昨年11月19日の Microsoft Flight Simulator 2024(以下 MSFS 2024)リリースから1年が経ちました。先日当方の X タイムラインに
■ MSFS 2024 was born premature, but one year later the baby is doing well - MSFS Addons
という記事が流れてきたのですが、「MSFS 2024 は未熟児でしたが、1年後、赤ちゃんは元気です」というタイトルは言い得て妙だと納得していました。
私自身は発売1〜2ヶ月前のβ版をプレイした人の動画を見て「どう考えても発売日までに真っ当な出来になるとは思えない」と感じたため発売日買いはスルー。ですが、あまりの酷い評判に逆にプレイしたくなって😅リリースから1ヶ月も経たないうちに購入しました。
その結果として、
という思いが湧き上がりすぎて、フライトシム初心者ながら購入&プレイ直後の記事で(改善点は挙げつつも)かなり厳しく書きましたが、書かれて当たり前の「(今は)買ってはいけない」レベルだったので、全く反省はしていません。オブラートに包んで被害を広げることもないかと思った故です。
■ 想像以上に酷かった MSFS 2024【中編】 〜2024で改善された点、オススメな場合
■ 想像以上に酷かった MSFS 2024【後編】 〜プレイしながらメモった不満、疑問、要改善点
(上記記事で挙げた問題点が今どうなったかは Sim Update 4 が正式リリースされた後にまとめる予定です)
今春 Sim Update 2 がリリースされるまでの半年近くは本当に酷い出来のままでしたが、Sim Update 2 以降は着実に改善が進み、現在 Sim Update 4 βをプレイしている段階では、
と言えるくらいにはなったと思います。高評価というわけではなく、発売時の -100点から 60点くらいになった感じですけど(65点くらいでも良い?)、優・良・可・不可の「可」には達した、と個人的には思います。少なくとも1年前のように「買ってはいけない」状態ではなくなったのは確実。
特に Sim Update 4 では(記事掲載時はまだβテスト中ですが)
も体感できる程度にあって、Sim Update 2 〜 3 での改善も含めて、リリース当初よりフレームレートも確実に向上しています。
ただし、Sim Update 4 時点では MSFS 2020 より VRAM 消費量が増大しているため、同一条件でも VRAM 足りないエラーが発生したり、フレームレートが落ちる場合が少なくなく、
という印象はあります。最近の他の AAA タイトルゲームでも VRAM 8GB だと、フル HD 1080p のグラフィック設定盛り盛りが厳しいことも多いですからねえ。

