Tedious diary more x4

写真日記ブログを合流させて完全に雑記ブログ化しました(>_<)


タグ:グリップ

X-T1 も含めて過去の富士フイルム機のアイカップは、眼鏡ユーザーにとっては斜光線時にかなり使いづらいものでした。片手をレンズではなくアイカップ付近のハレ切りをしないとファインダーを見るのに難儀します。

レンジファインダースタイルの従来機なら仕方ないと思わせるその仕様も、一眼レフスタイルの X-T1 でこのアイカップでは…と発売前から思っていたのですが、発売前イベントで社員の方に色々とお聞きした際、

「アイカップは幾つか追加で開発中なので春くらいには…」

と言っておられたので期待していたですが、アイカップその他のアクセサリーが本日発表になりました。

X-T1で撮影する楽しみを拡げるアクセサリー ハンドグリップ MHG-XT Large、MHG-XT Small グリップベルト GB-001、ロングアイカップ EC-XT L カバーキット CVR-XT 新発売 : お知らせ | 富士フイルム

話を聞いた時は 2〜3種類出すのかな?というような口ぶりでしたが、追加のアイカップは1種類のみ。

X-T1_LongEyeCup_Release


写真を見る限り、アイカップの深さがいささか控えめなのが気になるものの、現状の遮光性ゼロのアイカップとは異なって一眼レフにあるようなドーム形状のアイカップになっているので、

眼鏡ユーザーには必携のアイカップ


になりそうです。まあ、これは買います。今の X-T1 のアイカップはメガネをしていると使い物にならない時がありますからね。

ただし、発売は 6月13日。まだ、だいぶ先です。これくらいとっとと発売してくれや、って感じですけど、言っても仕方ないですね(諦め)。

この他、追加グリップ2種類にグリップベルト、各種カバーを紛失した時用の「カバーキット」といったものも発表されています。

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前回記事ではヒコーキ試し撮りで感じたことを書きましたが、あれは基本的に富士フイルム機ができる領分ではありませんから「飛行機を撮るのに向かないからダメだ」なんていうつもりは毛頭ありません。

それどころか、X-T1 でババババと高速連写できるようになると(EVF が殆ど見えないという物理的なモノとは別に)どこか違和感を感じるくらいで、その他の使い勝手を含めて、今までの X-E1 / X-E2 の延長線上とは違うカメラだという印象をますます強くしています。

いずれにせよ、動体撮りなどを基準にしていたら今まで富士フイルム機を買い替え、買い増しなどしてこなかったわけで、あくまで画質と色に惚れての富士フイルム機であり、使い勝手の向上を求めて X-E1 → X-E2 であり、X-T1 購入でした。

X-T1 vs Airplane AF-C Test (7)
(X-T1 + XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS)


しかし、正直言ってしまうと、私には X-T1 が世間で言われるほど使い勝手が良いかどうか疑問に感じています。

購入前、富士フイルムフォトサロンやイベントで試した時にも感じて書いたことがありますが、実際に購入して四日間使ってくるとむしろ確信でき、細かい点でも気になることが出てきています。

もちろん、全てが悪いわけではないですし、アナログな各種ダイアル操作が秀逸と思う人も多いでしょう。そういったアナログ操作系への高評価は否定しません。

しかし、多彩なアナログダイアルによる操作部分以外では多少ならず問題があると思っています。X-T1 を使っていて、X-T1 の性能機能に X-E2 のボタン周りの使い勝手だったらなぁ、と何度も思いました。ヒコーキだけじゃなく散歩スナップ程度でも思います(AF-L も使いづらくなった…)。

少なくともデジタルカメラである限りは、フィルムカメラっぽい操作部分だけをもって X-T1 の操作性に高評価を与えるのは良しとしません。

ま、X-T1 の操作性全体についてはまた別途、もう少し使い込んでからまとめて書きたいと思いますが、とりあえず今、一つだけ言っておきたい。

バッテリーグリップの前後ダイアルが飾りになってるのは
どうにかしてくれ!


