前回記事の続きです。World Update 20: 日本(以下 WU20)では、フォトグラメトリ手法によって生成されたデーターを使って(超低空接近で見なければ)かなりリアルっぽい地上風景を東京広域や京阪神、札幌市、広島市で実現してくれました。
東京や京阪神はかなり周辺部まで、そのフォトグラメトリ手法によって生成されたデーターに基づいて表現された地上風景エリア(以下フォトグラメトリ生成エリア)が広がったことで、上空から見渡しても現実と同じような地上表現になり、飛んでいる時の没入感が圧倒的に増しました。

大都市中心部には有償無償のアドオンがあって、それを適用することである程度リアルさが増しますが、そういった都心部だけでなく周辺部の点在するビルの存在やもっと低い建物の凹凸といったものがあって初めてリアルな風景は生まれることを今回のフォトグラメトリ生成エリアの広さで実感しました。
(フォトグラメトリで生成されたデーターに基づく地上風景再現にも欠点はありますが、それは後日記事にて)
フライトシムマニアの評価軸は「機体の動きや機能、操作などがどこまで本物に近いか」に傾いて語られがちですが、雰囲気組の私にはむしろこういう風景描写のリアルさ向上の方が嬉しいですね(元々 MSFS 2020 リリース時に知ってハマるきっかけになったのは地上風景描写の綺麗さでしたから)。
■ MSFS 徒然記【2025年10月編その2】〜リアルな地上風景エリアが広がったWorld Update 20 JAPAN、フォトグラメトリによる精細エリアの境界線を探る旅・東京広域編
⬆️前回記事では WU20 で実現した、よりリアルな風景描写になったことのメリット、楽しさとともに、
という自らの疑問を解決するフライトの結果を、まず東京周辺について記しました。
東京周辺のフォトグラメトリ生成エリアの広さは WU20 リリース当初から話題になっていて、国内の MSFS系 Youtuber の公開する動画でも盛んに取り上げられていましたが、実は
でカバーされていることが判りました。
開発側から MSFS フォーラムにて、WU20 で作り込まれた建造物 (POI) やフォトグラメトリ生成エリアのカバー範囲 (TIN) のリストが公開されていましたが、京阪神エリアについても調べたかぎりリストから想像するよりずっとフォトグラメトリ生成エリアは広かったですね😀
■ World Update 20: Japan - Points of Interest (POI) List - Official Microsoft Flight Simulator / News & Announcements - Microsoft Flight Simulator Forums
注目すべきは、公式発表の TIN リストには全く言及されていない和歌山市や滋賀県も広くカバーされていました。反面、「え?和歌山や滋賀をカバーエリアにしておきながら、ここはエリア外なの??」というところもありましたが😅
いずれにしても、関西エリアはどこも見慣れた景色だけど、その分リアルに再現されたその上を飛べるのはホント素晴らしいです。それについては、前回記事第1節で散々書いたので割愛します。
そんなわけで今回は「フォトグラメトリ生成エリア範囲の境界線を探す旅・関西編(京阪神エリア+滋賀)」です……としていたのですが、地元だけあって結構あちこち調べたこともあって、記事がまたもや異常に長くなり過ぎましたので再び記事分割し、
このうち今回は前半3つ、大阪府内(北部、東部、南部)と神戸方面、和歌山方面のフォトグラメトリ生成エリアを調べた結果を以下に載せておきます。京都、奈良、滋賀は次回記事にて。
前回同様、今回記事も内容の関係からフライト中のスクリーンショット画像は大量に貼り付けられています。そのスクリーンショット画像は一部を除いてクリックで拡大画像が表示されます。
ということで、最後は締まらない形になりましたが、MSFS World Update 20 で実現したリアルっぽい地上風景のフォトグラメトリ生成エリアの境界線を探る旅・関西エリア前編、大阪府内、神戸周辺、そして和歌山までを記しました。
記事分割の3回目になる次回関西エリア後編では、奈良、京都、滋賀のフォトグラメトリ生成エリアの状況を記します。
(続き) → MSFS 徒然記【2025年11月編その1】〜リアルっぽい地上風景のフォトグラメトリ生成エリア境界線を探る旅・関西エリア後編・奈良/京都/滋賀
東京や京阪神はかなり周辺部まで、そのフォトグラメトリ手法によって生成されたデーターに基づいて表現された地上風景エリア(以下フォトグラメトリ生成エリア)が広がったことで、上空から見渡しても現実と同じような地上表現になり、飛んでいる時の没入感が圧倒的に増しました。

