Tedious diary more x4

写真日記ブログを合流させて完全に雑記ブログ化しました(>_<)


タグ:28mm

この度の東北地方太平洋沖地震で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災されました方々に心よりお見舞い申し上げます。

地震発生から1週間、未曾有の危機・災害はなお継続中の日本ですから、このような基本的にお買物ブログのようなチラ裏ブログを積極的に書く気にはなれないのですが、直接影響のない地域に住んでる人間は、できるだけ通常に戻るべきとも思うので復帰したいと思います(東京・仙台がクライアントゆえ、仕事面の影響はかなり大きいのですが…)。

さて、以前 GXR への雑感を立て続けに書いていた頃の記事の1つ、「GXR と一ヶ月(2) 不満点専科」にて色々と不満点を列挙したなかでも書いていたことの一つに、

50mm ユニットはフロントレンズキャップが外つまみ式だったけど
28mm ユニットは内つまみキャップに変更された
50mm ユニットでも内つまみキャップを使いたいなぁ〜


というのがありました。

50mm ユニットは外付けのフードを付けられる構造ではないので、外つまみキャップでも問題はないのだけれども、個人的に内つまみキャップが慣れてるから交換したかった。というか、28mm と 50mm の2つのユニットで違うのは、なんとなく微妙。

続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

スイマセン、すっかり年が明けて時間が経ちました。なんとか松の内には…と思っていたのもぶっ飛ばして、すでに2011年も 24分の1 が過ぎ去ってから去年の話です(^^;)。ようやくですが、昨年末 29日か30日に掲載する予定だった昨年のお買い物ベスト、残り5つを載せたいと思います。

前回記事で書いたように、年末に Air が突然故障した際に電車内で書き上げた記事が吹っ飛んで、書き直すテンションがなかなか起きませんでした…

所詮チラ裏ですので、わざわざ書き直すほどの内容ではありませんけど、一応これを書き上げておかないと宿題を忘れた気分で、MacBook Air の記事とか今年のお買い物その他の記事を書けないので…(^^;

続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

【2010/12/14 追記】不満点列挙に抜け落ちていた内容があったため、再度追記しました。

この1ヶ月、かなりの数の GXR 関連記事を書いてきたし、その内容からしても不満不平を多々言いつつも、それなりに気に入ってるのは判ると思う。特に評価できるのは、やはり

  • APS-C サイズ素子採用の A12 ユニット2つの画質の良さ(サイズを考えると特に)

  • 単焦点ユニットは APS-C サイズの素子を採用するが、ズームユニットではコンパクトデジカメ用素子を採用して、ズームユニットでもシステムサイズがコンパクトなまま、というコンセプト

  • ボディ質感、グリップ感の良さ


の3点。

A12 ユニットの画質の良さは、単にこのサイズで APS-C サイズの撮影素子を採用したというだけでなく、レンズも含めて画質が高いことだ。マイクロフォーサーズ機や NEX では経験できなかった画質の良さが、ここにある(勿論、マイクロフォーサーズにも 7-14F4 や 20F1.7 というレンズはあるけどね)。

撮影素子も含めたユニット交換式というコンセプトは諸手を挙げて賞賛はできないが、実際に使ってみれば(現状は)ギリギリ理にかなっている。ズームユニットでは画質を犠牲にしてでもコンパクトデジカメ用素子を使ってコンパクトなサイズに抑えるメリットは強く感じている。

GXR と同カテゴリーに位置づけられるであろう、コンパクト以上、一眼未満に属する多くのミラーレス機が、単焦点レンズの時にはポケッタブルサイズにも関わらず、標準ズームを付けた瞬間、ミニ一眼となって随分大きくなってしまうことを考えれば、優劣は別に、こういうコンセプトは評価できるし、気に入っている。

ボディの質感、グリップの良さについては過去の記事でも絶賛したが、GXR の大きな特長であり、P10 / S10 ユニットでコンパクトデジカメもどきとして使う場合に最大のメリットと思っている。また、サイズの大きさ、重さは弱点でもあるが、時には利点でもある。私のように、一般的なコンパクトデジカメでは物足りない、と思って買うなら悪くない。

