ガンバ大阪の試合写真を載せている Instagram にはちょくちょく色々な DM をいただくのですが、先々週と半年くらい前に「たくさんの⚽️写真を撮った後の整理はどうしてるんですか?」と聞かれたので、簡単に私の⚽️写真整理ワークフローを記しておきたいと思います。

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いきなり余談ですが、そのアカウントにくる DM の内訳は、
  1. 掲載写真へのコメントその他反応 80%
  2. 写真くれくれ君または類似品 10%
  3. スパム/宣伝 10%
  4. ゲーフラの下絵に使いたいなどの使用許可や撮影機材や撮影方法についての質問 5%

という感じですね。むかしは撮影機材や撮影方法の質問がもっと多かったのですが、今のスタジアムになって以降たくさんの人が撮るようになって X などに精力的かつ上手な写真を載せる人も多いようですから、歴が長いだけの下手っぴな私のところにわざわざ聞きにくる人も少なくなりました。

2番目に多いくれくれ君は基本スルーですけど、ゲーフラに使いたいなど理由があれば基本 OK してます。ゴール裏のゲーフラはメインスタンド民の楽しみの一つとも言えますしね。連絡なしに使ってる人もいるらしいですが、断ることはないですし、むしろ観たいので事後でも連絡してくれれば、と思ってます。

ただ、最近「生成 AI に使いたいから〇〇選手の写真をたくさんくれ」という DM がやってきた時は、時代を感じつつ華麗にスルーしました。画像生成 AI は多少触りますが、私はそんなこと考えたこともなかったですねえ。作って何のために使うのか……以前アホが勝手に選手の写真を売り捌いてクラブから怒られていた話がありましたが、そういうことに使うんでしょうかねえ。

と、話は大きく逸れまくりましたが、以下本題。



多くの人は、動体相手の(今どきの)大量に撮影する写真は「これだ」という写真だけをピックアップして、あとは塩漬けにしてバックアップ HDD 送りにするか、もしくはピックアップされなかった写真は即 go trash されるのが普通だと思います。まわりのヒコーキ、モースポ撮りの上手い方々は概ねそんな感じ。

スポーツ写真でもだいたいはそんな感じでしょうが、私は貧乏性のせいか、限られた写真だけをピックアップして後は捨てるほどの思い切りもなく、かといって撮った写真を全部バックアップ HDD 送りにしていると、いくら HDD があっても足りないので、一応ひと通り見て残す写真、残さない写真を選別します。

昔と違って HDD も全く安くならなくなったどころか、円安で一時期より高止まりしたままですから、以前は撮った写真を全部バックアップ HDD に保存したのも止めて久しいです。

なので逆に、選別するのに時間がかからないようにマシンパワーを強化して、取捨選択や現像での待ち時間、タイムラグをなるべく減らすようにお金はかけています。2年以上前に当時 MacBook Pro で一番強い M2 Max チップ搭載のモデルを買ったのも、それが理由ですし、かけたお金の分は(精神的時間的に)返ってきてますしね。

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で、「ガンバ大阪の試合写真以外」のスポーツ写真(サッカー、アメフト、マラソンなど)の場合のおおまかなワークフローは以下のとおり。
  1. 観戦/撮影中に「このシーン良かった」的なトピック的な写真を撮っていて、余裕があれば現地でカメラ内処理でレーティング☆1または☆2を付けておく

  2. 撮影写真全部を Lightroom Classic に読み込んだ後、現地でレーティングしていた写真や「今日あのシーンが良かった/撮れていたはず」と思う写真があれば、まずそれをピックアップして現像(特になければ何もしない)

  3. Lightroom Classic で読み込んだ写真の最初の写真を開いて、そこからカーソルキーで次々と撮影写真をめくりながら、以下のようにレーティングしていく
    • (現像候補じゃないけど)一応残しておこうと思える写真だったら、数字キー1を押してレーティング☆1を付加
    • 現像しようと思える写真だったら、数字キー2を押してレーティング☆2を付加

  4. 撮影全写真を見終わってレーティング作業が終わったら、属性フィルタータブに移動してレーティングなしの写真だけを抽出して、抽出した写真を Command + A で全選択からの Delete キーで削除
    (Lightroom のカタログから削除するだけでなく、ゴミ箱行きの処理を選ぶ)

