Tedious Days More×3

Life is but an empty dream...

タグ:シャープ

「昔はのぉ、シャープも作っていたんじゃよ。ノートパソコンはちこっと有名じゃったし、マニア受けする尖ったノートパソコンも出していたんじゃ…」

って、そんな昔の話ではないのだけど、今やスマートフォンばかり目立って急速にシャープがパソコンを作っていたことが過去のものになっているような気がする昨今。

シャープのパソコン「Mebius」、最後と言える機種がリリースされたのが一昨年の5月(OS を変更しただけのものが半年後にリリースされたのが本当の最後)。そして、その最後の Mebius、PC-NJ70 を手にしたのは、ちょうど2年前の5月31日だった。

そんな、オッサンの戯言、本当に意味のない記事。

続きを読む

先週、SONY 「Reader」の発表があって取り上げたし、巷の話題にもなったわけだが、と同時に思ったのは「2ヶ月も前に発表したシャープの GALAPAGOS はさっぱり音沙汰なしだが、どうなったんだ?」ということ。

ネーミングだけで話題を掻っ攫ったのは良いけれど、あれから2ヶ月、具体的な端末価格もサービス内容も出てこないままに、もう年末直前…と思ったら、ようやく発売時期と価格などが発表された。

  • 端末価格は小さな 5.5" 液晶画面の方が 39,800円、大きな 10.8" の方が 54,800円。

  • 端末発売とストアサービス開始は 12月10日(SONY Reader と同日発売

  • 端末は直販限定


え?直販限定?マジで??


いや〜、驚きましたね。ネーミングに続いてのサプライズ。シャープは、なかなか気を惹くネタを仕込んできます。中身よりまず話題ですか。大事です。いやいや、大事なことです。

そういや、9月の発表会の時に言いましたよね、目標台数を。

2011年度の早い時期に100万台を目指す
と言い切った端末を、敢えて直販限定にする


凄いです。さすが目の付け所がシャープです。あ、キャッチコピーが古すぎました。

ネットウォーカーの時に「2009年度内に10万台を目標に掲げており、2010年度には市場全体で50万台の規模を見込んでいる」と言って爆死した過去や、その前の PC-NJ70A で「 グローバル規模で100万台を目指す」と言って Mebius ブランドを消滅させた過去を反省して、直販なら 100万台目指せるぜ!と思ったのでしょう。きっと、そう。

間違っても

直販で売れば、ちまちま売っても儲かる


とか

価格がギリギリだから直販でしか売れない


なんてことはないでしょう(笑)。ないですよね?

値段的に最低限この程度でないと話にならない、買う側からすればこれでも高く見えるなんてことは、天下のシャープ様が判らないわけがない。もしそれが理由で直販なら「来年早期には 100万台を目指す」なんて言えないはずです。直販でも台数を売る目算があってのことですよね〜(棒読)

電子書籍サービスは端末だけで成り立つ商売ではなく、ストアも充実しなければならない。ある程度ユーザーが増えないとストアへの提供にも影響しますし、ストア維持コストも馬鹿になりませんから、ユーザー数は必要です。9月の発表会の記事を見ても、強調されていることが判ります。

特に GALAPAGOS は液晶画面を採用した、電子書籍端末というよりマルチメディア端末。来年には、映像・音楽・ゲームなどを配信してもらうつもりですから、ユーザー数の担保は必要でしょう。補助金出してもらえれば、ちょいと参入してくれるメーカーはあるでしょうけどね。ハ◯×ンとか。でもパイがないところにコンテンツは集まらないのは周知のとおり。

それを直販にするのですから、なかなか策士です。読めません。生暖かく見守るだけでは惜しい存在です。

シャープ、電子書籍端末「GALAPAGOS」を12月10日に発売
シャープのメディアタブレット「GALAPAGOS」、12月10日に発売

加えて、サービス仕様をよくよく見ると、なかなか面白い。

書籍点数が2万点なんていうのは、SONY Reader の3万点ともども五十歩百歩、目くそ鼻くそであって、半端な数。ただ、GALAPAGOS においては書籍点数の半端さは、そう問題ではないだろう。GALAPAGOS は

多くの新聞・雑誌が自動配信される素晴らしさ


があるからだ。海外では既にあることだけれども、日本では(ここまで一括で揃えたのは)初めてで、この点だけでも買い!という人は少なくないと思う。これは大いに評価されるべき。

提供している新聞や雑誌は、既に他の端末に配信している雑誌が多いので目新しくないし、料金的にも目を惹くものはないが、それらが自動配信され、1つの端末に自動的に全部収まっている(収められる、ではない)というのは素晴らしく使い勝手が良いことは間違いない。

だから、この機能に魅力を感じるならば、十分買う価値はあると思う。そう思う人がどれだけいるのか判らないけれど、日経が自動配信されるなら、という人はいるだろうしね。

そう意味でも、そしてそのための液晶画面採用でもあるから

GALAPAGOS は電子書籍端末ではなく電子雑誌端末


というべき存在だ。シャープ的には「メディアタブレット」らしいが。

となれば、持ち歩き用の 5.5" 画面ポケッタブル端末と、10.8" 大型画面端末を使い分けたくなるのは、誰しも思うこと。文字ベースの書籍ならともかく雑誌や新聞は、自宅では小さな画面で見るより大きな画面の端末で見たいものだ。しかし、

  • 購入したコンテンツは外部 microSDHC カードに保存

  • 購入した端末とは別の端末でコンテンツを保存した microSDHC を差し込んでも、読むことはできない


ということであるから、

通勤時には小型端末で、自宅では大型画面端末で読む
というのは無理


だったりする。いやいやいやいや、今どき、それはないでしょう。

コンテンツは microSDHC に入っているわけだし、デジタルコピーされるわけでもないのに、この制限。将来、ゲームやら動画やらもやるのに、同じ制限をするのでしょうかね?同じやり方なら、そうなります。

もし、後から変えられるならば何故最初からそうしない?ということになる。この手のものは最初が肝心ということくらい、嫌というほど判っているはずなのに。

こんな端末を2種類とも買うヤツなんかいねーよ」とシャープが思ってるわけでもあるまい。むしろ、

両方買ってくれるチャンスを自ら潰してる


としか思えない。全く、どういう考えでこのような商品設計をしているのか、理解に苦しむ。

ホント、人気作家呼んで「新作を電子書籍しました!」なんて iPad が半年前にやったことを今さらやってる場合じゃない。そんなことは、もう珍しくも何ともない。もっとやるべきことは、あったのではないだろうか。

結局 GALAPAGOS も時流に乗って大々的にぶちあげた割には、全く鳴かず飛ばずのネットウォーカーの電子書籍からどれだけ進歩してるのだろう?と思ってしまう。

量販店店頭では購入できない!? 「GALAPAGOS」の思い切った販売戦略
まずは2万冊で開始:TSUTAYA GALAPAGOSで買えるコンテンツをチェックする
シャープ、作家の平野啓一郎氏を招き「GALAPAGOS」イベントを開催

以下、GALAPAGOS とは直接関係ない、更なるチラシの裏。

前回 SONY Reader 国内発表の記事でも書いたが、日本における今年の電子書籍端末&サービスは、大々的に話題になった割には進歩してないように感じる。

確かに電子書籍が読める端末は発売された。でも肝心の電子書籍ストアの方は、さほど大きく変わってない。旧来あったものの焼き直し、とまでは言わないが、大きく変貌したとは言えない。利用者の利便性もそうだし、用意されている書籍点数にしてもそうだ。

旧来同様、専用ストアと専用端末に縛り付けられ
用意されている書籍点数も町の本屋レベル


今年はここで止まってしまった。もう少し進むことを期待していたのだが、それは叶わなかった。Kindle ストアや iBooks ストアはフォーマットの問題がある限り、国内向けストアが展開されるとしても随分先だろう。その間は、主に SONY Reader とシャープ GALAPAGOS になる。

「あれ?国内電子書籍端末のプレイヤーは以前と変わってなくね?」である。下手すると、数年はまだ大きな変化はないのかもしれない。

少なくとも、読みたい時に読みたい書籍があってこその電子書籍ストアの本当の姿だ。SONY Reader ストアも他のプラットフォームも含めて、用意されてる書籍点数が2万点3万点では、それこそ「何のための電子書籍ストア?」である。

町の本屋レベルでは、単に「並んでいるのを買ってみる」端末でしかない。それはそれで良いと思う人もいるだろうが、それを客観的に電子書籍ストアとして高く評価するのは解せない。

