Sim Update 4 のβ版を入れている Microsoft Flight Simulator 2024 が昨日 Ver.1.6.21 へアップデートされ、昨晩起動した際に当方環境にもインストールされました。

Sim Update 4 Beta (1.6.21.0) Release Notes - October 31, 2025 - Sim Update 4 Beta | MSFS 2024 / Beta News - Microsoft Flight Simulator Forums

細かいバグ修正がメインのようですが、今回のアップデートで
  • コクピット視点の HUD をオフにしていても表示されてしまう(バグ)
  • 外部視点で HUD をオンにしていても表示されない時がある(バグ)
  • コクピットへ搭乗してもタキシングするまでずっと Shift + C で機体の乗り降りをするガイドメッセージが表示しっぱしになる(仕様?)

という問題が発生し、公式フォーラムへ見に行ったら既に文句言われまくってました😆

MSFS2024_202511_02Ver1.6.21Problems

特に Shift + C のメッセージが表示され続けるのはβ版の報告スレッドから独立スレッドが立てられるくらい苦情殺到なので、HUD のバグとともにすぐ修正撤回すると思うのですが、どうなりますやら。

フライトシムマニアの方々は没入感を大事にしますので、以前からシステムメッセージとかが無駄に表示されることにかなり批判的でしたので、今回の件もちょっとキレてる人が多いみたいです😓 開発者側としては PS5 での新規ユーザーのことも考えて親切で入れたのでしょうけど、消せるオプションは必要だったように思います。

MSFS2024_202510_UW20_58UmekojiTerminal

さて、先月リリースされた Microsoft Flight Simulator 2020 / 2024 向け World Update 20: JAPAN(以下 WU20)ではフォトグラメトリ手法によって生成されたデーターを使って、かなりリアルっぽい地上風景の再現を日本の幾つかの地域で実現してくれました。

超低空で接近してみると形状が歪であったり、観て印象を受ける質感も全く違い、時には似ても似つかない形状になっている場合もありますが、それこそ 200〜300m の高度まで上がれば、かなりリアル。それが都心部だけでなく周辺部まで実現されているのですから(東京、京阪神のみ)、飛んでいる時の没入感は大幅アップ、遊覧飛行が一層楽しくなります。

MSFS2024_202510_UW20_03OsakaBayArea

とはいえ、日本全国をフォトグラメトリ手法でデーター生成するのは現実的ではないですし、開発側もそこまでリソースを注ぎ込むことはできないので、今回の WU20 では東京広域と京阪神周辺、札幌市、広島市が対象になっています。

ですから、フォトグラメトリ手法によって生成されたデーターを使った地上表現のエリア(以下、フォトグラメトリ生成エリア)はそれなりに限定されており、東京圏は広域にカバーされているといっても、どこかで従来エリアとの境界線があるはず。そして地元関西も、どこまでリアリスティックな風景の中で飛べるのか、知っておきたい。

ということで、フォトグラメトリによる精細エリアの境界線を探る旅として、この1ヶ月フライトしてきた結果を記しています。

MSFS 徒然記【2025年10月編その2】〜リアルな地上風景エリアが広がったWorld Update 20 JAPAN、フォトグラメトリによる精細エリアの境界線を探る旅・東京広域編
MSFS 徒然記【2025年10月編その3】〜リアルっぽい地上風景のフォトグラメトリ生成エリア境界線を探る旅・関西エリア前編・大阪&神戸周辺+和歌山

1記事で終わらせるつもりが、この1ヶ月に MSFS で飛んで調べてキャプチャしまくったスクリーンショットが500枚以上にもなり😅、その結果、記事もえらく長文になってしまったので3分割して載せていますが、今回が最後。

こんなどうでもええ話、しょうもない話を長々とやるのも我ながらどうかと思いますし、無駄な時間を費やしているのも自覚して我ながらイラッとするのですが、やりかけたことは最後までやらないと気持ち悪いので😓、3回連載の3回目を以下に。
  1. フォトグラメトリで生成されたエリアはどこまで広いのか?関西編
  2. 公式リストの Oto City は Otsu City の間違いでは?半分以上カバーされてる滋賀県

