Ryzen 7 7800 X3D + GeForce RTX 4080 SUPER を主構成としたゲーミング PC を購入して1年、ちょっとした振り返りの独り言記事。わざわざ2分割するほどの内容は皆無なのだけど、とりあえず満足な結果とちょっとした反省の後編。

ゲーミング PC を新調してから1年、だいぶ満足と少しばかりの反省と【前編】

前回記事でも書いたように、当時のゲーミング PC として自分が(懐具合的にも電力消費的にも)手に入れられる精一杯のスペックを奢っただけに、昨年末から今年にかけて発売された Ryzen 9000 シリーズや RTX 50xx シリーズに心を持っていかれることなく落ち着いていられるところはあります☺️

G-Gear_7800X3D_RTX4080_10(1年前購入当時の中身)


なので、不満点と言うほどのことも無く、あるとすれば懐具合の限界を突破するだけでなく、部屋のコンセントと消費電力の関係上、当時圧倒的最上級の GeForce RTX 4090 の導入は難しかった、ということくらい。9割以上満足なのですが、注文購入した仕様の細かいところも含め、ちょっとだけ反省点はあります。



前回書いたように、コロナ禍前に作業部屋からデスクトップ PC を排除して(外部ディスプレイはあるにせよ)快適なデスク周りを再構築しただけに、ゲーミング PC を購入する際も当初デスクトップ機は眼中になく、小さなモノから徐々にデカいものへ、ポータブルゲーミング PC やゲーミングノート PC を買う遠回り=無駄なお金を使ってしまった反省はあります。

ただ、これは(ゲーミングノート PC の騒音も含めて)知らなかった点もあって仕方なかった、と割り切っています。割り切ったからといって遠回りした損失は返ってきませんけど……

それに廉価なゲーミングノート PC での程々のところで我慢ができず、とりあえず手の届く限界のところまで来てしまった、自分の性分をむしろ反省するところです。まぁ毎回のことなので反省しても口だけだし、後悔がないから永遠に繰り返しそうですが😓

そういったところはともかくとして、1年前 BTO PC を注文するにあたって後悔のないようにと選定したスペックについても若干の反省点はあります。

MSFS と VR ゲームのプレイを安定快適にすべく新調した BTO PC の仕様選択と理由

注文購入したゲーミングPCの構成と選定理由については⬆️当時の上記記事でも書きましたが、以下の構成になります。

元々オーバークロックで性能を少しでも捻り出すつもりは基本的に考えてなく、それよりは安定重視でしたから、TSUKUMO の BTO PC で組む場合に「GPU は OC モデルではない製品」「マザーボードも安定重視の ProArt」であることは全く不満でなく、唯一メモリグレードが 7800 X3D の定格限界より1ランク下の DDR-4800 しか選べないことだけが微妙でした。

なので、いずれメモリ増設の際には速度グレードを挙げたメモリと換装するつもりでいましたし、また購入当初からゲームアプリ&データー用に専用の 2TB SSD 増設は必須、夏場の熱対策のためにフロントファンの増設も考えていたので、この1年で追加変更した仕様は以下のようになります。

ゲーム専用のセカンダリ SSD は購入直後に、追加ケースファンは昨夏に追加済み。メモリの増設交換はしばらく後の予定でしたが、Microsoft Flight Simulator 2024 の理想スペックが 64GB だったこともあって昨年末の MSFS 2024 購入前に増設、そのことも以前記しました。

ゲーミング PC のメモリ交換(増設)ようやく

交換した OC メモリも含めて

この1年完全に安定動作


してきて何のトラブルもなく快調に動いてくれています。365日24時間使い続けているようなマシンではないのですが、なくては困るメイン機の MacBook Pro やお仕事専用 Windows ノートPC と違ってお遊び専用な分、壊れた時にお金を新たにどれだけ投入する気になるか微妙なので、元が取れるまで安定動作して欲しいと思います。

