
大阪へ行くにしても京都へ行くにしても普段は JR を利用することが多いのだが、先日久しぶりに阪急電車で京都方面へ。JR の車窓では近すぎて撮りきれない新名神高速道路・高槻高架橋の橋脚を、阪急の車内からスマホで一枚。
JR にしろ阪急にしろ、この工事中の橋脚を見るたび、「いつになったら完成すんねん……」と思うことしきりであるが、この新名神高速道路の未開通区間、大津JCT〜城陽 JCT と八幡京田辺JCT〜高槻JCT の開通時期はまだまだ不透明なまま。
八幡京田辺JCT〜高槻JCT に関しては延期を繰り返して現在は一応 2027年度予定となっているが、未だ用地取得率が 100% に達していない。絶対売らないマンがいるようで、かれこれ長いこと取得率 98% のまま。工事は進んでいるものの本当に再来年に開通できるのやら?である。
大津JCT〜城陽JCT の方は用地取得率も工事着手率も 100% なのだが、宇治田原周辺の土壌が事前想定以上に脆く土壌改良にかなりの年月がかかることが分かり、開通時期未定にされてしまった(最低でも 2028年度以降)。
この両区間が開通しないと名神高速道路(や京滋バイパス)へ流れる車が分散されることはなく、名神の毎日の渋滞も改善されない。
反面、全通すれば、新名神高速道路・高槻JCT〜神戸JCT 開通で、西日本随一の渋滞の名所だった宝塚トンネル渋滞が大幅改善され、平日は概ね渋滞知らずになったのに近い効果が見られるはず。京都南 IC〜瀬田東 IC あたりの連日渋滞は随分とマシに、渋滞しない日も多くなるだろうことは確実である。
なのに、新名神高速道路の最初の開通区間、亀山JCT〜草津田上IC 開通から25年、現在の最後の開通区間、高槻JCT〜神戸JCT 開通から5年以上経っても、この2区間だけ完成が大幅に遅れているのは、20年前の小泉政権下におけるアホの進言の結果である。
道路公団を民営化する際に、その推進委員何某が「名神高速道路と京滋バイパスがあるから、大津JCT〜城陽 JCT と八幡京田辺JCT〜高槻JCTは需要がないので作る必要がない」と政府に進言して、小泉政権で建設が凍結されたのが、今に至る名神の連日の渋滞の原因である。
その時点の統計的予測から(建設続行となった)高槻JCT〜神戸JCT 区間より建設費用に対する効果(便益)が2倍以上高いと試算されているのに、名神と京滋バイパスがあるから3本目は要らんやろ、という勝手なイメージを優先した結果が現状である。
まぁ昭和後期から平成にかけては公共事業、特に公共土木事業が槍玉に挙げられて、あれも無駄だ、あんなことする必要がない、と盛んに言われ、縮小された時代。
科学的根拠より無思考に刺さる適当な扇動的言動で世の中が動いていった結果、色々なインフラ施設の更新がスルーされ、老朽化が問題になった時点で対策しようにも公共土木事業が急速に縮小された結果として地方を中心に廃業が相次いだことで、土木建築業の会社、人手が全然足りない状況になってしまった。
槍玉に挙げやすいところを潰していった結果が後年、国の根幹を成す部分に悪影響を与えてしまったのかについては、問題が発生した今になって多くの人間が知ることとなったが、まさに後の祭り。もはや立て直せるのも難しくなってしまった。今後同じことが別の分野で繰り返されないことを祈るばかりである。
ちなみに新名神の未完成2区間については、その後の民主党政権下で一度建設中止になりかけるところまでいったが、同じ民主党政権下で建設再開が決まった次第。現在起きている問題の遠因を民主党政権のせいだけにする人も多いが、やたらと支持を集めた小泉改革とやらも時間が経って色々と弊害を引き起こしていることは事実。民主党政権を擁護する気は1ミリもないし、当時にこの状況を想像できたかというと難しいのも事実だけれども。
その時点の統計的予測から(建設続行となった)高槻JCT〜神戸JCT 区間より建設費用に対する効果(便益)が2倍以上高いと試算されているのに、名神と京滋バイパスがあるから3本目は要らんやろ、という勝手なイメージを優先した結果が現状である。
まぁ昭和後期から平成にかけては公共事業、特に公共土木事業が槍玉に挙げられて、あれも無駄だ、あんなことする必要がない、と盛んに言われ、縮小された時代。
科学的根拠より無思考に刺さる適当な扇動的言動で世の中が動いていった結果、色々なインフラ施設の更新がスルーされ、老朽化が問題になった時点で対策しようにも公共土木事業が急速に縮小された結果として地方を中心に廃業が相次いだことで、土木建築業の会社、人手が全然足りない状況になってしまった。
槍玉に挙げやすいところを潰していった結果が後年、国の根幹を成す部分に悪影響を与えてしまったのかについては、問題が発生した今になって多くの人間が知ることとなったが、まさに後の祭り。もはや立て直せるのも難しくなってしまった。今後同じことが別の分野で繰り返されないことを祈るばかりである。
ちなみに新名神の未完成2区間については、その後の民主党政権下で一度建設中止になりかけるところまでいったが、同じ民主党政権下で建設再開が決まった次第。現在起きている問題の遠因を民主党政権のせいだけにする人も多いが、やたらと支持を集めた小泉改革とやらも時間が経って色々と弊害を引き起こしていることは事実。民主党政権を擁護する気は1ミリもないし、当時にこの状況を想像できたかというと難しいのも事実だけれども。
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