前半3方面の大阪府と神戸、和歌山方面については前回記しましたので、今回は関西エリア後半として奈良県、京都府、滋賀県のフォトグラメトリ生成エリアの広さを確かめてみます。

とりあえず今回のトピックは「公式言及のなかった滋賀県は相当に広範囲カバーされてるのに奈良はゼロ回答」です😅

前回、前々回記事同様、今回記事も内容の関係からフライト中のスクリーンショット画像は大量に貼り付けられています。そのスクリーンショット画像は一部を除いてクリックで拡大画像が表示されます。



[3-4] なぜ奈良だけ除け者に……😓

前々回記事で紹介したように WU20 で実現した東京圏のフォトグラメトリ生成エリアがかなり広域に展開されていることは「まぁそりゃそうだろうな」と納得できるわけですが、関西編前編として前回言及した大阪のフォトグラメトリ生成エリアが南は和泉山脈を越え(府県境を越え)和歌山市の先、海南市までカバーされていたのは驚きました。

大阪北部の山の中や、神戸の北も六甲山を越えた先まで広くカバーされていた反面、京阪間でカバーされていないエリアがあったり、神戸も西側はカバーエリアがあまり広くなく、風光明媚な舞子あたりが明石海峡大橋とともにエリア外だったのは残念でした。

で、残る関西3県のうち、まず奈良県。前回記事で、大阪東部では奈良との府県境である生駒山の山裾近くがフォトグラメトリ生成エリア範囲外と言及しましたし、フリーフライト画面の衛星写真を見ても、

MSFS2024_202510_UW20Area18Nara

生駒山を挟んで左側の大阪府と右側の奈良県では写真の精細さが全く違います。

なので、奈良県にフォトグラメトリ生成エリアがあることは全く期待できないと思いつつも、一応確認で飛んでみたわけですが……当然

奈良県は完全エリア外


でした。

⬇️ 人混みを見に行ってるだけの京都から流れてインバウンド観光客が絶賛多くなった奈良市中心部(奈良公園周辺)も、東大寺が POI (Point of Interest) として多少作り込まれた建築物になっているだけで、あとは従来の地図データーから適当自動生成された画一的な建物で溢れる地上になっています。

MSFS2024_202510_UW20_46NaraCityMSFS2024_202510_UW20_228Todaiji

興福寺五重塔は地図データーからの自動生成でもそれっぽく再現されていますが、なぜか2つも建ってます。なんでそうなってしまったのか……全てをフォトグラメトリ生成のエリアにできないところにおけるオブジェクト自動生成の精度は高めて欲しいものです。

というか、以前同様

平城京跡は酷すぎるまま


なのは何とかして欲しいんですけどねえ😩⬇️

MSFS2024_202510_UW20_229Heijokyo(平城京跡)
MSFS2024_202510_UW20_230Toshodaiji(唐招提寺)
MSFS2024_202510_UW20_231Yakushiji(薬師寺)


駅とかスタジアムとかもそうですが、一般家屋やビル、寺院などのある程度 MSFS 側でオブジェクト作成のテンプレートを持っている建造物に適合しないと、平面+航空写真貼り付けになっちゃうか、こういうよくわからん建築物になってしまうみたいですね……それを考えるとフォトグラメトリによるデーター生成は強力です。

唐招提寺や薬師寺も地図データーから自動生成として考えると、まぁこんなもんという感じですが、唐招提寺にそんな立派な塔はなかったはず……どうも MSFS さんは何かのデーター or 航空写真のオブジェクトに反応してすぐ塔を建ててしまうようですね😅

そして、インバウンド観光客が少なくマッタリ歴史探訪ができる飛鳥周辺も⬇️このとおり完全スルーのエリア外。

MSFS2024_202510_UW20_232AsukaKameishi(亀石付近から岡寺方面を望む)
MSFS2024_202510_UW20_233AsukaOkaCrossing(明日香村の中心、岡交差点上空)


