Tedious Days More×3

Life is but an empty dream...


タグ:フォーサーズ

マイクロフォーサーズ第一号機だった DMC-G1 から1年半、後継機 DMC-G2 が、一昨日の海外発表に続いて、本日国内でも発表。G2 の下位機種、廉価機の G10 は何故か発表なし。

このブログでも DMC-G1 については過去に何度も取り上げ、パナのマイクロフォーサーズ機には今後も期待したいと書いてきた。それゆえ、後継機 DMC-G2 はどうなるのか興味津々だったのは言うまでもない。

というわけで、DMC-G2 のスペック上の特徴を G1 と比較しつつ簡単にまとめると

  • 可動式液晶モニターがタッチパネルになった。フォーカスエリア位置やフォーカスエリアサイズをタップ一発で指定できるようになった(液晶の画素数・サイズは同じ)

  • 動画撮影機能が追加されたが、コンパクトデジカメと同じ AVCHD Lite 止まり(フル HD は GHシリーズを買え、ということか)

  • 画素数は据え置き。GH1 で採用されたマルチアスペクトでもない(旧来の素子のまま?)
    【追記】GF1 と同じ素子とのこと。

  • 最高 ISO 感度は1段広がって 3200 から 6400 へ(プレスリリースの文面から見ると、ソフト処理側で対応したっぽい?)

  • 連写が気持ち程度向上した(ほとんど意味ない程度)。

  • SDXC 対応になった(当然)

  • ファインダーは変化なしっぽい…【追記】トーンを下げる改良だけ行われてるらしい

  • 見た目その他は概ね G1 を踏襲

  • 【追記】マウントアダプターを介した全てのフォーサーズレンズで AF が可能になった(ファームウェアだけで旧機種に同様の対応をするのは難しい人のこと)

  • 【追記】手ぶれ補正の ON/OFF は本体でできるようになった。これについては旧機種全てに対応ファームウェア・アップデートを行い、今後のレンズは手ぶれ補正 ON/OFF スイッチは廃するとのこと


と言ったところだろうか。細かなブラッシュアップはしてるようだけど

えーと、これだけ?


としか言い様がないモデルチェンジ。完全にマイナーチェンジもいいところ。

DMC-G1 / GH1 の時の気合の入れようは、どこに行ったの?


  • タッチパネルと SDXC 採用以外はファームウェアに手を入れて終わりじゃないの?

  • 最高感度のアップは、プレスリリースを読むとソフトウェアで実現したっぽいけれど、素子レベルでの改善が必要じゃないの?

  • マルチアスペクトでもないし、やっぱり撮影素子はそのまま?

  • ファインダーの改善は結構求められていたと思うけど、完全スルーなの?


などと色々と言いたくなる。

もちろん、スペックだけで判断してはいけない。肝心なことは実写画質であり、実際に撮影しての AF 性能やファインダー周りの改良がちゃんとなされているかはスペックを見ただけでは判らない。

判らないけれど、

凄く評判の良かったキットレンズを安物に代えて
本体は微妙なマイチェンに留まって、Gシリーズをどうしたいの?


と思ってしまう。

G1 の使い回しばかりで、1年半蓄積してきた技術の投入みたいなものは全くない。DMC-G1 を使ってきて、パナのマイクロフォーサーズ機に将来の期待を抱いたものとしては

正直がっかり…


である。まぁ、勝手に期待して、勝手にガッカリされて、ブログでこんな文句を書かれては、パナとしても迷惑だろうが、やっぱりどう考えても DMC-G1 をリリースした頃の気概を感じることはできない。

だいたい、タッチパネルを一番のウリにしているが、

タッチパネル操作はコンパクトスタイルの GF シリーズにこそ相応しい技術


だ。背面液晶を見て操作するなら、EVF 一体型の G / GH シリーズではなく、コンパクトデジカメと同じスタイルの GF シリーズの方がずっと使える価値がある。

G2 のタッチパネルでフォーカス対象をタッチして指定できると言うが、EVF ファインダーを覗いていたらそんなことはできないわけで、EVF 一体型の Gシリーズで背面液晶のタッチパネルをウリにされてもなぁ…と思う。

開発の順序は勿論あったにせよ、G2 より E-PL1 対抗でタッチパネル搭載の GF2 を早急に投入する方が先だろう。そして「タッチ・ムービー一眼」なんてキャッチコピーはタッチパネル搭載 GF2 にこそ相応しかったはず

高感度体制も、実写画像次第ではあるが、ぶっちゃけ DMC-G1 の高感度耐性はもはやコンパクトデジカメの一部に迫られてる(S90 と比較すると一段差程度)と感じるし、逆に APS-C(7D とか K-x とか)と比べると2段+αの差があるように感じている。

撮影素子が GF1 と同じということだし、プレスリリースの文面を見ても ISO 6400 を実現したのはソフトウェアの進化に依るもの。それが悪いわけじゃないが、撮影素子レベルの改善なしの、小手先のノイズリダクション処理で済むようなレベルにないと思うのだが…

とまぁ、G2 に関しては何だかなーな気分で、内容を詳しく見ていけば見ていくほど、スペックを見る限り(動画が必要でなければ)安くなった DMC-G1 でも良いんじゃないの?と思えたりする。

実際に画質がどこまで向上しているかは実写画像を見てみないと判らないし、何だかんだ言って電子機器は新しい方がずっと良いのは事実だけど(DMC-G1 発売からは1年半近く経っているのだしね)、いま(2010年3月9日現在)なら



