ハイエンドスマホの価格が10万円超になって久しく、近年のトップモデルは折りたたみでなくても20万円前後が普通になっていて、私が去年から使っているiPhone 15 Pro Maxも購入価格は20万円弱。そんな高価なスマホですが、ここ 5〜6年はメインスマホである iPhone をケースなしの裸状態で持ち歩き、使っていました。
そんな私が今夏、急にケース付き運用に戻しました。それでなくても昨今のハイエンドスマホは厚く重くなっているのにケースを付けて自ら厚みを増す、のは本意でないどころか最悪で嫌ですが、とあることをキッカケに裸運用からケース常用に変えました。
とはいえ、冒頭の写真のように裸で使っていたスマホを落下させたからケース付きに戻したわけではありません。落下させるくらいは裸運用するなら織り込み済み。まぁガラスフィルムは割れても、昨今強化されまくりの本体ガラスを割ったことはありませんが。
ともあれ、落下破損リスク上等でもスマホを裸運用をしたい(続けたかった)理由と、落下くらいでは裸運用を止めなかった私が嫌々ながらケース付き運用に変えた理由を以下つらつらと。
まず、アホみたく高くなった iPhone を落下破損リスクを許容してまでケースなしで使ってきた理由は、
「ここ 7〜8年の iPhone がモデルを経るごとにだいぶ厚みが増したため、ケースに入れて更に厚くなることに耐えられなくなった」
ことでした。
普段スマホをケース付きで持ち歩いている人も、掃除などの際にケースを外すと
と改めて感じる人は多いかと思います。
私も何度も体験しているわけですが、ある日ふと
という気持ちになったんですよね。
アレコレ詰め込みつつ最新技術でできるだけ薄く作られて、その結果が高価になっているハイエンドスマホを、高価だからとケースに入れて分厚くしたら製品の魅力や高価な理由を敢えてスポイルさせてしまっているのではないか、と。
高い金を払って厚みを抑えている端末にケースを付けて分厚くする矛盾、というか。意味分からん、と思われても仕方ないですけど、気分の問題で。
iPhone も 6s 〜 7 世代あたりまでは新型が出るたびに薄くなっていたものの、カメラの高性能高画質化競争や大画面化や 5G 絡みでのバッテリー容量の増大などで、もう何年もずっと厚く重くなる一方。
昨秋購入した iPhone 15 Pro Max では 13〜14 世代よりも軽く(若干薄く)なったということも購入理由の一つでしたが、それでも今でも予備機として手元にある iPhone 6s Plus の「極薄な板」と比べると圧倒的に重く分厚くなりました。
技術が進化しているはずなのに重く厚くなる矛盾…まぁカメラというかレンズの場合は色々と工夫しても光学的物理的限界は越えられないですから仕方ないんですけど。
もっとも、そうは言ってもスマホカメラ画質や性能に妥協できるかと言えば今や難しく、特に望遠カメラ必須ゆえに Pro シリーズ一択の身としては、来年か再来年かに出ると言われる iPhone XX Slim も買えないだろうなぁ、と思います。言ってることが矛盾していますが、望遠馬鹿の優先はスマホでも望遠カメラなので。
スマホの厚みが増大したことでケースを付けるのが嫌になった大きな要因は、
だったことでした。私の場合メインスマホの iPhone をスラックスやデニムの尻ポケットに入れることが多いため、そこがかなり気になって、iPhone の価格がどんどん高くなっていっても厚みを抑えるためにケースなし裸運用が近年の常となっていました。
例外はイベントに出かけるときなど、
時だけ。それ以外の普段使いは、ほぼケースせずの運用。
もちろん、落下や破損のリスクは増大するわけで、最近何かとすぐ物を落とすようになってしまうお年頃になった私も、以前より裸スマホを落下させちゃうことが増えました。冒頭の写真のようにガラスフィルムが守ってくれることもありますが、角に傷が入ったりはしちゃうことが出てきて凹みます。
ケースなし裸利用が前提なだけに、万が一の時のために Apple Care は常に入っています。十数年で2回しか利用していないし、本体価格の上昇とともに Apple Care 料金も馬鹿高くなっていますが、ケースなし裸運用する代償だと思って受け入れています。
金額的な補償という点では様々な動産保険があって、近年のスマホ向け保険は多種多彩にありますが、都市部では Apple Store のジーニアスバーへ行って即座に対応可能ですし、修理代金を先払いして後から補償という面倒さもないので、Apple Care+ に致し方なくでもお布施しています。
とまぁ、そんな理由で iPhone 6s Plus から iPhone X に買い換えたあたりからずっとケースなし裸運用になっていたわけですが、今年の夏から再びケースをつけ始めました。
急に心変わりして、分厚くなる鬱陶しさを嫌々受け入れて iPhone をケース付けて運用し始めたのは、
からです。
