Tedious diary more x4

写真日記ブログを合流させて完全に雑記ブログ化しました(>_<)

カテゴリ: 音楽/ゲーム/書籍等

MSFSwith2ndScn43Hakodate

昨日に引き続き、Microsoft Flight Simulator 2020(以下 MSFS)での計器/情報表示用サブディスプレイとして spacedesk アプリ経由 iPad で代用していたのを、小型 USB ディスプレイを購入して移行しよう、はいサクッとね…の予定が右往左往ハマった(どうでも良い)話、の後編。

冒頭の写真は MSFS で函館空港へ着陸する旅客機 A320 のコクピットからの1コマ。夏も冬も何度も行った函館ですが、もう10年近くご無沙汰。家庭の事情が変わって旅行に行きづらくなって、毎年何度も北海道も沖縄も行っていたのが不可能になったわけですが、インバウンドが盛んになり始めた頃だったので逆にちょうど良かったかもしれません。

特に北海道はインバウンド観光客が爆発的に増える前だったのでリーズナブルに何度もあちこち行けて、なおかつ人の多さに閉口したり、観光客の傍若無人さに昔から見ていた木が切られて無くなってしまう、なんてことを見ずに済んで幸いだった、かもしれません。

MSFSwith2ndScn08USBDisplay

さて、昨日記した前編記事では、MSFS で計器/情報表示に別画面が必要/あると便利な理由や、いつもデスクサイドに置いてある iPad mini で代用すると不便だったり、代用に難点があることを記しました。

MSFS 2020で計器を独立表示させるサブ画面をspacedesk経由iPad利用から小型USBディスプレイに切り替えて右往左往【前編】〜サクッと行くはずがブランクでボケてた私

サブ画面用の小型 USB ディスプレイを導入すること自体は Mac の Lightroom Classic での写真整理現像処理においても有用なので以前から考えていたことですが、性能に少し余裕のある新しいゲーミング PC の購入、MSFS のプレイアビリティが向上したことがきっかけになったのは否定できないところです😅

薄い!軽い!お手頃価格!付属品も充実の小型 USB ディスプレイ VisionOwl XL-105【前編】〜 USB ディスプレイの進化と低価格化を実感
薄い!軽い!お手頃価格!付属品も充実の小型 USB ディスプレイ VisionOwl XL-105【後編】〜 性能まずまず機能充実、Macで使うと…

ともあれ、普段デスクサイドに置いて使っている iPad mini は MSFS プレイ中も別の用途(フライトエリアの Google Map を開いたり、フライトプランの PDF を見たり)に使っていることや、spacedesk アプリを使って Wi-Fi 経由で iPad 側の表示解像度を上げると負荷が高くなりすぎてプレイに支障が出ること、などがあって小型 USB ディスプレイを導入したことは前回書いたとおり。

そして、「届いた小型 USB ディスプレイをサクッと繋げて、サクッと MSFS のサブ画面にして、サクッと快適にフライト」のはずが、USB ディスプレイ側に計器や情報画面を表示させると MSFS のフレームレートが激落ち、とてもプレイに向かない状態に陥ることになりました。

MSFSwith2ndScn14CFX_FrankfurtUSBDispFHD_PFD

World Update 18 でデーター詳細化され負荷の高くなったフランクフルト中心部を超低空で飛ぶとサブディスプレイを使わなくてもスタッタリング率が 2〜3%発生してしまうのですが、購入した USB ディスプレイを使うと(計器・情報表示させると)⬆️上記のような酷いことになるのは、いくらなんでもおかしい状況。

ケーブル変更やら端子変更、ディスプレイ側の解像度を変えたりしても解決することなく、真夏の酷暑もあってしばらく放置していた中、

これ、もしかして USB 接続のディスプレイのレンダリングには外付け GPU(GeForce 4080 SUPER)じゃなくて CPU(Ryzen 7 7800X3D)内蔵のショボ GPU が使われてるのでは?


と思ってマザーボードのマニュアルを見ていると、USB ディスプレイを外付け GPU で使うためにやるべきことをやっていなかったのが発覚😓

MSFSwith2ndScn34USBDisplayConnect

というところで、マニュアルどおりに配線やら設定やらをちゃんとやって、

自分の凡ミスが発覚、修正
これで万事解決!

と思ったら全然解決せず
おまけにMSFSのバグ?


といった沼にハマった話が今回のお題であります😮‍💨


続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

MSFSwith2ndScn49USBDisplayAndiPadmini

さて、少し前に購入した 10.5インチの超薄超軽の小型 USB ディスプレイ VisionOwl XL-105。

先日の記事で Mac での写真整理編集時(Lightroom Classic)のサブ画面としての利用を示しましたが、少し前に導入した、性能に少し余裕のある新しいゲーミング PC で Microsoft Flight Simulator 2020(以下 MSFS)での計器表示、情報表示用サブ画面として使っている一例が冒頭の写真。

ただ残念ながら、思い描いていたとおりではないんですよね、色々と。うっかりミスで苦労して、解決したと思ったら最近のアップデートで MSFS がエンバグしているんじゃないか疑惑で思うようにならず(>_<)。この1ヶ月試行錯誤、というか右往左往して何とか使えてはいるけれど、理想の形じゃないところがあって気分は微妙😩

薄い!軽い!お手頃価格!付属品も充実の小型 USB ディスプレイ VisionOwl XL-105【前編】〜 USB ディスプレイの進化と低価格化を実感
薄い!軽い!お手頃価格!付属品も充実の小型 USB ディスプレイ VisionOwl XL-105【後編】〜 性能まずまず機能充実、Macで使うと…


フライトシミュレーター/レースシミュレーターをメインにプレイする人たちにはフライトスティックやハンドルコントローラーといった入力デバイスだけでなく、正面だけでなく左右にも画面を増設した3画面構成だったり、正面のメイン画面の下に計器や情報表示用サブ画面を置くことは珍しくありません。

私も叶うなら3画面構成や 32:9 のウルトラスーパーワイドディスプレイでフライトシムをプレイしたいところですが、以前も書いたように撮影写真の編集現像のために遮光フード付きのカラーキャリブレーション・ディスプレイを使ってる、使いたいかぎりは3画面構成やスーパーワイドディスプレイは難しいところ。

