Tedious diary more x4

写真日記ブログを合流させて完全に雑記ブログ化しました(>_<)


タグ:モバイル

一昨日掲載した記事「イオン×日本通信 b-mobile AEON 月額980円コースを契約してみた(注意点&第一印象)」は結構読んでいただいている方がいたようですので、平日になっての速度測定結果も含めた追記記事を掲載します。

b-mobile の場合、平日の昼休みタイムやラッシュタイムには速度が落ち込む傾向にあるのは有名ですので、それがこのイオン専売 980円プランA(以下 b-mobille U100)の最大 100Kbps でも影響があるのか適当計測してみました。

ただ、販売各店舗で 980円プランを中心に売り切れが続出したようで、今後また人が増えたらどうなるか判らないわけですが、ひとまずは現状報告ということで。

なお、イオン専売 b-mobile プランの購入に関する注意点などについては、前回記事をご参照下さい。

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【6/11深夜 追記】出かける間際に書き散らかして、書き換えになっていた部分などがありましたので、補完・追記しました。

【6/12 追記】質問をうけたので、プライベートIP アドレスが利用されてる状況写真の追加など、何点か追記しました。

昨日、日本通信 b-mobile が新たなデーター通信プランを発表。今回はイオンとの協業、イオン専用サービスとして、今までにないプランを開始しました。

イオンと日本通信が協業してできたイオン限定サービス メール・SNS向きのデータ通信を国内初の「月額定額980円」で展開!

今回の b-mobile データー通信サービスの大きな特徴は、以下の通り。

  • イオン専売であり、イオン店頭で契約する形態
    (後述するように、いつもの b-mobile 通信カードを買うのとは異なる)

  • 昔の ISDN 並みの超低速 100Kbps なら月額 980円という廉価サービスを提供

  • 月額 980円の他に、400Kbps で月額 2,980円、上限速度不明だが 1Mbps 以上?の月額 4,980円コースもある

  • この3プランの中では自由にプランを変更できる
    (ただし、1ヶ月単位で変更申請翌月からの適用)

  • 縛りは一切なし

  • ニュースリリースやパンフレットには書かれていないが(2011年6月11日時点)、契約時に事務手数料 3,150円が別途かかる


実は契約時に事務手数料が必要!という隠された罠を除けば、

試しに使ってみる敷居は低い


ので、早速月額 980円の U100 を契約してきました。とりあえず「お前は、この前 b-mobile Fair を買ったばかりじゃねーか!」というツッコミは、ひとまずなしの方向で…(^^;

今回の b-mobile プランはイオンとの協業ということで、旧来の b-mobile データー通信 SIM を買うのとはかなり異なりますので、そのあたりの注意点やザッと使ってみた感じ、速度測定の結果などを、まとめておきます。

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今日は午後からシャープの電子書籍端末およびサービスの発表会があって、一部ではその話が大きな話題になっていた。ただ、シャープが電子書籍端末を年内発売することは7月に発表済みだったので、特に驚きはない。

シャープ、電子書籍端末を年内に発売へ 「次世代XMDF」対応

2ヶ月近く前の話で忘れられているかもしれないが、上記の記事でも判るとおり、7月の時点で

  • 電子書籍フォーマット「XMDF」を動画や音声に対応させた「次世代XMDF」フォーマットを使う

  • 画面サイズが10.8インチと5.5インチの2種類の端末を提供し、試作機もお披露目

  • 端末だけでなく、オーサリングから配信までを含む電子書籍ソリューションとしてやっていく

  • 日本電子書籍出版社協会と協力

  • 端末やソリューションは海外でも展開する予定


などと発表していた。

そんなわけで、今日の発表でシャープが突如なにか驚くことを発表したわけではない。むしろ、7月に発表したことの具体的な事業計画の発表だったわけである。

が、しかし今日の発表を見てみると、どうも予定は未定的なことが多い。今日の発表の主要部分を見てみると

  • 電子書籍事業のブランド名は「GALAPAGOS」(ガラパゴス)

  • 端末および電子書籍ストアは12月発売&サービス開始

  • 対応フォーマットは「次世代XMDF」だけど、端末ではHTML、PDF、ePUBをサポート予定

  • 通信機能として無線LAN(IEEE802.11b/g)のみ

  • 端末はAndroid ベースだがフルカスタムで、Android 端末的な利用は基本的に無理

  • 電子書籍ストアはシャープ製電子書籍端末以外のスマートフォン、タブレット端末でも利用可能にする方向で、AQUOSにも展開予定(Apple製端末は念頭にないらしいが)