夏に日向沖地震が発生して南海道地震の確率が高まるような話が持ち上がり、米その他の物品が一気に品不足となったり高騰したりしたのも記憶にまだ新しい……いや、もはや世間的にはすっかり忘れられている気がしますが、その時に思ったわけです。
と。当たり前ですけど。
今の時代、災害時でも最も必要かつ重要なアイテムなのがスマホであることは自明です。広域災害時に家族その他との連絡手段としてはもちろん、何かしらの証明となる写真を撮ることも可能です(地震時の被災証明にも使えるのは経験済み)。
そして先ほど落下破損時のために Apple Care は入っている、と書いたものの、
「個人宅の火事とかならともかく地震その他の広域的な災害があった場合、故障・破損した時にすぐ修理できる可能性も低くなる」
ということを考えなければなりません。Apple Store など最寄り修理拠点が通常のように即日修理可能かどうか、という点もありますが、そもそも
ということを考慮に入れる必要があります。大阪北部地震や直後の台風直撃で被災した経験を思い返すと、あれ以上のことがあればもっと慎重になるべきだと思い返しました。
地震その他の災害時に通信通話がどこまで通じるかは判りませんが、それでもスマホは何かと必須の、現代では財布以上に貴重なモノかもしれません。万が一、閉じ込めその他にあった場合には生命維持にも必要な手段でもありますし、ライフラインの第一と言っても良いものでしょう。
となると、
そう思い至って、この夏から急にメインスマホの iPhone 15 Pro Max は常時ケース付き運用となりました。
正直なところケース付けて分厚くするのは色々と嫌ですけど、災害はいつ何時起こるか判りませんから、「今日は何かやらかしそうだからケースを付けて出かけるか」というわけにはいきません。
落下も破損も上等じゃい、スマホを裸で持つのが一番真っ当な使い方やろ、なんて内心思っていましたが、災害大国で毎年あちこちで大きな災害が起きる日本に住むかぎりは受け入れざるを得ないのかなぁ、と思い直しました。
ちなみにサブの Android スマホ Razr 40 は裸運用のままです。折りたたみスマホなのでメイン液晶は元々保護されていますし、新しい Razr 50 や Galaxy Flip と違って折りたたんだ状態での背面液晶は小さくて保護する必要もありませんからね。
折りたたんだ状態でも液晶保護をあまり気にしなくて済む、という点で Razr 40 の背面液晶の小ささは気に入ってます。バッグにそのまま放り込める気軽さがありますからねぇ。
と、最後に話は逸れましたが、落下破損リスク上等でスマホを裸で使っていた私が、今夏から嫌々ながらケース付き運用に変えた理由でした。災害には勝てないですからねー。
「ここ 7〜8年の iPhone がモデルを経るごとにだいぶ厚みが増したため、ケースに入れて更に厚くなることに耐えられなくなった」
ことでした。
普段スマホをケース付きで持ち歩いている人も、掃除などの際にケースを外すと
このスマホ、こんなに薄かったんだ……
と改めて感じる人は多いかと思います。
私も何度も体験しているわけですが、ある日ふと
もしかしてケース付ける行為はメッチャ損してるのでは?
という気持ちになったんですよね。
アレコレ詰め込みつつ最新技術でできるだけ薄く作られて、その結果が高価になっているハイエンドスマホを、高価だからとケースに入れて分厚くしたら製品の魅力や高価な理由を敢えてスポイルさせてしまっているのではないか、と。
高い金を払って厚みを抑えている端末にケースを付けて分厚くする矛盾、というか。意味分からん、と思われても仕方ないですけど、気分の問題で。
iPhone も 6s 〜 7 世代あたりまでは新型が出るたびに薄くなっていたものの、カメラの高性能高画質化競争や大画面化や 5G 絡みでのバッテリー容量の増大などで、もう何年もずっと厚く重くなる一方。
昨秋購入した iPhone 15 Pro Max では 13〜14 世代よりも軽く(若干薄く)なったということも購入理由の一つでしたが、それでも今でも予備機として手元にある iPhone 6s Plus の「極薄な板」と比べると圧倒的に重く分厚くなりました。
技術が進化しているはずなのに重く厚くなる矛盾…まぁカメラというかレンズの場合は色々と工夫しても光学的物理的限界は越えられないですから仕方ないんですけど。
もっとも、そうは言ってもスマホカメラ画質や性能に妥協できるかと言えば今や難しく、特に望遠カメラ必須ゆえに Pro シリーズ一択の身としては、来年か再来年かに出ると言われる iPhone XX Slim も買えないだろうなぁ、と思います。言ってることが矛盾していますが、望遠馬鹿の優先はスマホでも望遠カメラなので。
スマホの厚みが増大したことでケースを付けるのが嫌になった大きな要因は、
尻ポケに入れる時の嵩張り具合が嫌