Amazon_LG Gaming Monitor 49GR85DC-B(これでプレイしたい…机の幅は足りるんだけど)


けれど、せめて計器や情報をメインディスプレイの下に置いた小型画面に独立表示させてプレイしたい、という思いはあり、新しいゲーミング PC は性能に多少余裕はあるので(Mac でも使いたいことも込みで)小型サブディスプレイ導入を真剣に考えるようになりました。

ちなみに、MSFS で計器や情報をサブ画面に独立表示させたい理由は、3つ。

1つ目は、計器が断然見やすくなること。メイン画面は計器だけでなく外の景色も含めた視界を表示させることが多いので、どうしても計器の表示が小さくなってしまい、見やすいとは言えない場合もあります。

歳を食って目が悪くなると小さな文字は見辛い😅ので、計器をサブ画面で大きく表示させるメリットは大きいです。また、計器を独立表示させた場合はコクピット内の光線状況に左右されないので安定して計器が見えるのも利点です(強い斜光線が当たって計器が見辛いということがない)。

MSFSwith2ndScn41USBDisplayPFD_SS

2つ目はメイン画面の表示をコクピット正面視点以外にしていても常に飛行機の状況が把握できるので安心して飛べること。

左右の状況を見るために視点を正面以外にしていたり、コクピット視点ではなく外部視点で風景を眺めながら飛んでいる際でも計器、特に PFD を表示していれば飛行機の姿勢を常に把握できているので、うっかり景色を見るのに夢中になって失速するようなミスを防げます。

MSFSwith2ndScn28USBDisplayExternalView

最後3つ目。セスナ 152 など古めの機体ではデジタルディスプレイ化されていないのでマップ表示などができないため、MSFS の機能としてのマップを表示させることも多いわけですが、メイン画面上にマップを載せた形より別画面に大きく表示した方が使いやすいのは言うまでもありません。

また、管制との交信のやり取りのログ表示や応答選択肢の表示ダイアログもメイン画面にどこかに鎮座させたままにするより、別ディスプレイに表示させた方が邪魔にならず見やすいのは言うまでもありません。

MSFSwith2ndScn29USBDisplayATC

どんな機体で、どんなフライトをするかによって別画面に表示させたいものは変わりますが、いずれにしても1つしかないメイン画面に色々情報を表示させたり、情報の表示/非表示を適宜切り替えたり、コクピット全体表示と計器拡大表示を切り替えたりするよりも、必要な情報をサブ画面に表示させたままの方が随分と便利に、ストレスが下がります。

それが MSFS での小型サブディスプレイが欲しい理由です。以前の記事でも書いたように Mac でも使っていますが、キッカケは新しいゲーミング PC を買ったからであり、またゲームに絡む無駄遣い、MSFS に絡む出費であります😅

MSFSwith2ndScn48USBDisplayMap

ただ、Mac で iPad を小型サブディスプレイ代わりにできるのと同様、Windows PC でも spacedesk というアプリを使って iPad をサブディスプレイの代用にできますし、しばらくは無駄遣い抑制に MSFS でも iPad mini を情報表示用サブ画面に使っていました。

それを1ヶ月ほど前のプライムセール時に

いつまでも iPad をサブディスプレイ代わりにするのは止めよう、小型 USB ディスプレイを買おう


と思い立ったわけですが、何も考えずすんなり置き換えられるはずが、どハマり。それが解決したら別問題…

みたいなことになって、とりあえず一応(不本意なところに)落ち着いているわけですが、その顛末、どうでもいいアレコレが本稿であります(まぁ日記ブログだからね)。



続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

MSFS_202408_20NoevirStadium

Microsoft Flight Simulator 2020(以下 MSFS)は各地の気象情報を元にしたライブな気象条件を反映してフライトすることも可能なので、台風接近中の京阪神で飛んでみた一コマ。強風に翻弄され、現実だと完全に自殺行為だと存分に理解できました😅

台風通過直後の九州をライブ気象条件にて VR でフライトした時は、離陸直後に雲の幻想的な風景を仮想空間で楽しんだ後、雲中で強風に揉みくちゃにされ、擬似的な空間識失調を体験したような気持ちになり、遊びとはいえ洒落にならないプレイ後感でありました。

MSFS_202408_43VR_DepartureAmakusa

そんな各地に大きな被害をもたらせ、多数の人の予定を狂わせた台風10号。大阪ではあまり台風感はなかったものの週末のアウェイ大阪ダービーが中止になってしまいました。私も雨中観戦応援を覚悟していましたが、結局試合時間には雨も止んでいて、仕方ないけど残念ではありました。

ということで先週末は急に時間ができ、おまけに雨や曇り空続きで酷暑が(一時的に)収まったことで、久しぶりにまとまった時間を MSFS のプレイに充てることができました。

少し前に導入した新しいゲーミング PC は懐の限界までスペックを頑張ったため(RTX 4090 は懐具合以外も含めて無理だったけど)性能には満足していますが、ハイスペックゆえの発熱量が半端なく、この季節は足元に置いてある筐体からの熱気ムンムンが堪りません(>_<)

MSFS など負荷の高いゲームをしていると部屋の温度を確実に上げてくれますので、エアコンの効きがイマイチな部屋では夏場は時間があってもなかなか電源を入れる気がしません。ので、昨日のような「時間がポッカリできて、尚且つ外気温30℃以下で室内は快適温度」な日は貴重でした☺️

MSFS_202408_21MtFujiFromSDJ2ITM

さて、表題の話。フライトシミュレーターマニアの方々には周知の話、当たり前の解決策のことかもしれませんが、1ヶ月くらい悩んで少し前に解決できたことなので、自分的メモも兼ねて記しておこうと思います。まぁ誰かのヒントになり得る可能性もゼロではないですし。

(先に言っておくと原因は未だ掴めていません。対処療法で解決しただけです)

数ヶ月前、MSFS のために新しいゲーミング PC 導入してからしばらくは、

さすが Ryzen 7 7800X3D + GeForce RTX 4080 SUPER だわ、WQHD 解像度 (1440p) なら画質 ULTRA プリセットでアップスケーラーなし (TAA) でも、ほとんどの条件でフレームレート高め、処理落ちスタッタリングが気にならず快適に飛べるわ〜


