Tedious diary more x4

写真日記ブログを合流させて完全に雑記ブログ化しました(>_<)

タグ:1D3

「EOS 1D MarkIII 購入一周年」というタイトルで下書きしていたのが、ちょうど1ヶ月前。更新しようと思ってる間に 1D3 を再びレリーズ調整に出したので、内容を少し変えて…と思いつつ放置していたら、「修理センターが混んでいるので、いつもの10日間では無理、2週間かかる」と言われていた2週間が経って戻ってきて、そして更に1週間が経ったら、もう明日は7月。

このままだと、また下書きしたのに放置プレイのままボツになるので、一応載せておこうかと。もっとも、移動中に適当に乱書しただけのテキストなのでボツにした方が良いのかも…

と思ったけど、とりあえず 1D3 が返ってきたのは良いんだが、調整したシャッターストロークが縦位置と横位置で若干違うんだよねぇ(半押しまで、全押しまでとも縦横で同じストロークで指定していた)。メチャクチャ違うわけじゃないけど、センターで確認してすぐに判るほどではあった。

その場で突っ返して再調整してもらいたかったが、先週からJリーグも再開だったし、5D を手放したから今は一眼レフが 1D3 しかないから、また10日や半月も手元にないのは困るので引き取ってきたけど、なんだかなぁ。

まぁ先週のサッカー撮りで、半押しまでのストロークは良い感じになったけど、全押しまでのストロークはもうちょっと短くても良い気がしたので(現状どちらも元のストローク長の60% になっているはず)、折りを見て再々調整に出すことにしようとは思うが…

A man looking at airplane
(1D MarkIII + EF70-200mm F2.8L IS USM)


ともあれ、先月末で 1D Mark3 も購入してから一年が経った。発売前から発売直後まではあれだけ絶賛された 1D3 も、数ヶ月後に Nikon D3 が発表され、そして発売されると、一気に色褪せてしまった感がある。不幸な機種だが、キヤノンの油断、戦略ミスが如実に出た1年だったとも言える。

先日も書いたけど、Jリーグの試合現場でのカメラマンを見ていても、去年はほとんど白レンズだけだったのが今シーズンは時間が経つに連れ黒レンズが凄い勢いで増えているし、雑誌ではいつも各種スポーツ写真に目がいくのだけど、そこに撮影機材が書かれていれば今まではキヤノン機が大半だったのも、今はかなり D3 が多い。

1D3 発売時には最強と言われた高感度画質も、D3 の高感度画質を見ると比較する気もなくなるくらいの差がある。アマチュア写真家でも夜の飛行機撮りで ISO6400 を使ってシャッター速度を稼いで撮影された写真を見るたびに羨ましくなるのも事実だし、広角では AF-S 14-24mm F2.8G の素晴らしい描写を見るたびに心動いたりする。

それでも1年間、ヘタクソなりに撮ってきて、1D3 にはそれなりに満足しているし、購入したのが失敗だったとは思ったことはない。買う前に「自分がこんなフラッグシップ機を買っても…」と思っていたのが、今じゃフラッグシップ機の良さ、恩恵を十分に受けている。

発売後に色々言われた AI Servo の AF 問題も、ファームウェアのアップデートや無償修理を経て、自分が使っている限りは問題ないと思えるレベルまでになったと思う。昨夏は明らかに不満もあったが、今シーズンのサッカーを撮っていて改善されたと感じる。

ANA's A320-200 at Osaka Airport
(1D MarkIII + EF70-200mm F2.8L IS USM)


勿論、そうは言っても不満はある。照度がある程度低くなると(具体的には日没までは良くても日没直後から)、AI Servo での AF 精度は一気に下がってしまう。F2.8 レンズを中央 AF ポイントで使用していても、ジャスピンになる確率が一気に下がる。キヤノン独特の“まぁこんな程度で我慢してね”的な AF 精度になりがち。速い動きに対しては中央点以外の AI Servo の精度は低いし、低照度だと尚更だ。

