一昨年から Lightroom Classic にも高度な AI ノイズ除去(以下 AI NR)機能が搭載されましたが、それ以前から DxO Photolab を AI NR 処理に使っていて今も Lightroom 本体の AI NR より DxO を使っていたので(理由は後述)気づかなかったのですが、
がありました。
2025年6月のアップデートで大きくフューチャーされていたのは「反射の除去」「人物の(自動)削除」といった「気になる箇所の削除」機能で、そちらは試していたのですが、AI NR 機能は DxO に送って処理していたので最近まで気づきませんでした。
■ Lightroom Classic の 2025年6月リリースの新機能の概要
2025年6月のアップデートで Lightroom Classic の AI ノイズ除去で大きく変更された点というのは、
この2点。ノイズ除去の質や機能の進化ではなく管理上のことなので敢えてリリースノートで触れなかったのでしょうけれど、これはかなり凄いことですし、多用する人間には非常に有難い進化です。
少なくとも私にとっては非常に大きな変更、進化で、今まで(後述する理由で)AI NR 機能は DxO に任せるのがベターとして併用してきたのですが、DxO を併用する利点を上回るメリットを提示されて、今後のワークフローを考え直すくらいです。
そんな Lightroom Classic 2025年6月のアップデートで進化した AIノイズ除去機能について今さら気づいたので、以下ダラダラと取り止めもなく。
先月2025年6月のアップデートで
AIノイズ除去に地味だが大きな進化
AIノイズ除去に地味だが大きな進化
がありました。
2025年6月のアップデートで大きくフューチャーされていたのは「反射の除去」「人物の(自動)削除」といった「気になる箇所の削除」機能で、そちらは試していたのですが、AI NR 機能は DxO に送って処理していたので最近まで気づきませんでした。
■ Lightroom Classic の 2025年6月リリースの新機能の概要
2025年6月のアップデートで Lightroom Classic の AI ノイズ除去で大きく変更された点というのは、
- AI NR をかけても大きな別 DNG ファイルが作られなくなった!
- AI NR 利用時のストレージ使用量が従来の7〜10分の1くらいに激減!!
この2点。ノイズ除去の質や機能の進化ではなく管理上のことなので敢えてリリースノートで触れなかったのでしょうけれど、これはかなり凄いことですし、多用する人間には非常に有難い進化です。
少なくとも私にとっては非常に大きな変更、進化で、今まで(後述する理由で)AI NR 機能は DxO に任せるのがベターとして併用してきたのですが、DxO を併用する利点を上回るメリットを提示されて、今後のワークフローを考え直すくらいです。
そんな Lightroom Classic 2025年6月のアップデートで進化した AIノイズ除去機能について今さら気づいたので、以下ダラダラと取り止めもなく。
Jリーグは海外クラブのシーズン前お金儲けツアーのための中断期間となっていますが、先週末の試合はキックオフ時点でも30℃を余裕で超える気温で選手も審判も本当に厳しい条件でプレーしている時期となりました。
北欧から来たような選手はこの暑さで身体をおかしくしないか心配ですが、スウェーデン出身のデニス・ヒュメット選手は先週末、素晴らしいボレーシュートで逆転決勝ゴールを決めてくれて頼もしい限りです☺️