と大満足、厳しい出費に見合うモノであったと納得できるものでした。

Core i7-12700H & RTX4060のゲーミングノートから Ryzen7 7800X3D & RTX 4080 SUPER のゲーミングPC に乗り換えた結果【2】 〜雑感編

特に、それまで使っていた Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 Laptop のゲーミングノート PC のように見た目と動きのバランスを取るため設定をアレコレ苦労する必要がなく、VR ヘッドセットをかぶってのプレイも随分快適になったこと(負荷の高い VR は完全に快適とまではいかない)で、大いに満足していました。

ところが、1ヶ月半ほど前から MSFS の World Update や City Update で地上データーが詳細化されたエリア=負荷の高いエリアでスタッタリング、映像が一瞬止まってカクカクとコマ送り的になる瞬間が目立つようになりました。

平均フレームレートは大して落ちてなく高い値を維持できているし、低 FPS の時間が増えたわけでもないのに、スタッタリングだけが増えて不快すぎる……

という状況に陥りました。

MSFS_202408_26WinsorCastle
MSFS_202408_28CFX_EGLF2EGLL1

UK & アイルランド対象の World Update 17 リリース直後にプレイした時から「負荷が高いなー、1,000ft 以下の低空飛行してると重いなー」と感じていたイギリス・ファンボロー空港からウィンザー城を経由してヒースロー空港という短距離フライトでも上記⬆️この程度、 CapFrame X の統計値でスタッタリング頻度が 2% 前後でした。

(この計測を行ったときは、画質は ULTRA プリセットでアップスケーラーは DLSS 品質優先、航空トラフィックはリアルタイム反映、DLSS Frame Generation(以下 DLSS FG)は(断りがない限り)常時オン、という設定。ルート中、前半は重くないけどヒースロー空港圏内に入ると重くなる)

ところがプレイするたびに動きが悪くなってるような気がして、気がつけば⬇️以下のようにスタッタリング頻度が倍増。

MSFS_202408_29CFX_EGLF2EGLL2

プロペラ機やターボプロップ機で 1,000 ft.(約 300m)以下の低空〜超低空中心に飛んでいて、CapFrame X の統計値でスタッタリング率が 2% というのは、体感的には「たまにカクツクことはあるけど、不快なほどではない」という印象。快適とまでは言わないが許容範囲。

フレームレートを見ても 0.1% Low Average こそ 10 fps 台半ばではあるものの、P0.2 で 30fps、1% Low Average で 35 fps 出ているので、厳しいシーンはあってもプレイ可能だし、そもそも少し上昇して 1,500ft くらいだと全くスムースに飛べる状況です(TPS / FPS 系のゲームと違って MSFS は 30fps をクリアしていれば実用範囲)。

ところがスタッタリング率 4% となると、フレームレートの統計数値的には前の 2% 程度と大差なくても体感的には結構ストレスを感じるようになります。平均 FPS が 100 fps を超えていようが、P0.2 や 1% Low Average が 30 fps あろうが、ちょっと不快。

あと通常プレイで DLSS アップスケーラー入りなのにスタッタリング率が 4〜5% だと経験上、Quest 2 でも VR プレイはかなり厳しくなります(かなりカクツク)。

ただ、この程度はまだ序の口でした。


続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

TediousPhoto20240820ATediousPhoto20240820BTediousPhoto20240820C

久しぶりに写真ではなく Microsoft Flight Simulator 2020(以下 MSFS)のスクリーンショット。
ネタがないわけではあるんだけど、積極的に写真を撮りに行くどころか、
外へ出る気力も起きない暑さだから仕方ない(超言い訳)。

スクショはアイルランドの「モハーの断崖」という場所らしい。
先月後半にリリースされた World Update 17 UK & Ireland でフィーチャーされた場所の一つで
全く聞いたこともなかったので軽く飛んでみた時に撮った。
日本ではリアス式海岸含めて断崖は珍しくないが、
ここは3億年以上前の砂岩と頁岩で構成されたいるらしい。

知らない場所、行くこともなかった場所を飛ぶのは MSFS の醍醐味の一つ。
航空写真などから生成されたフォトリアリスティックな地表を見ながら飛ぶのは、
色々と得られるところも多い。
美麗さという点では現実を撮った写真や動画の方が断然きれいではあるが、
3次元的にその土地を、景勝、建物を眺めるというのは、
写真や動画を見るのとはまた違った良さ、学びがある。


続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

TediousPhoto20240530ATediousPhoto20240530B

今日の一枚は写真ではなく、先日夏になるのに導入した暖房器具…にもなってしまうゲーミング PC での Microsoft Flight Simulator 2020(以下 MSFS)プレイ画像から。

はっきり言わなくても MSFS のためだけに導入したと言っても良いので、ひとまずは MSFS ばかりプレイして導入した甲斐があることを満喫しています☺️

上記画像でフライトしている場所は言うまでもなく、モナコ。つい先日リリースされた City Update VII にて風景が細密化された場所の一つがニースからモナコ。先週末は F1 モナコ GP だったし、ちょうど良いと思って、ニースのコート・ダジュール空港から海岸線を遊覧飛行。

モナコ GP の時のヘリ映像と同じような感じの風景が見えるのは、やっぱり良いっすね。上記スクリーンショットは通常プレイだけど、VR だと立体感が素晴らしいのでより一層リアル。2枚目の上から視点カメラだと F1 のコースがよく分かります。

唯一残念なのは、再現のベースとなる地上データーが 2014年のままなので、今とちょっと違うところもあるけど、地元民ではないので特に問題なし。

TediousPhoto20240530C

昨夏購入して色々妥協しつつも楽しく廉価ゲーミングノート PC でプレイしていた MSFS、近年のアップデートで細密化されたところを低空で飛ぶのはかなり厳しいところも増えてきました。

また、今年初め(それまで放置されていた)VR ヘッドセット Quest 2 で VR プレイを始めたら、一応ギリギリ動いてその体験には感動したものの、やっぱり VR プレイには厳しくて、新しいゲーミング PC が欲しくなっちゃうなぁ…と今年の物欲展望記事に書いたとおり。