これら以外、例えば良く言われる「リコーのカメラは設定が柔軟で…」とか「操作性が良くて…」という点は賛同しかねることも多い。その点においてリコーが劣ってるとは露にも思わないが、3年前ならいざ知らず、今は他社も追いついてきて、そのあたりの優位性はもう過去のものと思う。

GXR_BlogSample20101207A
(GXR + A12 28mm F2.5)


というわけで、この先はここ1ヶ月使ってきた不平不満、欠点を列挙してみる。GXR に対する批判を見たくない人、リコーに対する批判を見たくない人、個人的な感じ方であるということが判らない人は、ここで別のページに飛んでもらいたい。

勿論、人によっては「そんな不満は GXR 買う時点でおかしいんじゃないの?」とか「GXR はそんなカメラじゃないから」とか、そう言いたくなる点もあると思う。

しかし、それも判った上で、やはり「求めるべきものは求める」「おかしいものはおかしい」と考えることは多いし、まず無駄に対象を狭く定義している、しようとしていることに疑義を唱えたいとも思う。それがコンセプトなら、コンセプト自体がおかしい、と。自分で可能性を狭めて、どうするのだ?とも。

ということで、私なりに1ヶ月半使ってきた上での不満点、足りないと思われる点を列挙していく。

続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

3万円台になった GXR + P10 キットを見て購入し、手元に届いてちょうど1ヶ月が経った。このところ幾つも書いた GXR 絡みのブログ記事を見ての通り、不満は山ほどあるが、まずは気に入っている。

少なくとも今のところは

「普通のコンパクトデジカメでは足りなくなった iPhone とデジタル一眼の間を埋める物」

という役割は果たしてくれているし、何よりも

撮る気にさせてくれるカメラ

である。

それでも GXR + P10 キットのみを使っていたら、ここまで満足感は得られなかったと思う。それは間違いない。やはり APS-C 素子搭載のユニットを購入して、その画質に、その画質がポケッタブルなサイズから得られるということに惚れたのは間違いない。

もっとも自分にとって、真にそういうカメラであるかどうか判るのは、もう少し時間が経ってから、来年になってからであろう。

GXR_BlogSample20101120A
(GXR + A12 28mm F2.5 / 50%縮小のみ)


ともあれ1ヶ月近く前、GXR + P10 キット購入当初、ギャーギャー騒いでた時に、先人は皆こう言った。

「A12 も使ってみて」

と。

続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

前回記事で書くつもりだった、A12 ユニット2本の感度別画質比較例です。ちなみに、私はメインマウントの EOS と違って、GXR に高感度画質云々を特に言うつもりはありません。さすがに求めるものが違いすぎます(私にとっての高感度は動体撮影、夜間望遠撮影のために存在しているので)。

それでも P10 ユニットの場合は

  • コンパクトデジカメ素子採用ユニットゆえ、使える高感度の範囲は広くなく、画質劣化も激しい。

  • 300mm までの望遠域があり、シャッター速度を必要とする状況が(自分の中では)多く、さらにレンズが暗いために高感度でシャッター速度が稼ぐ必要が多い。

  • Sモード(シャッター速度優先AE)を使うと自動的に ISO 3200 まで上げられてしまう不可解糞仕様のため、ちょっとしたことで ISO 1600〜3200 域を使われてしまう。


という理由がありましたので、高感度画質を把握しておく必要がありました。

反面、広角標準単焦点レンズでは

「28mm とか 50mm 単焦点で、高感度なんて使うシーンってあるんですかねぇ?」

というような有様ですので(私の場合)、正直 A12 ユニットでの高感度は、あまり気にしていません。実際に1週間強使ってきて、気になったことがありません。

それゆ、高感度画質を一々比較するまでもなく、

A12 ユニットの2本は、自分の使う分では満足できる高感度画質


だったりします。どうせ、動体撮りはダメなカメラだから、高感度を積極的に使うこともないしね!(/_;)

