Tedious Days More×3

Life is but an empty dream...


タグ:パンケーキレンズ

今日は客先へ向かう前にソニーストアで「DSC-RX100 特別体験会」イベントへ行って、自分でじっくり触ってみた他、写真家・桃井一至氏のトークショーを拝見したり、その後桃井氏や開発者の方とお話させていただきました。

色々試したり、お聞きしたことも多くて自分でまだ整理しきれてないので、その件についてはまた明日にでも記事にしたいと思いますが、思った以上に良いカメラでした。ハイエンド・コンパクトデジカメのゲームチェンジャーになるカメラだと思います。

さて、二夜連続チラシの裏。昨日発表になった EOS Kiss X6i と同時に、EF レンズが2本発表されました。「EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS STM」と「EF 40mm F2.8 STM」

どちらもステッピングモーターを初採用して(型番に STM 付加)、動画撮影時の静音性を確保したというレンズであり、Kiss X6i で大幅強化されたライブビュー/動画時の AF 性能と相まって、昨今動画に力を入れる傾向らしい内容です。

キヤノン、パンケーキスタイルのEFレンズ「EF 40mm F2.8 STM」 - デジカメWatch
キヤノン、新AF駆動機構を採用した「EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS STM」 - デジカメWatch
キヤノン:一眼レフ用交換レンズ EF LENS|EF40mm F2.8 STM 概要
キヤノン:一眼レフ用交換レンズ EF LENS|EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM 概要

で、「EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS STM」はそこそこ高倍率ズームとして、APS-C カメラの便利レンズとして、STM 以外に特に感じるところはないのですが、「EF 40mm F2.8 STM」の方は

CANON EF40mm F2.8 STM [EF4028STM]


この形状を見ても分かる通り、かなり薄い小型レンズ。

EF 初の、いわゆるパンケーキレンズ


です。

ずっと待ってた。
ずっと EF に欲しかった。
ちょっと前までは…


続きを読む

ということなんだけど、特に書くことがない。というか、購入直後に色々書いていた時と印象はあまり変わってない。

微妙もしくは妥協


私が E-P1 を表するに端的に言うと、そんな単語になる。

1ヶ月それなりに使ってきて、購入前からの決して良いとも思えない印象は変わらないけれど、全く話にならないというほどでもない。もう少し身も蓋もない言い方をすれば、

使い続けて印象が良くなるとは絶対思えないが
かといって速攻中古屋に売るほど悪くもない


のだ。これが全然ダメダメすぎて、速攻中古屋に売ってしまえるようなカメラなら、もっとスッキリしていた。「もう全然ダメすぎて、品薄の間に中古屋に売り飛ばしました。終わり」だったはず。

でも、そこまでじゃない、ように思う。そこまで思い切れるほどではないから、微妙としか言いようがない。

サイズも決して“コンパクト”とは思えないが、それでも見た目の印象も含めて多少でも DMC-G1 より小さく、レンズ交換式デジタルカメラとしては最もコンパクトなのは間違いないから、持ち歩きカメラとして使っている。

サイズに納得はできないし、ファインダーがないことや AF の遅さを含めた操作性には不満が多々あるが、それでもまぁ…という感じの妥協。

微妙と妥協の連続だけれど、使い続けている。

20090720134931
(E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8)


これが見た目が好みとか、マウントアダプターを使って楽しむ人なら、もっと別の利点美点を発見できるのだろうが、私の場合は

別に見た目は好みでもないし…
マウントアダプター遊びは二の次どころか三の次以降だし…

だから、それらの点に良さを見いだせず、DMC-G1 との比較も含めて、どうしてもネガティブな点に気がいってしまう。だからといってネガティブな点だけでもないことに加え、なんと言っても

他に代わるものが現状存在しない


という点がある。よくよく考えてみれば、E-P1 をかなり迷いつつも購入した理由は、この“現在、他に代わる選択肢がない”という一点だったはずで、結局それだけが E-P1 の存在価値なのかとも思う(少なくとも私にとって)。

他に選択肢がないから E-P1 を買い、そして使い続けている


「E-P1 を購入して1ヶ月」というテーマで、この記事を書こうと思ってずっと考えていて、出てきた答えはコレだった。

20090720115449
(E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8)


E-P1 に限らず、何かしらアイテムに対する不満点を書く時には、ややもすると「自分が馴染まないことに対する不満」と「客観的に見てもおかしいのではないか?と思える不満」をゴッチャ混ぜにしがちになる。

それは他の人の色々なレビューを見てもそうで、一見理路整然にダメ出しを重ねていても、それって自分が手に馴染まないことを、論理的っぽい(けど実は論理的じゃない)理屈や、(関係ありそうで実は関係ない)工学的なことを絡めて書いているだけでは?と思うことがあり、そういうのを見る度に自戒することになる。

もっとも、そういった感情的なことと論理的なことのごった煮があって、人それぞれのレビューであろうし、私も常にごった煮になっている気がするが、ともあれ、まず E-P1 に対する“感情的な印象”を改めて列挙してみると…

  • コンパクトと言えばコンパクトだけど、バッグの片隅に入れておける、と言うには微妙なサイズ。

  • コンパクトだけど背面液晶を見て撮るには若干大きい印象で、ファインダーがないことに違和感を感じるサイズ。

  • 取って付けたようなグリップもどきは、ないよりマシかもしれないが、グリップ向上に役立ってるのかどうかは未だに判らない。

  • ボディ内手ぶれ補正は評価できるけど、ファインダーがなくて背面液晶を見て撮るから、手ぶれしない度は相殺気味に感じる(広角域以外)。

  • スナップ用カメラとして見た場合、レンズキャップ式である分だけコンパクトデジカメより素早く撮れるかと言えば疑問だし、AF速度を考えると一眼レフと比べても速くないので、なんか中途半端。

