2月末まで寒波があったものの、昨今はすっかり暖かく20℃というゴールデンウィーク時期並みの気温に……と思っていたら3月も半ば過ぎてまた寒波でありますが、とはいえゲーミング PC を起動させていると室温が上がるようになってきて、早朝以外は暖房要らずになりつつあります。

Ryzen7 7800X3D + GeForce RTX 4080 SUPER なゲーミング PC を導入して、夏場は熱気ムンムン放出だったため「真冬でも暖房代が節約できるかもなw」なんて思っていましたが、真冬の間、室温が15℃以下だと放出熱気が室温に負けて暖房代わりになるようなことは全くありませんでした😅(RTX 5090 だと余裕で暖房器具になりそうだけど)。

ただ、室温 16℃前後以上になると Microsoft Flight SImulator(以下 MSFS)のように常時 GPU が 250〜300W前後消費するゲームプレイ中は室温が上がるのを実感してきて、同時に今年もまた酷暑予報にウンザリでもあります😩

MSFS2024_202503_24

さて先日は MSFS 2024 の SimUpdate 1、マーケットプレイスようやくの店開き、ワールドアップデート19「ブラジル」のアップデートリリース3連発について、遅まきながら見てみてプレイしてみての雑感を記しました。

MSFS 2024 その後【2025年3月編その1】SimUpdate 1やらWorld Update 19やら

多少改善された点はなくもないけど、基本的には「やっぱり SimUpdate 2 待ちだね」という印象は変わらずでありました。

ただ、起動速度がさらに改善されたことで、スーパーに時間のかかる MSFS 2020 のプレイ回数が激減した、というか、

2024の起動速度改善が進み
超遅い2020を起動するのが億劫に


なってきました😅 2020 でしかプレイできない、2020 の方が安定して飛ばせる機体や条件もあるので、2020 でプレイしようと思いつつも、ついサクッと起動できる 2024 に……(改善されたとはいえ他のゲームと比べると MSFS 2024 もまだまだ起動に時間はかかるのですが、そこは許容範囲内)

MSFS2024_202503_18

MSFS 2024 のアップデート絡みだけでなく、先月末からは iniBuilds A350 のリリース、WINWING 新製品の発表、そして激安で見つけて思わず購入したデバイスなどもあるので、
  • マケプレが開いたので MSFS 2020 で買ったものを MSFS 2024 に順次導入
  • iniBuilds A350 はまだ未購入、だけど
  • WINWING 新製品発表、色々欲しいがもう色々と無理…
  • 注文から2ヶ月経って WINWING の MCDU が入荷したらしい
  • Thrustmaster TCA Yoke Boeing Edition 購

そのあたりを以下ちまちまと。



1)マケプレが開いたので MSFS 2020 で買ったものを MSFS 2024 に順次導入

先日の記事で書いたように、MSFS 2024 のマーケットプレイスがようやくオープンしたものの、MSFS 2020 のマケプレで買ったアドオンは全て「クリエイターが承認されていません」か「利用できません」ラベル付き。前者は一応 MSFS 2024 で利用可能ですが、製作者はノーチェック、無保証ですよ、というもの。

と書いていたのですが、その後 ORBX の「LANDMARK DUBAI CITY PACK」アドオンは「クリエイターが承認されていません」が取れて名実とともに MSFS 2024 で利用可能に。

MSFS2024_202503_25

たくさん買っている SamScene3D は順次対応しているシーナリーアドオンもあるようですが、購入したアドオンは依然「クリエイターが承認されていません」か「利用できません」ラベル付きのまま。

ですが、そろそろ我慢の限界?なので、TOKYO ENHANCED や OSAKA CITY WOW は有効化できないものの、自己責任で有効化できる「クリエイターが承認されていません」ラベル付きの KYOTO/KOBE や HONGKONG、FUKUOKA AIRPORT などを有効化して利用し始めています。

MSFS2024_202503_30

既に有志によるフリーの MSFS 2020 用空港アドオンを 2024 対応となっていなくても少しずつ利用し始めていますし、今回の SamScene3D の 2020 用アドオン導入も MSFS 2024 では多少の齟齬があるのかもしれませんが、私みたいなド素人初心者では特に問題を感じていません。

ただ、福岡空港は第二滑走路の運用が始まったので離着陸経路ともども随分と変わりまして、そのあたり(有料でも)アップデートとかあるんでしょうかねえ(ないだろうなぁ)。大阪湾の空路にも手が入って関空や神戸空港の着陸経路にも変更がありますが、そのあたりも悩ましいところです。

