先月購入した LG のゲーミングモニター LG 34GS95QE を1ヶ月ほど使ってきた印象をつらつらと書く第3回。
初回は総評的な全体的な印象を、前回は設置や外観、付属品についてメモっていた内容をまとめて記しました。
■ 有機EL UWQHD & 800R曲面ゲーミングモニター LG 34GS95QE をゲーム以外でも1ヶ月常用してみての雑感【1:お買いもの評価的な感想】
■ 有機EL UWQHD & 800R 強曲面ゲーミングモニター LG 34GS95QE をゲーム以外でも1ヶ月常用してみての雑感【2:設置編/外観付属品編】
今回は
について、1ヶ月使いながらメモっていた内容をまとめて箇条書きにて記しておきます。
初回は総評的な全体的な印象を、前回は設置や外観、付属品についてメモっていた内容をまとめて記しました。
■ 有機EL UWQHD & 800R曲面ゲーミングモニター LG 34GS95QE をゲーム以外でも1ヶ月常用してみての雑感【1:お買いもの評価的な感想】
■ 有機EL UWQHD & 800R 強曲面ゲーミングモニター LG 34GS95QE をゲーム以外でも1ヶ月常用してみての雑感【2:設置編/外観付属品編】
今回は
について、1ヶ月使いながらメモっていた内容をまとめて箇条書きにて記しておきます。
- 3)機能/性能編
- 映像入力は HDMI ×2、Display Port ×1 の3系統で、10万円超クラスのディスプレイとしては必要最小限レベル。USB-C 入力(USB PD、USB DP Alt)がないのは昨年モデルと考えても物足りない。

- USB-C 入力は個人的にも MacBook Pro への電源供給と映像入力をケーブル1本で賄うために必須、としていたが、自宅では常時外部ディスプレイとともに Thunderbolt ハブに接続していて、そちらから十分な電源供給があるので不要と判断、ディスプレイとは HDMI 接続1本だけで可能なので購入したのは過去記事で記した次第。
→ ディスプレイ買い替えの結末【後編】 〜最終的には値段に負けて要求条件を折ったが結果的に良かった(たぶん) - なので USB-C 入力を妥協して安さ優先で本製品を購入した(ディスプレイ性能一緒で価格3分の2)のは良い選択であった、と1ヶ月経った今でも思う。
- ただ、通常時は問題なくても、ごくたまに「ディスプレイだけ接続して Thunderbolt ハブとの接続を外したい」というケースにおいては、MacBook Pro のクラムシェルモード(本体画面を閉じて外部ディスプレイ、外部キーボード/マウスで使うモード)は外部電源供給がないとスリープに入ってしまう仕様により使えないため、ちょっともどかしい。
- なので「ディスプレイだけ接続して Thunderbolt ハブとの接続を外したい」場合は、USB PD 充電器またはモバイルバッテリーから一時的に電源供給する手段を取らざるを得ないので、ごくたまにしか発生しない条件とはいえ、ちょっと不便と言えば不便。
- とは言え、これだけのためにお値段 1.5倍で USB-C 入力がある以外は自分にメリットのない現行モデルを選択するつもりは今でもない。
- ただし、USB-C 接続(USB DP Alt 入力)では利用できていた iOS版 torne アプリの外部ディスプレイ表示が、HDMI だと一律外部ディスプレイ出力禁止に引っかかって見られなくなったことだけは痛かった(すぐ脇に iPad があるから torne はそちらで見られるのであまり問題ないけれど残念)。

- 現行モデルにあって前モデルの本製品にない差は、その USB-C 入力と webOS 機能だけだが、購入時の記事でも書いたように、パソコンなどの外部デバイスなしでディスプレイ本体だけでインターネットブラウジングや各種ネットメディアが見られる webOS 機能は全く不要であり、きっと今後も欲しいと思うことはないので問題なし。