オンライン音楽ストアのことを考えれば、「読みたくなった書籍がすぐ手に入る」ことのできない電子書籍ストアがどれほどの価値しかないのか判りそうなものだ。オンライン音楽ストアに対しては聴きたい曲(の多く)が揃ってることを求めるのに、電子書籍ストアに対してはそれを求めない不思議記事すらも見かけて首を捻りたくなる。

そういう意味では iTunes Music Store が日本向けにオープンした時よりも印象は良くない。個人的には、国内の電子書籍の進歩に期待しつつ、残念な結果になった年だった。来年以降は、あまり期待しないようにしようと思う :-P

え?GALAPAGOS ?シャープのモバイル端末は、液晶を売りにしてる限り、何度やっても同じことの繰り返しでしょ。

ガラパゴスでいいじゃない [単行本(ソフトカバー)]
記事本文とは何ら関係ありません :-)

「そろそろ Android 一つ欲しいんだけど、まだ2年縛ってガラケーから買い換えるほどのものはないんだよなー」というのが、今年半ば以降(iPhone 4 購入以降)の口癖の一つだったように思う。iPhone 4 に不満があるわけではないが、そこはそれ、新しいものは触っておきたい性である。

とはいえ、本気でガラケーから乗り換えるのに踏み切れるほどのものは、なかなかない。もちろん、今月発売で予約殺到中の IS03発売は来年だけど更に魅力的な IS04 も魅力的ではあるし、来週発表とされる docomo の Android 端末も同程度に魅力的だろう。

でも、今の Android はあまりにも進化が速い。iPhone に追いつけ、追い越せであるし、様々なメーカーが作って多様なのは良いけれど、勢いがありすぎる。それが Google ではあるが、ちょっと落ち着きがない。

半年1年で買い替えられるものなら良いけれど、携帯の場合はそれなりの価格がするし、そして基本的に2年縛りという罠がある。ま、それは iPhone にもあるのだけれども、iPhone に加えて Android もどんどん買い替えて行くのは厳しい。

おまけに、いま国内端末が 2.1 だの 2.2 だのと言ってる間に 2.3 だの 3.0 だのという話が出てきて、半年後には商品となって現れてくるだろう。Android はいま、その連続だ。

となると、

2年後どれだけ時代遅れになってるかを考えると
購入に踏み切れない


というのが、今の Android にはある。iPhone の場合は1年に1度だし、なんとなく読めるし、そういう点では安心なのだけど…

おまけに、既に iPhone 4 というものも持っていて、スマートフォンで処理することは十分賄えている。だからこそ

本気でガラケーから買い換える Android 端末は、もう少し落ち着いてから


と思っている。急ぐことはない。ガラケーとしての欲求は、もう何年使ってるのか判らなくなってきた P905i で十分だ。

とはいえ、「やっぱり Android 端末も一つ揃えておきたい…とりあえず使ってみたい…」という欲求はある。

それに相応しく登場したのが、IS01 の投げ売りである。ひと言で言えば、不良在庫処分。

IS01 は、まだ変われなかった au が“2台目需要”とか世迷い言を言って出してきた、キーボード付きの Android 端末。シャープが大言を吐いて爆死した、初代ネットウォーカーの成れの果て。



9月くらいから新規一括ゼロ円、さらにキャッシュバック付きで売っているところが出ていて、私も先月何度か見かけていたものの、Android としては変態解像度にキーボード付きの横固定的なデバイスだから、一般的な Android 端末として使うのも辛いしなぁ…とスルーしていた。

が、11月になって IS01 を新規一括ゼロ円で売る店が減少すると、「買っときゃ良かったかなぁ…」という思いがもたげてきた。いわゆる

買えなくなると欲しくなる法則


である(笑)

おまけに、昨日 twitter のフォロワーさんが IS01 を新規一括ゼロ円で購入して楽しそうに tweet しているのを見て、俄然盛り上がってしまった。というか、

購入時は契約手数料のみ(本体タダ)
3G 通信・通話使わなきゃ月額8円(2年間)


なんだから、考えずに買っといても良かったわけだ。まぁ、“使わないものを手元に置いておくのは嫌い”という性格が邪魔していたのだけど(^_^;)

というわけで、今朝になって色々情報を集め、友人に「買い物行ったら、ケータイ屋で IS01 の価格見てきて」などという話をしていたら、あっさり見つかって、車で20分少々飛ばして買いに行った。在庫もあって、すんなり契約。

IS01_1


複数台あるとポイントキャッシュバックがあったのだけど、友達に声かけて残り数台だったから、友達が買えなくなったら困ると思って1台だけにしたのだが、他の奴が複数台買って、友達が来た時にはちょうど在庫がなくなってしまった…残念。

ともあれ、ケータイ屋で引きとってすぐに SIM を抜いて 3G 通信が一切できないようにした。3G 通信をできるようにしていると、意図せぬ通信をしてしまうのがスマートフォン。別に IS01 を毎日持ち歩いて愛用するわけではなく、

純粋に Android 端末の練習機、お遊び機


として使う予定だから、SIM なしで無問題。

SIM を抜いて 3G 通信一切不可だと色々と制限はあるものの、通信は Wi-Fi があればできる。ちょうど iPad Wi-Fi 版と同じような扱いと思えば、特に困ることもない。SIM なしでも Android 端末としてほとんどのことは使えるから、Android の練習機、慣れるためのオモチャとしては十分だ。

というか、オモチャとして買ったのだから、月額費用を最低にするのは絶対条件である。そうでなければ、こんなものは買ってない。

IS01_2


帰宅後、1時間ほど設定をゴチョゴチョして思ったのは

  • キーボードの感触やサイズ感は、WinCE 1.0 のモバイルギア(MC-CS シリーズ)を思わせるなぁ…
    (中身の出来はモバイルギアの黒歴史な MC-CS と比較しては IS01 に悪いのは言うまでもない)

  • 文字入力端末としては、やっぱり無理
    (iPhone + 折りたたみBluetooth キーボードの方がいい)

  • 独自のランチャー、ユーティリティーは悪くないかも?設定アプリも含めて、あまりユーティリティーを入れなくてもいいかなぁ?

  • 噂に違わずバッテリーはガンガン減るねぇ

  • やっぱりタッチパネルとキーボード両方存在するというのは、便利なようで微妙だな

  • 設定する Google アカウントは Google Apps のアカウントでも可能だけど、Youtube 連携などを考えると通常の Gmail アカウントの方が良いかもな


といったあたりですかねぇ。

まだファーストインプレッションというほど触ってもないので、どうのこうのとは言えません。それにアプリを探し始めると時間を食われるので、1時間ほど設定して今日のところは終了。まとめて弄ってみるのは週末にするか、1週間ほど先にやるかは判りません。

なにせ、

実用には iPhone があるし、じっくり遊ぶ


という姿勢で IS01 とは向き合いたいと思います。

まぁ、少し触ってみて改めて

IS01 にやらせること、したいことはないなぁ…


というのが本音なので、放置プレイになる可能性は小さくないです。

Android 練習機として買ったので、それでも問題ないわけですが、正直触っていても全くワクワクしないわけで、なんというか設定をしていて

昔のモバイルギアとか CLIE とかを引っ張り出して
再設定してるような気分


でした。どこか古くさい。もちろん、Android が、ではなく、IS01 が。

いずれにせよ、本体無料、月額8円で2年間使える Android 端末ですから、本気で購入する Android までの練習機として使っていこうとは思ってます。どこまで使うかは疑問ですが…

IS01 の使い道が見つかると良いね!


と我ながら思ってる購入初日でした。

PLANEX Xperia・X06HT HTC Desire対応 充電&データ転送 MicroUSBケーブル(パソコン接続専用) BN-XperiaP
PLANEX 充電&データ転送 MicroUSBケーブル(パソコン接続専用) BN-XperiaP


気がつけば microUSB 端子搭載デバイスもかなり所有することになった
特にD+とD-ショートタイプが多いので、そろそろケーブルも買い揃えるかな…

噂の IS03 が今日午前に発表になりました。iPhone べったりの私も気になる存在でしたが、ほぼリーク情報通りでしたね。

ざっとした内容は(暫定仕様が含まれる)

  • OS:Android 2.1 ベース (2.2 へのアップグレードは予定・時期未定)

  • サイズ:約63 (W) ×121 (H) ×12.6 (D) mm (最厚部13.3mm)

  • 重量:約138g (電池装着時)

  • 連続通話時間:約230分

  • 連続待受時間:約200時間

  • 充電時間:約150分 (AC時)、約160分 (DC時)

  • カラー:オレンジ、ホワイト、ブラック

  • 画面:約3.5インチ ダブルVGA (960×640) NewモバイルASV液晶

  • 外部メモリ:microSD/SDHC (最大32GB)

