今夏購入に狙いを定めていたディスプレイ買い替え計画は、先月の記事で書いたように、34インチ、21:9 ウルトラワイド UWQHD (3440x1440 Pixels) 解像度、有機 EL、800R の強湾曲の曲面ディスプレイの LG 34GS95QE を購入しました。



手元に届いてから1ヶ月経ってだいぶ慣れも進んだことで、使用開始当初の、今まで使ってきたディスプレイとは大きく異なる点が幾つもあったことでの違和感、戸惑いも減り、使用感も落ち着いてきたので、ここらでインプレッションをまとめておこうかと思います。

予め断っておくと LG 34GS95QE は製品紹介ページ、謳い文句にあるように純粋なゲーミングモニターであり、ほぼゲーム目的のために特化されていると言って良い製品です。

ゲーミングモニターでも競技系 FPS / TPS をプレイする人向けというよりは、レースシミュレーターやフライトシミュレーターのように横幅=視界の広さが大きなメリットとなる&没入感優先、かつフレームレートも重要視されるゲーム向け。3画面体制が理想だけど、そこまで設置場所を取れない、32:9 DWQHD 超横長ディスプレイも難しい人向け。

Amazon_MSI QD-OLED MPG 491CQPX(32:9 49インチDQHD有機ELも一つの理想だが…)


いずれにせよ、本製品がゲームプレイに特化した製品であることは間違いないわけですが、過去記事でも書いたように私の場合、普段の作業用でもあるというか、

「ゲームプレイ時間よりゲーム以外の一般作業/写真編集の時間の方が10倍多い利用スタイル」

であります。本来なら「ゲームに特化してない普通のディスプレイ買えよ」という利用形態です。

なので、当方のインプレ記事については

ピュアゲーミングモニターを
ゲーム以外で使った時のインプレ


が中心となりますので、その点をご留意いただければと思います。

LG_34GS95QE_30(美麗なスクリーンセーバーに心地よく浸れる広さ)


次回以降、この1ヶ月使ってきた中で感じたことをメモしたものを
  1. 設置/外観・付属品編
  2. 機能性能/OSDメニュー&有機EL保護設定編
  3. 16:9→21:9、IPS→有機 EL、フラット→800R曲面と大変化した状況での一般作業/写真編集編

あたりに分けて記していく予定ですが(内容はあくまで予定は未定)、今回はひとまず

お買いもの満足度的な総評雑感


をダラダラ述べていこうかと思います。

購入直後からメモ的に書き散らしまくっていたのを適当にまとめただけなので、内容は発散していますがご容赦を。次回の内容別インプレから箇条書き的にまとめる記事を載せるはず。たぶん😅



購入の1ヶ月くらい前に自分の欲するスペックやら候補をダラダラと書き連ねた記事を書きつつ自分の頭の中を整理して、Amazon プライムセールを前に最終候補を 3モデルに絞り、その中から「自分の使い方には DELL U3425E がベスト」と理性は判断しているのに、
  • 自分の主用途には合わないと判っていても、有機 EL パネルや 800R の強湾曲画面という使ったことのない仕様を試してみたい、という誘惑に負け

  • LG 直販サイトでポチる寸前の土壇場で、パネルや基本性能が同じ型落ち品の安さ(15万円弱→10万円弱)に負け

そんなこんなで誘惑と安さに負けまくった結果として LG 34GS95QE 購入したのは過去記事で書いてきたとおり。

ディスプレイ買い替えの準備はできたが、いざどうしたものか 〜自らの頭の整理をしながらダラダラと
ディスプレイ買い替えの結末【前編】 〜最終候補3製品から安定安心の本命か、興味優先の無駄遣いか
ディスプレイ買い替えの結末【後編】 〜最終的には値段に負けて要求条件を折ったが結果的に良かった(たぶん)

購入前から

強湾曲な画面は普段使いには全くメリットがなくて結構難儀するだろうなぁ
安さに転ぶ代わり必須条件としていた USB-C 入力を削っても大丈夫と判断はしたけど、本当に大丈夫かなぁ