でも、以前 P10 キットで高感度画質比較をやっておいたので、先週購入した A12 ユニット2本でも(自分への目安も含めて)やっておこうというわけで、以下 GR LENS A12 28mm F2.5 ユニットと 同 50mm F2.5 MACRO ユニットの ISO 200〜3200 比較例です。

続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

前回の記事で結構 GXR(というよりは A12 系ユニット)の絶賛大会を開催したわけですが、そうはいっても P10 キット購入時のファースト・インプレッションで書いた不満に関しては何ら変わることないわけで、

私の中では絶賛と不満の入り混じる GXR


だったりします。もっとも P10 ユニットだけなら、そこそこ評価と不満が入り混じる状況でしたから、大きな進歩なわけですが。

GXR_BlogSample20101112As
GXR + A12 50mm F2.5 MACRO


不満と言えば、毎回言ってることですが、昨日も、来週廃止になる「たこフェリー」@明石海峡の乗り納めに行った際に、動きが意外と速い船上からの撮影が主だったので「AF-C くれー!」「望遠ユニットくれー!」 と、GXR に対する根本的な不満は出てこざるを得ませんでした。

そういうのは向かないと判っていても、ある程度は工夫でカバーできると判っていても、やっぱり使っていると、その2つは毎度持ち出すたびに思ってしまいますね。

それもこれも、

A12 系ユニット2本が凄く気に入ってるから


逆に出てくる不満なわけです。



昨日のたこフェリー上でも、行きは A12 系2本、帰りは P10 ユニットを使いましたが、A12 系ユニットを使ったあとでの P10 ユニットは、背面液晶プレビューしてる段階で何か抜けが悪いし、F値が2段階で使いにくいし…と「P10 ユニットって、こんなに不満あったっけ?」状態になってしまったり。

AF-C も A12 系望遠(中望遠)ユニットも無い物ねだりとは判っていますが、こういう状態がずっと続くと、堪え性のない私は

可愛さ余って憎さ百倍になるかも?


と思ったりします。

いやホント、A12 系ユニットの良さを知った後では、GXR を手放す理由があるとしたら、きっとそれが理由になるでしょう。何年も悠長に待ってられる性分でもないですし、待ってられる色々な余裕があるかどうかも判らないしねぇ…

GXR_BlogSample20101112Bs
GXR + A12 28mm F2.5


とかなんとか色々言っても、先週の A12 系ユニット2本購入→北海道旅による自分的評価で、GXR が本気で使うアイテムになったのは間違いないところ。その証拠?に、28mm F2.5 ユニット購入時に買い忘れていた

を Amazon で速攻購入。私はレンズ保護のためのプロテクトフィルターは基本的に使わず(雨天撮影時のみ)、逆に一眼ではフードを必ず付けるタイプなので、何も考えずフードを買ったわけです。まぁ個人的には失敗でしたが(後述)。

さらに、本気で使うということは揃えるものは揃えておこうということで、28/50mm 両A12 ユニットで使うための 40.5mm C-PL フィルターとプロテクトフィルターも購入しました。

GXR_Filters


昨日は、明石海峡を渡る、たこフェリーの上から撮るということもあったので、行きがけにヨドバシでプロテクトフィルターを買ったわけですが(潮や水しぶきでレンズを汚したくなかったため)、C-PL 共々どれだけ使うわけでもないのに…って感じですな。でも、必要な時は必要ですからねぇ。

つーか、これでまた万札が飛んでいきましたよ。全く、ここ1ヶ月で、どんだけ GXR に金をつぎこんでるやら(>_<) 稼働率が低い広角〜標準域のLレンズを売りに行かないと首をくくる羽目になりますわ…orz

GXR_BlogSample20101112Cs
GXR + P10 28-300mm F3.5-5.6 VC


しかし、色々 GXR 体制を整えつつあるものの、

28mm ユニットのフード (LH-1) は使えねぇ


という感じ。買って失敗。あくまで個人的な感想なので、他人様は知りません。むしろ、ほとんどの人は使えると評価して、私だけダメ出しなのかもしれません。いや、きっと、そうでしょう。

それでも私にとっては

  • 逆刺しできないから、持ち運びに出っ張ったままで邪魔。
    GXR の、GXR + 28mm のコンパクトさが台無し。

  • レンズキャップ付けたままフードの抜き差しができない。
    よって、必要な時だけ付けるというのは面倒。

  • どうみてもダサくね?GXR が安っぽくなるような??