DMC-G1 のレンズキットは5万円台前半から売られている。この値段なら…と思う。付いてくる標準ズームは DMC-G2 のキットレンズと違って、コストダウン化されすぎてないし、テレ端が 45mm まであって望遠ズームとの繋がりもいい。

ダブルズームキットでも7万円から売られている。特に目的が限定されていなければ、ダブルズームキットがお薦め(それは DMC-G2 でも)。望遠ズームはサイズ重量値段を考えればかなり頑張ってる写りだと思うし、手ぶれ補正の効きも悪くない。



パナの 45-200mm 望遠ズームレンズは、レンズそのものは大きめけど、このサイズで 400mm の超望遠域までカバー、ってのはフルサイズ用の 100-400mm を使っている私にとっては衝撃的にコンパクトだったし、だからこそ今でも DMC-G1 +ダブルズームキットは手放せない。

もちろん、銘玉と言っても良いくらい素晴らしいレンズの



も合わせて、35mm換算14mm の超広角から 400mm の超望遠までが小さなカメラバックに収まるのは痛快でもあるし、それがマイクロフォーサーズ機の魅力。そして E-P1/2 や E-PL1、GF1 のような

コンパクトスタイルの筐体だと望遠ズームを使うのはしんどい


から(実体験)、45-200mm (90-400mm) のようなレンズを気軽に使えるのはやっぱり G / GH シリーズの長所。

だからこそ、コンパクトスタイルの GF1 とは違った方向に、もっともっと進化して欲しかったのだけど、今回の G2 は残念ながらそうでもないようだ。

ハイエンドは GH シリーズにして、G シリーズは EVF 一体型廉価機ということになるのかもしれない。本当の廉価機であるはずの G10 を国内発表してないのも不思議だが、国内メーカーが廉価機を国内だけで出さないなんてのは珍しくないからね…(ソニーのフルサイズ廉価機 α850 の国内スルーは酷いし、アホ過ぎると思ったが)。

いずれにせよ、ちょっとガッカリ感の強い DMC-G2 発表だった。海外発表の時のプレスリリースに何か見落としがあるかも…なんて淡い期待は淡すぎた。まぁ、とりあえず GH2 でパナの本気が見られることを期待しよう。

パナソニック、タッチパネル搭載のマイクロフォーサーズ機「LUMIX DMC-G2」を国内発表
世界初のタッチパネルネオ一眼、パナソニック「DMC-G2」
パナソニック、「LUMIX DMC-G2」の発表会を開催
デジタルカメラ LUMIX DMC-G2を発売 | プレスリリース | ニュース | パナソニック企業情報 | Panasonic
DMC-G2|Gシリーズ|デジタルカメラ LUMIX(ルミックス)|Panasonic(公式サイト)

OLYMPUS マイクロ一眼 PEN E-PL1レンズキット
OLYMPUS マイクロ一眼 PEN E-PL1レンズキット

コンパクトスタイルで一番いまお薦めなマイクロフォーサーズ機は、やはりコレかなぁ…


で、ここからは極めて個人的な意見。

続きを読む

動画対応機の DMC-GH1 や 7-14mm F4 といったレンズが発表になり、マイクロフォーサーズの世界も再び動き始めている。DMC-G1 を使い始めて4ヶ月、不満がありつつもそれなりに愛用しているというか、これを買ったことでまた気軽に写真を撮り始めているのも事実。

小型軽量ゆえに気軽に持ち出せ、不満はあってもコンパクトデジカメよりはマシな画質や操作性。コンパクトデジカメとフルサイズの一眼レフ(EOS-1D MarkIII)の間で、自分なりにポジションをきちんと確立したカメラになっている。

そんな Life with DMC-G1 の中、DMC-G1 用に買った小物類もあるので、いくつか書いておきたいと思うが、まずは 45-200mm F4.5-5.6 望遠ズームレンズを持ち出す時に入れているポーチ。

DMC-G1 望遠ズーム用百均ポーチ


紹介するほどではない、何の変哲もない百均ポーチ。ダイソーのポーチである。これが望遠ズームにピッタリのサイズだ。ちゃんとした対衝撃性があるとは言えないが、レンズに付属しているポーチよりは随分マシ。多少厚みのあるバッグの中に入れておくなら、これで十分と判断して、バッグの中に望遠ズームを転がしておく時は、この百均ポーチを愛用している。

ただ、ダイソーではもう、このポーチがない場合が多い。今は一回り大きめの正方形なポーチが売られているが、こちらはクッションが薄くなっているので、ちょっと残念である。

馬籠宿
(中山道 馬籠宿)


私が DMC-G1 を持ち出す場合、望遠レンズに付け替えて撮影する機会があるか否かは別として、必ずと言っていいほど望遠レンズも一緒に持ち出している(今後レンズを追加すれば、変わる可能性はある)。理由は、DMC-G1 の利点の一つが、負担にならないサイズで超望遠域(400mm)までカバーできるから。それが DMC-G1 を使っている理由の一つでもある。

そのため、DMC-G1 を持ち出す時は、必ず標準ズーム+望遠ズームがセット。そのため、ある程度外側に厚みのあるバッグに入れて持っていく場合は、DMC-G1 +レンズ1本は裸で入れ、もう1本のレンズは上記の百均ポーチに入れている。