- 最大リフレッシュレート 240Hz、応答速度 0.03ms というゲーミングモニターとしてまずまず優秀なスペックも、そこまで高いリフレッシュレート、速い反応速度を要求する系統のゲームをあまりしない、加齢による動体視力/反射神経の低下が見られる私には、いささか宝の持ち腐れ的なところは否めない。が、大は小を兼ねる、性能の上限は低いより高い方が良い、そして余裕を持ったスペックと思えば満足しかない。
- 動体視力の衰えを感じる昨今とはいえ、最大リフレッシュレート 60Hz、応答速度 5ms の(ゲーミング性能は全く考えられていないカラーマネジメント志向の)普通の IPS 液晶から移行すると、レースシムでの滑らかさは圧倒的な差を感じるし、Microsoft Flight Simulator(以下 MSFS)のような大人しめ?なフライトシムでも明らかに動きが違うのは実感できた。
- このスペックが自分に必要かどうかは別として、動きのあるゲームプレイにおいては普通の IPS 液晶に戻ったら不満や物足りなさを感じるだろうと思うレベルで慣れてしまった。実際、半月後に一度従来のディスプレイを繋いで諸々確認してみた際に(ゲームプレイでは)もう戻れない気がした。
- ブラックスタビライザー、クロスヘアなど(今どきのゲーミングモニターでは一般的な)狙撃系ゲーム向けの機能はあるが、こちらは使ってないし、今後も使わないだろう機能なので何も言えない。
- 画面分割して2系統入力を同時表示する PBP (Picture By Picture) 機能は、34インチ画面だと2分割した画面が正方形に近い、昔の 4:3 時代の 17インチモニターを思わせる比率、サイズになるため、片方の入力がゲーム用途だと厳しくて試したかぎり使うことはなさそう。WQHD 2画面分の 49インチ DWQHD ディスプレイなら使っていた可能性はある。

- 画面の中に別入力の小画面を表示させる PIP (Picture In Picture) 機能は、小画面のサブ入力側 PC の出力解像度からして低くなるので、こちらも使わないままになりそう。サブ入力側もメインと同じ UWQHD 解像度で入力できてディスプレイ側で縮小表示、ボタンひとつでメインとサブを入れ替え可能、という造りだったら使っていたと思うけれど、サブ入力に割り当てた途端 PC 側の出力解像度が変わるタイプの PIP は自分に合わない。
- 映像入力を切り替えて別のデバイスからの入力に切り替えると、表示しなくなった側のデバイスからの映像入力は受け付けない状態になるため(ディスプレイ側のスリープ状態と同じ)、MacBook Pro をクラムシェルモード(本体画面を閉じて利用するモード)で使っていると、映像入力を切り替えるたびにスリープに入ってしまうのが鬱陶しい。入力を切り替えて表示しなくなっても入力自体は受け付ける仕様であって欲しかった。
- 通常表示から PBP や PIP に切り替える場合でもディスプレイ接続が一旦切られる形になるので、MacBook Pro のクラムシェルモードでは一瞬スリープに入ったのを戻す必要があるので、余計に PBP / PIP は使いたくない仕様。
- 本製品の HDR は最小限クラスのものなので、あってもなくても同じレベルという人もいるが、MSFS で HDR オンにしてフライトすると逆光時の表現が明らかに違って、個人的にはあって良かったと思っている(一部ゲーム以外では HDR は使っていない)。

- 有機 EL パネルならではの画質については利点を幾つか感じているが(詳しくは別記事にて)、黒表現の素晴らしさは MSFS の夜間フライトを夜中部屋の電気を全て消してプレイする時に実感した。どうしても黒が浮いてしまう液晶とは全然違って、夜間フライトの没入感の差は圧倒的。