そんな Jリーグも5月末くらいから9月あたりまでの暑い季節は当然ナイトゲーム開催。まぁ今季は酷暑どころか 2月の酷寒の季節にナイトゲームを2回もやらされてますけど😅それはともかく、ナイトゲームのスポーツ写真を撮るとなれば当然ノイズとの戦いになります。
スポーツ撮影の標準レンズがヨンニッパ 400mm F2.8 であることも、EOS-1 系や D一桁、α9 IIIといった(今となっては)低画素のフラッグシップ級ボディを多用されるのも、暗い条件下でシャッター速度を稼ぐために高感度を使っても画質の劣化を抑えるため。
ですが、観客席の中から撮るド素人の場合、周囲の人(たとえ身内友人だったとしても)の観戦の迷惑にならないためレンズは控えめにならざるを得ません。間違っても大型レンズを振り回すことは NG。
となれば、必然的にどう頑張っても F4 かそれ以下の暗いレンズになってしまいます。かといってシャッター速度を一定以上確保しないと被写体ブレになって、たとえピントが来ていても甘い写真になっちゃいます。被写体は不規則に動き、常に緩急もって動いていますからね。
ピッチサイドにいるプロカメさんの多くはカメラと PC を接続したまま撮影し、撮ったそばから写真を確認、使えるカットは即座に電送と「如何に早くキャッチーな写真が掲載できるか」を競うネット時代を象徴する仕事ぶりでいつも敬服するところですが、ド素人の当方は次の試合観戦までにマッタリ写真整理すれば良いので RAW で撮って整理編集をしています。
(クラブ公式さんが SNS に力を入れなかった昔は、私も撮って出し JPEG 基本で SNS へ速報的に載せていましたが、今はクラブ公式がプロカメラマンの写真を速報的に上げてくれますからド素人が出る幕でもありません😓)
ともあれ 6〜7年前くらいからでしょうか、高度な AI ノイズ除去(AI NR)機能を備える写真編集ソフトが登場し、ナイトゲームの⚽️写真の整理編集では一部の写真を普通の(昔からある)ノイズ軽減機能ではなく、そういった AI NR 機能を持つソフトで処理するようにしてきました。
どこのスタジアムでもピッチの場所によって明るさに 1〜1.5EV くらいの差はあるので、暗い場所でのプレー写真は(撮って出しじゃなく RAW ベースなら)AI NR でディテールを残しつつしっかりノイズ除去をしたいわけです。
私の場合、Lightroom Classic メインで写真の整理(取捨選択)編集現像しつつ、AI ノイズ除去(以下 AI NR)機能を使いたい写真は DxO Photolab に送って、レンズプロファイルによる各種補正と AI NR のみ適用させて Lightroom Classic へ戻す形をとってきました(AI NR も Lightroom もない昔は Photoshop + Neat Image でした😓)。

Lightroom 本体に AI NR 機能が実装されてからまだ何年も経っていないので、それ以前に DxO Photolab を購入してからそのワークフローでやってきています。一昨年に Lightroom 本体に AI NR 機能が実装された時には一時期 DxO と併用して使い比べてみたものの、
といった点から、結局は AI NR は DxO へ転送して処理する形に戻って Lightroom Classic 本体の AI NR 処理は殆ど使わなくなっていました。
ところが先日、Lightroom Classic も DxO Photolab 6 も全くアップデートしていないタイミングで、急に Lightroom Classic から DxO Photolab への Z9 RAW ファイルの受け渡し(プラグインエクストラ→ DxO Photolab 6 に転送)ができなくなりました(´・ω・`)

転送したいファイルを開いた状態でメニュー項目を選んでも一向に DxO Photolab は開かず。プラグインフォルダを確認するも状況は変わらないので、DxO 絡みのプラグイン2つを削除してから DxO Photolab を起動して Lightroom Classic 用プラグインを再インストールするも変わらず。
仕方ないので DxO Photolab を削除&再インストール、Lightroom も再インストールするも問題は解消せず。お手上げ🤷
困ったなー、どうするかなーと思った時、すっかり存在を忘れていた Lightroom Classic 本体に AI NR 機能があったことを思い出し、当面それで代用するかな?と使い始めたのですが、
と。

以前は「ノイズ除去」ボタンを押すとポップアップした「強化」ダイアログウィンドウで「ノイズ除去」を適用するやり方だったのが、今回から他の編集項目と同列のチェックボックスになり、チェックすると(時間はかかるものの)他の機能と同じくヒストリーに履歴が残る非破壊編集となっていました。