飛鳥は好きなところなので時々ドライブやサイクリングしに行くこともあって、ある程度土地勘もあるのですが、上空から見て「知っていれば大まかな感じは判らなくはない」ものの、知らない人がこれをみて飛鳥の雰囲気を感じることはできないでしょうねえ。石舞台が石舞台になっていないのは仕方ないですし。

また、八尾空港から東へ飛んで生駒山の南にある信貴山を超えて奈良県に入ると、

MSFS2024_202510_UW20_42Shigisan

以前より見慣れた「航空写真貼り付け&適当に生やしまくった樹林」の従来仕様の田舎エリアで毎度見る地上絵。前回記事の最後の和歌山の件でもそうですが、フォトグラメトリでデーター生成されたエリアを見慣れると、この適当樹林が生えた地上は正直萎えちゃいます。仕方ないけど。

信貴山から降りていって法隆寺のある王寺町を見に行っても、王寺駅は従来エリアの駅表現である平面の航空写真貼り付けだし、法隆寺は POI としてピックアップされなかったので、地図データー/航空写真からの自動生成建造物。

MSFS2024_202510_UW20_43OjiStationMSFS2024_202510_59Horyuji

とはいえ、法隆寺の自動生成建造物はまだ頑張ってる方で、なんとなく似ています。ただ周囲の建造物がアレなので、雰囲気はゼロですけど……。

王寺から竜田川沿い(百人一首の「ちはやぶる神代も聞かず竜田川〜」の竜田川)に北上してみましたが、当然エリア外のまま従来仕様の地上風景が続きます。奈良県で3番目に人口の多い生駒の駅もガッツリ平面航空写真貼り付け。寺が自動生成でそれっぽくなるなら、駅ももうちょっと何とかして欲しいですね(´Д` )

MSFS2024_202510_UW20_44R168TatsutaRiverMSFS2024_202510_UW20_45IkomaStation

正直なところ、

京都市は手厚くフォトグラメトリ生成エリアとしてサポートされてるし、滋賀県ですら湖南、湖東は広くカバーされているのに、なぜ奈良がこんな冷遇されてるの……


という気がしてならないわけで、やっぱり京都、広島と比べると海外での知名度は低いんだろうなぁ、と想像するに至った次第。

京都みたいに狭い範囲で有名寺院が集まってなくて、奈良市だけでなく王寺町やら明日香村、桜井市と色々と広範囲で山の中のお寺も多いですから、フォトグラメトリでデーター生成するのはコスパが悪すぎて厳しかったのかもしれません。

地図データーや航空衛星写真から自動生成された画一的になりがちな地上風景も 300〜400m まで上がれば(普通は離着陸時以外はそれより下がることはない)、それっぽい景色にはなるし⬇️今までその風景でプレイしてきたのですけどねぇ。

MSFS2024_202510_UW20_10HeijoNT

将来、欧米の都市向けにリリースされている City Update が日本向けにも出るなら、名古屋、福岡とともに奈良も入れてほしいところです。飛鳥から奈良市内の平野部くらいは……


[3-5] 実は超広い京都市、どこまでカバーしてる?

公式フォーラムで公開された WU20 の重点リストにある関西の都市は KYOTO, OSAKA CITY, KOBE, TOYONAKA と書かれていて、大阪は「大阪市」の記述だったのにも関わらず和歌山の方までフォトグラメトリ生成エリアが伸びていました。

World Update 20: Japan - Points of Interest (POI) List - Official Microsoft Flight Simulator / News & Announcements - Microsoft Flight Simulator Forums

神戸も西側のフォトグラメトリ生成エリアは市内の途中で終わっていましたが、北側は神戸市の範囲を超えて三田市の主要エリアまでカバーしていましたし、阪神間は海沿いだけでなく山の中の猪名川町、川西市もほとんどカバーしていました。ですが、