最近 GTA 6 のリリースが再延期され、元々今秋発売の予定が1年延期されたのを見て、
と思うことしきりです。大人の事情💰でどうしても 2024年内の発売を強行せざるを得なかったのでしょうけど、今の(Sim Update 4 βでの)クオリティなら(まだまだ問題はあるとしても)1年前より遥かに受け入れられ、スムースな移行があっただろうと思います。
それでも先日 MSFS 系 Youtuber の方が X や Youtube 上で採った「MSFS 2020 と 2024 のどちらでプレイしているか?」のアンケート結果を見ても、未だ旧作 MSFS 2020 メイン/2020 のみのプレイヤーが多いことが判ります。
クソみそに酷かった MSFS 2024 が改善されてきた1年を見て/プレイして、今はだいぶ 2024 に染まった私としては、上記アンケート結果を見て「まだこんなに 2024 がプレイされていないのか……」と若干驚きましたが、
こういった理由で「フルプライス出して MSFS 2024 を買う必要はないわ」と判断される人が少なくないのも理解できます。私自身、1 と 3 は当てはまるところがありますし、2 も賛同できますから(よりリアルな挙動を再現すべく内部処理を高めた点も不具合まみれで帳消しになってしまった)。
(Youtubeのアンケートは拮抗)
と書くと、MSFS 2020 から 2024 へ移行する人(2024 も買う人)、未だ MSFS 2024 をプレイする人の比率が低いのも当然という気がしますが、私自身はもう完全に MSFS 2024 メインになっています。
と言われても仕方ありませんが、だいぶ不具合の解消が進んだことで
と思うくらいなので、1年経って手のひら返して 2024 を推す理由を以下に記しておきたいと思います。
ここに挙げるのは元々持っていた MSFS 2024 の利点ですが、不具合が解消されたことで、
というのが、MSFS 2024 ここ数ヶ月の印象です。
■ MSFS 2024 was born premature, but one year later the baby is doing well - MSFS Addons
という記事が流れてきたのですが、「MSFS 2024 は未熟児でしたが、1年後、赤ちゃんは元気です」というタイトルは言い得て妙だと納得していました。
私自身は発売1〜2ヶ月前のβ版をプレイした人の動画を見て「どう考えても発売日までに真っ当な出来になるとは思えない」と感じたため発売日買いはスルー。ですが、あまりの酷い評判に逆にプレイしたくなって😅リリースから1ヶ月も経たないうちに購入しました。
その結果として、
パブリッシャーの Microsoft と開発元の Asobo Studio との間の契約で、昨年内にどうしても売り上げを立てないといけない事情があったとしか思えない、バグまみれ、未実装仕様まみれの見切り発車。これはフルプライスで売っていい仕上がりじゃないだろ……
という思いが湧き上がりすぎて、フライトシム初心者ながら購入&プレイ直後の記事で(改善点は挙げつつも)かなり厳しく書きましたが、書かれて当たり前の「(今は)買ってはいけない」レベルだったので、全く反省はしていません。オブラートに包んで被害を広げることもないかと思った故です。
■ 想像以上に酷かった MSFS 2024【中編】 〜2024で改善された点、オススメな場合
■ 想像以上に酷かった MSFS 2024【後編】 〜プレイしながらメモった不満、疑問、要改善点
(上記記事で挙げた問題点が今どうなったかは Sim Update 4 が正式リリースされた後にまとめる予定です)
今春 Sim Update 2 がリリースされるまでの半年近くは本当に酷い出来のままでしたが、Sim Update 2 以降は着実に改善が進み、現在 Sim Update 4 βをプレイしている段階では、
今なら2024オススメ
と言えるくらいにはなったと思います。高評価というわけではなく、発売時の -100点から 60点くらいになった感じですけど(65点くらいでも良い?)、優・良・可・不可の「可」には達した、と個人的には思います。少なくとも1年前のように「買ってはいけない」状態ではなくなったのは確実。
特に Sim Update 4 では(記事掲載時はまだβテスト中ですが)
パフォーマンス改善
も体感できる程度にあって、Sim Update 2 〜 3 での改善も含めて、リリース当初よりフレームレートも確実に向上しています。
ただし、Sim Update 4 時点では MSFS 2020 より VRAM 消費量が増大しているため、同一条件でも VRAM 足りないエラーが発生したり、フレームレートが落ちる場合が少なくなく、
VRAM 8GB の GPU だとお勧めしきれないかもなぁ
という印象はあります。最近の他の AAA タイトルゲームでも VRAM 8GB だと、フル HD 1080p のグラフィック設定盛り盛りが厳しいことも多いですからねえ。