バッテリーグリップ付けて縦持ちしている時に、レリーズボタンの前と背面にあるダイアルで露出補正もできず、一般的な縦グリップで使える操作が一切できないのは、さすがに辛い。こんな間抜けな縦グリップとは思わなかった……


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先週末発売され、早速購入した X-E1/X-E2 向け新型ハンドグリップ「MHG-XE」。ファーストインプレで書いたように、正直言って満足はしていませんが、望遠レンズ XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS を使う時は、ないよりマシなので装着するようにしています。

MHG-XE01


ただ、あまりしっくりこないこともあって、「今日は望遠レンズを持っていかない」「望遠レンズを持っていくけど、メインで使わない」「今日は撮っても、ちょいスナップ程度」「XF35mm 一本勝負」といった時は、ハンドグリップを外しています。

特にこの季節はボディが冷えるため、むしろレザーケースを付けたくなるので、持っていく時のレンズ体制や撮影予定に応じて脱着しています。

ところが、今回の新しいハンドグリップは脱着が手回しネジではなくなり六角レンチが必要になりました。

MHG-XE10


ハンドグリップに六角レンチが同梱されていますし、新しいハンドグリップは装着したまま三脚対応できるだけでなくバッテリーや SDカード交換もできるので、出先でハンドグリップを脱着することもないでしょうが、旅に持っていくなら念のために持って行っておきたいものです。

また、私自身マヌケなので、ちょっとしたことで無くし物をしやすいため、予め予備の六角レンチを買っておくことにしました。


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先日、製品発表時に記事にした X-E1/X-E2 向け新型ハンドグリップ「MHG-XE」および X-Pro1 向け新型ハンドグリップ「MHG-XPRO」が昨日発売になりましたので、早速購入して使ってみました。



予約しようかな?と思いつつも、この手のモノが速攻で売り切れるようなこともないだろう…と思っていたら、ヨドバシ梅田は初期入荷分は予約で終了していて(当日早朝にウェブで確認)、京都ヨドバシで購入しました。どうなってるんでしょう…

X-E2 に後付けグリップを買っても、28日発表と噂される一眼レフスタイルのグリップ付き?ボディを買ったら絶対使わなくなるだろうなぁ…という危惧もありますが、富士フイルムのことなので「次でええわ」とかなりそうですから(大口径望遠レンズも年末以降ですし)、とりあえず買っときました。

MHG-XE09


従来製品のハンドグリップは、あまりのチープさとグリップのしにくさが嫌になってロクに使わず、X-E1 売却時に合わせて売ってしまったため、残念ながら並べて比較できません。

が、結論から先に言ってしまうと

質感とかは改善されているが、グリップそのものは微妙なまま


と言い切って良いと思います。

グリップ感に全く改善がないわけではありませんが、(発表時に写真を見て危惧していたとおり)相変わらず中指がかけられないグリップ高の低さであり、

小指と薬指しかかからないグリップってのは、どうなのよ?


と富士フイルムにツッコみたくなります。一緒にいた友達(一眼/ミラーレス機両刀遣い)にも持ってもらいましたが、「これは使いづらいね」の一言でした(そりゃそーだ)。

MHG-XE04


このあたり、やむを得ずこうなったのか?小手先の改良だったのか?そもそも従来製品の悪いところが判っていないのか??

理由は判りませんが、グリップのダメさ加減の根本的改善はされていません。ただ、グリップそのもの以外は従来製品より概ね良くなっています

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先週書いた XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS のファースト・インプレッションの前編中編から10日間も開いてしまいましたが、後編であります。

前2回の記事では

「高い!デカい!重い!」
「手ブレ補正はよく効くし、AFも速くなったが、AF-C は相変わらず飾りだね!」

と文句多め(ばかり?)に書いてきましたので、このまま後編を書かずに終わると結構批判的に感じてると思われてしまいますが、実際には

ミラーレス機の望遠レンズとしては数少ない満足画質だし
手ブレ補正はよく効くし、AF-S なら高速かつ精度も良い


わけでですから、満足してんのか?してないのか?と聞かれれば、「まぁ(やむを得ず)満足してますよ…」という感じです。

また、「高い!デカい!重い!」とはいえ、それは事前に判っていたことでもありますし(それでもデカく重いけど)、そのことで期待のハードルも上がっていたわけですが、

事前の高い期待に違わぬ写り


でありますから、重いだのデカいだのと文句はあるけど、文句を言い切れないレンズでもあります(^_^;)