大都市中心部には有償無償のアドオンがあって、それを適用することである程度リアルさが増しますが、そういった都心部だけでなく周辺部の点在するビルの存在やもっと低い建物の凹凸といったものがあって初めてリアルな風景は生まれることを今回のフォトグラメトリ生成エリアの広さで実感しました。
(フォトグラメトリで生成されたデーターに基づく地上風景再現にも欠点はありますが、それは後日記事にて)
フライトシムマニアの評価軸は「機体の動きや機能、操作などがどこまで本物に近いか」に傾いて語られがちですが、雰囲気組の私にはむしろこういう風景描写のリアルさ向上の方が嬉しいですね(元々 MSFS 2020 リリース時に知ってハマるきっかけになったのは地上風景描写の綺麗さでしたから)。
■ MSFS 徒然記【2025年10月編その2】〜リアルな地上風景エリアが広がったWorld Update 20 JAPAN、フォトグラメトリによる精細エリアの境界線を探る旅・東京広域編
⬆️前回記事では WU20 で実現した、よりリアルな風景描写になったことのメリット、楽しさとともに、
今回の WU20 で実現したフォトグラメトリ生成エリアと従来の地図データー/航空写真ベースの自動生成エリアとの境界線はどこら辺にあるんだろう?
という自らの疑問を解決するフライトの結果を、まず東京周辺について記しました。
東京周辺のフォトグラメトリ生成エリアの広さは WU20 リリース当初から話題になっていて、国内の MSFS系 Youtuber の公開する動画でも盛んに取り上げられていましたが、実は
京阪神エリアもかなり広域に
フォトグラメトリ生成エリア
フォトグラメトリ生成エリア
でカバーされていることが判りました。
開発側から MSFS フォーラムにて、WU20 で作り込まれた建造物 (POI) やフォトグラメトリ生成エリアのカバー範囲 (TIN) のリストが公開されていましたが、京阪神エリアについても調べたかぎりリストから想像するよりずっとフォトグラメトリ生成エリアは広かったですね😀
■ World Update 20: Japan - Points of Interest (POI) List - Official Microsoft Flight Simulator / News & Announcements - Microsoft Flight Simulator Forums
注目すべきは、公式発表の TIN リストには全く言及されていない和歌山市や滋賀県も広くカバーされていました。反面、「え?和歌山や滋賀をカバーエリアにしておきながら、ここはエリア外なの??」というところもありましたが😅
いずれにしても、関西エリアはどこも見慣れた景色だけど、その分リアルに再現されたその上を飛べるのはホント素晴らしいです。それについては、前回記事第1節で散々書いたので割愛します。
そんなわけで今回は「フォトグラメトリ生成エリア範囲の境界線を探す旅・関西編(京阪神エリア+滋賀)」です……としていたのですが、地元だけあって結構あちこち調べたこともあって、記事がまたもや異常に長くなり過ぎましたので再び記事分割し、
- フォトグラメトリで生成されたエリアはどこまで広いのか?関西編
- 河内エリア(大阪府東部)
- 神戸/三田方面
- 泉南(大阪府南部)・和歌山方面
- なぜ奈良だけ除け者に……😓
- 実は超広い京都市、どこまでカバーしてる?
- 公式リストの Oto City は Otsu City の間違いでは?半分以上カバーされてる滋賀県
このうち今回は前半3つ、大阪府内(北部、東部、南部)と神戸方面、和歌山方面のフォトグラメトリ生成エリアを調べた結果を以下に載せておきます。京都、奈良、滋賀は次回記事にて。
前回同様、今回記事も内容の関係からフライト中のスクリーンショット画像は大量に貼り付けられています。そのスクリーンショット画像は一部を除いてクリックで拡大画像が表示されます。
- 3)フォトグラメトリで生成されたエリアはどこまで広いのか?関西編(前編)
- まず、大阪府内は 9割くらいフォトグラメトリ生成エリアでカバーされているものの、大阪府東部を中心に、以下の地域がフォトグラメトリによるデーター生成対象外となっています。
- 高槻市のイオン高槻付近より京都側および島本町
- 枚方駅より北および東の枚方市と交野市
- 枚方市から南の寝屋川市、四條畷市、東大阪市から太子町、河南町にかけての市町村の山に近い一部エリア(詳しくは後述)
大阪府の東部、枚方市から河内長野市までの生駒山〜金剛山に沿った南北縦長のエリアがフォトグラメトリ生成エリア対象外になっています。大阪以外の人には馴染みない言い方かもしれませんが「河内」と呼ばれる地区です(今の大阪府を構成する旧国名3地域のうちの1つ)。
河内エリアの状況については次節で詳しく記すとして、個人的に納得いかないのは
大阪も京都もカバーされてるのに
その間にカバーエリア外がある
こと。World Update 20 で実現されたフォトグラメトリ生成エリアは京阪神でもかなり広くカバーされているのですが、主要な地域とも言える京阪間に欠落があるのは、かなり残念。神戸も京都同様にフォトグラメトリ生成エリア範囲として公式リストに挙げられいますが、大阪と神戸の間もしっかりカバーされています。
東京周辺では、小田原が公式カバーエリアなら横浜・鎌倉から小田原までずっとフォトグラメトリ生成エリアでカバーされていますし、成田が公式カバーエリアなら東京から千葉市内を通っても八千代市を通っても、京成空港線で印旛沼を通ってもずっとフォトグラメトリ生成エリアでカバーされていました。なのに……って感じorz