最近 GTA 6 のリリースが再延期され、元々今秋発売の予定が1年延期されたのを見て、
MSFS 2024 も 1年延期して MSFS 2025 として今の出来で発売できたなら全然評価は違っただろうになぁ
と思うことしきりです。大人の事情💰でどうしても 2024年内の発売を強行せざるを得なかったのでしょうけど、今の(Sim Update 4 βでの)クオリティなら(まだまだ問題はあるとしても)1年前より遥かに受け入れられ、スムースな移行があっただろうと思います。
それでも先日 MSFS 系 Youtuber の方が X や Youtube 上で採った「MSFS 2020 と 2024 のどちらでプレイしているか?」のアンケート結果を見ても、未だ旧作 MSFS 2020 メイン/2020 のみのプレイヤーが多いことが判ります。
もう一つのアンケートは現在MSFSマイクロソフトフライトシミュレーター のどちらでフライトされていますか?
— RyotaSim (@ryota_sim) November 26, 2025
ご協力よろしくお願いします。
クソみそに酷かった MSFS 2024 が改善されてきた1年を見て/プレイして、今はだいぶ 2024 に染まった私としては、上記アンケート結果を見て「まだこんなに 2024 がプレイされていないのか……」と若干驚きましたが、
- 愛用しているデバイス、シーナリー、機体が 2024 に対応していない
- フライトシムの根幹部分で 2020 と 2024 で、できることの違いが少ない
- 2024 で追加されたゲーム性の強いモードには興味がない
- 旧作 MSFS 2020 にも未だ World Update / City Update は提供され、多くのアドオンも現状は両対応もしくは 2020 でのみ確認が多い
こういった理由で「フルプライス出して MSFS 2024 を買う必要はないわ」と判断される人が少なくないのも理解できます。私自身、1 と 3 は当てはまるところがありますし、2 も賛同できますから(よりリアルな挙動を再現すべく内部処理を高めた点も不具合まみれで帳消しになってしまった)。
(Youtubeのアンケートは拮抗)と書くと、MSFS 2020 から 2024 へ移行する人(2024 も買う人)、未だ MSFS 2024 をプレイする人の比率が低いのも当然という気がしますが、私自身はもう完全に MSFS 2024 メインになっています。
1年前にあれだけボロクソ言い倒していたお前が、1年経ったら手のひらクルーかよ!😠
と言われても仕方ありませんが、だいぶ不具合の解消が進んだことで
2024 が酷すぎて 2020 のまま、という人もそろそろ手を出して良いのでは?
と思うくらいなので、1年経って手のひら返して 2024 を推す理由を以下に記しておきたいと思います。
ここに挙げるのは元々持っていた MSFS 2024 の利点ですが、不具合が解消されたことで、
問題よりメリットが上回った
というのが、MSFS 2024 ここ数ヶ月の印象です。
- 今なら 2024 を推せる理由その1:ストレージ消費量/インストール時間が断然効率的
- 今なら 2024 を推せる理由その2:起動やフライト開始までの待ち時間が圧倒的に短い
- 今なら 2024 を推せる理由その3:機体毎のデバイス設定プロファイルが記憶され自動的に切り替わる楽さ
- 今なら 2024 を推せる理由その4:風景描写の改善
- 今なら 2024 を推せる理由その5:日本語対応の改善
- ご新規さまにも 2024 を勧めたいけど 2020 の半額セールが悩ましい
- 1)今なら 2024 を推せる理由その1:ストレージ消費量/インストール時間が断然効率的
- 膨大なストレージ消費量およびダウンロード/インストールに多くの時間がかかることで多くの批判を浴びた MSFS 2020 の反省から、MSFS 2024 では多くのデーターを事前ダウンロードせずストリーミングで随時取得する形に変えました。
それによりストレージ消費量は何分の一かに減り、インストール時間も極めて短縮されました。単に MSFS 2024 本体のストレージ消費量/インストール時間の激減だけでなく、
「World Update / City Update など大容量の公式追加シーナリーはじめ、マーケットプレイス経由のアドオンもストレージを消費しない/インストールに時間がかからない」
メリットがあります。以下の例のように、MSFS 2020 なら GB 単位でストレージ容量&ダウンロード時間が必要な City Update も 2024 なら必要ストレージは数百 KB(MB でもない!)、インストールは一瞬です。

と同時に、ダウンロード/インストール時間が劇的に短くなったことで、正式リリース版と Sim Update のβ版と行き来が簡単になりました。
不具合の多い MSFS 2024 でしたから改善の進むβ版を使うことが多かったのですが、時には更新されたβ版がおかしくなって正式リリース版に戻す、またβ版に変える、ことが少なからずありましたが、その際の再インストールも比較的短時間で終わるので、気軽にβ版が使えました。
といったメリットがある反面、データーを随時ストリーミング取得する形になったことで、
回線品質への要求はかなり増大
しました。高速かつレスポンスの良いインターネット回線があるか否かで MSFS 2024 のプレイアビリティは随分と変わるので、各ユーザーのネット環境次第で MSFS 2024 への評価も変わるのは否めません。
(月1TB近く消費することも珍しくない)
データーをリアルタイムに取得する構造上、回線速度が高速でなかったり、サーバーが混雑していると、地上風景や周囲のオブジェクトがきちんと描かれなかったり、コクピットの計器がしばらく表示されなかったり、という弊害が出る場合があります。
リリース初期には障害レベルで発生し、それが MSFS 2024 の評価を海底2万マイルまで押し下げましたが、今でもたまに、以下のようなサーバーとの通信エラーのメッセージが出ることはあります。

