一昨日の記事で1年前の自分の物欲展望を振り返ってみましたが、2025年の年始時点で「今年買いたい、買おうかな」という物欲リスト(の一部)を、例年どおり挙げておこうかと思います。
ただ、一昨日の記事でも書いたように、いま欲しいもの、買おうと思っているものであっても1年経ってみるとすっかり思いが変わってることは珍しくありません。というか殆どです。
ただ、一昨年の iPhone 15 Pro Max のように「今年の iPhone はかなり変わりそうだから買い替えるぞ」と前のめりになっていることも稀にありますし、今年は
これが今のところ前のめりに購入を考えているターゲット。今年絶対買いたいリストは、現状コレだけ。
そもそも、必要条件を満たす仕様の製品があったなら昨年末に買っていたであろうことは間違いないのですが、残念ながら理想どおりの製品がなく、とりあえず「待ち」の状態で年を越したわけです。
そんな中、年末年始に店頭や友人宅で現物を見る機会があって、
と悩ましく考え直しているのが、いま現在。
ただ、一昨日の記事でも書いたように、いま欲しいもの、買おうと思っているものであっても1年経ってみるとすっかり思いが変わってることは珍しくありません。というか殆どです。
ただ、一昨年の iPhone 15 Pro Max のように「今年の iPhone はかなり変わりそうだから買い替えるぞ」と前のめりになっていることも稀にありますし、今年は
34インチ 21:9 UWQHD モニター
これが今のところ前のめりに購入を考えているターゲット。今年絶対買いたいリストは、現状コレだけ。
そもそも、必要条件を満たす仕様の製品があったなら昨年末に買っていたであろうことは間違いないのですが、残念ながら理想どおりの製品がなく、とりあえず「待ち」の状態で年を越したわけです。
そんな中、年末年始に店頭や友人宅で現物を見る機会があって、
- 今年「待っている」製品で果たして良いものかどうか?
- 当初考えていた条件を全部満たさなくても別の製品の方が良いのではないか?
と悩ましく考え直しているのが、いま現在。
長年 27インチ 16:9 WQHD (2560x1440 pixels) 解像度のディスプレイを使い続けていて、このサイズと解像度によるドットピッチに慣れ、その解像感をベースに写真編集のシャープネスなどを画質調整・確認をしているため、4K に行くつもりは今のところ皆無。
4年くらい前からチラホラ出てきた横長度を増した 21:9 の UWQHD ウルトラワイドモニター、16:9 の横 2 倍となる超横長の 32:9 DQHD スーパーウルトラワイドモニターも、最初はあまり関心がありませんでした。
ですが、一昨年 Windows ゲームに復帰し、Microsoft Flight Simulator やレースゲームをプレイする上においては横の視界は広ければ広いほど良く、没入感も高まります。昨年デスクトップ・ゲーミング PC を新調して、ウルトラワイド系モニターの解像度にも耐えられるパワーも得ました。
没入感という点では VR ヘッドセットをかぶってのプレイが最高ですが、如何せんキーボードなどが見えない等の制約はあるし(フライトシムだと少々辛い)、ヘッドセットが重い、ケーブルも鬱陶しいし、何かと手間もかかるのが VR プレイ。
そんなこともあって昔から逝っちゃってるシム系ユーザーの定番環境は、同サイズのモニターを3画面並べるパターン。ですが、モニター3画面並びは一般ユーザーには敷居が高く、ゲーム専用デスクでもないと難しい。だけど、ウルトラワイド系モニターなら横幅が取れてモニターも1台。ワンチャンありかな、と思わせるところがあります。
とはいえ、Amazon ブラックフライデーセール時の記事でも書いたように、いま使っている 27インチ WQHD モニターと同じ縦幅、同程度のドットピッチを確保した横2倍 32:9 DQHD モニターとなると 49インチ。横幅 120cm 前後、重さ 15kg 以上。
いま使っている机に置けないわけではないけれど、仕事の書類棚とかが追いやられてしまうこと、2階まで一人で持ち上げて設置することを考えると、ちょっと導入を躊躇うサイズ。ゲーミング PC は机下に置いてあるけど、ゲームをする時間の方が圧倒的に少ない環境で、モニターをゲーム最優先にするのはちょっとね。
なので、現実的にはちょっぴり横幅を広げた 21:9 のウルトラワイドディスプレイ(以下 UWQHD モニター)が現実的な解かな、と。
ただ、最近 21:9 の UWQHD モニターは数を増やしてきているものの、
を満たすものは現状なし。