高槻駅から山崎方面へ進んで、ちょうど JR が新名神高槻ICから国道171号線へ接続する新しい道路橋をくぐる手前あたりが境界線になっていました。⬆️上のスクリーンショットを見ても、JR の架線柱(みたいな何か)がパスっと切れて、その先の家屋は自動生成風景で見慣れた画一的な建物になっています。
国道171号線でいうとイオン高槻まではフォトグラメトリ生成エリアだけど、その先 100m くらいでエリア外になって、従来どおりの地図データーからの自動生成エリアになっています。
そして、この先 JR で言うと島本駅、大山崎駅を過ぎ京都府に入って、その次の長岡京駅の手前から京都側のフォトグラメトリ生成エリア内に入ります。⬇️下の長岡京駅辺りで撮ったスクリーンショットではちょっと判りづらいかもしれませんが……


島本駅から長岡京駅までは大した距離ではありませんから、これくらいはケチらずフォトグラメトリによるデーター生成をカバーして欲しかったなぁ、と思います。こんな素晴らしいアップデートが来てるのに贅沢は言えませんけど、ちょっとモヤりました……

ちなみに、淀川の対岸の京阪電車沿線も枚方市駅から中書島駅あたりまでガッツリとフォトグラメトリ生成エリアの範囲外。こちらは淀川より北の高槻市〜長岡京市間より広くエリア外が続きます。

男山の石清水八幡宮とか淀川三川合流地点(さくらであい館)、昔の時代劇で有名な流れ橋が再現されないのも残念ですし、何より淀の京都競馬場が平面のままなのは個人的にかなり残念。東京/中山競馬場や阪神競馬場がフォトグラメトリによってリアルに再現された分、中央4場で唯一淀だけが見た目が酷いまま……😩
このように京阪間では平地の人口の多いところでもフォトグラメトリ生成エリアが途切れている地域がありますが、その反面、大阪府北部の山間部は意外と広くフォトグラメトリ生成エリアでカバーされています。
神戸の六甲山の裏、ほぼ三田市のあたりから猪名川町、川西市、箕面市、茨木市、高槻市の山中をぶち抜いて造られた新名神高速道路とその周辺部は全てフォトグラメトリによるデーター生成でカバーされ、トンネルと橋梁だけで構成される新名神もしっかり再現されています(遠目にみれば違和感なし)。

茨木市、で思い出しましたが、開発側から公開された UW20 の注目地点/エリアリストにあった「Ibaraki」は茨城県の「いばらき」ではなく大阪府茨木市の「いばらき」じゃね?と思っています。関西以外の人だと「いばらき」=「茨城」でしょうけど。
茨城県のフォトグラメトリ生成エリア対象は、取手市や守谷市など茨城県の南西部のごく一部地域のみ。それに比べて大阪府茨木市は全域カバーを確認していますし、近隣の市である豊中市もリストに挙げられています。茨木市と豊中市の間にある吹田市(当然全域フォトグラメトリ生成エリア内)が公式発表のリストにないのは不思議ですが。
また、完全に山の中にある豊能町、能勢町も南部を中心にある程度カバーされていてビックリしました。豊能町、能勢町におけるフォトグラメトリ生成エリアと従来エリアの境界線は、
豊能町役場のある余野から国道423号線で少し北にある府境付近〜大けやきで有名な能勢町野間交差点の少し北〜国道173号線で知明湖を過ぎて兵庫県から大阪府能勢町に入ったところのトンネルを抜けたあたり
になっていて、地図で見ると概ね東西に並んでいるので、ここら辺で切ったのかな、と。
「こんな山の中までフォトグラメトリでデーターを作っているのに、なんで遥かに人口密度の高い高槻〜長岡京間や枚方〜伏見区間をエリア対象外にしたのか……」と若干複雑な気分でありつつも、時々通るエリアなのでこんな山奥がリアルな風景になってくれたのは嬉しいですね。
ということで、大阪府北部の話はこれくらいにして、この後は大阪から東西南北の北以外についてフォトグラメトリ生成エリアがどうなってるかを書いておきます。 - [3-1] 河内(かわち)エリア
- 先にも述べたように、大阪府の東側、北東端にある枚方市から生駒山や葛城山、金剛山に沿ってずっと南北に広がって、大阪府の南東端にある河内長野市付近までが「河内」と呼ばれる地区で、大阪府でフォトグラメトリ生成エリアから外れている地域の多くがこの河内地区の山裾あたりにあります。
とはいえ、
枚方市・交野市を除けば
山の近く以外はエリア内
なので、大阪府の東側も多くはフォトグラメトリ生成エリアの中にあります。
ただ傾向として、
北東部(北河内)はカバー率が低いが
南東部(南河内)は山の中までカバー
されている感じですね。その間は大阪人的に言えば「ソトカン」である大阪外環状線=国道170号線(以下、外環)あたりがフォトグラメトリ生成エリアと従来エリアの境界線になっています。
以下、実際のエリア状況を示していきます。


