前回から1週間空いてしまいましたが(ガンバ大阪のホームゲームがあると写真整理に時間が取られるので😅)、先月購入した LG のゲーミングモニター LG 34GS95QE を1ヶ月少々使ってきた印象をつらつらと書く第4回。いい加減ダラダラ書いていても仕方ないので(飽きた😅)、今回はまとめ出しで最終回。
■ 有機EL UWQHD & 800R曲面ゲーミングモニター LG 34GS95QE をゲーム以外でも1ヶ月常用してみての雑感【1:お買いもの評価的な感想】
■ 有機EL UWQHD & 800R 強曲面ゲーミングモニター LG 34GS95QE をゲーム以外でも1ヶ月常用してみての雑感【2:設置編/外観付属品編】
■ 有機EL UWQHD & 800R 強曲面ゲーミングモニター LG 34GS95QE をゲーム以外でも1ヶ月常用してみての雑感【3:機能性能/OSDメニュー&有機EL保護設定編】
前回までアレコレ書いてきましたが、今回が本題の内容であります。従来使用していたディスプレイから
と方向性が大きく変わったディスプレイを使ってきて、ゲーム以外での使用感、大きく趣向が変わったディスプレイに移行した印象について記しておきます。
何度も書いてきたように、ゲームもするけれどそれ以外の時間の方が圧倒的に多いので、本来ならピュア・ゲーミングモニターである本製品を選ぶ理由はないのですが、今まで使ってきたことがない有機 EL や 800R という極めて強い湾曲の曲面ディスプレイを一般作業、写真編集に使ってみてどうなのか?、それを自分でも知りたかった故の購入であり、そのひとまずの結果を記します。
ちなみにゲームプレイ、特にウルトラワイド系ディスプレイに走った大きな理由の一つでもある Microsoft Flight Simulator(以下 MSFS)をプレイした時のファーストインプレは下記の記事で既に書いていますので、本記事では多くを触れません。
■ MSFS 徒然記【2025年7月編その2】〜 2024 SU3リリース近し?&フライトシムにウルトラワイドモニターは必須だったわ……

とりあえず、1ヶ月少々使ってきて箇条書きで色々感じたことをメモったことと今思う追記事項はこれくらいでしょうか。あくまでゲーム用途より一般作業の方が10倍多いのに IPS 液晶のカラーマネジメントモニターから有機 EL & 800R 曲面ゲーミングモニターを買ってしまったアホな人間の個人的な印象であります。
他に、しっかりと追記したいことがあればまた別記事として載せますが、ひとまずはこれくらいで。まぁゲーム以外の用途が多い、写真編集も結構しているのに、このディスプレイをどれだけ使い続けていくか、使い続けていけるかはまだまだ見通せませんが……
まぁ、21:9 と横幅が広くなったことについては文句なし◎、有機 EL も(私の使い方では)IPS 液晶と比べて良し悪し両方で今後どちらかにこだわることもなし、ですけれど、800R の強湾曲な曲面ディスプレイだけは(悪いとは言えないものの)迂闊に勧められない曲者仕様だと思いますね……
■ 有機EL UWQHD & 800R曲面ゲーミングモニター LG 34GS95QE をゲーム以外でも1ヶ月常用してみての雑感【1:お買いもの評価的な感想】
■ 有機EL UWQHD & 800R 強曲面ゲーミングモニター LG 34GS95QE をゲーム以外でも1ヶ月常用してみての雑感【2:設置編/外観付属品編】
■ 有機EL UWQHD & 800R 強曲面ゲーミングモニター LG 34GS95QE をゲーム以外でも1ヶ月常用してみての雑感【3:機能性能/OSDメニュー&有機EL保護設定編】
前回までアレコレ書いてきましたが、今回が本題の内容であります。従来使用していたディスプレイから
- 27インチワイド (16:9) → 34インチウルトラワイド (21:9) に画面横幅 3割拡大
- IPS 液晶→有機 EL
- 通常のフラットディスプレイ → 強湾曲 800R 曲面ディスプレイ
- 写真編集向けカラーマネジメントモニター→ゲーミングモニター
と方向性が大きく変わったディスプレイを使ってきて、ゲーム以外での使用感、大きく趣向が変わったディスプレイに移行した印象について記しておきます。
何度も書いてきたように、ゲームもするけれどそれ以外の時間の方が圧倒的に多いので、本来ならピュア・ゲーミングモニターである本製品を選ぶ理由はないのですが、今まで使ってきたことがない有機 EL や 800R という極めて強い湾曲の曲面ディスプレイを一般作業、写真編集に使ってみてどうなのか?、それを自分でも知りたかった故の購入であり、そのひとまずの結果を記します。
ちなみにゲームプレイ、特にウルトラワイド系ディスプレイに走った大きな理由の一つでもある Microsoft Flight Simulator(以下 MSFS)をプレイした時のファーストインプレは下記の記事で既に書いていますので、本記事では多くを触れません。
■ MSFS 徒然記【2025年7月編その2】〜 2024 SU3リリース近し?&フライトシムにウルトラワイドモニターは必須だったわ……
- 5)27インチワイド (16:9) から画面横幅 3割拡大した結果
- 34インチ 21:9 ウルトラワイドディスプレイは従来使っていた 27インチ 16:9 ワイドディスプレイの縦は同じで横幅だけ3割拡大した形になりますが、購入前の想定どおり34インチ 21:9 は長年使ってきて慣れた 27インチ 16:9 の延長線上にある感覚で使えて、扱いやすい。
- 27インチ 16:9 ワイドディスプレイは A4 縦書類を画面内にしっかり2枚並べて作業できる便利さがあったが、34インチ 21:9 ワイドディスプレイは老眼入った目でも見やすいフォントサイズの A4 縦書類を3枚並べられるのは、とても都合が良い。