このような通信エラーメッセージが出ることは週に数回のプレイ頻度の私でも月に 1〜2回あります。が、大抵はマイナートラブルでフライトができないほどの障害は滅多になくなったと思います。ちょっと前にサーバー障害でプレイ不可だったことはありますが、夏以降にプレイに影響が出たのはその時くらいでしょうか。
ただ、来月初めにある PS5 版リリース時のサーバー混雑は心配です。負荷集中を避けるために先行プレイ開始日も正式発売日も平日に割り当てて対策しているようですが、昨年のことがありますし、どうなりますやら……
(オンライン合成音声のエラーは時々遭遇)
なお、ストリーミングによる問題を避ける方法として Sim Update 3 から
事前ダウンロード機能
が追加され、指定したデーター(機体、シーナリーなど)を事前に取得してストリーミングによる影響を抑えられるようになりました。MSFS 2020 のように全データーをダウンロードしてローカル保存しておくことも可能です。

もっとも、事前ダウンロード機能を実際に使ってみると、
- データーのダウンロード量に応じてアプリの起動速度に顕著な悪影響が出る(大量にダウンロードすると起動速度は 2020 並みに)
- 2024 ではストリーミングが基本のせいか、サーバー側での細かなデーター修正が多く、割と頻繁にアップデートの再ダウンロードが必要になる
ことが判ったので、個人的には
多少の弊害があっても
2024はストリーミング基本に
しました。設定でキャッシュを多めに確保して、事前ダウンロード機能は使わないか最小限にしています。
一時はよく使う機体やシーナリー(日本など)を事前ダウンロードしていたのですが、よく使うデーターは大抵キャッシュされているので、あまり事前ダウンロードしておく意味はないかな?と考え直しました。ストリーミングによる弊害が出やすいのは、初めて行く場所、初めての機体を使い始める時、ですから。