VR プレイだけでなく通常プレイでも厳しいエリアが増えてきたことは、物欲に拍車をかけたのも事実。

それでも新しいゲーミング PC を買うにあたっては、経済的なこととは別に、2つ大きな心理的ハードルがありました。

1つ目は、せっかく数年前にデスクトップパソコン全廃してスッキリしたのに、またデスクトップ PC を入れるという苦渋の選択。(デスクトップ PC を入れざるを得なかった理由は別記事にして)

そしてもう1つ、一番大きなハードルだったのは、

睡眠時間をいくらでも削れた若い頃と違って、今やゲームできる時間は週に数回、それぞれ1時間程度なのに、いくら現状が厳しいとはいえ、高価なゲーム用 PC なんて無駄遣いやろ


という至極尤もな理由。それが物欲を押し留めていました。今でもそう思ってます…後の祭りですけど。

ただ、ある日、ふと心の中の悪魔の囁きが、思いついた悪魔の言い訳が高かったはずのハードルをいとも簡単に決壊させてしまったのです…それが


続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

その昔、セガのアーケードゲームで一斉を風靡した体感筐体シリーズが大好きで、その最終期に登場した3D 体感筐体「R360」で G-LOC を初めてプレイした時は「こりゃすげー」と感動したことがありました。当時でも1回500円で、気軽に何度もプレイできる金額ではありませんでしたが…(おまけに待ち行列も凄かった)

ひと昔前、友人宅で PS4 + PS VR でエアーコンバットやグランツーリスモをプレイさせてもらった時も大きなインパクトがあり、だいぶ購入を迷いました。が、当時 PS3 を処分したくらいにはゲームから離れていたので結局スルー、その後 Quest 2 単体での VR ゲームも今ひとつハマりませんでした。

(VR のために買ったわけではないけれど Steam で購入した PC 向けエースコンバット7は VR 非対応だったのは残念でした…まぁセールで安く買ったクチなので文句を言える筋合いではないですが)



そんな中、ここにきてようやくハマるモノができて、今後は少しずつ PC の VR 対応ゲームに手を出しそうな気も…(プレイ時間も捻出できないのに)。でも、ええ大人になってから娯楽で少しでも感心感動できるものが見つかるのも悪くない、というか有難いことです☺️

昨今は VR というよりも AR/MR の方向が主流になっている印象ですし、Vision Pro や Quest みたいなグラスやヘッドセットがそう簡単に普及するとも思えませんが、それでも 20〜30年すれば軽量かつ違和感のないデバイスを装着するのが普通になっていて、ゲームも VR でプレイするのが当たり前になってるのかもなぁ…と夢想したりします。それを自分の目で確かめるのは難しそうですが。



さて、先月から長々と6回にわたって書いてきた「GeForce RTX 4060 搭載の廉価ゲーミングノートPC で Microsoft Flight Simulator 2020(以下 MSFS)はどこまでできるのか?」という話の、最終回。たぶん。

昨夏、十数万円台半ばにて 本機 ASUS TUF Gaming F1 (2023) FX507ZV4 を購入した時には既に meta Quest 2 を持っていたため、「そのうち MSFS の VR プレイを体験しておきたい、動くかな?」なんて思っていたのに、ようやく試したのは今年の正月。

PC 性能が低くて画質をだいぶ落とさないとプレイできないし、よく落ちるし、Quest 2 では解像度も表示品質も低くて微妙なところも多いけど、これはヤバい、凄い、ディスプレイでの通常プレイでは絶対味わえない体験だわ🤩


と VR プレイにちょいと感動したのは前回記事で強調したとおり。たかがゲームですが、この歳になって、へーすげー、と感じられることがあったのは嬉しいことでもありました。

RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【6】〜性能的に厳しいけどVRプレイは最高にイカす体験

そんな MSFS の VR プレイの素晴らしさをブログに書こうと思っただけなのに「WQHD 解像度の最高画質でどれくらいプレイできるのか?」「無理やりマルチディスプレイでプレイしてみたらどうだったか?」など横道に反れまくって2ヶ月。

それらは全部前置きであり、言いたいのは前回記事で書いたように

スペック不足でよく落ちるし
本機+Quest 2では難点も多いけど
VRプレイは最高にイカす体験


であり、正月の VR プレイ初体験以降は、手間暇と毎度のトラブルにストレスを感じながらも VR プレイで MSFS を楽しむことが中心になっています☺️

MSFS2020_202403_59VR_ontheLakeSaintMartinMSFS2020_202403_44VR_overSuminoe


MSFS の VR プレイの魅力に虜になった身としては

GeForce RTX 4060 搭載機みたいな廉価ゲーミング PC でも MSFS の VRプレイは可能だし、試してみてよ、試す価値ありよ


と言いたいところであり、

Quest 2 は解像度も表示品質も決して高くないけど、その分 RTX 4060 程度の GPU とは性能バランスが良いし、VR ヘッドセットの中では安い製品だから手を出すハードルも低め


と絶賛背中押しをしたいところです。VR ヘッドセット代が 3万円強なら PC と合わせて20万円前後で揃えられると思えば、滅茶苦茶ハードルが高いわけではないですからね。



しかしながら、前回記事で再三再四述べたように、本機 ASUS TUF Gaming F15 (2023) FX507ZV4 の Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 Laptop というスペックでは最高にパワーを必要とする VR プレイはギリギリ動くレベルであり、

とにかくよく落ちる


のは予め強調しておきたいところです。散々 VR プレイの良いところを語っている私も、ある程度まともに動くポイント、手順を見つけるまでは嫌になることもありましたから…😓

MSFS2020_202401_25VRWarning(PCのスペック警告が出るVRアプリも)


RTX 4090 と最高性能の CPU を搭載していれば起きないようなトラブルでも、マシンスペックが低いために起きる問題は色々あります。お金がないなら我慢が必要です。解像度や画質が低い我慢だけでなく、トラブル多発に対する忍耐力も必要😩

とはいえ、

トラブル多発を我慢してでも
VRプレイする価値はある


と思っているのでこんな記事を書いているわけですが、そのことも踏まえて、今回はここ数ヶ月自分がプレイした中で自分なりにまとめた、

VR プレイがギリギリ可能な廉価ゲーミング PC で MSFS を VR プレイする場合の注意点と手順

を以下に記しておきたいと思います。


続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

このところ、日記以外の記事では、
  • 昨夏セールで十万円台半ばにて購入した Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 Laptop という廉価ゲーミングノートPC で
  • Microsoft Flight Simulator 2020(以下 MSFS)を最高画質ベース(ULTRA プリセット&DLSS SR/FG 有効)にして
  • 内蔵 FULL HD ディスプレイではなく一回り解像度の高い外部 WQHD ディスプレイを使って
  • 色々なシチュエーションでどこまでマトモにプレイできるのか?