- 今のご時世、なにかと AI 問い合わせのためのウィンドウを置いておきたかったりするし、参考資料の PDF を重ねることなく2つを両サイドに並べて見ながら作業できたりと、余裕ある横幅は正義という感じ。
- 複数の参考資料を見ながら作業する場合、一番見る資料以外は背後のウィンドウや隣の仮想スクリーンまたは別ディスプレイに表示させていたが、それを同一画面の左右に置いておけて、ウィンドウ切り替えや仮想スクリーン切り替えをしなくても済むのは大きなメリット。
- 横幅が広がって作業ウィンドウや閲覧資料のウィンドウを複数表示させる場合、ウィンドウの重なりに余裕ができたので、今まで裏側にあるウィンドウをクリックですぐに表に出せるよう作業ウィンドウの縦幅を多少控えめにして背後に余白持たせることもあったが、気にせず縦幅めいっぱいにウィンドウを広げて作業することが増えて作業効率が多少上がった(かもしれない)。
- 画面の横幅が3割増えたこともあり、従来は常時全画面表示で使って仮想スクリーン切り替えしていたウェブブラウザを必要に応じてウィンドウ表示で使うことが増えた。ウェブブラウザで調べた内容その他を参照しながら書類などを作る時に、作業アプリもブラウザも十分なウィンドウサイズを確保してもスクリーン切り替えしなくて済むようになって良い感じ。
- 必要に応じて小型のサブディスプレイを使って参考書類などを表示させていたが、私の場合はメインディスプレイの横幅拡大でサブディスプレイ必要性がほぼなくなった。サブディスプレイに表示させた書類を見る時は、どうしても首を動かす量が多くて若干ストレスではあったので、その点でも体感向上に繋がっている。
- 複数のウェブ画面をタブ切り替えではなく、ウェブブラウザのウィンドウを2つ並べて同時表示しても十分なサイズ(横幅)を確保できるようになったので、Youtube など動画をそこそこのサイズで表示させながら同時に同じスクリーンでウェブサーフィンできるようになったのも、かなり良い。

- 写真編集においては私の場合、従来の 27インチ WQHD ディスプレイでは Lightroom Classic の現像画面でプレビュー画面をできるだけ大きく表示させるべく、現像設定の右サイドパネルのみ表示し、通常ヒストリーやプリセット設定のある左サイドパネルは非表示にしていたが(両方とも表示させると中央のプレビュー画像が一回り小さく表示されてしまう)、今回の横幅拡大によって左右両方のサイドパネルを表示してもプレビュー画面が小さくならず、ヒストリーの確認やロールバック時に左サイドパネルを展開する手間が減った。