ちなみに、MSFS 2020 のマーケットプレイスで買った機体については A-10C と ATR 42/72 のみを有効化して導入。A-10C は軽くフライトさせてみましたが、元々雰囲気モノで買っただけなので「普通に飛べてるなー」レベルの感想しかありません。ATR はまだプレイする時間が取れていません……


2)iniBuilds A350 はまだ未購入、だけど

先月末に iniBuilds A350 が発売開始となって MSFS 系 Youtuber でも盛んに取り上げられています。国内で現在運航されている飛行機の中では見た目が一番好きな機体と言っても良いですし(あとはボーイング 787-9)、
  • JAL の A350 ロゴ入り機体が公式リバリーとして用意されている
  • PMDG と違って -900 と -100 など派生型も無料アップデートで使える

という点が魅力的で(PMDG が派生型はそれぞれ別購入ですからねぇ)、すぐでも買いたいところでした。



ですが、
  • WINWING の FCU + EFIS の iniBuilds A350 サポートが4月15日とまだ先
  • NaviGraph の有料プラン(月千数百円と高い)に入っていないと使えない機能、アプローチ方法が多い
  • 以前から書いているように MSFS 2024 での iniBuilds 機体(だけ)は、レーシングペダルのラダーペダル代用が使えない

こともあって、購入に踏み切れていません。特に後者2つはだいぶネックになっています。

NaviGraph の有料プランはデーターのダウンロードが必要な時だけ1ヶ月分だけ課金することがありますが、さすがに毎月千数百円を課金し続けるのは躊躇うところがあります。それでなくてもサブスク費用は増える一途であり、最近は Adobe Photography プランが大幅値上げになったばかり。

必要なモノのサブスク課金は仕方ないとしても、ゲームの、なくても十分妥協できるサブスクにお金をかけるのは、ちょっと難しい懐具合。というか、その分を他に投資したい。そして、お高い iniBuilds A350 を買ってその機能を存分に活かせないとなると、購入自体が躊躇われてきます。


(実機とMSFSのA350の機窓風景を比較した動画。よく作ったなぁ…凄い!)

ひとまず WINWING の FCU が iniBuilds A350 対応になるという来月半ばまではペンディングで悩む感じですかねえ。MSFS でやりたいこと、やるべきことは他にも幾つもある私ですし。もっとも1万円超という価格を考えると、将来セールになるまで待ってもいいくらいかも……


3)WINWING 新製品発表、色々欲しいがもう色々と無理…

私も幾つかの製品を購入、注文中であるフライトシム機器メーカー WINWING の新製品が、先週末 FSElite 主催の FSWeekend で発表されました。



今後リリースする製品として発表されたのは、以下の製品たち。
  1. エアバス機レプリカのスロットル URSA MINOR Airline Throttle & Airline Throttle Panel
    WINWING20250314B_URSA_MINIOR_AirlineThrottleWINWING20250314C_URSA_MINIOR_AirlineThrottlePanel

  2. ボーイング機レプリカのオートパイロット関連パネルの MIP Airline PAP3 MAG Panel & PDC 3N Panel
    WINWING20250314F_MIP_AirlinePAP3PanelWINWING20250314I_MIP_AirlinePDC3NPanel

  3. ジョイスティックやラダーペダル向けの新しい電子負荷制御ベースシステム Cyber Taurus シリーズ
    WINWING20250314L_ElectricLoadControlJoystickBaseWINWING20250314M_ElectricLoadControlJoystickBaseDWINWING20250314N_ElectricLoadControlRudderPedals

  4. Cyber Taurus 電子負荷システムを使った民間機向けヨークシステム(ラダーペダル一体型?)

他にも戦闘機向けの CNI-MU パネル(今年発表発売になったエアバス機レプリカの MCDU やボーイング機レプリカ PFP と同じもの)や、ボーイング機レプリカのオートパイロット関連パネルの MIP Airline シリーズ向けに実機と同じ磁気スイッチを求める人に $50 のスイッチオプションとか、色々と発表されました。

WINWING20250314G_MIP_MAGSwitch

以前、エアバス機レプリカのジョイスティックや MCDU を発表するたび、X で「スロットルは作らんのか?」と突っ込まれ、そのたび「ちょっと待っててね」と返答していたので、エアバス機レプリカのスロットル製品が出てくるのは想定どおり。

WINWING らしく実機と同じサイズ、同じ配置、そして金属製にこだわった造り。私だけでなく多くの人が持っているであろうエアバス機レプリカ風スロットル Thrustmaster TCA Quadrant Airbus Edition と比べると質感も随分違うのに安価、という WINWING らしい良コスパ製品は間違いないようです。



