Tedious diary more x4

写真日記ブログを合流させて完全に雑記ブログ化しました(>_<)


カテゴリ: 音楽/ゲーム/書籍等

このところ、日記以外の記事では、
  • 昨夏セールで十万円台半ばにて購入した Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 Laptop という廉価ゲーミングノートPC で
  • Microsoft Flight Simulator 2020(以下 MSFS)を最高画質ベース(ULTRA プリセット&DLSS SR/FG 有効)にして
  • 内蔵 FULL HD ディスプレイではなく一回り解像度の高い外部 WQHD ディスプレイを使って
  • 色々なシチュエーションでどこまでマトモにプレイできるのか?

という話を長々としてきました。

RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【1】〜条件付きなら高画質でも意外と飛べる
RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【2】〜詳細に造られた観光地・大都市は、画質を取るか動きのスムースさをとるか悩ましい
RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【3】〜シーナリーアドオン/空港アドオンを使った場合の見た目・負荷比較例
RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【4】〜激重「JAPAN OSAKA CITY WOW」を色々比較

最初に負荷の少ない条件から徐々に厳しい条件での動作を示して来たわけですが、「挙動のスムースさより見た目最優先」派、旅やドライブへ思うように出かけられなくなった身の気分転換ソフトとして使っている私としては、

遊覧飛行ならそれなりに妥協すれば
廉価ゲーミングPCでも最高画質で意外とヤレる


というのが個人的な印象。

妥協点は今までの記事で散々書いてきましたが、

視点変更時や負荷の高いエリアでの低空飛行、急旋回時の瞬間的または一時的なフレームレート低下やスタッタリング発生を許容でき、アクロバティックなフライトは諦める、地上風景のうち中景(近景と遠景の中間的エリア)の地上オブジェクトが描ききれず草地になりがち


といった問題、決して少なくはないけれど、それを受け入れられれば、こんな廉価なゲーミングノートPC でも意外と最高画質に近い描写でフライトできるものだと感心しました。RTX 40 シリーズの DLSS Frame Generation(以下 DLSS FG)機能さまさま、というところはありますが。



もちろん、廉価 GPU 搭載のゲーミングノートPC では最高画質ベースでは厳しい条件も多々ありましたが、画質を1段階落として HIGH END にすれば挙動のスムースさは相当に改善され、不満を覚える条件、フライトはだいぶ少ないと個人的には思っています。

ですので、上を見ればキリがない MSFS をプレイするに当たってのひとまずの妥協点として、本機スペックはちょうど良いところだったかな、と思っています。まぁ more power, more VRAM な欲望はありますが、ここから上は費用とリターンが正比例しませんからね…

MSFS2020_202403_01Grassland_RJOOApp
(何故かHIGH ENDに下げた方が草地化率が酷いことも)


ともあれ、そんな話を長々と4回にも分けて書いてきてしまいましたが、本来この記事は

RTX 4060 みたいなボトム GPU 搭載のこんな廉価なゲーミングノート PC で VR やるのは無茶だよな、でも一度 MSFS の VR プレイを体験してみたいからやってみよう
VR プレイは最低画質でも不安定で、でもギリギリながらプレイできた、だったらマルチ画面もちょっとくらいイケるんじゃね?


という形で、廉価ゲーミングPC でも何とか動いた VR プレイに感動して、さらにそれに乗じてマルチ画面を試してみた結果を書いておこうと筆を取ったはずでした。

それを本来予定していなかった蛇足的な記事を長々と4回も書き、ようやくの本題その1。

RTX 4060 搭載廉価ゲーミングノートPC で MSFS の 2画面、3画面のマルチディスプレイを無理やりお試ししてみた

マルチディスプレイでのプレイは幾つかの形で行いましたが、主に下記の2点についてインプレッションを残しておきます。
  1. タブレット (iPad) をサブディスプレイにしてコクピット計器を表示させる2画面プレイ

  2. タブレットや普段使っていない内蔵 FULL HD ディスプレイを使って WQHD メインディスプレイと2画面3画面プレイ

いずれも、お試しでちょいと遊んでみたレベルの話ですので、内容に厳密性とかは求めないでいただければ🙇

(そもそも RTX 4060 で WQHD ディスプレイを核に MSFS のマルチディスプレイ・プレイとか、お遊びのお試し以外に意味はないと思いますが…)


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このところダラダラ長々と誰も得しないであろう

昨夏のセールにて十万円台半ばで買った Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 Laptop の廉価ゲーミングノートPC で、Microsoft Flight Simulator 2020(以下 MSFS)をどれくらいプレイできるのか、WQHD 解像度の最高画質 ULTRA プリセットベースという想定以上の環境でどれだけ頑張れるか


について書いてきました。

この話、遅くとも2月中には蹴りをつけようと思っていたのに、早や3月😅サッカーもモータースポーツもシーズンインでブログの更新頻度はさらに落ちそうなので、こんなどうでもいい話は早めにカタをつけなければ…

と思いながらの4回目。今回は最近 SamScene3D からリリースされて速攻で購入したものの、RTX 4060 クラスの GPU では最高画質で飛ぶのは難しい激重な大阪中心部のシーナリーアドオン「JAPAN OSAKA CITY WOW」について、その再現性と激重具合について記しておきたいと思います。

MSFS2020_202402_106JapanOsakaCityWow


当方の MSFS の遊び方として、できるだけ忠実なシミュレータープレイより気楽な気分転換遊覧飛行派、だからこそできるだけ綺麗なグラフィックで飛びたい「見た目最優先」派であることは過去何度も記してきました。

RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【1】〜条件付きなら高画質でも意外と飛べる
RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【2】〜詳細に造られた観光地・大都市は、画質を取るか動きのスムースさをとるか悩ましい
RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【3】〜シーナリーアドオン/空港アドオンを使った場合の見た目・負荷比較例

過去3回において、RTX 4060 Laptop という下位 GPU 搭載の廉価ゲーミング PC でも高高度で飛んだり、低空飛行でも山間地や田舎、地方都市レベルなら最高画質ベースの設定でもまずまず問題なく飛べること、その反面
  • 地上オブジェクトが衛星航空写真からの自動生成ではなく手作業が入って細密に再現された観光地や都市
  • 高層ビルが林立する大都市中心部
  • 再現性を高めたシーナリーアドオン(空港アドオン含む)を適用したエリア

については、視点変更時に瞬間的なフレームレート低下やスタッタリングが必ず発生し、地上高 1,000ft ≒ 300m 以下の低空飛行時や急旋回時には継続的なフレームレート低下、スタッタリング頻発があって、それを許容して飛ぶか、画質を1段階下げて HIGH END プリセットベースにするかの二択になることを記してきました。