京都のカバーエリアは
ほぼ京都市のみ


と言っても良い状況。

京都府南部も京都市外は、ほぼフォトグラメトリ生成エリアの範囲外。奈良が完全にエリア外だったのが観月橋の手前(京都府伏見区向島と宇治川の間)まで続いている感じですね。以下の画像は奈良から木津川、国道24号沿いに北上して京都へ向かった途中のスクリーンショット。

MSFS2024_202510_UW20_47R24KizuRiver(国道24号線 開橋付近)
MSFS2024_202510_UW20_48AlPlazaJoyo(アル・プラザ城陽店)
MSFS2024_202510_UW20_49Mukoujima(近鉄向島駅)
MSFS2024_202510_UW20_50BorderAtMukoujima(向島駅と宇治川の間にエリア境界)


前回記事で、京都大阪間の一部地域がフォトグラメトリ生成エリアの範囲外で残念と書いた中で、

「淀の京都競馬場が従来エリアのままで平面の航空写真貼り付けただけの場所になっているが、競馬場のすぐ北からフォトグラメトリ生成エリアの範囲で余計に残念」

と記しましたが、そこから東へまっすぐ伸ばしたあたりが、宇治川のすぐ南にあるエリア境界になります。

MSFS2024_202510_UW20Area12KyotoFushimi

なので、京滋バイパスも、その先にある名神高速、京滋バイパス、京都縦貫道が交差する大山崎 JCT もフォトグラメトリ生成エリア範囲外なので、従来どおりのよく判らん高速道路描写、特に JCT はグダグダのパターンになっていて残念。もう数キロ南までカバーしてくれれば随分違ったような……

MSFS2024_202510_UW20_51InterruptedKeijiBP(京滋バイパス)
MSFS2024_202510_UW20_52OyamazakiJCT(大山崎 JCT)


また、京都の西の方も市内は概ねカバーしているものの、老ノ坂峠を超えたお隣りの亀岡市は完全にフォトグラメトリ生成エリア外。

MSFS2024_202510_UW20_181KameokaCity

亀岡駅も、その隣りにできたサンガスタジアム by Kyocera も平面に航空衛星写真貼り付けの残念仕様。ビルとか寺とか一般家屋は適当でも自動生成したオブジェクトが配置されるのに、駅とかスタジアムとかはなんでこんな哀しい状況になるんでしょうかねぇ。フォトグラメトリ生成エリアとの差が大きすぎます。

でもって、どこが京都のフォトグラメトリ生成エリアの境界になっているのか調べてみると、国道9号線で老ノ坂峠を越えて下ってきて亀岡の盆地に入る直前あたり。京都市から外れて数百mくらいですね。

MSFS2024_202510_UW20_182BorderAtEastendOfKameoka

フリーフライト画面の衛星画像を見ても(⬇️以下の画像左側の方)そのあたりで南北(上下)にサクッと境界線が引かれています。仕方ないですかねえ。

MSFS2024_202510_UW20Area13Kyoto

ただ、亀岡市に入った直後くらいまでフォトグラメトリ生成エリアになっていることで、京都嵐山と亀岡の間の景勝地、保津峡付近はエリア内になっていて、保津峡を渡る JR の路線もしっかりフォトグラメトリでデーター生成された描写になっています。(現実の)保津峡はこれからの季節、紅葉で素晴らしい景観なのでオススメです。

MSFS2024_202510_UW20_234HodukyoJRBrgMSFS2024_202510_UW20_235Hodukyo

とまぁ、大阪や神戸と違って京都のフォトグラメトリ生成エリアは基本的に市内だけで、市外のエリア内は向日町市と長岡京市の一部くらい。

MSFS2024_202510_UW20_57MukomachiTerminal(向日町操車場付近)


もっとも、広い京都市内は伏見区の一部(前述)と北区/左京区の超山奥の方以外はフォトグラメトリ生成エリアになっていますU(左京区は福井県と接してるくらい北まで伸びてますからね)。

山科は京都じゃないからエリア外なんてこともなく、左京区の大原、貴船、鞍馬といった山間の観光地も、きっちりとフォトグラメトリ生成エリア。

MSFS2024_202510_UW20_11Yamashina(山科区)