  • 電子書籍ストアには当初約3万冊の書籍、雑誌、新聞が予定されていて、自動定期配信サービスもある。


とまぁ、7月の発表の時よりは情報が多くなってきて一歩前進なのだが、反面

  • 端末価格は後日発表(既存端末と同価格帯)

  • サービスの詳細も後日発表

  • 端末のアップデートで将来は映像や音楽、ゲームにも対応

  • 映像配信は来春を予定

  • 3G通信機能はキャリアと相談してから

  • 「早い段階で100万契約を目指したい」


という感じで、電子書籍端末の価格や電子書籍ストアの具体的な内容など

肝心要の内容は、またもや発表先送り


という状況。ぶっちゃけ、現時点では7月の発表時と大差ないと言わざるをえない。誰も現時点では、どうこう言えないだろう。

そんな発表内容だからこそ

発表会の目玉が「ガラパゴス」という名前しかない


ような状況になってしまってる。まぁインパクトだけはあるけど、それで良いのか?とも思う。

シャープ 「光センサー液晶パッド」搭載ノートパソコンMebius PC-NJ70A-B
光センサー液晶パッド搭載 Mebius PC-NJ70A-B

(去年の勘違いプロダクトの代表。この時も威勢の良い発言が…)


商品やサービスの名前が「ガラパゴス」。確かにインパクトはある。話題にもなった。知名度を高めるには成功しそうだ。しかしまぁ、思うのは

サービスも端末販売も長く続けるつもりなんでしょ?
5年後10年後に「ガラパゴス」って恥ずかしくね?


と思う。今年来年だけならともかく、なんかそういうところが昨今のシャープらしいというか、今イチ信用できないところに繋がる。

特に「2011年のできるだけ早い段階に100万台を販売したい」といった威勢の良い発言を聞くと、またか…と思う。

シャープはモバイル端末で
大言壮語を何度繰り返してきたの?


と言いたくなる。

去年今年を見ても、最後の Mebius、最後のシャープ製ノートPC になってしまった「PC-NJ70A」だの、ネットウォーカーだの、発表時に誰もが微妙に感じつつもデカいことを言いつつ、全くそれについてきてないことが続いている。

PC-NJ70A の時は、ネットブック最後発なのに「デカい、重い、バッテリーもたない、性能機能は液晶パッド以外は標準的、なのにバカ高い」という、売れるわけがねえよ…という物だったのに、この時もやっぱり

「 グローバル規模で100万台を目指す」

と言っていた。

その結果は、名機を産み出してきたシャープ Mebius の墓標になったことで明らかだ。私もモニターとして使ってきて(実は今も毎日ダイニングPC として使ってる)、ホントひどい商品だと感じてるわけで、発表会での上記の発言は、どこをどう市場調査したら言えるのか、未だに疑問だ。

というか、市場調査していたらあんな商品を世に出すわけないか…

ネットウォーカーもそうだ。大爆死の PC-NJ70A とは違って細々とは売れていたようだが、ちょうど1年前に

「2009年度内に10万台を目標に掲げており、2010年度には市場全体で50万台の規模を見込んでいる」

と発言していたわけだ。

結果は空気のような存在であることが証明しているし、売れていたら初代と2代目で全くコンセプトの違う製品になるわけがないのが、何よりもの証拠だろう。初代と2代目は名前が一緒なだけ、というくらい違う。

ついでに言うと、

  • PC-NJ70A の時は、光センサー液晶パッドを使った独自アプリをどんどん提供していくと言っていた
    →1つだけ追加で提供されたが後は音沙汰なし。

  • PC-NJ70A の光センサー液晶パッド用の SDK を提供してサードパーティにも対応ソフトを作ってもらう
    →SDK の提供すらしなかった

  • 2代目ネットウォーカー(今春発売)の時も「これで電子書籍をやる」と言ってたが、半年後に全く違うプラットホームと端末ですか…


というような状況なので、

シャープの「将来的には…」を信用できる人なんているの?