まず、⬆️上記スクリーンショットを見て判るように、枚方市は京阪枚方市駅のすぐ南がフォトグラメトリ生成エリアと従来の自動生成エリアの境界になっていて、枚方市駅およびそれより北および東はフォトグラメトリ生成エリアから外れています(枚方市より東の山側にある交野市も同様)。
前述したように京阪間でフォトグラメトリ生成エリアのカバー範囲が途切れていますが、高槻と並ぶ京阪間の主要都市である枚方市の中心部もエリア外なのは、近隣住民的にはさすがにちょっと……って感じ。枚方市は全域の3分の2はフォトグラメトリ生成エリアから外れている状況です。

当初 MSFS 2024 で確認していたのですが、そこそこ大きな街である枚方市のフォトグラメトリ生成エリアがそんなに小さいのはおかしい気がして、MSFS 2020 でも確認したのですが同じ。
先ほども載せましたが、フリーフライト画面の衛星写真で見るとザックリ枚方市駅付近を通って南北に境界線が引かれています。

枚方市駅の南にある関西医大のタワーや立体駐車場までがフォトグラメトリ生成エリアで、そのすぐ北にあるイオンはもうフォトグラメトリ生成エリアから外れていて、枚方市駅や周辺の市役所などは残念な地上表現になっていて、せめて市駅周辺までカバーを広げて欲しかった感があります😮💨
⬆️少し南下して国道1号線では国道菊丘の交差点あたりが境界線。画像中央上やや右にあるパナソニックアリーナはフォトグラメトリ生成エリアだけど、横の道路を挟んだ向かいのエリア(画像左側)は途中から従来同様の自動生成の単調な地上表現になっています。

先のフリーフライト画面で見た南北に引かれた境界の直線に沿って南下していくと、右手(西側、大阪市側)はフォトグラメトリ生成エリア、左手(東側、生駒山側)は従来どおりの描写の自動生成エリア、という状況が、枚方市香里園周辺から寝屋川市、四條畷市にかけて続きます。
第二京阪道路を超えたあたりから外環 (R170) あたりが境界線になっていて、それまでと同じように、外環より西(大阪市内側)はフォトグラメトリ生成エリア、東(山側)は従来の自動生成エリアのまま、となっていて、⬆️外環と国道163号線が交差する蔀屋交差点から東を見てもすぐ手前に境界線があることが明らかです。
さらに南下していくと少しずつフォトグラメトリ生成エリアが山側へ広がっていき、変電所のある阪奈道路の取り付け口までくると旧外環(現在の外環の東、山側を走る旧道)付近が境界線になっています。
⬆️瓢箪山駅付近から生駒山の山腹へ登っていく近鉄奈良線を見ても、左へカーブしていく途中でフォトグラメトリ生成の地上表現から従来の自動生成の地上に変わっていくのがよく判ります。
ところが、⬇️八尾市まで南下すると生駒山の山の方までフォトグラメトリ生成エリアが広がって、少なくとも山際までの家屋はフォトグラメトリ生成エリアでカバーされ、景色の見た目に統一感があります。フォトグラメトリ生成エリアと従来からの自動生成エリアの地上表現が混じっていると違和感が強いですからね。
八尾あたりから生駒山/信貴山の山腹までフォトグラメトリ生成エリアが広がっていたので、大和川に出たところで左旋回、大和川沿いに奈良側へ飛んでみてどこまでフォトグラメトリ生成エリアが続いているのか調べてみると……


柏原市中心部の先で国道25号線が大和川を渡る国豊橋から500mもいかないあたり(高井田町内)でフォトグラメトリでデーター生成されたエリアは途切れていました。⬆️スクリーンショットのコクピット左側の JR 関西本線(大和路線)の線路や線路沿いの家屋が飛行機の機首左側あたりで変わっているのが判ります。
接近してみるとフォトグラメトリによりデーター生成されたエリアの家屋より地図データーから自動生成された単調な家屋表現の方が一見綺麗に見えるのですが、少し高度を上げるとリアルさは全然違います。
再び進路を南にとって、柏原市南部、羽曳野市東部、太子町と、いわゆる「近つ飛鳥」丘陵の裾野を飛んでいくと、先の生駒山沿いと同じように西側(画像右側)はフォトグラメトリ生成エリア内、山に近い東側はエリア外という状況が続きます。