Oumijima Island and Fukagawa Bay, Nagato City (10)


それに、ミラーレス機の望遠レンズとしては「高い!デカい!重い!」といっても、元々 X-Pro1 / X-E1 なんてのを買う輩は(妙に)こだわったユーザーしかいないわけですから、

数奇者しかいないであろう Xマウントユーザーの嗜好にあったレンズ


と言えるように思います。サイズなんかよりも画質最重視だったのは適切な判断だったと、文句言いつつも思います。

それに X マウントのボディはファインダー付きばかりでしたから(過去形)、ちょっとやそっと重いレンズでも問題ないですしね…

ただ、X-M1 登場でどうなるんでしょうかね。来年 XC50-200mm F4-5.6 OIS なんてのが出るんでしょうか。

XF55-200_12
(元々どれ一つとして、コンパクトなレンズなんて無い Xマウントですしね…)


ぶっちゃけ、サイズ的に XF55-200mm を付けた X-E1 の取り回しはミラーレス機の感じではなくて、「なんのためにミラーレス機を使っているのかなぁ…?」と疑問に思うこともあるのですが、実際撮ってみると

「軽さのためのミラーレス機ではなく、出てくる写真の質のためのミラーレス機」

という Xマウント本来の魅力にも気づくわけです。この絵を望遠レンズで撮るためには、しゃーねぇなぁ…と。

スペック的にはミラーレス機によくある 55-200mm ですが、

梅雨のさなかの湿気が多い空気だからこそ、ヌケの良さが光る


レンズって感じです。下手糞が言っても説得力がないですが、下手糞でも判るレベルということで :-D


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ちょっと前に某所で話題になった PowerShot S90 用の後付けグリップ(Custome Grip)を注文していたのだが、ようやく昨日到着したので、簡単にそのレビューを。

PowerShotS90_CustomGrip05


購入先は以下のサイトになる。アメリカの個人ショップであるので、説明・注文・注文後のメールその他(必要なら先方とのやり取りも)は全て英語になる。

Richard Franiec's Camera Accessories (Canon S90 Custom Grip)

海外・英語ということで二の足を踏む人もいるが、そういう人は諦めるしかない。日本のヤフオクより簡単安全な eBay ですら尻込みする人もいるのは知ってるし、ここはショッピングカートすらないので多少手間はあるから(個人的には手間のうちに入らないが)、海外通販未経験な人には敷居が高いかもしれない。

ここは個人ショップであるが、支払いに関しては PayPal で相手に直接クレジットカード番号はいかないので、 その点は eBay と変わらない。PayPal が怖いとか言い出したら海外通販&シェアウェア購入は無理だが、それは各々のリスク管理次第だから自身の考え方と照らし合わせて、となる。なお、直接購入だから何かあれば自身でメールをやり取りするしかないのは言うまでもない。

注文方法のアドバイスについては後述するとして、何はともあれ、実際のブツの話。

注文したブツは国際郵便で届きます(International First Class Mail)。

PowerShotS90_CustomGrip01


A5 サイズのクッション入り封筒で到着しますが、中身は入ってるのか?というほど軽く、開けてみると

PowerShotS90_CustomGrip02


という後付けグリップ実物と、“Dear Fellow Powershot S90 enthusiast”で始まる小さな紙切れだけが入っています。紙切れは一応説明書のようで、

  • 実際に接着して取り付ける前に、試しで被せて位置関係を確認してみろ(バッテリー部の蓋と干渉しないのを確かめろ)

  • 接着する面はアルコールで拭いて綺麗にしろ


みたいなことが何項目にも渡って書いてあります。

難しいことは書いてないので目を通しておくのも良いでしょうが、読まなくても大抵の人は同じことをするでしょう。私はアルコールを使って清掃まではしてませんが。

さて、袋から Custome Grip 本体を取り出してみると

PowerShotS90_CustomGrip03


質感はなかなか良いです。サイズに比べると重さがあり、パッと見も良く手に触れた感じも PowerShot S90 と似た感触で、3千円強のものにしては「意外と良い造りじゃん」と思えるものです。