逆差し不可やレンズキャップ付けたままの脱着不可は、構造上そうせざるを得なかったのだろう。でも、一体設計なんだから、もう少し使い勝手も考えて欲しかった。レンズ設計やボディの質感に感じられる妥協しない姿勢を、他のところでも見せてくれよ、と思う。

え?なに?昔のレンズはそういうもんだったって? 知るか。21世紀の話をしてんだよ。

GXR_A12_28mm_Hood
何回見ても微妙な 28mm ユニット用フード…


届いたフードを付けてみてイマイチ気分になり、さらに持ち歩こうとしてフードを付けたままではコートのポケットに入らないわ、鞄のポケットへの出し入れも不便なことに気づいて、即 28mm のフードはお役御免になりました。フード付けたいんだけどな…

買って1週間気がつかなかった 50mm F2.5 MACRO ユニットの引き出し式フードも微妙ですし、フード周りは GXR を使って行く上で妥協するしかないようで、諦めました。

で、フードがアレな分、使用頻度がちょっぴり増えるかもしれないプロテクトフィルター。買ってみたのは、コレ。



女性向け?で売られてる MARUMI のカラープロテクトフィルター。まぁ正直言って、高い。プロテクトフィルターごときに、それも 40.5mm みたいなマイクロなレンズのフィルターに 3,500円。高い。

高いけれど、これの元になっている MARUMI DHG スーパーレンズプロテクトフィルターは結構気に入ってる。雨天時か砂埃の時にしか使ってないが、撥水撥油加工が優れてるので、後処理が楽なので愛用している。水滴跡や指紋跡などのクリーンングって難しいし…

ということで、MARUMI DHG スーパーレンズプロテクトフィルターを買うなら、ちょっと+αして上記のカラーフィルター(枠の色以外は同じ)を買って洒落てみようかな、と。

一眼で普段使っているL望遠の 77mm 以上サイズのフィルターにはカラーフィルターなんてないし、そういうレンズを使う時にはカラーリングなんぞ無用!の世界だしね。

GXR_A12_28mm_ProtectFilter1
GXR + A12 28mm F2.5 + MARUMI My Color Filter


GR LENS にはLレンズ同様に赤線が入っているようなので、フィルターのカラーもパールレッドにしてみました。本人的には悪くないのでは…と思ってます。

ま、日頃使うことのないアイテムですから、無駄に高いものを買うこともなかったのですが、こういうところは思いつくと試したくなる性分なので(^^;)

もっとも、ガンバ者としては「また青じゃなく赤かよ」という感じですが、パナソニック DMC-G1 を買った時ですら青でなく赤でしたし、ここらはいくら青黒ファンと言っても妥協できないところということで…(ガンバ大阪のクラブカラーは蒼黒、一番のスポンサーはパナソニック、ライバル的存在の鹿島も浦和も名古屋もクラブカラーは赤)

ただ、このフィルター装着状態のパッと見はいいんですけど、28mm のフィルターを切ってあるところがレンズ枠より内側のため、レンズキャップをつけての収納時には

GXR_A12_28mm_ProtectFilter3


こんな感じになって、上から見るとちょっと格好悪い。

構造上仕方ない&プロテクトフィルターを付ける機会は少ないですから、ここまで文句をつける気は毛頭ないですが、ミラーレス機ではこういうフィルター枠が多くて、こういう時にはなんかこう背中がむず痒いですな(意味不明)。

GXR_BlogSample20101112Ds
GXR + A12 28mm F2.5


と、ホントは今回 A12 ユニットの感度別画質比較例を載せようと思っていたのですが、前置きのつもりがすっかりダラダラと長くなってしまいましたので、A12 ユニットの感度別画質比較例は別記事にしようと思います。

感度別画質比較は、以前 P10 キットでやったので、先週購入した A12 ユニット2本でも一応やっとこうかと思っただけです。28mm とか 50mm で高感度とか使うシーンってあるんですかねぇ…と自分でも思いながら撮ってたんですけど。

それにしても、すっかり GXR 体制が整いつつあるわけですが、

ストラップで良いのがない!


