
リーグ戦10試合ぶり、今季3度目のスタメン起用に応えて2ゴールを決めた岸本武流選手。その1発目を決めてひとしきり喜んだ後に、上を向いて大きく息を吐くシーン。
徳島時代の監督だったポヤトス監督に請われて昨季移籍してきた時はすぐにスタメンの座を勝ち取ったものの、同じく昨季移籍してきた山下諒也選手が怪我から復帰したのちは、徐々に山下選手がファーストチョイスとなることが多く、今季も山下選手の陰でリザーブに甘んじることが多かった彼。
ゴールデンウィークの過密日程のなかで、ようやく手に入れたチャンス。ここで結果を出さなければ……という思いは、きっと強くあったはず。
そして前半10分で、まずは1つ結果を出して、サブに甘んじていた中でも努力してきた成果が1つ報われた、よしやれる、そんな思いとともにあったのかもしれない、この表情が何とも印象的だった。
何気ない一瞬の選手の表情が、とても心に来る。
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