なお、2020 より 2024 で顕著な、未だ普通に多発する違和感として、
- 特徴ある形状の地上建造物にかなり近づいてタイムラグがあったのち、ようやく建築物の形状がきちんと描かれる
- 空港に近づいても駐機してる機体が表示されず、真上近くにまで急に駐機機体がバラバラっと表示される
- タキシングしていると急にすぐそばにデカい旅客機が出現する
問題がありますが、これらの問題はゲームデーターのストリーミング化の影響だけでなくシステム側の表示アルゴリズムにも起因しているようです。
以前私がプレイしたかぎり、全データーを事前ダウンロードしてプレイしても劇的と言えるほどの効果はなく、LOD カーブの変更などシステム側のアップデートによる改善の方が効果があったように思えたので、この点でも事前ダウンロードを積極的に使うことはなくなりました。
とはいえ、プレイ環境の回線速度が速くない、不安定なことがある場合には事前ダウンロード機能は非常に有用なのは言うまでもありません。このあたりはプレイヤー環境に依存する話だと思います。 - 2)今なら 2024 を推せる理由その2:起動やフライト開始までの待ち時間が圧倒的に短い
- はっきり言って
2024の待ち時間激減に慣れたら
2020は起動するのも億劫
になってしまいました。
人間、一度快適なものに慣れると元に戻れません。2024 の待ち時間の長さは 2020 の半分とかいうレベルじゃなく何分の1か程度までの時間短縮ですからね。圧倒的な快適さです。
MSFS 2020 しかなかった時はアプリ起動の超絶長い待ち時間も、フリーフライト開始を押してから実際にプレイ可能になるまでの長い待ち時間も、仕方ないことと受け入れられていました。長い起動時間の間に Sim Brief で今から飛ぶ予定のフライトプランを作っておけばいいや、と思っていました。
ですが、サクッと1分で起動し、フライト開始に何分も待たされない MSFS 2024 を知ると、2020 では忍耐が必要だったことを改めて実感させられます。アプリの起動だけでなく、機体選択&フライトプラン決定からフライト開始までの待ち時間は、ただひたすら待たされるだけでしたからね……
加えて、MSFS 2020 ではアドオンを入れるとそれだけ起動時間もかかるようになっていましたが、MSFS 2024 ではアドオンが増えても起動時間には大きな影響がないのもポイント(マーケットプレイス以外からのアドオンは影響あり)。
マーケットプレイスで入手したアドオンは(事前ダウンロード設定をしていないかぎり)ストリーミングでデーターを引っ張る形になっていることで、起動時間に影響を与えないのは、World Update / City Update 全部入れが基本の私には、とても効果があります。
MSFS 2024 の不具合が多かった頃は 2020 起動の長い待ち時間も耐えられていましたが、2024 の改善が進んで普通にフライトができるようになるにつれ、
起動時間ひとつ取っても、もう 2020 を起動するのはやってられんなぁ……
という気持ちが強くなりました。MSFS 2020 でしか使えない機体で飛びたい、などの理由で 2020 を起動することはありますが、そのたび待ち時間の長さに辟易します……
もちろん、人によっては、長い待ち時間も「準備時間」として気にならない人もいるでしょうが、イラチな私には「起動時間、フライト開始までの待ち時間の激減だけで 2024 一択」になりつつあります。 - 3)今なら 2024 を推せる理由その3:機体毎のデバイス設定プロファイルが記憶され自動的に切り替わる楽さ
- MSFS で飛ばせる機体はプロペラ機、ジェット機にヘリコプター、グライダーなど多種多彩なものが用意され、飛行機のエンジン数も様々なら個人用飛行機から旅客機、戦闘機まで用途も様々。
となると、フライトスティックやスロットルデバイスなど MSFS でのフライトに使っている外部デバイスの設定も、その飛行機の仕様や特性に合わせてカスタマイズしている人が多いかと思います。
一応 MSFS デフォルトの設定はあるものの、マニアじゃなくても多少はカスタマイズしないと使いづらい機体はありますし、快適に飛ぼうと思ったら手持ちデバイスのボタンやレバーに応じてカスタマイズすることになると思います。
私は普段セスナ 172、セスナ 208B、TBM 930、HJET(Honda Jet)、A320、A330、ATR 42、737-800 あたりを使っていますが、これらはスロットル周りだけでも随分と¥違います(A320 と A330 はほぼ共通だけど)。エンジン数、プロペラ、ミクスチャー云々。なので、当然それぞれの機体毎にコントロール設定をカスタマイズしています。

で、カスタマイズした外部デバイス用コントロール設定は名前をつけたプロファイルとして保存できるわけですが、MSFS 2020 だと複数プロファイルの切り替えはユーザーによる手動で、機体を変えた際に設定プロファイルも変える必要がある時は、設定画面へ行って切り替えてやる必要がありました。
これも MSFS 2020 だけの時は当たり前と思っていたのですが、MSFS 2024 では機体を変えると設定プロファイルも前回その機体で使用したプロファイルに切り替わる仕様になっていて、これが
地味に便利すぎて手放せない
ですね。
MSFS 2020 では機体変更してフライト開始するときに「あ、デバイス用コントロール設定プロファイルを変えるのを忘れてた」と気がついて、ESC キーを押してプレイ中断して設定画面へ行って……というのは経験する人も多いと思いますが、それがなくなったのは思いの外、快適です☺️
本来「あって当たり前」と思える機能で、
これくらいのことは MSFS 2020 時点でやっておくべきだったのでは?
と思うくらいです。この機体毎のデバイス設定記憶のない 2020 に戻ってプレイすると有り難みが判ります。

