
だいぶ前に海住山寺へ行った時、iPhone で撮った一枚。
全く手を加えていない撮って出しのまま。
木の葉を前ボケにして国宝の五重塔を撮ろうとしてポートレートモードを使ったら、
木の葉の間にあったはずの五重塔の先端が前ボケの処理ミスで溶けてしまった。
ポートレートモード導入後、一向に改善のない iPhone のお馬鹿仕様(の一つ)である。
まぁ完璧な処理は無理だとしても、もうちょっとねぇ……
ただ、撮影しているところは境内の奥の林の中でかなり暗く、
前ボケにしたい葉っぱも結構暗いし、五重塔も背景の空とかと比べると暗がり。
普通に撮ったら五重塔の影の部分は暗くなるし、
逆に五重塔をきっちり描こうとすると背景が飛ぶ。
そんなシーンを上手く処理しているのは、さすが今どきのハイエンドスマホ。
こだわり写真屋さんにとっては違和感のある HDR 処理かもしれないが、
何も指定せず、ただパッと撮っただけで普通に「見られる」写真として仕上げてくるのは
スマホで撮ることを思うと重要であり、その意味では良い処理してるな、と思う。
もう少しアンダーの方が好みだとか、そういうところはあるが、
一般民がパッと見で好印象を持てる、記録写真として被写体がしっかり写ってる、
そういうのは重要だと思うね。
(iPhone 15 Pro Max)