  • カメラ:約957万画素オートフォーカス付きCCDカメラ

  • 無線LAN:IEEE802.11b/g

  • Bluetooth:2.1 + EDR

  • 外部インターフェース:microUSB

  • ブラウザ:Flash Lite 4.0 対応(Android 2.2 になれば Flash 10.1対応)

  • メール:Eメール (@ezweb.ne.jp) 対応

  • その他:ワンセグ、おサイフケータイ対応(当初は WAON のみ、Edy は来年1月、モバイル Suica は来年上期など)、GPSなど


といったところでしょうか。まさに

ガラケー × アンドロイド 第一号


という内容で、

ガラパゴス対応スマートフォン


になってますな。とりあえず

au の本気度は伝わってくる内容


ですね。まぁ出遅れまくってる状況では、本気も本気でやらないと巻き返せないですしね。

ともあれ、これで「au はスマートフォンに消極的」とか「au はスマートフォンに関してはダメ」と言われなくなるのは間違いないところ。真に初めての日本製スマートフォンを出したことで認められるでしょう。

ただまぁ、現時点では

肝心要の本体価格と料金プランが未発表


ですけどね。そこにまた本気度を垣間みられることを期待したいところ。

デザインやサイズは明らかに iPhone のパクリですが、それはそれで仕方ないでしょう。国内メーカーの基準になってしまったでしょうし、iPhone デザインパクリは海外メーカーも同じです。

ただ、表面のデザインや配色はなかなか良い感じなのに、背面デザインはシャープのガラケーそのもので超ダサいと思いますけど。あの無闇にレンズを強調するデザインは、良いと思ってやってるんですかね?それともシャッター音と同じで隠し撮り対策ですか?あのデザインはキモいでしょ…

もっとも個人的にはスマートフォンにもおサイフケータイは欲しいですから、そういうのは iPhone に望むべくはないですし、ソフトバンクの糞電波以外で使えるスマートフォンは欲しいと思っています。

重要なのは使い勝手、特にレスポンスですが、



このあたりの動画その他を見る限りは、発売までのチューンナップやその後のアップデートでそれなりにはなりそうかな?と思います。XPERIA の轍は踏まないでしょう :-)

ただまぁ、この全部入り的な満艦飾のスペックを見て思うのは

連続通話230分のバッテリー駆動時間は短すぎるだろ…


と。公称値で、これはちょっとヤバくね?と。たぶん、IS03 はネットしまくったら2〜3時間でなくなる悪寒…

シャープは Willcom D4 でバッテリー駆動時間を完全に捨てて高機能に走ったという過去もあるし、今ひとつピントがズレてしまうことがあるので、ガラケーならともかく、スマートフォンだとどうなるかは心配というか、他人事なので興味津々ですな。

ま、私自身

iPhone を捨てることは当分ないけれど
ドコモのガラケーは IC 対応のスマートフォンに乗り換えるつもり


でいるので、ドコモのスマートフォンも気になるし(IS03 もそのうちドコモから出てくるでしょうし)、他の国内メーカーが開発中のスマートフォンも楽しみにしています。個人的には iPhone とは全く違う方向性の、IC 対応が必須ですけど。

ただ、今回の IS03 を見てもバッテリー駆動時間が心配のように、「まだ国内メーカー製スマートフォンは待ちなのは変わらない」と思ってます。ドコモから出る新型スマートフォン(Galaxy S は別として)がどういうものになるか判りませんが。

「au でスマートフォン」というなら IS03 は今のベストでしょうけど、個人的には iPhone にない、おサイフケータイへの要求が国内製スマートフォンになるわけで、そういう観点からは現状

Edy もモバイル Suica も対応するのは来年だし
Android 2.2 を待って来年かな


という感じですね。

iPhone ユーザーだからこそ高みの見物していられるし、スペックだけで優劣競うのはガラケーだけで十分だろうって感じだし、なにより

別にドコモのガラケーと2台持ちでも不便は感じてない


ってのが大きいですね。1台で賄える方がいいでしょうが、現状 iPhone から乗り換えるほどのメリットは皆無ですしね…

auから“1台目”のスマートフォン、Android搭載の「IS03」
Android au、「IS03」発表会で見せたauの本気
FeliCa、ワンセグに対応、メインで使えるAndroid携帯―auの「IS03」
「Android au」で「反転攻勢」へ IS03で「auの本気度見せる」
写真で解説する「IS03」(外観編)

今日は午後からシャープの電子書籍端末およびサービスの発表会があって、一部ではその話が大きな話題になっていた。ただ、シャープが電子書籍端末を年内発売することは7月に発表済みだったので、特に驚きはない。

シャープ、電子書籍端末を年内に発売へ 「次世代XMDF」対応

2ヶ月近く前の話で忘れられているかもしれないが、上記の記事でも判るとおり、7月の時点で

  • 電子書籍フォーマット「XMDF」を動画や音声に対応させた「次世代XMDF」フォーマットを使う

  • 画面サイズが10.8インチと5.5インチの2種類の端末を提供し、試作機もお披露目

  • 端末だけでなく、オーサリングから配信までを含む電子書籍ソリューションとしてやっていく

  • 日本電子書籍出版社協会と協力

  • 端末やソリューションは海外でも展開する予定


などと発表していた。

そんなわけで、今日の発表でシャープが突如なにか驚くことを発表したわけではない。むしろ、7月に発表したことの具体的な事業計画の発表だったわけである。

が、しかし今日の発表を見てみると、どうも予定は未定的なことが多い。今日の発表の主要部分を見てみると

  • 電子書籍事業のブランド名は「GALAPAGOS」(ガラパゴス)

  • 端末および電子書籍ストアは12月発売&サービス開始

  • 対応フォーマットは「次世代XMDF」だけど、端末ではHTML、PDF、ePUBをサポート予定

  • 通信機能として無線LAN(IEEE802.11b/g)のみ

  • 端末はAndroid ベースだがフルカスタムで、Android 端末的な利用は基本的に無理

  • 電子書籍ストアはシャープ製電子書籍端末以外のスマートフォン、タブレット端末でも利用可能にする方向で、AQUOSにも展開予定(Apple製端末は念頭にないらしいが)

  • 電子書籍ストアには当初約3万冊の書籍、雑誌、新聞が予定されていて、自動定期配信サービスもある。


とまぁ、7月の発表の時よりは情報が多くなってきて一歩前進なのだが、反面

  • 端末価格は後日発表(既存端末と同価格帯)

  • サービスの詳細も後日発表

  • 端末のアップデートで将来は映像や音楽、ゲームにも対応

  • 映像配信は来春を予定

  • 3G通信機能はキャリアと相談してから

  • 「早い段階で100万契約を目指したい」


という感じで、電子書籍端末の価格や電子書籍ストアの具体的な内容など

肝心要の内容は、またもや発表先送り


という状況。ぶっちゃけ、現時点では7月の発表時と大差ないと言わざるをえない。誰も現時点では、どうこう言えないだろう。

そんな発表内容だからこそ

発表会の目玉が「ガラパゴス」という名前しかない


ような状況になってしまってる。まぁインパクトだけはあるけど、それで良いのか?とも思う。

シャープ 「光センサー液晶パッド」搭載ノートパソコンMebius PC-NJ70A-B
光センサー液晶パッド搭載 Mebius PC-NJ70A-B

(去年の勘違いプロダクトの代表。この時も威勢の良い発言が…)


商品やサービスの名前が「ガラパゴス」。確かにインパクトはある。話題にもなった。知名度を高めるには成功しそうだ。しかしまぁ、思うのは

サービスも端末販売も長く続けるつもりなんでしょ?
5年後10年後に「ガラパゴス」って恥ずかしくね?


と思う。今年来年だけならともかく、なんかそういうところが昨今のシャープらしいというか、今イチ信用できないところに繋がる。

特に「2011年のできるだけ早い段階に100万台を販売したい」といった威勢の良い発言を聞くと、またか…と思う。

シャープはモバイル端末で
大言壮語を何度繰り返してきたの?