そして AF の食いつきは良くても、AI Servo は食いついた最初のタイミングでジャスピンじゃないと、追いかけている間ジャスピンが来ないまま(適当精度になったまま)になるのは改善して欲しいと思う。そして相変わらず、背景にピントが引っ張られ気味になる癖は何とかして欲しい。そういう点でも動体の動きに強い D3 の新型 AF は羨ましいと思う。

気持ち的には「ニコンに戻る」という選択肢が皆無ではないのだけど、いま金銭的にそれを簡単にできる余裕もないし、何よりバック一つに 17-40 F4L、24-105F4L IS、70-200 F2.8L IS、100-400 F4.5-5.6L IS を入れられるキヤノンのレンズ体制は結構気に入っている。同じようなレンズ体制がニコンでは取れない。

特に、キヤノンへの移行理由の一つだった 100-400 は、テレ端付近の描写には大いに不満だが、これほどコンパクトに持ち運びができて、超音波モーター&手ブレ補正付き(弱いけど)で、それなりの描写を得られる 400mm 域ズームはないだけに貴重すぎる。いくら D3 の高感度性能や動体 AF の強さ、14-24 F2.8G の描写を羨ましく思えても、レンズ体制を考えると、再びニコンへは簡単に行けないな…と思う。

ANA's B777-300 taking off in the night
(1D MarkIII + EF70-200mm F2.8L IS USM)


そして、もう一つの理由だった DPP も無料ソフトながら着実に進歩し、RAW ファイルをサクサクと閲覧、セレクト、現像できるソフトとして貴重なだけに手放せない。先日少し触れたが、 DPP 3.4 になってノイズリダクションも良くなったし、傾き補正以外は動作の軽い DPP でほぼ完結できる。Photoshop が必要になるのは、もはや調整というよりは加工に近い処理をする時だけ、になっている。

DPP があるからこそ、Lightroom を買う必要を感じなかったし、ハードだけでなくソフトも一体として考える必要のあるデジタル一眼レフ利用の中では、キヤノンを使い続ける理由の一つに十分成り得ると思っている。少し前にキヤノンから、また恒例のソフトウェアに関するアンケートが来たので色々書いちゃったけど、ホント傾き補正だけは早く付けて欲しいものだ。

JAL's B777-200 taking off
(1D MarkIII + EF70-200mm F2.8L IS USM)


ともあれ、1D3 は自分の期待に 100% 応えてきてくれたとは言い難い部分もあるが、それなりに(投資した金額に比して納得するくらいには)応えてきてくれたし、自分の技量次第で、もっと戦闘力が上がるのは間違いない。

1年半でマイナーチェンジというキヤノンサイクルから言えば、今年末あたりには 1D3 後継機が出てくるはずだが、さてどうなるやら。今回すぐに大改良されるようなことはないだろうが、5D 後継機と併せて、これから1年くらいのキヤノン新型機は様子見になるだろうが、先々の方針を改めて考えることにもなるだろう。

とにかく Kiss F もそうだけど、デジタル一眼レフにおいて

今のキヤノン製品は、本当につまらない。


きっちり売れるかもしれないが、一番つまらない商品しか出してない。

私自身、デジタル一眼レフは撮る道具として買っているし、デジタルカメラについては機材ヲタクではないけれど、趣味のものであり、デジタルアイテム好きとしては、予測通りの順調進化製品ばかり出されることほど退屈なことはない。そして退屈なメーカーの商品を買いたくはなくなる。

Kiss F も最廉価モデルとして X2 からスペックダウンするのは当然としても、液晶を 2.5インチにダウングレードするなら、ボディサイズ、重量が X2 とほとんど変わらないのは大いに不満。E-420 までとは言わなくても一回り小さく軽ければ、小さな一眼レフが欲しい身としては購入を考えたんだけど…

それに価格もボディ単体7万弱というのは、Kiss X2 が(他社対抗価格とはいえ)発売直後にヨドで7万円台半ばで売っていたことや、Kiss X が最後6万円以下で売っていたことを考えると安くない。まぁきっとすぐに安くなると思うけど、なんだかな〜という気がする。

もうすぐニコンのフルサイズ廉価機(D700?)の発表が会ったり、ニコンは秋にかけてレンズ攻勢もあるという。ソニーのフルサイズも待ち受けている。5D 後継機も用意はしているのだろうが、ホントどうなるのだろうか。

金欠だけど欲しくて困ってしまうような、そんなカメラが出るのだろうか?
100-400やその他のレンズはリニューアルされるのか?

