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不倶戴天の敵であるセレッソのスター選手であった柿谷曜一朗選手の引退試合。そんな選手の引退試合を何故観に行ったかと言えば、引退試合の内容は OSAKA PINK vs OSAKA BLUE、現役選手OB選手とり混ぜた大阪ダービーの再現。

今年のガンバ大阪始動日の初練習を見学しに行った時、引退したばかりの柿谷選手が取材に来ていて、ヤットとかとも話していたのを見かけていたし、その後「引退試合できそうなので、ヤットさん出てください」「いいよー」という会話があったこともメディアで知っていたので、こういう形になるのは予想はしていた。

この試合の発表があった時に、ガンバ大阪サポーターの中には「引退試合でガンバの選手や OB を利用する」ことに嫌悪感を表す人たちもいたし、気持ちは若干分からなくもないけれど、「楽しい大阪ダービー」を観に来て良かった、と思える内容だった。

そして、試合が終わったらとっとと帰ろうかな?と思いつつ見てしまった柿谷曜一朗選手の引退セレモニーも、彼の大阪ダービーに対する強い思い、メッセージはとても印象的で、心に響くものがあった。敵なのに😓


試合の方は、試合開始10分で OSAKA BLUE が連続得点という接待の欠片もないスタート。

どんな時も精一杯やってしまう今野泰幸選手に、シビアさがユニを着てボールを蹴ってる昌子源選手の両 CB がゴール前を閉じ、1週間前からこの日のための LINE グループを作って勝ちにきた本田圭佑選手など全く空気を読めない/読む気が全くない OSAKA BLUE、素晴らしかったね😅

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その後も攻めかかり、どうなっちゃうの?な雰囲気も出てきたが、若干空気を読み始めたり、攻め疲れもあって前半は結局 2-2 で終了。ゴール前でガチガチに止めてた昌子選手がちょっと緩めて隙を作ったところを主人公の柿谷選手がしっかり決めたあたりは、色々とさすがであった(笑)

後半もパトリックが勝ち越し弾を決めれば、清水を退団して移籍先を探している乾が同点弾。そして試合も終盤になったところで、香川からのパスを主人公が決めての決勝ゴール。試合終了間際に空気を一切読まずに本田選手が同点ゴールを狙ったところを、長崎を J1 に導いた山口蛍選手がゴール寸前でカバーしたところで試合終了。

こう書くと柿谷の引退試合だから接待が横行していたように思えるが、もちろんそれは確かになくはなかったけれど、トータルとして見るとあまり接待感がなくて、ガンバ側から見ても面白い楽しめる試合だったと思う。

引退試合をしなかった遠藤保仁選手がプレーするところを久しぶりに見ることができたのはもちろん、橋本英郎、阿部浩之、下平匠、岩下敬輔といった引退した選手がピッチをかける姿を、ガンバから離れても活躍している家長昭博、藤春廣輝、小野瀬康介、パトリック各選手の姿を見られたのも嬉しかった。

ジュニアユースにはいたけれどトップチームとは全く関わりのない本田圭佑選手がガンバと言われても少々違和感はあるし、個人的な期待を裏切った昌子源選手については許していないので OSAKA BLUE でプレーされても正直微妙ではあったが、彼らがガチ度を高めてくれていたので、その点はホント良かったと思う。

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試合後の引退セレモニーの方は、途中「俺たちは何を見せられてるんだ…」的な VTR もあったけれど、先にも書いたように最後の挨拶は、彼の大阪ダービーに対する強い思いを見せられて、敵ではあったけれど共感できる部分もあった。

今の Jリーグ、日本全国あちこちでダービーやらクラシコやらと称する試合があるけれど、ハッキリ言ってどこも商売のキャッチフレーズダービー/クラシコばかり。いま、意地とプライドを心底賭けて、骨の髄まで妥協なく対立できて戦える本物のダービーマッチは、信州ダービーと大阪ダービーくらいだろう。

(大宮が J1 に復帰すれば埼玉ダービーが加わるかもしれないが、今となってはどうなんだろう?)

そんな大阪ダービーに対する熱い気持ちはむしろガンバ大阪サポーターにこそ理解されると思うし、柿谷選手の大阪ダービーに対する想いの強さは共感できるのではないかな、と感じた。ピンクのユニを着ている奴に共感なんかできるか!という部分は横に置いといて、だ😆

彼のスピーチの中で散々大阪ダービーに対する想いを語ったあと、

子供達の夢が海外、プレミアやリーガになっているのは、レベルが上がったという事だと思います。でも日本には、この地には大阪ダービーという素晴らしいダービーがあります。まずそこで活躍してからでも遅くはないんじゃないでしょうか。今日来ている子供たちはセレッソやガンバで、できればセレッソに来て欲しいですけど、まずはセレッソ、ガンバの選手になる事を目指して欲しい。


と訴えかけるメッセージは、個人的にとても印象的だった。近年の大阪ダービーにおいてガンバ大阪に不甲斐なさを感じることが多いだけに、逆に強く受け止めてしまう Last Message だった。

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