MSFS2020_202402_141AkashiKaikyoMSFS2020_202401_75TwilightTokyoCockpit


「見た目最優先」派の当方としては多少のフレームレート低下、スタッタリングには目を瞑っても、できるだけ綺麗な地上絵の上を飛ぶことを優先して、廉価ゲーミング PC でのプレイには相応しくない ULTRA プリセット画質設定をベースにしていますが、そんな私でも

OSAKA CITY WOWアドオンだけは
最高画質でプレイするのは厳しいなぁ


というのが今回紹介するアドオンへの正直な感想。

MSFS では GeForce RTX 40 シリーズで使える DLSS Frame Generation 機能(以下 DLSS FG)がかなり有効に働いてくれて、RTX 4060 Laptop が本来持つポテンシャル以上の快適性、クオリティ設定で遊ばせてもらっていますが、

作り込まれた激重アドオンは
VRAM 8GB だと厳しい


ことを改めて実感させられました。

MSFS2020_202401_29GraphicSettings(普段のプレイ画質設定)


前々回触れたように、セントマーティン島など一部の詳細細密化されたエリアを低空飛行で飛びたい場合は、HIGH END プリセット画質に落としてプレイする妥協はありますし、着陸時にフレームレートが大きく低下するようなエリアでも画質を落として操作優先の設定にします。

詳細細密化された重いエリアでも画質設定を HIGH END にすることで随分と軽く、スムースに飛べることは前回記事で述べたとおり。ULTRA と HIGH END プリセット設定における画質差も、前々回記事の最後の方で記したように、光の表現、立体感に差はあるものの、大きく劣るほどではありません。



それでも「挙動の滑らかさより見た目最優先」派としては、超低空飛行や急旋回といったアクロバティックな飛行をせず、視点変更時のフレームレート低下、スタッタリングさえ許容できれば、本機でもマシン負荷の高い(=作り込まれて再現性の高い)エリアを最高画質 ULTRA プリセットで飛ぶのはギリ何とかできる、と判断してプレイしています。

しかも RTX 4060 が想定している FULL HD 解像度より一回り高い WQHD 解像度でプレイしているのですが、挙動の滑らかさに妥協をするところはあれど、個人的には「まぁ何とか飛べるだろ」って感じで飛んでいます。

「こんなところをこんな廉価な PC で最高画質にして飛ぶのは無茶だなぁ」と思いながら、多少のフレームレート低下やスタッタリングを許容しながら飛んでいますけど、「JAPAN OSAKA CITY WOW」ではさすがに無理でした。最大の理由はフレームレート低下やスタッタリング頻度ではなく、

OSAKA CITY WOWを入れて
無理やり最高画質で飛んでいると
アプリが不安定になり時々落ちる


こと。

正直なところ、JAPAN OSAKA CITY WOW アドオンを購入してプレイし始めて以降、ちょくちょく MSFS サプリ自体が落ちることも増えてきたので、アドオンそのものを何度か削除して、やっぱりインストールし直して…の繰り返しで悩んでいます(ダウンロードサイズが 6GB くらいあるので再インストールにも時間がかかる)。

激重な割には大阪市中心部以外は放置だったり、大阪城周りが微妙など全部が全部良いわけではないのですが、大阪市中心部の再現性は過去の大阪市内シーナリーアドオンの中ではダントツだけに、地元民としてはできるだけ外したくない思いとの板挟みであります。

MSFS2020_202402_131EveningKita_OsakaWow


というわけで、今回はその「JAPAN OSAKA CITY WOW」アドオンの再現性(見た目)、負荷の高さを、
  1. 何もシーナリーアドオンを入れない純正状態(地上オブジェクトは衛星航空写真からの自動生成)
  2. Shige 氏の大阪シーナリーアドオン適用時
  3. taku0707 氏の OSAKA City Package アドオン適用時
  4. SamScene3D 「JAPAN OSAKA CITY WOW」アドオン適用時

の4つを比較してみます。


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ロシアの侵略攻撃で史上最大の航空機 アントノフ An-225 ムリーヤが破壊されて、ちょうど2年。1年前に MSFS のマーケットプレイスに登場した「Antonov An-225 Mriya」 DLC の収益は全てアントノフ社に寄付され、An-225 復元プロジェクト資金として使われるとのことでしたが、ひとまずの期限が本日ということで、私も先日慌てて購入しました😓

MSFS2020_202402_279AntonovAN-225DLC


さて、

「セールなら十万円台半ばで買える Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 Laptop の廉価ゲーミングノートPC で、どれくらい Microsoft Flight Simulator 2020(以下 MSFS)をプレイできるのか、WQHD 解像度の最高画質 ULTRA プリセットベースという想定以上の環境でどれだけ頑張れるか」

という誰得なのか全く判らない、とりあえず自分自身の確認用も兼ねて書きたくなって書き散らしているだけの話、全3〜4回の予定がアレコレ書いていたら長くなって全5回になり、全6回になってしまいましたが、やっと第3回目。

いつまでやるんや、と思われる向きもあると思いますが、一応画面キャプチャとか書き殴った下書きがあるので、それをなんとか今月中にまとめて…のつもりでしたが、無理でした😅

MSFS2020_202402_221MtAso


ともあれ、過去2回では外部アドオンなしの純正シーナリー(ワールドアップデート含む)の範疇で、以下の条件にてプレイした印象、検証を記しました。
  1. 純正シーナリーでは手作業の入っていない地上建築物が自動生成されるエリアを飛ぶ場合
    (高い高度、山間地や田園地帯、地方都市および周辺部、大都市近郊の4条件)

  2. 純正シーナリーでも詳細に造られた観光地や大都市中心部など負荷の高いエリアを飛ぶ場合
    (ピックアップされた観光地・観光都市、高層ビルが林立する大都市中心部)

RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【1】〜条件付きなら高画質でも意外と飛べる
RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【2】〜詳細に造られた観光地・大都市は、画質を取るか動きのスムースさをとるか悩ましい

詳しい内容、データーなどは上記記事を参照していただくとして、端的に言えば、
  • 高高度や山間地、田園地帯などは本機で最高画質ベースでも余裕
  • 負荷の高い高層ビル群の影響が出る大都市近郊は概ねイケるけど条件によりギリ
  • 手の入った細密化された観光地、観光都市は意外とギリ〜ちとキツいことも
  • 高層ビルの林立する大都市中心部も広い心で遊覧飛行なら悪くない

こんなところでしょうか。ちょっと甘いかもしれませんが、私自身がフライト「シミュレーター」志向というより、難しいこと考えずにお気軽遊覧飛行したいタイプであり、

動きの多少の難は許容しても
できるだけ綺麗な風景の上を飛びたい派


なので、そのあたりは前回記事冒頭で紹介したような人たちに代表されるシミュレーター派の基準、印象とは大きく異なるかと思います。

MSFS2020_202402_219OmuraBayMSFS2020_202402_204NYmorning4MSFS2020_202402_15ToyamaPlain