今のキヤノンを見ていると今ひとつ期待はできないし、このまま1年2年もつまらない製品ばかり出し続けていくようなら…と思う昨今だったりする。

A short contrail in the evening sky
(1D MarkIII + EF70-200mm F2.8L IS USM)

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噂どおり、今日ファームウェアの新バージョンがリリース。今回はバグフィックスやAF問題への対処ではなく(それもあるようだが)、機能追加。といっても、D3 みたいに大きな機能追加があるわけじゃないが、今回は「フォーカスポイントをマルチコントローラーで直接選択できるようになった」というだけで十分歓迎。

とはいえ、「良くやった」ではなく「ようやくかよ」であり、発売当初から言われていたのに「何故こんなに時間がかかるのか?」という感じではある。せっかく8方向に動けるスティック(マルチコントローラー)があるのに、何故 AF ポイントをそれで選ばせなかったのか、そのことの方が意味不明だった。

実際今まではマルチコントローラーって、特に使うアテもない突起物だったし、日頃使っていて存在を忘れてしまうものだったように思う。今回のファームウェア・アップデートによって

そんな無駄な突起物が、ようやく日の目を見る


ことになりそうだ。これでサッカー撮りや飛行機撮りで横位置から縦位置に変えた時に、フォーカスポイントがいち早く切り替えられそう。「極端な低コントラストの被写体での AIサーボ AF の精度改善」と合わせて(?)、早速今夜活躍してくれそうだ。

【追記】と思ったけど、縦位置だとマルチコントローラーが遠すぎて意味なかった。横位置ではマルチコントローラーでセレクトできるのは、やはり使いやすかったが、縦と横で使い勝手が変わるのも問題なので、それを考えると痛し痒しかも…

キヤノン、EOS-1Ds Mark III/-1D Mark IIIに操作関連の新機能

Mt. Oku-Dainichidake and Mt. Dainichidake in snow
(DP1 RAW with PL @立山室堂 / SPP で調整後現像)


[ DP1, 1D MarkIII and P905i ] 先日の立山での写真はまだ全部整理できてはいないのだが(DP1 分は現像も含めて終わったが、1D3 分がほとんど手つかず)、その日 DP1, 1D3 そして携帯電話 P905i の内蔵カメラで撮った写真をつらつら見ていて思ったのは

P905i の内蔵カメラって、やっぱり結構優秀だなぁ…


ということ。カメラ位置が悪くて非常に使いにくいため、せっかく良いのは判っていても P905i で写真を撮ることはほとんどなく、携帯メールで写真を送りたい時だけ撮っているのだが、雪山のようなシーンは携帯電話内蔵のカメラが一番苦手とするものの一つだったように思うのだが、改めて見直してしまった。

もちろん DP1 や 1D3 と比べるようなものじゃないのだけど、順光で撮る限り、な〜んにもしなくても露出はほぼ適正だし、カラーバランスも悪くない。QVGA 〜 VGAサイズ程度で見る限りは、何も考えなくても見栄えがする良い写真が撮れる。解像感は全然違うし、極端なシーンなだけに撮影後の処理が強引で青空に盛大なノイズが発生していたりもするわけだが、DP1 の露出やホワイトバランスのダメさ加減に比べれば、それらはよっぽど優秀だ。

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少し前まで写真・カメラへの気持ちがすっかりなくなっていたので、カメラ雑誌は買うどころか立ち読みすらしてなかったが、少し写真欲が戻ってきたせいか、昨日本屋に寄った際に少し立ち読みでも…と思ったら、「日本の空港 撮影ガイド」なる本の背表紙が目に入った。