持っていくバッグに厚みがなく、そのままカメラを入れるのは不安な場合は、インナークッションを入れている。ヨドバシカメラやビッグカメラなどの量販店に行けば、いくつもインナークッションが売られているが、エツミから出ている可変サイズのインナークッションの小さなタイプがピッタリである。



このインナークッションはサイズが可変できるが一番小さくした状態で、DMC-G1 と望遠レンズ、小物類(下の写真ではブロワー、クリーニングクロス、予備の SDHC カードなどが入っている)がピッタリ入る。

DMC-G1 セット into インナークッションS


これだと小さなバッグ、ちょっとしたポーチにも収まるので便利。何年も前に何となく買っていたものの、今まで全く使っていなかったのだが、DMC-G1 を買って持ち出し体制を色々と試行錯誤している中で、これがフィットして気に入って使っている。

ただ、もうちょっと高さが欲しかったり、バッグの中の色合いに変化をつけたいという場合には



もフィットする。色は赤とオレンジがあるだけでなく、最初のものより高さが若干あり、またクッションにより厚みがあるので、入れていても安心感がある。使うバッグに応じて、この2種類を使い分けている。

スーパーあずさ車内から八ヶ岳
(スーパーあずさ車内から八ヶ岳)


DMC-G1 は軽量小型で一眼レフライクな操作性が使えるので、飛行機や電車の中からの景色を撮る時に使うようになった。機窓や車窓を撮影する場合にはシャッター速度をコントロールしたいし、きちんとホールドしたいので、一般的なコンパクトデジカメより便利に使える。

その場合、機内車内のからの反射が映りこむのを防ぎたいことも多いのだが、キットレンズ付属の花形フードでは意味を成さない場合も多い。またプラスティックフードでは窓ガラスに押し付けるのが躊躇われることもある。

そこで機窓車窓撮影時やビルから夜景を撮る時などに使っているのが、ラバーフード。その名のとおり、ゴムのフードである。

DMC-G1 with ラバーフード


素材がゴムなので窓ガラスにくっ付けても傷が付くことがないため、安心して使える。私は下記写真のように 28mm 対応の広角用ラバーフードを使って、標準ズームでの広角端でもケラレが出ないようにしている。



ただし、見て判るように広角限定の形状のため、本来のフードとしての役割はほとんどない。なので常用するものではなく、あくまで必要なときのみに付けるものとして使っている。ラバーフードはフィルタ枠に付けるものなので、MF 操作をしなければ標準のフードを逆差ししたままで付けることも可能。

限定された条件のためだけの物であるが、52mm フィルタ径用ならば値段も 500〜700円程度と安く、嵩張るものではないので、どこか荷物の端に突っ込んでおけるので、1つ持っておくのも悪くないと思う。

ラバーフードに限らず、DMC-G1 用レンズのフィルタ径が標準ズーム、望遠ズームとも 52mm に統一されているのは、利点の一つだろう。普段 77mm フィルタ径のレンズばかりだったので、77mm 用フィルタの値段に比べれば、52mm 用フィルタは半額またはそれ以下だったりして、ホント助かる。PLフィルターなんか、いつも1万以上出していたことを思えば、大助かりだ。

ちなみに、プロテクトフィルターは雨天時以外使わないのだが、逆に雨天時に使うことを考えると

マルミ marumi DHG スーパーレンズプロテクト 52mm 黒枠
マルミ marumi DHG スーパーレンズプロテクト 52mm 黒枠

(プロテクトフィルターとしては高めだけど amazon なら半値)


を愛用している。撥水タイプのフィルターは水滴などが付いた場合でも、拭くだけで概ねキレイに取れるので、フィルタークリーニングをするたびに上手くいかずに凹む私には、便利なことこの上ない。それに 52mm なら気軽にフィルターが買える値段なので、ホント懐に優しい。

ワイドビューしなの車内から木曽路
(ワイドビューしなの車内から木曽路)


最後に、前から DP1 やコンパクトデジカメで愛用している、マンフロットの超小型三脚(三脚じゃないけど) Modopocket



超小型の割にはしっかりした造りで、DP1 のようにコンパクトデジカメとしては大き目のものでも安心して使えたが、小型軽量とはいえ、さすがに一眼レフライクな形状で重量も倍以上ある DMC-G1 では無理がある…と思ったら、意外にも使えた。

DMC-G1 on the Modopocket (1)


Modopocket に比して DMC-G1 のサイズが大きいことと、DMC-G1 の三脚穴が中央からズレているため、一見不安定な感じにも見えるのだが、実際には Modopocket 自体の剛性が高いため、全くぐらつく感じはない。望遠ズームを装着するとバランスが悪くなって使えないが、標準ズームなら全く問題なく使える。

むしろ自重があるせいか、

コンパクトデジカメより DMC-G1 で使う方が安定感がある


また DP1 と同様、装着してもはみ出す部分は前に5〜6ミリ程度と最小限なので(左右と後部ははみ出さない)、付けっぱなしにしても良いかもしれない。テーブルフォトを楽しんだりする場合には気楽に三脚代わりになって便利だし、夕暮れ〜夜景ショットで三脚が無い時にも補助手段になることが多いので、1つあれば便利である。

DMC-G1 on the Modopocket (2)


なお、Modopocket 装着時に一番端(ボディ中央側)に寄せて固定すると、Modopocket を開いた場合でも電池蓋に若干干渉してバッテリーの取り外しができないので、付けっぱなしにする場合には、ほんの少し位置を調整して、バッテリーの取り外しに干渉しない位置にする方が良い。