実際に PowerShot S90 に(接着せずに)試しで取り付けてみても違和感がないように感じられるほどです。本体端の丸み部分の処理もまずまずで、全体的に粗悪さを感じるようなことはなく、まずはホッとするところです。

問題の取り付けですが、この裏面を見てみると

PowerShotS90_CustomGrip04


ということで判るように、ボディとの接着は3Mの両面テープを使用します。実を言うと、私はこの

両面テープで接着というのが大嫌い


で(売る時にも困るしね)、グリップが良い GR Digital の時はともかく DP1 の時には似たようなもの(滑り止めのテープ類含む)が欲しくなりましたが、「両面テープとか有り得ないし〜」と、絶対不可侵的な壁によって取り付けることはありませんでした。最近だと E-P1 用にも色々と貼付けるヲタグッズが出てましたが、同じ感覚でした。

が、ここで考えを改め…たわけではなく、取り付けた今でも両面テープで接着して後付けするなんて下品すぎる手段だと思ってますが、そう多くはない PowerShot S90 の欠点を解消するためなら…と止むを得ず取り付けることにしました。これが単なるデザインなら「はぁ?馬鹿じゃね?」で終わりですけど。

あと「長く使えそう、使いそうだから売却のことは考えなくていいかな?」と思いもあります。コンパクトデジカメは大して気に入らないと半年から1年で売ってしまうので、売る時にあまり程度が悪くなる使い方は避けるのですが、1年異常使うようならゴミになっても減価償却は十分できてますしね。

と、話は横道に逸れまくりましたが、接着方法と言っても結局、十分に接着形態のテストをして、接着部分を綺麗にしてから、Custom Grip 裏側の両面テープ2枚を剥がして「オリャー」と貼付けるしかないわけで(笑)

こういうのを貼るのが苦手な人もいるとは思いますが(私もそうです)、

液晶保護シールを貼るよりは貼りやすい


ので、そう肩に力を入れなくても良いです。液晶保護シールを貼るのに成功した試しがなくて、最近は貼らなくなった私みたいに(笑)。ただ、両面テープを剥がす前に、接着位置は入念に確認した方が良いかも。

接着したらしばらく放置して両面テープの粘着がしっかりするまで待ちましょう。逆に、やり直すなら貼付けた直後でないと困ることになります。

そして接着後の形態。

PowerShotS90_CustomGrip05
(正面から)

PowerShotS90_CustomGrip06
(少し斜め上から)

PowerShotS90_CustomGrip07
(少し斜め横から)


この Custom Grip、確かに見た目の質感は悪くなく、材質や色見は PowerShot S90 本体と合ってます。そして曲線を帯びたデザインもそんなに悪くありません。PowerShot S90 全体のデザインと、まずまずマッチしていると言っても良いでしょう。

そして正面から見る限り、妙な隙間とか浮いた感じはありません。ので、人に見られる部分で違和感は感じられない、感じさせないと思います。買った時からこうだったと言えるほどのフィット感ではなくても、3千円台で買ったものとしては悪くない印象です。

無論、売ってるウェブサイトに掲載されているサンプル写真の印象が悪くなかったから買ったのですが、掲載されていた写真の印象と変わりないと思います。少なくともアジア圏の通販で格安感に騙された時のような「写真と全然違うやんけー」というのは皆無ですね。

しかし、やはり後付け、処理しきれない部分もあります。

PowerShotS90_CustomGrip08
(横から見た状態)


ボディ角の曲面はきちんと合わせられるように成型されているので、浮いているようなところもなくて全く問題ないのですが、一番下の部分だけ切り込みが入っていて、そこがちょっと浮いてる感じがあります(実際には浮いてなく切り込みのせいですが)。

この切り込みは、バッテリー蓋の開閉に干渉しないように配慮されて付けられているので仕方ないのでしょうが、このあたりは後付けの宿命と言いましょうか、なんともダサい部分であります。

PowerShotS90_CustomGrip09
(底面から見た状態)


こちら側から見ると両面テープの分だけ微妙に浮いている感があります。今ではもうちょっと隙間は薄くなっていますが、ピッチリというわけにはなかなかいかないようで…(私の付け方が下手な部分もあるでしょう)。

ただ底面から見るとアレなんですが、上からや正面から見ると

PowerShotS90_CustomGrip10
(上面方向から)

PowerShotS90_CustomGrip11
(正面横から)

PowerShotS90_CustomGrip12
(斜め横から)


こんな感じで違和感はあまりないので、まぁ良いかな?と思っています。

人に見せる部分がダサくなければ良いんじゃね?