  • LUMIX G. VARIO 7-14mm F4.0 と組み合わせた超広角スナップカメラとしては、ボディ内手ぶれ補正と相まってベストマッチ。

  • 撮って出し JPEG は、シャープネス強めが好きな私でも時々エッジが気になるくらいの処理がされているけれど、全体的には素晴らしい絵を出力する。

  • でも本気撮りにできるかといえば、根本的な画質(特にハイライト部)、撮影スタイル、レスポンスといった面からそういう気になれない。

  • でもお気楽旅カメラとしてはコレ1つでは不安だが、DMC-G1 のサブとしてなら便利だし、1D Mark3 を持ち出す時のスナップ用サブカメラとしても悪くない。

  • 三脚に据えて使う場合を考えると、可動式液晶ではない分、色々なアングルで撮る場合に DMC-G1 の方が使い勝手が良く、それと比較すると使う気になれない。

  • 17mm F2.8 パンケーキレンズは E-P1 にベストマッチだが、描写に当たり外れがあって困惑することも多い。主被写体が比較的近景ならば悪くないのだが、遠景描写になるとコンパクトデジカメ並みに崩壊する時があったりして泣ける。

  • かと言って、パンケーキレンズとセットでなければ、E-P1 も持ち出しサイズが DMC-G1 と大差ないから、判っていてもついついパンケーキレンズセットで持ち出してしまう。


といった感じで、色々矛盾と不満を抱えつつ使い続けているし、諸々の鈍重さにイラッと来ることも多いカメラなのだけど持って出てしまう。

20090802182232
(E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8)


そんなわけで日々持ち歩くカメラとしても含め、E-P1 一つで使っていると不満も多いのだが、サブカメラとして使った場合、特に

DMC-G1 とペアで組ませられるベストカメラは現状 E-P1


ということが一番捨てられないポイントになっている。G1 & GH1 だと被る部分が多すぎるし、E-P1 ならば多少でもコンパクトな上に、ボディ内手ぶれ補正という補完しあう部分がある。

何度も書いてきているが LUMIX G. VARIO 7-14mm F4.0 との相性は抜群で、現在のパナソニック・マイクロフォーサーズレンズ群で唯一手ぶれ補正のないレンズだからボディ内レンズ補正とはマッチするし、超広角撮影で難しい水平出しにはデジタル水準器内蔵は便利である。

そういう意味では

DMC-G1 と比較して E-P1 に不満たらたらだけど、
DMC-G1 とレンズを持ってるからこそ、G1 と補完しあえる E-P1 を切れない


という、何とも矛盾したような、悩ましい状態になっている。

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(E-P1 + LUMIX G. VARIO 7-14mm F4.0)


そんな個人的な印象とは別に、1ヶ月使い続けて、「これだけは客観的に見てもおかしい」「これだけはファームウェア・アップデートで何とかして欲しい」と思うことがある。

  • デジタル水準器表示モードで撮影情報を表示して欲しい。デジタル水準器表示にしている撮影情報が出ないのと、メインダイアルが軽くて何かの拍子に触れていたり、鞄の中で動いたりで、勝手にF値などが変わってしまい、意図せず開放絞りになっていたり、F22 になっていたりで凹むことが何度かあった。

  • 撮影情報が表示されていても、ISO 感度が表示されない。デジタルカメラにおいて ISO 感度は、F値やシャッター速度と並ぶ必須情報だろうと考える。改善されたとは言え、フルサイズに比べて高感度に余裕のないフォーサーズ素子なのだから ISO 感度の表示は絶対行って欲しい。

  • ブラケット撮影の設定を、ライブメニュー・スーパーコンパネで設定できるようにして欲しい。ライブメニューが無理でも、多くの設定が可能なスーパーコンパネでブラケット ON/OFF だけでも設定できるようにすべきだろう。前にも書いたがブラケット撮影の切り替えが、メニューの奥深くなのは信じられない。

  • AF 測距点エリアの選択を中央一点にきちんと固定できるモードを作って欲しい。上下左右ボタンをクリックするタイミングによって、設定変更になったり、測距点移動になるのはイライラすることがある。

  • AF速度をもう少しでも速くして欲しい(AF-C は期待してないから AF-S だけでも)。


不満点は他にも多くあるけど、次機種で改良するしかないような不満点を今言っても仕方ないというか、まず、これらファームウェア・アップデートで直せるであろう点を改善してもらわねば…と思う。

20090720121151
(E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8)


もっとも E-P1 発売前から「これは PEN 50周年記念モデルですから」「今後の機種では改良される部分もありますから」などと、目の前でオリンパス社員に言われた挙げ句、

EVF 付き E-P2 が年内にも発売という噂


が、まことしやかに流れている状況を見ると、とりあえずマニア向けに売ってしまえ的な E-P1 を今後ファームウェア・アップデートで改良してくれるのかどうか心配だったりするし、さらには

品薄のうちに E-P1 を売っちゃった方が良いのかな…


と迷うのも事実。迷うのだけど、先にも書いたように

DMC-G1 や 1D MarkIII のサブ機としては使えるしなぁ…


ということで、売るのは躊躇われてしまう。でも EVF 付きの E-P2 なんか出たら、いま E-P1 を持ち上げてる雑誌も含め、みんな手のひらを返したようになるんだろうな…。というか、E-P1 は相変わらず売れているみたい?だけど、そんなに絶賛評価ってのもあまり見たことはないような…

20090720115509
(E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8)


そんなこんなで、1ヶ月経っても相変わらず E-P1 には煮え切らない私である。たぶん、これは手放すまでずっと変わらない評価だろう。買ってしまったことが失敗だったのかどうかも、未だ何とも言えない。

そんな私にできることは、少しでも有効に E-P1 を使うことだろう。そう言い聞かせて使い続けることが、まだしばらく続いていきそうだ。

…ま、使い続けるとなると、やっぱり一度は購入を止めた

OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6-SLV
E-P1 純正標準ズーム M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6-SLV


を買おうかな?と思いつつ、でもどこまで使うか、いつまで使うか判らないし、買う理由は若干コンパクトと言うことと、E-P1 のシルバーボディに合わせたカラーということなわけで、シルバーレンズだと合わせるボディ色が限られるから、今後の使い回しは微妙だし…(LUMIX G. VARIO 14-45mm があるだけに…)

ということで、これまた煮え切らない、迷う日々が続いていたりする。ホント、E-P1 には煮え切らないことばかりだ X-)