という話を長々としてきました。

RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【1】〜条件付きなら高画質でも意外と飛べる
RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【2】〜詳細に造られた観光地・大都市は、画質を取るか動きのスムースさをとるか悩ましい
RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【3】〜シーナリーアドオン/空港アドオンを使った場合の見た目・負荷比較例
RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【4】〜激重「JAPAN OSAKA CITY WOW」を色々比較

最初に負荷の少ない条件から徐々に厳しい条件での動作を示して来たわけですが、「挙動のスムースさより見た目最優先」派、旅やドライブへ思うように出かけられなくなった身の気分転換ソフトとして使っている私としては、

遊覧飛行ならそれなりに妥協すれば
廉価ゲーミングPCでも最高画質で意外とヤレる


というのが個人的な印象。

妥協点は今までの記事で散々書いてきましたが、

視点変更時や負荷の高いエリアでの低空飛行、急旋回時の瞬間的または一時的なフレームレート低下やスタッタリング発生を許容でき、アクロバティックなフライトは諦める、地上風景のうち中景(近景と遠景の中間的エリア)の地上オブジェクトが描ききれず草地になりがち


といった問題、決して少なくはないけれど、それを受け入れられれば、こんな廉価なゲーミングノートPC でも意外と最高画質に近い描写でフライトできるものだと感心しました。RTX 40 シリーズの DLSS Frame Generation(以下 DLSS FG)機能さまさま、というところはありますが。



もちろん、廉価 GPU 搭載のゲーミングノートPC では最高画質ベースでは厳しい条件も多々ありましたが、画質を1段階落として HIGH END にすれば挙動のスムースさは相当に改善され、不満を覚える条件、フライトはだいぶ少ないと個人的には思っています。

ですので、上を見ればキリがない MSFS をプレイするに当たってのひとまずの妥協点として、本機スペックはちょうど良いところだったかな、と思っています。まぁ more power, more VRAM な欲望はありますが、ここから上は費用とリターンが正比例しませんからね…

MSFS2020_202403_01Grassland_RJOOApp
(何故かHIGH ENDに下げた方が草地化率が酷いことも)


ともあれ、そんな話を長々と4回にも分けて書いてきてしまいましたが、本来この記事は

RTX 4060 みたいなボトム GPU 搭載のこんな廉価なゲーミングノート PC で VR やるのは無茶だよな、でも一度 MSFS の VR プレイを体験してみたいからやってみよう
VR プレイは最低画質でも不安定で、でもギリギリながらプレイできた、だったらマルチ画面もちょっとくらいイケるんじゃね?


という形で、廉価ゲーミングPC でも何とか動いた VR プレイに感動して、さらにそれに乗じてマルチ画面を試してみた結果を書いておこうと筆を取ったはずでした。

それを本来予定していなかった蛇足的な記事を長々と4回も書き、ようやくの本題その1。

RTX 4060 搭載廉価ゲーミングノートPC で MSFS の 2画面、3画面のマルチディスプレイを無理やりお試ししてみた

マルチディスプレイでのプレイは幾つかの形で行いましたが、主に下記の2点についてインプレッションを残しておきます。
  1. タブレット (iPad) をサブディスプレイにしてコクピット計器を表示させる2画面プレイ

  2. タブレットや普段使っていない内蔵 FULL HD ディスプレイを使って WQHD メインディスプレイと2画面3画面プレイ

いずれも、お試しでちょいと遊んでみたレベルの話ですので、内容に厳密性とかは求めないでいただければ🙇

(そもそも RTX 4060 で WQHD ディスプレイを核に MSFS のマルチディスプレイ・プレイとか、お遊びのお試し以外に意味はないと思いますが…)


続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

このところダラダラ長々と誰も得しないであろう

昨夏のセールにて十万円台半ばで買った Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 Laptop の廉価ゲーミングノートPC で、Microsoft Flight Simulator 2020(以下 MSFS)をどれくらいプレイできるのか、WQHD 解像度の最高画質 ULTRA プリセットベースという想定以上の環境でどれだけ頑張れるか


について書いてきました。

この話、遅くとも2月中には蹴りをつけようと思っていたのに、早や3月😅サッカーもモータースポーツもシーズンインでブログの更新頻度はさらに落ちそうなので、こんなどうでもいい話は早めにカタをつけなければ…

と思いながらの4回目。今回は最近 SamScene3D からリリースされて速攻で購入したものの、RTX 4060 クラスの GPU では最高画質で飛ぶのは難しい激重な大阪中心部のシーナリーアドオン「JAPAN OSAKA CITY WOW」について、その再現性と激重具合について記しておきたいと思います。

MSFS2020_202402_106JapanOsakaCityWow


当方の MSFS の遊び方として、できるだけ忠実なシミュレータープレイより気楽な気分転換遊覧飛行派、だからこそできるだけ綺麗なグラフィックで飛びたい「見た目最優先」派であることは過去何度も記してきました。

RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【1】〜条件付きなら高画質でも意外と飛べる
RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【2】〜詳細に造られた観光地・大都市は、画質を取るか動きのスムースさをとるか悩ましい
RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【3】〜シーナリーアドオン/空港アドオンを使った場合の見た目・負荷比較例

過去3回において、RTX 4060 Laptop という下位 GPU 搭載の廉価ゲーミング PC でも高高度で飛んだり、低空飛行でも山間地や田舎、地方都市レベルなら最高画質ベースの設定でもまずまず問題なく飛べること、その反面
  • 地上オブジェクトが衛星航空写真からの自動生成ではなく手作業が入って細密に再現された観光地や都市
  • 高層ビルが林立する大都市中心部
  • 再現性を高めたシーナリーアドオン(空港アドオン含む)を適用したエリア

