TediousPhoto20241106

10日前の激闘感動劇的な天皇杯準決勝は延長戦にもつれ込んで 120分の戦いとなった。
延長戦から出場して不慣れな右サイドでプレーした江川湧清選手。
まとまった時間のプレーは7月初旬の天皇杯3回戦以来。

そんなこともあって、彼にレンズを向ける時間をつくって撮影。
一発勝負の延長戦でもあるし、30分の出番中も目立つプレーは少なかった分、
彼にレンズを向けるのはなかなか難しいところもあったが、
何とか10枚ピックアップして、いつもの Instagram ガンバ⚽️用アカウントへ載せた。

ガンバ大阪の下部組織出身でもなければ、スタメンを勝ち取れる状況でもないし、
控えとして出場機会があっても時間は短く、特筆する活躍も(今のところ)あまりない。
そのような状況でガンバに移籍初年度じゃなく2年目、というのはある意味一番目立たない。
と言っても、過言じゃない。

彼の写真は(劇的ゴールシーンなどピックアップシーン掲載後)割と早い段階で投稿したが、
投稿後少ししてから見た時は「いいね」の反応が(予想どおり)控えめだった。
ただ、彼の写真を載せたことの感謝のDMが来たり、コメントが付いたり。
なんとか彼のファンに喜んでもらえる写真(質はないけど量的に)は揃えられた、みたい。

人気選手じゃない選手の写真を載せて、ちゃんと待っている人がいる、
そのことを感じられるのは一番嬉しいことの一つ。
「写真を撮る人はメッチャ多くなったし、もうワイがやる必要ないんでは?」
「写真整理も毎回時間食われて面倒だし、そろそろやめようかなー」
なんて思う気持ちが年々増大する昨今だけど、もう少し頑張るか、と思ったりする。


スタジアムで写真を撮る人は山ほど増えたけれど、チラッと見るかぎり偏りは感じられる。
ま、それは当然。
人気選手は好きな人が多いのだから撮る人、狙う人も多い。

SNS の投稿に付く「良いね」の数なんて、よっぽど目を惹くシーンでない限り、
ほぼほぼ写真に写ってる選手の人気投票と言っていいくらいだしね。
そして、写真の良し悪しは二の次、でもある。
良いねを稼いで自己承認欲求を満たすのが目的なら、別に高いカメラは必要ない。
人気選手の良いシーンならピンボケくらい許されるのが実際。

私はピントが来ていない写真は論外(即削除)だし、選手の顔暗がりになってるのも嫌、
現像時に露出を上げたり暗部を起こしたりしてノイズまみれのままなのも嫌。
だから馬鹿みたいに機材に金をかけてきてしまったし、手間暇もかけてしまうが、
それは性分だから仕方ない。
投稿した写真の反応なんてどうでもいいが、ここぞというシーンでのピンボケは許せない😅

てか、X で見かける写真で顕著だけど「良いね」を稼ぐだけなら、
人気選手のニコッとした笑顔の写真を(できるだけリアルタイムで)載せまくっていれば良い。
別に素早い動きにも対応できる AF 能力を持つボディも高性能なレンズも不要だ。
ぶっちゃけ、スマホで十分と言えるくらい。

ただ、私自身がプレー以外の時間でニコッと笑ってる選手よりも、
100% 真剣に相手とバチバチやってる張り詰めた選手の表情の方が好きであり、
もうずっとそれを撮ってきているし、今後も撮り続ける限り変わらない。
(あと何年も満足に撮り続けられないと思うけれど)

いずれにせよ、人気選手だけでなく控え選手、活躍が地味な選手も
ピッチの上でのプレーをしっかり撮りたいのが自分の信条。
そして SNS に載せるのならば、そういった選手も満遍なく載せたいと思っているし、
普段出ていない選手が出れば、むしろそういう選手を積極的に撮って載せたい。

人気選手じゃなくても、一人一人の選手にファンがいる。
彼らに届けられたら、と思っているから、毎試合選手個別の写真投稿をしている。
正直言って、写真整理も含めて時間その他色々取られて面倒でもあるけれど、
選手個々のファンの方々からの反応があるから、
超絶面倒臭がりの自分がこんな面倒なことを続けていられている、気がする。

(Z 9 + Z 400mm f/4.5 VR S)