  5. 属性フィルタータブでレーティング☆2付加済の写真だけ抽出して、それらの写真を再度見ながら現像したいと思える写真だけを調整していく

  6. 調整した写真は後で一括現像処理をするので、QまたはAキーで🚩フラグを立てておく

  7. 現像候補にピックアップしたけど再度見て調整しなかった写真/調整途中で要らないと思った写真は、数字キー1を押してレーティング☆1に落としておく

  8. レーティング☆2付加済の全写真について調整する/しないの処理が終わったら、🚩フラグ付き写真のみを抽出して Command + A で写真全選択して Command + Shift + E or ファイル→書き出しを選んで、撮影被写体別に作成済みのプロファイルに従って現像処理、指定フォルダにファイル書き出し(JPEG)

  9. 書き出した現像済み JPEG ファイルを別アプリで一括閲覧して問題ないようなら、クラウドや NAS などにバックアップ保存

こんな感じでしょうか。あくまで基本的な流れなので、3. の全写真を見て残す写真をピックアップ(レーティング)する作業はせず、適当にピックアップして調整して現像して終わり、レーティングは現像済み写真に☆2を付けるのみ、という場合もあります。撮影枚数が 100〜200枚程度だと、その方が多いですね。

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この作業の流れでは、3. の撮影全写真をザーッと見ていって写真を取捨選択する、現像候補としてピックアップする写真へのレーティング作業が一番時間がかかりますし、鬱陶しい面倒な作業です。

そして、ここを如何に速く処理できるか、一番面倒な作業でストレス減らして早く終わらせるか、のために Mac を買い替えている、と言っても良いくらい。今なら 4500万画素 RAW で撮った写真(プレビュー)を次々切り替えても読み込み&表示のタイムラグが最小限、迅速なレスポンスで取捨選択作業のテンポを乱さない、そのためのマシンパワー

(写真読み込み時にプレビューを同時作成する時もマシン負荷が大きくかかって時間がかかるので、そこもマシンパワーが威力を発揮する。以前は 2000万画素 RAW を3千枚読み込むと、読み込みとプレビュー作成で 30分くらいかかっていたが、今は 4500万画素 RAW 5千枚でも10分程度)

作業 3. の撮影写真の取捨選択時には、写真を次々めくるための左右カーソルキー、等倍表示と全体表示を切り替える Z キー、レーティングのための数字キーといったキーボードショートカット操作がほとんどで、マウス(トラックパッド)の操作は補助的。だからキーの動きに追従する表示レスポンスが欲しいし、それが時間短縮、効率、ストレス削減に繋がる次第😓

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大量に写真を撮る、それを取捨選択する、といっても、思い入れのあるガンバ大阪の⚽️試合写真以外のスポーツ写真ではだいたい 2〜3千枚くらいなので、時間のかかる全写真を見ての取捨選択もせいぜい1時間前後。逆に言えば、1時間くらいで済むようにした(環境を整えた)からやってられる/続けていられる、とも言えます。

ただ、ガンバ大阪の⚽️試合写真は毎試合 3〜5千枚、時にはそれ以上撮ることもあるので、正直撮ったはいいが、写真整理の段階になってウンザリすることも多いです。

多くの場合は試合内容に応じて撮影枚数が変わるため😅枚数が多い時=内容の良い勝利であることが多いため、テンション高めで作業開始できるのですけど、そのテンションも時間が経てば切れる、翌日には勝利ドーピングが切れてることも多いですからね……

以前は、航空祭などヒコーキ撮影やサーキットのモータースポーツ撮影でも1日に5千枚6千枚と撮って整理が面倒になって塩漬け、なんてことが多かったのですが、こちらは写真は程々に観る方、観戦に絞ることが増えたので大量の写真整理に悩むことは無くなりました。

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で、ようやく本題の「ガンバ大阪の⚽️試合写真」の整理ワークフローですが、以下のようになります。