それでもコンパクトデジカメや DP1 の時は、どうしてもバッテリー蓋に干渉せざるを得なかったから、その点でも DMC-G1 での Modopocket は使い易い。これは嬉しい誤算だった :-)

花クローズアップ@金比羅山 by DMC-G1 (1)

すっかりお気に入りの DMC-G1。昨年末にブログに書いて DMC-G1 を買ったことが周囲に知れてから、「DMC-G1 って、どんな感じ?」と聞かれることがよくあるのだけど、その答えは決まってる。

コンパクトデジカメの親玉かなぁ


と。

もっとも DMC-G1 はコンパクトデジカメの親玉と思うのは、一部のカメラ系ライター(写真家?)が盛んに言うような「一眼とは一眼レフの略だから、ミラーレスなのに一眼と称して売るのは怪しからん!」というようなアホな理由ではない。

瀬戸大橋線車中から与島フィッシャーマンズワーフ by DMC-G1
50mm相当、シャッター速度優先AE (F5, 1/640s)、-0.3EV, WB Auto, ISO Auto (100), JPEG
リンク先は縦横 50% 縮小のみで再保存画像(瀬戸大橋線車中から)


明確に言葉にしにくいし、これは自分だけの感覚でしかないのだが、撮ろうとする時の感覚、撮ってる時の感覚が明らかに一眼レフとは違う。どちらかというと、コンパクトデジカメのような感覚で撮ろうとし、撮っている。

だから、自分の DMC-G1 に対する印象は“コンパクトデジカメの親玉”であり、使っていて思うのは

コンパクトデジカメの延長であり、まだ進化形ではない


と思う。そのこと、その感覚についてずっと考えていたのだが、やはり漠然としていて明確な答えは出てこない。出てこないけれど、理由として挙げていくとすれば以下のような点だろう。

  • 躊躇なく持ち出せる小型軽量さ故に、必ずしもカメラバッグを必要としないこと。

  • 小型軽量故に、コンパクトデジカメ+αの感覚で取り出して気軽に撮れること。

  • コンパクトデジカメと同じ、パッと見重視な JPEG 画像なこと(でも画質はずっと上質)。

  • 「おまかせ iA」に代表されるコンパクトデジカメ由来の機能がてんこ盛りなこと。

  • コンパクトデジカメと一眼レフ両方の機能を欲張った挙げ句、全く整理されてない機能の見通しの悪さ。

  • 小型だからというだけでは理由にならないほどチャチなボタン、ダイアルによるコンパクトデジカメと同じ(一眼レフとは違う)今イチな操作感。

  • 静止体には十分な能力を有しているAFも動体相手には無力で、コンパクトデジカメと同じ被写体制限があること。

  • 照度が下がると一気に精度が落ちるAFと、被写体によっては ISO400 前後から高感度ノイズが目立ってくるという、暗所では厳しい性能。

  • ミラーレス&EVF であるがゆえに生じる撮影感覚の違い。



こうして挙げて行くと、漠然としているという割には、意外と明確な点も多いことに気づく。

金比羅山参道 by DMC-G1 (1)
78mm相当、絞り優先AE (F9, 1/100s)、-0.3EV, WB Auto, ISO Auto (100), JPEG
リンク先は縦横 50% 縮小のみで再保存画像


小型軽量それ故の気軽さ、という利点からだけでなく、動体および暗所に対する性能の低さと現行の EVF による問題点の両方からくる被写体制限という欠点から、やはりまだコンパクトデジカメの延長線上だと感じざるを得ない。

見た目は(サイズが小さいものの)DMC-G1 は一眼レフと同じだし、EVF で撮ってる限りは一眼レフでの撮り方と大差ない。機能的には廉価機一眼レフと同等以上で、女流一眼などとコンパクトデジカメからの移行をメインに売ってるものの、その中身は極めてマニアックなところがある。

Panasonic デジタル一眼レフカメラ LUMIX (ルミックス) G1 レンズキット コンフォートブルー DMC-G1K-A


しかし、使えば使うほど、

一眼レフのミラーレス&小型縮小版カメラではなく
コンパクトデジカメがレンズ交換式になり一眼に近い機能・性能を持った


というのが、ふさわしいように思う。そのあたりについて、もう少し詳しく述べてみたい。


続きを読む

前回から1ヶ月近く間が空いたが、DMC-G1 に対しての高評価は変わっていない。とにかくコンパクトで軽く、そして(動体と高感度以外では)写りも良い。

コンパクトで軽いから、ちょっと出かける時も、出張で荷物が色々ある時も、持ち出すのに悩まなくて済む。どれほど撮るかは別にしても、持って出るのに悩まない。カメラバッグでなくても入るサイズ、負担にならない重さというのは素晴らしい。

その上、コンパクトで軽いカメラだからといって、撮った画像を後から見てガッカリするようなものでもない。Kiss DN の時は当時メイン機だった 5D と比べると割り切る必要があったが、DMC-G1 ではそんな割り切りも必要なく、解像感の高い満足できる画質で写ってくれるから、その点からも持ち出すのに躊躇うことがない。

小さく軽くて画質が良いだけなら DP1 でも良かったが、レスポンスやできることの差は大きいし(まぁサイズも違うけど)、何よりも RAW 必須でなく JPEG でも満足できる画質なのが良い。というわけで