⬆️上のスクリーンショットは太子町の上で旋回しながら叡福寺(聖徳太子の墓がある寺、飛行機の上あたり)を見たところですが、上ノ太子駅から太子町の中心を南北に走る道より東側(画像手前側)は従来の地図データー自動生成エリアであるものの、叡福寺あたりからフォトグラメトリ生成エリアになっていてギリ良かったな、と。
これより山側にある推古天皇陵とか小野妹子の墓とか有名歴史人スポットは当然フォトグラメトリ生成エリアの外ですが、そのあたりは実際に行って散策してみないと上空からでは判りづらい場所も多く、このあたりはインバウンドの喧騒もなくノンビリ歴史探訪できるので興味があれば訪問していただくのがオススメです☺️


太子町内から石川や外環 (R170) 沿いへ戻ってきたら、遠くに PL の塔が見えてきたので一応立ち寄り。フォトグラメトリによるデーターで生成された建造物の常として寄ってみると粗がありますが、PL の塔があるだけでも VFR 有視界飛行時の目印となりますので、その点でもフォトグラメトリ生成エリアの恩恵は大きいです。
PL の塔を眺めてから外環に戻って少し南下すると、大阪府南東端にある河内長野市へ。大阪でもだいぶ外れたところの市なのですが(東京で言えば、あきる野市とか日の出町とか)、しっかりフォトグラメトリ生成エリア内(ジョーシン河内長野店の横でスクショ☺️)。

河内長野市は金剛山や岩湧山の麓にあるわけですが、その山々に向かって山の奥の方まで大規模な住宅地が広がっています。関東は平野が広すぎなので東京圏だと都心から1時間以上離れたところのニュータウンも平地ですが、大阪は大阪湾以外は山に囲まれていますからねぇ。
で、⬇️大阪側の南東端の山裾というか山の中腹近くにあるこの住宅地の一番奥へ行っても、ちゃんとフォトグラメトリ生成エリアに入っていてちょっと驚き。

さらに、河内長野市の奥の広大な住宅街から山を越えつつ西へ向かい、このあたりでは山の中を走る外環 (R170) のさらに山側の集落の上を飛んでいても⬇️、ずっとフォトグラメトリ生成エリア内。
河内地区を過ぎて和泉市の阪和道あたりまで山際をずっと飛んでいましたが、富田林、河内長野あたりからずっとフォトグラメトリ生成エリア内。正直言って、このあたりを飛んで状況を確認しながら
こんな山奥をフォトグラメトリでデーター作成するなら、京阪間や東大阪の生駒山の山裾とかにリソース注いでくれたら良かったのに……
という思いしかなかったですね。後述する泉南方面も同じですが、大阪北東部や東部より
公式発表リストに地名のない
大阪南部の方が手厚いカバー
なんですよねぇ。悪いことではないのですけど、大阪でも南の方はあまり馴染みのない民としては、ちょっと複雑な気持ちでした😅 - [3-2] 神戸/三田方面
- 神戸方面については大阪と神戸が公式発表のカバーエリアであり、京阪間と違ってその間の阪神地区も完全にフォトグラメトリ生成エリア内。

⬆️従来はアドオンを入れなければ存在すらしなかった阪神高速湾岸線もきっちり再現され、東神戸大橋の綺麗な斜張橋も、手前の海上自衛隊阪神基地、奥の新明和工業甲南工場(US-2 の製造場所)もよく見えます。こういう景色が欲しかったんですよね☺️
⬇️神戸市中心部は従来も SamScene3D の有償アドオンを入れれば同じような感じで再現されていましたが、もはや不要になりました。また、中心部のビル群だけを再現するアドオンではサポートされていない兵庫駅周辺のタワーマンションや湾岸エリアのノエビアスタジアム神戸も再現されていて、リアル感が増して納得しかありません。


神戸市中心部から西ですが、まずは西神ニュータウン方面へ。名谷付近から学園都市方面を望んでも一面の住宅地は全部フォトグラメトリで生成されたデーターによる地上絵になっています⬇️。

神戸の西奥のニュータウンは三宮や長田に近い方から名谷、学園都市、西神南、西神中央とエリアが分かれていますが、学園都市エリアを超えて西神南の方へ向かおうとすると、学園都市エリアの先でフォトグラメトリ生成エリアがバシッと切れています⬇️。