- むしろ曲面ディスプレイになったのでプレビュー画面をできるだけ中央に左右均等で表示した方が違和感が少ないため、そのためにも左右両方のパネルを均等に表示する方が良い(曲面ディスプレイの使い勝手については後に詳述)。
- 動画視聴においては、ネットストリーミングサービスの映画やテレビ番組、Youtube 動画の大半は画面縦横比 16:9 のワイドテレビに最適化されているため、画面縦横比 21:9 の本製品では左右に黒部分が大きくできる形になり、いささか残念感が強い。
- 画面縦横比 16:9 の映像を視聴するかぎり、従来の 27インチ WQHD ディスプレイで見ているのと同じなので 21:9 のメリットは皆無。

- だが、映画館と同じシネスコサイズ (2.35:1) で配信されているタイトルは 21:9 でほぼ画面いっぱいに表示されてメチャ気持ち良く視聴できる。
- 16:9 のワイドテレビ/ディスプレイで観るシネスコサイズ配信の動画は、上下に黒枠ができて小さめに表示されてしまうことを思うと、21:9 のウルトラワイドスクリーンは映画視聴にはかなり良い。
- 21:9 ウルトラワイドディスプレイでシネスコサイズ配信の映画を何本か観てしまうと、わざわざ 16:9 ワイドサイズに最適化して配信している映画タイトルもしくは配信サーヒスに文句を言いたくなる😅
- 自宅で映画視聴が多いなら、それを理由に 21:9 ウルトラワイドスクリーンを選ぶ意味はある、と言いたくなってしまうくらい気に入った。普段から映画をたくさん見るわけでもない私でも思うくらい。
- Youtube 動画でも風景系などで 21:9 で作られた動画を観る場合は、画面いっぱいに表示されて心地良い。

- ゲーム用途では、ゲームの内容によってウルトラワイドのメリット/デメリットは違うが、少なくとも個人的に最もよくプレイする Microsoft Flight Simulator などのフライトシム、その次に良くプレイするレースシムといった類のゲーム/シミュレーターは、間違いなく横幅はなんぼあっても良い、最低でも 21:9 を強く推奨というくらいメリットは大きい。
- FPS / TPS 系のゲームはほとんどプレイしないが、Cyberpunk 2077 のようなゲームだと 21:9 ウルトラワイドの方が没入感という点では多少優位性を感じるものの、普通の 16:9 ワイドを前提としてゲームが作り込まれているせいか、ゲームプレイとしては特にメリットは感じない。
- ただ、16:9 ワイド固定で作られている多くのゲームをプレイしていると、16:9 配信映像と同じく画面両側に大きな黒枠ができるので、そういう意味ではウルトラワイドの横長画面比率にも対応しているゲームの方が自然にプレイできる。
- 本製品購入後、有機 EL パネル焼き付け防止のため(従来行っていなかった)スクリーンセーバーの設定を行って初めて体験したことだが、ウルトラワイド以上の横長画面にも対応した動きのあるスクリーンセーバーは、思わず見入ってしまうくらい心地良く、かなり気に入っている。。疲れた時の癒しに良い(マジで)。
- ブラウン管から液晶ディスプレイになってからスクリーンセーバーの設定なんて長年してこなかったので、macOS には風景や街並みの空撮や水中など、34インチ 21:9 画面いっぱいに表示される動きのあるスクリーンセーバーがあることを知らず、After Dark 以来にスクリーンセーバーをただ眺める時間がたまにある😓