気軽に持ち出せるサイズ&軽さで、撮った画質も満足


という、ある意味自分の理想に近いカメラ。2ヶ月近く使ってきて、しみじみそう感じる。

京都西山雪景色 by DMC-G1 (2)
134mm相当、プログラムAE (F4.2, 1/160s)、WB Auto, ISO Auto (200), JPEG
リンク先は縦横 50% 縮小のみで再保存画像


さらにもう一つ、意外にも良かったのが“MFアシスト”機能。レンズのフォーカスリングを回すと、EVF ファインダー内の画像が6倍・10倍に拡大表示されるという、まさに EVF ならではの機能。これが使える。

基本的にはAFが進化してMFを使わなくても済むのが理想と思っている俺も、MFできちんとピントが合わせられるようになりたい、という気持ちはあったし、多少の努力もしてきた。そこには、MFでしか使えないツァイスなどのレンズを使ってみたい、という気持ちがある。

だが、D70 に始まり、D200、フルサイズの 5D、フラッグシップ機の 1D Mark3 とステップアップしてきたものの、未だ私のMF技量は実用に達しない。メインカメラのステップアップとともにファインダーも良いものになり、「今度のファインダーなら俺にもMFができるかも…」と何度も思ったが、いつも撃沈だった。

どれだけ頑張ってMFでピントを合わせたつもりでも、ピンぼけ気味。同時にAFで合わせたものと比較すると、常にAFで合わせた方が(意図したジャスピンでなかったとしても)マシなことばかり。MFを頑張るたびに凹む、その繰り返しだった。

花クローズアップ@金比羅山 by DMC-G1 (2)
90mm相当、絞り優先AE (F5.6, 1/60s)、WB Auto, ISO Auto (800), JPEG


さすがにフラッグシップ機のファインダーでもMFでピントを合わせられそうにないことを実感して、「もう俺にはMFは無理、AFの更なる進化、技術の進化で俺のヘタレ加減をカバーしてもらうしかない…」。そう思っていた。

しかし、DMC-G1 は違った。EVF でしかできない拡大表示のおかげで、俺にもピントが良く判る(明るい状況に限られるけど)。

MFは永遠に無理だと思っていた俺でも、MFでピントを合わせられるよ!


そんな感激がある。もちろん、EVF ゆえの問題点、EVF に対する更なる向上を求めざるを得ない面はあるのだけど、こと EVF による“MFアシスト”に関しては諸手を上げて歓迎したい。普通の一眼レフでMFができる人にとっては馬鹿馬鹿しく、また EVF なんて…と思う人もいるだろうが、こういう人間もいることは知っておいてほしいと思う。

今までキヤノン機でもマウントアダプターを付けてMFレンズで遊びたいと思っていたけれど、自分のMF技量がどうしようもない状況では踏み込むことはできなかった。↓みたいな本を買ってみたりもしたけど、マウントアダプター遊びをした先には、自分の技量への嘆きだけが残るのが判っていたから、本を眺めるだけ、色々な人のレンズ遊びを眺めるだけになっていた。



けれど、DMC-G1 なら違う。と思う。少なくとも踏み出せる勇気が湧いてきた。それは沼への一歩かもしれないが、楽しみでもある。

先日フジヤカメラで第一歩を…と思ったものの、ちょうど前日あった欲しいレンズが売れてしまっていたので、まだマウントアダプター遊びに踏み出せていないけれど、きっと、そう遠くないうちに踏み出すことができるだろう。それだけでも DMC-G1 を買って良かったと思うくらいだ。

俺にもMFができる、そんな初歩的なことが一眼レフ入門して4年経って思えたことは、技術のフォローがあるにしても、素直に嬉しい今日この頃だったりする。

日没後の南アルプス@小淵沢 by DMC-G1
400mm相当、プログラムAE (F5.6, 1/250s)、WB Auto, ISO Auto (320), JPEG
リンク先は縦横 50% 縮小のみで再保存画像


そんなわけで、すっかりお気に入りの DMC-G1。だからといって相変わらず大したものは撮ってないが、大したものが撮れる技量もセンスもないからこそ、気軽に持ち出してしっかり撮れる DMC-G1 は向いていると思う。

というのも、重いカメラを持って行ってロクに撮らなきゃ「荷物になっただけだった…持って行かなきゃ良かったかも」と思うし、撮ったとしても記念写真程度で大した写真が撮れなきゃ同じように「わざわざこんな重いの持って行かずとも、コンパクトデジカメだけでも良かったのでは…」と思う。

しかし、この軽さ小ささなら、持って行ってあまり撮らなくても、ロクな写真が撮れなくても、まぁ許せる。色々と不満もなくはないが、コンパクトさ&軽さと撮った写真の画質の良さという魅力が不満を大きく上回っている。だから

マイクロ・フォーサーズとは長い付き合いになりそうだ…


そう思う昨今。

DMC-G1 が良かっただけにオリンパスの小型機も期待大だし、DMC-G1 と長い付き合いになるかどうかは判らなくても、G1 を手放す時はきっと後継機だろう。動画対応だけではあまり興味ないが、AF 速度・精度などの動体対応能力、高感度画質が良くなった後継機は、速攻で欲しくなるだろう。

今は全くダメダメな動体対応能力、高感度耐性が改良されれば、それこそ、もはや動体相手専用と化している 1D MarkIII を始めとするキヤノンシステムは要らないと思えるくらいだ。もっとも、現状を見る限り、サッカー(それもナイター)という被写体に対応できるようになるのは、まだまだ先が長そうだが…