⬆️上のスクリーンショットで言えば、第二神明北線の学園南IC と長坂IC の 500m くらいの間に境界線。画像上の県道65号西神中央線や神戸市地下鉄で言えば、学園都市駅やその先の兵庫県立大まではエリア内だが、その先で終了。
うーん、伊川谷より先は神戸じゃないやろ、という開発側の判断だったのでしょうか😓確かにあのあたりで一度「切れる」感じはあって、西神の方は「名前だけ神戸」感はありますけど、後述するように山の向こうの北区が最奥までカバーされてるのを見ると、西神中央くらいまでカバーしても良かったのでは……という気はしますね。
で、西神方面のフォトグラメトリ生成エリアが学園都市で切れているので、海沿いも割と早めに切られてるのでは?と危惧して、せめて明石大橋のある舞子まではフォトグラメトリ生成エリア内であってくれ〜と思いながら飛んでみると……


須磨から塩屋まではフォトグラメトリ生成エリア内で納得の風景。須磨の水族館がまだ古き良き神戸市立須磨海浜水族園だった頃の姿ですが、それは2年くらい前のデーターで作っているので仕方ないところ。
ところが、塩屋から垂水あたりまでくると、少し先にフォトグラメトリじゃなく従来の地図データーから自動生成された建造物がボコボコと建っているのが見えてしまいました。マジかー😮💨


垂水駅手前の福田川あたりがフォトグラメトリ生成エリアと従来エリアの境界線でしょうか。ここから真っ直ぐ北に線を伸ばしていくと、先に記した学園都市の兵庫県立大あたり。フリーフライト画面の衛星写真を見てもサクッと南北に境界線が引かれています。

でも明石海峡大橋を見渡す風光明媚な舞子の風景が従来のままで、フォトグラメトリ生成エリアと比べるとちょっと哀しい感じになって残念。マリンピアもショボい描写。もう一駅のカバーが欲しかった……
明石海峡大橋も自動生成だから作り込みゼロ。言っちゃ悪いが、地方の小さな橋を Point of Interest でハンドメイド作成するくらいなら、日本一の明石海峡大橋をちゃんと作り込んで欲しかった、と思うのは傲慢でしょうか(´・ω・`)


で、神戸方面の最後は北区へ。関西以外の人は「神戸=海沿いの街」のイメージでしょうが、先の西神方面の大ニュータウンエリアと同じく、神戸の北にある六甲山の裏の山の中も(昔はマジ山の中だった)また大ニュータウンになっています。
「神戸であって神戸じゃない」と言われちゃう北区へ、まずは須磨あたりから北に向かって高取神社の上空から北を望んだところ⬇️。画像奥の方が、源義経による「鵯越の逆落とし」で有名な鵯越ですね。

で、六甲山の西端近くの山を登った先には、鈴蘭台を中心とする一大ニュータウンが広がっています⬇️。六甲山の裏へ行ってもちゃんとフォトグラメトリ生成エリア内でした。


むかし MSFS 2020 購入後、ぶらぶら遊覧飛行していてこの景色を見た時はちょっと驚きましたね。割と昔からある神戸の山の向こうの住宅地で、私も何度か行ったり通ったりしているので、六甲山の向こうに広大な住宅地があるのは判っていましたが、
ちょっと上空から、こういう角度で見ると、こんなに遠くまで広がっているのが一目瞭然なんだなぁ
と感心した覚えがあります。そういう体験も Microsoft Flight Simulator の良いところであり、また今回の World Update 20 でのフォトグラメトリによるデーター生成の地上再現だとリアル感が増して尚良いです。
話は戻して、ここから六甲山の裏の谷を低空飛行で有馬温泉の方へと向かって/登っていきます。細い谷の中なのに、少しでも平地を作って住宅地にしている地域。昔から六甲山の貫くトンネルや神戸電鉄が通っていて、バブル期以降は北神急行(今は地下鉄に統合)ができて三宮へ出るのも近くなって、場所の割には便利ですからね。
六甲山裏の谷あいもずっとフォトグラメトリ生成エリアが続き、有馬口駅で神戸電鉄は有馬温泉へ向かう路線と、北へ三田市方面へ向かう路線に分かれ、高速道路も西宮山口JCT方面の阪神高速北神戸線と山陽道神戸北IC方面の六甲北有料道路に分かれますが、このあたりも綺麗に描かれています。
で、とりあえず有馬温泉へ行ってみると、

飛行機のすぐ右下の建物が有馬グランドホテル、飛行機の進行方向にあるホテルは関西人にはお馴染みの CM、♪ありまひょうえの、こーよーかくへ、の有馬兵衛向陽閣であり、有馬温泉らしい景色が再現されていました。満足。
鈴蘭台から有馬温泉まで六甲山の裏の地域がフォトグラメトリ生成エリア内であることを確認でき、ここらへんが範囲内なら神戸市のエリアとしては十分。
という気はするのですが、神戸市北区はまだずっと北の方まで続いていますし、西神方面と違ってまだまだフォトグラメトリ生成エリアが続いていそうですので、有馬温泉から転進して北へ、三田市方面へ。