と言いたくなる。

去年今年を見ても、最後の Mebius、最後のシャープ製ノートPC になってしまった「PC-NJ70A」だの、ネットウォーカーだの、発表時に誰もが微妙に感じつつもデカいことを言いつつ、全くそれについてきてないことが続いている。

PC-NJ70A の時は、ネットブック最後発なのに「デカい、重い、バッテリーもたない、性能機能は液晶パッド以外は標準的、なのにバカ高い」という、売れるわけがねえよ…という物だったのに、この時もやっぱり

「 グローバル規模で100万台を目指す」

と言っていた。

その結果は、名機を産み出してきたシャープ Mebius の墓標になったことで明らかだ。私もモニターとして使ってきて(実は今も毎日ダイニングPC として使ってる)、ホントひどい商品だと感じてるわけで、発表会での上記の発言は、どこをどう市場調査したら言えるのか、未だに疑問だ。

というか、市場調査していたらあんな商品を世に出すわけないか…

ネットウォーカーもそうだ。大爆死の PC-NJ70A とは違って細々とは売れていたようだが、ちょうど1年前に

「2009年度内に10万台を目標に掲げており、2010年度には市場全体で50万台の規模を見込んでいる」

と発言していたわけだ。

結果は空気のような存在であることが証明しているし、売れていたら初代と2代目で全くコンセプトの違う製品になるわけがないのが、何よりもの証拠だろう。初代と2代目は名前が一緒なだけ、というくらい違う。

ついでに言うと、

  • PC-NJ70A の時は、光センサー液晶パッドを使った独自アプリをどんどん提供していくと言っていた
    →1つだけ追加で提供されたが後は音沙汰なし。

  • PC-NJ70A の光センサー液晶パッド用の SDK を提供してサードパーティにも対応ソフトを作ってもらう
    →SDK の提供すらしなかった

  • 2代目ネットウォーカー(今春発売)の時も「これで電子書籍をやる」と言ってたが、半年後に全く違うプラットホームと端末ですか…


というような状況なので、

シャープの「将来的には…」を信用できる人なんているの?


と思うわけだ。

あまり否定的なことは言いたくないが、リナザウあたりからシャープのモバイル端末は迷走の一途を続けてきたし、ここ数年は本当に酷いから、今回の「ガラパゴス」で再生できるのが疑問を感じざるを得ない。

とにかく

シャープの発表会で大言壮語は爆死の予感


というのが、私の中で拭いきれ無いので、今回もまた…とならなければいいのだが。


SHARP Net Walker 5インチ モバイルインターネットツール ブラック系 PC-Z1-B
SHARP Net Walker PC-Z1-B

(リナザウの生まれ変わりだし、実機を触って良かったら…と思ったのだが)


もっとも現状、電子書籍端末は色々と言われつつも、国内は iPad が少しあるだけだ。Kindle は国内で正式売られて、コンテンツも売られているわけではない。

唯一の iPad も Apple 純正電子書籍ストアの iBooks は国内向けはスルーされているし、サードパーティの電子書籍プラットホームは乱立して、どれほどの人が利用しているやら…という状況だ。

乱立する電子書籍プラットホームの中には、本を読む時には常時接続が必要という、電子「書籍」とは言えない腐ったプラットホームもある状態では、とてもじゃないが一般の人達が電子書籍への印象を改めるものにはなっていない。

それゆえに、シャープは日本では初めてハード&サービス一体となった、本格的な電子書籍プラットホームを立ち上げようとしている、という心意気は評価したいと思う。

ただまぁ、個人的には、既に iPad という存在がある中で、特に日本において

電子書籍だけの端末が売れるとは思えない


と考えてる。

「ガラパゴス」も電子書籍でない展開を考えているようだが、そんな展開を考えているうちに、端末売れない→サービスも充実しない→端末売れない…、の悪循環に陥るような気がしてならない。

これで端末やサービスの価格が安ければ、たとえば端末なら Kindle と比較できるような安さならまだしも、きっと iPad が基準だろう。だとすれば、端末で利用出来る内容も同程度以上でなければ、売れはしないだろう。

サービスの内容や価格もそうだ。結局、紙の書籍と同価格なら電子書籍が急速に伸びることはない。アメリカだって、電子書液は紙の書籍より安いから Kindle が売れたわけだ(アメリカは紙の書籍が高いしね)。

日本だって、同じ。iPad では紙の書籍と同価格どころか、電子書籍は紙の書籍より高く設定している本もある。出版する側がそんな現状では、とても電子書籍の普及は見込めない。

売れるも売れないも、結局値段次第


ということが、シャープに判っているかというと、どうかなぁ?と今は思えてならない。

ま、端末も電子書籍ストアも良い方に裏切られるように、生温かく見守って 12月を待ちたいと想う。今のところは「ネットウォーカー」的な臭いが強いので、きっと様子見だけどね。

シャープ、電子書籍端末「GALAPAGOS」発表
進化する「GALAPAGOS」で世界へ シャープの電子書籍端末、早期に100万台目指す

SHARP Net Walker (ネットウォーカー) モバイルインターネットツール ブラック系 PC-T1-B
現行の SHARP Net Walker PC-T1-B

電子書籍対応を大々的に謳って発売されてから、まだ半年も経ってないのだが
放置プレイされてしまうのか、それとも「ガラパゴス」に対応するのか…

新型インフルエンザが猛威を振るっていることもあって、秋口からシャープやパナソニックのウイルス抑制効果のある(と言われている)空気清浄機がバカ売れしている。今までなら「そんな宣伝文句で煽りやがって…手洗いうがい消毒に比べれば大した効果もないのに」と斜に構えて、むしろ意地でも買わないのだが、色々とあって買ってしまった。

というのも、ちょっと喉周辺に問題が発生したこともあって加湿器も新調したかったし、ぶっちゃけ風邪をひくだけでも結構キツい状態になるので、ましてやインフルエンザは重症化する恐れもなくはない…と思えば、大した効果はなくても、ほんの少しでも確率を下げられる可能性があるなら…という思いで購入した次第。

宣伝文句で並んでるウイルスの抑制効果は、通常の部屋では有り得ないウイルス・粉塵濃度からの除去効果で測ってるので、所詮ベンチマーク・スペック。だから

ウイルス抑制効果なんて大して期待してない
でもほんの僅かでも効果が出る可能性があるなら…


と思ってるし、そういう思いで買うのが良いだろうと思う。

で、購入したのは、シャープのプラズマクラスター加湿空気清浄機 KC-Y45。シリーズの下から2番目のモデルで、加湿13畳、空気清浄21畳まで対応のモデル。



一番の売れ筋モデルのようで、ヨドバシへ11月半ばに買いに行った時には品切れで(ジョーシンでも品切れだった)、1週間ほど入荷を待つことになった。いま(2009年12月)でも品薄傾向のようで、ネットで買うより実店舗の量販店に行った方が良い場合もあるかもしれない。

ウイルス抑制効果についてはライバルのパナソニック製品をはじめ各社謳っているけれど、加湿も含めた空気清浄機では使い勝手の面なのでシャープの評判が一番良く、そのためにシャープ製が断然売れているようだ(次にパナソニック、あとはマイナー)。

製品は加湿・空気清浄能力(容量)に応じて、上から KC-Y80, 65, 45, 30 とラインナップがある。その中でもダントツに売れてるのが今回購入した KC-Y45 らしい。

加湿空気清浄機:シャープ

6畳+αの自室用に購入したので能力的には KC-Y30 で十分だったのだが、以下の点で上位の KC-Y45 を購入した。

  • KC-Y30 だけ10年間交換不要のフィルターではなく、ランニングコスト的には KC-Y45 以上が有利。

  • その他の機能でも最下位機種の KC-Y30 だけ搭載していない機能がいくつもある。

  • KC-Y30 と Y45 の実売価格での値段差が1万円くらいしかない(ランニングコストを考えると吸収できるレベル)。

  • KC-Y45 は Y30 に比べるとボディサイズは一回り大きくなるが、置ける余裕はある。

  • 能力に余裕があるということは加湿清浄の効果が短時間で現れるので、静音動作の時間が長くなることにも繋がる。

  • 能力に余裕があれば、もう少し大きい他の部屋で使うこともできる。


つまりは

最下位機種だけ機能差があってランニングコストもかかるなら
1つ上の機種を買っておいた方が良いんじゃね?