とにかく、あの微妙すぎるストラップ穴が全て。

来年、新しいボディを出すとかいう話が流れてますが、

新ボディは、まともなストラップ穴にせーよ!


と声を大にして言いたい。まともなストラップ穴を用意できないなら、三角環を付けて欲しいね。ホント、製品添付のダサいストラップを2週間以上も使ってるのは初めてだよ…

RICOH GXR カメラユニットGR LENS GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
RICOH GXR カメラユニット GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO

(28mm だけでなく 50mm も使ってます。AF 速度もイラッとくることは少ない ^^;)

    このエントリーをはてなブックマークに追加

いや〜、良いね。実に良い。28mm F2.5 ユニット発売の2日前に 50mm F2.5 MACRO ユニットを買って、ちょっと試しどりしてたら絶賛しかなかったのだけど、28mm F2.5 ユニットも同様に素晴らしい。

何が素晴しいって、A12 28mm も 50mm も

(デカい)ポケットに(無理やり)入るサイズにも関わらず
一眼レフの良質レンズと同じレベルの描写を得られる


というところ。APS-C 素子を使ったユニットだから当然といえば当然だけど、このサイズを考えると驚かざるをえない。

GXR_A12_28mm_BlogSample3s
GXR + A12 28mm F2.5 with Modopocket
(画像クリックでオリジナル画像)


先週のファームウェア・アップデートでの AF 速度改善にあてられて、先週水曜日に A12 50mm F2.5 MACRO ユニットを衝動買いしたことは記事に書いたとおり。GXR + P10 キットの購入直後に 28mm F2.5 ユニットは予約してあったが、両方あわせて13〜14万もするわけで、さすがに 28mm はキャンセルしようかと思った。

おまけに、発売延期した A12 28mm F2.5 ユニットの発売日は、北海道へ旅行に出発する日。色々とあって出発が午後だったこともあって「購入して、その足で北海道へ行くぜ!」と思ってたが、いつもなら前日に入荷連絡のあるヨドバシカメラ梅田からは連絡なし。

こりゃ発売日に手に入らないかな…と思いつつも、朝、空港へ行く途中にヨドバシ梅田に寄って聞いてみたら入荷済み(あとで判ったが、私が自宅を出た直後に入荷連絡があったようだ)。ということで、A12 28mm F2.5 ユニットを購入して、その足で北海道へ行ったのだが、ホント 50mm も 28mm も買って良かった



今回の北海道行きは、数日前に決めたものの今イチ乗り気になりきれず、それでも GXR + P10 キットに続き、A12 50mm ユニットも購入し、

GXR の真価を問う旅にしてみよう


と思っていたのだが、行きがけに購入できた新発売の 28mm F2.5 も合わせて

GXR の真価にオイラは K.O. 負け


しました。これほど GXR に惚れるとは、格安の GXR + P10 キットを買った時には思いもしなかった。

GXR_A12_28mm_BlogSample2s
GXR + A12 28mm F2.5
(画像クリックでオリジナル画像)


A12 50mm F2.5 MACRO ユニットも A12 28mm F2.5 ユニットも素晴らしいけど、これが一眼レフなら「お、良いレンズだね」でしかない。とにかく、GXR + A12 ユニットの魅力は

このサイズ感と得られる描写のアンバランスさ

にある。コンパクトデジカメ+αのサイズ感で、素晴らしい描写が得られる。このアンバランスな魅力は他にない。マイクロフォーサーズ機や NEX にはない。それらを使ってきたからこそ、言える。

