートで、「マイクロフォーサーズでもそこそこ飛行機が撮れるんじゃね?」という風にかわってきた。もちろん、EOS-1D Mark III や EOS 7D で撮るのに比べれば断然ヒット率は低い。でもシャッターを5枚切れば1〜2枚くらいは…と思える程度になってきた。

20091021163115
(400mm, F4, 1/640s, ISO200, -0.3EV)
空気状態もあってピン甘な写真だが、以前はこの程度すら撮るのも運任せだった。
遠くに見える着陸機に対する AF 補足率は劇的に向上したと言って良い。
(以前は被写体が小さいと、合焦して撮ってもピンぼけしまくりだった)


もちろん、今回のファームウェア・アップデートによる改善を持ってしても、DMC-G1/GH1 が動体撮りに使える、なんてことは口が裂けても言えない。言えないが、

ミラーレス機で動体撮りができるようになる希望は見えてきた、
お気楽撮影なら予想以上に早く動体撮りが実用になるかも…


と思わせてくれるアップデートである。

メイン機材が EOS-1D MarkIII や 7D といったスポーツ撮り・動体撮り専用機で、主被写体がサッカーや飛行機であるから、過去にも書いてきたように動体撮り性能に対しては、どうしても厳しい?目になってしまう。

だから、マイクロフォーサーズは気に入って使っているけど、動体撮りには向かない、使えるようになるにはあと3〜5年必要かも?と思っていた。

でも、意外と早くに動体撮りが(お気楽撮影なら)実現できる気がしてきた。もちろん

ミラーレス機の動体撮りは AF-C 速度精度の問題だけでなく
EVF の性能、消失時間やシャッタータイムラグという難題がある


のも事実。特にスポーツ撮りにおいて現在の EVF では話にならない。お遊びとはいえ、サッカー撮りアメフト撮りで DMC-G1 を使っていて AF 以上に一番ストレス溜まるのがファインダー、レリーズ周りである。

また、ファーカスエリアの移動変更も現在の G1/GH1 方式では(動体撮影時には)実用にならず、事実上一点使用のみになる(特に EOS 7D が凄まじく使いやすいしね…)。ファーカスエリアのサイズも標準では大きすぎ、小では小さすぎる感じもある。

だから、ミラーレス機で動体撮りが実用になるのは、たとえお気楽撮影だとしても、もう少し時間がかかるだろう。それでも今回のファームウェア・アップデートの性能改善を見れば、少なくとも

AF-S だけでなく AF-C 性能でも
AF が得意でないメーカーの廉価一眼レフにかなり近づいてきた


と言えるんじゃないかと思う。AF-S に関しては既に AF 性能の低い一眼レフは追い越しているし、AF-C も追いつけるレベルになってきたと思う。ミラーレス機も期待できるじゃん!と、本当に思う。ま、現状では「ミラーレス機で AF 性能が期待できるのはパナソニックだけ」ですけどね…

20091021162756
(400mm, F4, 1/640s, ISO200, -0.3EV)
高速シャッターを切る分には良いが、ボディが軽いせいか
低速シャッターでの撮影はブレ写真連発。
無論、自分の腕の問題だが、縦グリップが欲しくなったり…


さて、最後に今回のファームウェア・アップデートを適用して試した自分なりの結果をまとめておこうと思う。

  • 食いつき(初期合焦速度)は、微妙に改善程度。

  • 合焦精度は確実に向上している。以前は合焦ランプが点いている状態で撮影しても完全ピンぼけということが多々あった。アップデート後もあるが、その割合は確実に減った。

  • 合焦後の動体追尾精度についても、向上した。一番目立って改善された点のはず。ただし、後述する癖は変わっていない。

  • 合焦エリアに強い光源があると、迷いやすいのは変わっていない。合焦後もロストしやすいし、合焦後に撮影してもピンぼけになっていたりする。

  • 機体が夕陽に反射しているような場合も、ちょっとしたことでロストする。

  • 被写体の動きに大きな変化があると、かなりの確率でロストする。というか、被写体がそれまでと違う動きをして、それに合わせてカメラを振るとロストしやすい。

  • ロストしてからの復帰は相変わらず時間がかかる。

  • フォーカスサイズを小にすると、使い物にならないのも相変わらず。

  • 低照度でも頑張って(多少迷っても)合うようにはなった。もちろん限度はあるし、精度は悪いけれど。

  • 低照度でピンが合ってから追いかけるのは精度は甘くなりつつも何とかなるが、一度ロストすると復帰は難しい(復帰してもかなり時間がかかる)。

  • もっとも低照度では AF を問題にする以前に、EVF のリフレッシュレートが低下する方が先に厳しくなる。

  • AF-C が流し撮りにきちんと対応しきれていないのか、流し撮りのヒット率は低い。ボディが軽くブレやすいのも大きな理由。


といったところだろうか。

とりあえず気になるのは、相変わらず一眼レフに比べて AF 追従時にロストしやすいことだろうか。フォーカスサイズの標準と小の間のサイズがないことも含めて、このあたりがちょっと使いにくいのも事実。