「AI ノイズ除去機能だけでなく RAW ディテールやスーパー解像度も含めて、これらの機能が特別ではない通常機能として扱われるようになったのか〜」と感心したのですが、それだけではありませんでした。
特別ではない通常機能として扱われるようになった= AI NR をかけても別途 DNG ファイルが作られず、オリジナル RAW ファイル+レシピ XMP ファイルという通常の編集作業と同じファイル形態になり、Lightroom のグリッド画面でも(オリジナル RAW と AI NR 適用後 DNG の)2つのファイルがスタック表示されることがなくなり、通常の編集済み写真と完全に同一扱いとなりました。
そして、ファイルを見てみると AI NR 機能を使用した写真のレシピファイル (XMP) は AI を使わない通常の編集だけ行ったレシピファイルとは桁違いに大きくなっています。通常編集だけ行った写真のレシピファイルは 10〜20KB くらいですが、AI NR 機能を使用した写真のレシピファイルは 10〜20MB。

とはいえ、2025年6月のアップデート以前の AI NR 利用時には 100〜150MB の DNG ファイルが別途作られていたことを思えば(DxO 利用時も同じ)、
これは AI NR を多用する場合には大きなメリットです。
DxO Photolab にせよ、Lightroom Classic 本体で処理するにせよ、AI NR 処理をかけると別途作成されるファイルサイズがデカくていつも気になっていたんですよね。1枚 150MB。10枚で 1.5GB、100枚で 15GB。意外と馬鹿になりません。
(従来DxOで処理していた頃のファイル)
どうやってこんなにファイルサイズを削減したのか判りませんが、AI NR をかける前とかけた後の差分をレシピファイル XMP に追加しているのでしょうか……そうだとしてもかなり小さいので謎です。
AI NR 機能を含めて編集調整した写真を現像(ファイル出力)する際には、AI NR 機能を利用しない場合より時間がかかっていることあたりに秘密はありそうです。が、原理はともかく、本当にこれは AI NR 機能を多用する人間には嬉しい機能です。
私が⚽️撮影する場合、毎試合 3〜5千枚撮影してピックアップして現像する写真も100枚200枚で効かないことが多いので、今までは時間的にもストレージ消費量的にも全部の写真に AI NR を適用するのは現実的ではなく、通常のノイズ処理ではどうしても厳しい写真のみ AI NR をかけていました。
ところが1枚十数MBのストレージ増加量なら100枚200枚まとめてかけてもストレージ消費量的には余裕で許容範囲内です。ナイトゲームでピックアップした写真には全部 AI NR をかけてから処理を始めるのも現実的になってきました。
ただ、処理時間は従来と変わらないので、Z9 の 4500万画素 RAW だと M2 Max の MacBook Pro で1枚20秒くらいかかっている現状だと、実際に大量処理させるかは悩ましいところです。最新の M4 Max だとどんなもんなのでしょうねえ……

ともあれ、たまたまのトラブルから普段使っていなかった Lightroom Classic の AI ノイズ処理機能の内部的大幅進化を知り、今まで AI ノイズ処理は DxO に受け渡して処理していたワークフローを見直すことになりそうです。
処理後の画質は Lightroom Classic 本体で処理するより DxO Photolab の方が好ましいのですけれど、デカい DNG ファイルを別途作られてスタックで扱うことを考えると多少の画質差は目をつぶれるくらいの利便性。ですから今後のワークフローをどうするかは悩ましいところです。

ちなみに AI ノイズ除去機能だけでなく、スーパー解像度、RAW ディテールなど AI 利用の機能を使った場合に、AI 編集ステータスボタンが有効になって、複数の AI 機能を使った場合には更新の必要性があるかどうかを確認することができます(上記写真)。というか、要確認です。