神戸市に負けじと海から六甲山裏のずっと北の方まで市域が続いている西宮市の山口町あたりも巨大な流通センターの白い建物群が再現されていて良き。この先で中国道と山陽道という西日本の大動脈が交差していて、流通センターから1分の西宮北 IC からすぐアクセスでき、東西南北どこへ行くのも便利ですから、巨大流通センターができるのも当然です。
ここまでエリアが広いなら三田市くらいまではカバーしてると良いな〜、と思いながら西宮北IC から中国道に沿って北西へ。
神戸市北区はアホみたいに広くて(京都市の北区よりは狭いが人がいるところが殆ど)、三田市より西の赤松PA も実は神戸市なのですが、さすがに吉川まで行くと三木市なので、え?こんなところまでフォトグラメトリ生成エリア内なの?どこまでカバーしてるの??と驚きました。


が、吉川JCTの少し先にある吉川IC 付近でフォトグラメトリ生成エリアは終わっていました。⬆️上のスクリーンショット2枚目では吉川IC の料金所あたりはフォトグラメトリで生成された地上絵ですが、料金所より手前側や右側の建物は従来の地図データーから自動生成された画一的デザインであることが判ります。
次は、神戸市北部のフォトグラメトリ生成エリアがここまで広かったなら三田市も多少はカバーしてるかな?と思って、吉川JCT に戻り舞鶴若狭道で北上していくと、上荒川 PA あたりまではエリア内でしたが、三田西 IC の手前で終了。



三田西IC やその関西学院大学三田キャンパスも従来の地図データーからの自動生成地上絵になっていましたが、少し東へ行って JR 福知山線や武庫川沿いに南下し始めると、すぐ JR 広野駅あたりから南はフォトグラメトリ生成エリアの範囲内に復活しました。
新三田駅や三田市北部のニュータウン「ウッディタウン」も、三田市中心部もリアルっぽい地上描写になっていました。神戸市の北側を三田市までカバーするくらいなら、西区も西神まで、そして明石市までカバーして欲しかったと、つくづく思いますね。


さて、神戸市の北の方のフォトグラメトリ生成エリアの範囲が、北区どころか三田市の主要地域までカバーされていた上、隣りの大阪府でも北の山間部である豊能郡がかなりカバーされていたので、その間もある程度フォトグラメトリ生成エリアの範囲じゃないか?ということで、三田市から東へ。
三田から東の山の中には神戸の水源地である大きな千刈貯水池があり(池じゃなく十分広い湖だけど)、そこを飛んでみても、どうやらフォトグラメトリ生成エリアの範囲内。千刈貯水池の木器とかの集落の方へ降りて行って確認してもフォトグラメトリ生成エリア内。

となると、どこまでフォトグラメトリ生成エリアが山の中で続いているんだろう?と北上していくと、木器の北の槻瀬という集落あたりでエリア境界が。ここまでカバーされていれば十分でしょう。
さらに北東へ進んで山越えして、猪名川町の最奥近くの杉生の集落へ来てみると、天文台が近くにあるほど山奥なのに杉生の交差点のちょっと南からフォトグラメトリ生成エリアになっていてビックリ。⬆️画像左にあるスーパー山奥でプチ有名な住宅地、旭ヶ丘もちゃんと再現されています。

杉生近くまでフォトグラメトリでデーター生成して再現してるなんて凄ぇな、と感心したところで都会の方へ降りていき、猪名川町/川西市の(山を切り開いて作った)ニュータウンを通っていきますが、もっと山の中からフォトグラメトリ生成エリア内なので当然こちらも。上空からはかなりリアルっぽい景色。
ふと、昔から国道173号線で帰ってくる時の抜け道に使っている、知明湖の東から光風台へ抜ける道はどうなってるか見に行ったら、⬇️ちゃんと再現されていて一人で納得していました。こういう些細なリアル感が大事だと思うんですよね。

とまぁ神戸のフォトグラメトリ生成エリアは阪神間がしっかり穴がなくカバーされているだけでなく、六甲山の裏の鈴蘭台周辺のニュータウンから有馬温泉、そしてさらに北の三田市付近や三木市の吉川 IC まで、そして三田市〜猪名川町〜川西市の山の方まで広くカバーされていました。
それだけに人口の多い、きっと需要も多いはずの西側が学園都市〜塩屋あたりでフォトグラメトリ生成エリアが終わっているのは本当に残念です。せめて海沿いは舞子までか、できれば明石市中心部くらいまでカバーしてくれれば嬉しかったんですけどねえ。
World Update 20 の素晴らしいアップデートで十分だと言っていたのに、また無茶な、贅沢なことを言ってしまっていますけど😅 - [3-3] 泉南・和歌山方面
- お次は大阪南部。先の河内エリアの項でも書きましたが、大阪南部は公式の WU20 TIN リストに全く都市名がなのにも関わらず手厚くフォトグラメトリ生成エリアでカバーされています。
というか、山間部を除けば
堺より南は、ほぼ全域カバー
と言っても良いくらいだと思います(山間部もカバーされている部分あり)。
今まで調べてきた傾向からも、南海電車や JR の通る海に近いエリアは確実にフォトグラメトリ生成エリアと判断できるので、山際や山の中を走る阪和高速道路に沿って飛んでみました。
ずーっと山際を南下してくる間もずっとフォトグラメトリ生成エリアで、阪和道は泉南から和歌山へダイレクトに山越えしていくので、関西国際空港近くの上之郷あたりから国道26号バイパスで泉南、そして大阪最南端の岬町へ。