とはいえ、使ってみて進歩の余地を多く残すと感じるものの(逆に言えば不満も多いわけだが)、可能性を色々と感がさせてくれるのも事実だから、今後の進化が楽しみでもある。その進化を現行機を使いつつ待てる、それくらい気に入っている DMC-G1 だ。

夕陽と陰のコントラスト in 京都 by DMC-G1
342mm相当、プログラムAE (F5.6, 1/800s)、-0.3EV, WB Auto, ISO Auto (200), JPEG
リンク先は縦横 50% 縮小のみで再保存画像

※ 写真が前回記事と全く同じだったので差し替えました (2008.12.31)

前回、DMC-G1 を購入した動機が「コントラスト式 AF だけど位相差式に負けないくらい AF が速い速いと言うなら、動体撮影にも使えるのか?」ということをテストしたいがために買った、と書いた。それが第一の購入理由なのは間違いないけれど、その動機を持つ前に

発表時にスルー確定で無視状態だった DMC-G1 に
少しでも興味を惹くことになったキッカケ


というものは必要だった。そのキッカケというのは、DMC-G1 が発売されてしばらくしてから、一般ユーザーが DMC-G1 で撮った画像を、何気に見た時だった。

別に DMC-G1 だからその画像を見たわけじゃなく、たまたま見た画像の EXIF をチェックしたら DMC-G1 だった。等倍で見ても結構シャープで周辺歪曲もない写真だったので、どんなカメラで撮ったんだろう?と思って EXIF 見たら DMC-G1。

DMC-G1 って画質良いじゃん…


正直、少し驚いた。等倍でもしっかり見られる解像感。広角端でも周辺歪曲が少ない。パナが“女流一眼”などという微妙なキャッチコピーで、コンパクトデジカメと一眼の間の子を売り出したから、てっきり画質はそれなりかと思っていたら、全然そんなことはなかった。

残照に染まる富士山 from 小淵沢 by DMC-G1
400mm相当、プログラムAE (F5.6, 1/250s)、WB Auto, ISO Auto (400), JPEG
リンク先は縦横 50% 縮小のみで再保存画像


先入観というか、ほぼ偏見で、フォーサーズ機の画質は、レンズ性能に頼る部分は優れていても、等倍でしっかり見られる画質とは思っていなかった。以前、ちょっとは気になった E-330 / E-420 あたりの実写画像を見ても、「やっぱ画質はそれなりなのね。画質で買う機種ではないけど、やっぱりその辺は妥協が必要だね」と感じていた。

ましてや DMC-G1 はマイクロ・フォーサーズの一号機であり、一眼初心者向けのもの。そしてボディ+αの値段で買えるキットレンズ。だから余計に驚いた。それから、あちこちの DMC-G1 実写画像を見ると、本当に画質面で優れているカメラだと気づいた。

パナさん、ごめん。発表時の否定的な印象を撤回するわ…


そう認識を改めた。興味を惹いたとなれば、色々と調べたくなる。すると、購入した人の評価は概ね高いもので、多くの人が「思った以上に良い」と言っていた。また、プロカメラマンもブログその他で高く評価している人が多かった。う〜ん、ホントに私の先入観は間違っていたのだな…と反省もした。

それでもミラーレスのマイクロ・フォーサーズは、もっとコンパクトにできるし、オリンパスのモックアップのようなコンパクトデジカメサイズのレンズ交換式デジカメがベスト、せっかく小さくできるのに DMC-G1 のサイズは中途半端じゃないかな…と思っていた(今でも思うところはある)。

それでも、今までは店頭で触ってみることもしなかったが、何度か触ってみて気づいた。やっぱり小さい、と。不思議なもので、

写真はもちろん、店頭でも DMC-G1 だけ見ると、あまり小さいと感じない


のだけど、

他機種と並べたり、試しにバックへ入れてみると小ささを実感できる


のだ。単体で小ささを感じないのは、やはり普通の一眼と形状が変わらないことと、重量的にはキットレンズ込みだと Kiss X2 / Kiss F +キットレンズと大差ないことだと思う。離れたところで手に持って比べる場合、サイズより重さの印象が強く残るから、それが印象を間違えさせているように思う。

だから DMC-G1 だけを見たり触ったりしていると「小さいことは小さいけど、メチャクチャ小型というほどでもないよなぁ…」と思う。何度もそう思った。

ところが、ヨドの1コーナーに、たまたま Kiss X2 や Kiss F の隣に DMC-G1 があった。どちらもキットレンズが付いていた。それを見た時、「あぁ、やっぱり DMC-G1 は小さいわ」と納得した。

並べて比較して DMC-G1 の小ささが初めて実感できる


と言える。そして、この瞬間、購入を決定したと言っていい。

京都駅からの夕暮れ  by DMC-G1
90mm相当@標準ズーム、プログラムAE (F5.6, 1/100s)、WB 晴天, ISO Auto (100), JPEG
(リンク先は縦横 50% 縮小のみで再保存画像)


というのが、実際の DMC-G1 購入に至る経緯である。無論、飛行機撮影を試す必要はあるから、ダブルズームキットを購入した。

今のところマイクロ・フォーサーズ用レンズはダブルズームキットの2本だけだし、望遠ズームを単体で買うよりは遥かにお得だから、望遠ズームは要らないとハッキリしていなければ、「とりあえずダブルズームキットを買っとけ」だと思う。