AI 系の編集機能を使う場合には推奨される作業順序が示されており、

以上のような順番となっています。後から AI 系編集機能を追加適用した場合は、それまでに適用していた AI 機能との相互作用の関係から編集をやり直す必要がある場合があり、それをAI 編集ステータスボタンで確認できる、というものです。
■ AI 編集ステータスの表示と更新の管理
私自身、AI マスクと AI ノイズ除去の順番を推奨とは逆の順番で適用して画像に乱れた場所が発生したことがあるので、AI 系編集機能を使う場合は要確認だと思います。
なお、静止画に対する AI 系機能のうち生成系の機能は 1回に 1クレジットを消費することになりましたが(CC フォトプラン 20 GB だと月間 25ないし 100 クレジット保有)、Lightroom の生成 AI 削除は現状クレジット消費対象外とのことで、今のところは安心して使えます。そのうち課金対象になりそうですけど。
■ Creative Cloud の生成 AI 機能
■ 生成クレジットに関する FAQ

ダラダラと書いてきましたが、とりあえずこんなところで。
北欧から来たような選手はこの暑さで身体をおかしくしないか心配ですが、スウェーデン出身のデニス・ヒュメット選手は先週末、素晴らしいボレーシュートで逆転決勝ゴールを決めてくれて頼もしい限りです☺️

そんな Jリーグも5月末くらいから9月あたりまでの暑い季節は当然ナイトゲーム開催。まぁ今季は酷暑どころか 2月の酷寒の季節にナイトゲームを2回もやらされてますけど😅それはともかく、ナイトゲームのスポーツ写真を撮るとなれば当然ノイズとの戦いになります。
スポーツ撮影の標準レンズがヨンニッパ 400mm F2.8 であることも、EOS-1 系や D一桁、α9 IIIといった(今となっては)低画素のフラッグシップ級ボディを多用されるのも、暗い条件下でシャッター速度を稼ぐために高感度を使っても画質の劣化を抑えるため。
ですが、観客席の中から撮るド素人の場合、周囲の人(たとえ身内友人だったとしても)の観戦の迷惑にならないためレンズは控えめにならざるを得ません。間違っても大型レンズを振り回すことは NG。
となれば、必然的にどう頑張っても F4 かそれ以下の暗いレンズになってしまいます。かといってシャッター速度を一定以上確保しないと被写体ブレになって、たとえピントが来ていても甘い写真になっちゃいます。被写体は不規則に動き、常に緩急もって動いていますからね。
ピッチサイドにいるプロカメさんの多くはカメラと PC を接続したまま撮影し、撮ったそばから写真を確認、使えるカットは即座に電送と「如何に早くキャッチーな写真が掲載できるか」を競うネット時代を象徴する仕事ぶりでいつも敬服するところですが、ド素人の当方は次の試合観戦までにマッタリ写真整理すれば良いので RAW で撮って整理編集をしています。
(クラブ公式さんが SNS に力を入れなかった昔は、私も撮って出し JPEG 基本で SNS へ速報的に載せていましたが、今はクラブ公式がプロカメラマンの写真を速報的に上げてくれますからド素人が出る幕でもありません😓)
ともあれ 6〜7年前くらいからでしょうか、高度な AI ノイズ除去(AI NR)機能を備える写真編集ソフトが登場し、ナイトゲームの⚽️写真の整理編集では一部の写真を普通の(昔からある)ノイズ軽減機能ではなく、そういった AI NR 機能を持つソフトで処理するようにしてきました。
どこのスタジアムでもピッチの場所によって明るさに 1〜1.5EV くらいの差はあるので、暗い場所でのプレー写真は(撮って出しじゃなく RAW ベースなら)AI NR でディテールを残しつつしっかりノイズ除去をしたいわけです。
私の場合、Lightroom Classic メインで写真の整理(取捨選択)編集現像しつつ、AI ノイズ除去(以下 AI NR)機能を使いたい写真は DxO Photolab に送って、レンズプロファイルによる各種補正と AI NR のみ適用させて Lightroom Classic へ戻す形をとってきました(AI NR も Lightroom もない昔は Photoshop + Neat Image でした😓)。