という頭隠して尻隠さず論理で、私は良しとしています。3千円台で買ったものとしては悪くありませんし、所詮後付けですから完璧というわけにはいきませんしね。

このあたりの処理がどうしても気になる人は止めておいた方が良いでしょう。私も気になる方ですから、ちょっとしたことで引いてしまう気持ちは判りますけど。でもまぁ、個人的には良くやってる方だと思います>Custom Grip

20091114144515


さて、見た目はともかく、実際に取り付けて(一晩接着が安定するのを待ってから)使ってみた印象を書いておく必要があるでしょう。最初にハッキリ言ってしまうと

手が小さいせいか、肝心のグリップ効果は、ないよりマシかも?程度かなぁ…


です。想像していたよりグリップが役立たない理由ですが、

S90 ボディと似た材質なので、グリップ部もツルツル


であることと、一番大きな理由が

レリーズボタン位置とグリップサイズとのバランスが微妙に悪い


ことにあると感じます。

私の場合、PowerShot S90 のレリーズボタンに人差し指をかけて、中指や薬指をグリップにかけて安定させようと思うと、ちょっとグリップが小さいんですよね。小さいというのは、グリップの突起の高さが低いのではなく、突起の横方向の張り出しが小さいということ。

グリップ部分がもう少しだけレンズ側まで張り出してくれてたら…


と思うのです。レリーズボタンに十分人差し指がかかる状態にすると、中指も薬指も取り付けたグリップより内側にきてしまって、グリップの意味がほとんどないんですよね…あと 5〜6mm はレンズ側に張り出してもらわないと、という感じです。

ただ、これは私が男性としては手が小さめサイズゆえの印象かもしれません。大きな手、特に外人サイズに作ってあるでしょうから、そのあたりそのサイズの人が使うと印象が異なるように思います。こればっかりは個人差ありすぎの問題なので、あくまで私の印象でしかないので、念のため。

もっとも、レリーズ時にはもう一息と思った Custom Grip ですが、

片手で S90 を掴んで持って歩く際の安心感は倍増


というのはあります。

せっかくのコンパクトデジカメですからね、気軽に片手だけでサクサク持って歩くことは普通にありますから、その時に今までのツルツルボディだけだったのが、後付けとはいえグリップが少しでもあるのは心強いです。この点は手のサイズに関係なく言えると思います。

20091119163333


ここからは、この PowerShot S90 Custom Grip を買おうと思った人で、海外通販に慣れてない人に簡単な購入方法の説明をしておきます。慣れてる人なら、こんなものを読まずともスイスイできるでしょう。

Richard Franiec's Camera Accessories (Canon S90 Custom Grip)

注文方法は上記ページの下の方にある Ordering のところに(英語で)書かれています。難しい英語ではないので読めば判ると思りますが、注意すべき点は「一般的なショッピングカート方式での注文ではない」ということです。

簡単に言えば、

送料込みの代金を自分で計算して PayPal で送金し
送金時の通信欄に自分の注文内容を記述する


ということです。つまり、予め送料を含めた支払金額を自分で計算する必要があるわけです。2009年11月25日現在だと S90用 Custom Grip 本体の値段 $32.95 に加え、U.S. 以外への送料(International First Class Mail)$4.50 の合計 $37.45 USD となっています(価格がずっと同じか変動するかは不明)。

この金額をメモしておき、注文方法に書いてあるように(実際には記載と少々異なりますが)

  1. PayPal にログイン(PayPal のアカウントがない人は作る)

  2. 自分のアカウントでログインしたら、「Send money」タブをクリック(「Send money」ではその名の通り他の PayPal ユーザーに送金するコーナー)

  3. 「Send money」では、まず To (Email) フィールド(送金先欄)に、この Custom Grip を作ってる個人ショップのメールアドレス tecsol@comcast.net を入力する