上記イベント時の体験レビュー動画⬆️を見ていると、スティック操作時の金属製ならではのカチカチとした音が聞こえ、また Thrustmaster 製品では省略されているスピードブレーキレバーの引き上げ操作も可能になっていたり、フラップや駐機ブレーキなどを動かす時には実機と同じくレバーを引き上げる必要があるなど、さすが実機に即した造りにこだわる WINWING って感じです。

ぶっちゃけ、ちょっと羨ましく、そして欲しくなります。が、WINWING らしく実機サイズと実機レイアウトにこだわっているので、

Amazon_Thrustmaster TCA Captain Pack X Airbus Edition

⬆️この Thrustmaster 製スロットルのように、スロットル以外の各種レバーをコンパクトにまとめることなく、

WINWING20250314D_URSA_MINIOR_AirlineThrottleSet

こんな感じで、実機と同じようにスロットルの手前側にスピードブレーキやフラップレバーを配置するようになっていて、大きく場所を取る形になっています。

なので、いくら質感その他が良くて、お値段も(この手の製品にしては)お手頃とはいえ、

さすがにこれは置けない、どうやっても置き場所がないわ…


と諦めました。専用のゲーミングデスクがあって机の手前にも広いスペースを取れる置ける、もしくはフライトシム用のコクピット造りを目指しているならともかく、そうじゃない人にはちょっと無理じゃないでしょうかねえ。

WINWING20250314E_AirlineCockpit(こういうお部屋が作れる人向け)


さて、エアバス機レプリカのスロットル製品の発表は想定していましたが、ボーイング機レプリカ製品も同時発表されたのは驚きでした。

エアバス機とボーイング機ではオートパイロット関連の計器デザインは随分違いますし、機能ボタン、ダイアルも違いますので、購入した FCU & EFIS をボーイング機にそのまま適用するのは難しいので、

ボーイング機を飛ばすときにコレがあれば便利だなぁ


とは思いますが、エアバス機レプリカの FCU & EFIS より横幅が大きそうなので机の上に置けそうにないし、使わない時に保管しておく場所もそろそろ満杯気味。エアバス機レプリカの FCU & EFIS よりボタン、ダイアルがいっぱいで見た目は格好良いのですけどねえ(インテリアとしても良き?)。

WINWING20250314J_MIP_AirlinePAP3Panels

手元には、むかし使っていたジョイスティック&スロットル(いま使ってるものが壊れた時の予備)もあれば、嵩張りまくるレーシングコントローラーもあります。そして、もうすぐ注文していた MCDU も届くだろうし、後述する新しく買ってしまったデバイスも……😅

ま、ボーイング機レプリカのコイツはもう少し発売が先のようですから、その時になって考えるって感じですかねえ。予約注文しているけど決済はまだ先になりそうなボーイング機の PFP を買うかどうかにもよりますから。

WINWING20250314O_ElectricLoadControlYOKE

最後に、大掛かり?な新しい電子負荷システム Cyber Taurus シリーズの製品として発表された操縦桿、ヨークシステム。写真ではラダーペダルが一体になった形で発表されましたが、お値段の方はこの製品だけ未定。

新しい電子負荷コントロールのジョイスティックベースが $400 以上しますから、おそらくラダーペダルを別にしても $999 以上、ラダーペダルと合わせたら $1,500 〜$2,000 くらいのお値段になるんじゃないでしょうかねえ。床置きのヨークシステムとか、やりすぎでしょう😅

以前書いたように、「スティックじゃなく伝統的な操縦桿であるヨークで操縦してみたいな……」と思うと同時に「WINWING ならそのうち安価で質感の良いヨークを出してくれるのでは?」と思っていましたし、今回ボーイング機レプリカの関連製品を出すならヨークも出すだろ?と思いましたが、まさかのマジが行きすぎて手の出せない製品でした。

とても買えるものもでなければ、ぼろ家に置けるような代物でもなさそうですが、この発表がある直前にヨークを手に入れてしまっていたので(後述)、ガッカリすることもなく冷静に「こんなもん買えるか」とスルーできたのは幸いです(たぶん)。


4)注文から2ヶ月経って WINWING の MCDU が入荷したらしい

年明けに発表になった WINWING のエアバス機、ボーイング機向けのフライトコンピューターパネル。

WINWING の旅客機フライトシム用デバイス MCDU / PFP 予約開始即注文

以前書いたように⬆️予約開始とともに注文しましたが、送料その他のかかるグローバル向け販売で注文せず、送料その他無料で済む日本の倉庫経由の販売で購入しましたので、従来製品と同じく届くまで 2〜3ヶ月はかかるだろうと思っていたら、2ヶ月で「入荷した、金払え」メールがやってきました。