と思うわけだ。

あまり否定的なことは言いたくないが、リナザウあたりからシャープのモバイル端末は迷走の一途を続けてきたし、ここ数年は本当に酷いから、今回の「ガラパゴス」で再生できるのが疑問を感じざるを得ない。

とにかく

シャープの発表会で大言壮語は爆死の予感


というのが、私の中で拭いきれ無いので、今回もまた…とならなければいいのだが。


SHARP Net Walker 5インチ モバイルインターネットツール ブラック系 PC-Z1-B
SHARP Net Walker PC-Z1-B

(リナザウの生まれ変わりだし、実機を触って良かったら…と思ったのだが)


もっとも現状、電子書籍端末は色々と言われつつも、国内は iPad が少しあるだけだ。Kindle は国内で正式売られて、コンテンツも売られているわけではない。

唯一の iPad も Apple 純正電子書籍ストアの iBooks は国内向けはスルーされているし、サードパーティの電子書籍プラットホームは乱立して、どれほどの人が利用しているやら…という状況だ。

乱立する電子書籍プラットホームの中には、本を読む時には常時接続が必要という、電子「書籍」とは言えない腐ったプラットホームもある状態では、とてもじゃないが一般の人達が電子書籍への印象を改めるものにはなっていない。

それゆえに、シャープは日本では初めてハード&サービス一体となった、本格的な電子書籍プラットホームを立ち上げようとしている、という心意気は評価したいと思う。

ただまぁ、個人的には、既に iPad という存在がある中で、特に日本において

電子書籍だけの端末が売れるとは思えない


と考えてる。

「ガラパゴス」も電子書籍でない展開を考えているようだが、そんな展開を考えているうちに、端末売れない→サービスも充実しない→端末売れない…、の悪循環に陥るような気がしてならない。

これで端末やサービスの価格が安ければ、たとえば端末なら Kindle と比較できるような安さならまだしも、きっと iPad が基準だろう。だとすれば、端末で利用出来る内容も同程度以上でなければ、売れはしないだろう。

サービスの内容や価格もそうだ。結局、紙の書籍と同価格なら電子書籍が急速に伸びることはない。アメリカだって、電子書液は紙の書籍より安いから Kindle が売れたわけだ(アメリカは紙の書籍が高いしね)。

日本だって、同じ。iPad では紙の書籍と同価格どころか、電子書籍は紙の書籍より高く設定している本もある。出版する側がそんな現状では、とても電子書籍の普及は見込めない。

売れるも売れないも、結局値段次第


ということが、シャープに判っているかというと、どうかなぁ?と今は思えてならない。

ま、端末も電子書籍ストアも良い方に裏切られるように、生温かく見守って 12月を待ちたいと想う。今のところは「ネットウォーカー」的な臭いが強いので、きっと様子見だけどね。

シャープ、電子書籍端末「GALAPAGOS」発表
進化する「GALAPAGOS」で世界へ シャープの電子書籍端末、早期に100万台目指す

SHARP Net Walker (ネットウォーカー) モバイルインターネットツール ブラック系 PC-T1-B
現行の SHARP Net Walker PC-T1-B

電子書籍対応を大々的に謳って発売されてから、まだ半年も経ってないのだが
放置プレイされてしまうのか、それとも「ガラパゴス」に対応するのか…
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シャープの新しいモバイルガジェット「NetWalker」が発表された。先日までモニターしていた PC-NJ70A とは違うジャンルの製品だが、同時期に開発していた製品ということらしいので、軽く取り上げてみたい。

スマートフォンみたいなポケットサイズではないが、モバイルPC よりは小さい。ネット端末だけど、特化しているので Windows は搭載せず Linux。いわゆる MID (Mobile Internet Device)。

PC-NJ70A みたいな後発ネットブックなのに劣化形で、何を考えて、誰に向けて作ったか判らないようなデバイスでは亡くなっている。少なくとも方向性はハッキリしている。

VAIO type P や LOOX などよりもずっと軽く小さく、サッと起動して、親指タイプできるキーボードがあって、10時間の長時間駆動ができる。狙いは悪くなかったと思う。

個人的には Linux ディストリビューションでは Debian や Fedora とともに慣れている Ubuntu ベースだし、色々とカスタマイズはできるような余地が垣間みられるので、その辺で遊んでみたいと思う。

でも…

出てくるのが1〜2年遅かったよ…


だいたい、

製品化にあたり、「ネット接続端末として、きっちりと載せなくてはらないものを載せ、載せなくてもいいものは載せなかった」


なんて言ってる割には、ネット端末なのに無線LAN しか内蔵せず、3G 通信モジュールも WiMAX も内蔵できないなんて…矛盾しすぎでしょう。

せっかく小ささ軽さと言ってるのに、USB 端末を付けたら意味ないよね…emobile との抱き合わせ販売を考えてるらしいが、だったら最初から SIM もアンテナも内蔵すべき。

