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百年構想リーグが終了したばかりですが、早くも今週はW杯が開幕。1週間後には日本代表の初戦、オランダ戦という余韻に浸る暇もない慌ただしさ。まぁ別に百年構想リーグの余韻とかないんですけどね。今週末には代表戦の前に無理やり捩じ込んだ余興もあるみたいですが、そういうのには興味ないので……

また、オフシーズンになってメディアや SNS 上では移籍の噂話が飛び交っているわけですが、そういう噂話で盛り上がるお年頃は過ぎ去りましたので、まぁなるようになるわね、であります。ガンバ大阪に愛着を持って戦ってくれたら嬉しいけれど、選手やスタッフそれぞれに人生設計があるでしょうし、クラブの方針もあるでしょうから。

Jリーグ初年度のオフに、いきなりアマチュア時代からのエースが移籍して 工エエェェ(´д`)ェェエエ工 となった時から、選手の去就、出入りからは距離をおいて、入れ込むことなく、新シーズンのチーム編成を生暖かく見守るスタイルが続いております😅

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とまぁ、冒頭から話が逸れましたが、Jリーグの春秋制→秋春制移行に伴う空白期間を埋めるべく開催された「百年構想リーグ」。余韻はないのですが、通常シーズンとは色々と異なる規定で開催されたシーズンでしたので、4ヶ月間それなりに観戦して思ったこと、感じたことを幾つか記しておきたいと思います。



賞金や ACL E 出場権はあるものの昇降格のない規定で、練習試合リーグというと語弊があるとしても、いつもの緊張感というか勝負に対するシビアさが見ている側も含めて若干欠ける部分があったのは致し方ないかな、と思います。

反面、多くのクラブは来る 26/27 シーズンへの準備期間として新監督を据えて戦術浸透の期間としたり、若手積極起用でチーム力の底上げを目論むなどを実施、ガンバ大阪のようにその目論見がある程度成功した/満足のいく結果になったクラブもあれば、納得できる結果・内容に達せず新シーズンへ向け監督交代を実施するクラブもあり、と様々。それでも、多くのクラブは新シーズンへの収穫、切り替えのキッカケを得たようには見えます

百年構想リーグに対しては元々、

移行期間を空白にしないため、苦肉の策で色々と工夫してこんなリーグ戦をやるのは理解できるけど、普段のリーグ戦と同じ金を払う価値があるのかは疑問だなぁ


と思っていましたし、今でもそういう気持ちがゼロではないです。Jリーグ自身が百年構想リーグを通常の J1/J2/J3 リーグとは別扱い、「記録もリーグ戦の記録にならない」扱いにしたこともいささか大会価値、それに伴う1試合の価値を下げちゃった印象は受けました。

それでも終わってみれば

稀にはこんなのも悪くなかったかなぁ


という気持ちになっています。

ただまぁ、百年構想リーグに対してそういう割り切りになれたのも、

ガンバ大阪にはACL 2という
緊張感ある戦いがあったから


言えることであり、百年構想リーグだけだったら「ユルユルでも何でもええわ」的に割り切れることもなく、どこかしら不満の残る大会に感じていたでしょう。

我らがガンバ大阪は狂ったような過密日程を強いられたことを除けば、百年構想リーグとは別に ACL 2 優勝という結果もあったし、あまりにも過密日程が酷いが故の若手選手の起用、台頭もあったので、満足できる 4ヶ月ではありましたが、百年構想リーグそのものに対しては思うところ多々ありました。

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ということで、以下何点か。

1)PK戦が楽しいのは最初だけ

通常のリーグ戦とは異なる特別大会ということで、「引き分けなし、延長戦はないけど PK 戦で全試合勝敗決着」という普段のリーグ戦とは違う試合形式となりました。

今どき PK 戦導入が良いのか悪いのか良くわからんけど、やってみればいいんじゃない?若いファン、サポーターはリーグ戦に PK 戦があったことも知らないだろうし


と思っていたのですが、いざやってみて思ったのは、「PK戦も頻繁だと緊張感低下、リーグ戦には不要だね」という印象が残りました。

これはガンバ大阪が地域ラウンド18試合中 8試合もの PK戦をやった、途中の14試合目までは半分以上が PK 戦だったこともありますが、ぶっちゃけ

もう PK 戦はええわ、引き分けでええやん


と思うこともありました。

開幕戦のアウェイ大阪ダービーで、いきなり PK 戦になった時は超盛り上がりました。PK戦決着は良い規定かもなー、なんて思っていました。ダービーですから白黒はっきり決着つけるのは大歓迎ですしね。そして次のホーム開幕戦の PK戦も(負けたけど)初ホーム開催ということもあって盛り上がりました。