望遠ズームはさすがにそれなりのサイズはあって、APS-C 用の 50-200mm クラスの望遠ズームより大きく重いけれど、35mm 換算 400mm という超望遠域までカバーしていることを考えると、とんでもなくコンパクトだ。普段 1D MarkIII で使っている EF 100-400mm F4.5-5.6L IS はもちろん、70-300mm クラスの安ズームよりずっとコンパクトだ。

さらに言えば、望遠ズームの画質もなかなか良い。このサイズで考えると、標準ズームと同様に想像以上の画質を得られる。手ぶれ補正の効きもかなり良い(上にある写真は、手持ち 400mm でシャッター速度 1/25秒だがブレは最小限だった)。

ただ、あまりに軽くコンパクトが故に、気軽に 400mm を使うと、効きの良い手ぶれ補正でも補正しきれない手ブレを量産することにはなる。その点は注意が必要だし、私も調子に乗って 400mm を気軽に多用して、あとで泣いている。1D MarkIII + EF 100-400L IS の時は、もっと慎重に撮るのだけど、ついつい、ね。

Panasonic デジタルカメラオプション デジタル一眼カメラ用交換レンズ H-FS045200
望遠ズーム H-FS045200 は単体で買うと4万円弱
ズームキットとWズームキットの差額は3万円強


そんなわけで、「画質は等倍鑑賞に耐えられるほど良さげ」「サイズも実際は印象よりずっと小さい」という理由で DMC-G1 を買ったわけだが、その印象は購入してからも変わらない。

仕事が忙しくて購入してしばらくは梱包も開けずに放置していたが、ようやく開梱した晩に、室内を適当に撮った写真を PC に読み込んで見た時

やっぱり画質は良いわ!買って良かった


そう思った。さらにボディ+標準ズームレンズを(カメラバックではない)バックに入れてみて、

バックの大きめポケットにも入るサイズなんだなぁ


と感心してしまった。その時点で

動体撮影がダメでも、これは手元に残しておこうかな


と思った。それまでは、買って動体撮影を試してダメだったら即売却も考えていたけど、今はもうそれは考えていない。もっとも、ずっと使っていくかと言えば、2号機3号機と進化していくだろうから(特に AF 周り)、買い替えていくだろうけど、現状ではしばらく愛機となれるくらい、気に入っている。

とはいえ、もちろん、実際に色々撮っていくと、不満もそれなりに出てくる。ボディが小さいのは良いことばかりでもない。けれど、

いかに自分が先入観と偏見で否定的だったかを反省


させられたのは間違いない。それだけでも買って良かったと思う。やっぱり、否定的に思うものは、否定的に思うものこそ、実際に使ってみないと判らないと改めて思った。

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のっけから喧嘩売るようで申し訳ないが、

とにかくフォーサーズ規格は好きじゃない


ここはハッキリしておきたい。発表当時から今まで、そのスタンスは変わりない。E-420+パンケーキレンズのように、ちょっとは良さげかな?と思わせるモノが出てきても、購入を真剣に検討するまでいかないのは、フォーサーズ(やオリンパスの姿勢)がどうにも好きになれないからだ。

トヨタスタジアム@CWC 2008 M3 by DMC-G1 + H-FS014045
44mm 相当, F4.6, 1/30s, ISO 500, JPEG(リンク先は縦横 50% 縮小のみした画像)
静止画で ISO 500 程度までなら想像以上に良い画像を出す DMC-G1
等倍では見られたものじゃないだろう…という購入前の予想は外れた


高感度画質志向な私には、将来を鑑みることなく小さな撮影素子にしてしまって高感度に弱々なことも嫌だったし、出力サイズの縦横比を 3:2 から 4:3 にしたことも好きじゃなかった(当時 PC の画面云々とか言っていたけど、むしろ時代錯誤を露呈しただけになった)。

撮影素子を小さくしたのにテレセントリック性の追求云々を理由にマウント径は小さくなく、結果として撮影素子と比して大してコンパクトなボディも出てこず、だからといって画質が別段良いわけでもなく(レンズに依存する部分は良いが、それ以外は今イチと思う)、ダストリダクションなど一部の先進性は素晴らしいと思うけれど、

わざわざ独自規格を声高に提唱した割には、この程度か…


としか思ってない。なによりも結局フォーサーズというのは、オリンパスが(当時主流だった)APS-C で勝負しても他社に勝ち目がないから立ち上げた規格でしかない(コダックは巻き込んだだけだろう)と思っている。それは頑に xD みたいな、それこそ糞メディア規格を作って未だ唯一こだわっている姿を見れば、容易に想像がつく。

などという

こんな偏見に満ちた意見には反論もあるだろうし、それもまた当然


きっと、反論には相応の説得力もあるものだろう。ってか、過去に糞規格呼ばわりしてオリ党の友達と口論になりかけたこともあったり、オリンパスはレンズが素晴らしいんだから、いっそレンズメーカーになれば良いのに…と憎まれ口を叩いて、またオリ党の友人を怒らせたこともあった。でも、オリ党の人の意見を否定するつもりはない。

というか、見ているカメラブログ(not 写真ブログ)のいくつかはフォーサーズ・ラブなブログだったりするし、それらは結構お気に入りだ。ニコンやペンタックス贔屓のブログを見ても RSS リーダーに登録することはほとんどないし(興味を惹くことがあまりない)、ライカ贔屓とかは論外な感じだけど(そーいやキヤノン贔屓ってのは見たことがないな…)、