ちょっと前なら USB 通信端末外付けでも、それなりに評価されたかもしれないけれど、スマートフォンがそれなりに認知され始め、WiMAX も始まった状況ではちょっとね…

また、

一方で、あえて外したものもある。例えば、ネットブックにほぼ標準で搭載されているカメラ機能はその1つだ。

「NetWalkerを持ち歩くモバイル環境では、携帯電話を所持していることを前提に考えた。電子手帳などで採用しているワンセグTVの機能も、同様の発想から搭載していない」


それは全く良い判断だと思う。だけど

何度も検討を重ねたというBluetoothは、今回の製品ではすっぱりと搭載を見送っている。

「もし、Bluetoothが必要という声があれば、次期モデルでの搭載を検討したい。まず、先行して製品を投入することで、ユーザーから多くの意見をいただき、それを先行的に次期製品に採用するというサイクルを作りたい。モニター制度も実施したい」とする。


ってのは、おかしいでしょ…。Bluetooth を見送ったというのが決して悪いわけじゃない。個人的には無線LAN しかなくて通信モジュールがないなら Bluetooth は載せるべきだったと思うが、割り切るならそれでいい。

けれど、最初から「最初は削った。とりあえず売って、意見もらってから次期製品で改良する」という姿勢は、買おうとしているユーザーに対してすら「次が出るまで待つわ」ということにさせてしまう。オリンパスと同じ姿勢で、なんだかなーである。

サイズも確かに小さく軽いけど、シャープが宣伝するようにポケットに入るってのは、VAIO type P みたいな笑える無理矢理感でないものの、いささか微妙な大きさ。重さも。

ポケットPC としてみれば、十分軽く小さいのだけど、Windows PC ではないから制約はあるし、ネット端末としてみた場合も先に書いたように通信モジュールは外付け。

宣伝では長文メールも打ちやすいキーボードと言ってるけど、14mm キーピッチでは(過去の経験からも)どう考えても長文が打ち易いとかないし、そして相変わらずスタイラスにこだわって時代が読めてない感が苦笑させられる。

極めつけが、お値段¥45,000。ネットブックが余裕で買える、というと方向性が違うから!と言われそうだけど、実際 Windows が動く PC と値段比較は絶対されると思う。メーカーの人がどれだけ言おうと、それが現実。

だから、そうやって見ていくと

何もかもが微妙すぎる。はっきり言えば中途半端


なんだよね。極めてない。こんなところで、という感じにまとめた感が見えてしまう。

また PC-NJ70A の時と同じように、捕らぬ狸の皮算用をしているようだけど、本気で売れると思ってるの?と心配になる。本気で売りたいなら、もっと本気度が伝わってもいいはずなのだが、やっぱり最初から言い訳したりしてるし…

未知の分野を切り開くなら、もっと頑張って欲しいと思う。最低限 3G SIM は内蔵できるようにして、emobile とは最初からタイアップ、できれば DoCoMo SIM もサポート、くらいは必要でしょう。

同時にネット端末として考えるなら、単に Ubuntu 上で動くアプリを入れるだけでなく、Dropbox のような判りやすい、何も考えずに使えるオンラインストレージと提携して、Windows, Mac などの PC との連携を計れるようにすれば良かったはず。

Dropbox や SugarSync のようなサービスは、こういった端末にこそ、ふさわしいはず。Sunbird を入れるのは良いけど、PC とのスケジュール同期サービスくらい考えてもいいのでは?

モバイルインターネットツールと謳い上げるなら、そういった点をきちんとフォローしつつリリースして欲しかった。それなら“使えるツール”になったはずで、うまくやれば現代の“ザウルス”になりえる可能性があったように思う。惜しいんだよなぁ…

その辺を鑑みるに

商品企画が相変わらずハードだけしか見ていない


という PC-NJ70A でも見られた部分が残ってる。NetWalker ではいえば、見てないのはソフトウェアだけでなく、サービス(SaaS)である。

と思うのだが、現状はもうスマートフォンが高性能化し、モバイル PC はどんどん低価格化している。MID はニッチ市場を作り上げる前に、厳しい情勢になっている。自分に有利な見込みで突っ込んでいくのは自由だが、これよりはシャープ本気のスマートフォンを望む人の方が多いような気がする。