さすがに花背とか広河原とか、京都市内から直接行けない久多とか(北山友禅菊で有名)、そういった京都駅より福井との県境の方が近そうなエリアはフォトグラメトリ生成エリアの範囲外ですが、

京都の観光地は僻地まで完全に網羅


されていると言っても良いですね。

北区/左京区の山の中を調べるべく賀茂川を上流へと向かって、そこから市原、貴船、鞍馬、静原、大原と京都市街から離れた観光地の方へ飛んでみると……

MSFS2024_202510_UW20_59NishikamoHiiragino(上賀茂柊野、京産大付近)
MSFS2024_202510_UW20_61Ichihara(賀茂川の支流の鞍馬川を遡り、市原付近)
MSFS2024_202510_UW20_236KuramaStation(鞍馬寺の麓にある鞍馬駅付近)
MSFS2024_202510_UW20_238Kuramadera(鞍馬寺)
MSFS2024_202510_UW20_239Kibune(上空から見た貴船)
MSFS2024_202510_UW20_62Shizuihara(貴船から大原へ向かう途中の静原)
MSFS2024_202510_UW20_63Ohara(大原)
MSFS2024_202510_UW20_64Ohara(大原三千院付近)


山の中の観光地もフォトグラメトリによる生成データーでしっかりと現実に割と近い再現で描かれていました。鞍馬街道で鞍馬の先へ行っても簡易浄水場あたりまではフォトグラメトリ生成エリア内でした(その先は花背峠を超えるまで集落がないので、さすがにそこまではカバーされておらず)。

MSFS2024_202510_UW20_237KuramaKibuneJosuijo(鞍馬貴船簡易浄水場)


大原の奥の方もちゃんとエリア内でしたので、さらに国道367号線に沿って北へ向かい、どこまでエリア内なのかを調べに行ったところ、大津市に入った途中(という名前)の集落の先、花折峠のトンネルの手前あたりまでがフォトグラメトリ生成エリアでした。

MSFS2024_202510_UW20_65YamazakiJariShotenTochu(途中峠にある採石場もエリア内)


フリーフライト画面の衛星写真を見ると、南西から北東へ斜めにフォトグラメトリ生成エリアの境界線が引かれているので、左京区の山の中の観光地は意図してカバーしたのかな?という印象も受けます。

MSFS2024_202510_UW20Area19NorthOfKyoto


4)公式リストの Oto City は Otsu City の間違いでは?半分以上カバーされてる滋賀県

最後に滋賀県。山科から逢坂山を越えて滋賀県へと入るところで見える大津市は、現実の景色そっくり。公式発表されたリストには地名がなかったのですが、完全にフォトグラメトリで生成されたデーターを使っているのは明らか。

MSFS2024_202510_UW20_12OtsuCityFromOsakayama

膳所駅上空から瀬田川を望む景色もリアル。しょっちゅう訪れていて(今日も😅)土地勘は十分にある地域だけに、その地域が(主要都市部でもないのに)ここまでリアルに再現されていることにちょっと感動したくらい。

MSFS2024_202510_UW20_13Zeze2Seta

近江大橋で瀬田川を渡った先は草津市になりますが、イオンモール草津もフォトグラメトリでデーター生成したのが判りますし、昔は仕事先へ行くのに頻繁に走った湖岸道路もリアルすぎて超低空で飛んでいるとドライブしているかのよう。

MSFS2024_202510_UW20_14AEONMallKusatsuMSFS2024_202510_UW20_15KoganRoad

さらに琵琶湖大橋を過ぎると、一時期 “テナントが全然ない廃墟モール” として全国的に話題になった(今は大復活した)ピエリ守山も、その先のマリオットホテルもフォトグラメトリ生成エリア内。

MSFS2024_202510_UW20_16PIERImoriyamaMSFS2024_202510_UW20_131MarriottHotel

ここまで飛んできて琵琶湖大橋付近より南がフルカバーされてる状況にも驚いたけれど、こうなったら「どこまでフォトグラメトリ生成エリアが続いているのか」に興味があるので、さらに北へ。