起動速度やフライト開始までの待ち時間短縮と同じく、フライトシムの本質とはあまり関係ない部分の改善ですが、
プレイアビリティの改善
という点で、MSFS 2024 でフライトしたくなる大きな理由になっています。
エアバス機やボーイング機、もしくはセスナなどを模したホームコクピットを構築していて「オレはこの機体でしか飛ばない」という人には無縁の話でしょうが、せっかく多種多彩な機体を用意してくれている MSFS ですから、色々な機体を飛ばしたい時にはホント助かる機能だと感じています。 - 4)今なら 2024 を推せる理由その4:風景描写の改善
- MSFS 2024 における風景描写の改善については、登場前後からメディアや Youtuber の動画で取り上げられていましたし、私自身も1年前に MSFS 2024 プレイ開始直後に書いた記事で、基本的にはボロクソ言いつつも風景描写だけは改善点として取り上げました。
■ 想像以上に酷かった MSFS 2024【中編】 〜2024で改善された点、オススメな場合
当時は地上風景にも不具合が多くて(八尾空港のど真ん中に川が流れていたなぁ😅)、描写の改善の100倍不具合が気になって強く推すことは難しかったですけれど、MSFS 2024 の不具合がだいぶ解消され、安定して飛べるようになると風景描写の差は 2024 を積極的に支持する理由になります。
MSFS 2024 での風景描写の進化は、MSFS 2020 以前と以後のような隔絶した違いがあるわけではありませんし、World Update 20 で日本の一部エリアで実現したフォトグラメトリ手法を使ったリアルな地上描写は 2020 / 2024 両方に適用されるので、そこでの大きな差はありません。
しかし、2020 / 2024 の両方で飛んでいると 2024 では光の処理が改善されて空気感というものが感じられる、2024 の方が地上表現の違和感が少ないと思っています。



精緻にデーター化されていない地上エリア、衛星/航空写真や地図データーを元に自動生成された地上での表現は MSFS 2024 で改善があると感じますし、水の表現にも明らかな向上があります。そして MSFS 2020 では夕景がやたら赤く染まったり、登ってくる月がやたらデカくて、「映え」はするけれど、
2020はエモーショナルな表現すぎ
なところがあって、少々リアルさに欠ける表現が散見されましたが、それが 2024 で改善されたのは個人的に歓迎しています。
あとは暗すぎた夜景の改善も MSFS 2024 の良いところ。最初は道路街灯が近くも遠くも同じ光量で表現されていたため、手前の都市部より遠くの郊外の方が明るい、という問題がありましたが、それも Sim Update の過程でだいぶ違和感がなくなりました。
現状、フォトグラメトリ手法を使ってリアルな地上を再現したエリア(主に都市部)の夜景が暗くなってしまうなど問題がありますが、概ね MSFS 2020 より 2024 の夜景の方が断然良いと感じます。

高い高度を飛んでいると 2020 と 2024 の地上風景の差はあまり感じられませんから、旅客機プレイばかりの人は大きな利点と感じられないかもしれませんが、MSFS でのフライトの 3分の2 以上は小型機で低空フライトの私としては、もう Sim Update 2 が出た半年くらい前から
遊覧飛行は2024一択
になっています。
もちろん、MSFS 2024 でも山の風景などはリアル感に乏しく、⬇️こういうのを見ると、風景表現もまだまだだなぁ、と思います。

ですが、MSFS 2020 にありがちな山の表面は大雑把なテクスチャが貼られただけ、というのが減っていますし、四季の表現は MSFS 2024 の方がしっかりあって
2024の方がフライト中の景色が自然
に感じられるのは確かなので(先に書いた空気感の差でもある)、風景描写の改善も 2024 を推せる大きなポイントですね。 - 5)今なら 2024 を推せる理由その5:日本語対応の改善
- 少し前の記事で取り上げた、MSFS 2020 時代から 5年間改善が全くなかった日本語表示設定時の ATC 選択肢のバグが現在βテスト中の Sim Update 4 で修正されたことを含めて、日本語表示設定まわりの問題が幾つも修正されました。
■ MSFS 徒然記【2025年10月編その1】〜SU4最新β版で前作から5年放置されていた日本語表示時のATCウィンドウ不具合にようやく手が入った!
上記記事で「まだここはおかしい」と指摘した点も、その後のβ版で修正されています。選択肢の日本語訳がちょっとおかしいところは何箇所もありますが、一応分からないほどではなく、何よりもずっと放置されていて諦めていた問題が改善されたことで(個人的には)良しとしています😅