前回記事では、ワールドアップデート含む純正シーナリーで詳細細密化の対象となった観光地や大都市の中心部など、再現性の高い=マシン負荷の高いエリアを、本機のような廉価ゲーミングノートPC のスペックを最高画質プリセットで飛ぶ場合には、
  • ある程度の高度(1,000ft ≒ 300m 以上、超高層ビル群より上)を保って、まっすぐ or 緩く旋回するマッタリ遊覧飛行的な飛び方&視点を大きく変更しない分には概ねスムース

  • 視点を大きく変更した場合(ハットスイッチで90度左右を向く、後方風景を振り返るなど)、瞬間的なフレームレート大幅低下、スタッタリングが発生(スクリーンショットを撮る瞬間も)

  • 細密化されたエリアまたはその至近で低い高度を飛ぶ場合はフレームレートが低下し、飛行機の挙動によっては動きの滑らかさが失われることが増える

  • 地上風景を俯瞰的に捉える外部/ドローン視点のまま低い高度を飛ぶと、マイクロスタッタリングのような画面の揺れが発生しやすい

  • 低い高度での急旋回や地上海上ギリギリの超低空飛行などはフレームレートの低下とスタッタリング頻度が激しくなり、操縦性に悪影響が出てプレイの快適性は失われる

  • 高層ビル群の谷間を縫うように飛ぶアクロバティックな飛行はプレイが難しいほどのフレームレート低下や連続したスタッタリングが起きることが多いため、フライトするのは難しくなる

これらの状況を受け入れる「条件付き」ということを説明しました。

また、前回前々回記事では触れませんでしたが(そこまで筆が回らなかった😅)、

描写能力が足らなくて
遠景の地面が草地になりがち


ということもあります。接近するにつれ建物が描かれていきますが、本機スペックでは色々と足りないんだなぁ…と実感させられる事例の一つですし、リアルさという点からは少々興醒めでもあります。

MSFS2020_202402_147RJOOappOsakaWOW_GrasslandizedGround2(滑走路周辺の住宅地が全部グリーン)


また、少なくとも本機レベルで WQHD 解像度の ULTRA 画質プリセットで飛んでいる場合、よほど負荷の低いエリア(山間部や高い高度)でないかぎり、

視点変更時の瞬間的なフレームレート低下
軽いスタッタリングの発生は避けられない


ので、それがどうしても気になるなら遥かに高くて高性能な PC を使うか、画質設定を落とし、解像度も落としてプレイすることになります。画質を HIGH END プリセットへ1段階落とすだけで、負荷の高いエリアでのフレームレート向上やスタッタリング軽減には大きな効果があります。

たとえ、本機で最高画質を使ってフライトをする場合は下記のフレームレート記録のように、負荷の軽い山間部を延々飛行している最中でもスクリーンショットを撮った瞬間フレームレートが大きく低下します。どうしても妥協は必須です(下記の場合は元々のフレームレートが高く、瞬間的な低下も気になりませんが)。

MSFS2020_202402_223CFX_RJFT2RJFK_mountaions


とまぁ、Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 Laptop という廉価ゲーミングノートPC でありながら MSFS を「できるだけ綺麗なグラフィックの上を飛びたい」派の私は(場所によって)多少の難に目を瞑って最高画質ベースで、内蔵ディスプレイより高い解像度の外部ディスプレイで飛ばしているわけですが、MSFS には

純正シーナリーだけより再現度が高い
けれど負荷も高いシーナリーアドオン


という、まだ先もあります。ということで、今回は

シーナリーアドオンを入れる効果と負荷増大


について。


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Microsoft Flight Simulator 2020(以下 MSFS)を始めフライト系ゲームをプレイする人は主に、「操縦や挙動にリアルさを求める人」「気楽に空を飛ぶのを楽しむ人」に分かれると思いますが、私は完全に後者。

MSFS にはしっかりとした操縦学習課程(フライトトレーニング)が用意されていて、私も少しずつ学んでアシストの類は減らしていっていますけれど、実機さながらに操作操縦して飛ぶのは時間も気力も、もしかすると体力すらいるかもしれないので、気分転換、旅に出られない代償行動としてプレイしている今は無理だなぁ…って感じです。

たまに本物のエアラインパイロットの方が MSFS で一から飛行準備して飛んでいる Youtube 動画を見ると(実機より省略されている手順があるとはいえ)さすが慣れているなぁ…と感心して手本になると同時に、これを一から覚えてプレイ、というかシミュレートしていくのは大変だなぁ、と思ったりもします😅



もっとも、フライトシムにのめり込んでいる人は、スーパーワイドディスプレイや3画面構成にしたり、高級なフライトスティックやラダーペダルを揃えるだけでなく、実機を模した操作パネルを海外から取り寄せて一室をマイコクピット化している人もいて、どこの世界も凄い!と感心する次第です(以前の Flight Simulator X の時代にも居られましたが、さらに凄い↓)。



リアルさを求める方々も色々な方向性があって、機体の挙動、機体毎のコクピットの操作性のリアルさが MSFS では物足りない(私には判らないレベル)という方は、X-Plane の方が良い、DCS World に限る、とか各自色々と持論はあるようです。

シミュレーター志向のレースゲームでもグランツーリスモや Forza (Motorsports) じゃなく iRacing、という方も少なからず居られるのと同じようなことかもしれません。

どちらにせよ、ヌルいお気楽フライトのみの私には雲の上の話でありますが、シビアすぎることもなく、ゲーム的な派手さもないけれど、まったり志向の人間も受け入れてくれるのが MSFS の良いところであり、

ゲームインストール後に自分でアレコレ手をかけずとも(自動生成な地上オブジェクトに多少難があっても)美麗な地上グラフィックの上を簡単にフライトして楽しめる

のは、面倒臭がり度が歳とともに増してしまった私なんかにはピッタリであります😅

MSFS2020_202401_95ShinjukuShibuyaViewMSFS2020_202402_178GrandCanyon4


そんなヌルく MSFS を楽しむ人間が前回記事に続き、

セールなら十万円台半ばで買える Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 Laptop の廉価ゲーミングノートPC で、どれくらい MSFS 2020 をプレイできるのか、最高画質 ULTRA プリセットベースでどれだけ頑張れるか