そして、50mm F2.5 MACRO ユニットで試し撮りした時にも思ったが、「こりゃリコー信者が存在するわけだ…」と妙に納得した。2つの GR LENS の描写には素晴らしいものがある。初心者に毛の生えたか生えてないかの私ですら、一目瞭然なくらいに素晴らしい。

GXR_A12_28mm_BlogSample5s
GXR + A12 28mm F2.5 / ISO 800, 1/10s 手持ち
(画像クリックでオリジナル画像)


新しい 28mm ユニットは 50mm に比べて焦点距離が短いことと、レンズが軽く短いせいかバランスが良くて

手ブレ補正がないけど、極めて手ブレしにくい


と感じた。1/10s 〜 1/20s 程度なら、等倍で見ても問題ないくらいに止まる。

ボディのグリップ感が素晴らしく良いことは以前の記事でも述べて、高倍率コンパクトデジカメな P10 ユニットを使っている時にも手ブレしにくいと感じていたが、手ブレ補正機構が入っていない A12 28mm F2.5 ユニットでも改めて手ブレのしにくさ、ボディの良さを実感する。

描写に関しては、私的には満足のひと言。隅までビシッと気持ちよく A12 50mm F2.5 MACRO ユニット同様、

JPEG 撮って出し、レタッチなしで十分


と感じさせる写り。コンパクトデジカメ素子の P10 ユニットだとデフォルトのシャープネスでは輪郭強調やりすぎな嫌いがあるが、A12 ユニットではちょうどいい塩梅だし、広角の 28mm だと本当にちょうどいい具合である。

GXR に高感度描写を期待はしていないけれど、A12 28mm レンズも ISO 800 までは普通に使える。必要に応じて 1600 まで上げても良いかな?という感じだ。

絶賛ばかりではなんだけど、さほど欠点というべき点も見当たらない。敢えて言うなら近景描写の素晴らしさに比べると、遠景描写は普通かな?という気はする。無論、全く問題ないのだけど、近景描写の素晴らしさに比べれば、そこまではないという感じ。ま、重箱の隅を突くような話だが。

GXR_A12_28mm_BlogSample6s
GXR + A12 28mm F2.5 / ISO 1600 手持ち
(画像クリックでオリジナル画像)


そして 28mm の素晴らしさで重要なことは描写だけでなく、

APS-C 素子採用のユニットなのに、軽く小さい!


ということ。

GXR_3Units_Compare1
(左から A12 50mm F2.5 MACRO、A12 28mm F2.5m、P10 の各ユニット)


上記の写真は、コンパクトデジカメ用素子採用の高倍率 P10 ユニットや A12 50mm MACRO ユニットとの比較だが、A12 28 mm ユニットはコンパクトデジカメ代わりの P10 ユニットと比べて多少大きいし、重さも多少重いけれど、まずまず似たようなサイズ感であるし、扱う感覚に大きな差はない。

少なくとも

重くてデカい 50mm MACRO ユニットとは段違い


である。上記写真でも見て、まるで違うのは一目瞭然だが。

実際に使っていて、28mm ユニットならポケットの中に入るサイズと言えなくもないわけで、それでいて一眼+高画質レンズと同等の描写を得られるというのは、実に素晴らしい。

GXR_A12_28mm_with_Finder1
売るのを忘れて放置されてたフォクトレンダーの 28mm ビューファインダーを付けてみた
(実際にビューファインダーを付けて持ち歩くことはないけど)


今回 GXR を初めて持って出た旅先では、

GXR ボディ+使用中のユニットを首から下げ、残りのユニットの1つを左ポケットに、もう1つを右ポケットに

というような体制で撮っていたのだが、デカい 50mm MACRO ユニットは、さすがにポケットサイズのユニットとは言えず、大きめなコートのポケットへの出し入れもギリギリだった。