月刊カメラマンの撮影ガイド MOOK シリーズの新刊であるらしい。このシリーズ、色々と出ているのを見たことがあるが、飛行機モノは初めてのはず。そして手に取って表紙を見ると、ルーク・オザワ氏、チャーリィ古庄氏という2大巨頭の監修。ということで、内容を見る間でもなく、速攻お買い上げ〜

日本の空港 撮影ガイド


実を言うと、このカメラマン MOOK シリーズは何冊か買っているのだが、撮影ガイドというよりは一種の写真集的な感じなので、結構好きだったりする。今回の「日本の空港」も両氏の写真がメインで、そこに撮影時の両氏のコメントが少しずつ(撮影データーも含めて)あるという感じ。情景写真のルーク氏、写実写真のチャーリィ氏という感じで、実にバランスが良い。

むかし餘部鉄橋を撮影しにいった時(そういや餘部鉄橋のお立ち台は、とうとう先日鉄橋架け替え工事のために閉鎖されたらしい)、帰りに鉄カメな人と一緒に長時間話して、その人に薦められたのもこのシリーズの「四季の鉄道風景撮影ガイド―見るだけで行きたくなる全国の名撮地200選」だった。

四季の鉄道風景撮影ガイド―見るだけで行きたくなる全国の名撮地200選


その本も風景の中の鉄道写真(鉄道情景写真)メインという感じで、自分的には非常に好みの本だったし、今でも時々気分転換に眺めるくらいだ。風景だけの写真はセンスないから諦めたけれど、それでも飛行機を撮るにしろ、鉄道を撮るにしろ、理想はやっぱり風景の中の飛行機であり、風景の中の鉄道な私としては、この2冊はお気に入りだ。

ちなみに「日本の空港 撮影ガイド」は全ての空港は網羅してない。主要な(ある意味写真映えする)空港だけをチョイスしている。そして撮影ポイント解説も最小限だし、空港自体についてのデーター記述もない。そのあたりは空港撮影ガイド本の定番である、イカロス出版の「全国空港ウォッチングガイド」と方向性は異なるので、全くかぶらない。

その「全国空港ウォッチングガイド」も先日、新しい改訂版が出ていた。レイアウトが変わって見やすくなっていたので買おうかどうしようか迷ったが、内容は前版と大きく変更もないので今のところペンディング。欲しくなったら、また買うだろう。純粋な飛行機(民間機)撮影ガイド本としては、一冊手元にあって損はない本ではある。

全国空港ウォッチングガイド 増補改訂版



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今日から 1D Mark3 の AF用ミラーの調整に不具合修理の受け付けが始まってますが、それと併せて 1D Mark3 のファームウェア・バージョンアップもリリースされました。相変わらず AF 問題の修正が入っている他、高速 SDカード使用時でも CF に比べて遅かった問題も対処されてるようです。

私はと言えば、先ほど梅田SCへ 1D3 を預けてきました。ちょっと受け付けの人と話した限りでは、物によって(ロットによって?)対策が入るところが変わるようなことを言ってました。一応、ピントまわりは変わらないので、レンズとのピント再調整は要らないですよ、という話をしてましたが、どうなりますやら。

あと、ウェブ上では1週間程度となってますが、遅れる可能性もあるということです。半月にはならないということですが、ニセコ行きまでに間に合えばいいかな。って、今シーズンのニセコ行きはまだ何も決まってないんだけど。

紅葉シーズンもスルーしてしまって、冬場は防塵防滴の 1D3 での撮影がメインになり、5D が主に活躍する場面も少なくなるので 5D を売っちゃうか?とも考えてましたが、こういう時にはやはり2台体制じゃないと困りますな。って、別に撮ることもないような気がしますが…

D70 購入以来、金銭的にも意識的にも、かなりカメラに注ぎ込んできたのですが、ちょっとここら辺で一休みな感じ。

Canon EOS-1D Mark III Firmware-J(キヤノン公式サイト)
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ようやく明後日28日から受け付け開始。もはや紅葉を撮ることもないだろうから、とっとと出すかね。やたら混んでそうだけど。直接持ち込むつもりだが、西日本修理センターにするか、梅田SCにするか迷うな。前者の方が期間は早いけど、後者の方が大阪駅からすぐで色々便利だし、対応もきちんとしてるしねぇ。