で、1年前に BTO で注文購入するにあたって唯一後悔しているのは、電源ユニット。

電源は1000Wにしとけば良かったなぁ


と若干後悔しています。

もちろん、主構成 Ryzen 7 7800 X3D + GeForce RTX 4080 SUPER では 850W 電源でも全く問題ありません。GeForce RTX 4080 SUPER は定格最大 320W で、MSFS でフライトしていると常時 270〜280W 以上ということも普通です。

MSFS2024_202505_07

ただ、今の新しい Ryzen 9000 シリーズや GeForce RTX 50xx シリーズの世代では主要パーツを買い替えるつもりは(今のところ)全くありませんが、この先、次の世代になれば「そろそろ買い替えても良いかもなぁ」と物欲が発生する可能性は小さくありません。

特に、性能とともに消費電力も上昇するばかりの GPU、GeForce RTX シリーズの先行きを考えると、

例えば GeForce RTX 60xx シリーズで今と同じクラスである 6080 が欲しい、となった場合にどれくらいの消費電力設定のカードになるのか?電源ユニット 850W で足りるのか?


という不安、きっと無理じゃね?という思いはあります。

RTX 4080 SUPER が 320W だったものが、RTX 5080 では 360W。噂がチラホラ出始めている RTX 5080 SUPER は一気に 400W 超、場合によっては 450W になるかも?なんていう噂もあるわけで、450W と言えば(懐具合とともに)設置する部屋の消費電力的に購入を諦めた GeForce RTX 4090 と同じ消費電力。

そこまで行かなくても 6080 やその次の世代で 400W 前後となれば、GPU カード買い替えの前に電源ユニットを買い替える必要が出てきてしまいます。

電源ユニットを交換となれば、ケース内の配線の大半はやり直し。というか、ケース内のパーツは一旦かなりをバラしてやり直すことになり、超面倒くさい話に。それを思うと、

電源ユニットは余裕を持って 1000W の製品にしておけば良かったなぁ


と、それだけは結構後悔しています。簡単に交換できないというか、面倒を考えるとなかなか交換したくなりですからねぇ。

もっとも、それが逆手に

電源の制約がネックになって
無駄遣いの抑制になるかも?


とは思っていますが、どうなりますやら。

いずれにせよ主要パーツの買い替え物欲が出てくるとしても再来年あたりでしょうし、それまで興味を持ち続けていられるかどうか、お金をかける気になり続けていられるかどうかもありますので、あまり慌てずマッタリ行きましょう、という感じです☺️



あとは「フロントファンを最初から Noctua で3連ファンにするオプションを付けておいたら良かったかなぁ?」という思いもありますが、確か +1万5千円くらいだったので、GeForce RTX 4080 SUPER など懐限界まで手を伸ばした構成にした分、今買うとしてもオプションに付けられなかっただろうと思います。

標準で付いていた安いフロントファンも PWM で特に気になるファン音は発生していないですし、昨夏ファンを追加で1つ付けて酷暑を乗り切れたので、今のところはそれでええかと思っています。ってか、夏場は部屋が暑すぎてゲームとかする気になれなかったですからねぇ。

G-Gear_7800X3D_RTX4080_05

反省事項としてはそれくらいですが、もう一つ言うなら 1年前に BTO でゲーミング PC を購入したら、それまで使っていたゲーミングノート PC はとっとと売却してしまおう、と思いつつ、まだ売ってないことくらいでしょうか。

しばらくは予備機として置いておき、そのうち売却の予定だったのですけどねぇ……決して印象が悪かったわけではなく、この1年で数回は起動して遊んでいましたが、とはいえ今まで置いておく意味はなかったので、そこは反省です。夏になる前には必ず手放そうと思っています。たぶん。きっと。おそらく。

いずれにせよ、一昨年は M2 Max MacBook Pro、昨年はこのゲーミング PC とパソコン系の大物出費が続きましたが、今年は先日エアコンを2台入れ替えたこともあって散財の予定は全くありません。どちらも購入時に頑張って手を伸ばした分、今も十分満足していますからねえ。