MSFS 2024 で新たに搭載された EFB も日本語表示設定にしていると、ちょくちょくメッセージウィンドウが文字化けしていましたが、それも修正されました。このあたり PS5 版に伴うチェックが入ったと推察できるので、PS5 版リリースさまさまですね。
フライトシムを本気でプレイするなら表示も音声も全部英語設定だろjk という意見もあるでしょうが、フライトシム初心者には無駄なハードルですし、私みたいなお気楽プレイヤーにとっても気分次第で日本語表示で楽したいので、ちゃんと改善されたことは喜ばしいです。そしてこの点は
これから始める人も2024がベター
と言える一つの理由になります。 - 6)ご新規さまにも 2024 を勧めたいけど 2020 の半額セールが悩ましい
- そんなわけで「今から買うなら 2024 でも良いのでは?」と思っているのですけれど、記事掲載時点で行われている Steam の 2025年ブラックフライデーセール(12月3日まで)では、昨年に続き MSFS 2020 は半額以下の大幅割引!になっている反面、MSFS 2024 は1周年記念セールもなくもなく通常価格のまま。


1年前あまりの出来の酷さに MSFS 2020 から 2024 に移行する気をなくした人たちへ「だいぶマトモになりましたよ、どうですか?」的に、少しくらいセールしてもええのでは?と思いましたが、PS5 版発売を控えていて PC / Xbox 版だけ割り引くことはできないのでしょうね。
ですから新規の人には半額の旧作 MSFS 2020 の方から始めるのが敷居は圧倒的に低いですし、現状では 2020 と 2024 で値段差ほどの機能差、できることの差は大きくないので、「今から MSFS を始めるなら新しい 2024 の方が良いよ!」とは言いづらいのも事実😅
ですが、昨年のように「いま買うなら酷い出来の新作より激安セール価格の MSFS 2020 一択!」というようなことはなくなり、前述のようにインストールにかかる時間、要求ストレージ容量の差を考えると、
激安の旧作 2020 で始めるのもコスパ良いけど、フルプライス出せるならもう現行 2024 を買うのが良いかも
とは思います。
シーナリーや機体その他のアドオンは積み重ねてきた歴史の分だけまだ 2020 向けの方が圧倒的に多いですが、Sim Update 2 がリリースされた春以降は有償無償アドオンともに 2024 対応アドオンが普通になってきました。有志がリリースしてくれているアドオンも 2024 対応/専用が少しずつ増えています。
MSFS 2024 本体の安定性向上とともに、
2024プレイ時の妥協はだいぶ減った
印象です。個人的には手持ち有償機体の PMDG 737-800 が使えない、FlyByWire の A32NX が 2024 に対応しているけど激重すぎる、ことを除けば、もう大きな我慢や妥協はないですね。

加えて言うならば、旧作 MSFS 2020 がいつまでサポートされるのか?という問題もあります。今は World Update、City Update とも 2020 / 2024 両方に提供されていますし、一度だけとはいえ今年も Sim Update が一度 2020 向けにリリースされています。
ですが、サブスクではなく買い切り商品である限り、コストだけかかって新たな収益を産まない旧作のサポートをいつまでも続けるわけにもいかないわけで、それは遠くない将来何らかの決断はされるだろうと思います。
MSFS 2020 ユーザーが多い現状でサポート打ち切りは有り得ないでしょうが、「新しい World Update / City Update は 2024 向けだけになります」というのはあってもおかしくない、と思っています。全くの個人的妄想ですけど。

とはいえ、最初に買うときの価格差はハードルとして非常に大きいので、「今からなら MSFS 2024 がオススメ」と言っても、私自身がこれからご新規だったら MSFS 2020 を買っちゃうと思います😅ので説得力はないですけれど、それでも一応、
今なら2024を買っても問題ないよ
と言っておきます。1年前にボロクソ書いて非推奨と断言した身ですから、敢えて1年後はオススメできる MSFS 2024 になったことはしっかり書いておきたいと思います。 - Sim Update 2 が出てようやく改善が見られた春頃は「まだまだ 2020 メインだけど、起動の速さと地上描写向上から遊覧飛行は 2024 でプレイすることも増えた」
- Sim Update 3 βで改善が進んでいった夏頃には「旅客機フライトは 2020 一択だけど、小型機での VFR フライトは 2024 がメインに」
- Sim Update 3 正式版リリースから Sim Update 4 のβ版初期の晩夏〜秋口になると「2020 でしか使えない機体で旅客機フライトをしたい時だけ 2020 だけど、それ以外は 2024 になりつつ」