E-P1 を購入して1週間強。撮影枚数はまだ 400枚弱くらいだけれど、割と様々なシーンで、色々な使い方をしてきたように思う。購入後2〜3回投稿した記事に書いたように、満足している部分もあれば、不満に思う部部分もあり、自分の中では評価は難しい。

色々と忙しいということもあって、E-P1 絡みの掲示板やスレの内容は見ていないのだが、RSS リーダーやアンテナに登録している写真・カメラ系ブログの中の人にも E-P1 を購入した人は多く、それらを色々見ている限りの評価も雑多なようである。

D3 や 5D Mark II より良いという人も居れば、ハイエンド・コンパクトデジカメの LX3 より悪いという人も居たりして、そういう極端な評価は苦笑せざるを得ないにしても(個々人の感じ方だから別に否定はしないが)、無闇に極端ではない評価については

良いという評価も、今イチという評価も
どちらも理解できてしまうほどに評価が難しいカメラ


というのが、自分の正直な思いだ。世間の評価のマチマチさ加減が当然のように思える。

端的に言えば、画質面を中心に予想していたよりも良いと感じることもあるが、かといって E-P1 が凄いとも素晴らしいとも思えない。

ダメとは思えないし、良い点も感じるのだけど、だからといって「欠点は多々あっても積極的な評価をしたい」とも思えるカメラでもない。

“レンズ交換式のコンパクト(スタイル)デジカメ”として初めてリリースされたことについては評価できるし、それは間違いなく E-P1 最大の長所なのだろうが、いざ色々な形で使ってみると、必ずしも積極的に評価できることばかりではないように感じる。

20090706100200
(E-P1 + M.Zuiko Digital 17mm F2.8)


とまぁ、そのように書くと「相変わらず E-P1 には批判的だなぁ」と思われるだろうが、辛口には書いていても、決してダメなカメラとは思ってないつもり。特に北海道へ持って行った時、サブカメラとしてはすこぶる良いなぁ〜と感じたのは、以前の記事で書いた通り。

また、とかく批判の多いパンケーキレンズについても、私は「画質、特に周辺部の画質をとやかく言う時に使うようなレンズじゃないでしょ」と思っているので、β機で画質チェックをした時はともかく、実戦投入後は(用途を考えれば)許容範囲内と思っている。もっとも、これを5万円弱で売ってるのは信じられないし、EF50mm 1.8II みたく1万以下とは言わなくとも、2万円が分相応だろうとは思う。

それにボディ側の画質傾向については、北海道行きの時にパナソニックの 7-14mm F4 と組み合わせて使っていたこともあって、むしろ高評価を与えたいくらいだ。

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(E-P1 + LUMIX G. VARIO 7-14mm F4.0)


今のところ E-P1 は撮って出し JPEG でしか扱ってなく、RAW ファイルでの判断は日頃使っている ACR (Adobe Camera RAW) の対応を待ってからになるが、以前も書いたように、撮って出し JPEG の画質は同じマイクロフォーサーズの DMC-G1 より好ましく感じている。

過去のオリンパス・デジタル一眼の画質で気に入らなかった解像感のなさはなく、かといって解像感最重視なのは良いが、時にはモアレを盛大に出す DMC-G1/GH1 のようなこともない。非常にバランスが取れた、自然に見栄えのする画質だと感じている。

高感度画質についても、このサイズを考えればかなり頑張っていて、DMC-G1 では ISO 400 を越えてくるとウ〜ン…となってしまう感じだったのが、E-P1 では ISO 800 までならスナップ用途で全然問題なし、と思える。DMC-G1 では全く使う気にならなかった ISO 1600 も時には我慢できる。この点については凄く評価している。

20090711191845
(E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8)


普通のコンパクトデジカメでは望めない、お気軽高感度スナップも可能で、手ぶれ補正も効くから、夕方以降でのスナップなんかには本当に向いている。コンパクトデジカメ代わり、として考えた場合には、そういう利点は大いにあると感じた。

もっとも、遠景での解像感のなさはあるけれど、それは E-P1 も DMC-G1 も共通したもので、素子サイズゆえかな…と諦めている。そういうのは期待しないで買ってるし、DMC-G1 で散々凹んだので、慣れた :-)

20090706104914
(E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8)


そんなわけで、E-P1 を使ってきて良かったと感じる部分は

  • コンパクトデジカメとして見た場合には、ここまで高感度が実用になり、手ぶれ補正とも合わせて低照度で使えるコンパクトデジカメはない。

  • このボディサイズで様々な画角(個人的には撮影スタイルから望遠は使い物にならなかったので主に超広角域)が使える。

  • そこそこの画質が得られるサブカメラとして、一番コンパクトに収められる。

  • DMC-G1/GH1 との2台体制には、補完し合う部分もあって相性が良いカメラ


ということがある。

ただ、ボディサイズがコンパクトであるという E-P1 のメリットは、あくまで一眼スタイルからのダウンサイジングとして見た場合であって、E-P1 をコンパクトデジカメとして扱った場合には、色々と欠点も見えてくる。

  • 一眼スタイルよりはコンパクトだが、普通のコンパクトデジカメよりは遥かに大きいため、コンパクトデジカメ感覚で普通のバックに入れようと思うと、重量も含めて違和感がありすぎる。

  • E-P1 を余裕もって出し入れできる収納性を確保すると、実のところ DMC-G1 も入れられたりする(見た目は結構違いそうに見えるのだが、実際に試すとそうでもない)。結局レンズ次第、というところもあるしね。

  • コンパクトデジカメ感覚で扱うと、レンズキャップの存在がウザったくて、AF もコンパクトデジカメ並みか少し速い程度なので、トータルとしてサクッと取り出してサクッと撮るテンポの良さは普通のコンパクトデジカメの方が良いかなぁ…というのが正直な感想。

  • 一応金属外装なので、普通のバックの中に雑多に放り込むと、ボディがバッグ内の他のものと当たって傷ついたり、逆にバッグ内の他のものを傷つけたりしないかな…なんて、ちょっと気を使ったり。DMC-G1 や普通のコンパクトデジカメみたいな安物外装だと気にしなくて済むんだけどね…(速写ケースなどで対処する方法もあるが)