⬆️みさき公園駅も加太へ向かう道との立体交差含めて現実と同じようにできていて、何度も通ったことのある道だけにちゃんと再現されている上を飛んでると、ドライブの記憶が蘇って良いですね。
にしても、大阪府の最南まで来ましたが、この先どこまでフォトグラメトリ生成エリアでカバーされているのか加太の方から和歌山へと飛んでいきます。
紀淡海峡を見つつ加太からグルッと回って和歌山市北部の県道7号線沿いまできても、しっかり看板が再現されているとおりフォトグラメトリ生成エリアのまま。
なので、紀ノ川を渡って和歌山市中心部へ入るも、相変わらずフォトグラメトリ生成エリア内。京阪間や大阪府東部で結構広くエリア外の地域があるのに、なぜ大阪府外の和歌山市がこんなにエリアカバーされているのか……和歌山市街もエリア内で嬉しい反面、納得もいかない気持ちがまた😅



さらに南下して、とうとう海南市、そして和歌山市の南端であるマリーナシティまで来たが、フォトグラメトリ生成エリアで日本製鐵の工場も空き地含めて、きちんと再現。



公式リストに記載のなかった和歌山なのに、マジでどこまでフォトグラメトリ生成エリアが続いてるの??と、思い切って山を越えて有田市へ降りていくと、さすがに有田市は範囲外でした。ですよねー

でもって海南市に戻って、JR 紀勢本線に沿って海沿いを飛んでいくと、海南市下津あたり(JR加茂郷駅と下津駅の間)で大阪から南のフォトグラメトリ生成エリアが終了していました⬇️。いやぁ、広かった。


で、ふと思ったのは、大阪からずっと南下して和歌山の先の海南まで辿って調べたけれど、和歌山市内が山あいを除いて全域フォトグラメトリ生成エリアでカバーされてるなら、紀ノ川沿いの町はどこまでカバーされてるのだろうか?と。
個人的にも根来(岩出市)には祖先の墓がありますし、かつらぎ町や紀の川市には年に数回出かけるので(たぶん来月も行くはず)そこそこ馴染みのある土地ですから、ちょっと調べてみたくなり、和歌山市中心部から紀ノ川大堰で紀ノ川に出て、そこから国道24号線の上を飛んで東へ(紀ノ川上流方向へ)。



和歌山市から岩出市に入ってもフォトグラメトリ生成エリアのまま。洋服の青山のある向こうの山の方、根来には祖先の墓があって年に一度はお参りしています。
しかし、紀の川市に入ってしばらくして紀の川市の市役所のあたりで前方、東の方をみると急に町が途切れて樹林帯に。

大阪府泉佐野市の方から山越えしてくる県道62号線を越えるあたりでフォトグラメトリ生成エリアは終了。それだけだったら良いのですが、従来の地図データーから自動生成するアルゴリズムの悪い癖で、なぜか無意味な樹林帯が発生。


あのさあ、紀ノ川沿いの平野が続くエリアなのに、こんな樹林帯な訳ないじゃん。田んぼの中に一般家屋が点在する日本の田舎の代表的な景色が続くのに、こういうのを出されると飛んでいても萎えるんですよねぇ。と MSFS に向かって独り言を発してしまうパターン。
日本全国くまなくフォトグラメトリで処理するわけにはいかないのは判っているので、せめて地図からの自動生成アルゴリズムはなんとかして欲しいものです。前作 2020 の頃と大きくは変わっていないと思うんですよねぇ(上記フライトは 2024 にて)。
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ということで、最後は締まらない形になりましたが、MSFS World Update 20 で実現したリアルっぽい地上風景のフォトグラメトリ生成エリアの境界線を探る旅・関西エリア前編、大阪府内、神戸周辺、そして和歌山までを記しました。
記事分割の3回目になる次回関西エリア後編では、奈良、京都、滋賀のフォトグラメトリ生成エリアの状況を記します。
(続き) → MSFS 徒然記【2025年11月編その1】〜リアルっぽい地上風景のフォトグラメトリ生成エリア境界線を探る旅・関西エリア後編・奈良/京都/滋賀




































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