という感じで、長々と「今なら MSFS 2024 を推せる理由」を書いてきましたが、冒頭でも書いたように、これらの多くは最初からあった MSFS 2024 の利点であり、その利点を上回っていた不具合が解消されたことで、
まだ残る問題より利点が上回った
と感じているので、発売から1年経って手のひら返して「MSFS 2024 を買っても良いのでは?」と言うわけです。まぁ多くの人が売り上げの出ない 2020 のまま止まると、この先の MSFS の進展にも影響は否めないでしょうから……というのもありますが(だからこその PS5 版発売でしょうけど)。
もちろん、上記で挙げた「私が思う 2024 の利点」は私の環境やプレイ嗜好に依存している話ですから、他の人にそのまま当てはまるとは限りません。
旅客機フライトより小型機で遊覧フライト的なプレイが多い、イラチな性格、など極めて個人的な条件もありますし、マルチフライトはしない、機能的なアドオンで MSFS 2020 に縛られることもない、ホームコクピットどころかフライトシム専用デスクみたいなものもないので外部デバイスの関係で 2024 へ移行できないわけでもありません。そこはご了承ください。

私自身、少し前に「MSFS 2024 プレイ比率が8割くらいの昨今」と題して書こうとしていたメモ書きがあったのですが、これまで書いてきたように直近では MSFS 2024 のプレイ比率は 9割程度。
1年前のリリース後の購入時には MSFS 2024 のあまりの酷さに
MSFS 2024 は 1年くらい経ってから買うのが正解だよね、旧作の 2020 で十分楽しく遊べているわけだし。買うなら怖いもの見たさで
などと言っていた私ですが、改善が進むにつれ、
といった経緯を辿ってきており、今は完全に 2024 メインに切り替わりました。

先にも書いたように「PMDG 737-800 のように未だ MSFS 2020 にしか対応していない機体 or FlyByWire 機体のように 2024 ではまだ不安定さのある機体を使う時だけ MSFS 2020 をプレイ」という状況ではありますが、PMDG 737-800 は年内にも MSFS 2024 対応版が出るという話。
■ PMDG Shares New Previews for its Upcoming 737 for MSFS 2024 - FSElite
有償アップグレードになるのは良いとして、マーケットプレイスで購入したユーザーへのアップグレードがいつになるのかは少々不安ですが、これでまだ全然オペレーションがしっかり把握できていない 738 の勉強も捗るはず。たぶん😅
また、FlyByWire の機体も開発版は MSFS 2024 に対応しており、最近インストーラーが正式に MSFS 2024 に対応したので、FlyByWire の機体 A32NX、A380X を MSFS 2024 に入れています。

ただ、MSFS 2024 に対応している FlyByWire 機体は開発版のせいかかなり重く、MSFS 2020 全く引っ掛かりなくスムースに動いていた A32NX Ver.0.13 が、グラフィック設定がほぼ同じの MSFS 2024 で開発版を動かすと「VRAM が足りません」エラーが頻発、フレームレートも一桁連発という有様。
なので FlyByWire 機体を使う場合はまだしばらく MSFS 2020 のお世話になりそうです。それでも 1年後には「MSFS 2020 はほとんど起動していないなー」ということになってると思いますが。
とまぁ、こんなところで。
今朝リリースされた Sim Update 4 の最新β版 Ver.1.6.31 でも直っていないバグについて書こうと思いましたが、またそれは後日。来週 Sim Update 4 の正式版が出そうですしね。
(続き)→ MSFS 徒然記【2025年12月編その1】〜 Sim Update 4 正式版リリース!1年前のMSFS2024発売直後にダメ出しした点がどこまで改善されたのか振り返る



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