そういや、先週末発売も含めて、最近発売したデジタル一眼を一通り触ってみているけれど、印象的だったのが、オリンパス E-3 とソニーのα700。

一番印象的だったのは E-3。印象的というよりは、驚いた。20万円で防塵防滴の最上位モデルが買えるとかいうスペック的なことはともかく、今までのオリンパス AF の遅さ、迷い加減から「E-3 は最速レベルの AF」と豪語していたのは絶対宣伝文句にしか過ぎないと思っていたけれど、正直メチャ速くなってた。

何より新発売の超音波モーター搭載レンズ+ E-3 は、1D3 + USM レンズと同等以上に速い。1D3 + USM レンズが基本の私自身がそう感じるくらいの速さを感じたし、迷いも少なかった。これは飛行機やスポーツ撮りに使えるんじゃないか?と思わせるレベル。まぁ、オリンパスプラザで試した限りでしかないけど…

でも、高感度基本のサッカーはともかく、飛行機撮りには望遠側が強いフォーサイスだけに、望遠の超音波モーターレンズが揃っていけば、飛行機屋さんや鳥屋さん、動物屋さんで使う人も増えそう。コンパクトな E-410/510 もあるフォーサイスだけに、ちょっと欲しくなったりして。

もう一つ印象的だったのは、α700。α100 からちゃんと中級機にレベルアップしただけのモデルなんだけど、あの情けないシャッター音やシャッターボタンの感触、暗いファインダーといったものから断然良くなっていて、撮ってて気持ち良いカメラになってた。あと、中級機の中ではやっぱり軽い。

正直α100 が今となってはアレなので、私がα100 ユーザーなら、万難を排して買い替えてるだろうな。ま、方向性から言って、ニコン、オリンパス、ペンタックスはあっても、αユーザーにだけはなることないと思うけど。

あと、実際に試すのではなく各種サンプルを見てるだけでも、良くなったDレンジオプティマイザーは良さげだしねぇ。D300 の「アクティブD-ライティング」もそうだけど、ああいう技術はこれから必須だと思う。レタッチするのも大変と言うか、少しでも撮影レベルで救ってくれるのはノイズレベルでも有利だし、有り難いものだ。自動 HDR 機能みたいなものも、そのうち出てきそうだ。

α700 と D300 で同じと言えば、あの背面液晶。キヤノンの背面液晶が糞なのは諦めてるが、あれは一度見てしまうと、他が全てしょぼく見える。というか、よく見えすぎて逆に困りそうな予感もするが…

E-3 やα700 に比べると、D300 は「まぁ予想通り」で特に驚きとかはなく。元々ニコンの一眼は作りが良いし、D300 が APS-C 最上位で作られて値段もそれなりなのだから、想像した範囲内。ニコンならやっぱり D3 だもんなぁ、私的には。

と思いつつも、ニコン→キヤノン移行時のように大枚はたくような真似はできないので、仕方なく?キヤノンを使っていくわけだけど、

デジタル一眼まわりの技術におけるキヤノン独走時代は確実に終わった


と感じさせる 2007年11月だった。今週は、いよいよ D3 だしね。

キヤノン、「EOS-1D Mark III」の不具合で修理受付を開始
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日本でもキヤノンから公式発表。昨日の記事にも書いたように、私も当然のように該当。一部というより最近のロットを除いて全部という話だが…

実際に修理受け付けを開始するのは今月下旬から。どれくらいかかるのかは判らないが(いつも通り 10日間なのだろうか?)、これからウインターシーズン本番という時なのは痛いなぁ。とりあえず修理対応に関する続報を待つしか。

それにしても大絶賛されまくりの D3 で評価が高騰中のニコンに対して、キヤノンによる渾身の一撃だったはずの 1D3 がこんなことになるとは…。昨日も書いたけれど、D200 といい、1D3 といい、発表後に速攻予約して長く待って手に入れたカメラが、こんなことになるとはねぇ。