Lightroom 本体に AI NR 機能が実装されてからまだ何年も経っていないので、それ以前に DxO Photolab を購入してからそのワークフローでやってきています。一昨年に Lightroom 本体に AI NR 機能が実装された時には一時期 DxO と併用して使い比べてみたものの、
- DxO の AI NR 処理の方がノイズは消えつつもディテールが多く残って(というよりディテールが掘り起こされて)、AI NR 後に追加処理を施しても破綻しにくい
- プロファイルによる補正は DxO の方が優秀に見える
- DxO Photolab へ送った RAW ファイルは AI NR 処理された後、DNG ファイル(xxxxx_DxO.dng)として Lightroom に戻され、オリジナル RAW ファイルとスタックされるが、Lightroom 本体の AI NR 機能でも AI NR 処理されたファイルはスタックされた DNG ファイルが生成されて、ファイルが二重化されるのは同じ(2025年6月アップデート前までの話)
- Z9 の RAW ファイルを AI NR 処理した DNG ファイルは DxO 処理でも Lightroom 本体で処理でも 100MB を余裕で超え、Z9 圧縮 RAW の 4〜6倍となって大差ない(2025年6月アップデート前までの話)
- DxO Photolab が起動済みなら受け渡し時間を含めても Lightroom 本体で AI NR 処理するのと時間的に大差ない
- 複数枚まとめて DxO に送って処理させておけば、数分かかってもその間に別のことができるので、AI NR だけ複数枚同時処理できる DxO 利用は意外と便利
といった点から、結局は AI NR は DxO へ転送して処理する形に戻って Lightroom Classic 本体の AI NR 処理は殆ど使わなくなっていました。
ところが先日、Lightroom Classic も DxO Photolab 6 も全くアップデートしていないタイミングで、急に Lightroom Classic から DxO Photolab への Z9 RAW ファイルの受け渡し(プラグインエクストラ→ DxO Photolab 6 に転送)ができなくなりました(´・ω・`)

転送したいファイルを開いた状態でメニュー項目を選んでも一向に DxO Photolab は開かず。プラグインフォルダを確認するも状況は変わらないので、DxO 絡みのプラグイン2つを削除してから DxO Photolab を起動して Lightroom Classic 用プラグインを再インストールするも変わらず。
仕方ないので DxO Photolab を削除&再インストール、Lightroom も再インストールするも問題は解消せず。お手上げ🤷
困ったなー、どうするかなーと思った時、すっかり存在を忘れていた Lightroom Classic 本体に AI NR 機能があったことを思い出し、当面それで代用するかな?と使い始めたのですが、
あれ?Lightroom の AI ノイズ除去機能のやり方が変わってる!
と。

以前は「ノイズ除去」ボタンを押すとポップアップした「強化」ダイアログウィンドウで「ノイズ除去」を適用するやり方だったのが、今回から他の編集項目と同列のチェックボックスになり、チェックすると(時間はかかるものの)他の機能と同じくヒストリーに履歴が残る非破壊編集となっていました。

「AI ノイズ除去機能だけでなく RAW ディテールやスーパー解像度も含めて、これらの機能が特別ではない通常機能として扱われるようになったのか〜」と感心したのですが、それだけではありませんでした。
特別ではない通常機能として扱われるようになった= AI NR をかけても別途 DNG ファイルが作られず、オリジナル RAW ファイル+レシピ XMP ファイルという通常の編集作業と同じファイル形態になり、Lightroom のグリッド画面でも(オリジナル RAW と AI NR 適用後 DNG の)2つのファイルがスタック表示されることがなくなり、通常の編集済み写真と完全に同一扱いとなりました。
そして、ファイルを見てみると AI NR 機能を使用した写真のレシピファイル (XMP) は AI を使わない通常の編集だけ行ったレシピファイルとは桁違いに大きくなっています。通常編集だけ行った写真のレシピファイルは 10〜20KB くらいですが、AI NR 機能を使用した写真のレシピファイルは 10〜20MB。