なぜかフォーサーズ贔屓のブログやサイトは面白いと感じる


ことが多くて、ついつい RSS リーダーやブックマークに登録してしまう。だからといって、フォーサーズが好きになるなんてことは無いのだけど。

CWC 2008 M3 選手入場前 by DMC-G1 + H-FS045200
400mm 相当, ISO 400, F5.6, 1/25s, JPEG(リンク先は縦横 50% 縮小のみした画像)
手ぶれ補正の効きも◎。手持ち 400mm, 1/25s でここまで抑えられるなら十分


そんなわけで、俺の中でフォーサーズは要らない子扱い。まぁこれは善し悪しじゃなくて好き嫌いだから仕方ない。

だから、この夏「マイクロ」フォーサーズという兄弟規格を出してきても、はぁそうですか、程度だったし、初のマイクロフォーサーズ機としてパナソニックから DMC-G1 が発表された時も

マイクロになってもボディは相変わらず小さくできないんだなw


と批判的だった。ちょうどフォーサーズ規格を提唱して最初にリリースされたのが E-1 で、「え?コンパクトなデジタル一眼を作るつもりで独自規格立ち上げたんじゃなかったの?」という落胆と同じことが繰り返されたと思ったし、そういう意味では、マイクロでも結局同じことか…すら思った。

Panasonic デジタル一眼レフカメラ LUMIX (ルミックス) G1 レンズキット コンフォートブルー DMC-G1K-A


色々問題はあっても、コンパクトデジカメ+αのサイズで一眼レフ並みの画質が得られる DP1 を気に入っていただけに、同じようにミラーを無く、もっと撮影素子が小さいのだったら、サイズは DP1 +αくらいじゃないと意味がないだろう?と。そのあたりは、発表当時に、はてなダイアリーの方に書いた。

マイクロフォーサーズ DMC-G1

だから DMC-G1 発表1週間後に、オリンパスから DP1 と大差ないサイズの、マイクロフォーサーズ機のモックが展示された際には諸手を上げて歓迎した。これぞ、マイクロフォーサーズの意味がある機種だと思ったし、DP1 から乗り換える可能性大とも言った。

オリンパス、マイクロフォーサーズ対応機の開発を発表

当時の自分の書いた物を読んでも、その落差は激しいし、基本的に

マイクロフォーサーズが志向すべきは
DMC-G1 みたいな半端サイズなボディより
オリンパスのモック機みたいなコンパクトデジカメサイズ


というその思いは、今でも変わらない。ならば

なぜ、半端サイズのボディ呼ばわりして否定的だったカメラを買ったのか?


ということになる。

ボディサイズを妥協できるほどの魅力的な機能・性能があったのか?

否、DMC-G1 の機能や性能に魅力を感じたことは特にない。

デザインなど他の点に魅力を感じたのか?

カラーバリエーションはいいけど、デザイン・質感とかは普通に一眼じゃなくてコンパクトデジカメレベルだし、語るべきものはないでしょ。

理由なく衝動買い?

急に気になって買ってしまった、という点では衝動買いに近いけれど、理由はあった。その理由は DP1 を買った時に近い。端的に言えば

使ってみたかったから


それだけだ。間違ってはいけないが、

欲しかった、ではない


別に買いたくはなかった。しばらく使うくらいで十分。ぶっちゃけレンタルでも良いくらいだが、ある程度の期間を使うなら、レンタルするよりは買って適当な時期に売っても大差ないし、気に入ればそのまま使えて無駄がない。そういうことだ。

それでは、「なぜ使ってみたかったか?」ということになる。別に理由もなく使いたかったわけじゃない。DP1 の時は、その解像感を実感してみたかった、FOVEON 素子というのを自分で体感してみたかったから、という理由だったが、DMC-G1 の場合は

コントラスト式 AF だけど位相差 AF に負けないくらい速いとか
そんなことぬかしてんなら、少しくらい動体撮影に使えるんだろうな?


ということである。自分が撮る目的、サッカーはまず無理でも、飛行機(旅客機)なら多少は何とかなるのではないか?と。はっきり言って、それを自分で確認するためだけに買った。

速い、速いとか言ってるけど所詮コントラスト式 AF、
動体撮影には使えないだろうな…


という思いを持ちながらも、やっぱりそのあたりは使ってみないと判らないわけで、かといって DP1 と同じで、これで動体を撮ろうとかいう馬鹿はいないだろうから、そんなのは馬鹿すぎる自分がやらなきゃならんだろうな…と。

Panasonic デジタル一眼レフカメラ LUMIX (ルミックス) G1 Wレンズキット コンフォートレッド DMC-G1W-R
目的から当然望遠ズームも必要なので、買ったのは Wズームキット。

まさか自分がまた入門用の向け Wズームキットを買うことになるとは思わなかった。
が、標準ズームも望遠ズームもかなり優秀。サイズに比すれば素晴らしいと言える。


で、結果として「いざ使ってみたら予想に反して動体撮りにも使えるよ!」なんてフレーズが出てくると思うかも知れないが、世の中そんなに甘くない。時間がなくて、まだ自分なりの検証もロクにできてないが、

動きもの撮るなら、素直に一眼レフ買っとけ


とは言える。もちろん理由はある。

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