- と、良いことばかりを書いてきたが、34インチ 21:9 ウルトラワイドディスプレイを使ってみて実感したこととして「作業中にパッとひと目で画面全体を見通せるのは 27インチ 16:9 まで、34インチ 21:9 ではパッと見で画面全体を見渡すのは無理(not 難しい)」ということ。
- A4 書類を3枚(+α)並べられる広さはあるものの、左右に置いた書類、資料を見る時には意識して首を振る感じになるので、27インチ 16:9 より首を動かす量、視線移動量は増えて、そういう点での負担増はある。
- とはいえ、画面の横幅3割拡大のメリットと、首を若干左右に振らないと画面全体が見渡せないデメリットの比較では、34インチ 21:9 のサイズならまだ画面横幅3割拡大のメリットが大きい、と感じる。
- ただし、これ以上のサイズ(例えば 49インチ DWQHD とか)だと横幅の広さより首を振る量のデメリットの方が大きくなる可能性を感じたので、一般的な作業では画面の横幅も程々が良い、広ければ/大きければ良いものではない、と実感。
- もっとも、横幅拡大のメリットと、首や目を動かす量のデメリットのバランス、限界は人によって大きく差があると思うので、これらはあくまで個人的な印象(念のため)。
- フライトシムやレースシムなどの没入感重視のゲームでは同じ 21:9 モニターでも 34インチよりひと回り大きな 39インチやさらに大きな 45インチの方が没入感という点で魅力の多い選択肢と考えていたし、今回も当初は 39インチ 21:9 ディスプレイの購入を考えていたが、横だけでなく縦のサイズまで大きくなると通常作業ではむしろ慣れるまで大変かも、慣れても大変だったかも?と感じた。
- なので、私にとって普段の作業では 34インチ 21:9 くらいが負担なく扱える限界サイズという印象。39インチを購入していたらゲーム以外の通常作業でサイズの大きさからくる負担(首の振る量や視線移動量)が多少気になっていたかもしれない。
- その昔、画面比率 4:3 のスクエアに近いディスプレイが主流だった頃は複数ディスプレイを設置するのが当たり前で、それを 27インチ 16:9 ワイドディスプレイ1枚にして、1枚なのに広くて見通しの良さを感じたが、十数年ぶりに34インチにステップアップして同じ感覚を味わっている。
- フライトシムやレースシムはもちろん、普段の作業でも 21:9 に慣れたら 16:9 ワイドには戻りたくないなぁ、という気持ちは出てくる。27インチ 16:9 ワイドで特に不便を感じていたわけでもなく、元に戻しても十分それでやっていけるが、一度広いのを味わうとねえ……
- 他の要素(有機 EL とか曲面とか)は別にして、個人的には
「27インチ 16:9 ワイドディスプレイを使っている人が買い替える時のステップアップ先として 34インチ 21:9 ウルトラワイドという選択肢は十分にアリ、自然に移行できる」
というのが、1ヶ月使ってきての自分的結論(ただし横幅は大きくなるので実際の移行には置き場所、机に設置可能かどうかという問題はある)。
- 6)IPS 液晶→有機 EL へ変わった結果(カラマネモニターからゲーミングモニターへ)
- 個人的な印象を記す記事なので、色域その他の計測などはしていませんので、そう言うのは専門の海外サイトとか見ていただきたく、とりあえず以下ウダウダと。
- 今までカラーマネジメントモニターで調整された状態に見慣れてきた目としては、デフォルトの状態(ゲーミングモード:ゲーマー1)では「これを普段使いで常用するのは無理!」と思えるドギツさで、すぐに他のプリセットを探すも派手派手発色もしくは色が明らかに偏った設定が殆どで、本製品がピュア・ゲーミングモニターであることを実感した。
- というか、調整プリセットの設定選択が「ゲーミングモード」という項目名からして、普通じゃないのを買った感😓(ゲーミングモードの中にキャリブレーション設定 1/2 がある摩訶不思議さ)
- 唯一、一般作業に向いてそうな落ち着いた発色の「sRGB」プリセットもそのまま使うには「ちょっとこのままでは……」な感じで、常用するにはどのプリセットもそのままでは自分には無理、だいぶ調整しまくる必要があると感じた。
- 幸い、現行モデルでは削られたハードウェア・キャリブレーション機能が残っている型落ちモデルを購入したので、速攻で LG Calibration Studio ソフトウェア(以下 LCS)をインストールしてハードウェア・キャリブレーションを行った。