MSFS2024_202510_UW20_132OumiHachimanCity(近江八幡市役所付近)
MSFS2024_202510_UW20_133LaCollina(すっかり観光地のラ・コリーナ)
MSFS2024_202510_UW20_134Nishinoko(安土・西の湖)


近江八幡まで来てもフォトグラメトリ生成エリアが続いていることに驚き、近江八幡から JR / 国道8号線沿いに北上して大津と並ぶ滋賀県の主要都市である彦根まで来てもフォトグラメトリ生成エリアは続いていて、ええ?どうなってるの?状態。

ただ、現存天守12城の彦根城が POI (Point of Interest) にピックアップされずハンドメイドで作られたモノではないのはちょっと微妙な気分でしたけど、それでもフォトグラメトリ生成エリア内なので、それっぽく見えます。

MSFS2024_202510_UW20_135HikoneStation(彦根駅)
MSFS2024_202510_UW20_136HikoneCastle(彦根城)
MSFS2024_202510_UW20_137CainzHikone(昔ブルーを撮った湖畔のカインズ)


ともあれ、滋賀県は公式リストに全く触れられていない県だったわけで、事前には奈良県と同様の扱いと思っていたのに何故こんなに広域にフォトグラメトリでデーター生成されているのか……馴染み深い場所だから個人的には嬉しいけど、戸惑いもあったり。

彦根の先、交通の要所である米原駅まで来てもフォトグラメトリ生成エリアで、どこまでが続くのか調べながら飛んでいるのに少々疲れてきた頃、ようやく終わりが。

MSFS2024_202510_UW20_138Fujitec(米原の目印、フジテックのタワー)
MSFS2024_202510_UW20_139MaibaraStation(米原駅)
MSFS2024_202510_UW20_140Maibara(米原駅すぐ北側)


米原駅の先で名古屋方面へ向かう東海道本線と北陸本線が分岐するところで、「あ、線路上の架線柱が向こうで切れてる」のが見えて、ようやくフォトグラメトリ生成エリアと従来エリアの境界線を発見。

湖東は米原までエリア内


なのは予想外もいいところでした。大津市主要部や、せいぜい草津市くらいまでカバーかな?と思っていたら、こんなところまでとは。

MSFS2024_202510_UW20_141BorderAtMaibaraAmanogawa(米原駅のすぐ先の境界)


この先は「湖北」と呼ばれる地域だけど、その直前までフォトグラメトリ生成エリアなのは、公式のリリースに何も言及のなかった地域だけに本当にビックリ。フリーフライト画面の衛星写真で見ても確かにこのあたりに境界があります⬇️。

MSFS2024_202510_UW20Area15Maibara

ということは、琵琶湖の西側、比叡山、比良山系と琵琶湖に挟まれた「湖西」もだいぶ広いのか?と思って、ピエリ守山の横の琵琶湖大橋を渡って湖の西側、堅田の町から JR 湖西線や国道161号線に沿って北上。

MSFS2024_202510_UW20_17R161AoyamaOtsuOno(堅田の1つ北、小野駅付近)
MSFS2024_202510_UW20_19WaniStation(和邇駅、駅舎も架線柱も何とか存在)
MSFS2024_202510_UW20_18BeforeShigaStation(志賀駅手前に境界)


湖東のフォトグラメトリ生成エリアが米原駅までカバーしていたので、湖西も同じくらい北まで、高島町の安曇川までカバーされてるかな?と思いましたが、

湖西は志賀駅の手前


くらいまででした。堅田から JR 湖西線で4駅北の駅。

ちょうど近年スキー場より琵琶湖テラスで有名な「びわ湖バレイ」の最寄り駅なのですが、びわ湖バレイがフォトグラメトリ生成エリアから本当にギリギリ外れていて、ロープウェイ乗り場もテラスもきちんと形が反映されていないのは、つくづく残念でした。