とはいえ、2025年6月のアップデート以前の AI NR 利用時には 100〜150MB の DNG ファイルが別途作られていたことを思えば(DxO 利用時も同じ)、
AI NR時のストレージ使用量が激減
これは AI NR を多用する場合には大きなメリットです。
DxO Photolab にせよ、Lightroom Classic 本体で処理するにせよ、AI NR 処理をかけると別途作成されるファイルサイズがデカくていつも気になっていたんですよね。1枚 150MB。10枚で 1.5GB、100枚で 15GB。意外と馬鹿になりません。
(従来DxOで処理していた頃のファイル)どうやってこんなにファイルサイズを削減したのか判りませんが、AI NR をかける前とかけた後の差分をレシピファイル XMP に追加しているのでしょうか……そうだとしてもかなり小さいので謎です。
AI NR 機能を含めて編集調整した写真を現像(ファイル出力)する際には、AI NR 機能を利用しない場合より時間がかかっていることあたりに秘密はありそうです。が、原理はともかく、本当にこれは AI NR 機能を多用する人間には嬉しい機能です。
私が⚽️撮影する場合、毎試合 3〜5千枚撮影してピックアップして現像する写真も100枚200枚で効かないことが多いので、今までは時間的にもストレージ消費量的にも全部の写真に AI NR を適用するのは現実的ではなく、通常のノイズ処理ではどうしても厳しい写真のみ AI NR をかけていました。
ところが1枚十数MBのストレージ増加量なら100枚200枚まとめてかけてもストレージ消費量的には余裕で許容範囲内です。ナイトゲームでピックアップした写真には全部 AI NR をかけてから処理を始めるのも現実的になってきました。
ただ、処理時間は従来と変わらないので、Z9 の 4500万画素 RAW だと M2 Max の MacBook Pro で1枚20秒くらいかかっている現状だと、実際に大量処理させるかは悩ましいところです。最新の M4 Max だとどんなもんなのでしょうねえ……

ともあれ、たまたまのトラブルから普段使っていなかった Lightroom Classic の AI ノイズ処理機能の内部的大幅進化を知り、今まで AI ノイズ処理は DxO に受け渡して処理していたワークフローを見直すことになりそうです。
処理後の画質は Lightroom Classic 本体で処理するより DxO Photolab の方が好ましいのですけれど、デカい DNG ファイルを別途作られてスタックで扱うことを考えると多少の画質差は目をつぶれるくらいの利便性。ですから今後のワークフローをどうするかは悩ましいところです。

ちなみに AI ノイズ除去機能だけでなく、スーパー解像度、RAW ディテールなど AI 利用の機能を使った場合に、AI 編集ステータスボタンが有効になって、複数の AI 機能を使った場合には更新の必要性があるかどうかを確認することができます(上記写真)。というか、要確認です。

AI 系の編集機能を使う場合には推奨される作業順序が示されており、

以上のような順番となっています。後から AI 系編集機能を追加適用した場合は、それまでに適用していた AI 機能との相互作用の関係から編集をやり直す必要がある場合があり、それをAI 編集ステータスボタンで確認できる、というものです。
■ AI 編集ステータスの表示と更新の管理
私自身、AI マスクと AI ノイズ除去の順番を推奨とは逆の順番で適用して画像に乱れた場所が発生したことがあるので、AI 系編集機能を使う場合は要確認だと思います。
なお、静止画に対する AI 系機能のうち生成系の機能は 1回に 1クレジットを消費することになりましたが(CC フォトプラン 20 GB だと月間 25ないし 100 クレジット保有)、Lightroom の生成 AI 削除は現状クレジット消費対象外とのことで、今のところは安心して使えます。そのうち課金対象になりそうですけど。
■ Creative Cloud の生成 AI 機能
■ 生成クレジットに関する FAQ

ダラダラと書いてきましたが、とりあえずこんなところで。