そして付け加えるならば、

数年前ならリナザウユーザーが飛びついたのに…


という思いがある。初代リナザウ (Linux ベースのザウルス)に飛びつき、その後も買い替えて使ったユーザーとしては、これはリナザウの再来的な部分もある。きっと、リナザウより使いやすいだろうと思う。

でも、時代はもうリナザウを過去のものにしてしまったし、リナザウユーザーの多くも既にその地を離れてしまったように思う。

もちろん、シャープとしてはリナザウの時みたいなコアなユーザーが集まるニッチな状況を求めてはいないのかもしれない。けれど、そういった層以外に訴求できるとも思えない。だからこそ、やっぱりリリースするのが遅かった。

いま、リリースするのなら、それこそ Android を搭載した MID 型スマートフォンとしてリリースすれば、それは大いに話題になり、飛びつく人も増えただろうし、「やっぱりシャープが違うわ」とか「シャープがようやく本気出した?」とか思えた人もいただろうけど…

正直、全く興味がないわけではない。PC-NJ70A よりはずっと興味が出るアイテムだ。けれど、モバイルビューワー&短文入力ならこなせる iPhone 3GS があって、モバイルタイピングマシンとして VAIO type P がある中では、やっぱり出番がなさそうだ。

通信端末さえさせば、iPhone 3GS と VAIO type P を足して2で割ったようなものと言えるが、多分その両方で快適にできることが、いずれもできないように思える。

「1D4 とか 7D とか 70-200リニューアルとか GF1 とか色々物欲刺激されそうなものが出そうな中で、シャープは予定外にこんなものを〜」と言わせるものが出て欲しかったが、もう期待できないのかもしれないね…

シャープ、Linux搭載のモバイルインターネットツール「NetWalker」
シャープ、電子辞書型ネット端末「NetWalker」 Ubuntu搭載、3秒で起動【大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」】 新ブランドを引っ提げて、MID市場に参入したシャープの思惑
【西川和久の不定期コラム】 超小型モバイルインターネットツール登場! シャープ「PC-Z1」
409グラムで10時間駆動:“Windowsの呪縛”から逃れた超小型マシン―シャープ「NetWalker」に迫る

【追記】
UQ WiMAX端末の対応予定はない。説明員によると「モバイルWiMAXは、次のモデル(出るならPC-Z2?)での対応になりそう」とのことだ。


相変わらず他人様に乗っかるだけで、自力でドライバを開発して貢献しようという気持ちはないのかね…

電子辞書や電子書籍などの機能追加も想定する。(中略)なお、Papyrusシリーズ用のコンテンツカードデータはそのまま利用できないようであり、同社ないしサードパーティはPapyrusシリーズ用でない、NetWalker専用のコンテンツを別途用意することになりそうという話だ。


貴重な自社用コンテンツの互換性すら捨てるとは…誰がこんなニッチ環境のためにどんどんコンテンツを作ってくれると思ってるのだろうか?PC-NJ70A の時もそうだったけれど、メーカー独自のものに対してコンテンツやソフトを作ってくれるという夢はもう捨てた方がいいのに。iPhone や BlackBerry くらいの市場があれば別だけど、シャープは未だにザウルス時代の感覚から逃れられないのか。もうシャープなんて誰も気にしてくれないニッチな存在なのに…

おまけに“追加コンテンツについては2009年8月現在未確定とし、追って詳細を公表する”って、どこかで聞いたような台詞ですな。PC-NJ70A の光センサー液晶パッド用ソフトウェアを作ってもらうための SDK を6月をメドに公開するとか言っていた人がいましたねぇ…

「NetWalkerは、そんなクラウドコンピューティング時代に適応する端末。1億契約以上の携帯電話加入者を対象に、これらユーザーの“2台目”端末として市場性を感じている。2009年度末(2010年3月まで)までに10万台の出荷を見込み、2010年度末から本格的に“NetWalker”の50万台規模、あるいはもっと広いワールドワイドでの新市場開拓を狙っていきたい。今後の展開も含め、これは“ひさびさの大ヒットになるのではないか”と強く期待している」(松本副社長)


来ましたよ、松本副社長。「ひさびさの大ヒットになるのではないか」ですって。

そういや、副社長さん、数ヶ月前の PC-NJ70A の発表会では「早期にグローバルで100万台を売り上げたい」なんて言ってましたよねぇ…まぁ言うのは勝手ですが、大言壮語という言葉がちらつくのは私だけでしょうかねぇ。副社長さんなんですから、夢より現実を見てもらいたいものです。