⬆️上記の LG 34インチ 有機 EL (OLED) 21:9 WQHD ディスプレイは、ハードウェアキャリブレーションが搭載されている非常に珍しいゲーミングディスプレイですが、残念ながら USB-C 映像入力 (DP Alt) 非対応。2024年モデルなのになんでやねん!?って感じです。
なので、上記製品がモデルチェンジしたら USB-C 映像入力は絶対入ってくると思うので、それを待つ感じで……というところまでは Amazon ブラックフライデーセールの時の記事でも書いていましたし、年を越すまでそのつもりでした。
■ 今週末は Black Friday [前編] 〜結局様子見しかないVR HMDやモニター買い替え
ところが、昨年末行われた CES 2025 に向けた LG の新製品発表では 5K2K モニターが目玉で、上記 34GS95QE の後継モデルの発表はなし。
さらに、先日友人宅の 34インチ 21:9 UWQHD モニター(後述する DELL U3425WE)を見てからヨドバシで上記 LG 34GS95QE-B を見ると、
という印象を拭えませんでした。
49インチ 32:9 DQHD モニターなら超横長すぎる分、R がキツい方が見通しが良くて歓迎ですが、34インチ 21:9 モニターで 800R は少々湾曲強めの印象。ゲームプレイ時の没入感はあれど普段作業、特に写真編集にはちょっと向かないかな?と。800R の包み込まれ感は好きなんですけどね。
もっとも曲率が高い分、34インチ UWQHD 横長ディスプレイなのに、本体横幅が 80cm を切るのは魅力です。他の 1500R 以上の緩い曲率の湾曲ディスプレイやフラットディスプレイは 34インチ UWQHD だと横幅 81〜84cm 程度なので数cmとはいえ、机上に占める幅は少ない方が歓迎です。
また、最大リフレッシュレート240Hz、応答速度 0.03ms、有機 EL (OLED)、アンチグレア処理とゲーミングディスプレイとしてのスペックは 21:9 モニターとしては最上の部類。そしてゲーミングディスプレイでは通常期待できないハードウェア・キャリブレーション機能も搭載。
けれど、
ということから、以前ほどこの LG 34GS95QE にこだわる必要はないかな?と少々心変わりし始めてきました。
さらに自分自身の、今の写真編集のやりようを鑑みると
という気持ちが沸々と。
写真編集における色の基準を自分自身で持てない、自信を持って色合わせができない分、ディスプレイとセンサーという機械の方でキッチリ基準を出して欲しいというのは変わりませんし、こういう意味があるかどうか判らない、しょうもないこだわりが自分の意識として意外と大切だと思っているので、それをあっさり捨ててしまうのもどうかな?とは思うわけで。
ただ、私自身にとっての重要度は USB-C 映像入力 >>> ハードウェアキャリブレーション機能なので、どちらかを選ぶとしたら USB-C 映像入力ですからねえ。
ちなみに、購入候補にしている、ゲーミングディスプレイでもお高めモデルの色域はそれなりに広く、RGB 100% は当たり前として DCI-P3 の色域を 98〜99%確保しています(あとは高い HDR 規格)。静止画よりも動画・映像向け色域を重要視しているのは商品性質上当然ではあります。
そんな中、Amazon ブラックフライデーセール時の記事で LG 34GS95QE とともに候補に挙げた⬆️上記 MSI MPG 341CQPX は AdobeRGB カバー率 97.8%を明記しています(いま使っている写真編集特化のモニターは AdobeRGB カバー率 99%)。
この MSI の 34インチ UWQHD モニターはサムソンの QD-OLED を採用しているせいか DCI-P3 カバー率も 99.3%と広く、ハードウェア・キャリブレーションはないものの色域という点では今使っているモニターに近くて魅力的です。
必須条件の USB DP Alt 入力もあり、最大リフレッシュレート240Hz、応答速度 0.03ms と(LG と サムソンの有機ELは若干特徴に差はあるものの)ゲーミングディスプレイとしては最初に挙げた LG 34GS95QE と同クラス性能。湾曲率は 1800R と緩やかで、34インチならばこれくらいが自然かな?と思えるカーブ。
と心動くわけです。
また、友人宅で見せてもらった DELL の 34インチ UWQHD モニター U3425WE。
DELL のモニターはあまり見ていなかった上、本製品はビジネス向けだと思っていたのでちゃんとチェックしていなかったのですが、単に 34インチの UWQHD モニターというだけでなく、
