１）不安定さが目についたので SimUpdate 4 β版をやめて SimUpdate 3 へロールバック

MSFS 2024 の SimUpdate 4 β版は様子見するつもりが、プレイのたびにイラっとしていた EFB 周りで気になっていた、ちょっとしたバグが修正されたのをリリースノートで見つけて、初回リリース直後にインストールしたのは前回記事でも書きました。

ただ、その後何回か 2024 をプレイしていると、

EFBがちゃんと表示されなくなったり

トップメニューのメニュー項目の絵が表示されなくなったり

他にも機体選択ができなくなったり、フライト開始ボタンを押してもずっと画面そのままで先に進まなくなったり、という今までのβ版でも経験していなかった不安定なことに2日連続で出くわしたので SimUpdate 3 に戻しました。SimUpdate 3 に戻してからは上記の不安定挙動は起きていません。

（MSFS 2020/2024 ともにライブウェザー周り、機体の気象レーダーがおかしい場合があるのは、開発チームが問題把握済みで対応中とのこと）

他にも公式フォーラムでは、WASM 周りの変更の影響で PMDG などサードパーティ製の機体やツールが多く動かなくなっているとの苦情報告が多くなされています。

と書いていたら、MSFS 系有名 Youtuber さんが解説動画を挙げられていましたので、SimUpdate 4 β版の問題点について色々知りたい人は⬇️下記の動画を参照されるのが良いかもしれません。



私自身はサードパーティ製アドオンは風景／空港アドオン以外は MSFS 2020 のみで利用していて MSFS 2024 では使っていないため、気づきませんでした。そもそも MSFS 2024 購入以来

MSFS 2024 で使えないアドオンが多いし、アドオン機体やツールで飛ぶのは 2020 でいいや

という状況に慣れてしまったので、互換性問題は生温かく見守るのみですね。

ただ、上記 MSFS 系 Youtuber さんの解説でも触れられているように、

SimUpdate 4 βのFPS向上
スタッタリング減少は魅力

に感じるほどの改善があるのも事実。

ロスやヒースローなど負荷の高い大規模空港でのスタッタリングも減少し、普段飛ばしている機体では一番負荷の高い TBM 930 も MSFS 2024 では最低 FPS が 10 fps 以下になってカクカクになることが多かったのが（常ではありませんが）随分と改善されました。

TBM 930 については他の機体よりやたらリソース食いで VRAM が足りずにカクカクになることが多いのですが（⬇️VR プレイを除いて以下のようなエラーは他の機体では見たことがない）、これは SimUpdate 4 βでもまだ発生するのでグラフィック条件やフライト条件に依ると思いますが、以前よりは快適に飛ばせる改善は見られてました。




SimUpdate 3 に戻してみると、4 βで修正されたフライトプラン作成画面の EFB 初回起動時に自機位置がすっ飛んだところにある鬱陶しさや日本語表示時の文字化けが再開していて、SimUpdate 3 β版の時も体験していましたが、大きな改善だけでなく、ほんのちょっとしたことの改善も意外と大切だなーと思いましたね。

２）今日リリースの新しい SU4 βでまた気になる改善があったので再び SU4 βへ

などと記事を書いていたら、今日未明に新しい SimUpdate 4 beta 1.6.7.0 がリリースされました。

■ Sim Update 4 Beta (1.6.7.0) Release Notes - September 18, 2025 - Sim Update 4 Beta | MSFS 2024 / Beta News - Microsoft Flight Simulator Forums

リリースノートを見ると、クレームがたくさん出ているサードパーティ製アドオンとの互換性問題については何も触れられていませんが、個人的にちょっと気になる一文が。

Fixed Blurry Sepia Night Lighting: Corrected night lighting to remove excessive bloom, and sepia masking - cities and surrounding land will appear darker and more realistic.

これは MSFS 2024 初プレイ時から気になっていた

MSFS 2024で無駄に明るすぎた
夜間照明の改善！

ではないですか。都市部やその周辺がより暗く、リアルに見えるとのこと。これは待望の改善（の一つ）。

これは試してみなければ！ということで、また SimUpdate 4 β版を入れ直しました😅

おお、改善されとる！

これだけ見ても分からないと思いますが、昨年末 MSFS 2024 購入後のファーストインプレッション記事で書いたように、MSFS 2024 では MSFS 2020 と比べて夜間照明（主に道路灯）がやたら明るく設定されているだけでなく、距離に応じた減衰がされていなかったため、



こんな感じで遠方の方が不自然に明るくなる、都市部から（灯りが減るはずの）周辺部を見ているのに、むしろ都心から離れれば離れるほど明るい、という不思議現象が発生していて、ナイトフライト時の夜景が非常に違和感を覚えるものになっていました。

SimUpdate 4 beta 1.6.7.0 では僻地の方はちゃんと暗くなっていて夜景の違和感が減少しましたし、照明の灯りが無駄にボワっと広がらなくなった分、大きな公園などの照明のない緑地帯や工場がある場所も明確に暗く見えるようになりました。

以前も書きましたが、2ヶ月ほど前にディスプレイを有機 EL パネルの製品に変えてから部屋の電気を消して夜間飛行する時の雰囲気がグンと上がりましたので、夜景の違和感がなくなるのは嬉しいことです。