という、まぁ有りがちな、ある意味メーカーの策略的に乗せられて KC-Y45 を買ったわけです。ヨドバシカメラで4万円弱の 10% 還元。

そして半月強のあいだ使ってきたわけですが、まぁ普通に使えてます。ウイルス抑制効果があるかどうかはサッパリ判りませんが、部屋の中で服を着替えたり、バタバタとしてホコリが少しでも舞うと、静音動作していた加湿空気清浄機がパワー動作に切り替わるので、それなりにきちんと見ているのでしょう。

加湿動作については完全に自動で、手動による湿度設定などはできませんが(温度に応じて湿度設定は自動で変化する)、エアコンによる乾燥から保護してくれているのは、別途表示させている湿度計からも伺えます。

その他、気づいた面としては

  • 能力的に余裕のある機種を買ったので、何かあっても比較的すぐに静音動作に戻るので、パワー動作で音がしている時間が少ない(これは目論見通り)。

  • パワー動作で音がしている時も、サーッ!という送風機の送風動作による音なので、不快な音というほどではない。

  • 静音動作時は軽く加湿および送風動作はしているが、睡眠時であっても全く音が気になることはないくらい静穏である。

  • むしろプラズマクラスターか何かの LED 光の漏れが結構強いので、その方が気になる人がいるかも知れない(前面部分の表示は消すことができるが、上面から光が少し漏れる)。

  • 背面吸気+上面吹き出しなので、むしろ前面を壁際に持っていった方が効率は良いかもしれない(湿度計やダストモニターは見えなくなるけど)。

  • 加湿のための水タンクの交換タイミングは、加湿しないと湿度40%台半ば程度の場合は24時間運転させても1日半〜丸2日はもつが、加湿しないと30%台になるような乾燥状態になると丸1日程度で交換することになる。

  • 脱臭効果はウイルス抑制効果と同じで良く分からない(元々ペットがいるとかたばこを吸うとかではないので)。


といったところだろうか。

静穏かつメンテナンスは時々フィルターを洗うだけで済むわけで、十分加湿効果はあるようだし、空気清浄効果もちゃんとあるようなので、ウイルス抑制効果云々はともかくとして

なんとなくの安心感も含めて満足な感じ


はしている。3〜4万円の買い物だけど、すぐに買い換えるようなことなく、しばらく使っていけるのだから高い買い物ではなかっただろう。

ちなみに現行モデルの KC-Y45 は品薄のこともあったり、値段も現行モデル値段だが、ひとつ前のモデル



KC-W シリーズ(KC-W80 / 65 / 45 / 35)は機能的に大差ない上に、在庫を持ってる店舗(ネットショップ)なんかではかなり安く売ってるので狙い目かもしれない。Amazon だと現行モデルより1万円以上安い2万円台半ばで売ってる(2009年12月18日現在)。

ということで、ちょっと気になるし冬ボーナスで買ってみようかな…?と思ってる人は、買ってみて良いと思う。ウイルス抑制効果については「あったらいいな〜」程度に考えておくのが良いと思うが、根拠なしの安心感も込みで悪くないと思うしね。

でもってアドバイスするなら、ちょっと余裕めのサイズの方が良いかもよ、ということだ。リビングなどに使う場合に、あまりギリギリのサイズにするよりは少しだけ余裕があった方が動作音は控えめになる。モデルごとの価格差もさほどないしね。

SHARP KIREION 加湿空気清浄機 高濃度7000プラズマクラスター技術 加湿17畳/空清30畳 ブラック系 KC-Y65-B
こちらは一サイズ大きい、加湿17畳、空気清浄30畳タイプの KC-Y65

価格差は1万円程度。色はサイズによって1〜3色。

先日の記事を見た友人から「あれだけボロクソに言ってたシャープのネットブックをまだ使ってるんだねぇ」と言われた。確かに自分でもそう思う。でも、意外と自分にはそういうことが多い。

あの本当にダメなシャープのネットブック PC-NJ70A は、あれだけダメ出ししたことは今でも全く間違ってなかったと思ってるし、シャープはもう二度とノートパソコンを作らない方が良い、と本気で思わせるくらいダメだった。技術的にどうのこうのじゃなくて、企画の段階で狂ってるから致命的である。

だから当初は、モニター期間が終わったら速攻で叩き売りに行くつもりだったけど、売ったところで大したお金になるわけでもなく(当時の買い取り価格3万弱、今は2万)、だったら

「こんな糞パソコンでも、もう少しは役に立つ方法があるかもしれんなぁ」

と思って、結局売らずに手元に置いている。

シャープ 「光センサー液晶パッド」搭載ノートパソコンMebius PC-NJ70A-B
シャープ Mebius PC-NJ70A-B

(叩き売られて最安4万円弱。う〜ん、これに4万は…薦められないなぁ)


もっとも、全く使わないパソコンを手元に残しておく趣味はないので(残しておくのは色々思い入れのある Mac II ci だけだ)、糞味噌に書いた PC-NJ70A も一応ちゃんと使われている。

といっても、Vista 実機検証用マシンとしての役割と、ダイニングで食事時に LAN サーバーや NAS にあるテレビの録画ファイルを見る程度だが、このサイズならデスクサイドに置いてあっても邪魔にならないし、VMware を立ち上げっぱなしにしておくよりは便利かな、と。

あとは、誰か友人知人や、そのまた友人知人から「何でも良いから安いノートパソコンない?」なんて話があって、その人の用途に見合うようなら譲ればいいかな、と思っていたりする。

糞とはいえ、Atom N230 + 2GB RAM + 160GB HDD だから割とまともに使える。Vista を 7 にすれば重さも軽減されるし、Vista でも SP2 に非公開 hotfix を当てればかなりマシになるのは過去の記事で書いた通り。少なくとも VAIO type P よりは遥かにストレスのない速度で動く。

結局、糞であるのは、最大の特徴だけどデメリットばかりの光センサー液晶パッドとか、無駄に高い価格設定とか、持ち出すことを考えると他のネットブックより重く厚い筐体だとかであり、再度パソコンとして使う分には割と普通に使えるのも事実。

iPhone を買いたいけどパソコンがない、などという人(いるんだな、これが)の iTunes 母艦くらいなら十分の用途だし、そんな感じで気軽に譲れるマシンが1台くらいあってもいいかな、と。PC-NJ70A も癖のあるパソコンではあるけれど、EeePC 901-X や VAIO type P に比べれば随分普通のネットブックだしねぇ。

ま、中古屋に安く叩き売って、中古屋を無駄に儲けさすよりはマシかなぁ…などと思って手元には置いてみたはいいが、2年後には屑鉄にもならねぇ〜ってなことになるかもしれないが。



そんな話を友人としていたら、「そういや、ちょっと前に買った、ちっちゃな一眼も文句言いつつ、まだ使ってるんだよね」と言われた。E-P1 のことか。

考えてみれば、E-P1 も文句言いつつ使ってるな。いや、持ち歩くことは多くても、撮ってる度はそう高くないかもしれないが…。

OLYMPUS PEN マイクロ一眼 E-P1 シルバー
OLYMPUS PEN マイクロ一眼 E-P1 シルバー

少し安くなったとはいえ、Joshin Web で9万円台。まだそこそこ売れてるみたいだが…


E-P1 も購入前によほど予約をキャンセルしようかと思ったし、購入後も「売れてるうちに中古に持って行った方がいいかもなぁ」と思いつつ、やっぱり手元に置いてある。

不満は山のようにあるけど、パンケーキレンズとセットでの鞄の収まりはやっぱり良いし、DMC-G1 とマイクロフォーサーズ2台体制、特にレンズに手ぶれ補正のない LUMIX G VARIO 7-14mm F4 との相性はバッチリだと思ってる。

だからこそ手元に置いてあるんだけど、きっと、なかったらなかったで全く困らないような気もする。それにマイクロフォーサーズは来年以降も魅力的な機種がきっと多く出てくるから、早晩手元からはなくなっていくだろう。多分、DMC-G1 より先に。

今は積極的に売る理由がないし、使いどころはあるから手元に置いているが、周りの反応を見てもマイクロフォーサーズは意外と気になってる人も多いので、中古の売価と同程度で欲しいと言われればサクッと手元からなくなってそうだ。

あと、もう一つ、近いうちに使い続けるかどうか指標になることはあるはずで、その時に納得いかなければ速攻叩き売りに行きそうな気がする…



と書いてきて、他にも手に入れたものの糞味噌にダメ出ししたり、ダメ出ししつつ使ってるものがあったっけ?と思ったが、特にない。

結構アレコレ買ってるように思われてるけど、実際は結構考えて買ってるから、割と満足度は高いものが多いと思う…たぶん…きっと…。PC-NJ70A は買ったものでもないし、E-P1 は結局ある程度不満が出るのは覚悟して買ったし…

などと書いていたら、なんかアレもコレも処分した方が良いのかな?と思えてきた。年内にはある程度整理した方が良いかもなぁ…と思う気持ちもあるし、とりあえずどっちも叩き売って資金を確保して、来週発売の



を買った方がいいかなぁ、なんてね。そういや EOS 7D を買ったおかげで(縦グリップとか CF とかも買ったし)、10月になったら買おうと思っていたマイクロフォーサーズ用のパンケーキレンズ、



も買えなくなっちゃったし、今月には同じくマイクロフォーサーズ用マクロレンズ LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S. も魅力的なんだよなぁ。コンパクトなマクロ。

35mm 換算 14mm の超広角から 400mm の超望遠まで一通りの画角と、糞玉だけどパンケーキレンズが揃ってる手元のマイクロフォーサーズ・システムで、唯一不満に思ってるのがボケが綺麗なレンズがないことだったから、正直欲しい。マクロ自体はあまり使わないけど、普通の単焦点レンズとして魅力的だ…