昔から初期ものに手を出しまくる性格で、この手のことには慣れているとはいえ、D70 で一眼入門してから新品で買った一眼は D70, D200, 5D, 1D3 だから、確率2分の1。ちょっと堪えるものがあるな…orz

キヤノン、EOS-1D Mark IIIの一部にAF用ミラーの不具合
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Digital Photography Review で晒されたスクリーンショット(コレ)が本当なら、ウチも不良品該当ですな。ってか、量産品のシリアルが 501001 からスタートしていて、うちは 503xxx という早い番号だから当然か。

まぁリコールするならして、100% 文句言われないくらいにしてからしてもらいたいんだけど、ウインターシーズンに手元にないのは困るよなぁ。D200 の時も困ったし…(あの時はニコンSSで頼んで D70 を代替品として貸してもらった)。ついでに CF を U-DMA 対応にするとか、D3 対抗高感度強化・画像エンジンを搭載してくれるとか…しないよな。キヤノンだし。レベルの低い妄想でスマン。

【追記】海外では公式発表があった国も出てきたようだ。どうやら原因というか交換対象はサブミラーのようだが…

それにしても D200 といい、1D3 といい、期待に胸膨らませて速攻予約して購入した機種に限って、こんなことになるとは…D70 で一眼入門してまだ5機種目だというのに!(中古の Kiss DN除く)
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先日 EOS 1D MarkIII のファームウェアを Ver.1.10 にバージョンアップした後に、意味なくテスト撮影をしていたら、CF の撮影ファイル用フォルダが2個できていた。あれ?なんで?と一瞬思った後、気がついた。撮影枚数が1万枚超えたせいだ。ということで、1D3 購入から2ヶ月強で撮影枚数が1万枚を超えた。

プロカメラマンやアマチュアでも日々使い込んでいるユーザーからすれば「2ヶ月も経ってまだ1万枚かよ」という程度だろうが、私にとっては今までにないペース。購入後1年2ヶ月が経っている 5D が未だ1万5〜6千枚だし、過去の D70, D200 にしても平均すれば、だいたい月千枚ペースというのが私の撮影枚数(完全にサブ機だった Kiss DN は少なかったが)。

デジタル一眼ユーザー全体として、月千枚ペースというのが多いのか少ないのか判らないが(アクティブに写真を撮る人に比べたら全然少ないだろう)、自分としてはそのペース(月千枚)でも全く使い足りないわけではなく、それなりに撮ってる感覚がある。日常スナップには使わないしね。

1D Mark3 の場合は動体相手で必然的に枚数は切るし、高速連写で弾幕張ることもあるし、最初の10日間で2千枚を超えていたから今さら驚きはしないが、

カメラが変われば、自然と撮り方も変わるんだなぁ


という気はした。今までこういうペースがなかったということは、こういう撮り方をしたことがなかった、ということにもなるのだろう。

そして、今まで全くシャッターの耐久性を気にしたことはないが、こうなってくると公称 30万回というシャッターの高耐久性はありがたい。本当に 30万回もつかどうかは別にして、これだけ自然にシャッター回数が増えてくると、シャッターの耐久性が少しでもあるというのは心強いことだ。

Flying over sunset
(by EOS 1D Mark3 + EF70-200mm F2.8L IS USM)


ところで、先日の 1D MarkIII のアップデートファームウェア 1.10 で改良されたとされる「AI サーボ AF 撮影で、特定の条件において後方の被写体にピントが合いやすい現象を改善しました」という点についてだが、ここ数日飛行機やサッカーを撮影してみての印象としては、

ファームウェア・アップデートで、ちょっと改善されたんじゃね?