- キャリブレーターは従来から使っていた手持ちの i1 Display Pro を使い、従来のカラーマネジメントモニターと同じような設定にして LCS によるハードウェアキャリブレーションを行ったら、ほぼ同じとまでは行かないまでも、だいぶ似た感じで、移行後の写真編集時もだいぶ違和感の少ない発色になった。
- 本製品のプリセットがどれも通常利用には厳しい発色のセットばかりだったので、ハードウェアキャリブレーションしても難しいか?と覚悟していたので、想定以上に従来の IPS 液晶カラーマネジメントディスプレイと比べて違和感の小さな色合いになったので、むしろ驚いた。
- 本製品は純粋なゲーミングモニターで有機 EL だから、従来使っていたモニターとは全く違う色合いになって苦しむのを覚悟していただけに、嬉しい誤算だった。
- ディスプレイ本体のプリセットから設定カスタマイズしても、ハードウェアキャリブレーションで調整した色合いにするのは厳しいと思うので、個人的には超有って良かった&助かったハードウェアキャリブレーション機能。
- もちろん、従来の IPS 液晶と本製品の有機 EL というパネルの違いを完全に吸収できるほどではなく、素人がパッと見ても従来ディスプレイとの差はそれなりにあるが(本製品使用して2週間後に一度付け替えて確認し直した)、色温度や各色の発色傾向はある程度合わせられたし、コントラスト感はどうしても違うもののガンマカーブ含めて明るさの傾向も似たようなところへ寄せられたので、個人的には満足している。
- A3 ノビ対応のお高い写真専用プリンターも廃棄して久しいので、プリントへの色合わせや AdobeRGB を使うこともなく、そもそもがお気楽カラマネ派であって厳密なところは求めてないから、それなりに寄せられたら十分満足☺️
- LCS でキャリブレーションした設定の輝度は 65 だったので、プリセットの多くが採用している輝度 100 が如何に(通常作業には)明るすぎるかを実感する一端だった。
- もし、ハードウェアキャリブレーション機能が削られた現行モデルを買っていたら、かなり辛い状況になっていて「やっぱり純粋なゲーミングディスプレイを買ったのは厳しかった」という結論になっていた可能性はある。
- 有機 EL 独特の微小な滲み(色ズレ)によって文字のクッキリ度は IPS 液晶より劣る、ということだったが、たしかに文字の鮮明さは IPS 液晶より確かに少々落ちるものの、オフィスソフトなど一般作業においては実用上問題に感じるほどではない、という印象。
- ただし、老眼が入ってきたゆえにフォントサイズや表示倍率をやや大きめ設定にしているせい、目の衰えで細部の解像をすぐ感じられなくなったとかで気になっていない可能性はあるので、念の為(小さめフォントでもクッキリ度の低下は感じても実用上気になった経験はないけど)。
- 有機 EL 独特の微小な滲みや、細かい部分の鮮明さ低下があるなら、写真レタッチ時に影響があるかと思ったが、こちらも気になるほどの問題は感じていない。
- レンズに起因する色収差や色滲みと有機 EL パネルに起因するものは滲みの見え方が違うため、等倍表示で一瞬んん?と思っても表示倍率を変えるとすぐ判る(慣れれば等倍表示の段階ですぐ判る)。

- IPS 液晶より文字など細かい部分の解像感が若干下がることによって、写真レタッチ時にシャープネスの掛け方に差が出るかと思ったが、本製品購入後、千枚ほど RAW 写真をレタッチ現像して以前のものと比べたが、シャープネスの掛け方に変化はなかった。
- ので、は従来使っていた IPS 液晶製品と有機 EL の本製品において私にとっては解像感の差も、シャープネスやノイズリダクションにおけるレタッチ時の処理の変化も殆どない、という状況。
- 写真編集において従来使っていた製品(IPS 液晶)と本製品(有機 EL)で一番差を感じるのはコントラスト感、暗部の締まりの差だが、むしろ今どき有機 EL 画面がほとんどのスマホで見られることを前提にレタッチするなら有機 EL ディスプレイの方が良いかも?と思う部分はある。
- ディスプレイを IPS 液晶から有機 EL へ変更するにあたって一番心配した写真編集だが、ハードウェアキャリブレーション機能のある本製品への移行においては、色合いや輝度などがある程度従来使用製品とある程度似た傾向に合わせ込めたし、解像感の差も色々事前に聞いていたような差を感じられなかったので、「厳密な色合わせが必要な人でなければハードウェアキャリブレーション機能を持つもの同士の移行ならそれなりに何とかなる」のではないかな?というのが私の結論(曲面ディスプレイの問題はまた別、次項にて)。
- ゲームにおいては自発光でバックライトのない有機 EL らしく黒が真っ黒で、液晶のように黒が浮かないため、Microsoft Flight Simulator のナイトフライトが非常に良い感じ。

- ただ、黒の沈み具合と応答速度、あとは(バックライトがなくて)パネル本体重量が軽いことが自分の感じる有機 EL パネルのメリットだが、とはいえ自分の使い方において今後のディスプレイ買い替え時にどうしても有機 EL にこだわるほどのこともないかな?という印象だし、逆に有機 EL より IPS 液晶を優先するほどのデメリットもない、という印象。 /ul>
- 7)フラットモニター→800R 曲面モニター
- 最初の数日間は「これは慣れるの無理だし、こんな歪んだディスプレイに慣れちゃいかんだろ……」というのが正直な思いだったし、今も「こんな曲面ディスプレイに慣れてはいかんのでは?」という思いは消えない。
- カメラで撮ると中央が窪んだような写真になるが、肉眼で見ていてもそういう感じになって目(視覚)だけでなく脳内の認識、水平感覚が歪んで狂ってしまう気がする。というか、確実に狂う、慣れてきた今はフラットディスプレイに微妙な違和感を覚えることがあるので、ゲーム以外の常用はよろしくない印象しかない。