もっともマクロと言えば、先日の EOS 7D イベントでも体験した



の手ブレ補正はなかなか凄いことを実感したので、完全スルー体制だった私も「ちょっと欲しいかも…」と思ったくらい。手持ちマクロが可能なら、無精な私ももっとマクロレンズを使うと思うしねぇ。

というか、ハイブリッドIS で EF望遠レンズもリニューアルして欲しいし、先のマイクロフォーサーズ用マクロにもハブリッド手ブレ補正がつけば、コンパクトだし最強なのになぁ…なんて夢想をしてしまう。

なんてことを考えてみると、全部は当然買えないにしても、不満のあるものはもうちょっと積極的に売っていった方がいいのかなぁ…なんて思ったりする3連休初日だった。

シャープの新しいモバイルガジェット「NetWalker」が発表された。先日までモニターしていた PC-NJ70A とは違うジャンルの製品だが、同時期に開発していた製品ということらしいので、軽く取り上げてみたい。

スマートフォンみたいなポケットサイズではないが、モバイルPC よりは小さい。ネット端末だけど、特化しているので Windows は搭載せず Linux。いわゆる MID (Mobile Internet Device)。

PC-NJ70A みたいな後発ネットブックなのに劣化形で、何を考えて、誰に向けて作ったか判らないようなデバイスでは亡くなっている。少なくとも方向性はハッキリしている。

VAIO type P や LOOX などよりもずっと軽く小さく、サッと起動して、親指タイプできるキーボードがあって、10時間の長時間駆動ができる。狙いは悪くなかったと思う。

個人的には Linux ディストリビューションでは Debian や Fedora とともに慣れている Ubuntu ベースだし、色々とカスタマイズはできるような余地が垣間みられるので、その辺で遊んでみたいと思う。

でも…

出てくるのが1〜2年遅かったよ…


だいたい、

製品化にあたり、「ネット接続端末として、きっちりと載せなくてはらないものを載せ、載せなくてもいいものは載せなかった」


なんて言ってる割には、ネット端末なのに無線LAN しか内蔵せず、3G 通信モジュールも WiMAX も内蔵できないなんて…矛盾しすぎでしょう。

せっかく小ささ軽さと言ってるのに、USB 端末を付けたら意味ないよね…emobile との抱き合わせ販売を考えてるらしいが、だったら最初から SIM もアンテナも内蔵すべき。

ちょっと前なら USB 通信端末外付けでも、それなりに評価されたかもしれないけれど、スマートフォンがそれなりに認知され始め、WiMAX も始まった状況ではちょっとね…

また、

一方で、あえて外したものもある。例えば、ネットブックにほぼ標準で搭載されているカメラ機能はその1つだ。

「NetWalkerを持ち歩くモバイル環境では、携帯電話を所持していることを前提に考えた。電子手帳などで採用しているワンセグTVの機能も、同様の発想から搭載していない」


それは全く良い判断だと思う。だけど

何度も検討を重ねたというBluetoothは、今回の製品ではすっぱりと搭載を見送っている。

「もし、Bluetoothが必要という声があれば、次期モデルでの搭載を検討したい。まず、先行して製品を投入することで、ユーザーから多くの意見をいただき、それを先行的に次期製品に採用するというサイクルを作りたい。モニター制度も実施したい」とする。


ってのは、おかしいでしょ…。Bluetooth を見送ったというのが決して悪いわけじゃない。個人的には無線LAN しかなくて通信モジュールがないなら Bluetooth は載せるべきだったと思うが、割り切るならそれでいい。

けれど、最初から「最初は削った。とりあえず売って、意見もらってから次期製品で改良する」という姿勢は、買おうとしているユーザーに対してすら「次が出るまで待つわ」ということにさせてしまう。オリンパスと同じ姿勢で、なんだかなーである。

サイズも確かに小さく軽いけど、シャープが宣伝するようにポケットに入るってのは、VAIO type P みたいな笑える無理矢理感でないものの、いささか微妙な大きさ。重さも。

ポケットPC としてみれば、十分軽く小さいのだけど、Windows PC ではないから制約はあるし、ネット端末としてみた場合も先に書いたように通信モジュールは外付け。

宣伝では長文メールも打ちやすいキーボードと言ってるけど、14mm キーピッチでは(過去の経験からも)どう考えても長文が打ち易いとかないし、そして相変わらずスタイラスにこだわって時代が読めてない感が苦笑させられる。

極めつけが、お値段¥45,000。ネットブックが余裕で買える、というと方向性が違うから!と言われそうだけど、実際 Windows が動く PC と値段比較は絶対されると思う。メーカーの人がどれだけ言おうと、それが現実。

だから、そうやって見ていくと

何もかもが微妙すぎる。はっきり言えば中途半端


なんだよね。極めてない。こんなところで、という感じにまとめた感が見えてしまう。

また PC-NJ70A の時と同じように、捕らぬ狸の皮算用をしているようだけど、本気で売れると思ってるの?と心配になる。本気で売りたいなら、もっと本気度が伝わってもいいはずなのだが、やっぱり最初から言い訳したりしてるし…

未知の分野を切り開くなら、もっと頑張って欲しいと思う。最低限 3G SIM は内蔵できるようにして、emobile とは最初からタイアップ、できれば DoCoMo SIM もサポート、くらいは必要でしょう。

同時にネット端末として考えるなら、単に Ubuntu 上で動くアプリを入れるだけでなく、Dropbox のような判りやすい、何も考えずに使えるオンラインストレージと提携して、Windows, Mac などの PC との連携を計れるようにすれば良かったはず。

Dropbox や SugarSync のようなサービスは、こういった端末にこそ、ふさわしいはず。Sunbird を入れるのは良いけど、PC とのスケジュール同期サービスくらい考えてもいいのでは?

モバイルインターネットツールと謳い上げるなら、そういった点をきちんとフォローしつつリリースして欲しかった。それなら“使えるツール”になったはずで、うまくやれば現代の“ザウルス”になりえる可能性があったように思う。惜しいんだよなぁ…

その辺を鑑みるに

商品企画が相変わらずハードだけしか見ていない


という PC-NJ70A でも見られた部分が残ってる。NetWalker ではいえば、見てないのはソフトウェアだけでなく、サービス(SaaS)である。

と思うのだが、現状はもうスマートフォンが高性能化し、モバイル PC はどんどん低価格化している。MID はニッチ市場を作り上げる前に、厳しい情勢になっている。自分に有利な見込みで突っ込んでいくのは自由だが、これよりはシャープ本気のスマートフォンを望む人の方が多いような気がする。

そして付け加えるならば、

数年前ならリナザウユーザーが飛びついたのに…


という思いがある。初代リナザウ (Linux ベースのザウルス)に飛びつき、その後も買い替えて使ったユーザーとしては、これはリナザウの再来的な部分もある。きっと、リナザウより使いやすいだろうと思う。

でも、時代はもうリナザウを過去のものにしてしまったし、リナザウユーザーの多くも既にその地を離れてしまったように思う。

もちろん、シャープとしてはリナザウの時みたいなコアなユーザーが集まるニッチな状況を求めてはいないのかもしれない。けれど、そういった層以外に訴求できるとも思えない。だからこそ、やっぱりリリースするのが遅かった。

いま、リリースするのなら、それこそ Android を搭載した MID 型スマートフォンとしてリリースすれば、それは大いに話題になり、飛びつく人も増えただろうし、「やっぱりシャープが違うわ」とか「シャープがようやく本気出した?」とか思えた人もいただろうけど…

正直、全く興味がないわけではない。PC-NJ70A よりはずっと興味が出るアイテムだ。けれど、モバイルビューワー&短文入力ならこなせる iPhone 3GS があって、モバイルタイピングマシンとして VAIO type P がある中では、やっぱり出番がなさそうだ。

通信端末さえさせば、iPhone 3GS と VAIO type P を足して2で割ったようなものと言えるが、多分その両方で快適にできることが、いずれもできないように思える。

「1D4 とか 7D とか 70-200リニューアルとか GF1 とか色々物欲刺激されそうなものが出そうな中で、シャープは予定外にこんなものを〜」と言わせるものが出て欲しかったが、もう期待できないのかもしれないね…

シャープ、Linux搭載のモバイルインターネットツール「NetWalker」
シャープ、電子辞書型ネット端末「NetWalker」 Ubuntu搭載、3秒で起動【大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」】 新ブランドを引っ提げて、MID市場に参入したシャープの思惑
【西川和久の不定期コラム】 超小型モバイルインターネットツール登場! シャープ「PC-Z1」
409グラムで10時間駆動:“Windowsの呪縛”から逃れた超小型マシン―シャープ「NetWalker」に迫る