なんてことが、この1週間強使ってきて感じられた。

とにかくボディサイズについては、北海道行きの時のように、カメラバッグの隙間にもう1台感覚だと最高に収納性の良さを感じるのだけど、いざ普通のコンパクトデジカメ代わりに持ち歩くと、なんかサイズが中途半端に思えることが多々あった。

もちろん、画質や撮影の自由度を考慮すれば、それでも十分 E-P1 を選択する理由はあるし、実際私もそうしているのだけど、なんかこう

手放しで喜べるサイズ・撮影感覚かというと、微妙


なのである。

理性で色々考えれば十分にコンパクトなことは判るのだが、EVF もなければ可動液晶もない、AF も正直速くなくてサクサクと撮れる感じではない。そんな“かなりコンパクトデジカメに近い感覚にならざるを得ないカメラ”ならば、サイズも重量も撮影感覚も、もうちょっとコンパクトデジカメ・ライクに…と思ってしまうのだ。

同じマイクロフォーサーズの DMC-G1 が E-P1 とは正反対の一眼スタイルで出てきて、そこそこ使える EVF と高速な AF で、きちんと一眼ライクに使えるカメラだったのだから、同様に E-P1 にはもうちょっとコンパクトデジカメに近い感覚まで頑張って欲しかった、と思うのだ。

私がどこかしら E-P1 に物足りないというか、色々と不満を感じる理由を突き詰めて行くと、そのあたりの一眼スタイルでもなければ、コンパクトデジカメでもなく、かといって何か新しいスタイルを生み出す感じもない、微妙な半端加減にあるように思えるのだ。

20090706100643
(E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8)


そんなわけで、購入から1週間強。それなりに使ってきた結果として、E-P1 を買って良かったかどうかと問われれば、

買って後悔したとは思わないし、それなりに使えるカメラだけど
だからといって10万以上出して買うカメラだったかどうかは微妙


という、これまた曖昧というか中途半端というか、煮え切らない結論になる。

これが10万20万なんて、はした金だと言える人なら別だろうが、社会の底辺を蠢く私としては「買って良かったかもしれないけれど、もっと有意義に、納得できる使い方があったかもしれないなぁ…」とも思う訳だ。別にデジカメだけが趣味ではないしね。

ま、そんなわけで、煮え切らない性格の人間が、煮え切らないデジカメを買ったのだから、その結論もまた煮え切らないまま、ということで。

もうちょっと使い込んで行けば、(善くも悪くも)また評価も変わるだろうと信じているけれどね…

20090706095407
(E-P1 + LUMIX G. VARIO 7-14mm F4.0)

E-P1 を速攻予約して発売日購入した理由の一つ…いや大半が、発売日直後の週末から北海道へ旅行することが決まっていたから。そして今回の旅は、友達の北海道案内?みたいな感じになるのは判っていたので、本気で写真を撮ることもできないだろうということで、DMC-G1, E-P1 のようなマイクロフォーサーズが似合う旅。

そんなわけで、発売前からある程度実機を触って慣れておいて、発売日にも少しテスト撮影して、それなりに把握したはずなんですが、帰ってデーターを取り込んでみると(悪名高き?)階調モードを標準に変更指定おいたはずが、途中からオートに変わっていて、大半をオートで撮ってしまったことに気づいて凹んだりなんてこともありました。

が、とりあえず E-P1 を実戦投入した感想は、

  • 撮って出し JPEG 画質は、かなり良い。所詮フォーサーズ素子の範疇での話だけど、G1 よりは良い感じだし、購入前のイメージからするとだいぶ良い。階調モードのデフォルト設定であるオートで撮った場合の暗部は終わってるけど、全体としては実戦投入すると好印象。

  • ハイライトは G1 より確実に粘る印象。

  • 高感度は購入前にネットでサンプルを見ていたのと同じく G1 より1段上という感じ(だが、階調モードを標準に変更しないと逆効果)

  • 夏の太陽直射日光下でも、背面液晶は見やすかった。MF アシストでのピント合わせはどうかと思うが、構図確認くらいは余裕。

  • AF はコンパクトデジカメ並みに遅いが、コンパクトデジカメなのだから実用範囲内。

  • AF の精度は、きちんと AF が自分の意図したところにフォーカスしてくれるなら、かなり精度は高い。

  • ただし、AF ターゲットが11エリアに区切られていて、エリアサイズも固定。よって、条件によっては完全に「良きに計らえ」状態になるのだが、ピントを合わせたい対象物が小さい時は、エリア内の他の被写体にピントが合うことが少なくない。コントラスト式AF なのだから、もっと自由度が高くても良いはずなのに、古い習慣に囚われてる気がした。

  • かといって、手持ちで背面液晶による MF アシストは厳しいし、三脚に据えて MF アシストをする場合でも、DMC-G1 のような可動液晶に慣れてると、三脚の高さによっては結構使いづらくて、正直微妙。

  • AF 後の MF 微調整は S-AF + MF として独立した AF モードがあるのは良いとしても、MF ダイアルに触れたことに対する反応が敏感すぎるような気がした。

  • 水準器内蔵はやっぱり便利。しかし水準器表示の際に撮影情報(F値やシャッター速度)が出ないのは不便すぎる。

  • というか、撮影時の背面液晶に表示される情報は、モードに依って細かな点でコロコロと変わって不便。

  • 変則的でも2ダイアルなのは便利。だが、DMC-G1 のプッシュ式1ダイアルと比べて使いやすいか?と言われると、同程度 or 多少上かな?程度。

  • 撮影後に次の撮影が可能になるまでは、ちょっとタイムラグがある。1コマ撮影して露出を少し変えてもう1コマ、というのが、シャッター→ダイアルをクリッと動かす→シャッターで、連続して行えるはずなのだが、タイムラグが入って微妙な待たされ感がある。