という、全く誰得なのか判らない話の Part 2。まぁ場末ブログですから、需要云々関係なく書きたいから書いてるだけですけど😅



シチュエーション別に本機のスペックでどれだけ飛べるかを記していますが、前回は外部アドオンなしの純正環境(ワールドアップデート含む)における以下の4条件について述べました。
  1. 高い高度を飛ぶ場合
  2. 山間地、田園地帯などを飛ぶ場合
  3. 地方都市および周辺部を飛ぶ場合
  4. 大都市近郊エリア

最初の3条件は、本機レベルのスペックで最高画質 ULTRA プリセットベースを欲張っても DLSS Frame Generation(以下 DLSS FG)の有効性もあり、ほぼほぼ問題なくフライトできること、特にプロペラ機での遊覧飛行プレイなら概ね快適に飛べることを説明しました。

RTX 4060な廉価ノートPCでMSFS 2020がどれくらいプレイできるか?って話【1】〜条件付きなら高画質でも意外と飛べる

MSFS2020_202402_48Shiraichi2Setonaikai


しかし、前回最後の「大都市近郊エリア」になると、大都市中心部にある高層ビル群など負荷高めの地上オブジェクトの影響が出る関係で、本機レベルの性能では以下のように、快適に飛べるとは言い難い、ギリギリな状況も出てきます。
  • プロペラ機で適度な高度での遊覧飛行または低空飛行でも地上高 200〜300m 以上くらいの場合は、 前3条件よりフレームレートが低下し、瞬間的なスタッタリング(=カクツキ、動作の瞬停)が発生するが、常時ではなく瞬間的な発生なので、まだ問題ない程度に飛べる

  • 地上高 200m 以下の超低空飛行だとプロペラ機の速度でも、急旋回時や視点変更時に急激なフレームレート低下やスタッタリングの発生が常態化し、プレイの快適性は落ちるものの、常時カクついた動きになるわけではないので、まだ「飛べる」と言えるレベル

  • 地上高 200m 以下の超低空をジェット機の速度域で飛ぶと、プロペラ機の時よりスタッタリングの頻度が増え、快適に飛べるとは言えなくなるが、まだギリ飛べる

地方都市の超低空飛行ではフレームレート低下やスタッタリング頻度がギリギリスペック内に収まっていたのが、大都市近郊エリアでは場面によって処理能力オーバーとなるシーンがあるのは否めません。

MSFS2020_202402_140Kobe(この高度なら全く問題ないのだけど)


また、前回記事の最後の方に追記しましたが大都市近郊の空港への離着陸、例えば伊丹空港への着陸でも、最高画質 ULTRA プリセットでは着陸寸前の高度で操縦性にスムースさを欠く場面もあります。

遊覧飛行程度ならまだ最高画質 ULTRA プリセットベースでもまずまず飛べるし、敢えて超低空で飛んでもまだギリギリ操縦性を保ってフライトできる


と言いたいところですが、画質設定を1段階落として HIGH END プリセット設定にすればフレームレートは1.5〜2倍になり、なによりスタッタリングは激減しますから、横風時着陸などシビアな操作をする場面、操縦性のスムースさを優先する人なら画質は1段階妥協を考えるエリアになるかと思います。

(伊丹着陸時のフレームレート測定結果は、次回シーナリーアドオン利用の有無比較時に掲載します)

MSFS2020_202402_115NightSenriChuo(もう10倍は明るいはずの千里中央&北摂エリアの夜景)


さらに、今回の一連の記事では「遊覧飛行的なフライトでのプレイアビリティ」の観点から、主に飛行中のプレイ快適具合について述べていますが、実のところ負荷という点では

精密に作られた空港シーナリーアドオンが最も厳しい


場面もあり、離着陸路を始め、空港の敷地外でも空港シーナリーアドオンによる負荷増大の影響はあります。

離着陸で必ず使うのが空港な割に、純正シーナリーだけでは空港の再現性が大変よろしくない空港が多く、そのため多くの方々が空港シーナリーアドオンを作られています(感謝)。外観だけでなく建物内部や空港周辺オブジェクトも再現性高く作られているアドオンも少なくなく、ただその分動作は重くなり、地上風景の激重シーナリーと比べても遜色ない負荷の高い空港シーナリーはあって、スペックギリギリなマシンにとっては悩ましいところです。



とまぁ、地上オブジェクトの数、大きさが増すにつれ、RTX 4060 という下位 GPU を搭載した廉価ゲーミングノートPC には徐々に厳しくなってきましたが、今回は
  1. 純正ワールドアップデートで景色が詳細化、細密化された観光地・観光都市
  2. 同じく純正シーナリー環境で詳細細部化された高層ビルの林立する大都市中心部

これらを本機にて最高画質 ULTRA プリセット設定で飛ぶ場合のインプレッションを記しておきます。

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ここ数年、特に去年から自身の周辺環境が大きく変化して、以前のように頻繁に旅行やサッカー観戦/航空祭の遠征、ロングドライブへ出かけることが難しくなりました。そのことにストレスを感じていた時期もありますが、今はやむ得ないことと受け入れられています(たぶん)。

10代からちょっと前までは散々っぱら出かけ倒していましたし、昨今は諸々価格高騰とインバウンドその他で人も多くコスパも悪いので、ここらで潮時だという思いもありますし、これもまた人生と割り切れなくはない昨今。まぁどこかで爆発する可能性はありますけど😅

MSFS2020_202401_86ItamiTurning(見慣れた伊丹離陸後の風景。写真は全てクリックで拡大)


思うように出掛けられなくなった代わりというわけではありませんが、このところ一種の代償行動、気分転換の一つとして Microsoft Flight Simulator 2020(以下 MSFS)は役に立ってくれています。

過去記事で何度か触れているように、MSFS をプレイできる(ある程度動く)環境が欲しくて、昨夏セール時に10万円台半ばにディスカウントされていた廉価なゲーミングノート PC、ASUS TUF Gaming F15 (2023年モデル) を購入しました(昨年末の Black Friday セールでは15万円を切ってたみたい)。



予算その他の問題があったとはいえ、MSFS の動作の「重さ」に対する巷の評判に対して、購入したノートPC の Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 Laptop というボトムラインのスペックを考えると、

RTX 40 世代の GPU 搭載とはいえ十万円台で買える廉価なゲーミングノートPC で、重量級ゲームの代表格でもある MSFS をどこまで快適に、どこまでの画質でマトモにプレイできるのか?結構厳しいのでは?