だったことでした。私の場合メインスマホの iPhone をスラックスやデニムの尻ポケットに入れることが多いため、そこがかなり気になって、iPhone の価格がどんどん高くなっていっても厚みを抑えるためにケースなし裸運用が近年の常となっていました。
例外はイベントに出かけるときなど、
- 出先の動きを考えるとストラップを付ける必要がある
- 落下させるリスクが普段より高い(気がする)
時だけ。それ以外の普段使いは、ほぼケースせずの運用。
もちろん、落下や破損のリスクは増大するわけで、最近何かとすぐ物を落とすようになってしまうお年頃になった私も、以前より裸スマホを落下させちゃうことが増えました。冒頭の写真のようにガラスフィルムが守ってくれることもありますが、角に傷が入ったりはしちゃうことが出てきて凹みます。
ケースなし裸利用が前提なだけに、万が一の時のために Apple Care は常に入っています。十数年で2回しか利用していないし、本体価格の上昇とともに Apple Care 料金も馬鹿高くなっていますが、ケースなし裸運用する代償だと思って受け入れています。
金額的な補償という点では様々な動産保険があって、近年のスマホ向け保険は多種多彩にありますが、都市部では Apple Store のジーニアスバーへ行って即座に対応可能ですし、修理代金を先払いして後から補償という面倒さもないので、Apple Care+ に致し方なくでもお布施しています。
(AIに描かせたスマホを落とした人😓)
とまぁ、そんな理由で iPhone 6s Plus から iPhone X に買い換えたあたりからずっとケースなし裸運用になっていたわけですが、今年の夏から再びケースをつけ始めました。
急に心変わりして、分厚くなる鬱陶しさを嫌々受け入れて iPhone をケース付けて運用し始めたのは、
地震その他で被災した時を考えた
からです。
夏に日向沖地震が発生して南海道地震の確率が高まるような話が持ち上がり、米その他の物品が一気に品不足となったり高騰したりしたのも記憶にまだ新しい……いや、もはや世間的にはすっかり忘れられている気がしますが、その時に思ったわけです。
メインスマホである iPhone がケースなし裸運用だと、万が一の災害時に故障・破損リスクが高まるよなぁ
と。当たり前ですけど。
今の時代、災害時でも最も必要かつ重要なアイテムなのがスマホであることは自明です。広域災害時に家族その他との連絡手段としてはもちろん、何かしらの証明となる写真を撮ることも可能です(地震時の被災証明にも使えるのは経験済み)。
そして先ほど落下破損時のために Apple Care は入っている、と書いたものの、
「個人宅の火事とかならともかく地震その他の広域的な災害があった場合、故障・破損した時にすぐ修理できる可能性も低くなる」
ということを考えなければなりません。Apple Store など最寄り修理拠点が通常のように即日修理可能かどうか、という点もありますが、そもそも
- 自分自身が被災してノコノコと修理拠点へ行ける状態かどうかも分かりませんし
- 自身が怪我を負っている可能性も小さくない
ということを考慮に入れる必要があります。大阪北部地震や直後の台風直撃で被災した経験を思い返すと、あれ以上のことがあればもっと慎重になるべきだと思い返しました。
地震その他の災害時に通信通話がどこまで通じるかは判りませんが、それでもスマホは何かと必須の、現代では財布以上に貴重なモノかもしれません。万が一、閉じ込めその他にあった場合には生命維持にも必要な手段でもありますし、ライフラインの第一と言っても良いものでしょう。
となると、
災害時にまず守るべきは自分自身や家族
その次はスマホかもしれんなぁ
その次はスマホかもしれんなぁ
そう思い至って、この夏から急にメインスマホの iPhone 15 Pro Max は常時ケース付き運用となりました。
正直なところケース付けて分厚くするのは色々と嫌ですけど、災害はいつ何時起こるか判りませんから、「今日は何かやらかしそうだからケースを付けて出かけるか」というわけにはいきません。
落下も破損も上等じゃい、スマホを裸で持つのが一番真っ当な使い方やろ、なんて内心思っていましたが、災害大国で毎年あちこちで大きな災害が起きる日本に住むかぎりは受け入れざるを得ないのかなぁ、と思い直しました。
ちなみにサブの Android スマホ Razr 40 は裸運用のままです。折りたたみスマホなのでメイン液晶は元々保護されていますし、新しい Razr 50 や Galaxy Flip と違って折りたたんだ状態での背面液晶は小さくて保護する必要もありませんからね。
折りたたんだ状態でも液晶保護をあまり気にしなくて済む、という点で Razr 40 の背面液晶の小ささは気に入ってます。バッグにそのまま放り込める気軽さがありますからねぇ。
と、最後に話は逸れましたが、落下破損リスク上等でスマホを裸で使っていた私が、今夏から嫌々ながらケース付き運用に変えた理由でした。災害には勝てないですからねー。