【追記】
UQ WiMAX端末の対応予定はない。説明員によると「モバイルWiMAXは、次のモデル(出るならPC-Z2?)での対応になりそう」とのことだ。


相変わらず他人様に乗っかるだけで、自力でドライバを開発して貢献しようという気持ちはないのかね…

電子辞書や電子書籍などの機能追加も想定する。(中略)なお、Papyrusシリーズ用のコンテンツカードデータはそのまま利用できないようであり、同社ないしサードパーティはPapyrusシリーズ用でない、NetWalker専用のコンテンツを別途用意することになりそうという話だ。


貴重な自社用コンテンツの互換性すら捨てるとは…誰がこんなニッチ環境のためにどんどんコンテンツを作ってくれると思ってるのだろうか?PC-NJ70A の時もそうだったけれど、メーカー独自のものに対してコンテンツやソフトを作ってくれるという夢はもう捨てた方がいいのに。iPhone や BlackBerry くらいの市場があれば別だけど、シャープは未だにザウルス時代の感覚から逃れられないのか。もうシャープなんて誰も気にしてくれないニッチな存在なのに…

おまけに“追加コンテンツについては2009年8月現在未確定とし、追って詳細を公表する”って、どこかで聞いたような台詞ですな。PC-NJ70A の光センサー液晶パッド用ソフトウェアを作ってもらうための SDK を6月をメドに公開するとか言っていた人がいましたねぇ…

「NetWalkerは、そんなクラウドコンピューティング時代に適応する端末。1億契約以上の携帯電話加入者を対象に、これらユーザーの“2台目”端末として市場性を感じている。2009年度末(2010年3月まで)までに10万台の出荷を見込み、2010年度末から本格的に“NetWalker”の50万台規模、あるいはもっと広いワールドワイドでの新市場開拓を狙っていきたい。今後の展開も含め、これは“ひさびさの大ヒットになるのではないか”と強く期待している」(松本副社長)


来ましたよ、松本副社長。「ひさびさの大ヒットになるのではないか」ですって。

そういや、副社長さん、数ヶ月前の PC-NJ70A の発表会では「早期にグローバルで100万台を売り上げたい」なんて言ってましたよねぇ…まぁ言うのは勝手ですが、大言壮語という言葉がちらつくのは私だけでしょうかねぇ。副社長さんなんですから、夢より現実を見てもらいたいものです。

ひさびさの大ヒットになる予感─と松本副社長:「NetWalker」はPCでなく、もちろんケータイでもない“第3の新モバイルツール”
シャープ、モバイルインターネットツール「NetWalker」発表会 〜年内10万台出荷を目指す
シャープ、「Mebius」新製品発表会 〜グローバル規模で100万台目指す

PC-NJ70A のモニター機が送られてきて2ヶ月半、モニターレポートも今回が最終回である。最終回のレポートテーマは「おすすめポイント」。「予想していなかったけど、使ってみたらこんなところがよかった」というところを書いて欲しいということだ。

しかし、PC-NJ70A に“おすすめポイント”も“こんなところがよかった”点もなかったというのが、正直な思いである。もっとハッキリ言えば、この PC-NJ70A を自分で買うか?と言われれば論外であるし、人に勧められるかといったら絶対に勧めはしない。むしろ反対する。

非常に残念なことではあるが、これが2ヶ月半 PC-NJ70A を使ってきた私の結論である。

前回のレポートに続いて辛口な内容になってしまうが、最終回のレポートテーマは「おすすめポイント」であると同時に「ちょっとがっかり…と感じている方は、こんな風に進化したら買い!と思うポイントについてレポートください」ということだったので、以下に忌憚なく書かせていただく。

もっとも、“ちょっとがっかり…”どころか、シャープに対して大いに落胆を禁じ得ないパソコンであるから、非常にシビアなことを書くけれども、その点はどうかご容赦願いたいと思う。

少なくとも一モニターとして、無料でいただいた製品に対して評価するのではなく、実売8万円弱で売っているという製品に対して評価し続けてきたし、それを今回のレポートで総括したい。

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モニターレポート3回目のテーマは「お気に入りのタッチソフト」。お気に入りのソフトとその使い方、気に入っている点を書け、という指定です。が、お気に入りのタッチソフト…お気に入り…お気に入りと言われても…

残念ながら、お気に入りのタッチソフトはありません


としか答えられません。

“大人の対応”で適当に「お気に入りのタッチソフト」をでっち上げて、適当にレポートを書くのも良いかと思いましたが、しかしモニターですから、モニターだからこそ、ないものはない、と言わねばならないと考えますので、ハッキリ「お気に入りのタッチソフトはない」と書かせていただきます。

ちなみにきちんと断っておきますが、PC-NJ70A を使う機会が少ないからお気に入りのタッチソフトがないわけではなく、私はモニター機到着からほぼ毎日 PC-NJ70A を使っています。しかし、用意されているタッチソフトを一通り使ってみた上で、私にとって魅力的なタッチソフトはありません。

それゆえに、タッチソフトを起動することも(モニターレポートを書くために必要な時以外は)ありません。自分にとって魅力を感じるタッチソフト、有用性を感じさせるタッチソフトがないのですから、当然のことです。無理して使いづらいソフトを使うような暇は、私にはありません。

ただ、これだけではモニターレポートとして足りないでしょうから、何故お気に入りのタッチソフトがないのか、そもそもタッチソフトに対して私が思っている疑問点を含めて、以下に述べたいと思います。



タッチソフトは光センサー液晶パッドの下にある「タッチ操作へ」というボタンを押して、その中にあるメニューから選んでソフトを起動しますが、そのメニューの中には、「手書き文字」「手描きイラスト」「電卓」「お気に入り」「電子辞書」「電子ブック」「フォト」「エンターテイメント」とあります。

まずエンターテイメントの中にあるミニゲーム類については、正直なところ遊べるとか遊べないとか、そういったレベルの問題ではないでしょう。個人的には、リリースするとアナウンスされている SDK(開発キット)のコードサンプルとして提供される程度のレベルであって、「これが光センサー液晶パッドを活用したソフトです」と言われても、どう反応したら良いのか判らないものです。

もちろん、一度や二度お試しで遊ぶことはできるでしょうが、これが本当に PC-NJ70A の魅力のひとつになると思って入れているのでしょうか?昔ならいざ知らず、今どきこの程度のソフトをカタログの特徴欄に堂々と写真付きで載せてアピールできるレベルだと思っているのなら、まずその基準を改めるべきではないかと考える次第です。そう言いたくなるほどのものです。

名目上タッチソフトの数を増やして揃えるには良いのかもしれませんが、ミニボウリングのような失笑したくなるソフトをプリインストールして数だけを増やすより、その開発リソースをもっと別のことに注力させるべきではなかったのではないでしょうか?

そんな「エンターテイメント」メニュー以下のソフトは論外としても、タッチソフトと銘打ちながらタッチソフトの意味があるのか疑問なソフトが少なくありません。

例えば「電子ブック」。パソコン上で書籍を読むための文庫ビューワーソフトの操作をマウスではなく、光センサー液晶タッチパッド上で指をスライドさせることで操作するためのソフトです。ちょうどページを左右にめくる操作が、本のページをめくる動作と合わせているわけで、やりたいことは判ります。こういったソフトのアイデアが思いついたのも理解できます。

しかし、実際にパソコン上で書籍を読むものとして(パソコン上で書籍を読むことの良し悪しは別として)、実際にページ送り、戻りの操作をタッチ操作で行って便利かどうか?という根本的な問題があります。マウスクリック(タッチパッドのボタンクリック)で読んでいくのと、どちらが便利でしょうか?

少なくとも、マウスクリックよりタッチ操作で指をパッド上でなぞる方が便利、とは私にはどうしても思えません。光センサー液晶パッドの操作感覚が通常のタッチパッドと同じくらいスムースであっても、マウスクリックと同等程度の操作性だったでしょう。ましてや光センサー液晶パッドは通常のタッチパッドよりスムースとは言えない状況では、マウスクリックによるページ送りより確実に劣ると私は感じます。

やりたいこともアイデアも理解できますが、光センサー液晶パッドを活用したタッチソフトと言うのならば、光センサー液晶パッドがない、一般的に使われる操作方法より使いやすい方法を提示しなければ意味はないと思います。“指で操作できる”というだけで、操作方法が改善されていないのであれば、それが用意されていてもわざわざ使う必要はありませんし、ひいては光センサー液晶パッドを搭載した意味も失われます。

PC-NJ70A_41BunkoViewer


同じことは「フォト」アプリにも同じことが言えます。「フォト」は指定したフォルダのスライドショーソフトですが、起動するとメインの液晶画面を占有した普通のスライドショーアプリであり、その操作を光センサー液晶パッド上に表示されるボタンで行うというもの。これもマウス操作よりも簡単か?と言われると微妙に思います。「電子ブック」よりは意味があると思えるものの、これが PC-NJ70A の魅力、光センサー液晶パッドの魅力として訴えられるほどのものでしょうか?