  • 決して鈍重なカメラではないが、AF のことも含めて、全体として軽快にスナップする、という感覚には少し足りない(そうあるべきカメラのはずな気がするのだが…)。

  • 鈍重なのはオリンパスマスター2。Silkypix を使っているような人には十分悪くない速度なんだろうが、ACR や DPP 使いな俺には遅すぎてイライラする。

  • スーパーコンパネは、やっぱり便利。

  • しかし何故かスーパーコンパネにブラケット撮影の設定がなく、ブラケット撮影の設定はメニューのかなり奥にしかない。おまけにそのメニュー項目はデフォルト設定では出てこない。絶対に他の方法があると思ったが、ないと知った時にはオリンパスは頭がおかしいと思った。

  • DMC-G1 のように、ボタン類の割り付けに理不尽なところはない。

  • グリップに関しては、ちょっと使った程度だと全然問題なくて持ちやすい、と思っていたのだが、実際に色々なシーンで撮ってからだと、正直あまり良くないかな…という気がした。自分的には、片手だけで楽に持っていても安心できる感覚じゃないんだよね…

  • 発売前に、糞味噌に言われていた 17mm F2.8 パンケーキレンズだが、私自身も発売前に実写した画像を持ち帰って覚悟していたものの、覚悟していたほど悪くない感じ。もちろん、良いレンズとはとても言えないけれど、コンパクトデジカメ感覚のお気軽スナップには良い感じ。

  • 外ツマミのキャップは使いにくい。パンケーキレンズは 37mm だから内ツマミのキャップが見つからない。DP1 の 46mm でも通常は見当たらなかったけど、ツァイスから内ツマミのキャップが出ているというので、千円出して買った。キャップ1つに千円出しても良いから 37mm の内ツマミ式キャップが欲しい。

  • そんな E-P1 + 17mm パンケーキレンズを付けていたら、その件で2度ほど話しかけられ、最低4度はガン見された(美瑛・富良野の有名観光地、撮影地にも行っていたから、あらゆるメーカーの一眼レフを持った様々な人とはすれ違ったしね…)

  • まぁ確かに DMC-G1 にはない質感はある。でも、デザインも含め、基本的に爺ホイホイだと思った。ヨドの売り場を見ていても、それは良く判る。


といったところでしょうか。使ってみて、良い点も悪い点も色々あります。そして、評価は極めて難しい。

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有名すぎる観光地ですな…(E-P1 + LUMIX G. VARIO 7-14mm F4.0)


当初の想定でもあった、「DMC-G1 のサブ機」としての役割は果たすことができたと思いますし、決定的に使いにくいとも思わなかったです。

ただし、写真を撮る上で E-P1 と DMC-G1 のどちらが撮りやすいカメラかと言えば、それはもう圧倒的に DMC-G1 です。これは贔屓目でもなんでもなく、E-P1 の方が使いやすいという人がいたら、どこか歪んでませんか?というくらいに差がある。

E-P1 と DMC-G1 は同じ土俵で比較するものではない、E-P1 はレンズが交換できるコンパクトデジカメである、そう言い聞かせて使い始めたのですが、やっぱりそれは建前かな、というのが、正直なところ。

とはいえ、E-P1 には E-P1 の良さ(コンパクトなところとか)はあるので、実用上ではマイクロフォーサーズで2台持ちするのに、G1 + GH1 みたいな組み合わせの方が良くても、G1 + E-P1 は悪くないなぁ、とは思ってます。

ま、G1 とのペアでは E-P1 の方が遥かに高くても、確実に E-P1 がサブになっちゃうのは何だかなーですし、とても人には勧められませんが。

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まぁ、これも有名すぎますな (E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8)


ぶっちゃけて言うと、DMC-G1 と E-P1 を両方使っていると、“どっちがカメラメーカーか判らなくなる”くらい、カメラとしての使い勝手は DMC-G1 が良いんですよね。これはもう DMC-G1 と E-P1 の比較というより、メーカーの姿勢の問題かもしれない。

例えば、E-P1 は購入直後から頭をかしげることが多いんですよね。例えば、

  • デフォルト設定で、何故か手ぶれ補正が OFF になっている。

  • 「こんなにコンパクトでも2ダイアルです」とご自慢の2ダイアルなんだけど、デフォルト設定ではマニュアルモードを除くと、メインダイアルもサブダイアルも同じ機能に割り付けられている。普通、サブダイアルは露出補正じゃね?(自分で設定し直せば済むことだけど、なんかちぐはぐ)

  • マニュアルでは「階調設定を通常は標準に設定して下さい」と書いてあるのに(p.72)、デフォルト設定ではオート。

  • その階調設定オートでは暗部補正がされるが、ユーザーによる強弱が一切選べなくて完全お任せ。D60 と変わらないということは初心者廉価機なのか?

  • メニュー項目のうち、カスタム機能がデフォルトでは表示されないのも不思議。カスタム機能メニューでは非常に多くの設定ができるが、デフォルトで表示しない意味が判らない。やっぱり本当に初心者向けのカメラだと思っているのか?信じられないけど。

  • ド派手に出る色収差。RAW で撮れば付属のオリンパスマスター2で処理できるかと思ったらできねー。なんてこったい!(早く ACR が対応してくれないと…)

  • ライブコントロールではメニューを開かなくても色々と設定変更ができるし、スーパーコンパネでは更に多くの設定表示・変更ができるようになっているのに、ブラケット撮影の変更ができないのはどういうこと?前述したようにブラケット撮影の変更はメニューの奥の方、それもデフォルト設定では表示されないカスタム機能メニューの奥にある…ブラケット撮影はあまりするなよ、ということか?