ただ、リーグ4試合目、ホーム2戦目での PK 戦あたりから「また PK 戦?」という雰囲気になり(開幕4試合中3試合 PK 戦ならそうなるわね)、アウェイ京都戦で 8試合目の PK 戦になると「またか」って感じは増大。緊張感がなくなったわけではないけれど、どこか薄まったところはあったように思います。

PK戦の醍醐味は、やっぱりヒリヒリハラハラの緊張感。カップ戦のようにトーナメントの「次」をかけた PK 戦は心臓が痛くなるような緊張感があって、最高に祈る思いで応援する、それが PK 戦の魅力。ですが、「次のある」リーグ戦で何度も何度も繰り返されると、緊張感という魅力がどこか損なわれた気はしました。

Jリーグ創設当初は延長戦あり、PK戦ありで、それが当たり前として受け止めて観戦していましたが、リーグ戦から PK 戦が消え、勝ち点 1 を分け合う「引き分け」がフツーになって長らく経ってから改めて「リーグ戦における PK戦」を体験すると、個人的には

リーグ戦にPK戦は
蛇足感強し


と感じました。

特にガンバ大阪は過密日程で狂ったような試合間隔をこなしていましたから、PK戦のたびに「少しでも早く選手を休ませたかったのになぁ」なんて思うことばかりでした。仕方ないけど。

あと、PK戦をやってみて通常の「勝ち点が勝利 3点、引き分け 1点」という勝ち点システムはよくできている(勝ちにこだわれる)なぁ、と改めて感じました。引き分けからの PK戦狙いを防ぐためにも余計に PK戦は要らんなぁ、と思いましたね。


2)東西分割は止むを得なかったとしても面白さに欠けた

百年構想リーグでは開催期間の短さから通常のリーグ戦の半分しか試合数をこなせないことで、J1 リーグは東西分割され、清水から西の J1 WEST、横浜から東の J1 EAST の各10クラブずつに分け、それぞれ総当たりホーム&アウェイ戦となりました。

試合数を担保して公平性に配慮するための東西10クラブずつの分割は理解できるのですが、実際にやってみると

同じ対戦相手との
間隔の短さが微妙


に感じました。後半戦は「この前やったばかりやん」という対戦ばかりになるわけで、やっぱり通常シーズンと比べると魅力に欠ける、今ひとつな部分ではあったように思います。

加えて、関西ダービーだの阪神ダービーだの九州ダービーだの、因縁も何もないのに何でもかんでもダービーと名づければええっちゅもんやないやろ……と常日頃から内心思ってるわけですが(商売のために仕方ないとしても)、通常の半分の期間で東西分割して対戦を繰り返してると、しょっちゅう〇〇ダービーなんていう言葉が飛び交うわけで、ちょっと食傷気味にもなりました。

東西分割せずホーム&アウェイにこだわらず全クラブ1試合ずつ総当たり、となると 1クラブあたりの試合数が 19試合となって、全クラブのホーム開催数が揃えられない問題が出てきます。それゆえ、10クラブずつに分割してホーム&アウェイにしたのは理解できますが、物足りなさを感じました。強い鹿島と当たって、今のガンバの実力を測りたかったですしね。

そんなわけで 10クラブずつ地域分割するのはやむを得なかったのでしょうけれど、この百年構想リーグが今ひとつ刺激に欠ける理由の一つだったように思います(最大の理由は昇降格なしだけど)。