初めてパソコンに触った人が、何の苦労もなく「電子ブック」やスライドショーを使うのには良いのかもしれません。きっとシャープの中の人も、そういった意図があったのかもしれません。しかし、PC-NJ70A はパソコンです。否応なく、マウス操作(通常のタッチパッド操作)やキーボード操作に慣れる必要があります。そして、マウス操作と併用していく必要があります。

また、「フォト」アプリのようにソフトの終了まで全ての操作をタッチ操作で完結させているならともかく、その他のソフトではそうではありません。特にマウス操作との併用=マウス操作とタッチ操作の切替が必要なソフトもあります。その例が「お気に入り」です。

「お気に入り」ソフトは、Internet Explorer のお気に入りを光センサー液晶パッド上のタッチ操作で選択するためだけのソフトです。「お気に入り」ソフトで Internet Explorer の“お気に入り”(ブックマーク)を選択すると、Internet Explorer が起動して選択したサイトが表示されるというものです。

液晶パッド下の真ん中の「タッチ操作へ」というボタンを押して、メニューの「お気に入り」をタッチして、その中から“お気に入り”を選択してタッチするわけですが、Internet Explorer 起動後の操作は通常のマウス操作が必要になるため、再び液晶パッド下の真ん中の「マウス操作へ」というボタンを押す必要があります。

果たして、これが普通に Internet Explorer のお気に入り欄からマウス操作(タッチパッド操作)で選択するより便利でしょうか?

おまけに光センサー液晶パッドの画面は狭いので、一画面に表示されるお気に入りは7個のみ。それ以降は液晶パッド画面下の2つのボタン、本来マウス操作時には左右クリックとして使われるボタンでページ切り替えしてやらねばなりません。はっきり言って面倒くさいだけです。

そもそも、項目選択時に光センサー液晶パッドの画面に入りきらない場合、液晶パッド画面下の2つのボタンを押してページ切り替えするというアクションに疑問を感じます。この操作は他のタッチソフトでも、ごく当たり前のように使われていますが、タッチ操作ができる光センサー液晶パッドを使っているのに、ページ切り替えはハードウェアボタンを使用する、その発想がおかしいと私には感じられます。

せっかく自由にボタンなどが表示、タッチ操作できる光センサー液晶パッドなのですから、それをもっと有効に生かすようにできなかったのでしょうか?「お気に入り」ソフトなら、項目を縦スクロールできるようにするだけでも使い勝手の印象は違ったでしょう(それだけでは、わざわざタッチアプリにする意味はないとしても、です)。

また、Internet Explorer 起動後は液晶パッドがブラウザ操作専用モードになって、戻る、進む、ホームその他のボタンを用意し、お気に入り選択画面と迅速に切り替えられるようにすることで、液晶パッドだけである程度のブラウザ操作ができるようにするとかできれば、もっと有効性はあったでしょう。

そんな便利さもなく、単にお気に入りを選ぶのに、わざわざタッチ操作に切り替えて、ちまちまとボタンでページ切り返して時間をかけてお気に入りを選び、その後はまたマウス操作モードに切り替える。そんなことを誰がするというのでしょう?このようなオマケソフトを前面に出して光センサー液晶パッドの魅力を語られても、むしろ逆効果ではないでしょうか?

PC-NJ70A_42DictViewer


さて、ここまではあまりにも酷いタッチアプリでしたが、比較的実用的な存在として使えるのは「電子辞書」や「電卓」ソフトです。「電卓」ソフトについては、以前のレポートでも“なかなか使えるソフト”として評したことがあります。ただ、これをお気に入りというには無理があると思って、お気に入りとして挙げることはしませんでした。

それに「私のお気に入りタッチソフトは電卓です」と言っても、実際の使用頻度はほとんどありませんし、電卓を使うなら PC-NJ70A を使う!なんてことも当然ありませんし、お気に入りというには無理があります。

とはいえ、第1回のモニターレポートでも書いたように、この「電卓」と「手書き文字」の2つだけは、現状のタッチソフトの中で“使えるタッチソフト”、光センサー液晶パッドを有効に使えているタッチソフトである、と思っていることは変わりありません。特に「手書き文字」に関しては、光センサー液晶パッドならでは、でしょう。

けれど、ノートパソコン、ネットブックパソコンという存在の中で、様々な用途に使われる中で、「手書き文字」が使える利点がどこまで有用なのかは微妙でもあります。

例えば、タッチソフトの中では最も実用度の高い「電子辞書」。電子辞書のタッチソフトとしての付加価値は「手書き文字」との合わせ技のみに集約されます。それは「漢字の読みが判らない」「キーボードに全然慣れていなくて、手書きした方が早い」といった条件では有効ですが、それが広く便利に思われるかと言うと疑問に思います。

普通にキーボードから入力したほうが迅速なことも多いでしょうし、そうでなくても辞書ソフトでよくあるような「マウスで調べたい文字を範囲選択して右クリックメニューから直接辞書を引く」動作で実装する方が“調べごと”をする際にスムースな場合もあるでしょう。もしくはコピー&ペーストという手段もあります。

確かに「手書き文字」で辞書を引くのは、キーボードにも慣れない初心者には便利かもしれません。しかし、それはあくまで一部であり、初心者が初心者でなくなった時、別に方法を知れば「手書き文字」に拘らなくなるでしょう。

通常のマウス操作からタッチ操作に切り換え、電子辞書を開いて指ないしペンで文字を書いて貼り付けして Enter を押す。この一連の動作は決して迅速にできるものではないわけで、その点を考えると、辞書を引くのに「手書き文字」が使える有用性は十分あると思いますが、それはあくまで一定の条件に限られるように思います。

また、「電子辞書」に限らず、「電子ブック」でもそうなのですが、操作方法によっては消したいウィンドウが残ってしまい、結局キーボード操作なり、光センサー液晶パッドのモードをタッチ操作モードからマウス操作モードに戻してタッチパッドを操作する必要が出てくる場合があるので、こういうことは使用感を大きく損なうように思います。

「お気に入り」ソフトの項で述べたように、タッチソフトとしてリリースするのであれば、最初から最後まできちんとタッチ操作で簡潔できる、そのようなソフトを作ってこそ、初めてタッチソフトとして言えるのではないかと思います。そういった作りこみの甘さが、いずれのソフトにも感じられてなりません。

なお、「手描きイラスト」は、唯一光センサー液晶パッドを有効に生かしつつ、タッチ操作で完結できるものと言えますが、絵心のない私としては、残念ながらこのソフトがお気に入りになることはありませんし、無縁のソフトであります。また、良く判らない分野のものを評価する能力はありませんので割愛させていただきます。



以上、非常に厳しいことを並べましたが、「お気に入りタッチソフトについて書く」というテーマに対して、お気に入りソフトがないという回答の理由として、私がタッチソフトに関して感じていることを書かせていただきました。

提供されているタッチソフトに共通して感じられるのは、“光センサー液晶パッドを使ってみた”“光センサー液晶パッドで操作できるようにしてみた”というものであり、そこには

“光センサー液晶パッドで使いやすくしよう”という思想はないのでは?


と感じられてなりません。

ユーザーにとって使いやすくしよう、という発想がなければ、ただの開発用サンプルにすぎません。ましてや、ユーザーに光センサー液晶パッドの魅力も感じ取ってもらえないでしょう。

提供されているタッチソフトを使っていると、PC-NJ70A 唯一無二の特徴である光センサー液晶パッドの有用性を果たして本気でアピールする気があるのか、むしろ心配になります。ひいては、PC-NJ70A というパソコンを企画する時に、光センサー液晶パッドを搭載することも含めて、ユーザーニーズを考えられたのかも疑問に感じてしまうくらいです。

今後更なるタッチソフトが提供されるのかどうかは判りませんし、後継機種がリリースされて別のタッチソフトが搭載されるのかどうかも知りませんが、今後タッチソフトを開発されるなら、是非とも光センサー液晶パッドを使うことで、これだけ快適に、操作方法が改善されて便利になるんだ、ということを示してもらいたいと思います。

光センサー液晶パッドそのものに価値があるのではなく、タッチソフトこそが重要であるのは、iPhone が何故高く評価されているかを考えれば、十分理解できることでしょう。

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