- 仮想スクリーンをショートカットキーで右に左に切り替える場合、普通のフラットディスプレイだと平面の板(画面)が左右に動く感覚だが、曲率の高い本製品の場合は仮想スクリーンを切り替える際は円柱の中から(円柱の)外壁を回してる感覚。
- それでも文字ベースの一般作業、オフィスソフト的な作業をする分には、だいぶ慣れてしまった。最初の1週間は違和感が強かったが、2週間くらいで慣れてきて、今では(自然とは言わないまでも)違和感は殆どなくなってしまった。それが良いことなのかどうかは分からない。
- ゲーム以外では良いことはあまりないと感じる 800R という曲率の高い曲面ディスプレイだが、唯一大きなメリットを挙げると、画面中央も画面端も目から距離があまり変わらないので、画面端に目をやるときに焦点を合わしにいく無意識の動作が少ないこと。これが使ってみて意外と良いことに気づいた。
- 縦横比 21:9 と横長度が増した分、フラットディスプレイなら画面端が中央と比べてだいぶ遠くなって、そちらを見るのに目の焦点を合わし直したり、つい身体や顔を見る画面端側へ寄せてしまったりしがちだが、800R と強湾曲な分、画面端へ首を回してみても目の焦点の合わし直しが少なくて、使い続けていると意外と良い点があることにも気づく。
- 800R = 画面から 800mm (80cm) が画面中央および左右端へ等長ということになるが、私の場合は画面と目の距離が 65〜70cm であることが多い。それでも画面中央と左右端への距離差がないのは悪くはない、と思う。

- 曲面スクリーンの映画館もここまで湾曲は強いけれど、1人で 21:9 シネスコサイズの映画を見る場合には、むしろ これくらい 800R の湾曲が強いディスプレイの方が隅々まで目が行き届きやすくて見やすい、と感じた。
- ただし、写真編集を使用目的に含める人にはこの湾曲の強い曲面ディスプレイは全く向かない。特に直線の多い被写体をレタッチする場合には無理と言っても良いくらいに使いづらい。ガイドを頼りにレタッチできなくはないが、画面の歪みが認識の歪みになってレタッチがおかしくなる。
- 私の場合、最近は飛行機やモータースポーツを撮る機会が減って、主にスポーツ、特にサッカー中心で、それも長年やってきて手慣れたワークフローができあがっているので、強湾曲の画面においても一応何とかやれているが、これが別の被写体だったら音を上げていた可能性はある。
- いずれにしても、写真編集をパソコン利用の目的の一つとする人には強い曲率の曲面ディスプレイは全くお勧めしない。1800R とか 1500R くらいの緩めの曲面くらいに抑えておくべきかと。
- 800R の強湾曲はゲームプレイ時の没入感向上のため、と謳われているが、正直言って 800R 34インチ 21:9 程度では没入感が向上するほど包み込まれ感はなく、フラットディスプレイよりマシ程度の没入感と言っても良い。没入感には横長というだけでなく縦サイズも含めた包み込まれ感が必要と感じた。

とりあえず、1ヶ月少々使ってきて箇条書きで色々感じたことをメモったことと今思う追記事項はこれくらいでしょうか。あくまでゲーム用途より一般作業の方が10倍多いのに IPS 液晶のカラーマネジメントモニターから有機 EL & 800R 曲面ゲーミングモニターを買ってしまったアホな人間の個人的な印象であります。
他に、しっかりと追記したいことがあればまた別記事として載せますが、ひとまずはこれくらいで。まぁゲーム以外の用途が多い、写真編集も結構しているのに、このディスプレイをどれだけ使い続けていくか、使い続けていけるかはまだまだ見通せませんが……
まぁ、21:9 と横幅が広くなったことについては文句なし◎、有機 EL も(私の使い方では)IPS 液晶と比べて良し悪し両方で今後どちらかにこだわることもなし、ですけれど、800R の強湾曲な曲面ディスプレイだけは(悪いとは言えないものの)迂闊に勧められない曲者仕様だと思いますね……
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