  1. 観戦/撮影中に「このシーン良かった」的な写真を撮っていて余裕があれば、現地でカメラ内処理でレーティング☆1を付けておく

  2. 撮影写真全部を Lightroom Classic に読み込んだ後、その日の試合のトピックシーン(ゴールシーンなど)があれば、まずそれをピックアップして現像して SNS に載せておく
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  3. 全部の写真を流し見て取捨選択する前にその日の試合を思い返して、その日出場したガンバ大阪の選手から活躍した選手、初出場/怪我明け復帰出場など取り上げたい選手など、まず8名の選手をピックアップして、それらの選手を☆2〜☆5のレーティングとカラーラベル4色(赤、黄、緑、青)での振り分けを決める

  4. Lightroom Classic で読み込んだ写真の最初の写真を開いて、そこからカーソルキーで次々と撮影写真をめくりながら、以下のようにレーティングしていく
    • 前項で振り分けを決めた8名の選手の現像候補の写真、現像候補ではないけど残しておこうと写真は、決めた振り分けどおりの選手別にレーティング(☆2〜☆5)およびカラーラベル(4色)を付加する
    • 振り分けを決めていない選手の写真、その他の写真で現像候補の写真、現像候補ではないけど残しておこうと写真は☆1のレーティングをする
    (以上の振り分けは Lightroom Classic のキーボードショートカット 1〜9 で振り分けられる)
    MyPhotoSelectStyle03(レーティングとカラーラベルが入り混じったグリッド画面)

  5. 属性フィルタータブに移動して、前項で4色のカラーラベルを付加した写真を抽出して、それらにレーティング☆1を打っておく

  6. 前項まで処理(振り分け、取捨選択)が終わった段階で、レーティングなしの写真=ボツ写真なので、属性フィルタータブでレーティングなしの写真を抽出して Command + A で全選択からの Delete キーで削除
    (Lightroom のカタログから削除するだけでなく、ゴミ箱行きの処理を選ぶ)

  7. レーティング☆1の写真を抽出して、それらの写真を全部カラーラベル紫(キーボードショートカット割り当てなし)を付加する(分類未処理写真としてのマーキング)

  8. レーティング☆2〜☆5および4色のカラーラベルを付加した写真について、それぞれ属性フィルタータブで順次写真を抽出して、手順 3. で振り分けを決めた選手の名前のタグを入れておく
    (これにより調整現像作業が終わってアーカイブライブラリに保存しておいても、選手名の検索で過去写真を一気に抽出できる)
    MyPhotoSelectStyle06(今季ここまで宇佐美選手現像済み写真は521枚)

  9. ピックアップしてレーティング☆2〜☆5および4色のカラーラベルを付加した8名の選手の写真について、順次(気分次第の順番で)属性フィルタータブで写真を抽出して閲覧して、現像する写真を選んで調整する

  10. 調整して現像すると決めた写真は、QまたはAキーで🚩フラグを立てておく

  11. 作業した選手の写真を SNS に載せる場合には、その選手の写真をひと通り作業し終えた後、属性フィルタータブの抽出条件にフラグ付きを追加して特定選手の現像予定写真だけを抽出して、Command + A 全選択してからの Command + Shift + E or ファイル→書き出しを選んで、SNS 投稿用プロファイル(小さめサイズ、透かし入り、著作権処理)を適用して一括現像し、必要に応じて SNS に載せる。

  12. 一人の選手の写真整理が終わったら、その選手の写真をレーティング☆2〜☆5していた場合は一括でレーティング☆1に付け替え、カラーラベルを付加していた選手の写真の場合は一括でカラーラベルを剥がす
    (現像する・しないに関わらず作業の終わった選手の写真は、レーティング☆1かつカラーラベルなし、とする。現像予定の写真には🚩フラグが立っている状態)

  13. 手順 4. で振り分けた8名の選手の作業が順次終わったら、属性フィルタータブでカラーラベル紫を付加した写真(分類未処理写真としてのマーキングした写真)だけを抽出し、それらの写真についても残りの選手や他のトピックに応じて、再び手順 4. と同じようにレーティング☆3〜☆5および4色のカラーラベルを付加していく
    (レーティング☆2 は後にフラグ付き写真に☆2に割り当てるので、この段階では使用しない)

  14. レーティング☆3〜☆5 を付加した写真にはカラーラベル紫が付いたままなので、属性フィルタータブでレーティング☆3以上でフィルタリングして、まとめてカラーラベルを外す。

