720p の HD 動画撮影が可能になった iPhone4。この機能は 3GS にはない iPhone4 のウリの一つでしたが、
購入前から購入直後までは、完全にどうでもいい存在でした>iPhone での動画撮影。もちろん iPhone4 専用の iMovie アプリを出すということで、それを試してみたい気持ちはありましたけど。
もちろん、動画撮影に興味がないわけではなく、動画デジカメの走りである Xacti は初代を予約買いしましたし(後継機に買い替えもした)、ソニーの HDV ビデオカメラも持っています。ま、Xacti も HDV カメラも長らく使ってませんけど…
動画に関しては、今でこそ珍しくも何ともない車載動画を結構昔から撮って、ウェブサイトに載せていたり、初期の Youtube に投稿したりもしてました。元々日本全国ドライブしまくり大好きでしたから、Z3 であちこちドライブしつつ、撮っていたものです。
もっとも今は、ずっと良いカメラで撮った、ずっと良質な車載動画が出回ってるので、昔のショボい動画を載せていても仕方ないのでほとんどネットから撤去してますし、大阪へ戻ってきてドライブ意欲も減退したので(大阪から半径500km圏内は学生時代からドライブし尽くして飽きてる)、車載動画もすっかり撮らなくなってました。
車載が私の主な動画撮影対象でしたので、それを撮らなくなると同時に動画からも興味をなくし、ビデオカメラも埃をかぶり、Xacti も毎年の新製品発表で心動くときはあるものの、再び車載動画を撮ることもなくなってました。
しかし iPhone4 を買った数日後、3GS やコンパクトデジカメと画質比較のための写真撮影をしつつ、iMovie アプリも買ったし、そのお試しのために iPhone4 で動画を撮って、iMovie アプリで編集してみるか…と思って作ったのが、コレ。
(大画面での視聴は、こちらで視聴下さい)
このことは、以前の記事でも書きましたが、とにかく試してみて驚きました。
正直なところ、iPhone4 を手にして一番の驚きでしたね。実用的には他の機能(速度や画面、静止画写真画質)の方がずっと効果的なのは事実ですが、一番驚いたのはコレ。
iPhone4 用の iMovie アプリは、動画を並べてクリップしたり入れ替えたり、ちょっとした文字を入れたり、簡単な BGM を入れたり、画面切替時のエフェクトもディゾルブ程度と、本当に簡単な編集アプリですが、本当にサクサク。さらに1分半の動画を編集後に出力するのも1〜2分という速さ。
そんな iMovie アプリにも驚かされましたが、720p 動画で撮ってるのに、被写体の動きが激しくてもコマ落ちしないのにも驚かされました。過去に動画が撮れる、HD 動画が撮れるといっても、MPEG4 / H.264 圧縮で撮るカメラでは被写体によってコマ落ちに泣かされた経験が多々ありました。
それが技術の進歩で、iPhone4 みたいな携帯電話(スマートフォン)で動きの激しいモノを撮っても、コマ落ちをせずに撮れるようになった…ちょっと感慨深いものがありましたね。
となれば、「iPhone4 で車載動画も余裕で撮れるんじゃね?」ということで、試しに撮ってみると
わけです。
もちろん、Full HD / MPEG2 ベースの HDV カメラで撮ったものと比べると画質は落ちますが、コマ落ちもないし、60i より 30p の方が編集も楽だし、昔の SD 画質で撮ってた時よりは遥かに画質がいい。
といえるモノでした。
ということで、ちょっとまだお試し撮影で、編集もほとんど何もしてない、“撮って出し”に近いものですが、車載撮影した動画のサンプルを以下に。
北九州空港連絡道路(北九州空港連絡橋) 2倍速
(大画面での視聴は、こちらで視聴下さい)
九州道小倉南IC〜関門橋〜中国道下関IC間 4倍速
(大画面での視聴は、こちらで視聴下さい)
いずれも、iPhone4 で撮影したものを Mac上 の iMovie で編集して 720p 出力した動画を Youtube にアップロードしたものです(Youtube 側でファイルサイズ4分の1ほどの再圧縮がかかっています)。