- ヘッドホン端子は4極仕様になっているが、外部スピーカーに繋いでいるので マイク や DTS Headphone X 機能は利用していない。
- 本製品にはスピーカーが内蔵されていないが、従来使っていたディスプレイもスピーカー非搭載(ヘッドホン出力端子あり)で外部スピーカーに接続して使っていたので、何も問題とはなっていない。
- 現行モデルで削られたハードウェアキャリブレーション機能、LG Calibration Studioソフトウェア対応は、購入前に型落ちの本製品を購入する要因の一つになったが、購入後には心底あって良かったと感じる個人的に大きなポイントだった(別記事にて詳述する予定)。
- USB Type B 端子入力による USB ハブ機能があるが、USB Type A 端子×2系統というオマケ程度のハブ機能なので使用せず(個人的には全然端子数が足りないし、前回記事でも書いたように端子口が下向きで、みっともないケーブル垂れ下がりを増やすだけなので)。
- 機能と言って良いか分からないが、画面のアンチグレア処理は優秀。湾曲している分、いろいろな角度から光は当たるが目につく反射が全くない。店頭で確認した時も好印象だったが、自宅での使用でも高評価変わらず。
- 映像入力は HDMI ×2、Display Port ×1 の3系統で、10万円超クラスのディスプレイとしては必要最小限レベル。USB-C 入力(USB PD、USB DP Alt)がないのは昨年モデルと考えても物足りない。
- 4)OSD メニュー/有機 EL 保護設定編
- 狭額縁を実現するためボタン(OSD ジョイスティックボタン)は背面に追いやられているので操作性は犠牲になっているかと思っていたが、本製品の背面ジョイスティックボタンの操作性は意外と悪くないことは少し驚いた。自宅で実際に使っていくと店頭で触った時の印象とは変わった。
- ボタンが背面にあるので決して使いやすいとは言えないが、背面の中央下部ギリギリにあって手を伸ばしてディスプレイ底部を触ればすぐ操作可能だし、何よりジョイスティックボタンがストレスなく操作できて、思いの外悪くなかったのは好印象。

- メニュー操作ボタンが背面ということで、購入前は現行モデルには(ネットテレビ的 webOS 機能があるので)リモコンが付属しているのが魅力に感じたが、背面のジョイスティックボタンの操作性が良いことと、リモコンがあっても設定メニュー周りは同じような上下左右ボタン+決定ボタン的な操作になることを考えたら、リモコンは不要だったと考えを改めた。
- テレビと違って PC 用ディスプレイは使っている(座っている)自分自身とディスプレイの距離も近いので、ディスプレイ底部に手を伸ばすのとリモコンを取って操作開始するのとでは大差ない、と使ってから気づいた😅
- ただ、今まで使ってきたディスプレイには入力切り替え用ボタンの付いたリモートジョグが付属していたので入力切り替えがボタン一発でできていたのが、本製品ではメニュー操作で入力切り替えをしなければならないので正直面倒なのは否めない。使い勝手まわりでは一番微妙に思う点(ボタン一発で入力切り替えできるディスプレイの方が少ないけど)。

- オンスクリーンメニューの構造、操作方法は、まぁこんなもんだよねって感じで、特に変わった形はなく王道スタイル。
- 背面中央下部のボタン(OSD ジョイスティックボタン)を1回押すとメインメニューが出てきて、そのまま中央押しで設定メニュー、上で電源オフ、下でメインメニュー終了、そして左と右に個別設定へのショートカット(ユーザー定義キー1、2)があり、デフォルトでは左が入力切り替え、右がゲーミングモード(ピクチャーモード)切り替え。
- ディスプレイ電源オフがこんな OSD トップメニューからショートカット一発で行ける一等地に必要なのかな?と思ったが、有機 EL パネルだから自分でちょくちょく電源を切れ、というメーカーからのメッセージなのかもしれない。
- しかし、PC 側から画面スリープすればディスプレイもオフになるので OSD トップメニューからのディスプレイ電源オフは使ったことがないし、今後も使わないし、別機能を割り当てられても良かったのでは?と思う。
- OSD トップメニュー左右にある、個別設定へショートカットできるユーザー定義キー1、2 は設定メニュー内の項目のどれでも設定できるわけではなく限られていて微妙。個人的に指定したい設定項目が指定できず、2個目のユーザー定義キーは実質遊んでる状態(FPS カウンター ON/OFF に設定しているが FPS 表示は別のツールでやるので…)。