という不安はありましたし、事実その不安が的中している部分もあります。

LG_34GS95QE_36(USB PD/Alt DPがないのは欠点)


でも、ぶっちゃけ今の本音を言うと

ゲーム以外には不向きしかない
けど色々目新しく買って良かった


と思ってます。買ってしまったから的な強がりではなく、純粋に「買って良かった」「色々誘惑に負けて本製品を選んだのは正解だった」と思っています。

その最大の要因は、今まで使ったことがないモノから得られる

新鮮さ、刺激


これに尽きます。純粋に仕事道具ならともかく、そうでないなら

自分の興味好奇心を満たす
買い物こそが満足感も大きい


わけですから。

最終候補3製品をリストアップしたのち「どう考えても普段使いに最適なのは DELL U3425WE だよなぁ」と理性は間違いない最適解を導いていたわけですが、「今まで使ってこなかった性質のモノを使ってみたい」欲望だけで、ゲームの10倍の時間は利用する普段使いに向かない製品へ転んだわけです。

でも、ダメ元だろうが何だろうが、今まで使ってこなかった有機 EL パネル、800R の強い湾曲のディスプレイを使ってみて良し悪し色々感じること自体が、お買い物の満足に繋がります。度し難いと言われれば、確かにそうですけど😅

LG_34GS95QE_39

ただまぁ、ゲーム以外ではリスク、ネガティブ要因でしかない 800R という強湾曲ディスプレイを、有機 EL パネルを、とにかく一度使ってみたい、という思いだけで選んだので、使用開始後に「これはダメだ、合わない!」と早々に使わなくなる可能性は大いにありました

それを考えれば、自分には必須だと思っていた USB-C 入力(USB DP Alt & USB PD 給電)がなくても妥協可能と判明した時点で、現行製品と同じパネル、基本性能ながら安い旧モデルを買う選択を行なったのは大正解だった、と思っています。お値段 3分の2。

現行製品とは USB-C 入力と webOS 機能(ネットテレビ機能)がない程度で、現行品と同じパネル、性能の大手メーカー製、5年保証の 34インチ有機 EL ゲーミングモニターが9万円台半ばというのは十分にお買い得、良い買い物をしたと思っています。

DisplayChoice2025_05_34GS95QE_LG(お盆にセールでまた10万円切りだった)


また、現行モデルではハードウェア・キャリブレーションが削られており、安い旧型モデルには備わっていることも選択理由の一つでしたが、実際に使い始めてみると

USB-C 接続(USB DP Alt 映像入力&USB PD 給電)を必須条件にしていたけれど、実際にはハードウェア・キャリブレーション機能の有無の方が私には大きかったわ〜


と実感したので、安いだけでなく機能的にも型落ちで安くなった旧モデルを選んだのは(私にとっては)正解でしたね。

(もちろん USB-C 接続がないよりあった方が良かったことは言うまでもなく、たまに不便を感じる場合もありますが、それは後日記事にて)

現行製品と同じパネルの大手メーカー製、5年保証の 34インチ有機 EL ゲーミングモニターが9万円台半ばと価格も随分安く済みましたが、カラーキャリブレーションをしっかり撮れることで、従来使っていたカラーマネジメントモニターとの画質の違いをある程度吸収できたのは助かりました。

LG_34GS95QE_19

とは言え、記事冒頭でも書いたように、本製品 LG 34GS95QE は最大リフレッシュレート 240Hz、応答速度 0.03ms(GTG) を前面に打ち出し、800R という強い湾曲を持つように純粋なゲーミングモニターであり、

一般作業や写真編集のことなんて
1ミリも考えていない仕様


なので、今まで使ったことのない有機 EL パネルを、湾曲の強い 800R の曲面ディスプレイを使ってみたいという欲望に負けて買って、1ヶ月使ってきてある程度慣れたと言っても、

ゲーム用途以外で買うもんじゃないねぇ


というのが率直なところ。

購入理由の一つである Microsoft Flight Simulator(以下 MSFS)やレーシングシミュレーター系のゲームプレイにおいては文句なしではありますが、一般作業や写真編集ではこの曲率の高い曲面ディスプレイを選ばない理由はあれど選ぶ理由はゼロ、全く薦められるものではないと実感しています。