というのは Mac ユーザーには大きな魅力。今も Thunderbolt ハブは使っていますが、「2つ目があったらいいけど、高いからなぁ」と欲しいものリストの奥底に入っているだけって感じでしたから、このモニターを買えば渡りに船(長く使ってる手持ち Thunderbolt ハブが壊れた時の代替にもなる)。
また、基本的にビジネス向け?のモニターながら最大リフレッシュレート 120Hz、高速応答モードで応答速度 5ms というのはゲームにもそこそこ対応可能。そもそも私は高いリフレッシュレートや応答速度が有利になる FPS / TPS の類をプレイしないし、Cyberpunk 2077 のようなアクションゲームも難易度下げてプレイするヌルさなので、このクラスで十分。曲率も 1900R と緩めで問題なし。
そして、パネルは有機 EL ではなく IPS Black。有機 EL のコントラストは魅力だけど、通常の IPS ではなく黒浮きを抑えた IPS Black だし、Thunderbolt ハブ内蔵なのに 15万円切りという価格なら妥当なところ。
それにゲームメインならともかく、通常のお仕事、写真編集その他の作業時はメインウィンドウ以外の背景は同じままで数時間ってのは普通なので、焼き付けを気にして使うことになる有機 EL より IPS 系の方が安心して使えるかな?という思いもあります。ゲームだけ、ゲームメインのモニターなら有機 EL の方が魅力なんですが、そうではないですからね……
ハードウェア・キャリブレーションはないけど、カラーマネジメントは独自の Dell Color Management ソフトウェアというのがあって、モニターの色を簡単に補正できるらしい……けど、関連するマニュアルを読んでみたがよく判らんな。あまり期待はできなさそう。というか、結局 i1 で手動補正をするしかないのでしょう。それは妥協。
いずれにせよ、ハードウェアキャリブレーションがない点やゲーム的性能は最低限ではあるけれど、Thunderbolt ハブ内蔵という点は MacBook Pro の外部モニターとして魅力的すぎ。使用時間としてはゲーミング PC より圧倒的に多いわけで、そちらを優先するのは理に適ってるし、
なんて、昨年には候補にも挙げていなかったモニターが最有力候補になったのが 2025年の年始。なので、迷いつつ本記事を書きながら改めて頭の中を整理していたわけです。どうでも良い独り言を書くことで、細かく調べて整理する場末ブログです😅
いずれにしろ、今すぐ必要というわけでもなく、DELL は毎年3月に大型セールをやることも多いし、数日後に開催される CES 2025 での新製品も見たいので、どちらにせよしばらくは様子見だけど、LG の有機EL カラーキャリブレーションモニターの後継機待ちでなくても良いかな〜、と思い直した年明けでした。
4年くらい前からチラホラ出てきた横長度を増した 21:9 の UWQHD ウルトラワイドモニター、16:9 の横 2 倍となる超横長の 32:9 DQHD スーパーウルトラワイドモニターも、最初はあまり関心がありませんでした。
ですが、一昨年 Windows ゲームに復帰し、Microsoft Flight Simulator やレースゲームをプレイする上においては横の視界は広ければ広いほど良く、没入感も高まります。昨年デスクトップ・ゲーミング PC を新調して、ウルトラワイド系モニターの解像度にも耐えられるパワーも得ました。
没入感という点では VR ヘッドセットをかぶってのプレイが最高ですが、如何せんキーボードなどが見えない等の制約はあるし(フライトシムだと少々辛い)、ヘッドセットが重い、ケーブルも鬱陶しいし、何かと手間もかかるのが VR プレイ。
そんなこともあって昔から逝っちゃってるシム系ユーザーの定番環境は、同サイズのモニターを3画面並べるパターン。ですが、モニター3画面並びは一般ユーザーには敷居が高く、ゲーム専用デスクでもないと難しい。だけど、ウルトラワイド系モニターなら横幅が取れてモニターも1台。ワンチャンありかな、と思わせるところがあります。
とはいえ、Amazon ブラックフライデーセール時の記事でも書いたように、いま使っている 27インチ WQHD モニターと同じ縦幅、同程度のドットピッチを確保した横2倍 32:9 DQHD モニターとなると 49インチ。横幅 120cm 前後、重さ 15kg 以上。
いま使っている机に置けないわけではないけれど、仕事の書類棚とかが追いやられてしまうこと、2階まで一人で持ち上げて設置することを考えると、ちょっと導入を躊躇うサイズ。ゲーミング PC は机下に置いてあるけど、ゲームをする時間の方が圧倒的に少ない環境で、モニターをゲーム最優先にするのはちょっとね。