と心配はありました。

さらに私の場合、搭載 GPU (RTX 4060) 本来のターゲットである FULL HD 解像度 (1920x1080 pixels) の内蔵ディスプレイを使うことなく、一段階高い解像度の WQHD (2560x1440 pixels) 外付けディスプレイ(自宅でのメインディスプレイ)を使う前提でしたから尚更。

当然ある程度、いや結構な妥協は必要だと思っていました。LOW、MIDDLE、HIGH END、ULTRA と4段階ある画質プリセット設定のうち MIDDLE で快適に飛べたら納得、多少の難があっても HIGH END が使えたら御の字、と。

MSFS2020_202401_73SunsetHND(夕暮れの羽田空港離陸)


ところが、実際にプレイし始めてみると、GeForce RTX 40 シリーズの持つ DLSS Frame Generation 機能(以下 DLSS FG)が極めて効果的なこともあり、

プロペラ機の気軽な遊覧飛行なら
(制約はあるものの)
最高画質ベースでもある程度イケる


と言っても良い印象で、それは半年経った今でも変わりません(DLSS SR を使っているので最高画質 ULTRA プリセットとはいえ、真に最高画質ではないですが廉価PC ですからね😓)。

もちろん、この「イケてる」かどうか(どこまで妥協を許すか)は当然個人差がありますし、VRAM 8GB の RTX 4060 で最高画質ベースにて動かすのは極めてギリギリもしくは無理やりと言っても良いため、
  • 負荷が増大するアドオンは使わない(使えない)
  • 負荷の大きなアクロバティックな飛行などでは画質を下げる
  • バックグラウンドで別のタスク(録画、配信など)をしない
  • フレームレートが一瞬落ち込んだりスタッタリングが発生しても許容する

という妥協、心持ちが必要です。それこそシーンによっては、スクリーンショットを撮るだけでスタッタリング(=カクツキ、動作の瞬停)が発生するくらいギリギリです。

MSFS2020_202401_29GraphicSettings(私が遊覧飛行を楽しむ普段の画質設定)


とはいえ、RTX 4060 Laptop という下位 GPU 搭載の廉価ゲーミングノートで上記のような最高画質ベースの設定でも、まったり遊覧飛行を楽しんだり、エアラインのフライトをシミュレーションする飛び方なら十分実用的にプレイできます。

高精細高画質でシビアな操作、高フレームレート(というよりは全く引っ掛かりのない挙動)を望むような人は「最低3倍の予算を持ってこいや」という話になりますし、私自身「上を見たくなる」ことも試して(次回記事以降で紹介)、ステップアップの物欲はなくはないですけれども、

ゲーミングPC の沼にハマらない手前の妥協点としては悪くないかな


と感じています。ここから上はどこのカテゴリーでもよくある「ハイエンドになればなるほど、お金を積むほどに伸び代は大きくない」世界でもありますからね。

MSFS2020_202401_78NightTokyoTailLight(真夜中の東京遊覧飛行)


いずれにせよ、個人的には「10万円台半ばの廉価ゲーミングノートで激重系と言われた MSFS がここまで動けば十分満足なのでは?」と言うのが正直な感想であり、そのことを強く感じたので、

セール価格なら十万円台半ばで買える Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 Laptop の廉価ゲーミングノートPC でも MSFS 2020 をこれくらいの条件でプレイできる

ということを(誰得か判らないけれど)、以下 4回に分けて6回に分けて記していこうと思います。
  1. 外部アドオンなし&純正シーナリーでは細密化されていない地上建築物が自動生成されるエリアを飛ぶ場合(本記事)

  2. ワールドアップデートなどで詳細細密化された観光地、大都市中心部など純正シーナリーでも負荷の高いエリアを飛ぶ場合

  3. 再現性高めだが負荷の高い、有償無償のシーナリーアドオン(空港シーナリー含む)を追加した場合のノーマル環境との景色/負荷の比較

  4. 最近リリースされた激重「JAPAN OSAKA CITY WOW」アドオンを無料シーナリーやアドオンなしと比較

  5. 内蔵ディスプレイまたはiPadを利用した2〜3画面マルチディスプレイ環境でのお試しプレイ

  6. meta Quest 2 を使った VR プレイを無理やりお試し

当初は前後編くらいの予定だったのに、アレコレ書き始めたり画面キャプチャを撮りまくっていたら延々と長くなりすぎてしまったので 4回、いや 5回、いやいや 6回にも分ける羽目に😅。後半2つは完全に本機 PC の処理能力を完全に超えていますが、どんなものか参考ということで。

MSFS2020_202401_15RinkuTowerJCT(関空連絡橋りんくうJCT付近)


前置きが大変長くなりましたが、今回はまず

シングルディスプレイ&外部アドオンなしで
大都市中心部以外を飛ぶ場合


の条件におけるプレイアビリティ、フライトしてみた印象を、シーン別に記していきます。

一般的な1画面プレイですが、先にも述べたように内蔵 FULL HD ディスプレイではなく外部 WHQD ディスプレイを使用しているため、本機の本体だけでプレイする時よりも負荷はかなり高い条件となっていますので、その点ご留意ください(搭載 GPU の RTX 4060 は本来 FULL HD ディスプレイ向け)。

外部アドオンなしという条件での話になりますので、ここから以下は注釈がないかぎり、コアパッケージに加えて記事執筆時に16弾まで出ている世界各地の無料ワールドアップデートを含む「純正シーナリー」だけでの動作インプレッションとなります。

有償無償問わず多数存在するシーナリーアドオン含む外部アドオンは基本的に利用しないインプレッションとなり、シーナリーアドオンを利用した場合の動作は次回に記します。

(ここまでに載せたキャプチャ画面写真には、追加アドオンをインストールした事例もありますので念のため)

また、使用している ASUS TUF Gaming F15 (2023年モデル) FX507ZV4 は、昨夏購入後にメモリを 16→32GB へ、セカンダリ SSD 2TB を増設し、ゲームプログラム・データーは全て増設したセカンダリ SSD へインストールしています。

MSFS2020_202401_29GraphicSettings


グラフィック設定は、先にも載せた上記設定画面(WQHD 解像度、DLSS SR バランス、DLSS FG オン、最高画質 ULTRA プリセット)を使用しています。GeForce ドライバ/アプリの設定はデフォルトのままです。

PC のパフォーマンス設定は Armoury Crate のパフォーマンスモード(AC 電源接続時)を使用しています。そのため、最大能力を引き出すターボモードでプレイした場合は最大1割程度フレームレートが伸びる可能性はあります(以下、過去記事参照)。

Core i7-12700H & GeForce 4060搭載ASUS TUF Gaming F15 (2023) FX507ZV4購入【2】 〜DLSS FGの効果をMSFSで測定

ただ、ターボモードでプレイしても高負荷時の VRAM 不足によるスタッタリングの軽減には繋がらず、多少フレームレートが向上するシーンでは実プレイの印象に差がないため、最大パワーだけどファン音が盛大なターボモードではなく、パワーもノイズも程々のパフォーマンスモードでプレイしています。ご了承ください。


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Amazon プライムセールで購入した Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 (TGP 140W) 搭載の ASUS TUF Gaming F15 (2023年モデル) FX507ZV4。

お盆の間くらいは購入目的であったゲームプレイに多少どっぷり浸かれる?かと思いきや、家族ごとでテンヤワンヤ状態になり、思った以上に使いこめていませんが、とりあえず今回は1ヶ月と少々使ってきたファーストインプレを書いて本機の話を一旦〆たいと思います。



Windows ゲームのプレイ復帰としてはポータブル機 ASUS ROG Ally で概ね満足していたものの、

GeForce RTX 40 シリーズの DLSS Frame Generation 機能(以下 DLSS FG)を使えば、廉価機でもどこまで Microsoft Flight Simulator(以下 MSFS)や重量級ゲームが快適になるんだろ?