MSFS2024_202508_04

また、800R という曲率の高い曲面ディスプレイについては使用開始直後からしばらくは違和感しかなく、1ヶ月経ってようやく慣れて常に感じていた違和感も減少した感じですが、

こんな強湾曲な画面に慣れちゃって良いのか?この強湾曲に慣れちゃいすぎるとフラットな画面の見え方が逆におかしくなりそうで怖い……


という思いは頭の中から消えません。

また、1ヶ月経って慣れてきたとはいえ、写真編集のように

用途によっては慣れても
ダメなものはダメ


と感じる使い方もありますから、やっぱりゲームオンリー用途でなければ、ゲーム専用デスクに設置するのでなければ、あまり人に薦められるものじゃないなぁという曲率 800R です。

まぁ、一般作業でも「画面端でも目からの距離が中央と変わらない」良さは感じられますけど、どうしても画面を正面から見ても歪んでますからねぇ。その違和感を慣れて感じなくなるのもどうかと思う気持ちはあります。

LG_34GS95QE_15

あと Microsoft Flight Simulator をやっていて思ったのは、

800R の強湾曲画面とはいえ、34インチ程度のディスプレイサイズ、普通の 16:9 ワイドディスプレイなら 27インチに相当する縦幅しかないと包み込まれ感も大したことないな


というのはありますね。フライトシムやレースシム系のゲームにおいては 800R の、湾曲して左右端が手前にくるディスプレイの良さは十分感じるものの、没入感としてはそれなりにアップ程度。やはり縦も含めて一回り大きな 39〜45インチクラスではないと、圧倒的な没入感の差は出ない印象でした。

ただ、800R の強湾曲でも没入感という点では宣伝ほどではないとしても、従来 27インチ WQHD ワイドディスプレイと比べると

ゲームでも一般作業でも
3割横幅アップの恩恵は大きい


と感じています。ぶっちゃけ、元の 16:9 画面に戻れなくはないけど戻りたくはない、くらいの差、良さはあります。

今回購入した 800R 強湾曲&有機 EL のゲーミングディスプレイを選んだこととは別に、16:9 WQHD 2560x1440 pixels 解像度から横幅拡大の 21:9 UWQHD 3440x1440 pixels 解像度の画面にステップアップしたのは正解だった、満足はしています。

フライトシム、レースシムでのゲームプレイ的には 39インチ、45インチであったり、横幅が WQHD の2倍である 32:9 DWQHD 5440x1440 pixels の超横長ディスプレイの方が良いかもしれませんが、実際 34インチ UWQHD 解像度のディスプレイを使ってみると、

一般作業を行う場合に負担なく、間接視野含めてパッと画面全体を視野に収められるのは 34インチ 21:9 画面が限界だわ


と実感しましたね。これ以上になると首を振る頻度は確実に高まるし、その結果画面の中央付近ばかり使うだけになりそうで、せっかく大きな画面の製品を買っても使いきれなさそうです(首を振る頻度が高まると確実に疲れますし)。

購入前にはサイズや比率含めて色々と迷っていましたが、実際使ってみて

34インチ21:9が良い落とし所


だったと思っています。

そして今後、もう一回り大きなサイズや 32:9 のような超横長ディスプレイを望むことがあれば、今回以上に「覚悟」が必要だな、とも感じた次第です。

LG_34GS95QE_45

ということで、購入後の感想戯言はこのくらいにして、次回からは色々な点において箇条書きにメモったことを記していこうと思います。

ちなみに Microsoft Flight Simulator(以下 MSFS)を本製品でプレイしてのファーストインプレは下記の記事で既に書いています。

MSFS 徒然記【2025年7月編その2】〜 2024 SU3リリース近し?&フライトシムにウルトラワイドモニターは必須だったわ……

(続き)→ 有機EL UWQHD & 800R 強曲面ゲーミングモニター LG 34GS95QE をゲーム以外でも1ヶ月常用してみての雑感【2:設置編/外観付属品編】