なので、現実的にはちょっぴり横幅を広げた 21:9 のウルトラワイドディスプレイ(以下 UWQHD モニター)が現実的な解かな、と。
ただ、最近 21:9 の UWQHD モニターは数を増やしてきているものの、
- 27インチ WQHD と同程度の縦幅、ドットピッチである 34インチ前後
- ハードウェア・キャリブレーション対応
- USB-C DP Alt 入力
- リフレッシュレート 120Hz 以上
を満たすものは現状なし。
⬆️上記の LG 34インチ 有機 EL (OLED) 21:9 WQHD ディスプレイは、ハードウェアキャリブレーションが搭載されている非常に珍しいゲーミングディスプレイですが、残念ながら USB-C 映像入力 (DP Alt) 非対応。2024年モデルなのになんでやねん!?って感じです。
なので、上記製品がモデルチェンジしたら USB-C 映像入力は絶対入ってくると思うので、それを待つ感じで……というところまでは Amazon ブラックフライデーセールの時の記事でも書いていましたし、年を越すまでそのつもりでした。
■ 今週末は Black Friday [前編] 〜結局様子見しかないVR HMDやモニター買い替え
ところが、昨年末行われた CES 2025 に向けた LG の新製品発表では 5K2K モニターが目玉で、上記 34GS95QE の後継モデルの発表はなし。
さらに、先日友人宅の 34インチ 21:9 UWQHD モニター(後述する DELL U3425WE)を見てからヨドバシで上記 LG 34GS95QE-B を見ると、
34インチ 21:9 モニターで曲率 800R というのは、やっぱりゲーム以外ではちょっと湾曲が高すぎのような……
という印象を拭えませんでした。
49インチ 32:9 DQHD モニターなら超横長すぎる分、R がキツい方が見通しが良くて歓迎ですが、34インチ 21:9 モニターで 800R は少々湾曲強めの印象。ゲームプレイ時の没入感はあれど普段作業、特に写真編集にはちょっと向かないかな?と。800R の包み込まれ感は好きなんですけどね。
もっとも曲率が高い分、34インチ UWQHD 横長ディスプレイなのに、本体横幅が 80cm を切るのは魅力です。他の 1500R 以上の緩い曲率の湾曲ディスプレイやフラットディスプレイは 34インチ UWQHD だと横幅 81〜84cm 程度なので数cmとはいえ、机上に占める幅は少ない方が歓迎です。
また、最大リフレッシュレート240Hz、応答速度 0.03ms、有機 EL (OLED)、アンチグレア処理とゲーミングディスプレイとしてのスペックは 21:9 モニターとしては最上の部類。そしてゲーミングディスプレイでは通常期待できないハードウェア・キャリブレーション機能も搭載。
けれど、
- USB-C DP Alt 入力の後継モデルが今冬は出なかった
- 800R という曲率の強さはゲームには良いけど通常作業では良し悪しアリ
ということから、以前ほどこの LG 34GS95QE にこだわる必要はないかな?と少々心変わりし始めてきました。
さらに自分自身の、今の写真編集のやりようを鑑みると
顔料系インクを使った写真専用プリンターも破棄して、こだわり自宅プリントもしなくなって数年、スマホでの見栄えをターゲットにすることも多く色空間は殆ど sRGB でしか作業しなくなったし、もう AdobeRGB のような写真印刷向け色空間のカバー率にこだわる必要もないかな?ないよね……
今やってる程度の写真編集ならディスプレイのハードウェア・キャリブレーション機能に強くこだわる必要もないのかもなぁ……欲しい機能ではあるけど、それを諦めれば選択肢は広がるしなぁ。
という気持ちが沸々と。
写真編集における色の基準を自分自身で持てない、自信を持って色合わせができない分、ディスプレイとセンサーという機械の方でキッチリ基準を出して欲しいというのは変わりませんし、こういう意味があるかどうか判らない、しょうもないこだわりが自分の意識として意外と大切だと思っているので、それをあっさり捨ててしまうのもどうかな?とは思うわけで。
ただ、私自身にとっての重要度は USB-C 映像入力 >>> ハードウェアキャリブレーション機能なので、どちらかを選ぶとしたら USB-C 映像入力ですからねえ。