  4. Amount フィールド(送金額欄)に送料を含めた合計金額(先の例なら $37.45)を US ドル指定で入力

  5. 下の Purchase 欄の Purchase type は Goods のままでOK

  6. 以上が間違いなければ continue ボタンをクリック(まだ送金されない)

  7. 次に「Review your payment and send」という表示になって、支払おうとしている内容の明細が出てくる(クレジットカードが登録されていない場合は、このステップの前後に支払い方法の入力があるかもしれない。ここでは既に PayPal 利用履歴があってカードが登録済みの話となる)

  8. Payment To 欄に先ほど入力したメアドがあって、その下に Verified Business Member と書かれているはず。これは PayPal が認証したビジネス会員ですという意味。詳しくは PayPal のヘルプを参照のこと。

  9. Amount 欄と Your total charge 欄で送金金額を再度確認し、その下にある自分の支払い方法・内容(為替レートも出る)に加え、氏名・住所を確認する(この氏名・住所宛に送られてくる)

  10. その下にある通信欄の Message 欄に注文する品物、今回の場合なら Custom Grip -- S90 (CGS90) を必ず書く(これを忘れると、先方は何を注文したのか判らない)

  11. 以上が終わったら Send Money ボタンをクリックする


これで終わりです。前述のようにクレジットカードを登録していない人は少々手順が異なる(追加される)と思います。

一般的なショッピングカート方式と比べると若干手間はかかりますが、やってみれば難しくはないかと。心理的障壁はあるかもしれませんが、3千円台のブツですから、物は試しでやってみるとしても手頃な値段な気もします。

さて、注文をすると PayPal から支払いのメールが間もなくやってきて、その後この個人ショップからも注文受付のメールが来て、発送予定日もそこに記載されていました(私の場合は、本文最初に書いてあった)。

発送時にはまた、発送案内メールが来ました。そのメールが来てから到着まで、私の場合は1週間弱かかりましたがが、同時に発想された人たちはもっと早かった人もいたようで、たまたま3連休にかかってしまって遅くなったのかもしれません。

なお、発送は先にも書いたように USA からの International First Class Mail(国際郵便)なので、郵便事故があれば判りませんから、2週間ほど経っても届かないようなら連絡した方が良いでしょう。不良品も含めてトラブルがあると、ちょっと面倒になるのがこういう海外通販のネックですが、それがなければ簡単なものです。

20091120181246


というわけで、ザッと実物の写真やら使ってみた感想やら購入方法の概説やらをしてみましたが、実際に取り付けてみて、どれだけ人に勧められるかというと

モノは悪くないし値段も手頃なので、興味があれば買うのは悪くないが
グリップ感が劇的に改善されるか?というと微妙


ですね。手の大きさや握り方に個人差があるので、劇的に改善される人もいるかもしれませんが、そうでない人もいるでしょうしね。一概に「オススメ!」とは言い切れません。

グリップ自体がボディと同じ質感なので、見た目のフィット感はあるのですが、表面上はやはり滑り止め効果のある処理がされていた方が機能的には良かったかもしれません。そうなら多少サイズが合わなくてもグリップ効果はあったでしょうしね。

もっとも(写真での)見た目がここまで良い感じでなければ買ってなかったでしょうから、そのあたりは難しいかもしれません…見た目が悪くなる後付けパーツなんて、いくら機能的に良くても絶対付けなくないですもんねぇ。

と書いてくると、買って&取り付けてあまり満足してないのか?というと、別にそういうことではなく

大満足とは言わないが、小満足くらいはある


し、

買って&取り付けて後悔はしてない


です。値段が手頃だった&すんなりと到着したこともあって、買って良かったとは思ってます、今は。

先々はどうか判りませんけど(そんなもの自分でも判るわけがない)、これを付けることで見た目の差別化にもなりますしね。とりあえずは付けて良かったと思ってます。他人にガンガン背中押しできるものではないですけどね :-)

Canon デジタルカメラ Power Shot S90 PSS90
Amazon ではとうとう3万5千円を切った Power Shot S90

本体の方は一眼レフのサブに文句なくお勧めできる一品!
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