については、視点変更時に瞬間的なフレームレート低下やスタッタリングが必ず発生し、地上高 1,000ft ≒ 300m 以下の低空飛行時や急旋回時には継続的なフレームレート低下、スタッタリング頻発があって、それを許容して飛ぶか、画質を1段階下げて HIGH END プリセットベースにするかの二択になることを記してきました。

MSFS2020_202402_141AkashiKaikyoMSFS2020_202401_75TwilightTokyoCockpit


「見た目最優先」派の当方としては多少のフレームレート低下、スタッタリングには目を瞑っても、できるだけ綺麗な地上絵の上を飛ぶことを優先して、廉価ゲーミング PC でのプレイには相応しくない ULTRA プリセット画質設定をベースにしていますが、そんな私でも

OSAKA CITY WOWアドオンだけは
最高画質でプレイするのは厳しいなぁ


というのが今回紹介するアドオンへの正直な感想。

MSFS では GeForce RTX 40 シリーズで使える DLSS Frame Generation 機能(以下 DLSS FG)がかなり有効に働いてくれて、RTX 4060 Laptop が本来持つポテンシャル以上の快適性、クオリティ設定で遊ばせてもらっていますが、

作り込まれた激重アドオンは
VRAM 8GB だと厳しい


ことを改めて実感させられました。

MSFS2020_202401_29GraphicSettings(普段のプレイ画質設定)


前々回触れたように、セントマーティン島など一部の詳細細密化されたエリアを低空飛行で飛びたい場合は、HIGH END プリセット画質に落としてプレイする妥協はありますし、着陸時にフレームレートが大きく低下するようなエリアでも画質を落として操作優先の設定にします。

詳細細密化された重いエリアでも画質設定を HIGH END にすることで随分と軽く、スムースに飛べることは前回記事で述べたとおり。ULTRA と HIGH END プリセット設定における画質差も、前々回記事の最後の方で記したように、光の表現、立体感に差はあるものの、大きく劣るほどではありません。



それでも「挙動の滑らかさより見た目最優先」派としては、超低空飛行や急旋回といったアクロバティックな飛行をせず、視点変更時のフレームレート低下、スタッタリングさえ許容できれば、本機でもマシン負荷の高い(=作り込まれて再現性の高い)エリアを最高画質 ULTRA プリセットで飛ぶのはギリ何とかできる、と判断してプレイしています。

しかも RTX 4060 が想定している FULL HD 解像度より一回り高い WQHD 解像度でプレイしているのですが、挙動の滑らかさに妥協をするところはあれど、個人的には「まぁ何とか飛べるだろ」って感じで飛んでいます。

「こんなところをこんな廉価な PC で最高画質にして飛ぶのは無茶だなぁ」と思いながら、多少のフレームレート低下やスタッタリングを許容しながら飛んでいますけど、「JAPAN OSAKA CITY WOW」ではさすがに無理でした。最大の理由はフレームレート低下やスタッタリング頻度ではなく、

OSAKA CITY WOWを入れて
無理やり最高画質で飛んでいると
アプリが不安定になり時々落ちる


こと。

正直なところ、JAPAN OSAKA CITY WOW アドオンを購入してプレイし始めて以降、ちょくちょく MSFS サプリ自体が落ちることも増えてきたので、アドオンそのものを何度か削除して、やっぱりインストールし直して…の繰り返しで悩んでいます(ダウンロードサイズが 6GB くらいあるので再インストールにも時間がかかる)。

激重な割には大阪市中心部以外は放置だったり、大阪城周りが微妙など全部が全部良いわけではないのですが、大阪市中心部の再現性は過去の大阪市内シーナリーアドオンの中ではダントツだけに、地元民としてはできるだけ外したくない思いとの板挟みであります。

MSFS2020_202402_131EveningKita_OsakaWow


というわけで、今回はその「JAPAN OSAKA CITY WOW」アドオンの再現性(見た目)、負荷の高さを、
  1. 何もシーナリーアドオンを入れない純正状態(地上オブジェクトは衛星航空写真からの自動生成)
  2. Shige 氏の大阪シーナリーアドオン適用時
  3. taku0707 氏の OSAKA City Package アドオン適用時
  4. SamScene3D 「JAPAN OSAKA CITY WOW」アドオン適用時

の4つを比較してみます。


続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

ロシアの侵略攻撃で史上最大の航空機 アントノフ An-225 ムリーヤが破壊されて、ちょうど2年。1年前に MSFS のマーケットプレイスに登場した「Antonov An-225 Mriya」 DLC の収益は全てアントノフ社に寄付され、An-225 復元プロジェクト資金として使われるとのことでしたが、ひとまずの期限が本日ということで、私も先日慌てて購入しました😓

MSFS2020_202402_279AntonovAN-225DLC


さて、

「セールなら十万円台半ばで買える Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 Laptop の廉価ゲーミングノートPC で、どれくらい Microsoft Flight Simulator 2020(以下 MSFS)をプレイできるのか、WQHD 解像度の最高画質 ULTRA プリセットベースという想定以上の環境でどれだけ頑張れるか」

という誰得なのか全く判らない、とりあえず自分自身の確認用も兼ねて書きたくなって書き散らしているだけの話、全3〜4回の予定がアレコレ書いていたら長くなって全5回になり、全6回になってしまいましたが、やっと第3回目。

いつまでやるんや、と思われる向きもあると思いますが、一応画面キャプチャとか書き殴った下書きがあるので、それをなんとか今月中にまとめて…のつもりでしたが、無理でした😅

MSFS2020_202402_221MtAso


ともあれ、過去2回では外部アドオンなしの純正シーナリー(ワールドアップデート含む)の範疇で、以下の条件にてプレイした印象、検証を記しました。
  1. 純正シーナリーでは手作業の入っていない地上建築物が自動生成されるエリアを飛ぶ場合
    (高い高度、山間地や田園地帯、地方都市および周辺部、大都市近郊の4条件)