という興味に耐えきれず、プライムセールでの割引率に誘われて買ってしまったことは以前書いたとおり。

Core i7-12700H & RTX 4060搭載ASUS TUF Gaming F15 (2023) FX507ZV4購入【1】 〜各種ベンチマークテスト参考値
Core i7-12700H & GeForce 4060搭載ASUS TUF Gaming F15 (2023) FX507ZV4購入【2】 〜DLSS FGの効果をMSFSで測定
i7-12700H & GeForce 4060搭載ASUS TUF Gaming F15 (2023年モデル) FX507ZV4購入【3】 〜セールで値下がりだけでない選択の理由
ASUS TUF Gaming F15 (2023年モデル) FX507ZV4購入【4】 〜簡単だけどちょっぴりハードルありの SSD 増設

購入モデルのベンチマーク結果がなくて最後まで迷っていた時に困っていたことや、諸々自分の中で基準を作りたいこともあって珍しくベンチマークテストを測定、掲載し、その後は購入にあたって考えていた条件、もう一つ迷っていた MSI の同クラス機と比べて本機を選んだ理由などを記しました。

購入、使用開始からおおよそ1ヶ月少々経ち、感想もだいたい固まってきたので、使いながらメモしてきたことを箇条書きにまとめ直して以下に記しておきたいと思います。

ゲームプレイ上の印象(特にメインの目的であった MSFS など)については、ベンチマーク結果掲載の記事でベンチマークの数値とともに記しましたので、主にそれ以外の点を中心に触れておきます。


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世間がお盆休みに入った途端、被せ物が取れた奥歯と親知らずのダブル歯痛に七転八倒している当方ですが、皆様方は酷暑の中いかがお過ごしのことでしょうか(時候の挨拶感)。

6月7月と連続でゲーム専用 Windows 機を買ったのだから、このタイミングで少しはゲームに勤しめるかと思いきや、暑さと歯痛と家庭内諸々でなかなかプレイ時間が取れないのが悩みどころです。まぁゲームしてる時間が取りづらいのは百も承知で買ったわけですが。

TUFGaming_FX507ZV4_09


さて、先月の Amazon プライムセールでの大幅値引きに背中を押されて購入した ASUS TUF Gaming F15 (2023年モデル) FX507ZV4。

本機の初期搭載メモリは 8GB × 2(DDR4-3200)の 16GB、ストレージは PCI Gen.4×4 仕様の M.2 SSD 512GB と最小限。価格が重要な廉価ゲーミングノートPC ですから、ゲーミング PC として実用に耐える最小限仕様なのは致し方のないところ。


ASUS TUF Gaming F15 (2023) | TUF Gaming | ASUS日本 - スペック

反面、前回記事の本機購入理由でも触れましたが、本機 ASUS TUF Gaming F15 は筐体内部に2本目の SSD を増設できるスロットがあり、自己責任で筐体内部にアクセスして SSD を増設したり、メモリを交換することが可能です。当方も最初から SSD 増設、メモリ増量交換を前提に購入しました。

i7-12700H & GeForce 4060搭載ASUS TUF Gaming F15 (2023年モデル) FX507ZV4購入【3】 〜セールで値下がりだけでない選択の理由

メインメモリ 16GB もゲームによってはカツカツでしょうが、それでも本体画面のフルHD 解像度ならまだ許容できたとしても、ストレージが 512GB は厳しいものがあります。昨今 100GB 近く食うタイトルも珍しくありませんから。

また私の場合は、Microsoft Flght Simulator(以下 MSFS)や DCS World のような容量バカ喰いタイトルをプレイしたいと思っていましたから、到底 512GB では遊べません。

DCS World は最初から最低ストレージ容量 140GB、推奨 300GB ですし、MSFS は最低も推奨も 150GB となっています。MSFS の場合、Steam や GamePass から最初にダウンロードするのは 2GB 程度ですが、初回起動後に 150GB 程度のダウンロードが待っていますし、さらに無料のワールドアップデートを全部ダウンロードすれば +100GB コースです。

ですから、最初から SSD の増設だけは必須でしたので、手元に購入したパソコンが届いて動作確認その他チェックをひととおり終えた直後に Amazon でポチりました。



昨今 SSD 価格がどんどん安くなっている折ですので、元々 1TB の予定だった増設 SSD はケチらず余裕を持って 2TB に。Steam で購入したソフトに Xbox GamePass で無料プレイできるソフトを少し入れたら、あっという間に半分を使ったので 2TB で正解でした😅

ちなみに、どこで見たのか忘れた上、情報元をブックマークもしていないのでソース元を出せないのですが、最初から使われている 1st SSD スロットは PCIe 4.0 だけど、増設用 2nd スロットは PCIe 3.0 という情報(ASUS に問い合わせたとかだったかな?)を見たこともあって、SSD は PCIe 4.0x4 仕様でも特に高速ではない程々モノをチョイス。

Core i7-12xxxH の PCIe 4.0 レーン数は GPU 用 8レーンに、SSD 用が 4レーン×2 と記憶しているので、2nd SSD スロットを PCIe 3.0 にする必要はないように思えるのですが、搭載メモリが Core 11世代の前年モデルと同じ DDR4-3200 規格であるのと同じくコストの問題か、前年モデルのマザーボードの設計を流用したのか判りませんが、そうなら仕方ありません。

などと書きましたが、そもそも廉価ゲーミングノートで周辺性能もそこそこですし、私自身さほどこだわっていないので、程々性能&程々お値段、もちろん片面実装で発熱が少なそうなのを選択(したつもり)。

TUFGaming_FX507ZV4_2ndSSD03
(ベンチマーク測定結果は後述)


ASUS TUF Gaming の SSD増設やメモリ交換方法は、ググれば幾つかのブログ記事や動画が出てきます。

私もそれらを参考にしたのですが、ASUS TUF Gaming F15 (2023年モデル) は、前年までのモデルとは筐体の開き方が微妙に違う点があったので、ここではその点を中心に、増設した時の記録メモから少々記しておきたいと思います。