  15. 手順 8. と同様、レーティング☆3〜☆5、カラーラベルを付けて分類した選手の写真に、それぞれ選手名のタグを一括で入れておく。

  16. 手順 9.〜12. と同様の作業を繰り返す

  17. 特に分類しなかった写真がカラーラベル紫を付加した状態で残っているので、属性フィルタータブでカラーラベル紫を付加した写真だけ改めて抽出して、現像したい写真を選んで調整、QまたはAキーで🚩フラグを立てておく

  18. カラーラベル紫を付加した写真からカラーラベル紫を一括して剥がす。この時点で写真のセレクト&調整は終了
    (この段階で、カラーラベルが付加された写真、レーティング☆1以外の写真はなくなる。あるのはフラグ付きか否かのみ)

  19. その試合の開催スタジアム名やクラブ名その他、選手名以外のタグを全写真に対してまとめて付加する(※1)

  20. 属性フィルタータブで🚩フラグを立てた写真(=調整済みで現像予定写真)のみを抽出し、抽出全写真にレーティング☆2 を付加したのち、ファイル→書き出しでサッカー写真現像用の作成済みプロファイルを適用して一括現像処理、指定フォルダにファイル書き出し(※2)
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  21. 書き出した現像済み JPEG ファイルを別アプリで一括閲覧して問題ないようなら、クラウドや NAS などにバックアップ保存

(※1)実際には、審判などのようにクラブに関係ない写真、対戦相手クラブの選手サポーター写真などは個別に分けておいた状態で、それぞれ適したタグをつけておき、ガンバ大阪関連のタグは付けないようにしています。

(※2)最終的な現像済み写真ファイルは、縮小なし、圧縮率最低、著作権関連の処理を施した JPEG ファイルです。




ザッとこんなところでしょうか。初めて文字にしてワークフローを書いたのですが、こうしてみると結構手間暇かけているように見えますが、実際には(慣れもあって)迷うこともなく割と迅速に処理はできています。

このワークフローでポイントとなるのは、全写真をサクサクと見ていって

写真を取捨する際に
選手別にも分類する


ことでしょうか。それによって一括して選手名のタグ付けを行うことができ、後から特定の選手の写真を引っ張ってくるのが即座にできるのは大きく、

ガンバ大阪選手の写真ライブラリ


として機能しています。

昔はこの点を疎かにしていたり、適当なファイル保存の仕方を行っていたので、ある時期から以前はこういう「写真ライブラリ」としてちゃんと機能できていないのは残念です。だからと言って、今からそれを行うには長く、たくさん撮り続けてしまっているので、もはや手をつける気力も起きないですから……

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そして先にも書いたように、「全写真をサクサク見ていって写真を迅速に取捨選択&選手別に分類」するにあたって必要なのがマシンパワー。何はともあれ、まずマシンパワー。

RAW で撮った写真ファイルをカーソルキーで次々切り替えても読み込み&表示のタイムラグが最小限、Zキーで等倍表示と全体表示を切り替えつつ、サクサクとレーティング&カラーラベル付加で写真を取捨選択&選手別の分類作業のテンポを乱さないマシンパワーが必要ですし、そのために大枚叩いています😅

そしてもう一つは、Lightroom Classic だと⭐︎1個から⭐︎5個のレーティングと赤、黄、緑、青、紫、カスタムカラーの6種類のカラーラベルで分類可能であり、何よりも⭐︎1から⭐︎5のレーティングと4種類のカラーラベルは数字キー 1〜9 に割り当てられていること(数字キー 0 はレーティング除去)。

サクサクとタイムラグなしに写真を切り替えていけるマシンパワーと、10個の数字キーによるレーティング、ラベリング処理が、一番時間のかかる&面倒な「全写真をサクサク見ていって写真を迅速に取捨選択&選手別に分類」を可能にしています。

右カーソルキーを押して写真を次に切り替えた時、そこで表示まで1秒くらいのタイムラグがあったとしたら、3〜5千枚撮っていれば、それだけで随分と時間をロスしますし、何よりタイムラグによるストレスがデカくて辛くなります。以前はそうだったので、ホント今は快適に処理できるようになりました。面倒は面倒だけど。

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とまぁヤケに長くなってしまいましたが、こんなところでしょうかね。