反面、今回新発売された 28mm ユニットは付けてもコンパクトデジカメ+α感覚で、P10 ユニットとそう変わらないし、ユニットをポケットの中に入れておくのも難しくない。そういう意味では、旅スナップカメラ、お散歩カメラとしてピッタリのサイズであったと言える。

と同時に、50mm ユニットもマクロなしで良いし、50mm F1.8程度で良いから、28mm 同等以下のサイズ、軽さのユニットが欲しいな、とも思う。GXR の真骨頂は、ポケッタブルなサイズで APS-C 単焦点レンズの高画質が得られる、というところにあるのだから…

GXR_A12_28mm_BlogSample1s
GXR + A12 28mm F2.5 / 28mm でも開放だと結構ボケる…
(画像クリックでオリジナル画像)


ともあれ、たった2日の差だが 50mm ユニットを購入して感動した描写は 28mm でも同じで、「いや〜、マジいいね!」という感じであったし、とにかく

今回の旅では GXR 大活躍!


であったし、望遠側は EOS 7D + EF 70-200mm F2.8L IS USM を持って出たこともあってか、

A12 の2本ばかり使って、P10 ユニットは全然使わなかった


ことには、自分でも驚いた。函館にいる間、コートの右のポケットにはずっと P10 ユニットが入っていたのに、結局一度も装着されることはなかった。

反面、A12 28mm ユニットと 50mm ユニットは(28mm ユニットが基本ながらも)結構頻繁に交換していたわけで、

レンズ交換ならぬユニット交換が気軽にできるのは良いね


と思った。ま、レンズ交換よりユニット交換の方が楽とは別に思わなかったけれど、とにかくサイズが小さい分、持ち歩きは楽だし、ホコリに気を使わなくて良いのは有り難い。

ただ、ユニット交換しまくっていて、耐久性は大丈夫かなぁ?とは思った。でもまぁ過去1年近く使ってきたユーザーも多い中、さほど問題になってるとも聞かないから、私程度の使い方では問題にならないだろう、たぶん。函館4日間で交換した回数は、100回前後だろうしな…

GXR_A12_28mm_BlogSample4s
GXR + A12 28mm F2.5
(画像クリックでオリジナル画像)


ということで、A12 50mm ユニットに続き 28mm ユニットも購入して、すぐに旅に出て大活躍したわけだが、両ユニットとも感心させられるような描写で撮影できていると、どうしよても思わざるをえないことがある。

同じような高画質で撮れる望遠・中望遠ユニットが欲しい!!


すっかり GXR の魅力にやられてしまって「GXR は最高の旅カメラだったわ…」と思っているが、やっぱり画角の寂しさはある。中望遠・望遠ユニットが欲しくなる。

望遠側の画角には P10 ユニットがあるものの、高倍率コンパクトデジカメと同じである。やはり A12 28mm や 50mm と同じような素晴らしい画質での撮れるユニットが欲しい。もう切実に欲しい!いま他の A12 ユニットがあれば、どんどん買ってしまいそうな勢いで欲しい X-)

しかし、リコーにその予定はない。来年のロードマップは、他社マウント用のユニットと APS-C 素子採用の広角〜標準ズームユニットのみが明らかになってる。広角〜標準のズーム?

なんで同じような画角ばかりのユニットを出してくるん?


そう思わざるをえない。

200〜300mm クラスの望遠ユニットなんてのは諦めているけれど、85〜100mm 程度の中望遠ユニットくらいあってもいいだろうし、GXR ユーザーでも待望されてると思うのだが、違うのだろうか?「もしかして作れないの?」とまでは言わないが、得意のレンジばっかり作ってても進歩はないと思う。

いずれにしても、そういう不満が心の底から出るくらいに、2つの A12 ユニットは気に入った。

まさに GXR への見方が変わった


そう言っても過言じゃない A12 ユニット2本だった。先達の言う通りだった。

【追記】絶賛しまくったけど、以前書いた GXR に対する不満は変わってないですよ。被写体に制約はありすぎるし、操作性もリコー信者が思うほど素晴らしくはないし。


    このエントリーをはてなブックマークに追加

このページのトップヘ