  2. 純正シーナリーでも詳細に造られた観光地や大都市中心部など負荷の高いエリアを飛ぶ場合
    (ピックアップされた観光地・観光都市、高層ビルが林立する大都市中心部)

RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【1】〜条件付きなら高画質でも意外と飛べる
RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【2】〜詳細に造られた観光地・大都市は、画質を取るか動きのスムースさをとるか悩ましい

詳しい内容、データーなどは上記記事を参照していただくとして、端的に言えば、
  • 高高度や山間地、田園地帯などは本機で最高画質ベースでも余裕
  • 負荷の高い高層ビル群の影響が出る大都市近郊は概ねイケるけど条件によりギリ
  • 手の入った細密化された観光地、観光都市は意外とギリ〜ちとキツいことも
  • 高層ビルの林立する大都市中心部も広い心で遊覧飛行なら悪くない

こんなところでしょうか。ちょっと甘いかもしれませんが、私自身がフライト「シミュレーター」志向というより、難しいこと考えずにお気軽遊覧飛行したいタイプであり、

動きの多少の難は許容しても
できるだけ綺麗な風景の上を飛びたい派


なので、そのあたりは前回記事冒頭で紹介したような人たちに代表されるシミュレーター派の基準、印象とは大きく異なるかと思います。

MSFS2020_202402_219OmuraBayMSFS2020_202402_204NYmorning4MSFS2020_202402_15ToyamaPlain


前回記事では、ワールドアップデート含む純正シーナリーで詳細細密化の対象となった観光地や大都市の中心部など、再現性の高い=マシン負荷の高いエリアを、本機のような廉価ゲーミングノートPC のスペックを最高画質プリセットで飛ぶ場合には、
  • ある程度の高度(1,000ft ≒ 300m 以上、超高層ビル群より上)を保って、まっすぐ or 緩く旋回するマッタリ遊覧飛行的な飛び方&視点を大きく変更しない分には概ねスムース

  • 視点を大きく変更した場合(ハットスイッチで90度左右を向く、後方風景を振り返るなど)、瞬間的なフレームレート大幅低下、スタッタリングが発生(スクリーンショットを撮る瞬間も)

  • 細密化されたエリアまたはその至近で低い高度を飛ぶ場合はフレームレートが低下し、飛行機の挙動によっては動きの滑らかさが失われることが増える

  • 地上風景を俯瞰的に捉える外部/ドローン視点のまま低い高度を飛ぶと、マイクロスタッタリングのような画面の揺れが発生しやすい

  • 低い高度での急旋回や地上海上ギリギリの超低空飛行などはフレームレートの低下とスタッタリング頻度が激しくなり、操縦性に悪影響が出てプレイの快適性は失われる

  • 高層ビル群の谷間を縫うように飛ぶアクロバティックな飛行はプレイが難しいほどのフレームレート低下や連続したスタッタリングが起きることが多いため、フライトするのは難しくなる

これらの状況を受け入れる「条件付き」ということを説明しました。

また、前回前々回記事では触れませんでしたが(そこまで筆が回らなかった😅)、

描写能力が足らなくて
遠景の地面が草地になりがち


ということもあります。接近するにつれ建物が描かれていきますが、本機スペックでは色々と足りないんだなぁ…と実感させられる事例の一つですし、リアルさという点からは少々興醒めでもあります。

MSFS2020_202402_147RJOOappOsakaWOW_GrasslandizedGround2(滑走路周辺の住宅地が全部グリーン)


また、少なくとも本機レベルで WQHD 解像度の ULTRA 画質プリセットで飛んでいる場合、よほど負荷の低いエリア(山間部や高い高度)でないかぎり、

視点変更時の瞬間的なフレームレート低下
軽いスタッタリングの発生は避けられない


ので、それがどうしても気になるなら遥かに高くて高性能な PC を使うか、画質設定を落とし、解像度も落としてプレイすることになります。画質を HIGH END プリセットへ1段階落とすだけで、負荷の高いエリアでのフレームレート向上やスタッタリング軽減には大きな効果があります。

たとえ、本機で最高画質を使ってフライトをする場合は下記のフレームレート記録のように、負荷の軽い山間部を延々飛行している最中でもスクリーンショットを撮った瞬間フレームレートが大きく低下します。どうしても妥協は必須です(下記の場合は元々のフレームレートが高く、瞬間的な低下も気になりませんが)。

MSFS2020_202402_223CFX_RJFT2RJFK_mountaions


とまぁ、Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 Laptop という廉価ゲーミングノートPC でありながら MSFS を「できるだけ綺麗なグラフィックの上を飛びたい」派の私は(場所によって)多少の難に目を瞑って最高画質ベースで、内蔵ディスプレイより高い解像度の外部ディスプレイで飛ばしているわけですが、MSFS には

純正シーナリーだけより再現度が高い
けれど負荷も高いシーナリーアドオン


という、まだ先もあります。ということで、今回は

シーナリーアドオンを入れる効果と負荷増大


について。


続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

Microsoft Flight Simulator 2020(以下 MSFS)を始めフライト系ゲームをプレイする人は主に、「操縦や挙動にリアルさを求める人」「気楽に空を飛ぶのを楽しむ人」に分かれると思いますが、私は完全に後者。

MSFS にはしっかりとした操縦学習課程(フライトトレーニング)が用意されていて、私も少しずつ学んでアシストの類は減らしていっていますけれど、実機さながらに操作操縦して飛ぶのは時間も気力も、もしかすると体力すらいるかもしれないので、気分転換、旅に出られない代償行動としてプレイしている今は無理だなぁ…って感じです。

たまに本物のエアラインパイロットの方が MSFS で一から飛行準備して飛んでいる Youtube 動画を見ると(実機より省略されている手順があるとはいえ)さすが慣れているなぁ…と感心して手本になると同時に、これを一から覚えてプレイ、というかシミュレートしていくのは大変だなぁ、と思ったりもします😅



もっとも、フライトシムにのめり込んでいる人は、スーパーワイドディスプレイや3画面構成にしたり、高級なフライトスティックやラダーペダルを揃えるだけでなく、実機を模した操作パネルを海外から取り寄せて一室をマイコクピット化している人もいて、どこの世界も凄い!と感心する次第です(以前の Flight Simulator X の時代にも居られましたが、さらに凄い↓)。