ちなみに、購入候補にしている、ゲーミングディスプレイでもお高めモデルの色域はそれなりに広く、RGB 100% は当たり前として DCI-P3 の色域を 98〜99%確保しています(あとは高い HDR 規格)。静止画よりも動画・映像向け色域を重要視しているのは商品性質上当然ではあります。
そんな中、Amazon ブラックフライデーセール時の記事で LG 34GS95QE とともに候補に挙げた⬆️上記 MSI MPG 341CQPX は AdobeRGB カバー率 97.8%を明記しています(いま使っている写真編集特化のモニターは AdobeRGB カバー率 99%)。
この MSI の 34インチ UWQHD モニターはサムソンの QD-OLED を採用しているせいか DCI-P3 カバー率も 99.3%と広く、ハードウェア・キャリブレーションはないものの色域という点では今使っているモニターに近くて魅力的です。
必須条件の USB DP Alt 入力もあり、最大リフレッシュレート240Hz、応答速度 0.03ms と(LG と サムソンの有機ELは若干特徴に差はあるものの)ゲーミングディスプレイとしては最初に挙げた LG 34GS95QE と同クラス性能。湾曲率は 1800R と緩やかで、34インチならばこれくらいが自然かな?と思えるカーブ。
ハードウェア・キャリブレーション機能にこだわらなければ、このモニターがかなり魅力的ではあるんだよなぁ……
と心動くわけです。
また、友人宅で見せてもらった DELL の 34インチ UWQHD モニター U3425WE。
DELL のモニターはあまり見ていなかった上、本製品はビジネス向けだと思っていたのでちゃんとチェックしていなかったのですが、単に 34インチの UWQHD モニターというだけでなく、
Thunderbolt ハブ内蔵
というのは Mac ユーザーには大きな魅力。今も Thunderbolt ハブは使っていますが、「2つ目があったらいいけど、高いからなぁ」と欲しいものリストの奥底に入っているだけって感じでしたから、このモニターを買えば渡りに船(長く使ってる手持ち Thunderbolt ハブが壊れた時の代替にもなる)。
また、基本的にビジネス向け?のモニターながら最大リフレッシュレート 120Hz、高速応答モードで応答速度 5ms というのはゲームにもそこそこ対応可能。そもそも私は高いリフレッシュレートや応答速度が有利になる FPS / TPS の類をプレイしないし、Cyberpunk 2077 のようなアクションゲームも難易度下げてプレイするヌルさなので、このクラスで十分。曲率も 1900R と緩めで問題なし。
そして、パネルは有機 EL ではなく IPS Black。有機 EL のコントラストは魅力だけど、通常の IPS ではなく黒浮きを抑えた IPS Black だし、Thunderbolt ハブ内蔵なのに 15万円切りという価格なら妥当なところ。
それにゲームメインならともかく、通常のお仕事、写真編集その他の作業時はメインウィンドウ以外の背景は同じままで数時間ってのは普通なので、焼き付けを気にして使うことになる有機 EL より IPS 系の方が安心して使えるかな?という思いもあります。ゲームだけ、ゲームメインのモニターなら有機 EL の方が魅力なんですが、そうではないですからね……
ハードウェア・キャリブレーションはないけど、カラーマネジメントは独自の Dell Color Management ソフトウェアというのがあって、モニターの色を簡単に補正できるらしい……けど、関連するマニュアルを読んでみたがよく判らんな。あまり期待はできなさそう。というか、結局 i1 で手動補正をするしかないのでしょう。それは妥協。
いずれにせよ、ハードウェアキャリブレーションがない点やゲーム的性能は最低限ではあるけれど、Thunderbolt ハブ内蔵という点は MacBook Pro の外部モニターとして魅力的すぎ。使用時間としてはゲーミング PC より圧倒的に多いわけで、そちらを優先するのは理に適ってるし、
DELL U3425WE がベストなのかもなあ……
なんて、昨年には候補にも挙げていなかったモニターが最有力候補になったのが 2025年の年始。なので、迷いつつ本記事を書きながら改めて頭の中を整理していたわけです。どうでも良い独り言を書くことで、細かく調べて整理する場末ブログです😅
いずれにしろ、今すぐ必要というわけでもなく、DELL は毎年3月に大型セールをやることも多いし、数日後に開催される CES 2025 での新製品も見たいので、どちらにせよしばらくは様子見だけど、LG の有機EL カラーキャリブレーションモニターの後継機待ちでなくても良いかな〜、と思い直した年明けでした。