ひさびさの大ヒットになる予感─と松本副社長:「NetWalker」はPCでなく、もちろんケータイでもない“第3の新モバイルツール”
シャープ、モバイルインターネットツール「NetWalker」発表会 〜年内10万台出荷を目指す
シャープ、「Mebius」新製品発表会 〜グローバル規模で100万台目指す
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発表時からその筋では注目されていたモバイル用ルーター。モバイル・ルーターとして使える小型軽量なルーターは NETGEAR や PLANEX からも出ているし、私自身その昔は Apple の AirMac Express をモバイル・ルーター代わりとして使っていたこともある。

ただ、メインノートを MacBook Pro に切り替えてからは、MacOS X だと簡単に有線 LAN を無線 LAN から共有することができるので、モバイル・ルーターの必要性は減っていた。

が、この WL-330gE はモバイル・ルーターとしては決定版とも言える仕様で、私も発表時にその仕様を見て欲しくなっていた。しばらくは仕事に忙しかったり、今年は出張や旅行の回数が激減(旅行は皆無)したので忘れていたが、2ヶ月近く前に某氏の協力で手に入れることができた。そして、実際に出張で使う機会もあった。



まず、モバイル・ルーターとして小型軽量なのは当然。大きさは、ほとんどタバコサイズ。軽さは 62g と、携帯やモバイル用マウスと比べても断然軽い。中身入ってんの?と思うくらい軽い。上記写真で有線 LAN ポートの部分だけ膨れていることからも、そのコンパクトさが判るはず。

そして、ルーターとしての機能だけでなく、通常のルーターとして使えるのは勿論、有線 LAN を無線化する無線アクセスポイントとしても、無線アクセスポイントではなく単純に有線〜無線のメディアコンバーターとしても、無線 LAN のリピーターとしても使え、一般的なルーターとして一通りの機能はある。

が、やはり本領を発揮するのは、本来のルーター機能。ホテルなどで用意されているインターネットサービスは(国内だと)有線 LAN であることが多いので、それを無線化すると同時に、複数機器で使えるようにするのがモバイル・ルーターの主目的。それは今までのモバイル・ルーターでもできたわけですが、これは

USB 給電で動くので AC アダプタ不要


というのが大きなメリット。小型軽量と相まってモバイル・ルーターを持っていくのに関わる荷物を最小限にできる。このサイズ、軽さで AC アダプター無しなら、MacOS X のLAN 共有機能が簡単に使えるとしても、一緒に持って行って良いかな?と思わせる。どうせ、旅には2個口の USB AC アダプターを常に持って行ってるしね。

MacOS X のLAN 共有機能で同じことが(簡単に)できると言っても、使う時には MacBook Pro が起動している必要があるのは言う間でもない。iPod touch などのアイテムがある場合、MacBook を閉じてからもネットが他の機器で使えると言うのは、ちょっと便利だったりする。例えば、寝る前にベッドで横になりながら iPod touch でネットを見てまわる時とかね。

もっとも USB 給電だけなら PLANEX のモバイル・ルーターでも同じことは可能だし(サイズは WL-330gE よりずっと大きいが)、前述のように MacOS X の LAN 共有機能を使えば、そもそも追加機器は要らない。が、こいつ最大の利点は

無線 LAN も共有できる


ということ。通常は1本の有線 LAN を、無線 LAN を通して複数の機器で共有することができるが、無線 LAN をも別の ESSID の無線 LAN を通して複数機器で共有することが可能なのが、WL-330gE の良いところ。

ま、これに関しては規約上グレーな使い方もできなくはないので、そのあたりは大っぴらに言えない面もあるが、無線 LAN を別の無線 LAN で共有できると言うのは、なかなか便利な時もある。設定も簡単だしね。

ということで、どうしてもコレでないといけない、という場面は少ないと思うが、

1台あると心強いモバイル・ルーター


である。小さく軽いので、ホント持って行くのに躊躇うほどじゃないから、尚更お勧め。

ちなみに普段は、WPA2 が使えず WEP でしか通信できない機器(Nintendo DS とか)でネットする必要がある時のみ稼働させる、臨時の無線 LAN アクセスポイントとして使ってます(メインの無線 LAN は WPA2)。以前は MacOS X の LAN 共有機能を使っていたのですが、出張・旅行以外の時に眠らせておいても勿体ないので、そういう使い方もしてます。

ASUSTeK Computer Inc. WL-330gE(公式ページ)
元麻布春男の週刊PCホットライン 新たな旅のお供にミニ無線ルーター「WL-330gE」
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