と思えるところがある。正確に以前と同条件で比較したわけじゃないし、あくまで個人的な感覚でしかないが、飛行機撮りの場合だと、飛行機がまだ遠い時(小さな被写体の時)に背景の空や雲にしか合焦せず、完全に抜けっぱなしになってしまうことは少なくなった。

以前は、小さな被写体(遠くの飛行機)にピントがほとんど合わずに背景に合焦して、さらに近づいてくる飛行機をターゲット AF フレームで追いかけているにも関わらず、以後ずっと、飛行機がかなり近づいてもずっと背景にピントが来たままになっていた。

それがファームウェア・アップデート後は、迷ったら飛行機と背景の交互にピントが行き来するようになったし、いったん背景に外しても今までみたいに外したままにならずに、ターゲット AF フレームで追いかけている被写体に追いかけ直す挙動が多く見られるようになった。5D など今までと同じ感覚の動作になった。

Cumulonimbus reached to troposphere field side
(by EOS 1D Mark3 + EF70-200mm F2.8L IS USM)


先日も書いたように、飛行機でも何でもソレそのものだけを撮るのにはあまり惹かれなくて、周りの風景とともに撮りたい方だから、上記の写真みたいに飛行機がかなり小さい条件で撮ることは多いので、この改善は自分にとってかなり大きい。

先月の旭川空港での撮影では、とにかく背景に抜けまくって、あとから写真見て凹みまくりだっただけに、もうちょっと早い対応をしてくれれば…と悔いも残るし、まだ安心という感じではないけど、少しでもマシになるのは有難い。あとは haze が発生してる時に試してみないと。hazy な状況には(5D の中央点と比べても)精度が今イチだったからねぇ。

サッカーについても、1D Mark3 購入直後に撮影した時と先日では丸っきり精度が違った。デーゲームとナイターなど条件に差はあるし、ピント調整に出した前後ということもあるので(ピント調整から帰ってきたらJリーグは中断期間だったので)、単純にファームウェア・アップデート前後の比較にはならないかと。

通常、条件が悪く AF 精度が落ちるのはナイターの方だが、1D3 の AF 問題の一つは明るい状況の方が問題が起きるという話だから、その辺はまたデーゲームを撮れる時期まで保留。もっとも暑さ(温度)に依るという話もあるから、温度ということなら先日のナイターの方がずっと暑かったけどね。

しかし、サッカー撮りでも、ピント調整やファームウェア・アップデートを含めて、ナイターで暗い EF100-400 使ってここまで合ってくれれば文句はない、というレベルにはなった。そういう意味では、まだ信頼しきれるレベルじゃないが、以前「1D MarkIII の AI Servo は信用できるか?」で書いた時のように、1D3 の AF は信用できねぇ〜とは思わなくなった。それは使う上でホント大きい。

でもまだ、1D MarkIII の AF は引き続き問題を抱えているのは事実なので(Rob Galbraith氏のページでは随時報告がされているし、Ver.1.10 でも根本的な解決がなされてないことが指摘されている)、AF 頼みな私としてはまだまだ改善はしてもらいたいと思ってるけどね。安い買物じゃなかったんだから :-)
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キヤノンやニコンのデジタル一眼を使ってきて、以前から気になっていたのが、ストロボなどを付けるホットシュー(アクセサリーシュー)の接点が剥き出しなこと。ここに水分がついたらヤバいんじゃないの?と思いつつも、メーカーもそんな馬鹿な設計はしないだろうから、剥き出しでも多少水分がついても大丈夫なんだろうと思い直していた。

しかし、防塵防滴仕様を謳う 1D MarkIII を買っても尚、ホットシューの接点は剥き出しだったので、やっぱりまた、ちょっと気になり始めた。防塵防滴仕様を謳っていて、(まともに雨粒が当たる)ホットシュー部分が防塵防滴じゃないよ、なんてことは有り得ないだろうけど、精神衛生上あまり良くないことに気づいた。

ということで、ホットシューのカバーくらい売ってるだろうと思って調べたら、キヤノンは売ってなかった。調べるとニコンとペンタックスは売っていた。ソニー(ミノルタ)はホットシューの形状が全く違うので使えないが(あれは不便だよねぇ)、ニコンかペンタックスのホットシューカバーは使えそうだ。

さらにネットで調べると、1D Mark3 はそれまでの 1D 系と違って多少形状が変わっているので、ニコンのホットシューカバーは削らないと入らないらしい。ペンタックスのホットシューカバーならそのまま入れられて使えるそうだ。