  • ISO100 と 200 に画質差があるのに&階調設定標準でも、iSO オートの下限が 200 以上しか選べず、100 が選べないのは納得いかない。


とか、なんか使い始めの頃も、北海道で撮っていても、なんかこう色々と微妙なところで不可思議なことを感じましたね。

このカメラのコンセプトはなんなのかな…と思うんでよね。PEN 50周年記念とか言ってるなら、それこそ爺ホイホイでマニア向けですわな。値段からしてそう。初心者向けな値付けでもないし、売り方でもない。なのに、デフォルト設定も含めて、なんかそれにフィットしてない面がある。なんかチグハグ感を感じる。

もちろん E-P1 は、画質面だと(パンケーキの描写を含めて)思ったより良かったですし、今までオリンパスの描写が大嫌いだった私は、そのあたりは随分見直しました。

けれど、本来長年のカメラメーカーであるはずのオリンパスだから、と思って期待していた使い勝手が随分期待から遠く、そして不思議なことが多く、慣れでは納得できないであろうこともありました。

なんかこう、意外にも、写真を撮る道具を作るのはパナソニックの方が上なんだな…と。

E-P1 の良いところも色々とあるけれど、E-P1 で 201枚、DMC-G1 で 556枚という撮影枚数の差が、自分にとっても使い勝手の差だったのは間違いない。

手持ちでサクサクと撮る時のレスポンスの良さ、三脚に据えてじっくり撮る時のピントの合わせやすさ。どちらかは勝っていて欲しかった。

レンズ交換できるコンパクトデジカメであり、パナのレンズが使える DMC-G1 のサブ機としては悪くないと思ったけれど、ただそれだけでしかないのかな…という気もしたわけで。

DMC-G1 は質感もなければ、グリップもペンタ部もあるデジタル一眼ライクなスタイルで、デザイン的に新味もないけどカメラとしての資質は高い実用品とするならば、E-P1 は信者のための愛玩品なのかもしれません。むろん、愛玩品だからといって実用にならないわけではありませんが…

20090706052156
早朝のファーム富田にて (E-P1 + LUMIX G. VARIO 7-14mm F4.0)


【7/10 追記】写真を fotolife ベースに変更したので、写真クリック先のページの「オリジナルファイルを表示」からオリジナル画像を表示することができます。もっとも、表示したところであまり意味のない写真ばかりですが…

昨晩かなりネガティブな記事を投稿したところ(私のこれまでの E-P1 の記事でネガティブなものはないのだが)、「DMC-G1 と比べるようなものじゃない」とフライングゲットした方からのコメントを頂いたが、そのコメントを見て、言われてみればその通りだと思った。

確かに、G1 と同じ方向性であれば今さら購入することはないわけで、同じマイクロフォーサーズとはいえ、DMC-G1 と E-P1 はだいぶ趣が違う。だからこそ、発表当日に速攻予約して、その後実機を何度も触って色々不満が募ったり、オリンパスの人間がアホなことを言って何だかな−と思いながらも、結局予約はキャンセルしなかったわけだ。

パナのレンズが使えるコンパクトデジカメと思えば良いだけ


ということだ。それで良いじゃん。頂いたコメントから自己反省し、納得して、心安らかに(笑)E-P1 発売日を迎えた。

【注意】以下、写真を掲載しているものの、適当に撮っただけの糞写真なので、撮影サンプルを望む方は速攻ブラウザのバックボタンで引き返して、「オリンパス「E-P1」実写画像 - デジカメWatch」とか他のサイトへどうぞ。

また写真のリンク先 (Picasa) ページではダウンロードリンクをクリックしても、1600x1200pixels の画像しか表示されません。どうしてもオリジナルファイルを見たい方は、そこからアルバム一覧へ戻って辿りなおす必要があります。これは Pisaca の糞仕様なので仕方ありません。

(7/10 追記)写真は fotolife を使用するように変更したため、写真クリック先のページの「オリジナルファイルを表示」から簡単に表示することができます。ただ、わざわざ見るほどのものではありませんが…

あと、基本的には初期設定のままですが、手ぶれ補正は ON に、撮影画像は RAW + JPEG L Fine にしています。よって、暗部補正が少しかかっていて、AF ポイントはカメラが勝手に選んでます。Pisaca にアップしているのは JPEG 撮って出し画像です。【注意終わり】

20090703154809
E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8 (1/80s, F3.2, ISO200)


昼過ぎまでの所用をこなしてからヨドバシへ向かい、予約していた E-P1 パンケーキレンズセットと、いつもの同時購入3割引で Sandisk Extreme III 8GB SDHC、一応お約束の液晶保護フィルム、それから最後まで結論のでなかったストラップは、店員さんと在庫を見て回りつつ、またアルチザン&アーティストのストラップに(G1 にはボディと合わせて赤だったので、今回は黒)。

合わせて約12万で購入(&10%ポイント還元)。「えらく高いコンパクトデジカメだわ…」と、ヨドの店員と話しながらの購入していたのだが、DP1 もそうでしたよね、と言われて、確かにそうだったと気づく。

1年数ヶ月前に購入した DP1 も、ボディだけで10万弱。後から色々オプション品を買いまくり、それこそ 28mm の外付ファインダーも買ったりと(全く使わなかった)、DP1 も投資総額は15万くらいは逝った。それを思えば一緒か…というか、相変わらず学習能力がないのかもしれない。

ともあれ、その後にあった打ち合わせの後、サテンで E-P1 を開梱してバッテリーに僅かな残量があるのを確認してからレンズを付け、ちょっとテスト撮影…と思ったら、雨が降ってきていた orz

本当なら、いつもテスト撮りしてる梅田界隈や、空港の展望デッキにでも行って…と思っていたが、雨ではどうしようもない。ということで、適当に2〜30枚撮っただけだったが、

なんだかんだ言っても、新しいカメラは無条件に楽しい


のも事実。ま、購入直後は何でもそうだけどね。

でもって、実際に自分の物になってから、少し撮影してみての感想とは言えば…

まぁ悪くないかな、とりあえずは


という感じ。DMC-G1 の時のような「これ、全然使えるじゃん、結構やるじゃん!」みたいな驚きはないけれど、

高くてデカいけれど、レンズが交換できるコンパクトデジカメとしては
まずこんなところからスタートかな…


という印象がある。画質的な不満はあるにしても、だ。

20090703161035
E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8 (1/60s, F2.8, ISO200)


それともう一つ、ネットにアップされたサンプルだけではなく、オリンパスプラザで自分が実写した画像を持ち帰って、かなり凹んだ 17mm パンケーキレンズについては、

ダメレンズと覚悟していた分、糞というほどでもないかな…


なんて思ったりもした。まぁなんかこう、普通にちゃんと写るじゃん!というシーンと、サッパリだねぇ…というシーンがあって、何がどう違うのかは、まだ掴めてない。ボディ側の問題もあるだろうし、そのあたりはこれから追求していくことになるが、パンケーキレンズの画質が悪すぎて使わない、というようなことはなさそうで一安心だ。