- ゲーミングモードという名の画質プリセット設定は、画質を好みにカスタムした設定2つの他に、FPS や RTS、ブルーライト軽減モードなどがあるが、sRGB モード以外は基本的にどれもちょっとケバくて、ゲーミングモニターということを忘れて言えば、一般作業には向かないモードばかり(なのでハードウェアキャリブレーションで調整できて助かった)。
- LG Calibration Studio でハードウェアキャリブレーションした設定(最大2個保存)もゲーミングモードという設定の中に「キャリブレーション 設定 1/2」と収まっているので、そこで選択することになる。
- にも関わらず、OSD トップメニューからゲーミングモード設定へショートカットした場合には「キャリブレーション 設定 1/2」を選択することができない謎仕様(使えねえ〜)。
- ゲーミングモード中の画質プリセットの多くは設定メニューの「画質調整」設定によって好みの画質に調整できるが、画質プリセットで「キャリブレーション 設定」を選んだ場合は調整できるのが「明るさ」「最大輝度」の2つのみで、他の画質調整項目は触れない。
- 映像入力切り替え時に、入力ごとに設定したゲーミングモード(画質プリセット)も切り替えられるのだが、時々それが忘却されるっぽい(MacBook Pro からの入力に切り替えたら「キャリブレーション 設定 1」に切り替わるはずが、たまにゲーミング PC で使っているカスタム設定「ゲーマー1」のままになってしまう。
- 有機 EL パネルということで画面焼き付き保護のための機能が「OLED 画面の移動」「ILED スクリーンセーバー」「OLED 画像のクリーニング」と幾つもあるが、後者2つはともかく、一定間隔でピクセルを動かす「OLED 画面の移動」はモード1 からモード4 まで4種類もあるのに、それらのモードの違いがマニュアルにも全く解説されていない。
- マニュアルには「画面の遷移経路、ピクセル数、サイクル数の異なる4つのモードをサポートします。使用環境に合わせ、適切なモードを選択してください」と書いてあるが、4つのモードそれぞれがどういう動きで、どんな表示、使い方に向いているのか説明もしないで「適切なモードを選択してください」って、アホか……としか ┐(´д`)┌
- 「OLED 画面の移動」は当初、ピクセルが勝手に動かれるのはゲーム時はともかく、一般作業時にそんなことされたら嫌だからオフにしていたが、写真編集とか動画視聴時には気にならないだろうからと、仕事その他の一般作業時以外でも有効にしていたが、それでも気にならなかったので、今はひとまず常時オン(モード1)でお試し中。

- 以前の記事でも書いたように、有機 EL パネルの焼き付け対策としてパソコン側で今まで使っていなかったスクリーンセーバーや短時間での画面スリープを設定し、ディスプレイ側もこれらの対策した上で、今までと変わらない使い方をして問題(焼き付き)が起きるようなら自分の使い方に有機 EL は合わない、と判断できるので、そのテストも今回本製品を買った理由であり、買って試しているのを楽しんでいるところもある。

- 指定時間(4/6/8時間)モニターを操作しないと自動的にスタンバイモードに入る「自動スタンバイ」という機能があるが、パソコンからの映像入力がずっとあってもモニター自体の操作(メニューボタン操作)が指定時間ないとディスプレイが強制スタンバイになるので、長時間使っていたら勝手にディスプレイが切れてしまい、壊れたかと思って焦った。紛らわしい……(なので現在はオフ)。

(事前警告が出るが何故切れるのか判らなかった) - 「ディープスリープモード」もマニュアルの説明では今ひとつ要領を得ないけれど、害はなさそうなので有効にしている。他の機能もそうだが、ちゃんと動作内容を記述しておいて欲しいね。

- 有機 EL の焼き付けを防ぐための「OLED画像のクリーニング」機能はメニューから手動で行えるが、前回クリーニング時から4時間以上使ってディスプレイの電源がオフになると自動実行されるので、手動で行ったことはなく、自動実行で十分と感じている。当方の使い方で概ね1日 2〜3回は自動クリーニングが実行されている。


- OSD トップメニューにはメニュー終了の項目があるのに、一度設定メニューに入ってしまうとその中にはメニュー画面終了(設定終了)の項目がない。
- しばらくメニュー操作をしないか、OSD ジョグスティックボタンを長押しすると OSD メニューは消えて非表示になるが、どちらもちょっと時間がかかるのはストレス。特に OSD ジョグスティックボタン長押しは、もうちょっと長押し時間が短くても良いのに、と思う。
次回は肝腎要?の、従来使用していたディスプレイから、ワイド (16:9) → ウルトラワイド (21:9) に横幅3割拡大、IPS 液晶→有機 EL、フラット → 800R曲面ディスプレイ、写真編集向けカラーマネジメントモニター→ゲーミングモニターと大きく変化しての、ゲーム以外での実際の使用感について記していく予定。
(続き)→ 有機EL UWQHD & 800R 強曲面ゲーミングモニター LG 34GS95QE をゲーム以外でも1ヶ月常用してみての雑感【4:16:9→21:9、IPS→有機EL、フラット→800R曲面と大変化した結果】