また、前項で挙げた SimUpdate 3 に戻すことを決めたバグにも遭遇しなかったので、今後はまた SimUpdate 4 beta をしばらく使い続けていこうかと思っています。安定性求めて飛ぶ時は MSFS 2020 がありますし、戻すのも Steam のチェック一発で再インストールも MSFS 2024 はさほど時間がかかりませんしね。

今までどおり 2024 の方はリスクはあるけど改善を見守る楽しみ？を続けていこうかな、と思っています。

(SamScene3Dの都市アドオンは夜景時に暗すぎなのが×）

ぶっちゃけ言ってしまうと、個人的には PMDG や Fenix Simulations の機体や GSX Pro のような強力アドオンが使えないことよりも、EFB のバグ修正とか風景描写の改善の方がポイント高いんですよね。前にも書いたとおり、旅客機シミュレーション系のフライトは MSFS 2020 でやった方がストレスがないと思っているので。

私自身が MSFS 2020 ではなく 2024 をプレイする時の選択理由は、

• 起動の速さ
• 風景描写の良さ

であり、どちらも短時間の小型機フライトをする時の利点と思っています。

有料機体含む旅客機でフライトプランを作って飛ぶ場合は、「どうせプレイ（フライト）時間がかかるなら起動に時間のかかる 2020 でも別に良いんじゃね？」「飛ぶ高度も高いし風景を楽しむフライトというわけでもないから 2020 で十分」と割り切って 2024 にこだわらないので、現状の SimUpdate 4 βの問題点は割と許容できています。

将来 MSFS 2024 が 2020 と同じくらい安定かつアドオンも使えるようになれば 2024 しか立ち上げない日も来るでしょうが、 今のところ使い分けて飛ぶ方がストレスない気がしています。

３）WINWING のボーイングレプリカの PDC パネル発売開始、はいいけどさあ

WINWING から ボーイング機レプリカのオートパイロット関連パネルである MIP Airline PAP3 MAG Panel に続いて、その両サイドに装着する PDC パネルが発売開始とアナウンスがありました。3月に発表になってから半年ですから、ボーイング機を飛ばすユーザーには待望の発表だろうと思います。

WINWING Brand New 3N PDC, 3M PDC

- September 19th, 10:00 AM (UTC+8), available at Global Shipping in limited stock, with pre-orders opening at all regional sites.#winwing #flightsimulator #msfs2020 #msfs2024 #xplane #pmdg #asobo #ifly #flightfactor #zibo #aviation #airliner… pic.twitter.com/99YtRyTe1b

— WINWING (@WINWING_SIM) September 12, 2025

エアバス機レプリカの EFIS は FCU の左側と右側でパネル配置が違う（鏡面）になるので EFIS 製品も左席用の EFIS-L と右席用の EFIS-R で分かれていましたが、このボーイング機用の PDC 3N Panel は左右共通。本製品も PAP3 MAG Panel の左右どちらにも付けられるよう、左右席両方のブラケットが付属しているようですね。

以前は、エアバス機用の FCU + EFIS-L と MCDU を揃えた後、

PMDG のボーイング機体を存分にコントロールできるようになったら、ボーイング機用の PAP3 MAG Panel と PDC 3N Panel、そして PFP シリーズのどれかを揃えよう

なんて思っていましたが、さすがにこの1年か1年半で色々買い込みすぎたので自重の予定。そもそも狭い家、狭い作業部屋、おまけにゲーム専用、フライトシム専用のデスクではなく仕事机でプレイしているので、遊び道具を置く場所がなくなってきました😓

おまけに WINWING 製品については、以前の記事でも少し愚痴りましたが、次々と新製品を出してくる反面、既存製品のサポートがちょっとおざなりになってる部分もあるように感じて、もう購入を躊躇うところもあるんですよねえ。

最近のアップデートでボーイング機用フライトプランパネルの PFP3N / 4 / 7 シリーズが、MSFS 2020 のエアバス機（A320neo や FlyByWire の A320）にも対応というリリースを見て、

エアバス機用の MCDU は発売直後にサポートする予定だった機体も放置されているのに、ボーイング機用 PFP シリーズはエアバス機まで公式サポートするなんて、メッチャ格差があるやん……

って感じで、なんだかなー気分が増しました．MCDU でボーイング機サポートとかはないんですかねぇ。できるかどうか知らないですけど。

それ以前に長らく放置プレイで、春のうちにサポート予定だった機体に対応してくれないと、私の環境ではいつまでも MSFS 2020 の FlyByWire A32NX（と純正 A320 の古い方）くらいでしか使えないままで、出したお金に見合ってないんですけどねぇ ┐(´д｀)┌

まぁWINWING が悪いのではなく、MSFS が悪いのかもしれないし、機体アドオンを作ってる別のサードパーティ会社が悪いのかもしれませんが、正直 MCDU を買ったのはちょっと後悔するくらいになってます……😮‍💨

レプリカ系ハードウェア製品は雰囲気作りに役立つし他にも色々欲しかったけど、実際に使い始めてみると使い回しがなかなか効かないし、マイコクピットを実現して特定機体で没入感高いフライトを楽しむつもりもない身としては、もうこれ以上手を出すのはちょっとなぁ……

とはいえ、マウスで画面操作するばかりでは雰囲気がない以上に操作性が良くなくてストレス溜まることもあるし、せめてよく使うスイッチ類の操作だけでも別画面、別デバイスでできるようにしたいなぁ

(オーバーヘッドパネルは欲しいけどねぇ)