とはいえ、良いわけではないので、同じようなシーンをパナのズームレンズと撮り比べると差を感じたりするけど、まぁ撮り比べなければ良い、知らなければ良いだけで。画質を追求するなら別のマウントを使うべきだしね。

20090703160018
E-P1 + LUMIX G.Vario 7-14mm F4 (7mm, 1/80s, F4, ISO200)

20090703160928
E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8 (1/100s, F3.5, ISO200)


もっとも、画質を追求するカメラではないとはいえ、

色収差だけは酷すぎる


のも事実。曇り空で真っ白だったので、飛ばし気味にすると、まぁこれほど出せるものなのか、というくらいに色収差が出る(縮小すると目立たなくなるが、等倍だと笑うくらいに出ている)。

20090703155943
E-P1 + LUMIX G.Vario 7-14mm F4 (10mm, 1/60s, F4, ISO320)


色収差はソフトの方で修正が利くのだから、歪曲収差その他をデジタル補正する時に、色収差くらい何とかしてくれよ…と思う。ちょっと酷すぎる。RAW で撮れば後から修正は利くけれど、こういうカメラなんだから JPEG 時点で何とかしてもらわないと…と思うのだが。

まぁきっと間に合わなかったのかもしれんから、次機種では…となるのだろうけど、ファームウェア・アップデートで対応して欲しいところだ。これは(買う前から判っていたことだけど)本当に強く望みたい。

ま、色収差は酷いし、デフォルトで暗部補正がかかっていて

20090703154727
E-P1 + M.Zuiko 17mm F2.8 (1/320s, F5.6, ISO200)


こんな何気ないシーンの ISO200 でも暗部はノイズが乗ってますが、まぁぶっちゃけ

コンパクトデジカメと思えばノープロブレム(色収差以外は)


です。高いコンパクトデジカメですが、レンズ交換ができる、ということで許すことにしましょう。

それにレンズ交換ができる割には、コンパクトです。DMC-G1 をいつも入れているバックに E-P1 を入れると、同じレンズを装着していても、やはり収納性は良いのは、今日で実感しましたからね…

ま、そんなわけで、手持ちのレンズ、7-14, 14-45, 45-200 を全部持って行って、45-200 以外は装着して撮り試しをしてみましたので、それらを使ってみた感想をば(45-200 を付けて撮らなかった理由は後述)。


続きを読む

昨晩 E-P1 に対するネガティブ記事に対してコメントを頂いて、全くその通りだと思って、もうあまり E-P1 に対して無闇にネガティブなことは書かないようにしよう、購入後は前向きに使って、適当インプレッションを書こうと思った。

のだけど、やっぱり前向きになる前に、ひとことだけ言わせて欲しい。

このパッケージングはないだろ…


購入してから帰るまでに、僅かばかりのバッテリー残量で少しだけでも試し撮りをしようと思って、打ち合わせの後、サテンで E-P1 を取り出してレンズを付けようとしたら、レンズがビニールにくるまれて入ってるだけで、こんな貧相なパッケージングは初めてだなぁ、と思ったわけだが、それだけじゃなかった。

いま帰ってきて、改めて全部取り出してみたら、普通は安っぽくても入っているだろうレンズポーチもないし、外付けファインダーもビニールにくるまって入ってるだけ。

おぃおぃ、なんか高級感とか云々言ってた割には、えらく酷いパッケージングじゃね?そりゃ付属のレンズポーチを使うようなユーザーをターゲットにしてるんじゃないかもしれないが、なんかスゲー安っぽいというか、コスト削減しました!という感じがあちこちにあるんだが>E-P1 のパッケージ。

確かにボディの質感は悪くないけど(コンパクトさとそれだけが取り柄なわけだが)、狙うところを狙うなら、もうちょっとパッケージングってのを考えるべきじゃないかと…この安っぽさはガックリくるじゃん。

それに外付けファインダーを入れる巾着くらいは、入れておいてくれてもいいだろうに。使わない時は、どうせいっちゅーねん。

パンケーキレンズも小さいだけに、コレ用のポーチとかあれば便利なのに、外付けファインダーともども裸で転がしておけってか?

細かい点かもしれないが、なんか結構な値段で売り出してる割にはパッケージの中身がショボすぎてねぇ。レンズキットなセット商品を数多く買ってるわけじゃないが、今まで何度か買ったり、人に買わせたのを見ている限り、ここまで貧相なものはなかったと思うんだよね。

ま、これがオリンパスの考え方なのかな?外付けファインダーを使わない時にケースに入れるとかアホじゃね?ということなのかな?そういう撮り方を積極的にしたことがないので判らないんだが、そういうものなのだろうか?でも、フォクトレンダーの外付けファインダーには、ちゃんと質感ある巾着が付いていたが。

しかし、こうなると外付けファインダーは持ち出さなく、いや持ち出せなくなりそう。キャンペーンでもらえるアダプターとともにヤフオクで売るのが良いかな…といっても、売れるのか?

