Tedious Days More×3

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今月初め、7年ぶりのコンパクトデジカメ GR IIIx を迷いつつ買ってしまってから数日くらいでしたか、「近いうちにソニーが Xperia に1インチセンサーを載せてきた Xperia Alpha を発表するらしい」という噂が流れ始めました。

マジかよ、GR IIIx 買ったのは早まったかな…


と正直ちょっと思いました。(Xperia PRO-I が発表されていたとしても GR IIIx は買っていたと思いますが)

同じ大型センサー搭載スマホである AQUOS R6 の時は、「場合によっては買う」つもりながらも(近年スマホカメラ性能画質は並みでしかない)シャープ製ということで、ひとまず様子見…と思って様子見していたらすっかり購入テンションは下がってしまいましたが、Xperia となると話は変わってきます。

XperiaPRO-I_Release1


日本のケータイカメラ文化、写メはシャープ端末から始まったんだぞ、という縄文時代の功績はひとまず置いとくとして、やはり「スマホもカメラも判ってる、作ってる」メーカーとして、そして1インチセンサーの開拓者として、親玉ソニーが自ら1インチセンサー搭載スマホを作るとなると、やっぱり信頼感が違います。

AQUOS R6 の時は「1インチセンサーだからAFが遅いのも仕方ない」みたいなことを散々言われましたが、そこはそれ、ソニーは RX100 シリーズで10年近く知見を蓄えているし、Xperia での瞳AF、トラッキングも十分実用の域にあるわけですから、それが1インチセンサーでも、という期待は誰しも持つでしょう。

Xperia PRO-I(エクスペリア プロアイ) | Xperia(エクスペリア)公式サイト
ソニー、1インチセンサー搭載、像面位相差AF対応の「Xperia PRO-I」 - ケータイ Watch
1型センサーで約20万円「Xperia PRO-I」。グリップ追加でVLOGCAM化 - AV Watch
1インチカメラ搭載「Xperia PRO-I」、約19.8万円 背面に液晶取り付けてVlogカメラに - ITmedia NEWS
「Xperia PRO-I」クイックフォトレビュー - ケータイ Watch
Xperia PRO-I は「スマホではなくデジカメだ」香港版の実機に触れた(山根博士) - Engadget 日本版

スペックその他はネットメディアの記事がいっぱい上がっているので繰り返しませんが、個人的に注目したいのは、2点。
  1. しっかり Vロガー向けのソリューションを用意している

  2. スマホカメラからのステップアップにαや RX などのカメラではなく高画質カメラスマホという選択肢を作ったこと
    (もしくはスマホカメラからレンズ交換式カメラへのステップアップ途中に高画質カメラスマホという中間を作ったこと)

どちらも、「スマホもカメラも造っている」ソニーならでは、「スマホもカメラも技術と経験の蓄積がある」ソニーだからこそ、という点で感心させられるところがあります。


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どこぞのメーカーと違って発表まで詳しいスペックリークもなく、直前まで「α1」という名称のリークすらなかった、ソニーαシリーズ、真のフラッグシップ機が発表されました。

Alpha1_Release

α1 | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

5010万画素という高画素機でありながら、AF・AE 追従 30コマ/秒の連写速度を誇り(AF追従30コマは一部レンズのみ)、そして EVF はα9 から受け継ぐブラックアウトフリーというだけでなく、

944万画素でリフレッシュレート240fps!のEVF


というのは、新時代の動体撮影に最適化された EVF と言えるでしょう。アイポイントも 25mm と高いので見るのも楽。素晴らしい👏👏👏

キヤノンに先を越された 8K 動画に、瞳AF は鳥にも対応し、今まで何故か対応してなくて批判されていた ロスレス圧縮 RAW に(ようやく)対応したり、Wi-Fi も 802.11ac 2×2 MIMO 対応にアップデートされていたり、

フラッシュ同調最速 1/400秒


というのも地味に凄いし(電子シャッター対応というのも)、そして従来のαシリーズ(α9)最大の弱点とも言えた

メディアが SD だけからようやく脱却


したことも含めて(CFExpress Type A + SD)、旧来ハイエンド機ユーザーの不満点をきっちり解消してきた、フラッグシップ機らしいカメラ。それでいて、αらしいコンパクトさも維持しています。(個人的には大型レンズと組み合わせるのにこのコンパクトさは微妙だと思うけど)