編集と言っても、若干のトリミングと Fade In/Out を入れて、2/4倍速再生にしただけです。車載動画は実時間再生だと極めて遅く感じるので、2〜4倍速再生くらいが良いかと思っています。
ちなみに、各動画とも BGM は Youtube で使用できる BGM に差し替えて公開しています。
ま、撮影角度も完全に正面なので、もう少し助手席側に振りたいとか色々機材設定を詰める必要もありますし、ちゃんと編集したり、iPhone4 で編集したり、色々やってみる予定です。
車載のための機材は、最初ラジオショックで 680円で売っていた吸盤付き車載スタンド(上記写真)を使っていましたが、先の動画を撮っている時には、リヒターの iPhone 4 車載ビデオ撮影専用セットを使っています。
リヒターの方が固定機材でのブレが少なく良いのは事実ですが、値段が5倍違う(といってもリヒターも4千円ほどですが)だけでなく、自由度が低い(ブレを抑えるために可動部が少ないゆえ)という難点もあります。
機材に関しては、また後日詳しく書く予定です。なにせ、車載撮影時の状況を写真に撮り忘れたりしてることもありますし、まだ撮影設定で詰めるところもありますしね。
最後に、iPhone4 で車載動画を撮る場合の注意点をいくつか。
あとは、iPhone4 での撮影に限りませんが、車載動画撮影の場合は、車の振動をいかに少なくするか、ですね。
まず、機材や iPhone4 の取り付けがいかにしっかりしているか(機材側のブレがあると車の振動を増幅する)、時には吸収するための工夫をしたりする必要もありますが、iPhone4 でお気楽撮影ならそこまでする必要はないかもしれません。
むしろ、車自身がショックを拾わないサスがフワフワな車だったり、運転が穏やかな方が撮影にはより必要なことですね(私も他人のことは言えませんが)。
ということで、もう少し色々試して撮影したり、iPhone4 上の iMovie アプリでも色々やってみてから、後日また続編を書いてみたいと思います。
「iPhone で HD 動画撮影?そんなの、どうでもいい」
そう思っていた時期が私にもありました(AA略)
そう思っていた時期が私にもありました(AA略)
購入前から購入直後までは、完全にどうでもいい存在でした>iPhone での動画撮影。もちろん iPhone4 専用の iMovie アプリを出すということで、それを試してみたい気持ちはありましたけど。
もちろん、動画撮影に興味がないわけではなく、動画デジカメの走りである Xacti は初代を予約買いしましたし(後継機に買い替えもした)、ソニーの HDV ビデオカメラも持っています。ま、Xacti も HDV カメラも長らく使ってませんけど…
動画に関しては、今でこそ珍しくも何ともない車載動画を結構昔から撮って、ウェブサイトに載せていたり、初期の Youtube に投稿したりもしてました。元々日本全国ドライブしまくり大好きでしたから、Z3 であちこちドライブしつつ、撮っていたものです。
もっとも今は、ずっと良いカメラで撮った、ずっと良質な車載動画が出回ってるので、昔のショボい動画を載せていても仕方ないのでほとんどネットから撤去してますし、大阪へ戻ってきてドライブ意欲も減退したので(大阪から半径500km圏内は学生時代からドライブし尽くして飽きてる)、車載動画もすっかり撮らなくなってました。
車載が私の主な動画撮影対象でしたので、それを撮らなくなると同時に動画からも興味をなくし、ビデオカメラも埃をかぶり、Xacti も毎年の新製品発表で心動くときはあるものの、再び車載動画を撮ることもなくなってました。
しかし iPhone4 を買った数日後、3GS やコンパクトデジカメと画質比較のための写真撮影をしつつ、iMovie アプリも買ったし、そのお試しのために iPhone4 で動画を撮って、iMovie アプリで編集してみるか…と思って作ったのが、コレ。
(大画面での視聴は、こちらで視聴下さい)
このことは、以前の記事でも書きましたが、とにかく試してみて驚きました。
被写体の動きが激しくてもコマ落ちなく綺麗に撮れてるし
iPhone4でのHD動画編集が驚くほどサクサク!
iPhone4でのHD動画編集が驚くほどサクサク!