これで本当にネガティブ投稿は終わりにしたいぜ。頼むよ、E-P1!ちょっとだけ撮ってきた画像は、今から見るお…

E-P1 購入
サテンで開梱してセットアップして、早速撮ろうと思ったら雨が…orz
(photo taken by iPhone 3GS)

発表即日予約した時の E-P1 購入確率 80% から、実機を触って 95% に高まって「とりあえず買うぞ!」という気分だったのも束の間、オリンパス開発陣の次機種予告発言連発などで少しずつテンションは下がり、さらにちょっとしたキッカケ(ガンバ ACL 逆転負け敗退)で我に返って、E-P1 とか別に要らないんじゃ…と思い始めた昨今。

さらに iPhone 3GS を手にして、予想以上のデキにテンションが上がった分、なんか E-P1 とかどうでも良くなってきていた。E-P1 を購入しても、例えば DMC-G1 とどちらが手元に必要か?と聞かれれば、それはもう絶対 DMC-G1 のままであり続けることは確実。

そのあたりは人によって全然意見は異なるだろうが、私の場合は E-P1 では望遠レンズでまともに撮影できない時点で DMC-G1 >(壁)> E-P1 である。

というか、E-P1 の購入テンションは一にも二にも、「新しいスタイルのカメラを買う」ことだけにあって、もっと端的に言えば、新しいアイテムを買う、ただそれだけだ。

しかし、昨日から続々とお買い物したり、amazon その他から送られてきて、すっかりもう物欲は解消気味。むしろ、色々買ってきたものの消化が大変になりつつある。となると、E-P1 への購入意欲もすっかり減少してしまい、ハッキリ言って「予約はキャンセルかな…」という方向に傾きつつあった。

が、予約をキャンセルするにしても、もう一度実機を触ってからにしよう、とは決めていた。せっかく速攻予約しているのだから、キャンセルするにしても後悔はしたくない。キャンセルしたら、きっともう買うことはないだろうから、買うならこのまま買う必要がある。

というわけで、再びオリンパスプラザへ行って実機に触れてみた。

う〜ん…やっぱり予約はキャンセルせずに買っておくかな…


ということで、針は再び買う方向へ振れた。ただ、以前のように 80%、95% という感じの、大いに買う気満々という感じではないけれど、とりあえずボディのコンパクトさに免じて買っておくかな…というのが、今の正直なところ。

DMC-G1 & E-P1 標準ズーム起動時状態比較
収納状態ではパナの標準ズームより 2cm 短くなるオリの標準ズームだが
使用時にはグニョーンと伸ばすことになるので、
使用時のレンズ最短状態はパナ標準ズームより長くなる


さて、今回オリンパスプラザへ赴いた目的は、実機にもう一度触ってみることと、購入したら即実戦投入になるので社員さんに聞きながら操作に慣れておくこと。そしてもう一つ、ボディはともかく、レンズ2本がどうなのか?ということだ。

パンケーキレンズのセットを予約した私は、あとから amazon で 14-42mm 標準ズームを予約したけれど、パナの標準ズームがあるのに、敢えてそれを買う価値があるかどうか?

そしてネット上にアップされたサンプルから評判が散々の 17mm F2.8 パンケーキレンズは、本当にダメなのか?

ということで、ほとぼりが冷めたのか、ほとんど実機を見に来る人もいない中でジックリ E-P1 を触り、そして DMC-G1 に標準ズームとパンケーキレンズを付けて、パナの標準ズームとともに撮り比べた。

のだが、実写画像を公開すると、また要らぬ注目を浴びるので、残念ながらそれをするつもりはないので、あしからず。結論を言えば、

ネットに公開されたサンプルで、色々言われてることを自分でも実感


したというところですね。

E-P1 ではなく DMC-G1 で撮影したので(オリンパスレンズ対策のファームウェア・アップデートは適用済み)、E-P1 で撮影したものとは色々と違うのかもしれないけれど、とりあえずパンケーキレンズは、発売されたら今以上に槍玉に挙がるかもしれない。

「パンケーキレンズに画質なんか求めたって仕方ないんだよ。格好第一なんだから」と思ってる私ですら、まぁなんだな、とりあえず

パンケーキレンズにこだわらない人は、ズームレンズセットを
パンケーキレンズが欲しい人は、ダブルレンズセットを

強くお薦めしたい(笑)。少なくともパンケーキレンズを付けて E-P1 を評価しちゃいけない、と思うわけで。

正直パンケーキレンズセットを予約している私も、どうしたもんかと。いっそ、ボディだけにしようかな…でもボディだけじゃ7月下旬発売なので、それだったら別に買わなくなりそう。セットからパンケーキレンズとビューファインダーと予約特典のフォーサーズ用アダプターを売ったら少しは元が取れるかなぁ…なんて。

DMC-G1 + M.Zuiko Digital 17mm F2.8 (1)
赤のボディにシルバーのパンケーキレンズは違和感バリバリっすな
ちょっと恥ずかしいかも!?


それでも上下の写真を見て判るように、G1 に付けた場合ですらパンケーキレンズの気軽さは魅力なので、なんだかんだ言って使いそうだけど…パナに期待するしかないですかねぇ。

ちなみに標準ズームについては、まぁそれなりじゃないですかね。パナの標準ズームを持っていれば、2cm の差にこだわらない限り or シルバー合わせにこだわらない限り、必要ないかと。別にパナの方が良いとか、オリの方が良いとかじゃなく。

E-P1 の使い方を考えれば、そう画質をとやかく言うものでもないですしね。所詮(マイクロ)フォーサーズですから、画質より気楽さ。まぁ、その思いを越えて考えさせられてしまうレンズもあったわけですが…orz

DMC-G1 + M.Zuiko Digital 17mm F2.8 (2)


それでもまぁ、とりあえず今は買う方向で。以前と違って、11万という値段が重く感じられてしまってますけどね。この前の購入に勢いがある時は、11万くらいなら!とか思えていたんですが…

今年はまだ 1D MarkIV も控えているし、MacBook Air もやっぱり買おうか?とか思ったり、それらとの兼ね合いを考えると、あと1週間、まだ少し悩みそう…

あ、そうそう、最後に書き忘れましたが、E-P1 の展示機は既に最終ファームウェアになっていて(Ver.1.0)、社員さんに聞いても「これが発売されるものに載るのと同じです」と言ってましたが、

AF-C は使い物にならなさそう


というのが確定的。DMC-G1 の時のような、速い動体相手だと無理とかそういうレベルではなく、静止体相手でもフォーカスが不安定すぎて、これは見切り発車だなぁ…と感じましたね。コンパクトデジカメよりも迷いがち。

ということで、E-P1 は AF-S 専用として考えるのが良さそうです。もっとも、E-P1 の性質から言って AF-C が使い物にならなくても、E-P1 の評価を下げることにはならないと思います(DMC-G1 には期待することが大きいので、強く言ってしまうのですが…)

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