まさに

真の高画素・高速連写機
新時代の動体撮影機


と言っていい、1の数字に違わぬカメラが登場したという感じです。

AF はα9 でも相当なレベルでしたが、やはり EVF はブラックアウトフリーであっても光学ファインダーに劣る面があったので、今回の EVF は超越する期待が高まります。

そんな、ほとんど死角なしと言っても良いα1 ですが、気になる点が1点。


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昨晩、海外発表のあった「α7R IV」、今日午後に国内でも発表されました。

Alpha7R4_Release1

α7R IV | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
ソニー、約6,100万画素のフルサイズミラーレス「α7R IV」9月に国内発売 - デジカメ Watch

注目されたソニーαの次の一手は、α9 II でも α7S III でも APS-C ハイエンド(α7000?)でもなく α7R の新機種で、みんなちょっとビックリだったのではないでしょうか。

今回はセンサーメーカーとしての矜持と優位性をもって他社を引き離す6100万画素&ダイナミックレンジ15段という、目に見える「数字」的にインパクトのあるアップデートが中心で、

新センサーに絡む部分以外は比較的に大人しいアップデートっぽいなぁ


と感じています。ただ、

576万画素 EVF と操作性の改善


は個人的に注目点です。(地味に Wi-Fi の 801.11ac 対応も良いけど)


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昨年、α9 発表と合わせて開発発表されていた、ソニーの FE マウント向け初の超望遠単焦点レンズ FE 400mm F2.8 GM OSS が昨日正式発表になりました。

世界最軽量の機動力を実現した大口径超望遠レンズGマスター(TM)『FE 400mm F2.8 GM OSS』発売 | プレスリリース | ソニー
SEL400F28GM | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

使う人が限られるレンズ(160万円というお値段的にも)であることや、この手の超望遠単焦点レンズを持っている人は既にキヤノンやニコンユーザーであるせいか、自分の timeline その他デジカメ関連のネット界隈を見てもさほど盛り上がっていないのですが、個人的には

三脚座込みの重さ 2,895g って軽すぎでしょ!


と超ビックリしました。いやー、すげーエポックメイキングですよ、これは。(長さ、太さは従来同クラス製品と大差ない)

α9 とか α7R III、α7 III といった昨今凄まじい勢いのαボディの方は「とうとうミラーレス機もここまで来たか」という EVF や AF だったり、コストパフォーマンスの凄さに感嘆したものの、仕様にビックリすることはありませんでしたが、この FE ヨンニッパは違います。最近のソニー製品発表の中でも一番の驚きでしたね。

以前から「なんか凄く軽いらしいよ」という噂は聞いていましたが、まさかの 2kg 台!ニコンやキヤノンのヨンニッパと比べて 1kg も軽量であり、比較的軽い超望遠単焦点レンズとして定番のゴーヨンこと 500mm F4 のキヤノン、ニコン最新型(3kg 強)と比べてもさらに軽い!

謳い文句どおり手持ちで振り回せるヨンニッパ


の誕生ですね。ヨンニッパの主用途(スポーツ撮影の標準レンズ)的に一脚を使わず振り回すのは少なそうですけど、逆にこの軽さで用途が広がる可能性はありそうです。

で、2,895g という他社から 1kg 減の軽さは「どんな手品使ったの?」って感じですが、以下のレンズ構成図を見て納得。


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初代α7 の時には無印と高画素タイプの R が同時発表(高感度特化の S は半年後)、2代目の時は α7 II 無印が先行して R II は8ヶ月後、S II は10ヶ月後だったのですが、3代目は高画素タイプの R III が最初に発表となりました。

Alpha7R3_Release

システムを一新、高画質と最高10コマ/秒連写などの高速性能を小型ボディに凝縮した『α7R III』を発売 | プレスリリース | ソニー
α7R III | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

高画素タイプの R が先行するのは従来の例からすると少々意外でしたが、α7R III 一番の目玉が

4240万の高画素ながら秒10コマの高速連写


と聞くと(最大秒10コマはちゃんと AF/AE 追従時でありメカシャッターで実現)、

いま一番話題の D850 対抗機をまず出してきた


ということで、納得できます。

「α9 はデジタル一眼レフに負けない動体撮影が可能」という評判が一気に高まったところに、デジタル一眼レフの底力、最終兵器という感じでリリースされてきたのが D850。その D850 の品薄が続く間に、高画素&高速連写モデルを出して対抗しておくべきだと判断されたのでしょう。

ソニーもニコン、キヤノンが本気ミラーレス機を出すまでにどれだけアドバンテージを確保して先に繋げるか?というのはあるでしょうから、今年来年が正念場だと思って気合の入り方が違うように思えます。

お値段も

α7R II の初値は 50万円弱だったのに
α7R III は 40万円弱!