「桜が散って、下手すると新緑の季節になってからかなぁ」と思っていたら、桜の咲く頃には届きそうです。たぶん。

WIN WING_MCDU01

それにしても、メールタイトルが毎回「予約注文の支払いが遅れます」ですが、さすがにこれはどうにかした方が良いと思うんですがねえ😅こんなタイトルのメールが送られてきたら毎回 (゚Д゚)ハァ? ですわ。本文を読んだら、いつもの WINWING の金払えメールだと分かりますけど。

ともあれ入金したので、いつも通りだと10日〜2週間くらいで到着する感じですかね。置き場所は相変わらず決まってないというか、置く場所がないというか、到着まで悩む、というより、到着してから悩む、ことになりそうです。


5)Thrustmaster TCA Yoke Boeing Edition 購入

以前から欲しかったことは欲しかったけど、「こんなデカブツ置けないわ」と思って買うことはなかったスラストマスターのボーイング機レプリカタイプの操縦桿。

Amazon_Thrustmaster TCA Yoke Pack Boeing Edition

デカすぎて机の上に設置できるかどうか、設置できたとしても他のデバイスやキーボードが置けなくなりそうだし、使わない時に保管しておくのにも場所を取る。公式サイトにある寸法 PDF を落として見てみると幅は 30cm 程度だが、奥行きも高さも 40cm 近い。

ということで、一応欲しいものリストに入れてはいたけれど、ほぼほぼスルー。使うかどうか、というより使えるかどうか、置けるかどうか微妙なだけに、少なくとも一般的な販売価格で買うつもりはゼロでした。

ので、メルカリ始め幾つかの中古売買サイトにキーワード検索をかけておき、また近所数軒の中古屋さんにも時々目を通しておき、としていたものの、出てくるのは中古として適正か割高なモノばかり。新品価格がここ数年で 1.5倍以上になっているから中古で売る方も強気。

そんな感じで、かれこれ半年。やっと出物を見つけまして、この機会を逃したら次は当分ない、と判断して購入。

ThrustmasterTCAYokeBoeingEdition01(比較になるかどうか判らないが iPad mini を置いた)


当たり前ですが、デカい。箱からしてデカい。レーシングコントローラーと同じくらいか少しデカいくらい。同じ Thrustmaster 製エアバス機レプリカのジョイスティック&スロットルのセットもデカかったし、ゲームコントローラーだけでコントローラー本体も空箱も場所を取りまくる。

と言っても、嵩張る分いつ手放すか判らないから空箱、元箱は取っておきたい。そもそも中古で安い出物が出てくるのをずっと待っていたのも、レーシングコントローラーの時と同様、こういう嵩張るゲームデバイスは「買ってはみたものの〜」という人が少なからずいて、その中で新品同様で処分する人、もしくは捨て値で処分する人を待っていたわけです。

購入値段は今の新品価格の4分の1近くと激安。ただ、その分若干の難あり品。そこは妥協できる点であったのと、

とりあえず安価に買ってみて、実際に作業机に設置してみて、ちゃんと使えるかどうか確認してみないことには……


という思いでした。

で、結果。やっぱりダメでした😅😅😅

完全にダメではないけれど、一番理想的な設置場所には固定できないので、ポジション的な妥協が必要。なので、ちょっと微妙。あと、やっぱりデカいし、重い。

エアバス機レプリカのスティックタイプの操縦桿に慣れてしまっているため、1時間×3回くらい使って見たけれど、かなり慣れない。ただ、

ヨークの方が細かい調整はしやすいかも……


というのと、

ヨークの方が操縦してる雰囲気は出るよね


というのはあります。

ありますけれど、ちゃんとしたポジションに固定できないので、ひとまずは押し入れの肥やしになりつつ、ヨークを良い位置に固定するための手段を考えないと……というのが現状です。

買ってから考える的なのは良くないけれど、今回は激安で入手できたので後悔はしていません。それにまだ手をかけてる時間がないので、これからおいおい、ゆっくりと、って感じです。出費が出費を呼ぶ可能性は否めませんが😓

MSFS2024_202503_28

てなことで、ひとまずはこんなところで。ガンバ大阪のルヴァンカップ高知アウェイ戦へ向かう途中で書きながらの投稿でした👍