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先にベンチマークテスト測定結果を2回にわたって掲載しましたが、先月の Amazon プライムセールにて大幅?値下がりしていたことに背中を押されて購入した ASUS お安めゲーミングノートPC、TUF Gaming F15 (2023年モデル) FX507ZV4。

TUFGaming_FX507ZV4_03


以前から、ゲーミングPC 買って再び Microsoft Flight Simulator(以下 MSFS)その他 Windows ゲームをプレイしたいなぁ、と思いつつも置き場所、遊ぶ時間の少なさによるコスパの悪さを考え、「止めておこう」という判断になっていました。

そんな中、6月半ばにポータブルゲーミングPC「ASUS ROG Ally」を購入して、

ゲームに費やす時間もあまりなくなったし、あれこれお金かけるより Windows ゲーム復帰はお手軽にコレでいいや


と思ったのですが、それから1ヶ月も経たないうちに、こんなことになってしまいました😓

割り切って ROG Ally で打ち止め、のはずだったのが、ROG Ally で久しぶりに Windows ゲームをあれこれプレイし始めたことで、

むしろROG Allyが次への起爆剤に


なってしまいました。実を言うと、そっちへ転ぶ可能性もあるだろうとは思っていましたが…😅



ともあれ、断念したはずのゲーミングノートPC を買いたい衝動が暴発したのは、過去2回の記事冒頭で書いてきたとおり

ROG Ally では画質落としてギリギリ感のあった MSFS や Cyberpunk 2077 などの激重ゲームを、NVIDIA GeForce RTX 40 シリーズに搭載された DLSS 3 の Frame Generation 機能(以下DLSS FG)を使ってプレイしたら、どれくらい効果があるのだろう?試してみたい!


という欲求、この1点だけでした。

ヌルゲーマーどころか雰囲気組の私は ROG Ally でお手軽に満足できるはずだったし(ROG Ally には今でも満足してますが)、デスクトップと比べれば省スペースなノートPC とはいえデスク周りに3台目を置くスペースがなくて今も仮置き状態ですけれど、その「試したい」衝動に勝てませんでした😮‍💨

前回、前々回記事のベンチマーク結果を見て判るとおり、結果的には DLSS FG の効果は予想以上で「試して正解」「買って正解」だったわけですが、プレイスタイルとしては ROG Ally の気楽さの方が好きで、サイバーパンクも未だクオリティに大きな差のある ROG Ally でプレイしている、なんてこともあります(今のところ本機は MSFS メイン)。

Core i7-12700H & RTX 4060搭載ASUS TUF Gaming F15 (2023) FX507ZV4購入【1】 〜各種ベンチマークテスト参考値
Core i7-12700H & GeForce 4060搭載ASUS TUF Gaming F15 (2023) FX507ZV4購入【2】 〜DLSS FGの効果をMSFSで測定

さて、前述のような「DLSS FG の効果を知りたい」目的だけではありましたが、一度は止めたはずのゲーミングPC 購入を再考し始めた時点で、求める仕様は以下の内容でした。


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ROG Ally を買ってお手軽に Windows ゲーム復帰で問題ない、と思った1ヶ月後に購入した ASUS のお安めゲーミングノートPC、TUF Gaming F15 (2023年モデル) FX507ZV4。

本機を選んだ理由、選定条件などは次回記事で述べるとして、CPU は1世代前の Core i7-12700H ながら GPU は NDIVIA 最新世代の GeForce RTX 4060 を TGP 140W のフル性能仕様で搭載している今春発売モデルの一つ。その他仕様は以下のページにて。

ASUS TUF Gaming F15 (2023) | TUF Gaming | ASUS日本 - スペック

夏モデルでは GeForce RTX 40 シリーズと最新 Core 13世代の CPU と組み合わせたモデルが続々と出てきている分、今春発売の 2023年モデルながらネットではセールなどで値下がりして売られていることも多く、Amazon プライムセールでは16万円台で購入することができました。


(記事投稿時の週末もタイムセールで17万円台に)


前回記事の冒頭でも書いたとおり、ROG Ally 購入の1ヶ月後なのにゲーミングノートPC を改めて買ってしまった、本機を買った理由は、

「サイバーパンク2077」や「Microsoft Flight Simulator」(以下MSFS)といった激重ゲームで、NVIDIA GeForce RTX 40 シリーズに搭載された DLSS 3 の Frame Generation 機能(以下DLSS FG)を使ったらどうなんだろ?効果を体感してみたい!


という欲求だけでした。

その結果は前回紹介したベンチマーク測定結果でも(きちんと対応しているゲームなら) DLSS FG の効果は十分にあることが明確でした。十万円台半ば程度で買った廉価なゲーミングノートPC で、激重系「Cyberpunk 2077」をレイトレーシング入り最高画質で実用的なフレームレートでプレイできるとは思いませんでした。

(FORZA 5 で DLSS FG の効果が少なかった、VRAM を余計に食っていたのは、PAD のライブ配信でも取り上げられていて KTU氏は FORZA 5 の実装がおかしいでは?と言われていましたが…)

Core i7-12700H & RTX 4060搭載ASUS TUF Gaming F15 (2023) FX507ZV4購入【1】 〜各種ベンチマークテスト参考値

前回は PCMark 10、3DMark、CineBench R23、CrystalDiskMark、FF14、FF15 といった定番のベンチマークテストアプリを使っての測定のほか、当方がプレイしている FORZA Horizon 5(4 は遊んでいたけど 5 はこれから)、Cyberpunk 2077 のベンチマークテスト結果を記しました。

今回はブループロトコルと Microsoft Flight Simulator(以下 MSFS)のベンチマーク測定結果を記します。ブループロトコルはプレイしていないのですが、友達に頼まれて先日ベンチマークだけ測ってみたので追加で記しておきます。

また合わせて「Stable Diffusion など AI 画像生成系のベンチマークも入れるべきだろ?」とも言われましたが、Stable Diffusion の環境をインストールしている余裕がなかったので、ひとまず今回は残る2つ、合計10個のテストのみにて。

個人的には「MSFS が DLSS FG を使える外部 GPU でどれだけ快適に動くようになるか?」が一番の興味で、あとはオマケみたいなものです😅その MSFS では笑うほどの効果があってビックリしましたが。

TUFGaming_FX507ZV4_02


さて、前回記事でも注記したように、誤差が大きいなど複数回計測しているテストもありますが(時間も手間暇もかけていられないので)原則として各条件毎に1〜2回ずつしか測っておりません。それゆえ、何らかの理由で本来出るべき結果と誤差が大きい場合もあります。その辺の甘さはご容赦ください。