MSFS2024_202510_UW20_241BiwakoTerrace(琵琶湖テラス)
MSFS2024_202510_UW20_240BiwakoBalletRopeway(ロープウェイ乗り場すぐ手前から右下方向に境界線が)
MSFS2024_202510_UW20Area14Kosei(衛星写真で見た湖西の境界線)


志賀駅からもう少し先にある(インスタ映えで有名になった)白髭神社までカバーされていれば尚嬉しかったのですが、白髭神社に関しては他の琵琶湖周辺とともに、木下様がまとめておられる琵琶湖周航シーナリー⬇️で色々とフォローできます。

琵琶湖周航シーナリー

東京・横浜・名古屋・京阪神などの追加アドオンを提供していただいている Shige 氏のアドオンシーナリーと同じく、木下様の琵琶湖周航シーナリーも早速 World Update 20 に対応していただいたようで、改めて大変ありがたく使わせていただいています。感謝。

MSFS2024_202510_UW20_130BiwakoOhashiBrg

とまぁ、琵琶湖沿いの湖東、湖西を飛んで、公式リリースでは何も触れられていなかった滋賀県のフォトグラメトリ生成エリアの広さを確かめてきましたが、実は湖南エリアも大幅にカバーされていて、フリーフライト画面の衛生写真を見ると甲賀付近までカバーしています。

MSFS2024_202510_UW20Area20Koga

湖東の内陸部も名神高速八日市 IC あたりまではフォトグラメトリ生成エリアの範囲内でしたので、公式リストに滋賀県または滋賀県内の都市名がなかったのにも関わらず、湖北を除いてかなり広い範囲で、平地の半分以上はカバーしている印象です。

そういったこと、大津市の大半の地域がカバーされていることを考えると、

公式リストの Oto City は Otsu City の間違いじゃね?でなければ、滋賀県がこんなに広域カバーされてるのもおかしいし、そもそも「おとし」「おと市」という市は存在しないから大津市を間違えたのでは?


という思いが拭えません。自分自身ではこの仮定に結構自信を持ってるんですけど😅

MSFS2024_202510_UW20_66Hanatsudura(花折峠付近から京都市、大津市)

以上、World Update 20 で日本(の一部)でも実装されたフォトグラメトリ手法によってデーター生成して地上再現されたエリアと、従来どおりの地図データーと航空衛星写真で建築物を自動生成したエリアの境界線を探る旅でした。

東京広域圏と京阪神周辺のみでしたが、広島はほとんど土地勘はないし、札幌も10年くらい前までは年に何度もも北海道へ行っていたもののすっかりご無沙汰で忘れつつあるので、そちらはまぁスルーということで😅

それにしても、前回今回と京阪神とその周辺県についてフォトグラメトリ生成エリアの範囲を記しましたが、ぶっちゃけ
  • 滋賀県や和歌山市周辺がこれだけカバーされているのに、京阪間がガッツリとエリア外があるのは納得しかねるし
  • 神戸も須磨区や垂水区をギリギリまでカバーして、三田市がカバーエリアなら明石まで入れてやって欲しかった
  • 奈良がこれだけゼロ回答で除け者扱いなのは、きっと今後 City Update でフォローされると信じたい

という感じでありました。いや、World Update 20 の京阪神および周辺のフォトグラメトリ生成エリアのカバーには本当に感謝感激しているわけですが、境界を調べていくと「もう一声」「こっちをやるならあっちも」という贅沢な思いが出てきてしまうのは私が欲深であるからでしょうかねえ😅

(続き) → MSFS 徒然記【2025年11月編その2】〜素晴らしい World Update 20: JAPAN だけど夜景や空港周りは悩ましい

【フォトグラメトリ生成エリアの境界線を探る旅・全目次】
  1. 周辺エリアまでリアルっぽくなって遊覧飛行の臨場感大幅アップ!
  2. フォトグラメトリで生成されたエリアはどこまで広いのか?東京広域編
  3. フォトグラメトリで生成されたエリアはどこまで広いのか?関西編
  4. 公式リストの Oto City は Otsu City の間違いでは?湖北以外は広範囲カバーの滋賀県