リアルさを求める方々も色々な方向性があって、機体の挙動、機体毎のコクピットの操作性のリアルさが MSFS では物足りない(私には判らないレベル)という方は、X-Plane の方が良い、DCS World に限る、とか各自色々と持論はあるようです。

シミュレーター志向のレースゲームでもグランツーリスモや Forza (Motorsports) じゃなく iRacing、という方も少なからず居られるのと同じようなことかもしれません。

どちらにせよ、ヌルいお気楽フライトのみの私には雲の上の話でありますが、シビアすぎることもなく、ゲーム的な派手さもないけれど、まったり志向の人間も受け入れてくれるのが MSFS の良いところであり、

ゲームインストール後に自分でアレコレ手をかけずとも(自動生成な地上オブジェクトに多少難があっても)美麗な地上グラフィックの上を簡単にフライトして楽しめる

のは、面倒臭がり度が歳とともに増してしまった私なんかにはピッタリであります😅

MSFS2020_202401_95ShinjukuShibuyaViewMSFS2020_202402_178GrandCanyon4


そんなヌルく MSFS を楽しむ人間が前回記事に続き、

セールなら十万円台半ばで買える Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 Laptop の廉価ゲーミングノートPC で、どれくらい MSFS 2020 をプレイできるのか、最高画質 ULTRA プリセットベースでどれだけ頑張れるか

という、全く誰得なのか判らない話の Part 2。まぁ場末ブログですから、需要云々関係なく書きたいから書いてるだけですけど😅



シチュエーション別に本機のスペックでどれだけ飛べるかを記していますが、前回は外部アドオンなしの純正環境(ワールドアップデート含む)における以下の4条件について述べました。
  1. 高い高度を飛ぶ場合
  2. 山間地、田園地帯などを飛ぶ場合
  3. 地方都市および周辺部を飛ぶ場合
  4. 大都市近郊エリア

最初の3条件は、本機レベルのスペックで最高画質 ULTRA プリセットベースを欲張っても DLSS Frame Generation(以下 DLSS FG)の有効性もあり、ほぼほぼ問題なくフライトできること、特にプロペラ機での遊覧飛行プレイなら概ね快適に飛べることを説明しました。

RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【1】〜条件付きなら高画質でも意外と飛べる

MSFS2020_202402_48Shiraichi2Setonaikai


しかし、前回最後の「大都市近郊エリア」になると、大都市中心部にある高層ビル群など負荷高めの地上オブジェクトの影響が出る関係で、本機レベルの性能では以下のように、快適に飛べるとは言い難い、ギリギリな状況も出てきます。
  • プロペラ機で適度な高度での遊覧飛行または低空飛行でも地上高 200〜300m 以上くらいの場合は、 前3条件よりフレームレートが低下し、瞬間的なスタッタリング(=カクツキ、動作の瞬停)が発生するが、常時ではなく瞬間的な発生なので、まだ問題ない程度に飛べる

  • 地上高 200m 以下の超低空飛行だとプロペラ機の速度でも、急旋回時や視点変更時に急激なフレームレート低下やスタッタリングの発生が常態化し、プレイの快適性は落ちるものの、常時カクついた動きになるわけではないので、まだ「飛べる」と言えるレベル

  • 地上高 200m 以下の超低空をジェット機の速度域で飛ぶと、プロペラ機の時よりスタッタリングの頻度が増え、快適に飛べるとは言えなくなるが、まだギリ飛べる

地方都市の超低空飛行ではフレームレート低下やスタッタリング頻度がギリギリスペック内に収まっていたのが、大都市近郊エリアでは場面によって処理能力オーバーとなるシーンがあるのは否めません。

MSFS2020_202402_140Kobe(この高度なら全く問題ないのだけど)


また、前回記事の最後の方に追記しましたが大都市近郊の空港への離着陸、例えば伊丹空港への着陸でも、最高画質 ULTRA プリセットでは着陸寸前の高度で操縦性にスムースさを欠く場面もあります。

遊覧飛行程度ならまだ最高画質 ULTRA プリセットベースでもまずまず飛べるし、敢えて超低空で飛んでもまだギリギリ操縦性を保ってフライトできる


と言いたいところですが、画質設定を1段階落として HIGH END プリセット設定にすればフレームレートは1.5〜2倍になり、なによりスタッタリングは激減しますから、横風時着陸などシビアな操作をする場面、操縦性のスムースさを優先する人なら画質は1段階妥協を考えるエリアになるかと思います。

(伊丹着陸時のフレームレート測定結果は、次回シーナリーアドオン利用の有無比較時に掲載します)

MSFS2020_202402_115NightSenriChuo(もう10倍は明るいはずの千里中央&北摂エリアの夜景)


さらに、今回の一連の記事では「遊覧飛行的なフライトでのプレイアビリティ」の観点から、主に飛行中のプレイ快適具合について述べていますが、実のところ負荷という点では

精密に作られた空港シーナリーアドオンが最も厳しい


場面もあり、離着陸路を始め、空港の敷地外でも空港シーナリーアドオンによる負荷増大の影響はあります。

離着陸で必ず使うのが空港な割に、純正シーナリーだけでは空港の再現性が大変よろしくない空港が多く、そのため多くの方々が空港シーナリーアドオンを作られています(感謝)。外観だけでなく建物内部や空港周辺オブジェクトも再現性高く作られているアドオンも少なくなく、ただその分動作は重くなり、地上風景の激重シーナリーと比べても遜色ない負荷の高い空港シーナリーはあって、スペックギリギリなマシンにとっては悩ましいところです。



とまぁ、地上オブジェクトの数、大きさが増すにつれ、RTX 4060 という下位 GPU を搭載した廉価ゲーミングノートPC には徐々に厳しくなってきましたが、今回は
  1. 純正ワールドアップデートで景色が詳細化、細密化された観光地・観光都市
  2. 同じく純正シーナリー環境で詳細細部化された高層ビルの林立する大都市中心部

これらを本機にて最高画質 ULTRA プリセット設定で飛ぶ場合のインプレッションを記しておきます。

続きを読む
    このエントリーをはてなブックマークに追加

このページのトップヘ