というのを見ると明らかに D850 のプライスを意識していますね。

まぁ細かい注意事項を見ていると詳細は判りませんが、

秒10コマ撮影は条件付きで、秒8コマがどの条件でも安定して出る数値なのかも?


という気がしますが(ミラーレス機にありがち)、それでも

秒9コマの高速連写のためには+10万以上が必要な D850
追加オプションなしに秒10コマ可能なα7R III


というのは、ボディ本体は同じ価格帯の高画素・高速連写機とはいえ、高速連写が必要な人には随分とプライスが変わってきます。(秒7コマも9コマも大差ない、などと軽く言っちゃう人には関係ない話ですけど)

徹底的に D850 を狙い撃ち、スペックでは負けない、動体撮影もミラーレスになっていく時代にあたって、ソニーは本気で徹底的にやるぜ!という強い意志が感じられる新製品です。(キヤノンの存在感の薄さ… ;o;)

D850 が出し惜しみ一切なし!だったせいか、α7R III も(画素数は同じではあるものの)主な機能だけでも結構盛り込んできています。


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すっかり初夏の気配で熱源多い自室は夜が蒸し暑くて、一足早く寝苦しい季節になっております。というか、どうも一昨日くらいから風邪でもなさそうなのに怠くて微妙に調子悪いなぁ……と思っているのですが、これは早くも夏バテかもしれません(^^;;

さて、昼過ぎまで諸々雑務をやったのちに梅淀へ買い物に、と思ったところで、ふと思い出したのが、ソニーの「デジタルイメージング新商品体験会」。

ソニー デジタルイメージング 新商品体験会 | ソニー

そういや、αユーザー向けの先行体験会を金曜日にやるという DM を来ていたのも同時に思い出しましたが、すっかり忘れていました。一昨日はずっと梅田界隈にいたのですけどね。

東京、大阪、名古屋での一般向け体験会は今週末の土日だったのですが、日曜の午後になって思い出したので、梅田へ出るついでに体験会に寄ってみました。

GR011810.JPG


3商品同時の体験会ですが、特にお目当ての製品というものはなく、ただ、EVF内蔵& F2.8通しズームに生まれ変わった “三代目 RX100” だけはちょっと気になっているので、ソニー社員の方に色々聞きつつ、じっくり触ってみたいな、と。

先日の記事にも書いたように、個人的に、ここ数年あっちこっちのミラーレス機やハイエンドコンパクトデジカメを渡り歩きつつ散財していたのを止め、今年度は一眼レフ復権の年、EFレンズ更新に注力するつもりでありますが、RX100 III を触って前言撤回してしまいたくなるかどうかの試金石のつもりで触りに行きました :-)


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とうとう発表されたソニーのフルサイズ・ミラーレス機。いずれ、どこかのメーカーはミラーレス機もフルサイズを商品化するだろうことは確実視されてきましたが、その一番手はやはりソニー。

Alpha7_Release1

α7R・α7 イントロダクション | ソニー

去年のフルサイズ・コンパクト RX1 が発売されてからは、「次はフルサイズ・ミラーレス機」と期待されていたわけですし、その通りになりました。来月11月15日発売。

そして、リリースされたモデルも

  • 像面位相差AF 対応 2,430万画素でお値段15万円とリーズナブルな「α7」

  • 3,640万画素ローパスレスのフラッグシップ機「α7R」


の2機種を揃えてきて、意欲的。さらに

初のフルサイズ・ミラーレス機なのに、いきなり 15万円


となると、この先フルサイズ機、特にフルサイズのミラーレス機を考えているところは結構厳しいような気がします。発売から一年が経った EOS 6D の実売価格と同程度、最近マイナーチェンジした D610 がずっと高いですからねえ。

フルサイズ・ミラーレス FEマウント対応のレンズも

  • Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS

  • Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA

  • Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA

  • FE 70-200mm F4 G OSS


と一気に4本、それも望遠ズーム以外は全てカールツァイス銘を付けたレンズばかりを揃えてくるという気合いの入れよう。それに唯一の望遠レンズも 70-200 F4 通しの Gレンズ。