いずれにしても、まだまだ不満は多いものの

発売後1年近く経って、体感できる性能改善ファームウェアが出たことは嬉しいし
パナソニック技術陣の努力には素直に感謝したい


褒め過ぎかもしれないが、どこぞのメーカーのファームウェア・アップデートが酷かった分だけ、素直に嬉しい。DMC-G1 後継機では F の更なる向上とともに、是非 EVF、レリーズ周りの改善を行って欲しいと思う(暗部や高感度の画質もね!)。

将来とも 1D Mark III / IV や 7D のようなスポーツ・動体撮影特化機には適わないだろうが、きっと遠くないうちに「今回はちょっと飛行機撮りたいけど、マイクロフォーサーズで良いかな」なんて思える日が来るだろうと思うし、その日を待ちたいと思う。

とにかく、今回のファームウェア・アップデートで、

DMC-G1 + LUMIX G VARIO 45-200mm が使える領域がまた広がった


のも事実だ。今後もパナソニックのマイクロフォーサーズには期待したいし、

DMC-G1 とパナのレンズ群を買って良かった!


と心から思う昨今である。

20091021161647
(332mm, F4, 1/640s, ISO200, -0.67EV)
動体でも廉価一眼レフ+安望遠レンズと変わらない写真が撮れるように…
そんな結論に達するアップデートであった…

先週の記事で紹介した DMC-G1/GH1 と望遠レンズ LUMIX G Vario 45-200mm F4-5.6 のファームウェア・アップデートだが、近日中に試して感想記事を書く予定と言いつつ、まだ書けていないというか、自分なりに検証できる撮影ができていないので、もう少し時間がかかりそう。

とはいえ、ほんの少しだけ(自分の DMC-G1 の AF-C における基準にしている)飛行機撮りをして、今日は久しぶりにガンバの試合がデーゲームだったので、これまた久しぶりに DMC-G1 でサッカーを撮ってもみた。

とりあえず伊丹空港周辺で飛行機撮りを、日没前後の照度が落ちるシーンも含めて撮ってみてからではないと何とも言いようがないのだけど、今のところ「アレ?」と思う変化がある。

その「アレ?」は、良い意味での「アレ?」だったりする。

先日の E-P1 のファームウェア・アップデートにおける AF-C の改善は見事なほど空振りだったし(少なくとも私の中ではそういう判定になった)、そこまで酷くはなくても、所詮はファームウェア・アップデートだから、そう大きく改善するものでもないのは当然である。

勿論、今回の DMC-G1 / GH1、LUMIX G VARIO 45-200mm のファームウェア・アップデートも目の覚めるような変化がある、というわけじゃない。

のだが、少し撮ってみて、E-P1 の時と違って「アレ?こんなに歩留まり良かったっけ?」というのが、ちょっとある。Jリーグ撮りなんて話にならなかったのに、たま〜に思ったより撮れてるね、という写真があったりする。

勿論、誤解のないように言えば、サッカー撮りに DMC-G1 が使えるかと言えば、今でも話にはならない。AF 速度も食いつきの部分では全然話にならないし、それ以前に連写時の問題も含め、シャッター消失時間の長さが動体相手には使い物にならない。

なので、あくまで DMC-G1 のテストとしての撮影なのだが、AF-C で被写体捕捉後に追従している際の精度が上がってるように感じられるのだ。

the supporters of Gamba Osaka (AFC2008 Champion Club)
Jリーグの試合は撮影禁止ではないが、無断掲載禁止なのでサポ写真をば