正直なところ、iPhone4 を手にして一番の驚きでしたね。実用的には他の機能(速度や画面、静止画写真画質)の方がずっと効果的なのは事実ですが、一番驚いたのはコレ。
iPhone4 用の iMovie アプリは、動画を並べてクリップしたり入れ替えたり、ちょっとした文字を入れたり、簡単な BGM を入れたり、画面切替時のエフェクトもディゾルブ程度と、本当に簡単な編集アプリですが、本当にサクサク。さらに1分半の動画を編集後に出力するのも1〜2分という速さ。
そんな iMovie アプリにも驚かされましたが、720p 動画で撮ってるのに、被写体の動きが激しくてもコマ落ちしないのにも驚かされました。過去に動画が撮れる、HD 動画が撮れるといっても、MPEG4 / H.264 圧縮で撮るカメラでは被写体によってコマ落ちに泣かされた経験が多々ありました。
それが技術の進歩で、iPhone4 みたいな携帯電話(スマートフォン)で動きの激しいモノを撮っても、コマ落ちをせずに撮れるようになった…ちょっと感慨深いものがありましたね。
となれば、「iPhone4 で車載動画も余裕で撮れるんじゃね?」ということで、試しに撮ってみると
iPhone4 での車載動画撮影も驚くほど問題なかった
わけです。
もちろん、Full HD / MPEG2 ベースの HDV カメラで撮ったものと比べると画質は落ちますが、コマ落ちもないし、60i より 30p の方が編集も楽だし、昔の SD 画質で撮ってた時よりは遥かに画質がいい。
iPhone4 で、お気楽に車載撮影して、ここまでなら大満足!
といえるモノでした。
ということで、ちょっとまだお試し撮影で、編集もほとんど何もしてない、“撮って出し”に近いものですが、車載撮影した動画のサンプルを以下に。
北九州空港連絡道路(北九州空港連絡橋) 2倍速
(大画面での視聴は、こちらで視聴下さい)
九州道小倉南IC〜関門橋〜中国道下関IC間 4倍速
(大画面での視聴は、こちらで視聴下さい)
いずれも、iPhone4 で撮影したものを Mac上 の iMovie で編集して 720p 出力した動画を Youtube にアップロードしたものです(Youtube 側でファイルサイズ4分の1ほどの再圧縮がかかっています)。
編集と言っても、若干のトリミングと Fade In/Out を入れて、2/4倍速再生にしただけです。車載動画は実時間再生だと極めて遅く感じるので、2〜4倍速再生くらいが良いかと思っています。
ちなみに、各動画とも BGM は Youtube で使用できる BGM に差し替えて公開しています。
ま、撮影角度も完全に正面なので、もう少し助手席側に振りたいとか色々機材設定を詰める必要もありますし、ちゃんと編集したり、iPhone4 で編集したり、色々やってみる予定です。
車載のための機材は、最初ラジオショックで 680円で売っていた吸盤付き車載スタンド(上記写真)を使っていましたが、先の動画を撮っている時には、リヒターの iPhone 4 車載ビデオ撮影専用セットを使っています。
リヒターの方が固定機材でのブレが少なく良いのは事実ですが、値段が5倍違う(といってもリヒターも4千円ほどですが)だけでなく、自由度が低い(ブレを抑えるために可動部が少ないゆえ)という難点もあります。
機材に関しては、また後日詳しく書く予定です。なにせ、車載撮影時の状況を写真に撮り忘れたりしてることもありますし、まだ撮影設定で詰めるところもありますしね。
最後に、iPhone4 で車載動画を撮る場合の注意点をいくつか。
- 720p HD 動画の撮影ですので、撮影ファイル容量はそれなりに食います。1分 80MB 前後のペースで消費しますので、車載動画のように長時間撮ることが多い場合には、空き容量に注意が必要です(30分で 2GB 以上使いますからね)。
- HD 動画撮影可能とは言え、撮影素子はあまり動画に向いていない読み出し速度の速くない CMOS ですので、高速で移動している車載動画の場合、いわゆるローリングシャッター歪みによる近接物の歪みはかなり酷くなります。
- 画面内の動きが激しい状況でも目立つコマ落ちはほとんど起きませんが、SMS やプッシュ通知などが入るとコマ落ちする場合があります。きちんと撮りたいなら、車載動画を撮ってる間は機内モードにしておく方が良いでしょう。
あとは、iPhone4 での撮影に限りませんが、車載動画撮影の場合は、車の振動をいかに少なくするか、ですね。
まず、機材や iPhone4 の取り付けがいかにしっかりしているか(機材側のブレがあると車の振動を増幅する)、時には吸収するための工夫をしたりする必要もありますが、iPhone4 でお気楽撮影ならそこまでする必要はないかもしれません。
むしろ、車自身がショックを拾わないサスがフワフワな車だったり、運転が穏やかな方が撮影にはより必要なことですね(私も他人のことは言えませんが)。
ということで、もう少し色々試して撮影したり、iPhone4 上の iMovie アプリでも色々やってみてから、後日また続編を書いてみたいと思います。