というわけで、ヨドで買ってきた。

PENTAX ホットシューカバー FK


型番は上の写真の通り FK。PENTAX のホットシューカバーは何種類かあるようだが、この FK(K10D, K100D や *istD シリーズ用)というのが合う。袋の右上に置いた黒い四角なものがホットシューカバー FK 本体。

こんなものが ¥420?と思わなくもないが、ヨドでの実売は1つ ¥336。ちなみにニコンのホットシューカバーは、ペンタックスの半額 ¥168 だ。これなら納得プライスだろう。自分でサイドを削って調整する気があるならニコンのを買った方が良い。私はそういう面倒なのは嫌だから+¥200 は納得して払うことに。5D 用も含めて2つ買ったから(淀梅は在庫3つのうち2つ買ってしまった)+¥400 か。冷静に考えるとアレだが、まぁ良い。

ともあれ、早速 1D Mark3 に付けてみる。

ホットシューカバー FK to 1D MarkIII


窮屈でもなければ緩すぎることもなく、ピッタリはまる。奥行きが少し足らないが、接点の部分は隠れているので、精神衛生的な対策としては十分だろう。

ということで、もう1個は 5D にも付けておく。

ホットシューカバー FK to 5D


こちらも同じような感じ。アクセサリーシューは同サイズ、同形状だから当然か。

とりあえず何の働きをするわけでもないものに2個 ¥700強を払ったわけだが、精神衛生上、気になっていたものに蓋がされたのだから良しとする。安いとは言わないが、払う気にはなった。気になる人はオススメ(在庫するような商品じゃないので、取り寄せでもおかしくない。ペンタックスのオンラインショップでも買える)

Pentax Online Shop:ホットシューカバーFK
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以前から噂になっていたファームウェアアップデートがとうとう公開。話題になっていた 1.0.9 ではなく 1.1.10 で登場。その内容は…

  • 液晶モニターの再生画像の見えを改善しました。

  • 電子ダイヤル(メイン・サブ・縦位置メイン)の動作異常を修正しました。

  • AI サーボ AF 撮影で、特定の条件において後方の被写体にピントが合いやすい現象を改善しました。

  • メニュー画面のイタリア語と簡体中国語の誤記を修正しました。

  • 電池を入れたときに稀にカメラが正常に起動できない現象を修正しました。


というもの。特に

「AI サーボ AF 撮影で、特定の条件において後方の被写体にピントが合いやすい現象を改善しました」

の一点は大いに気になるポイント。というか、これで AI Servo の不安定さが治って欲しい…と思うのだが、上記5点のうち最後の1点を除いては Ver.1.0.9 と同じという。既に海外のネット上で Ver.1.0.9 の AI Servo 改善は、とても改善されたとはいえないというレポートがあったので、ちょっとガッカリ…気長に待つしかないかな。

本当なら昨日早速アップデートするところだったが、あいにく昨日は早朝から深夜まで出かけていたので、これを書いてる今もまだ未アップデート。昨日ちょっとだけ 1D MarkIII を使ったので、アップデートしておけば違いを確かめられたのだが、AI Servo を使う機会はほとんどなかったので、どちらにしろ大きな違いを感じられなかったかも。とりあえず今夜は激烈に眠いので、今日起きたらアップデートしよう。


(by GR Digital)


【追記】アップデートした。といっても、すぐに確認できるのは液晶モニターでの画像再生の再生品質のみ。今までは RAW 画像を拡大していくとシャープネス0で現像したような画像になっていたが、少々クッキリ感が出てピントチェックには良くなった感じ。

もっとも、5D のダメすぎ液晶に比べて(D200 ほどじゃないが)1D3 の液晶は結構鮮やかに出るので、これでシャープ感が増すと、液晶で確認した時には OK に見えたのだが…パターンが増えないとも限らないな。でも、今までのぼやけた拡大画像よりはずっとマシだ。

問題の AI Servo については撮ってみないと判らないので、また後日。今日は2期滑走路供用前最終日の関空に撮影へ出かけられたら良かったんだけど…残念。

EOS-1D Mark III ファームウェア変更 Version 1.1.0
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