ただ、現時点ではファームウェア・アップデート後の撮影枚数も少ないし、果たして変わったのか自信がない。

自信がないから、今回のファームウェア・アップデートの結果について、誰か何か書いてるかと思ってネット上を探してみたが、これまた全然ない。見事にない。

でも、そんなものかもね、と思う。そもそも今回のアップデートは、かなり限定された撮影状況における改善だ。低コントラスト被写体相手、望遠レンズでの AF-C。

AF-C を語る以前の E-P1 よりはずっとマシとはいえ、DMC-G1 / GH1 を買った人がそうそう AF-C を使うこともないだろうと思う。子供などの人相手なら、追っかけ AF を使った方が遥かに精度が高いしね(追っかけ AF は当初から追従も精度も良かった)。

ましてや、DMC-G1 / GH1 でどれだけの人が 45-200mm を使ってるのかなぁ?とすら思う。14-45mm や 14-140mm を使ってる人は多いけど、45-200mm は少なそう…

おまけに今、マイクロフォーサーズのレンズの話題は、そんなファームウェア・アップデートなんかより



コレですからね。色々と悩んでいる私も10月中には手に入れたいとは思ってます。先日また試させてもらった際に、DMC-G1 と E-P1 の両方に付けましたが、やっぱり少し大きめなので、付けて似合うのは DMC-G1 でしたね…

とまぁ、今回のファームウェア・アップデートでの変化については誰も興味をもってなくスルーみたいなのですが、私自身はもうちょっと撮影して検証してみたいと思いますし、どこかで触れているブログ、記事があればコメントその他でご一報いただけたら幸いです。

いずれにせよ、そんな割とスルーされるような限定状況に対しても改善のファームウェアを出してくれたり、超望遠のニーズがさほどあるとは思えないのに 100-300mm なんていうレンズをロードマップに付け加えてる Panasonic には、やっぱりちょっと期待しちゃいます。本気を感じますしね。

100-300 なんて(35mm 換算 200-600mm)マイクロフォーサーズ・ユーザーのうち、どれだけの人が期待しているのだろう?と心配になっちゃうんですけどね…

ま、今回のファームウェア・アップデートに関しては、もうちょっと試してみないと判りませんけどね〜

とりあえず今日のところは、ガンバが川崎を撃破してJ優勝、ACL 圏内への望みが繋がったということで、ご機嫌なわけですが(笑)

明日の DMC-GF1 & 20mm F1.7 の発売を控えて、DMC-G1 / GH1 の新ファームウェアが公開された。さらに望遠ズームレンズ LUMIX G Vario 45-200mm F4-5.6 MEGA O.I.S. のファームウェア・アップデートも同時公開。

とにかく嬉しいのは新レンズへの対応だけでなく、

  • DMC-G1 / GH1 ともに、低コントラスト被写体でのAF性能の改善

  • 望遠ズーム LUMIX G Vario 45-200mm F4-5.6 の AF-C でのAF性能を向上


の2つが挙げられていること。どちらも私自身、強くパナソニックに望んでいたものだった(過去に状況報告とともに対処をお願いしたメールをしたこともある)。

今日は色々とあって今さっき疲労困憊で帰宅したばかりだし、望遠ズームの改善評価はすぐにできることではないので、どれだけ改善されているのかは判らないけれど(先日の E-P1 のアップデートは酷かったからなぁ)、ちょっと期待したい。

近日中に試してみて、また記事を書くことになると思う。

が、個人的に悩ましい問題は、明日の LUMIX G 20mm F1.7。発売日に買うつもりではいたのだけれども、今月のカード明細を見て自重気分が…(笑)

まぁ「いずれ買うなら、発売日に買え」というのが私の鉄則ではあるのだけど、買ったら DMC-G1 より E-P1 に付けることが多くなりそうだけど、E-P1 の公式対応がいつになるのか…使えなくはないだろうけど、手ぶれ補正のこともあるから、様子見した方がいいのかな…とも思ったり。

別に急いで欲しいレンズでもないし、不要になる M.Zuiko 17mm F2.8 は E-P1 とのセットで買ってるから、それだけ中古で売るのも売りにくいしなぁ…とか思ったり。明日まで悩もう…悩む前に速攻寝てしまいそうな今日の疲れ方だが。

ちなみに、10月発売のマクロレンズ LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm は欲しいけど、多分買えない。もうちょっと安ければ…とか言ってるけど、買ったりするかもしれないが、そうマイクロフォーサーズばかりに金をかけてられないしねぇ。

しかしまぁ、SD カードでのアップデートは楽だね。面倒極まりない、どこかのメーカーと違って。

ファームウェア・アップデート ページ(パナソニック公式サイト内)
パナソニック、「DMC-GH1」「DMC-G1」のファームウェアを公開

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