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昨晩は最下位新潟相手に 4-2 と快勝。試合開始直後から相手陣内でゲームを進めていたのに、カウンター一発で先制点を食らい、前半のうちに同点に追いついたと思ったら、後半すぐにまた失点。最下位相手に何やっとん?と思ったけれど、そこから怒涛の3発。

このところ、というか、ようやく安部柊斗、満田誠両選手によるボランチが安定してきて、トップ下の宇佐美貴史選手を含めたトライアングルが有機的にポジションを入れ替えて攻めに出られるようになって、しっかり点が取れるようになった。

それゆえ、1点差くらいでは選手たちもスタジアムの観客も「まだまだこれから」という雰囲気の昨今。全盛期だった西野監督時代の「前半 2失点まではまぁ大丈夫」みたいなところまではなくても、1点くらいなら……的な雰囲気は観客席にもあった。

ちょっと前までは失点したら消極的になったり臆病なプレーが増えたりして、それが勝てない要因の一つでもあった。スタジアムも重苦しくなっていた。だから、そんな後ろ向きさが払拭されて選手たちが自信を持ってプレーできているのは頼もしいし、そのことは素人目にも分かる。

だから見る方も楽しい。



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右サイド山下諒也選手が深く切れ込んでの折り返しドンピシャクロスを、宇佐美選手がゴール隅に狙い澄ましたシュートで同点。

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後半ふたたびリードされてからは、宇佐美選手の FK を福岡選手が頭で競って、ヒュメット選手が落ちたボールををウェルトン選手へパスして豪快に蹴り込んで再度同点。

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もうこうなったら止まらない勢いですぐさま、満田選手からのクロスを相手選手がクリアしたボールを、安部選手がお手本のようなボレーシュートで逆転。

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さらに、ヒュメット選手が相手のミスからボールを奪って独走、そしてゴール前に立ち塞がった DF の横から巻く技ありシュートでダメ押し。

と、4選手がそれぞれ違った形での4ゴール。どれも見応えのあるゴールで素晴らしかった。

ゴールだけでなく、それ以外のプレーでも選手たちがノリノリで、色々なアイデア、技巧を繰り広げていて、特に後半は見ていて楽しい、選手たちもきっと楽しくノリノリでやってるんだろう気持ちが伝わってくる試合だった。

これでリーグ戦 5連勝、ACL2 と合わせると公式戦 6連勝。その 6連勝の 6試合で 19得点、9失点。取られても取ったらええねん、という、だいぶ(昔の)ガンバ味が出てきた。みんな大好きだったガンバ大阪である(笑)

ただ、この連勝中の相手は浦和を除けば残留争いの下位クラブばかり(と ACL2 の格下クラブ)。取りこぼしをしないことは重要だが、今のガンバの実力が測られたわけでもない、と感じている。

来週は ACL2 のタイのアウェイを挟んで首位鹿島との対戦。その後は柏や神戸といった上位クラブとの対戦もある。こういったクラブに勝って初めて「強くなった」と思って良いのではないかな、と思う。

でもまぁ、このくらいの実力というか連携、まとまりがチームにシーズン前半についていれば……と、つくづく思うけれど、今年は色々ありすぎたから仕方ないよねえ(フロントのマネージメント問題といえばそれまでだが)。