全部高いけど、レンズラインナップも魅力的


です。それに

NEX用 Eマウントレンズも装着・撮影可能


となっているので(APS-C クロップモード)、NEX との互換性も抜かりなし。もちろん、マウントアダプターでαレンズを付けられるのも従来の NEX 同様(NEX ユーザーはマウントアダプターを買い直しだけど)。

EVF も最新デバイスですし、最速シャッター速度も 1/8000秒と手を抜いていません。従来の α / NEX シリーズの各種機能、追加アプリ「PlayMemories Camera Apps」にも対応していますし、従来の NEX シリーズで用意されてこなかった縦グリップも有りと、抜かりありません。

また、

防塵防滴


な上に

フルサイズセンサー初の回折低減処理搭載


というのもポイント。このあたりはセンサーも自社で開発しているメーカーの強みかも知れません。いずれにせよ、スマートフォンでもデジタルカメラでも昨今のソニーの勢いそのままな感じです。

Alpha7_Release3


いずれにせよ、ソニーが「α」事業を買収して7年。

ようやく、ソニーが本気で作った「α」が出てきた


感じですね。それは型番を見れば明らかです。

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2回にわたって徒然に書いてきた中古 NEX-C3 購入話。前回記事で書いたように、購入後すぐ NEX-7 が修理入院した友人へ一時貸出してしまいましたが、将来また新たな NEX を買って故障その他があった時の予備機にもなりそうです。

NEX は初代発売時はユーザーインターフェースに色々と問題がありましたが、ファームウェア・アップデートおよび第二世代にかけて随分と改善されましたし、今に至るまでメニュー構成や基本的な UI が同じなのは評価されても良いところです。

出る機種、出る機種でコロコロとメニューを変えていくメーカーもありますが、新機種に買い換えた時も戸惑うし、併用その他の理由で旧機種を使う時も困りますからね。その点、NEX は 7 から C3 に戻っても(レスポンスのトロさを除けば)殆ど違和感なく使えます。

そんなわけで、前々回記事で書いた購入理由のとおり、手元に残っている Eマウントレンズやマウントアダプターを有効活用しつつ、いずれ納得できる NEX が発売されて出戻るまでの繋ぎとして、遊べるカメラにはなりそうです。

発表間近とされる NEX-3 後継機に続いて NEX-7 後継機の噂も出始めましたが、AF-C の改善は勿論、トライナビを洗練させつつ、ナビダイアルを重くしたり、RAW だとすぐなくなるバッファを増やしたりしてくれれば、出戻りたいとは思うんですけどね…



とまぁ、そんなこんなで購入した中古 NEX-C3 には(価格の安さもあって)ほぼ満足した買い物ができたと思っているのですが、一点だけ、ちょっとした問題がありました。

ソニーのデジカメはユーザー登録でもファームウェア・アップデートでも
カメラをパソコンと接続しなければできない糞仕様


に起因する問題です。


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昨年末、興味を持っていた友人に売却した NEX-7。それなりに愛用しつつもどうしても馴染めないところがあって手放したわけですが、ボディを売りつつも Eマウントレンズその他は残して、値頃感が出たら NEX-6 を買うかなぁ…と思っていました。

また、手元に残った Eマウントレンズやら NEX用のマウントアダプターだけではなく、

X-E1 を使っていると NEX が恋しくなる時が少なからずある


のです。

X-E1 と NEX の比較感想については、近日中の記事で改めて書く予定ですが、なんというか

X-E1 を使えば使うほど、撮影する時は NEX の良さを思い出す


のですよね。軽快さ、まともな背面液晶、バリアングルモニターの便利さ、右手だけで完結する操作性…

まぁ、撮影後に撮った写真を見ると評価は逆転して、撮影時のストレスを帳消しする卑怯な X-E1 ですけど、撮影する時のストレスの差はかなり大きいです。

そんなこともあって「やっぱり NEX を1台手元に置いておきたいなぁ…、NEX-6 を買おうかなぁ、うむむむ」と悩んでいたのですが、今回手元に来たのはコレ。

NEX-C3_Used02


オンボロ見た目はまずまず綺麗な NEX-C3。

「NEX-6 とか言っていたのに、こんな古い NEX にしたのか!?」というのは、自分でもなくはないのですが、もちろん理由があります。


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