3)意味がない、とまでは言わないが一部を除けば微妙なプレーオフ

ガンバ大阪は東京ヴェルディと 9位10位決定戦プレーオフを戦ったわけですが、「9位10位決定戦と言われもなぁ」という思いは私だけではなかったと思います。

1位2位3位クラブには賞金が出て、1位クラブは ACL E ストレート出場権が得られますから、1位2位決定戦や 3位4位決定戦の試合には大きな意味はあるでしょうし、賞金とは別に、順位に応じた助成金も出ますから最下位までの順位付けが必要なのも理解しています。各クラブの主催試合数を1試合でも増やす、揃える、ということもあるでしょう。

また、プレーオフでは、地域ラウンドでは東西分割されて対戦できなかったクラブとの対戦でしたから、その新鮮さ?はありました。おまけにガンバ大阪の場合は若手登用の場として良い機会になって収穫大でしたから、プレーオフに意味がなかったとは言いません。

ですが、試合の価値としてみた場合に、1位2位決定戦と 3位4位決定戦の試合以外にどれほどの価値と魅力があったのかなぁ、とは思います。最初から大多数が消化試合のようになるのが判っている試合を設定して、それで良かったんですかねぇ、という気はします。

特定クラブのファン、サポーターのように、贔屓のクラブが試合すれば(現地 or DAZN で)必ず観る、消化試合とか関係ない、という層はともかく、それ以外の人たちにどれほど訴求できるものがあったのかなぁ、と思います。

誤解のないように言うと、ガンバ大阪と東京ヴェルディのプレーオフは見応えのある試合でした。ほとんど若手のプレーオフ第2戦も若手ハツラツ良い試合で、それまでの百年構想リーグ戦と比べて見応えという点で決して見劣りはしませんでした(少なくともガンバ大阪ファンにとっては)。

ただ、いつも出場していたスタメンクラスの選手やベテラン、助っ人は既にオフ入りという消化試合を、そうなることが予想される形で大会を組むことは避けるべきことだろうと愚考します。今まで出場機会がなかった/少なかった若手が出場して活躍してホルホルできるのはそのクラブを応援してちゃんと見ているファン、サポーターであって、ライト層は決してそう思えるとは限りません。

ですから、プレーオフのあり方はもう少し練られるべきだったのではないか、あまり意味のない順位付けだけのプレーオフが多くなるような大会の組み方は、百年構想リーグの企画として反省してほしい点でした(意味のあるプレーオフなら、いつものスタメン選手がいないなんてことはないはず)。


4)プレーオフのキックオフ時間

プレーオフに関しては、もう一つだけ思ったことがありました。それはキックオフ時間。てっきりプレーオフは(通常のリーグ戦最終戦のように)全試合同時キックオフだと思っていました。少なくとも優勝や各順位が決まる第2戦は同時キックオフだと思っていましたが、全くそんなことはなく。時間だけでなく、土曜と日曜に開催が分かれてもいました。

そして、優勝が決まるヴィッセル神戸と鹿島アントラーズの試合は、土曜日の一番最初の時間帯でキックオフ。

プレーオフで唯一価値のある、優勝が決まる1位2位プレーオフが最初にやって優勝決まったら、ほんまに残りは消化試合やん


と率直に思いましたね。

対戦相手は決まらずとも、各クラブのホームゲームの開催日時は予め決まっていたと思いますから、優勝決定に関わる試合だけキックオフ時間を最後に変更なんてことはできないでしょうけど、それならば余計に同時キックオフで良かったんじゃないかなぁ、と思います。

9位10位決定戦プレーオフが始まる前に、神戸の優勝決定の通知が来たのは、ちょっとなんか嫌でしたねぇ。いくら穴埋めリーグ戦とはいえ、もうちょっと緊張感というか、そういった配慮はあって良かったのでは?と思った次第です。

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というわけで、百年構想リーグの各種規定、ルールについては「止むを得ない」「仕方ない」と判っちゃいるけど、実際に経験してみると「なんだかなー」というところが少なからずあったので、個人的な感想として列挙しておきました。

まぁ、えらい大人が考えた末での大会形式だったと理解していますから文句とかクレームとかではないのですが、ちょっとこう物足りなさというか、微妙に思うところはあったので、終わったついでに吐き出しておきました。明日からはもう忘れていますからね……