グラフィックスドライバーは少し前のバージョンだと MSFS が警告を出すため、最新版 GeForce Game Ready 536.67 (2023/7/18) を使用しています。

TUFGaming_FX507ZV4_29


前置きが長くなりましたが、以下ブループロトコルと MSFS のベンチマーク結果を掲載します。前回同様、計測結果の数値と合わせて、結果画面のキャプチャも載せていますので、画面写真のサムネイルをクリックしていただければ拡大表示されます。


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ASUS ROG Ally を購入した1ヶ月後ですが、先月の Amazon プライムセールにて大幅値引きしていた Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 (Max TGP: 140W) 搭載の ASUS TUF Gaming F15 の 2023年モデル FX507ZV4 を購入しました。

ASUS TUF Gaming F15 (2023) | TUF Gaming | ゲーミングノートパソコン | ASUS日本

元々ゲーミングノートPC の購入構想はあったものの幾つかの理由で実行には至らず、その中で置き場所を考えずに良く、ポータブル機だからと性能への欲求も割り切れる ROG Ally を購入、満足していました。

が、ROG Ally を使っていて逆に

重いゲームで外付GPU機、特に
DLSS FG使ったらどうなんだろ?


という衝動、GeForce RTX 40 シリーズに搭載された DLSS 3 の Frame Generation 機能を試したい、という欲求だけで、ROG Ally 購入前から欲しいものリストに入れていたゲーミングノートPC をプライムセールで大幅割引(22万円弱→17万円弱)になっていたこともあって購入しました(CPUが前世代な分、セール対象になりやすい)。



もっとも、欲しいものリストに入っていた製品は同じ Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 搭載ながら少し安く薄く軽い MSI ThinGF63 だったのですが、それを本機 ASUS TUF Gaming F15 (2023) に変更したことなど、購入にあたって本機を選んだ理由などは記事を別に改めますが、とりあえず今回は、

購入前に本機相当のベンチ結果が
見つけられずだったので測って載せておく


のが趣旨です。

当初の購入候補だった MSI ThinGF63 は発売前後にブロガーや Youtuber に貸し出していたせいか複数レビューを見つけられ、TUF Gaming F15 でも昨季 2022年モデル(CPU は同じだが GPU が RTX 30世代)もレビュー、ベンチマーク結果はあったのですが、2023年モデルは GPU だけ更新のマイナーチェンジのせいか見当たらず

(MSI Thin-GF63-12VF-3803JP は本機と同じ Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 ながら Max. TGP が違うためピーク性能が異なります)

普段ならこんな面倒なことはしないのですが(自分の目安のために測ってもわざわざブログに載せない)、本機を購入検討する際、本機または本機の仕様相当(Core i7-12700H & GeForce RTX 4060 140W)のベンチマーク結果をすぐに探し出せなかったので、参考程度でも自分で測って載せておくかと思った次第。

(グレード違いの Core i9-13900H 搭載機なら Amazon のコメント欄に各種ベンチマークテストを載せている人がいます)

⭐︎


今回購入した ASUS TUF Gaming F15 (2023年モデル) FX507ZV4 は、P6+E8 14コア構成 Core i7-12700H と TGP 140W 仕様の GeForce 4060。CPUは1世代前ですが、Core i は11→12世代でジャンプアップがあったので12世代で大幅値引きがあるなら十分お買い得と判断。

メモリは DDR4-3200MHz 8GB×2枚 仕様の 16GB、ストレージは Micron_2400_MTFDKBA512QFM の 512GB、と容量的にはどちらも最小限。自己責任でパネルを開いて交換は可能、ストレージはセカンドスロットがあって増設可能。ディスプレイは FULL HD 1920x1080 pixels、リフレッシュレート 144MHz 対応。

付属 AC アダプタは 240W 対応のそれなりに大きいもので、USB PD 100W にも対応するが付属 AC アダプタと違って制限がありそう(でも詳細は何も書かれていない)。外部端子は Thunderbolt / USB 4 端子もあって不足なし。

その他の仕様は以下のページを参照してください(真ん中の列のモデル)。

ASUS TUF Gaming F15 (2023) | TUF Gaming | ASUS日本 - スペック

今回測定したベンチマークテストは以下のとおり。
  1. PCMark 10(Basic Edition)
  2. 3DMark (TimeSpy & FireStrike)
  3. CineBench R23
  4. CrystalDiskMark
  5. ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク
  6. FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク
  7. FORZA Horizon 5
  8. Cyberpunk 2077
  9. BLUE PROTOCOL ベンチマーク
  10. Microsoft Flight Simulator
  • CrystalDiskMark を除き、パフォーマンスモードとターボモードの両方(ともに付属 AC アダプタ接続時)で測定しています。
  • CrystalDiskMarkを除く 1. ~ 6. のベンチマークテストでは、バッテリー駆動時のパフォーマンスモードとサイレントモードでも測定しています(同じパフォーマンスモードでも AC/DC 時で性能が異なるかの検証)。
  • 5. 〜 10. のテストでは、Full HD の本体ディスプレイ(1920x1080 pixels)だけでなく、外部ディスプレイに接続した WQHD (2560x1440 pixels) 表示でのベンチマーク(AC 接続時のみ)も測定しています(4K モニターは所有してもないし導入する気が1ミリもないので未計測)。
  • 7. 〜 10. のテストでは、それぞれの条件で画質プリセットも変えて、また DLSS FG 設定がない BLUE PROTOCOL を除き DLSS FG オンオフ両方の条件でも測定しています。
  • MSFS を除いてベンチマークモードでの計測結果を掲載していますが、MSFS については CapFrameX でのフレームレート計測値を使用しています(計測方法は結果掲載部分に記します)。
  • グラフィックスドライバーは GeForce Game Ready 536.67 (2023/7/18) です(少し前のバージョンだと MSFS が警告を出すため最新版に…)。
  • 測定時の室温は 28〜31℃程度ですが、PC部分にはエアコンの風が当たっているのでもう1〜2℃低い状況かと思います(センサー温度はターボモードでも CPU 90℃、GPU 80℃くらいが一時的な最高値)

誤差が大きいなど複数回計測しているテストもありますが、(時間も手間暇もかけられないので)原則として計測は1〜2回ずつしか計っておりません。ですので、何らかの理由で本来出るべき結果と誤差が大きい場合もあります。その辺の甘さはご容赦ください。厳密な結果ではなく参考値としてお考えください。

以下に、BLUE PROTOCOL と MSFS を除くベンチマーク結果を掲載します(残りは次回に)。計測結果の数値と合わせて、結果画面のキャプチャも載せていますので、画面写真のサムネイルをクリックしていただければ拡大表示されます。


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