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ガンバ大阪の中盤に欠かせない存在、ダワン選手。
ブラジル人選手らしいボール扱いの上手さに、当たり負けしない体幹の強さ。
驚きのジャンプ力とタイミングの読みで、背は高くないのに圧倒的なヘディングの強さ。

居てくれて当たり前の彼だけど、普段は中盤の繋ぎ役、バランサー的に動いてくれている。
ゴール前でのヘディングによる決定力は回数は少なくとも印象的だし、
ボールを持つ相手に競りに行くプレーも多い。
だけど、地味なところでもっと良い仕事をしてくれている。

それだけに普段の彼の、彼らしいプレーを撮りきれていないのでは?と常に思う。
特徴である高さのあるヘディングのシーンとかはともかく
地上戦での彼の動きをコレだと見せられるような一枚がない。

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実績と経験のあるダワン、鈴木徳真両選手からスタメンを取らんとする勢いで
急成長中の今季のルーキー、美藤倫選手に対しても同じ。

奪って良し、パス出して良し、のオールラウンダーなボランチになれそうな、
そんな気配すらある。
なにしろ、ウチには遠藤保仁という日本一のボランチだった見本がいて、
彼がコーチとしてついて教えているのだから、そりゃ上手くならないわけがない、なんてね。

そんな美藤選手の彼らしい写真もまだ撮りきれてない思いがある。
水曜日の試合でもダワン選手、美藤選手に少なくないシャッターを切っていたが、
一枚もピンと来る写真がなかった(フォーカスのピントはきても😅)。

試合の中で決定的なゴールシーンやその後の歓喜、
華麗にドリブルで抜けていくプレー、GK のスーパーセーブ。
そういったシーンが撮れれば満足感は高いし、まずそこを撮りたいとは思う。

だけど、それだけではわざわざ下手くそが観客席からレンズを向ける意味がない、と思ってる。
選手それぞれの、映像には映らない、彼らの特徴が見えるプレーを、一瞬を押さえたい。
いつもそう思っている。

そして今、そういう思いがあるからまだ写真を撮り続けていられる。

ややもすると、「写真を撮るのもカメラを持つのも、もうええかな」と思う昨今。
だから、そういう贅沢傲慢な望みだけが写真撮影に対するテンションを繋ぎ止めている。

(Z 9 + Z 400mm f/4.5 VR S)